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お墓について詳しく解説!建立する目的や流れを紹介

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先祖代々のお墓

お墓はいらない!?お墓がもつ役割

お墓には、「故人の遺骨を納めて供養する場所」「生きている人たちの祈りの場所」という大きく分けて2つの役割を持ちます。魂入れの儀式を行うため、お墓には故人の魂が宿ります。そして、その前で手を合わせることで冥福を祈り、感謝を伝えることができます。お墓とは、先祖のことを思い出すきっかけとなる大切なものなのです。

お墓とは

お墓とは、故人の遺体や遺骨を埋葬して礼拝する場所のことです。
現代では埋葬地に石碑を建立したもの概して「お墓」と呼んでいます。

広い意味では、埋葬した盛り土をした土まんじゅうや、塔婆(とば)のような木でできた墓標も「お墓」に含まれます。
昨今注目を浴びている”樹木葬”も、石碑を用いないものの、「お墓」に含むことができるでしょう。
この記事では、石碑を用いた、一般的な「お墓」についてご説明いたします。

供養の種類と費用相場

供養とは、亡くなった人に向けてお供え物をしたりお経を読んだり、冥福を祈ることです。
お墓は、この供養を行うための対象として、人々に大切にされてきました。

一般的な日本のお墓

継承墓
(相場:100~200万円)

墓石を建てるタイプで、先祖代々の墓として継承されていきます。「○○家之墓」「先祖代々之墓」などと刻まれていることが多いです。

勝海舟の夫婦墓

夫婦墓
(相場:100~200万円)

夫婦だけ二人が入るお墓です。継承者がいなかったり、子供へ負担がかけたくなかったりする人が選ぶ傾向にあります。永代供養が基本です。

仏壇式の納骨堂

納骨堂
(相場:50~100万円)

遺骨を納めるための収蔵スペースを備えた建物のことです。仏壇型、ロッカー型、自動搬送型など大きく分けて6種類の納骨堂があります。

大樹が生えている緑の丘

樹木葬
(相場:70~150万円)

墓石を建てる代わりに木を植えて、樹木をお墓の目印(墓標)とするお墓のことです。個別に遺骨を収蔵するタイプと、合同で収蔵するタイプがあります。

海洋散骨

散骨
(相場:3~100万円)

遺骨をパウダー状にして遺灰にし、海や山などに撒く方法です。最近では、宇宙に撒く宇宙葬や風船で飛ばすバルーン葬など、さまざまな散骨の方法があります。

手の中にあるハートのペンダント

手元供養
(相場:数千円~50万円)

自分のそばや自宅に遺骨を置いて供養をします。おしゃれな骨壷を仏壇に置く方法や、遺灰をダイヤモンドなどに入れてアクセサリーにする方法が主流です。

石材を使用したお墓の形

一般的に石材店で発注するお墓の形には、大きく分けて4種類あります。石材は自由に加工できることから、お墓に決まった形はありません和風のお墓にも、さまざまなデザインがありますが、近年では洋風デザインのお墓も増え、とくに宗派不問の霊園に行くとバラエティに富んだ石碑を目にします。

先祖代々のお墓

和型墓石
(相場:約165.2万)

伝統的な縦長の形をしたお墓です。「○○家之墓」「先祖代々之墓」などと刻まれていることが多いです。

花が供えられている五輪塔

五輪塔
(相場:約160万円)

丸い飾りがついた三角形の屋根の下に球形、四角形の石が連なっている形をしています。それぞれの形に意味があり、自然界の五大要素「空」「風」「火」「水」「地」を表しています。和型墓石の一種です。

霊園

洋型墓石
(相場:約160.5万円)

横長で背が低くすっきりとしたデザインの形をしたお墓です。洋型墓石は、形状により6種類の型があります。

デザインに凝った墓石

デザイン墓石
(相場:約166.5万円)

