墓石の基礎知識!種類・デザイン・価格から選び方まで徹底解説

墓石の記事タイトル

墓石とはお墓を構成している石のことを言います。
もともとお墓の形といえば和型墓石が主流でしたが、近年では石材の加工技術も大きく向上し、様々な墓石デザインから選べるようになりました。

墓石の種類が増え、選択肢が増えるということは、それだけ個性あるお墓も建てられるということです。
しかし、墓石のデザインだけでなく、種類によっては耐久性などにも影響がでます。

家族や親戚が納得できる理想のお墓を建てるため、より永く保つ石で建てるためには墓石の種類を知り、何が良いのか判断する必要があるということです。

墓石の価格や種類に関するこのような疑問の解消に役立ちます!

  • 「墓石の種類ってどのくらいあるの?」
  • 「墓石を買うには、いくら費用が必要なの?」
  • 「どこ産の墓石を選べばいい?」

お墓を建てる時にかかる費用(永代使用料+墓石代)の大半が墓石代になります。
先祖供養を考え、せっかく費用をかけて建てたお墓も「思っていたのと少し違う」となるのは勿体ないですよね。

この記事では、実際に石材店で働く筆者が墓石に関する基礎的な情報をまとめて紹介していきます。
ぜひ、納得感のあるお墓を建てるのにお役立てください。

お得にお墓を建てたい方

「霊園や石材の相場が分からない」このようにお墓選びをする方から相談をよく受けます。
悩んでいるうちに、お気に入りの区画が埋まってしまう方もいます。

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墓石の主な種類と産地

積み上げられたさまざまな石

お墓に使われる石材の種類は国内外を網羅すれば300種類以上もあると言われています。

「300種類の中からどの石を選べばいいの?」と戸惑う人も多くいるでしょうが、ほとんどは石材店がおすすめの石材を提案してくれます。
ここでは、よく選ばれている石材、また石の産地について詳しく見ていきます。

定番墓石の紹介

庵治石(あじいし)

庵治石は、香川県高松市の庵治町と牟礼町で産出される石材のことです。
庵治石は石の表面の目の細かい「細目石」と少し粗い「中目石」とがあります。
その中でも細目石は最高級石材として日本中に轟いています。

「斑」と呼ばれる独特の紋様、水晶と同じ硬度などが特徴で、見た目の美しさと劣化しにくいという品質とを兼ね備えた石材です。

大島石

大島石は愛媛県今治市の沖合に浮かぶ大島で産出される石材のことです。
国内の青御影石の代表的な石材で、近畿地方や中四国などの西日本では特に好まれて使用されています。

また、大島石は「特級」「1級」「2級」などとランク分けされている市場に出回っており、産出量も豊富なため、安価なものから高価なものまで幅広く選ぶことができるでしょう。

万成石(まんなりいし)

万成石は岡山県岡山市で産出される桜色が特徴の石材です。

兵庫県から岡山県にかけての六甲山系は桜色の御影石(本御影石、播州御影石、北木石、犬島石など)が産出される地域ですが、万成石は特にその鮮やかな桜色が特徴で、年月を経るごとに色が落ち着いてくることから人気を誇っています。

墓石としてだけではなく建築材としても使用され、銀座和光や、明治神宮宝物館などでも使用されています。

本小松石

本小松石は神奈川県真鶴町で産出される淡い緑色が特徴の石材です。

約40万年前の箱根火山のマグマによってでき上がった本小松石は、皇室をはじめ徳川家や北条家の墓石にも用いられており、歴史と実績を兼ね備えた東日本最高級の石材とされています。

