【納骨堂】アイキャッチ画像

最近よく耳にするようになった「納骨堂」。
電車内や駅のホームなどのポスターや、テレビCMなどでも納骨堂の広告をよく見かけるようになりました。
広告の印象から、高級感のあるきれいな内装の建物の中で、スタイリッシュなお墓参りをイメージされる方も多いのではないでしょうか?

お一人様、ご夫婦、ご家族など、家族形態ごとの利用プランを選ぶことができるため、納骨堂は少子高齢化、核家族が進んでいる現代人のライフスタイルに適したお墓として、納骨堂が雑誌や新聞記事などのマスメディアに取り上げられる機会が増えています。

納骨堂への注目が年々高まっているのですが、実際に納骨堂がどんな仕組みのお墓なのか、詳しいことはあまり世間一般には知られていません。
マスメディアが伝える納骨堂の良い面ばかりではなく、注意すべき点も正しく理解しましょう。

この記事ではこのような問題解決に役立ちます!

  • 納骨堂ってどんなお墓なの?
  • 納骨堂が自分に合っているお墓なのか知りたい!
  • 納骨堂を選ぶときに注意すべきことって何があるの?
  • 納骨堂に興味があるけど、お墓の種類が多すぎて何を選べばいいのか分からない…。

この記事では、「納骨堂」についての費用・種類・仕組みなどの基本情報をまとめ解説しています。
また、実際に納骨堂を選ぶときに確認すべきポイントも紹介していますので、納骨堂をお墓として購入するか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

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後悔しないお墓のために今から準備してみませんか?

終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。
そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • 自分のライフスタイルに合ったベストなお墓はどういうものなのか知りたい
  • お墓選びで複雑な手順を簡単に詳しく理解したい
  • お墓選びで注意するべきポイントを詳しく知りたい

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。

情報収集するために、まずは気になる霊園・墓地の資料請求をしてみましょう。

納骨堂とは、どんなお墓?

納骨堂とは、故人の遺骨を納めるための収蔵スペースを備えた建物のことです。
ひとつの建物の屋内に、遺骨や骨壺を収蔵できるスペースが数多く立ち並んでいます。
一般的なお墓は遺骨を埋葬するための野外施設ですが、納骨堂は遺骨を収蔵するための屋内施設ですので、対照的な仕組みのお墓と言えるでしょう。

さまざまな寺院や霊園が納骨堂を運営しており、自治体などの公営・民営・寺院によって運営されている納骨堂など多種多様にあります。

納骨堂は、元々は「預骨(よこつ)」のための設備だったもので、墓石へ納骨をするまでの間に寺院などで骨壺を一時的に預かるためのものでした。
しかし今ではお墓の代わりとして利用したいというニーズが多く、大規模な納骨堂が増えてきました。

室内にある仏壇式納骨堂

納骨堂は、4つあるお墓タイプのうちの一つ

「お墓」といえば、屋外に立ち並んだ墓石や墓地を想像するかと思いますが、お墓の種類はそれだけではありません。
納骨堂は、大きく分けて4種類のタイプに大別されるお墓の一種です。

【4つのお墓タイプの特徴】

お墓タイプ 納骨堂 一般墓 永代供養墓 樹木葬
イメージ 位牌型の納骨堂 一般墓 永代供養霊前 樹木葬の風景
特徴 建物の中に遺骨を収蔵する棚などが並んだ施設。 屋外に石でできた墓石を建立する、いわゆる墓地や霊園。 他人の遺骨と一緒に、ひとつの大きなお墓に埋葬するためのお墓。 墓石の代わりに樹木を墓標としたお墓。
お墓の場所 屋内 屋外 屋外・屋内 屋外
購入価格 利用期間に応じた使用料 永代使用料+墓石工事代 永代供養料 利用期間に応じた使用料+墓標などの付属品がつく場合はオプション代
利用期間 3年・13年・33年など、プランに応じた期間を選ぶ 管理料を支払い、お墓の継承者が続く限り永年 永年 樹木葬ごとに様々

※上記は一般的な特徴です。それぞれの墓所によって特徴は異なる場合があります。

納骨堂は、遺骨を埋葬・埋蔵するのではなく「収蔵」する施設

「埋葬(まいそう)」、「埋蔵(まいぞう)」、「収蔵(しゅうぞう)」それぞれの言葉の意味の違いについてご存じですか?
似たような言葉ですが、それぞれ意味が異なります。

日本の「墓地、埋葬等に関する法律」の第2条によると下記のように記され、それぞれ区別されています。

  • この法律で「埋葬」とは、死体(妊娠四箇月以上の死胎を含む。以下同じ。)を土中に葬ることをいう。
  • この法律で「墳墓」とは、死体を埋葬し、又は焼骨を埋蔵する施設をいう。
  • この法律で「納骨堂」とは、他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設をいう
厚生労働省 から引用