各石材店が独自に開発したり、オーダーメイドで発注したりして作られるお墓です。デザインは実にさまざまです。

※墓地の使用権利の取得費用・墓石工事費等を含む。費用参照元⇒2018年版 全優石お墓購入者アンケート調査結果

自然葬の種類とメリット・デメリット

自然葬とは、お墓を用いずに、海や山などの大自然に遺骨や遺灰を還す葬法のことです。

種類 特徴 メリット デメリット
樹木葬 樹木の元に遺骨を収蔵するお墓です。お墓の標が樹木です。
  • 自然に還ることができる
  • 墓石のお墓より費用が安い
  • 後継者の必要がない
  • 個別の石がある場合が多く、お墓参りができる
  • 承継できるお墓がほとんどない
  • 交通アクセスがよくない
  • 合祀墓や散骨と比較して費用が高い傾向
海洋葬 海の沖で遺骨をパウダー状にして撒き、供養する方法です。
  • 自然に還ることができる
  • 墓石のお墓より費用が安い
  • 後継者の必要がない
  • お墓参りができない
  • 立ち会いの際は、交通アクセスの悪い場所に行く必要がある
  • 天候によって実施できない可能性がある
宇宙葬 遺灰をカプセルに収め、宇宙に飛び立つロケットに乗せて宇宙へと散骨します。
  • 生きている間にはなかなか行けない宇宙に撒くことができる
  • 後継者の必要がない
  • 打ち上げが失敗する可能性がある
  • 打ち上げ後の軌道が追いきれない
バルーン葬 巨大な風船に遺灰を詰め、大空(宇宙)へと飛ばします。鎖骨先は宇宙です。
  • 生きている間にはなかなか行けない宇宙に撒くことができる
  • 後継者の必要がない
  • 打ち上げは一人分ずつしかできない
  • 天候によって実施できない可能性がある

納骨堂の種類とメリット・デメリット

納骨堂とは、建物の中で遺骨を保管してくれる場所のことを指します。代表的なタイプをご説明します。

種類・費用相場 特徴 メリット デメリット

ロッカー式の納骨堂

ロッカー型(約20万円)

鍵をかけられるロッカーの中に骨壺を納める。 作りがシンプルなため、費用が比較的安い。 個別の礼拝施設がない。

仏壇タイプの納骨堂

仏壇型(約30万円)

屋内に並んだ小型仏壇の下部に骨壺を納める。 納骨堂としてはスペースが広いのでお参りがしやすく、家族複数の遺骨を納めることができる。 費用が比較的高めである。

墓石タイプの納骨堂

墓石型(約100万円)

屋内に並んだ墓石の下部に骨壺を納める。 通常のようにお墓参りの気分を味わうことができる。 通常の墓石と比較して規模は小さい。費用が高め。

位牌タイプの納骨堂

位牌型(約5~10万円)

骨壺は一ヶ所に集められ、お参りは位牌に向かって行う。 遺骨を安置するスペースを取らないために、比較的費用が安い。 統一遺灰を用意しなければならない。遺骨の管理方法が寺院によってさまざま。

自動搬送式の納骨堂

自動搬送型(50~100万円)

骨壺は一ヶ所に集められ、お参りスペースに自動搬送されてくる。 市街地にお参りに行けることができる。 費用が高めである。

お墓を建てる場所「霊園」「墓地」とは

霊園・墓地とは、お墓を建てることができる場所のことです。それぞれについて簡単に解説いたします。

霊園とは

霊園とは、お墓を建てるために区画整理された場所で、いわゆる墓地のことです。しかし墓地と違うのは、公園の機能を持っている点です。
敷地内にはお墓が立ち並ぶだけではなく、樹木を植え、遊歩道が敷かれ、公園のように明るくきれいな環境が整えられています。

墓地とは

墓地とは、その字の通りお墓を建てる土地のことを指します。寺院が管理している寺院墓地を代表するように、広大な土地ではなくこじんまりとした大きさであることが多いです。

霊園と墓地の違い

霊園と墓地に明確な違いはありません。

ただし、霊園が公園の機能を持った墓地とするならば、明治以降に新設された墓地を霊園と呼んでもいいのかもしれません。
なぜならば、公園という概念は明治以前にはなかったからです。