浮金石

浮金石は福島県小野町で産出される、日本では珍しい黒御影石の代表的石材です。

黒御影とは言っても、真っ黒ではなく、名前の通り、透明感のある石の表面の随所に散りばめられた金の美しい紋様が浮かび上がるという、独特な目合いが特徴です。

もちろん個人として希望する墓石や色味などの要望があるならば気軽に相談してみるのもよいでしょう。
優良石材店であればあるほど親身になって考えてくれるはずです。

墓石の主な産地

採石場

石材は世界中で採ることができますが、ここでは日本の墓石によく用いられる産地を国別にご紹介します。

日本

日本の代表的な石の産地をまとめました。

  • 福島県(浮金石、滝根石、紀州石など)
  • 茨城県(羽黒青糠目石、真壁石、稲田石など)
  • 瀬戸内沿岸(庵治石、大島石、万成石、北木石、青木石、犬島石など)

石材の費用は産地ではなく、その石材の個別の性質や産出量、人気のあるかないかなどで決まるので、一概に「この産地は高い」などとは言いがたい面があります。

また、国産石材だから耐久性がよい、とは限りません。外国産にもいい石があれば、国内産でも劣悪な石材もあります。それでも総合的に国内の石材の方が高価であるのは、採石や加工などの人件費が中国などに比べても日本の方が高価だからです。

それに伴って、市場に出回るお墓の価格も外国産よりも高価になる傾向にあるのです。

中国

中国では、その広大な国土から、中国全土で石材が産出されていますが、特によく選ばれているのが福建省産のものと黒竜江省産のものです。

福建省は、海に近い山から膨大な岩石が採れることから、加工工場なども乱立し、一大石材産地となっています。
採石、加工、出荷が同じエリアで完結させることができるのです。

一方、昨今人気のある「K-12」や「17」シリーズの産出地として知られるのが黒竜江省です。

濃いめの石目が特徴で、石も硬く、ここ10年のトレンドとなっています。
全体的に中国産の石材は安く、特に福建省のものが安価に流通しています。

インド

黒御影と言えばインドが有名で評判がよいです。

「クンナム」「M-1-H」「インド牡丹」などは上質な黒御影として知られています。
また、ここ10年で人気のある「アーバングレー」もインドの代表的な石材です。

少し緑がかったクセのある石材ですが、圧倒的な低吸水率や硬度が人気の秘訣です。
インドの石材は中国産よりも若干高価でしょう。

その他

その他、石材はヨーロッパやアフリカ、北中米など、世界中で産出されています。
特にスウェーデンの黒やマホガニーの石材や、庵治細目石に似たポルトガルの「SPI」なども人気を誇っています。

さまざまな墓石の形・デザイン!和型・洋型・デザイン型の特徴

墓石の形には、伝統的な和型、従来の和型があります。
また、もっと近代的なデザインの洋型、そのデザイン性をさらに個性豊かにしたデザイン墓などがあります。

伝統的な和型のお墓(和型墓石)

先祖代々のお墓

日本人にとってなじみのあるお墓の形が和型墓石です。和型墓石とは縦長の石柱を使用したお墓になります。和型墓石は江戸時代に一般化された伝統的なお墓です。

和型墓石には、主に下記3つの種類があります。

  • 石塔タイプのお墓
  • 五輪塔
  • 宝篋印塔

「お墓」と聞いて、多くの人が思い浮かべる形はこの和型墓石ではないでしょうか。

さらに詳しく知りたい人は、「和型墓石はこれでマスター!押さえておきたい3つの種類」の記事もご覧ください。

建立率が上がっている洋型のお墓(洋型墓石)

心と刻まれている墓石

洋型墓石は和型墓石に比べて、横長で背が低くどっしりとした形状のお墓です。その形状からもモダンな雰囲気があり、また重心が低いため地震にも強いといったことから、最近はとても人気があります。