元々「埋葬(まいそう)」とは厳密に言うと土葬の指していたのですが、今では「埋蔵(まいぞう)」と同じように火葬したご遺骨を葬るという意味としても使用されています。

この「埋蔵」と「埋蔵」には「埋める」という意味を含んでいます。
一方「収蔵」には、埋めるという意味は含まれず、「安置する」という意味合いになります。

つまり納骨堂とは、火葬した遺骨を安置するための施設なのです。

納骨堂は、期間を選択して利用するお墓

納骨堂は、使用申し込みをする際に利用期間を選択する場合がほとんどです。
よくある利用期間のプランは下記の通りです。

  • 3年
  • 13年
  • 33年

三回忌、十三回忌、三十三回忌など、法要の節目に合わせた利用プランが用意されている納骨堂が多くみられます。
回忌法要までは故人ごとの個別の納骨堂でしっかりと供養を行い、その後は永代供養墓など他人と共同のお墓へ遺骨をまとめて合葬(がっそう)するという流れが一般的です。
利用期間を後から延長できる場合もあります。

納骨堂はお墓の代わりとしても利用できる

元々は一時的な利用が中心であった納骨堂ですが、今では代々のお墓として利用する方も増えています。
稀に、一般的なお墓と同様に長年使用し続けることができる納骨堂もあります。
ただし管理料の支払いが滞ると、当然ですが利用することができなくなり、収蔵してたご遺骨を合祀(他人の遺骨と一緒に埋蔵される)されることになります。

納骨堂とはどんなものなのかが大まかに分かったところで、次は詳しい特徴を見てみましょう。

納骨堂を利用するメリット・デメリット

メリットとデメリットを考える男性納骨堂の特徴を、メリットとデメリットに分けてまとめました。それぞれを確認して、じっくり検討しましょう。

納骨堂の5つのメリット

納骨堂には、お墓とは違った良い点があります。それぞれ、具体的にどういった点がメリットなのか見ていきましょう。

納骨堂のおすすめポイント・メリット

  • 少人数で利用する場合、購入費用が安く済む
  • 駅近にあることが多く、アクセス至便
  • お墓掃除や管理の手間がかからない
  • 空調の効いた屋内で、快適にお墓参りすることができる
  • 万が一、無縁仏になってもお墓が荒れ果てる心配がない

少人数で利用する場合、購入費用が安く済む

一般的なお墓を建てるためには墓地と墓石を購入しなければなりません。
納骨堂の費用は墓石を建てる費用がかからないため、ほとんどの場合お墓よりも安く済みます。
施設によって費用感は様々ですが、はじめから合葬するタイプともなると費用はさらに安くおさめることができます。

駅近にあることが多く、アクセス至便

墓地を購入しようとすると、都心部では価格が上昇して購入費用がかさみます。
かといってあまりに郊外や自宅から遠い場所に墓地を購入してしまうとお墓参りそのものが大変になってしまいます。

納骨堂は階層のある屋内施設ですので、墓地や霊園のように広大な土地は必要なく、都市部に建てられていることが多いため、自分たちがお参りしやすい場所に購入することができるでしょう。
駅が近くて徒歩で通えるなど、生活圏内の範囲に位置するところが多く、大変便利です。

お墓掃除や管理の手間がかからない

納骨堂は建物の中の施設です。
お墓のように野外で雨や風にさらされることがありません。
墓石磨きや雑草抜きのような、労力を要する掃除の必要がありません。
お墓参りの際に掃除用具の持参もいらず、手ぶらで参拝することも可能です。

空調の効いた屋内で、快適にお墓参りできる

納骨堂は屋内なので、季節や天候に関わらず屋根がある場所でゆっくりとお墓参りをすることができます。

万が一、無縁仏になってもお墓が荒れ果てる心配がない

通常のお墓では、もしお墓を承継してくれる人がいなくなって無縁仏となってしまった場合、手入れをする人がいなくなり、墓石が汚れたまま、雑草が伸び放題という悲惨な状態になってしまいます。

一方、納骨堂ではそのような心配はなく、利用期間が満了したらご遺骨を合祀墓へ移して、永代供養をしてくれます。
そのため承継者や無縁仏などの心配は要りませんし、安心して眠ることができるのです。

納骨堂の5つのデメリット

一方、納骨堂を選ぶときにきちんと考えた方がいいデメリットもまとめました。

納骨堂で注意すべきこと・デメリット

  • 納骨するスペースに制限がある
  • お墓参りの時にお線香を焚けない
  • 個別にお墓参りできず、共同スペースで参拝する場合がある
  • 最終的に遺骨は合祀される
  • 地震や災害、建物の老朽化への不安

納骨するスペースにに制限がある

納骨堂では、基本的には骨壺のまま遺骨を収蔵します。
土に還るわけではないのでずっとそこに残ったままです。
スペースにも限りがあるために、遺骨が多い場合は収まりきらないということも起こる可能性があります。

お墓参りの時にお線香を焚けない

屋内納骨堂では、火災の危険性に配慮して、お線香に火をつけてくべることが禁止されている場合がほとんどです。
代りに火を使わないお香をあげたり、電子式のロウソクを使うこともあります。

個別にお墓参りできず、共同スペースで参拝する場合がある

納骨スペースは個別に区切られていますが、すぐ隣に他の人のご遺骨が収蔵されていて、一般的な墓地でのお墓参りに慣れている人にとってはとても窮屈に感じられるかもしれません。
また、納骨堂によっては、お参りをする場所が共用になっていることもありますので、どのようにお墓参りをすることができるのかも考えて納骨堂を選びましょう。