現在で言うならば、地域共同体の中にある墓地や寺院の墓地よりも、公営霊園や民営霊園の方がより公園の機能をもっているため「霊園」と呼ばれているのでしょう。

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墓地・霊園の種類とメリット・デメリット

寺院墓地・公営墓地・民営墓地

霊園・墓地の管理者は、運営団体によって異なります。具体的には、4つに分類されます。それぞれの霊園・墓地のメリットとデメリットを見ていきましょう。

墓地・霊園の種類とメリット・デメリット

お墓を建てる場所である墓地・霊園は、管理者や運営団体によって異なります。具体的には、大きく分けて4つに分類されます。お墓を建てると決めたら、どの種類の墓地・霊園からお墓を建てるか考えましょう。

種類・画像 経営主体 管理 メリット デメリット
民営墓地(霊園) 宗教法人など 民間企業など
  • 宗派などの自由度が高い
  • 法要施設や駐車場など墓地環境が充実している
  • 区画面積や墓石のデザインなどを自由に選べることができる
  • 土地開発や管理にお金がかかっているため、管理などが高い
  • 石材業者が決められている
公営墓地(霊園) 自治体 自治体
  • 費用が比較的安い
  • 運営が自治体なので安心感がある
  • 宗教や業者の制限がない
  • 公募で抽選に当選しないと利用できない
  • 自治体によって条件が異なる
  • 書類などの手続きが面倒
寺院墓地 宗教法人 寺院
  • 手厚い供養が受けられる
  • 法要時に寺院を利用できる
  • 利用するために檀家になる必要があり、費用負担が増える
  • 石材店が指定されていることが多い
  • 墓地の面積や墓石のデザインに制限がある場合もある
共同墓地 自治体

自治体
(墓地管理組合)

  • 家からすぐの場所にある
  • 費用が安い
  • 管理者が自治会だから安心できる

  • 管理の質は墓地の管理体制によって異なる
  • 墓参りのたびに隣近所と顔を合わせることとなる
  • 他の家のお墓と比較しがちになる

お墓を建てる流れ

お墓を建てるためには、大まかに下記の流れとなります。

  1. 墓地の使用権利を取得する
  2. 依頼する石材店を決め、契約する
  3. 石材店による工事→完成
  4. 寺院による開眼供養と納骨

一つずつ、詳しく解説していきます。

1.墓地の使用権利を取得する

お墓を建てるにはまず墓地の使用権利(永代使用)を取得しなければなりません。

お墓を建てる場所は、公営霊園、民営霊園、寺院墓地、共同墓地などさまざまな形態の霊園・墓地から選ぶことができます。
立地や条件など、お墓を建てる人によってふさわしい場所はちがいます。

希望条件を出し合い、優先順位をつけるのをおすすめします。そして、条件に該当する霊園・墓地の資料請求を行い比較検討すると良いでしょう。

また、「管理の丁寧さ」「歩く道の補整具合」など資料ではわからない点を確認するため、実際に現地へ見学に行くとより良いです。

一生に一度あるかないかのお墓を建てる場所です。十分に検討し、自分たちにとって納得のいく墓地を見つけましょう。

2.石材店を決め、契約する

墓地の使用権利を取得したならば、次は実際に墓石を建てる施行業者を決めます。

業者を決める際には、2~3社から見積もりをとることをおすすめします。
墓石業界にはメーカーの希望小売価格はありません。小売店のさじ加減で、同じ大きさ、同じ形のお墓でも大きく費用が異なります。

また、お墓に携わるスタッフの人柄も大切な要素です。
比較検討することで、費用だけでなく、人柄や、石材店の信用度などを総合的に判断しましょう。

なお、お墓を建てる墓地や霊園によっては、石材店の指定があります。
その場合でも、可能であれば指定石材店以外からも見積もりをとりましょう。そして、指定石材店の見積もり金額が妥当なのか判断材料にするのをおすすめします。