それは、地域や宗派によってもどのようなお墓が多いかが変わるため、墓所によって立ち並ぶお墓の種類に偏りがあります。

洋型種類にもいくつか種類があり、主なのは下記3種です。

  • 洋一段ストレート型
  • 洋二段ストレート型
  • 洋一段オルガン型

ただし地域や宗教や宗派などによって、墓石本体の形状には違いがあります。また墓石に彫刻する文字には、決まりはないため自由に好きな文字を入れることができます。

洋型墓石についてさらに詳しく知りたい人は、「洋型墓石は大人気!?デザインと費用の違いを徹底解説」もご覧ください。

個性を出すことのできるデザイン墓石

デザインに凝った墓石

デザイン墓石とは、純和型でも、純洋型でもない、各社オリジナルの工夫を凝らしたデザインが光る墓石のことです。オーダーメイドで形を作ってくれる石材店もあり、故人の人となりを表すことのできる記念碑的な意味合いで建てる人もいます。

また、墓石への彫刻において文字だけでなく、蓮華や桜など花のデザインを彫刻されるケースもあります。
花に色を付けることで、よりリアルで美しい個性のある墓石にすることもできます。

一方、デザインや彫刻内容について注意したい点もあります。
それはデザイン・形に気を取られてしまい、墓石の耐久性が劣るような加工が必要になったり、加工料がかなり高くなってしまうという点。

どのようにデザイン墓石を注文するのか、詳しく知りたい人は「デザイン墓石の種類や相場がわかる!お墓で個性が出せる時代」の記事をご覧ください。

墓石の購入方法と流れ

墓石は、基本的に石材店から購入することになります。
なぜなら墓石も加工前はただの石板であり、お墓として個人の庭に設置しても法律的に納骨することができません。
そのため、石材加工と合わせて石材店に依頼する必要があります。

お墓を建てるときの全体的な流れは以下のようになります。

  1. お墓のタイプを決める
  2. お墓を建てる場所(霊園・墓地)を決める
  3. 石材店と墓石デザインを決める
  4. 契約し納期を確認する
  5. 開眼供養を行う

お墓を建てる霊園が決まったら、石材店と相談しながら墓石デザインを決めていきます。

積み上げられたさまざまな石

しかし、民営霊園や寺院墓地の場合は指定石材店制度があるため、石材店は自分では選ぶことができないのが現状です。(公営霊園は自由)
希望のカタチがある場合は、シッカリとその思いを伝え、石材店の担当者と一緒に納得いくまで話し合って決めるようにしましょう。

以下では実際に墓石購入の手続きの流れを紹介します。

墓石購入の流れ

  1. 石材店に希望を伝える
  2. 墓地同行
  3. 石材やデザイン、費用を打合せする
  4. 見積
  5. 契約

それぞれの項目について、詳しく説明します。参考にしてみてください。

1.石材店に希望を伝える

パンフレットや展示場に足を運んで、信頼のおける石材店が決まったら、次に自分がどのようなお墓を建てたいのか、明確に希望を伝える必要があります。

そのためには、この時点でしっかりとした予算やイメージを立てておく必要があり、家族ともよく相談して意見を一致させておくようにしましょう。

2.墓地同行

自分や家族が眠る場所がどのようなところであるのか、実際に見ておかないといけません。お墓参りをするためのアクセスについても、よく考えておく必要があります。

見晴らしがいいだけで選んでしまってお墓参りに行けなくて困った、なんてことが起こらないようにしたいものです。

3.石材やデザイン、費用を打ち合わせする

いよいよ細かい部分について決めていきます。石材店とよく相談しながら具体的にどのようなお墓にしたいかということを、微調整しながら決めます。

ここでは絶対に妥協はしないようにしましょう。大きな買い物になりますので、自分がどんなものを望んでいるのか、しっかりと石材店の担当者に伝えましょう。

そして費用については、シビアであることが大切です。デザイン墓など、通常とは違ったお墓を建てる場合には思いもよらない費用がかかる場合があります。こだわりすぎて大幅に予算オーバーになってしまった、なんてことのないように注意します。

4.見積

担当者とよく相談したうえで、具体的な見積を出してもらいます。この時、何にどれくらいの費用がかかるのか、しっかりとチェックし把握するようにしましょう。気を付けないと、曖昧な表現で記されている場合があります。

