墓石の種類は300種類以上!定番やおすすめの墓石をピックアップ紹介

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一概に墓石といっても、産地や成分によって、国内産・海外産の石も合わせると300種類以上あります。

吸水率が高くて水抜けが悪い石や、日に焼けやすい石、耐久性に優れている石など、その特徴はさまざまです。

  • 石の種類が多すぎて何が違うか分からない
  • 石の種類なんて、何を選んでも一緒ではないだろうか
  • 価格にどれだけの違いがあるのか知りたい

この記事では、人気の墓石から低価格の墓石までを紹介しています。 最後まで読んでいただくと、どんな種類の墓石を選べば良いか判断ができるようになります。

購入の際だけでなく、お墓のメンテナンスなど購入後に注意しないといけない点も合わせて解説していますので、自分に合う墓石選びの参考にしてください。

墓石の種類は300種類以上!定番の墓石を紹介

国内外で産出される石材の種類は300種類以上もあると言われています。

しかし、これらすべてが安定供給されているかと言われればそうではなく、市場に出回っているものもあれば、ほとんど出回ってないものもあります。また、品質もさまざまです。

ここでは、墓石に使用される代表的な石材をご紹介します。

国内産の代表的な種類

国内有数の石材の産出地といえば、東日本では福島県と茨城県。西日本では瀬戸内沿岸の香川県、岡山県、愛媛県でしょう。

もちろんこれら以外にもたくさんの採石場が日本全国にあります。 昔の人たちは、自分たちのお墓に用いる石を、地元の山から採っていました。 日本中のあらゆる地域で、お墓のための石が山から切り出されてきました。

いまでこそ物流が発達したために、日本中の石材を日本中の人たちが使用することができます。 そのなかに、わたしたちの先祖が石にかけてきた想い、死者や先祖を丁寧に礼拝してきた歴史をかいま見ることができます。

庵治石(あじいし)・香川県

瀬戸内海沿岸は良質な石材の産出地として知られていますが、特に庵治石は全国的にも人気を誇る最高級石材の産地です。

ひとことに「庵治石」と言っても、庵治の山は高松市庵治町と牟礼町にまたいでおり、採り口によって石の目合いは大きく異なります。庵治石は最上とされる「細目石」と少し目の粗い「中目石」とに分かれます。

たいへん硬い石として知られ、硬度7は水晶に匹敵するほどです。

さらに複雑に入り組んだ地層ゆえ、製品にできる部位はわずか3%だと言われています。 このように、硬度や希少性などから、加工にも高度な技術が求められます。よって、庵治に腕利きの石工たちが集まっていることにもつながります。

高度な技術で完成された石塔は上品そのものです。 磨き上げられた表面からは独特の「斑」と呼ばれる紋様が浮かび上がり、世界最高の花崗岩とまで評されています。

大島石(おおしまいし)・愛媛県

庵治石が横綱なら、大島石は西日本の大関です。大島石は古くから関西や西日本の人たちに愛されてきた石材です。

庵治石の評価が戦後急に高まったのと比べ、大島石は古くからこの地方の人々に墓石として用いられてきました。

均等に青みがかった目合いは素朴にして上品。「青御影石(あおみかげいし)」の代表的な石材で、関東地方でも広く人気があります。

万成石(まんなりいし)・岡山県

万成石は独特な桜色の目合いの石材です。あの石原裕次郎のお墓も万成石で建てられたことから有名です。

比較的数の少ない桜御影石も、国内の産地では瀬戸内に集中しています。 神戸の本御影石。岡山の北木石に犬島石など。その中でも万成石は濃淡のはっきりした色合いが特徴的で、年月を経ることに色は落ち着き味わい深くなります。

本小松石(こまついし)・神奈川県

庵治細目石が「西の横綱」なら、本小松石は「東の横綱」です。

淡い緑色の色はどこにも見られない、珍しくもあり厳かな色です。 本小松石は約40万年前の箱根火山のマグマです。大きな原石が採れないために、希少性も高いのです。

関東地方では特に高級石材と知られ、源頼朝のお墓が本小松石を使用していたことは大きな誇りとなっています。 超特級品は「大トロ」と呼ばれています。

浮金石(うきがねいし)・福島県

日本を代表する黒御影石です。

西日本における石材の有数の産出地は瀬戸内沿岸ですが、東日本においては福島県でしょう。 福島県では滝根みかげや紀山石などの青御影も採れる中、日本ではとても珍しい黒色の石が浮金石なのです。