もし費用に納得いかない場合は、早い段階で石材店と交渉するのが良いでしょう。

3.石材店による工事

石材店による墓石工事は主に3回に分けて行われます。

基礎工事

墓地の地盤を固めます。鉄筋を入れてコンクリートで基礎を作ります。

遺骨が納まるカロート部分は底部を固めないようにします。遺骨が土に還るようにするためです。

外柵工事

墓地の四方を囲む外柵を据え付けます。併せて、遺骨を納めるカロートを設置します。

石塔据付工事

最後に、石塔を据え付けます。その他、霊標や灯篭などの付属品も据え付けます。

4.寺院による開眼供養と納骨

石塔が完成してもそれはまだ「お墓」ではありません。
寺院に開眼(入仏)してもらうことで、お墓はお墓となります。
開眼供養(法要)には、家族や親戚も集まって、行いましょう。

また、遺骨がある場合は開眼法要と併せて納骨式が執り行われるでしょう。
石を動かして、お墓の内部のカロートと呼ばれるところに遺骨を納めます。
地域によって、壷のまま納めるケースと、壷から遺骨を出して土に還すケースがあります。

お墓を建てるときに必要な書類

お墓の購入には、必要な書類があります。書類がないと、新たに墓石を建てる工事ができないというように作業が止まるため、注意しましょう。

お墓の購入に必要な書類

お墓の購入に必要な書類は以下の3点です。

書類の名称 内容 発行元 提出先
埋葬許可証 墓地・霊園の区画に、遺骨を収蔵するための許可証。 自治体(死亡届と引き換え) 墓地・霊園の管理者
墓地使用許可証(永代使用書) 墓地・霊園の区画の使用するための許可証。 墓地・霊園の管理者 なし(保管)
工事届 墓石工事を行うための許可証。 石材業者 墓地・霊園の管理者

墓地の使用権利を取得したら、「使用許可証」が手渡されます。
その後の工事や納骨の際に必ず必要となる書類です。大切に保管しておきましょう。

また、お墓の建立工事には「工事届」を提出しなくてはなりません。「工事届」は、基本的にお墓を建てる墓地・霊園の所在地にある役所で入手し、提出します。

どのタイミングで提出するのか迷ったら、墓地・霊園の管理者か石材店に相談しましょう。

お墓を建てるときに気をつけること

お墓は一生に一度どころか、数世代に渡って家族の絆をつなぐ大切な場所です。

以下の点に気を付けながら、よりよいお墓を建てましょう。

  • 墓地選び
  • 石材店選び
  • 石材選び
  • デザイン選び

次の章で、詳しく解説いたします。

霊園・墓地選び

墓地を選ぶ際は、お墓参りしたくなるような環境を選ぶことが望ましいです。

自宅からの距離、お墓参りのしやすさ、周囲の環境、墓地内の設備などをまずはチェックしましょう。

墓地を選ぶポイントは実にさまざまです。次の章で詳しく解説していますので、確認しましょう。

霊園を選ぶポイント

それでは、霊園を選ぶ際のポイントは下記の通りです。

  • 立地
  • 種類
  • 宗教
  • 予算
  • 環境
  • 設備
  • 石材店

それぞれを詳しく解説していきます。確認しながら、何が自分にとっては優先順位が高いのかを考えてみましょう。

立地

まずはお墓参りの行きやすさを検証しましょう。歩いていく場合、車を使用する場合、公共交通機関を利用する場合などのさまざまな場合を考えておきましょう。

  • 種類

    公営霊園、民営霊園、寺院墓地などによって特性や機能が異なります。自分たちの建てるべきお墓が、どの霊園に適しているのかを考えましょう。
  • お墓は建てて終わりではありません。そこに自分の家の墓石がある限り、定期的に様子を見て手を合わせるべきです。忙しくてお墓参りに行く時間がない人には、閉館時間などの設定がない霊園を選ぶなどがおすすめです。
  • 宗教