地震や災害、建物の老朽化への不安

納骨堂の場合、万が一地震が起きた際に、収蔵しているご遺骨がそのまま無事である保証は得られません。
また、建築物である以上、年月と共に段々と老朽化していくことは避けられません
建物の補修や改築についてきちんと考えられているのか、納骨堂の管理者に尋ねておきましょう。

【タイプ別】納骨堂の価格相場・特徴

納骨堂には様々な種類があり、その特徴はタイプ別によっても異なります。
納骨堂のタイプは、大きく分けると4種類あります。
それぞれの納骨堂タイプついて、特徴や価格相場を詳しく解説いたします。

    • 納骨堂タイプ1:ロッカー型
    • 納骨堂タイプ2:仏壇型
    • 納骨堂タイプ3:自動搬送型
    • 納骨堂タイプ4:位牌型

それぞれ見た目に異なる特徴があります。一つずつ詳しく解説いたします。

      • タイプ1:ロッカー型の納骨堂

      • ロッカー式の納骨堂
      • 遺骨をコインロッカーのような扉のついた収蔵棚に保管します。
        供養する場所として味気なく感じる、心理的に抵抗を感じる、という方もいらっしゃいます。
        手前に花などを供える簡易のスペースを設けているタイプもあれば、遺骨を取り出して共有の礼拝スペースで手を合わすタイプもあります。
      • ロッカー型納骨堂の価格相場:20~50万円程度

        ロッカー型の納骨堂は、1体~数体分の骨壺が収められるくらいの大きさが主流で、納骨堂の中では比較的安価な部類となります。
        使用するスペースの広さ、利用年数などによって価格は変わってきます。
      • タイプ2:仏壇型の納骨堂

      • 仏壇タイプの納骨堂
      • よくある仏壇型納骨堂の形状は扉が二段に分かれていて、上段が仏壇スペース、下段が納骨スペースになっています。
        上段の扉を開くと宮殿(くうでん:仏さまが納まる場所)があり、本尊や位牌に向かってその場で礼拝することができます。
        仏壇型の納骨堂については「納骨もできて手も合わせられる 仏壇型の納骨堂をご紹介します」という記事でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
      • 仏壇型納骨堂の価格相場:50~200万円程度

        仏壇型は、遺骨の収蔵と礼拝スペースを兼ねた施設です。
        1人用、2人用、家族用などと様々なタイプがあります。
        納骨壇全体のスペースの広さ、上段の仏壇スペースのしつらえの豪華さなどによって価格が異なります。
        地域によっても価格帯は異なりますが、コンパクトで安い納骨壇で約50万円。一般的な相場が約100万円。高いものだと約150~200万円くらいが価格の目安となるでしょう。

  • タイプ3:自動搬送型の納骨堂

  • 自動搬送式の納骨堂
  • 近年、この自動搬送型の納骨堂が増えてきています。
    自動搬送型納骨堂は、ビル全体が納骨堂になっていて、普段はバックヤード保管されている骨壺を、お墓参りの度にコンピューター制御によって参拝スペースへと運ばれるシムテムです。
  • お参りを行う参拝スペースには共用の墓碑が据え付けられており、一般的な墓石に向かってお墓参りをしているような感覚で参拝することができるのが特徴です。
    ICカードをかざすことで、該当するご家族の遺骨が自動で参拝スペースの墓碑まで運搬されてセットされます。
  • 土地不足の都心部において、お墓不足を解消させるためにできたもので、「ビル型納骨堂」「マンション型納骨堂」「自動搬送式納骨堂」などとも呼ばれています。
  • 自動搬送型納骨堂の価格相場:80~200万円程度

    自動搬送型の納骨堂は、近年急増している先進的なお墓で、コンピューターによる制御システムと、スタイリッシュな内装や外観、充実した設備が特徴的です。
    1人用や2人用だと80万円前後、複数人で利用できるご家族用だと100~200万円近くするでしょう。

  • タイプ4:位牌型の納骨堂

  • 位牌タイプの納骨堂
  • ひな壇状になっている棚に、ご遺骨や位牌を並べるかたちの納骨堂です。
    お参りは共用の礼拝スペースやご本尊に向かって行います。
    ロッカー型や仏壇型と比べて個別の占有スペースがとても少ないため、納骨堂としては最も安価なタイプでしょう。
  • 位牌型納骨堂の価格相場:10~20万円程度

    位牌型の納骨堂は、本堂や納骨堂のひな壇に位牌や骨壺が並んでいるだけのシンプルなつくりです。
    安価なものだと、骨壺ではなくご遺骨の一部のみを収蔵し、一つ一つのこじんまりとした位牌がずらっと並びます。
    位牌ではなく、小さな仏像の中に遺骨を収蔵するものもあります。
  • このように、納骨堂には数多くのバリエーションがあることが分かります。
    ここでご紹介した納骨堂タイプの他にも、ニーズに応えるかたちで様々な供養スタイルの納骨堂が次々と増え続けています。