5.契約

しっかりと見積の確認をし、契約の内容に納得ができたら、契約を交わします。このとき、工事の着手金を支払うのが普通なので、前もってどのくらいの金額を用意すべきかを確認しておきましょう。

では、石材店との契約後、実際にどんな加工を行うのか次章で解説していきます。

墓石の加工・彫刻

石に彫刻する職人

お墓の加工にもさまざまな仕様があります。細かい違いですが、このような加工をこだわることで一見同じにみえるお墓に奥行きが増すことでしょう。

水垂加工

上台や下台の台石の天場に傾斜をつけることで、水が下に流れるようにします。一般的な加工です。

亀腹加工

台石の天場の角を亀のおなかのように丸みをつける加工です。中国では亀はとても縁起のいい生き物として扱われ、儒教式のお墓では亀の形の台座の上に石碑を乗せ、その名残だと思われます。

蓮華加工

石塔を支える台石を蓮華の花のように加工します。蓮の花はお釈迦さまを始め、仏さまが乗られる花として、仏像や仏画や位牌など、さまざまな場所で使用されています。お墓でも、蓮華の上に仏石を乗せます。

腹出加工

石碑の表面に湾曲を付けて丸みをつけることで、柔かい印象を持たせることができます。

銀杏面加工

石碑の角に縦の筋を入れ、中央が膨らむような面取り加工方法です。
建築や建具などでも使われる銀杏面加工は、石材ではとくに高度な技術を要します。石工の腕がうなります。

このような石材店の加工職人が、手間をかけてひとつの墓石を作り上げていきます。

お墓・墓石の概要と歴史

冒頭でもお伝えましたが「墓石」とは、「お墓」を構成する石のことです。
そしてお墓とは、埋葬地(亡くなった人の遺骨を埋葬する場所)に建てる礼拝・お参りの対象となるものです。

ですから、お墓とは石だけではなく、木のお墓(塔婆、樹木葬)や土のお墓(土饅頭)などもあります。
それでも現在一般的に言われている「お墓」とは墓石を用いた仏塔ならびに供養塔のことを指します。

墓石はとても地域性が反映されるものであるために、地域によって実にさまざまな墓石の形状や装飾が見られます。
また、石材店の人の考えによって仕入れている石の種類も異なります。

ここでは、関東地方で墓石の一般的な形を参考に、ひとつひとつを細かくご説明いたします。

お墓の構造

墓石パーツ説明

お墓はおもに、礼拝の対象となる石塔、墓地の境界となる外柵、そして霊標や灯篭などの付属品によって成り立ちます。
では、それら一つ一つの名称ごとに細かく見ていきましょう。

石塔

仏さまやご先祖さまの霊魂はこの石碑に宿ります。礼拝の対象となります。

カロート

石塔の地下には遺骨を納骨するカロート(納骨棺)と呼ばれる空間があります。側面四方を御影石で囲んで、底は土になっており、遺骨が土に還るようにします。

お墓の内部構造

水鉢

水鉢は、お墓に眠るご先祖や仏様に水をお供えするためのもので、水受けともいいます。水鉢に水を入れる際は、柄杓を使ってたっぷりと入れます(神道と浄土真宗のお墓では水鉢はありません)。

花立

水鉢の両脇に花立てがあり、ここでお花を供えます。

香炉

香炉でお線香を供えます。立てるタイプと横に寝かすタイプがあります。

塔婆立て

納骨や年忌法要の時に塔婆を立てかけます。石製のものとステンレス製のものがあります。

墓誌(霊標)

墓誌は、ご先祖様の戒名などを順に刻むための横に長い板石です。そのほか、命日、俗名(生前の名前)、年齢などを彫刻します。
墓石・墓誌のほかに墓碑(ぼひ)と呼ばれるものもあります。
詳しくは「墓碑と墓石・墓誌との違いを解説!違いを理解して手を合わせよう」でも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