    自分たちが属する宗教で、その墓地を利用することが問題ないか、あるいは利用が可能か、事前に確認しておきましょう。
  • 予算

    お墓をつくるためにはまとまったお金が必要です。霊園の費用だけでなく、その上に建てる石材の費用も必要となります。
  • 環境

    まわりは静かで、日当りがよく、お墓参りしたくなる環境かどうかを見渡しましょう。
  • 設備

    通路は歩きやすいか、駐車場は広いか、水回りはきれいに整備されているか。設備の充実度や管理の質は管理者によって異なります。
  • 石材店

    霊園によっては指定石材店を設けていることがあります。その場合、複数の業者との相見積もりをとることができません。その石材店が信用できるかどうかを見極めましょう。

石材店選び

石材店は複数の業者を比較検討するのがよいでしょう。

ただ予算だけで決めるのではなく、提案力や、社員の人柄なども考慮に入れましょう。

石材店の選び方や、石材店では何をやってもらえるのか詳しく知りたい人は、「石材店で買えるのはお墓だけではない!サービスや選び方を紹介」の記事を参考にしてください。

石材選び

自分たちの好みの色目を伝えたうえで、石材店に紹介してもらいましょう。

似たような目合でも、高いものもあれば安いものもあります。

それぞれの石材の特徴や違いをきちんと説明してもらうことが大切です。

デザイン選び

和墓であればまだしも、洋風のデザイン墓だと、石材店の提案力が問われます。

こちらの希望やイメージをきちんと伝え「一緒に作る」つもりで石材店と作り上げていきましょう。

霊園・墓地に関する注意点

霊園・墓地にまつわるトラブルもたくさんありますが、そのうちの一部をご紹介します。

  • 工事する石材業者が決められている

    民営霊園や寺院墓地などでは、工事する石材業者が決められていることが多くあります。
    複数の石材店を比較できず、業者のいいなりになってしまう恐れがあるため充分に気をつけましょう。

  • 墓地を承継するための手続きが大変

    墓地を次の代に承継するためには、法定相続人全員の同意が必要です。なぜなら、墓地などの祭祀財産は分割相続ができず、だれか一人が承継しなければならないからです。

    公営霊園ではこのあたりはたいへん厳しく書類の提出を求められます。
    民営霊園や寺院墓地などでは、管理者によっては柔軟に対応してくれるところもありますが、それがのちのちのトラブルの原因にもなりかねません。
  • 墓地の転売や譲渡はできない

    霊園から「墓地を買う」と思っている人が多いのですが、厳密には、その土地を買うのではなく、その土地の永代使用権を買うのです。ですから、墓地を買ったとしても登記の必要も、固定資産税の支払いの必要もありません。
    そのかわり、墓地が不要になった際は、きちんと管理者に返還しなければなりません。

お墓は人生で一度あるかないかの買い物です。
施主の思い込みがこのようなトラブルを招いてしまいます。
きちんと情報収集した上で、分からないことは霊園や地元の石材店に相談しましょう。

お墓に使用する石材について

墓石用の石材は国内外をあわせると300種類近くもあると言われています。
その中には、需要の多い石材もあれば、供給の少ない石材もあります。

また、石目や色目もさまざまで、グレー、白、黒、緑、ピンクなどがあり、特にどの石を選ばなければならないという決まりはありません。

国内産出の石材は150~200万円が相場

国内産出の石材もたくさんあるので、相場もとても幅広いのですが、石碑の費用だけで150~200万円程でしょう。

香川県の庵治石などの最高級石材になると、さらに数倍の費用がかかります。
火山地帯である日本列島ではさまざまな場所で上質な花崗岩(かこうがん)が採れます。

ちなみに、墓石に最も向いている石が花崗岩です。
マグマがゆっくり冷えてできあがった石なので、硬く、風化に強いのが特徴です。

代々の先祖を祀る石塔は末永く風雪に耐えなければならず、そのため花崗岩が一番適していると言えるでしょう。

東日本の代表的な産地は、福島県や茨城県。
西日本の代表的な産地は、香川県や愛媛県や岡山県。
その他、神奈川県や愛知県や佐賀県などが有名な産地です。

外国産出の石材は50~80万円

外国産出の石材はさらに安価に入手できます。50~80万円が相場の目安でしょう。
90年代から外国の石材を墓石に使用するようになり、中国の石材が主流です。
ここ最近はインド産の石が人気ですが、若干高めです。