納骨堂が増えている理由は、核家族化と終活意識の高まり

近年、納骨堂の数が増えてきている背景には、少子高齢化・核家族化、都会への人口集中などの社会問題の変化によって人々の供養に対する考え方が少しずつ変化してきたことがあります。
家単位のお墓の維持が難しくなっているご家庭が増え、個人や少人数単位でのお墓がどんどん増えてきており、「お墓の在り方」は今まさに過渡期であると言えます

ご家族の人数や状況、供養にかける費用、お墓の継承問題への意識は変化しており、手間がかからず安価な納骨堂が人気になってきてると考えられます。

納骨堂が増えている理由

  • お墓の後継者がいないご家庭が増えた
  • 都市へ人口が集中し、人口密度の高い地域のお墓にニーズが増えた
  • 核家族化により、小規模なお墓へのニーズが増えた
  • 終活が流行り、費用の安さを重視する風潮がある

現在は、お仕事での転勤・転職や、家庭などそれぞれの事情によって、昔のように同じ場所にいつまでも住み続ける人の割合は減少傾向にあります。
そのため、お墓を建てても近所で管理や掃除などの面倒を見ることのできる人がいない、という事態が起こってきています。
過疎化していく地域や地方では、お墓参りに訪れる人が絶えて、墓地が荒れ果ててしまっているところも多くあるのです。

お墓を継いでいく人のいないご家庭にとっては、切実な問題となっています。
そんな人たちにとって、継承者が不要な納骨堂はとてもありがたい存在といえます。

仏壇式の納骨堂

また、納骨堂は、お墓を建てるよりも比較的安い値段で納骨することができます。
墓地を購入し、墓石を建てるとなると、多額の費用を準備しなければなりません。
しかし納骨堂は墓石をつくる費用がかからない分、購入費用を安く抑えることができるのです。

ここ最近の風潮では、自分で自分のお墓の準備をしておくという終活意識が高まっています。
老後の資金運用と合わせてお墓にかける予算を考えた時に、費用のバランスに悩む方が多くなっています。

バブル崩壊後の景気低迷や、ライフスタイルの変化といった社会状況の中で、納骨堂は供養の行き場に困る人たちの受け皿になっています
人気の秘密はまさしくここにあるのです。

納骨堂はこんな人にぴったり

納骨堂は、現代人のニーズやのライフスタイルに合っていることから人気が高まっている供養方法です。
では実際に、どのような人にとって適したお墓なのでしょうか?
納骨堂の特徴を踏まえて、終の住処として納骨堂が合うであろう人の特徴をご紹介します。

子供がいない、お墓の跡継ぎがいない方

お子様や親戚などお墓の後継者となる方がいない場合、自分のお墓を持つことにためらいを感じられると思います。
しかし、利用期間を定めて申し込みができる納骨堂であれば、一般的なお墓と違って永年利用を前提としていないので、お墓の継承者がいなくても利用可能です。

子供やお墓の跡継ぎはいるが、お墓の面倒を任せるか悩んでいる方

お墓を継いでくれるお子様はいるけれど、未婚であったり、孫がいなかったり、将来的な継承に不安を感じているご家庭が近年増えています。
そういったお悩みがあるご家庭でも、納骨堂であれば期限を区切って利用できるため、供養の場として選ばれています。

また、お子様がいらっしゃっても「子供に自分達のお墓の面倒をかけたくない」という親御様の声がかなり増えています。
結婚して実家を離れた娘さんであったり、お子様のお仕事に転勤の可能性があるとか、遠方に住んでいらっしゃるといった理由から、お墓の管理をさせることに気が引けてしまうというお悩みがよく聞かれます。

お墓や供養は、本人だけのものでなく、遺されるご家族にとっても大切なことです。
親の立場や気持ちだけでお墓を選ばず、親子で一度話をしてみて、お子様自体はご両親のお墓や供養についてどう考えているのかをぜひ聞いてみてください。

自分一人だけ、または夫婦だけのお墓に入りたい方

自分一人が眠れるお墓を探している方、またはご夫婦二人だけが入れれば十分、という方に納骨堂はぴったりです。
納骨堂は、ひと区画単位の価格ではなく、利用人数ごとの価格設定になります。
少人数であれば、一般的なお墓を購入するよりも納骨堂のほうが安く済むかもしれません。

お墓について考える夫婦

頻繁にお墓参りをしたい方

納骨堂は、交通アクセスのよい駅近にある場合が多いです。
頻繁にお参りに訪れたい方にとってアクセスの利便性は重要です。

また、将来的にどうしても高齢になるにつれて車の運転が難しくなってきます。
駅近の納骨堂であれば、家族や介護ヘルパーの方に頼らず、自分一人でもお墓参りしやすい環境です。

お墓にお金をかけたくないが、人並みの供養はしたいという方

お墓にあまりお金をかけたくないけれど、他人の遺骨と一緒にされてしまう永代供養墓ではちょっと味気ない…と考える方にとって、納骨堂は丁度よい選択肢と言えます。

回忌法要までは納骨堂で供養を行うことで、故人にとっても、供養を行うご家族にとってもある程度の納得感を得られることができます。

また、近しい親類ではなく、縁遠い親戚の方が独り身でお亡くなりになり、他の身寄りのあてがなく遺骨を引き取ることになって供養先を探している…、といったケースもあるようです。
激安の永代供養墓に入れてしまうのは何となく忍びないと感じ、かと言って立派なお墓を用意してあげるほどの義理もなく…といったご事情にも納骨堂はぴったりと言えます。