中台

和形墓石の一番下に位置する石のこと。竿石や上台などの下に置かれており、お墓の基盤となる石です。

物置石

物を置くための石です。扉がついて、中に物が収納できるタイプもあります。

墓前灯篭

墓域の入り口に対で灯りを灯します。

巻石(外柵根石)

墓域を囲む延石で、玉垣の支えになります。また、この巻石の高さが盛土の高さともなり、墓域全体の土台を囲みます。

玉垣(外柵ハメ石)

墓域の境界を表す垣の役割を果たします。さまざまなデザインがあります。

敷石

人が歩く足元に敷石を並べます。

玉砂利

五色石や那智黒石など、さまざまな色の砂利があります。

お墓・墓石の歴史

いまでは当然のようにあるお墓ですが、お墓や墓石の歴史はとても長いものがあります。
弥生時代あたりまでは権力者の大きなお墓(前方後円墳や墳丘墓など)が目立っていました。

しかし、大化2年(646年)の大化の改新のなかで「薄葬令(はくそうれい)」が発布。この薄葬令によって古墳や大きなお墓の歴史が終わったキッカケとして考えられています。

そして江戸時代には、土葬が主流だったものが徐々に火葬へと移行していきます。
明治時代には神道からの意見や火葬に絡む臭煙課題から火葬禁止令が発令されるも、わずか2年間(1873年-1875年)で廃止。
その後は埋葬スペースの課題や遺体焼却時の臭煙対策も進み、昨今の火葬文化へとつながってきました。

一方、墓石では埋葬時代から上に石を置く文化がありました。
埋葬後に動物たちが掘り起こしたり、荒らされにくくするといった対策目的でもあったようです。

江戸時代になると庶民もお墓を持つようになり墓石も普及していきます。
キリシタンの弾圧に向けて江戸幕府が動いた寺請制度や檀家制度の始まった時期でもあります。仏事が生活の中に浸透してきた時期です。

明治時代になると家制度の確立により、個人墓から家族墓に代わり、今の「●●家之墓」の形式が定着してきました。
多くの方が見慣れており、馴染みのある墓石のお墓でもあります。

参考:墓石 - Wikipedia

それでは次章では、多様化してきた墓石の形・デザインについて解説していきます。

墓石の価格費用

バインダー上の電卓とボールペン

墓地を取得して、「さあ!お墓を建てよう」とした時に気になるのが墓石の価格費用ですよね?

石材店に依頼してお墓を建てる時の費用は、

  1. 石塔などの墓石の費用
  2. 外柵などの石材の費用
  3. 工事費や備品などの費用

に分けることができます。
それらを一つ一つ細かく見ていきましょう。

墓石の価格相場は約162.7万円!

一般社団法人全国優良石材店の2018年アンケートによると、お墓の平均購入価格は162.7万円です。
石塔などの墓石の相場は150万円くらいを想定しておくべきかもしれません。
もちろん、石の種類やデザインによってはさらに高額になることもあり、さまざまです。

ひとことに「150万円」と言っても、価格の決定にはさまざまな要素が絡んできます。

石材の種類

石材の種類は日本国内で産出されるもの、中国やインドなどの外国で産出されるものなど、その数は300種類にも及ぶと言われています。安価に手に入るものまで高価なものまで、実にさまざまなのです。

中国産の石材では50~80万円。インド産の石材では100~150万円。日本の国内産出の石材では、150~200万円というのが一つの目安です。もちろんこれよりも高価なものもあります。

お墓のボリューム

同じ石材でも、小さいお墓だと使用する石の量が少なく済みますし、大きいお墓だと石をたくさん使用しなければなりません。これも、墓石の価格を決める大きな要因です。

デザインや加工

お墓にもいろいろなデザインのものがあります。
一般的な三段墓以外にも、五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)。

さらには、蓮華台をつけたり、亀腹加工(かめばらかこう)にしたり、角を面取りしたりなど、細かいデザインや加工によっても費用は異なります。

洋風のデザイン墓ではなおさら、新しいタイプのお墓が建てられており、墓石の中に花柄を彫刻したり転写したりなどの技術も進化しています。こうしたオリジナリティを表現することにお金を費やす人もいます。