外国で採れた石材のほとんどは、いったん中国の工場に集められて加工され、日本へ出荷されます。
そのため、近年の中国の経済成長に伴い、物価や人件費も高騰しています。
外国産出の石材は年々値上がり傾向にあるようです。

このようにお墓に使用する石は、産出エリアや種類によってその特徴や費用がさまざまです。
墓石について詳しく知りたい人は、下記に挙げる関連記事を参考にしてください。

一般のお墓(墓石)を綺麗に保つ掃除方法

お墓をきれいに保つ方法は単純です。こまめのお参りとお掃除です。
どんなものも、人の手の行き届いたものの方が長く、いきいきとするものです。
墓石には、目に見えないほどの小さな穴(細孔)があります。

目に見えないゴミやチリや排気ガスが時間をかけて細孔から入り込んで劣化の原因になります。
掃除の際は、水拭きとから拭き。これだけで充分です。
特殊な溶剤を使う必要もありません。こまめなお掃除を心がけましょう。

お墓に入れる文字について

心と墓標に刻まれているお墓

墓石は文字を刻むことで、その家固有のお墓になります。
仏石正面には「◯○家之墓」と彫刻します。

あるいは「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」など、その家の宗派の大切な言葉を刻むこともあります。

側面や裏面には建立者名や、先祖の戒名などを刻みます。
最近では、”墓誌”と呼ばれる板石に先祖の戒名などを彫刻します。

より詳しくお墓に彫刻する文字について知りたい人は、下記の記事も参考にしてください。

お墓を移動するときに行うこと(改葬)

遺骨を他の場所に移すことを「改葬」と呼びます。
改葬は自治体から許可をもらわなければなりません。
新しい契約先に”受入証明書”を発行してもらい、それを持参して役所に改葬許可を申請します。

具体例を挙げますので、参考にしてください。

大阪市にある「O霊園」から、横浜市にある「Y霊園」へお墓の引っ越しをするとします。

  1. 新しいお墓をY霊園に決める
  2. Y霊園から『受入証明書』をもらう
  3. 現在のお墓であるO霊園の管理者に相談する
  4. 大阪市役所から『改葬許可申請書』を入手し、作成する
  5. 『改葬許可申請書』にO霊園の署名捺印をもらう
  6. 大阪市役所に『受入証明書』と『改葬許可申請書』を提出し、『改葬許可証』をもらう
  7. 遺骨を取り出す
  8. O霊園のお墓を撤去して、Y霊園に移設する
  9. Y霊園に納骨する
  10. Y霊園に『改葬許可証』を提出する

改葬の手続きは窓口が多くて大変ですが、ひとつひとつをきちんとこなしていきましょう。
分からなければ、いま墓地のある町の役所に訊ねるのが一番良いでしょう。

また、改葬許可申請にはいまのお墓の管理者にも署名捺印をもらわなければならないでしょう。
あわせて、石材店への依頼も並行して行いましょう。

改葬について詳しく知りたい人は、「改葬でお墓問題を解消!いま増えているお墓の引っ越し」を参考にしてください。

お墓参りについて

お墓参りの時期に決まりはありません。自分たちが行きたいと思った時に行くのがいいでしょう。盆、彼岸、年末年始、故人の命日などにお墓参りに行きます。

また墓地や霊園は公共空間です。お参りの時は周りの人やお墓に迷惑にならないよう配慮が必要です。

お墓参りの基本

お墓参りには、必ず行かなければならないという日が決まっているわけではありません。しかし、多くの人がお墓参りに行く時期というものがあります。

ふさわしい時間 行くタイミング 持ちもの 服装

基本的には午前中(ついで参りなどと思われないように)