今あるお墓を墓じまいしたい方

将来の継承者問題への不安や、掃除や管理が行き届かないといった理由から、先祖代々のお墓を撤去する「墓じまい」を検討される方が年々増えています。

先祖代々の墓石を撤去した後、お墓の中に埋蔵されていたご遺骨の再供養先として、お墓の掃除や管理の手間がかからない納骨堂は選択肢の一つとなります。

このように見て分かる通り、供養をどのように行ったらいいか悩んでいる方にとって、納骨堂は一つの解決策となっています。
もし自分に当てはまるものがあれば、納骨堂についてさらに詳しい検討を進めてみましょう。

    納骨堂は、一般的なお墓とどう違うのか

    お墓選びをする上で、納骨堂と一般的な墓石のお墓と、どちらが自分や家族にとって合っているお墓なのか?ということも考えなければいけません。
    初めから納骨堂だけにこだわって選択肢を狭めず、どちらがより自分の家庭環境やライフスタイルに合っているか、比較しながら考えてみてください。

    特に、お墓の継承者に悩みをもっていない方にとっては、納骨堂よりも一般墓のほうが合っている可能性もあります。
    納骨堂と一般墓、それぞれの特徴にどのような違いがあるのかを理解しましょう。

    【鵯越墓地】アイキャッチ画像

    納骨堂は利用期限があるが、一般墓は永年使用

    納骨堂は、利用する期間に応じた使用料を支払うスタイルが一般的です。
    一方、一般墓は子供や孫の世代へと代々継承していくことが前提になっていて、お墓の継承者が続く限り無期限で使用するお墓です。

    従来通りに家族で一般墓を永代使用することが難しいと感じるようであれば、納骨堂を検討してみるのもいいかもしれません。
    ゆくゆく継承者が不在になってしまった場合の墓じまいの必要がないため、多様なライフスタイルに応える形で納骨堂は人気を集めています。

    納骨堂は屋内の収蔵施設で、一般墓は屋外にある埋蔵墓地

    納骨堂と一般墓の大きな違いのひとつに、遺骨を収める場所の違いがあります。
    納骨堂は「堂」と名前に付く通り、遺骨を屋内の施設に収蔵します。
    対して一般的なお墓は、屋外に墓石を建てて、墓石の内部収蔵にあるカロートと呼ばれる納骨スペースに骨壺を埋蔵します。

    詳しくは下記の記事もぜひご覧ください。

    屋内納骨堂だとお墓参りが快適

    納骨堂は、骨壺や骨袋などに遺骨を納めて、屋内の収蔵施設に安置をします。
    お参りも屋内で行うため、空調の効いた施設内でゆっくりと過ごすことができます。
    雨風などの天候や、猛暑などの季節を気にせずにいつでも気軽にお墓参りできます。

    一般墓は、日本古来から続く埋葬風習

    一般墓は野外に設置され、その地下にご遺骨を埋蔵することが特徴です。
    古くは日本では、亡き人の遺体を土に埋めて、その上に石を載せてお墓としてきました。
    遺体や遺骨を土に埋めて自然に還すという営みは、今も海外で風習として続いている国もあります。
    現代の日本では、遺体を土葬するのではなく、火葬した焼骨を骨壺に入れて埋蔵するかたちに変わっています。

    また、日本人は古来より森羅万象に魂が宿るものと考える自然崇拝を行っており、特に岩や石は信仰の対象でした。
    石を礼拝の対象にするところに、儒教や古神道の影響を見ることができます。
    中国が発祥の儒教では、人は死後、魂は天に還り、魄(はく:肉体、転じて遺体や白骨の意味)は地に還ると考えた「魂魄(こんぱく)二元論」が根底にあります。

    納骨堂とよく比較検討される、永代供養墓や樹木葬との違いとは

    納骨堂の購入を検討されている方がよく比較検討されるものとして「永代供養募墓(えいたいくようぼ)」と「樹木葬(じゅもくそう)」があります。
    それぞれの特徴を理解して、どのお墓タイプが自分にとって適しているか、納骨堂がベストな選択肢なのか、じっくりと考えてみましょう。

    慰霊塔に合祀をする合祀墓

    納骨堂と永代供養墓との主な違いは、合祀のタイミング

    納骨堂はあくまでも個々の遺骨を安置するスペース・施設全体のことを指します。
    永代供養墓は合葬(がっそう)・合祀(ごうし)される大きな一つのお墓です。

    ただ納骨堂も最初から合葬・合祀するタイプ、一定期間が経ってから合葬・合祀するタイプなどのバリエーションもあります。
    そのため、最終的には永代供養されるということで、納骨堂と永代供養はよく一緒にされたり間違いそうになると考えられます。