またデザインによっては石材加工の技術力が問われるものもあります。写真では分かりにくい部分もあるので、石材店の展示場に実際に見に行かれることをおすすめします。

外柵の費用や工事費は墓地によって異なる

「外柵などの石材の費用」は墓地の面積によって異なります。
大きい面積の墓地だと、それだけ長い石を使用しなければなりません。
3の「工事費」も、墓地の状況によって異なります。

整地された霊園などであればよいのですが、村墓地や共同墓地などで、特殊な基礎工事が必要な場合、重機が入らない墓地などでは別途費用が計上されることもあるでしょう。

まずは石材店の担当者と一緒に墓地に出向きましょう。

墓石費用の支払い方は墓石店によってさまざま

建墓するにはかなりまとまった費用が必要です。ですから、墓石店に現金で支払いをしなければいけない場合には特に、いつどのくらいの金額を用意するべきなのか、しっかりと把握しておかなければいけません。

すぐに支払う必要があるのに準備していなくて慌ててしまったということのないよう、いつでも心づもりをしておきましょう。 

お墓ははじめに担当者と打ち合わせを行って、どのようなお墓にするのか、また工事はいつどのように行うのか、完成はいつになるかなどの詳細を決めていきます。

また工事が始まったあとでも、工事の経過を自分の目で確かめておく必要があります。追加料金がかかる場合などもありますので、どこにどれくらいの費用が追加になるかなどの調整も度々行うようにしましょう。

なかなか担当者と会えない場合などには、電話やメールなどで打ち合わせをしておくことも大切です。自分が納得して満足できる墓石を建てるためにはとても重要なことだといえるでしょう。

墓石費用を支払うタイミング

お金のことを考える老人

墓石費用の支払い方法については、墓石店によって違います。通常は契約をする際に、手付金として一部費用を納めます。そしてお墓が完成したら、残りの全額を支払うというのが、一般的な支払い方法となっています。

お墓は、墓地を購入して、その土地に墓石を建てることになるのですが、墓地や霊園によっては、すでに墓石店が決められている場合があります(指定石材店という)。この場合は、他の墓石店で墓石を作ってもらいたくてもできないので、墓地を選ぶ際には、よく確認しておきましょう。

またお墓の工事期を二つに分けて、その一期工事が終わった時に、中間金を支払うという方法もあります。そしてすべての工事が終了したあとに残金を支払います。着手金と中間金と基礎工事の完成後の残金支払いで、合計3回に分けて支払う方法です。追加工事などを依頼した場合には、完成後に追加分の支払いを別で請求される場合もあります。

お墓のデザインなどによっては、最初に出された見積り額とは大幅に違ってくることもあります。一般的でない凝った装飾であれば、追加料金が増えて、予算を大幅に超えてしまうことになりかねないよう、工事の途中経過をしっかりと確認しておくようにしましょう。

デザイン墓石の場合は、今までに例のない素材や形状のものを造ることが多いので、予算が予測できないというのが事実です。そのため、墓石店の担当者と工事に入ってからも何度も打ち合わせを行うようにして、予算額を超えることのないように調整していきます。

また工事現場にも度々足を運び、今どのような状況で工事が行われているかを自分の目でチェックすることも大切です。

墓石の耐震・免震

大きな地震があった際に、縦長の形状である和型墓石は各地でかなりの被害にあいました。
そのため、最近では耐震や免震構造になったお墓が多く取り扱われるようになったのです。耐震・免震の対策を講じた墓石はその分、料金も高くなります。

墓石店で見積り額を出してもらう際には、説明があるはずですが、もしないようであればそのことについてもきちんと相談しておくようにしましょう。地震対策は日本では必須条件だと考えておくのが無難です。
また墓石店によって取り扱い方はさまざまですので、そのあたりについてもよく確認をしておきましょう。

