お墓を建立する流れを知ろう!希望に叶うお墓を建てるには?

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洋型墓石が並ぶ霊園


これからお墓を建立したい、建てなければと考えている人には、いろいろな不安があることと思われます。
不安なのは、きっとお金の面や墓地の選び方についてだけではないでしょう。

建立の流れやしきたり、すべきこと、タブーなことなど、お墓にまつわるさまざまなことが気になるのではないでしょうか。

この記事ではこのような疑問や不安を解消!

  • 「お墓を建立するとき、知らないうちにタブーをおかしたら、親族から何か言われそうで不安」
  • 「お墓を建立したら、お披露目をやらなければならない?親族をみんな呼ぶのかな?」

この記事では、以上のような疑問や不安を持つ人のために、お墓を建てるときの流れや時期、注意点について解説します。

次世代としての立派な姿を親族に見せ、安心してもらうことができますよ。

お墓建立の目的と時期について

まずは、お墓を建立するために知っておくべき、お墓を建てる目的や時期について解説します。
目的や時期を誤ると、せっかくのお墓が家族や親族にとって喜ばしくないものになってしまうので、注意が必要です。 

お墓を建てる目的

お墓を建てる目的といえば、誰もが「亡くなった人の遺骨を納骨するため」と答えるのではないでしょうか。
もちろん、第一の目的は遺骨の納骨です。しかし、あと3つ、大事な意味があります。 

  • 故人の「第二の家」とするため
  • 残された人の心のよりどころとするため
  • 代々の遺骨の行き先を確保するため

それぞれ解説します。 

故人の「第二の家」とするため

お墓は「終の棲家」と称されるとおり、亡くなった人の第二の家であるという考え方があります。
遺骨はお墓を移されない限り、何十年、何百年とそこへとどまりますので、生きているときよりも長い時間を過ごす可能性が高いものです。

そう考える人が多いため、お墓は家と同じように、閑静で陽当たりよく、緑の多い土地により人気が集まります。

残された人の心のよりどころとするため

お墓は、お墓参りをすることによって、残された人が心のよりどころにすることができます。
よってお墓は、入る人のためのものであることはもちろんですが、残された人のためのものでもあるといえます。

景観の好みだけではなく、残される家族の自宅からのアクセスの良さにこだわってお墓を選ぶ人がいるのも、そのためです。

代々の遺骨の行き先を確保するため

継承者を必要とする一般的なお墓は高価なものですが、そのぶん、代々の遺骨の行き先を確保できるというメリットがあります。
一方で、継承してくれる人がいない、あるいはお墓が遠くて継承が不可能なのに、一般的なお墓を買ってしまうと、残される人が苦労します。
このため、最近では、継承者の必要がない永代供養墓に人気が集まっています。

より詳しく「お墓を建てる意味」を知りたい人は、「お墓を建てるには?完成までの流れや費用、期間を解説」の記事も参考にしてください。

お墓を建立する時期

 お墓を建てる時期に決まりはありませんが、ふさわしいとされている時期はあります。

  • 多くの人が納骨する四十九まで
  • 一周忌まで
  • 生前に建立する

それぞれ説明します。

多くの人が納骨する四十九日法要まで

亡くなった日から数えて四十九日に納骨する人が多いため、お墓は四十九日までにあると理想的とされています。
なぜ四十九日に納骨するかといえば、四十九日は死者が霊魂から仏になる日と考えられているためです。
四十九日法要を営むと同時に納骨まで済ませることが、一般的なしきたりとなっています。

四十九日に関する詳しい説明は【四十九日で何を行う?法要の内容や目的を紹介】の記事をご覧ください。

一周忌まで

お墓は遅くても一周忌までに建立するべきという考え方があります。
四十九日までにお墓があるのは理想的ですが、亡くなってから建立するような場合はなかなか間に合いません。
その場合は一周忌法要までに間に合わせ、法要後に納骨する人が多いでしょう。 

生前に建立する

お墓は生前にも建立することができ、決して不謹慎なことではありません。
中国では生前にお墓を建てれば健康で長生きできるという「寿陵(じゅりょう)」の考え方があります。

生前建立であれば、本人の好みをお墓に反映することができますし、亡くなってから遺族が慌てることもありません。 

お墓を建てる目的は決して遺骨の埋蔵だけではないこと、お墓を建てるにも時期があることをお分かりいただけたと思います。

一周忌よりもお墓の建立が遅れてしまうと、「早く納骨しなければ、故人が行き場所に迷ってしまう」などと心配する親族もいます。
遺骨を手放すのが寂しいといった事情がなければ、お墓は早めに建てるのがいいでしょう。

次章では、お墓を建立する時の流れを具体的にご案内します。

お墓を建立するときの流れ

 お墓を建立するときの流れは、次の5ステップです。

  1. お墓のタイプを決める
  2. お墓を建てる場所(霊園・墓地)を決める
  3. 墓石とデザインを決める
  4. 契約し納期を確認する
  5. 開眼供養を行う

それぞれ詳しくご案内します。

1.お墓のタイプを決める

室内にある仏壇式納骨堂

最近では、一般墓(継承墓)だけでなく、新しいタイプのお墓が増えてきています。

その中でも最近人気が高まっているタイプに「永代供養のお墓」というものがあります。
永代供養とは、霊園管理者が家族の代わりに、お墓の管理・供養をすることです。

ここでは永代供養のお墓のなかでも

  • 納骨堂
  • 樹木葬

について紹介します。

納骨堂

納骨堂とは、建物の中に遺骨を納め管理するものです。

メリットは、比較的交通アクセスが良い場所が多いこと、堂内で落ち着いてお参りができることです。
一方デメリットは、建物の老朽化や地震などの災害が来た時の対応が心配になることがあげられます。