    下記の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

    納骨堂と樹木葬との主な違いは、遺骨の埋蔵方法

    納骨堂も樹木葬も、個人や夫婦向けの供養プランが豊富にあり、少人数でお墓を利用したい方にとっては比較対象になります。

    納骨堂は屋内に骨壺などを安置しますが、樹木葬は野外の地中に遺骨を埋蔵します。
    お墓の見た目や印象、お墓参りする時の環境がずいぶん異なりますので、実際に見学をして気に入るほうを選ぶとよいでしょう。

    納骨堂を選ぶ時に気をつけて欲しい4つのポイント

    納骨堂を終の住処として選ぶ場合、どこの納骨堂にするかを選ぶ際には以下の点に気をつけるとよいでしょう。

    • 交通アクセス
      まずは自宅から行きやすい場所にあるかどうかを見極めましょう。
    • バリアフリー
      いまは足腰が丈夫でも、年齢を重ねるとお参りも大変になります。
      バリアフリー設備の充実度を確認しておきましょう。
    • 宗旨・宗派
      どの宗旨宗派でも受け入れてくれるかを確認しましょう。
      もしかしたら、その寺院への入檀(檀家になること)を求められることが稀にあります。
    • 安置期間と更新について
      納骨をしてから一定期間をすぎたら合祀になるケースが多いようです。
      大切な遺骨の取り扱いです。
      期間と更新についてもきちんと確認しておきましょう。

    運営母体による納骨堂の違い

    寺院墓地・公営墓地・民営墓地

    納骨堂を選ぶ際に、運営母体についても調べてください。
    納骨堂の運営母体は、3つの種類に分類することができます。
    寺院が運営や管理を行っている寺院納骨堂、また自治体などが運営・管理を行っている公営納骨堂、宗教法人などが経営母体となっている民営納骨堂などです。
    一つずつ、詳しい特徴を解説いたします。

    寺院納骨堂

    お寺が寺院内に建てている納骨堂で、運営や管理もお寺が行っています。
    寺院でお墓を建てるには檀家になる必要があったり、宗派が違う場合には改宗することが条件となっていることが多いのですが、納骨堂の利用については広く門戸が開かれていて、檀家にならなくても申し込みできる場合がほとんどです。
    そのため、寺院納骨堂といってもそれほど敷居は高くなく、利用しやすくなっています。
    寺院であれば普段の供養、また法要などの行事や、永代供養などについても安心して任せておくことができます。

    寺院にある納骨堂の特徴

    • お寺に本堂があり、法要を執り行える
    • 住職がいるので安心して供養を任せることができる
    • 檀家にならなくても宗派を問わず利用できる

    公営納骨堂

    都道府県や市町村などの自治体が経営母体となって運営や管理を行っているのが、公営納骨堂です。
    公営納骨堂は、寺院納骨堂や民営納骨堂に比べると、比較的リーズナブルな価格が魅力です。
    自治体が運営をしているため、安心して利用することができます。

    ただし、公営納骨堂は誰もが利用できるわけではないので注意が必要です。
    それぞれの自治体が定めた条件を満たした人しか利用することができません。
    自治体によって利用条件は様々ですが、その自治体の地域内に住んでいることや居住年数が利用条件となるケースが多くあります。

    公営納骨堂はとても人気が高く、希望する人全員が利用するとも限らないのが現状です。
    応募して当選してもすぐには利用できないこともありますので、利用条件をよく調べて検討するようにしましょう。

    公営の納骨堂の特徴

    • 使用料が比較的安い
    • 自治体によっては公営納骨堂がそもそもない地域もある
    • 利用条件を満たしていないと申し込みができない場合もある
    • 人気の納骨堂は抽選で利用者が選ばれる

    民営納骨堂

    宗教法人や社団法人、財団法人などが運営母体となっているのが、民営納骨堂です。
    民営納骨堂は寺院などの宗教法人が主な経営主体となってはいますが、納骨堂の利用に際して宗教や宗派を問われることはほとんどありません。

    公営納骨堂に比べると使用料は少し高めではありますが、内装や設備が充実していたり、プランのバリエーションが豊富に取り揃えてあったりと、個性的なサービスも多く見られます。
    最近はお墓に対する意識が多様化してきていますので、そのニーズに応えるべく様々なな工夫がされているのが民営納骨堂です。

    納骨堂にも色々な種類がありますので、ご自身もご家族も納得のできる、後悔することのないものを探しましょう。
    様々な納骨堂を見比べて、しっかりと選ぶ必要があります。

    民営の納骨堂の特徴

    • 申し込んだらすぐに利用できる
    • 形状や利用プランのバリエーションが豊富
    • 設備、サービスが充実している

    納骨堂探しから契約、納骨するまでの流れ

    納骨堂が「自分や家族のお墓に良さそう」と思った方は、次に、どこの納骨堂にするか情報収集を始めましょう。

    納骨堂は大事な遺骨を預ける施設です。
    どの納骨堂を利用するかどうか、広告やネットの情報だけを見て決めてしまうには、ちょっと大き過ぎるお買い物と言えます。
    どんなお墓を選ぶかは、自分自身のためだけではなく、ご家族や親族にとっても大切なことですから、慎重に選ばないといけません。