ただ黒いだけではなく、浮金石はその名の通り、黒い石肌の中から金箔や白の斑がちりばめられたような、独特で高級感ある肌合いをしています。 関東地方や首都圏で「黒いお墓が多い」と言われるのは、この浮金石に代表されているとも言われています。

その他の代表的な国産石材

石材名 産地 特徴
伊達冠石 宮城県 灰色と赤茶色の独特の紋様が特徴。年月が経つと錆が出るのも伊達冠石の味わい深い点です。
割肌と磨き面のコントラストには他には表せない表情があり、墓石としてだけでなく、イサムノグチなど多くの彫刻家や芸術家にも愛された石材です。
滝根みかげ 福島県 東日本における銘石の産地である福島県が誇る青御影石。
埋蔵量も福島県で最大で、関東地方をはじめ、多くの墓石に使用されています。
羽黒青糠目石 茨城県 茨城県が誇る最高級石材。庵治石、本小松石に並ぶほどと称される気品の高い石材です。
青みがかった石肌が特徴です。「糠目」とは文字通り、糠(ぬか)ほどに細かい目合いを表しています。
真壁石 茨城県 目が少し粗いものの、国産にしては安価で、なじみやすい青御影石であるために、首都圏や関東地方で多くの人に使用されている石材です。
北木石 岡山県 岡山県北木島産出の石材です。白系の石として戦前から日本中で墓石として使用されてきました。
石肌の色合いによって「中目」「瀬戸赤」「瀬戸白」などに分類されています。
青木石 香川県 庵治中目石によく似たきれいな青御影石。価格が比較的安価だったために、外国産の石材が輸入されるバブル期までは関西で圧倒的な人気を誇っていました。
大阪城築城に用いられたという古い歴史を有しています。
天山石 佐賀県 九州が誇る銘石。硬く吸水率が低いだけでなく、濃い色合いはとても上品で力強さを表しています。
比較的高価で、全国の市場には出回ってないものの、西日本では定評のある石材です。

海外産の代表的な種類

海外産出の石材のほとんどは中国産です。また、世界中で産出される石材はいったん中国に集められて加工されます。 ここでは、海外産のおすすめの石材をご紹介します。

新八光(G623):中国

中国福建省の石材で、日本中どこでもみられる代表的な海外産出の石材です。 目の粗さから、墓石にはあまり使用されませんが、抜群の供給量、そして長尺ものが採れることから外柵材として日本中のお墓で使用されています。墓石以外にも建築材としても利用されています。

K-12:中国

中国黒竜江省産出の青御影石で、濃い石肌が人気です。ここ10年で最も使用されている海外産の石材です。

石の固さ、吸水率の低さなどの性質面、濃いめの色を好む昨今のトレンドに合致している、中国産の石材の中では高価な部類に入りますが、国産と比較すると安価に手に入るなどの理由から、近年の人気ナンバーワンの石材と言っても過言ではないでしょう。

佐賀県産出の天山石に似た目合いです。

クンナム:インド

海外産出の黒御影石の代表のような石材です。

黒御影といえばインドですが、クンナムはその中でも世界で最も硬い黒御影石と呼ばれています。 その他にも、「M-1-H」や「MU」や「インド牡丹」などの黒御影もありますが、やはり筆頭はクンナムです。

つやのある光沢、変色しない品質など、国産墓石に匹敵するほどの値段はしますが、それだけの価値を有した石材です。

スウェーデンマホガニー:スウェーデン産

スウェーデンマホガニーは、赤系の代表的な石材です。

赤系の石は、中国マホガニーやG663のような桜色、さらにはインドにもマホガニーがありますが、スウェーデンがもっとも定評があります。

他の赤系と違うのは、落ち着いた色合いであること、赤と茶の中間のような色が生み出す上品さが多くの方に指示されていると言えるでしょう.