せっかく建てたお墓が地震で崩れてしまっては泣くに泣けません。東日本大震災のあとから耐震や免震が施された墓石が建てられるようになりました。
耐震や免震をしていることで、その後の地震では被害がかなり減少したとのことです。

お墓を建てる際の費用が多少高くついたとしても、大事なことをおろそかにしてはいけないということを忘れないようにしましょう。

墓石費用のローンの取り扱い

基本的にはお墓を契約した際、永代使用料については一括で支払わないといけません。お墓の費用については上記で説明した通り、2回、あるいは3回程度に分割して支払うことになります。

また手持ちがなくて、すぐにお金の都合がつかない場合や、資金繰りを考えて残額をローンにすることもできます。
お墓を建てるためのローンの取り扱いについては、墓石店で取り扱っている場合、そこで説明をしてもらえます。

取り扱いをしているところとしていないところがあるので、ローンを利用したい場合は前もって相談しておくようにしましょう。

墓石を選ぶときに考えたほうがいいポイント

お墓について考える夫婦

お墓は一度購入すると、気に入らないからといって簡単に買い替えることはできません。高価であることはもちろん、処分するための手続きなどがとても煩雑になるためです。

よって、墓石を購入するためには、よほど慎重に決める必要があります。墓石を選ぶには、これらの点を踏まえたうえで、後悔のないように選ばないといけません。

墓石を選ぶ際には、前もって考えておかなければいけないこと、また前もって準備しておくことで、多くの問題を回避することができます。を挙げてみました。

<墓石を選ぶときに注意すべきポイント

  • 自分と家族で墓づくりの共有をする
  • 自分のニーズに対応してくれる石材業者を探す
  • 墓石の石種は自分の目で確かめて
  • 墓石を建てる環境によって石の特徴を合わせる
  • 地震対策がされているか

それぞれ詳しく解説しますので、みていきましょう。

自分と家族で墓づくりの共有をする

墓石を購入してからよく問題になるのが、家族とのトラブルです。営業マンなどの誘いにのって、家族との話し合いをせず自分で勝手に決めてしまうことで大きな問題となります。

そのためにはまず、自分がいったいどんな墓づくりをしたいのか、しっかりと方向を決めることと、その考えを家族と共有できるようにしっかりと話し合っておくことが大切です。

自分のニーズに対応してくれる石材業者を探す

墓石を購入する石材業者を慎重に決めます。石材業者にはさまざまなタイプがあり、扱っている石材や、何を得意としているかなどをよく見極めて決めるようにしましょう。

墓石の石種は自分の目で確かめて

墓石の石種には、さまざまなタイプがあります。カタログを見ただけや、営業マンにすすめられたまま簡単に決めてしまわずに、どの石種がいいのかを、自分の目でしっかりと確かめながら決めることが大切です。

実物を見て触れて、色や艶、強度など、それぞれの石種の特徴を確かめながら、自分の思う墓石を妥協することなく選ぶことが大切です。

墓石を建てる環境によって石の特徴を合わせる

確かに墓石は価格によって、見た目の美しさや強度に大きな違いがあります。しかしその特徴を生かすには、墓石を建てる地域の環境による場合もあります。

例えば塩を多く含んだ風の吹く、海辺の町に墓地がある場合と、山奥で湿気の多い村にある場合と、乾燥した都会の町とでは、石に与える影響もずいぶんと違います。

墓石を長持ちさせるためには、こういった石の特徴を生かすことも考えてみるのもいいでしょう。

地震対策がされているか

過去に大きな地震があったとき、日本で一番多い昔ながらの和型墓石がずいぶんと被害を受けたことは記憶に新しい問題です。縦に長い形状で、重ねただけでその重みのみで支えてある和型墓石は、地震にとても弱いということが露呈されたわけです。