  • 命日
  • 月命日
  • お盆
  • お彼岸(3月・9月)
  • 年末・年始
  • 進学・就職・結婚等の転機
  • 掃除道具
  • 線香
  • ろうそく
  • 火をつける道具
  • お供え物(花、食べ物など)
特に決まりはない。(華美なものは控えると周囲の人への印象が良い)

お墓参りをするときに、厳密に守らなければならない決まりはありません。

お墓参りの流れ

お墓参りにも、基本的な流れがあります。家族や地域の慣習によって差はありますので、迷ったときは家族に確認するのがいいでしょう。

    1. お墓参りの持ち物をチェック
    2. 寺院墓地の場合は本堂にお参りする
    3. 両隣のお墓にお参りする
    4. お墓の掃除をする
    5. 先祖のお墓にお参りする

続いて、お墓参りのときに墓前に置くお供え物について解説いたします。

お墓参りに持っていくオススメのお供え物とマナー

墓地を清潔に保つためにもお供え物には、マナーがあります。下記2点を確認し、ご先祖様が喜ぶお供え物をお供えしましょう。

お墓参りにおすすめのお供え物

基本的に、お供え物はご先祖様にお供えするため、ご先祖様が喜ぶという点を考えて選ぶのがいいでしょう。

  • 故人の好きだった食べ物や飲み物
  • 季節に合わせた旬の食べ物

お供え物としては丸い食べ物を選ぶということも一つの手です。
なぜなら、丸い物は「円」であることから、故人との「縁」につながるという意味合いがあるからです。

お供え物のマナー
  • お供え物は持ち帰るのが基本食べ物や飲み物をそのまま置いておくと、動物に荒らされてしまったり、腐ってしまったりするため。
  • 敷地内で飲食することはマナー違反ではない…周囲の迷惑にならなければ、特に問題はない。

墓地や霊園の敷地内で飲食することに、抵抗がある人は多いと思います。その場合は、持ち帰って自宅で食べてしまいましょう。墓前でお供えした時点でご先祖様が召し上がっているため、仏壇に供えることは失礼にあたります。

お墓に供える花について

お墓に供える花に決まりはありません。
また、宗教による決まりも特にありません。
お花ではなく、樒(しきみ)や高野槙を供える地域もあるようです。

お墓に供える花について詳しく知りたい人は、「お墓に備える花の種類は?定番や意味を紹介」を参考にしてください。

お墓を持たない選択肢

お墓を持たずに遺骨を供養する、新たな方法も普及しつつあります。

最近では、「お墓」を建てる意味について考え、新たな供養法を検討する人が増えています。
「お墓」を建てても面倒を見る人がいない、そもそも建てられる費用を捻出できないなどさまざまな理由が挙げられます。

散骨

散骨とは、山・川・海などに、パウダー状にした遺骨を撒くことです。
最もポピュラーなのは海洋散骨でしょう。専門の代行業者も多数存在しています。

散骨を選ぶ理由には、大自然に遺骨を還すという自然回帰への思想や、墓守が不要だという合理性などが挙げられます。

また、費用も10万円前後からできるので、予算面での負担が少ないのも選ばれている理由でしょう。

より詳しく散骨について知りたい人は、「散骨は法律上問題ない!守るべきマナーや流れを紹介」を参考にしてください。

手元供養

手元供養とは、遺骨を手元に置いて、供養の対象とすることです。
骨壺やネックレス等に遺骨を納めることで、慰霊の場を身近なところに作ることができます。
従来であれば、埋葬であれ、散骨であれ、遺骨を自然に還していました。