アーバングレー:インド産

アーバングレーは独特な目合いをもつ石材です。

少し荒い、緑がかった表面は好き嫌いが別れるかもしれませんが、比較的安価であるにも関わらず、その強靱性(硬度、低吸水率)は抜群で、ここ20年で日本中のお墓に利用されています。 和風のお墓、洋風のお墓、どちらにも適しているでしょう

耐久性重視な人におススメ!強度がある石材の種類

お墓の耐久性は、実は石材だけでは決まりません。 いかにお墓掃除をするか、です。

どんなに硬度の高い石、吸水率が低い石でも、石は必ず水を吸いますし、ホコリや排気ガスが積もれば劣化の原因になります。 石材の品質だけでなく、家族のみなさんがお墓を長持ちさせる。という意識を持っておくのがよいでしょう。

ここで挙げる石材はあくまでも筆者の独断と偏見です。ご了承下さい。

庵治石

水晶に匹敵する硬度7はさすがです。長い年月を経たお墓でも庵治石のものは劣化がすくないように見受けられます。

天山石

硬さと吸水率の低さでは国内随一です。職人も文字彫刻で苦労すると言うほどです。

アーバングレー

さまざまなお墓を建てた後の経年劣化を見ると、サビや色あせなどが出てくるのですが、アーバングレーはとても安定していました。吸水率の低さも他の石材と比べて群を抜いています。

価格重視な人におススメ!低価格な石材の種類

総体的にみて、国内のものよりも海外のものの方が安価です。主な理由は供給量の違いと人件費です。

ただし、世界中の石材が中国の工場に集められて加工されて日本に出荷されています。 中国の経済成長による人件費の高騰は、そのまま海外石材の高騰につながっているので、今の状態がいつまで続くかは不透明です。

※総体的に外国産の方が安い 供給量の違い

北大青 中国産

中国山西省産出の石材です。浮金石によく似ています。

614 中国産

614をはじめとする福建省産の石材も安価です。供給量、そして港から近いために輸送コストが軽減できるからです。 その他、603、623、633、654、663などの6からはじまる石材はすべて福建省産です。

AG-98 中国産

AG-98も福建省産の青御影石です。大島石に似たきれいな石ですが、経年劣化が激しいでしょう。

色にこだわりたい人におススメ!色別の墓石種類

ここでは色別におすすめの石をまとめます。色は特に決まりはなく、施主の好みで構いません。

グレー系(墓石業界では「青色系」「青御影」とも呼びます)

大島石、青木石、天山石、滝根みかげ、真壁石、AG-98、K-12

白色系

北木石、稲田石、G603、G623

黒色系

浮金石、クンナム、MU、インド牡丹、山西黒

赤色系

万成石、スウェーデンマホガニー、インドマホガニー、中国マホガニー

さまざまな石

墓石を選ぶ際に重要な3つのポイント

いいお墓を建てるために、下記に墓石を選ぶ際の3つのポイントをまとめました。

ポイント1.石材店としっかり打合せをする

お墓に対してのこちらの希望をしっかりと聞き入れてくれる石材店を見つけましょう。 専門的なことは私たちには分かりません。信頼の置ける石材店との出会いがなによりです。

また、墓地に同行して、実際に建っているお墓の前で色々質問するのもよいでしょう。

ポイント2.石の成分は3つの要素を確認する

業界団体である日本石材産業協会がそれぞれの石材の性質を科学的に解析調査しています

圧縮強度は石の硬さを表し、吸水率はいかに水を吸い込むか、そして見かけ比重とは一定の体積当たりの質量です。

これら3点を比較して、よりよい石材を見つけましょう。

ポイント3.見積もりは複数社からとって検討する

お墓は、こうした科学的なデータや予算だけではなく、人の手が連なって出来上がるものです。 複数社から見積もりを取って、信頼の置ける石材店を見つけましょう。

墓石を永く保つための注意点

墓石を長く保つには使用した石材の種類よりもお墓のお手入れが一番です。 ここではそのポイントをまとめてみます。

定期的なメンテナンス

お墓で少しでも気になる所があれば、施工の石材店に相談して、定期的にメンテナンスを受けましょう。細かくしつこい汚れなどはこまめにとることで大きな劣化を防ぐことができます。

こまめなお墓参り

とにかくご家族によるこまめなお墓参りが大事です。 普段からお墓をきれいにしておくこと、手をかけておくことが、長く保つための一番の秘訣です。

まとめ

国内外で300もある石材を自分自身で選ぶのは大変なことです。ある程度予備知識を頭に入れた上で、信頼の置ける石材店と出会えることが、いいお墓つくりの一番の近道でしょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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