    納骨堂を購入するまでの流れは下記の通りです。
    一つひとつじっくりと確実にこなしていきましょう。

    1. 1. 納骨堂の情報を探す
    2. 2. 問い合わせる・資料請求をする
    3. 3. 現地見学へ行く
    4. 4. 申し込みをする
    5. 5. 納骨を行う

    それぞれ順を追ってみて詳しくみていきましょう。

    1. 納骨堂の情報を探す

    まずはインターネットなどで納骨堂の情報を調べてみましょう。
    あらかたの納骨堂情報はネット検索を得ることができます。
    自分たちが望むエリアにどのような納骨堂があるのかを確認し、気になるところをピックアップします。

    • インターネットで検索
    • 地域のフリーペーパーや情報誌を見る
    • チラシ、電車やバスなどの広告

    仏教寺院が運営している納骨堂などは、あまりインターネット上で情報発信されていないこともあります。
    ネット上には出ていない隠れた納骨堂が、実はあなたのお住いの近くにあるかもしれません。
    地域情報が集まっているフリーペーパーに情報が掲載されていることも多くあります。

    希望エリアの納骨堂が見つかる!

    ライフドットなら、希望条件で絞り込むことであなたにぴったりの納骨堂が見つかります。
    まずは希望の都道府県を選んでどんな納骨堂があるかチェックしてみましょう。

    納骨堂を探す

    2. 問い合わせ・資料請求をする

    気になる納骨堂が見つかったら、資料請求や見学予約をしましょう。
    数多くの納骨堂を比較する場合はまず片っ端から資料請求を行い、資料をみながら検討をしましょう。
    その中からまたいくつかの絞り込みを行い、見学予約を行います。

    3. 現地見学へ行く

    気になる納骨堂を3~4か所ほどに絞り込むことができたら、実際に現地に出向きましょう。
    境内の雰囲気、住職や管理スタッフの人柄など、現地でしか確認できないことがあります。

    見学のポイントは、まず自宅からのアクセスがスムーズであるか、どのくらいの時間がかかるか、などを実際に体験しながら自分の目でしっかりと確認をしていきます。
    設備や、環境、納骨の方法や管理、また仕組みなど、どのように行い、どのくらいの費用がかかるのかなどの確認を行います。

    分からないことはメモなどにとり、案内を行ってくれる担当者に質問をして、疑問やモヤモヤが残らないよう、その場で全て解決するようにしておきましょう。
    そして実際に見学をして分かったことを元に、家族とよく相談して決めるようにしましょう。
    時間がかかっても焦らずじっくりと、誰もが納得の答えを出すことが肝心です。

    納骨堂でのお墓参り方法もチェックしてください!

    納骨堂ではどのようにお墓参りをするのか気になりませんか?
    一般的な墓地と同じように予約などしなくてもいつでも自由に参拝するところがほとんどで、屋内なので、日が落ちて暗くなってからでも安心してお墓参りをすることができます。
    ただし夜間など受付時間外には建物自体が施錠されてしまいますので、受付時間の確認をしておくようにしましょう。

    4. 申し込みをする

    実際に見学をして気に入った納骨堂があれば申し込みを行い、利用契約をしましょう。
    納骨堂の場合、現地見学をした日にそのまま申し込みまで済ませる方も多くいらっしゃいます。
    契約書を取り交わすには、判子や提出書類などが必要になってきますので、利用規約や契約書の内容をしっかりと確認してください。

    特に以下の2点は注意しておきましょう。

    • 万一経営が破綻するようなことが起きた時、どのような対応をしてくれるのか。
    • 供養の期間を設けている場合、その期間を過ぎた後の遺骨の取り扱いをどうするのか。

    5. 納骨を行う

    納骨堂の申し込みを行ったら、納骨をすることができる状態になります。
    納骨堂の種類にもよりますが、骨壺のままで納骨をするのが一般的です。
    利用スペースの狭い納骨堂の場合は、少量の分骨ご遺骨を分骨用の小さな骨壺に移し替えて納骨をします。

    なお、「納骨堂でも開眼供養はするの? 意味や流れをわかりやすく解説」でも解説していますが、納骨堂ができたときや納骨時に開眼供養をすることがあります。
    利用する納骨堂が決まったら、納骨前に管理者に開眼供養をすべきか確認するようにしましょう。

    納骨堂についてよくある質問

    納骨堂に関するよくある質問をまとめています。納骨堂を検討する際の参考にしてみてください。

    納骨堂と永代供養墓はどちらがいいですか?

    価格や管理方法が異なるので、一概にどちらがいいとは言えません。
    最も大きな違いはご遺骨の埋蔵方法です。
    納骨堂は個人やご家族ごとの占有スペースにご遺骨を埋蔵します。永代供養墓は、他人の遺骨と一緒に共同埋葬されるお墓です。
    詳しくは「永代供養と納骨堂の違いは?メリット・デメリットと相場で比較」のページもご覧ください。

    継承者や子供がいなくても納骨堂を利用できますか?

    納骨堂は、お申込みプランごとに使用期限が定められている場合がほとんどです。
    無期限のものや、永代供養がセットになったプランであれば、お墓を継承者する人がいなくても利用できます。

    納骨堂では、どのようにお墓参りできますか?