しかし時代の流れで、仏壇やお墓を不要と考える人たちの間で、手元供養が普及しています。

手元供養についてより詳しく知りたい人は、「手元供養の種類や流れを紹介!故人を近くに感じられる供養法」の記事を読んでみてください。

お墓がないことで戸惑う人もいる

お墓を持たない新たな供養法は、ここ5年から10年で注目を浴びています。
少子高齢化や単身者の増加から、お墓の維持が困難だと考える人が増えているからです。

そのような実利性から見れば、お墓がない方が、楽で、負担が少なく、費用もかからないのでいいように見えます。

しかし、人間というのは面白いもので、ふとしたことで”目に見えないもの”の存在を感じ、考えるものです。

すでにこの世界からはいなくなってしまったご先祖様に会いたい! と思った時に、お墓がないことで戸惑いを感じる人はとても多くいるようです。
お墓は、自分のルーツである両親や祖父母や先祖に会える場所です。

また、親戚などこの世に生きているもの同士が集まれる場でもあります。
墓じまいが叫ばれて久しい時代ですが、いま一度お墓のよさを考えてみるのもよいかもしれませんね。

まとめ

お墓は亡くなった人を埋葬する場であり、祈りの場でもあります。お墓参りが身近なものに思えてくると、生活にぐっと深みが増すものです。

忙しい毎日かもしれませんが、少しだけ時間を作って、自分たちのルールであるご先祖様のお墓参りをしてみませんか?

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お墓について

お墓の購入は高額になる?!押さえておきたい10の購入の流れ

お墓を購入したいけど、「なにから初めていいのかわからない」「費用はどのぐらいが相場なの?」など、戸惑ってしまう人は多い傾向です。それもそのはずで、お墓は一生のうち何度も購入するというものではありません…続きを読む 2019年1月11日
納骨堂でもお参りに行ける!友人が墓参りに行くときのマナーや注意点

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納骨堂でもお参りに行ける!友人が墓参りに行くときのマナーや注意点

お墓参りは誰もがしたことのあることかと思うのですが、納骨堂へのお参りをしたことがないという人はたくさんいるのではないでしょうか。「納骨堂に眠っている友人にお参りがしたい」こう思い立った時に、ルールやマ…続きを読む 2018年12月28日
檀家制度ってなに?その成り立ちや実態をくまなく解説

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檀家制度ってなに?その成り立ちや実態をくまなく解説

檀家とは、菩提寺に祖先の供養を取り仕切ってもらう家のことです。そして、檀家と菩提寺の関係性を檀家制度と呼びます。地域共同体が崩壊し、人々は自由な土地に住み、それぞれの地域の寺院を選ぶようになりました。…続きを読む 2018年12月28日
墓地使用料には2つある!永代使用料と管理料の違いを解説

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墓地使用料には2つある!永代使用料と管理料の違いを解説

新しくお墓を建てたい、または改装・引越しを検討するとき、まず気になるのが墓地の使用料ではないでしょうか?どのような墓地・霊園であっても、基本的には使用料を支払わなければなりません。この記事ではこのよう…続きを読む 2018年12月28日
公営霊園の区画がほしい!募集倍率と申込方法を詳しく調べました

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公営霊園の区画がほしい!募集倍率と申込方法を詳しく調べました

さまざまな霊園の中でも圧倒的な人気を誇るのが公営霊園です。自治体が経営しているという安心感が、多くの支持を集めているようです。しかし、人気が高い分、取得は難しく、抽選となった区画の募集倍率は80倍に及…続きを読む 2018年12月28日
無縁仏も供養してもらえる!2つのケース別に考える生前準備と対策

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無縁仏も供養してもらえる!2つのケース別に考える生前準備と対策

人が亡くなった後、後継者が不在で供養をしてもらえないお墓や霊魂のことを「無縁仏」と呼びます。その言葉からも意味が分かるように縁のない仏・・・ものすごく寂しい印象を持つかもしれませんが、家族のつながりは…続きを読む 2018年12月28日
墓じまいの手続きを解説!霊園・役所・寺院それぞれでやるべきこと

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墓じまいの手続きを解説!霊園・役所・寺院それぞれでやるべきこと

墓じまいをする人が増えています。故郷から遠く離れた所に住む人や、あととりがいないためにお墓の継承ができない人たちが増えているからです。墓じまいをするためには、実はさまざまな方面とのやりとりが必要です。…続きを読む 2018年12月27日
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