このことを受けて、地震対策がしっかりとされているかどうかということは、墓石選びには欠かせないポイントとなりました。横に長く背の低い洋型墓石はその点、被害が少なかったということから、大型地震以後、洋型墓石の人気が上がってきています。

そういったことも含めて墓石選びは慎重に行うべきです。

墓石の選び方については「墓石の選び方がわかる!最速で最適な墓石を選ぶための3ステップ」でも解説しているので参考にしてみてください。

墓石をスムーズに建てるための3つのポイント

バインダーとチェックポイント

お墓について全く不慣れな私たちは、何を基準にお墓を購入すればいいのか分からないですよね?
最低限、以下の3つに気を付けてよい石材店とのご縁を見つけましょう。

ポイント1.石材業者としっかり打合せをする

まずはきちんと石材店と打ち合わせをしましょう。お墓のこと、石のことは全くの不慣れです。だからといって石材店のいいなりにはならずに、分からないことは納得するまできちんと訊ねることが大切でしょう。

ポイント2.お墓を建てる場所や希望条件などを考える

霊園や墓地によって、スタンダードな石材の形が異なることがあります。大きいお墓が当たり前の墓地、洋風のお墓が多い墓地など。

お墓はもちろん自分たちが手を合わす場所なので、周囲と比較する必要はありませんが、その場や環境との調和はとても大切なようです。その墓地にあったお墓を考えましょう。

ポイント3.見積もりは複数社からとる

石材店が指定されていない場合は、見積もりを複数社からとることをおすすめします。値段の高い安いを見比べるだけでなく、頼りになる石材店を見つけることができるでしょう。

良い石材店の選び方

石材店は地域に根差していることが多く、まずは地元の知り合いの中から評判や口コミに気を巡らせてみましょう。
そして、複数社を訊ねて、一番信頼のおける人柄の石材店を選ぶことをお薦めします。

見積が安いだけで業者を決めるのではなく、必ず総合的に判断しましょう。

墓石を永く保つ方法

墓石まわりの掃除

墓石の値段に関わらず、お墓は建てた後のお墓参りや先祖との繋がりの気持ちこそが大切です。
そのためには墓石を永く保たなければなりません。

どんな高価なお墓でも放置されていれば劣化は早く進みます。こまめにお墓参りに行き、お掃除など手入れを含めた管理が大事です。
お墓参り時には簡単にでも墓石の掃除をされることをおすすめします。墓石の掃除用たわし、草むしり用の軍手など道具を持っていくとよいでしょう。

事情があって気軽にお墓参りに行けない場合は代行サービスの活用も検討してみましょう。
墓石の掃除については、「墓石クリーニングでお墓が蘇る!代行業者の作業内容と費用相場紹介」でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

墓じまいする時の墓石処分について

やむなく墓じまいをしなければならなくなった時も、石材店に相談しましょう。

墓じまいでは、

  • 墓石の解体
  • 墓石の撤去
  • 墓地の整地化

をしなければなりません。

お墓の広さや状況によって金額も異なるので、石材店に墓じまいにかかる費用の総額の見積もりしてもらいましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?よいお墓の建立には、安心できて頼れる石材店のサポートが必須といえるでしょう。
時間をかけて、じっくりと石材店を巡って、よいご縁ができればよいですね。

ライフドットでは、墓石に関する記事が他にもございます。素敵なお墓づくりの役に立つと幸いです。

お墓の準備はできていますか?

終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • 自分に適切なお墓を探したいが、そのお墓をどう探したらよいかわからない。
  • まだ両親や自分が入るお墓が決まっていないが、お墓を探す手順がわからない。

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。

お墓の購入に関しては、全員が初めての経験になることが多いため、不安を持つことは仕方のないことでしょう。

しかし、お墓購入後に後悔はしたくはないですよね。
そのためにも、複数の墓地・霊園を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集をしてから決めることをオススメします。

当サイトには全国7,000件以上の墓地・霊園情報が掲載されています
費用やアクセス、口コミの紹介もしていますので、
お墓をお探しの方は、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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