    共有の参拝スペースでお参りするのが基本です。
    個別の扉を開け、ご遺骨に向かって直接お参りできる納骨堂も一部あります。
    火気厳禁の屋内納骨堂では、お線香の代わりの焼香や電気式ロウソクが用意されていることもあります。
    掃除用具の持参は不要です。

    生前申込をした場合、使用期限はいつからいつまで?

    お申込みプランごとに、3年、13年、33年など使用期間があります。
    夫婦やご家族など複数人で利用する場合は、最後にお亡くなりになられた方のご遺骨が埋蔵された時点から使用期間がカウントされます。
    ※納骨堂によって異なりますので、ご契約時にご確認ください。

    個性的な納骨堂をご紹介

    納骨堂を運営する寺院は日本各地にありますが、ここでは特に珍しい個性的な納骨堂をご紹介いたします。

    伝燈院麻布浄苑(東京都港区)

    伝燈院麻布浄苑

    伝燈院は港区麻布にある曹洞宗のお寺。納骨堂や永代供養を積極的に受け入れているお寺です。
    屋内納骨堂は漆塗りの納骨段が並び、屋外納骨堂は御影石で作られた納骨棚。
    中心には阿弥陀如来の石造が据えられ礼拝することができます。
    永代供養墓もあり、都心でありながら、閑静な空気の中で、自分たちにあった供養の方法が見つかることでしょう。

    詳しくは、伝燈院麻布浄苑をご覧ください。

    万松寺納骨堂(愛知県名古屋市)

    万松寺は名古屋市中心部にある由緒ある寺院です。織田信長の父である信秀が開いた織田家の菩提寺です。

    万松寺が運営する永代供養の納骨堂は屋内施設となっており、いくつかのタイプから個性的な形状の納骨堂を選ぶことができます。

    納骨堂のタイプは、お墓参りをすることにこだわって造られた、スタイリッシュな室内墓としての「白龍館彩蓮」、遺骨を収めた位牌を壇に並べてあるモダンな「阿弥陀堂」、和にこだわったロッカータイプの小さな仏壇を収めた「逢恩閣」。

    そして、LEDライトで浮かび上がる諸仏によって幻想的な空間が広がる「水晶殿」。部屋全体が水晶に包まれているような透明な輝きの幻想的な空間は、特に話題となっています。また7段納骨壇を備えた「天聚閣」など、多様化した人々のニーズに応えるために、あらゆるタイプの納骨堂が用意されています。
    万松寺納骨堂

    龍雲寺 光の納骨堂(静岡県浜松市)

    浜松駅からほど近い佐鳴湖湖畔に広がる境内の龍雲寺は、今から約7百年前に開基した歴史のある寺院です。自然が豊で広い境内を誇り、桜の木を植樹する樹木葬「桜樹下墓地」が知られています。

    永代供養を申し込んだ人の専用の墓地となっており、継承者の代わりにお寺で供養を行ってくれます。永代供養は個人だけでなく夫婦や家族の利用も可能です。

    龍雲寺はまた「光の納骨堂」も話題となっています。書家として有名な金澤翔子さんが奉納した般若心経は背景にして、納骨の区画は般若心境の字数である266区画が用意されています。
    ガラス壺に分骨の遺骨を収め、納骨すると下からライトアップされて、内側から光を吸収し反射して透明に輝いて見えます。266体が並んだガラス壺は圧倒的な迫力あり、そして幻想的でとても美しい納骨堂となっています。

    まとめ

    いかがでしたか?
    納骨堂にもさまざまなものがあるということを理解していただけましたでしょうか?
    多種多様な納骨堂や供養プランがあることを知り、自分たちが納得の納骨堂を見つけることが大切です。
    まずはご自宅近くの納骨堂の情報収集を始めてみましょう。

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    監修者コメント

    監修者
    終活・葬送ソーシャルワーカー
    吉川美津子

    近年都市部で急速に建てられているのが納骨堂です。

    かつては墓地に遺骨を納めるまでの仮安置場所として預ける人が多かったのですが、「〇〇家の墓」として一般墓所のように使用したいというニーズが増え、納骨堂のカタチも多様化しています。

    納骨堂の費用は、数万円から200万円程度までさまざまですが、一般墓所と異なり、1人分に対しての値段なのか、1区画に対しての値段なのか、納骨堂によって異なりますので注意が必要です。

    納骨堂の場合、セキュリティーが完備されているので安心度は高まりますが、鍵(カードキーを含む)を持っていない親戚や友人・知人がふらっと立ち寄って、気軽にお参りしにくいのが難点です。

    立地や利便性だけでなく、誰がどのようにお参りするのか、想定しながら選ぶと良いでしょう。

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    終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。
    そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

    • 自分のライフスタイルに合ったベストなお墓はどういうものなのか知りたい
    • お墓選びで複雑な手順を簡単に詳しく理解したい
    • お墓選びで注意するべきポイントを詳しく知りたい

    など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
    お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
    しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
    そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。

    情報収集するために、まずは気になる霊園・墓地の資料請求をしてみましょう。

    一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
    お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?