納骨堂について詳しく知りたい方は【納骨堂の費用は100万円前後!基礎知識や種類を紹介】の記事をご覧ください。

樹木葬

樹木葬とは、墓石の代わりに木を墓標にしたお墓のことです。
明るくて開放的な印象があり、最近人気が高まっています。

メリットは、墓石を必要としないため費用を安く抑えられる、自然に還ることができることです。
一方デメリットは、交通アクセスが良くない場合が多い、継承できるお墓がほどんどないことが挙げられます。

樹木葬について詳しく知りたい人は【樹木葬の特徴を徹底解説!費用やメリット・デメリットを紹介】の記事をご覧ください。

このように、お墓のタイプは様々あります。
自分の家族に合うお墓のタイプは何か、十分に検討したうえで決めましょう。

お墓のタイプが決まったら、次に決めるのはお墓を建てる場所です。

2.お墓を建てる場所(霊園・墓地)を決める

お墓を建てる場所によって管理主体は異なり、そして管理主体ごとの特徴は異なります。

管理主体は大きく3種類、公営霊園、民営霊園、寺院墓地があります。

寺院墓地・公営墓地・民営墓地

家族みんなが納得できる墓地を選ぶには、立地条件や価格、設備の充実などの吟味、
また対応宗派や継承の有無も忘れずに確認しなければなりませんよね。

管理主体ごとに、それぞれの特徴を紹介していきます。

公営霊園

公営霊園とは、市区町村といった地方自治体が管理・運営している霊園のことです。

自治体が運営しているため、安心感があることが何よりも魅力的です。
しかし制限がある場合が多く、倍率も高い傾向にあります。

民営霊園

民営霊園とは、宗教法人または公益法人が管理・運営している霊園のことです。

民営霊園は、法要施設や駐車場などの設備が充実していることが多いです。
しかし石材業者が決められていたり、費用が比較的高めであったりします。

寺院墓地

寺院墓地とはその名の通り、寺院が管理・運営している霊園のことです。

寺院の境内にあるお墓だからこそ、安心感があります。
しかしその分、お布施や檀家になるためのお金が必要になり、費用はかさむ場合が多いです。 

墓地・霊園を決めるには、立地と費用が重要ですよね。費用についてより詳しく知りたい人は、下記記事を参考にしてください。

霊園が決まったところで、次は墓石のデザインを決めましょう。

3.墓石とデザインを決める

心と墓標に刻まれているお墓

墓地を決めたら、墓石のデザインの詳細を決定します。
ひとえに墓石のデザインを決めるといっても、形や色、石の種類、墓石に刻む言葉など、決めることはたくさんあります。

一つずつポイントを押さえていきましょう。

さまざまな墓石のデザイン 和型・洋型・デザイン墓石 それぞれの特徴

  • 和型墓石

最もポピュラーなデザインの和型墓石。
お墓といえば、この形を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

  • 洋型墓石

ここ10年で都心部を中心に多くみかけるようになりました。
従来のお墓のイメージを一新したデザインです。

  • デザイン墓石

洋型墓石をさらに個性的にしたようなデザインの墓石です。
ピアノ型、ボール型、ログハウス型など、個性が光る墓石にすることもできます。

墓石のデザインについて詳しく知りたい方は、【墓石のデザインで価格が決まる?デザイン墓石・洋型・和型を徹底比較】の記事をご覧ください。

墓石の石には国産、外国産、さまざまな種類がある

墓石の石もピンからキリまで。
やはり言われるのは、国産の石は品質が高いということです。

石を判断する時は、吸水率、圧縮強度、見かけ比重、などポイントがあります。

墓石の種類について詳しく知りたい方は【墓石の種類と押さえておきたい3つのおすすめポイント】の記事をご覧ください。

墓石に刻む文字は何がいいのか

墓石に刻む文字に、特別な決まりはありません。
和型の墓石であれば「○○家之墓」というように家名を刻むのが一般的であったり、
浄土真宗では「南無阿弥陀仏」という文字が使われやすかったりします。

墓石に刻む文字について詳しく知りたい方は【墓石に刻む文字は自由!彫刻する場所や言葉の意味について解説】の記事をご覧ください。

墓地によっては、墓石の種類やデザインがすでに決められていることもありますが、
その場合は、墓石に彫刻する文字などについて打ち合わせを行います。
詳細な打ち合わせは石材店と行うことになりますが、墓地によって指定石材店があるため、霊園に確認しましょう。
指定石材店がない場合、また、指定石材店が複数ある場合は、複数社から見積もりを取り、検討するのがおすすめです。

4.契約し納期を確認する

墓石とデザインが決まれば見積もりをもらい、見積額に納得するようなら契約し、納期を確認します。
法要に間に合わせたいなど希望の納期があれば忘れずに伝えましょう。

5.開眼供養を行う

納品が滞りなく済んだら、供養を行います。
開眼供養とは「魂入れ」などとも称され、お墓をただのモノからお参りの対象とするための儀式です。
すでに遺骨があれば、納骨と同じタイミングで行うことが多いものです。
菩提寺に依頼を行いましょう。菩提寺がない場合は、霊園に相談して僧侶を紹介してもらいます。

以上、お墓の建立の流れをご案内しました。
気になるのは、やはり開眼供養の行い方ではないでしょうか。
お墓を建てるというと、「じゃあ、開眼供養はいつ?」と聞いてくる親族もいるかと思われます。

次章では、開眼供養を滞りなく行うための準備と実行の仕方について解説します。

開眼供養について、準備するべきことと当日の流れ

開眼供養は、きちんと準備しなければ、親族とトラブルになる恐れもあるため、慎重に計画しましょう。
準備と当日の流れに分けて解説します。

お墓の前で読経する僧侶

開眼供養の準備

開眼供養の準備は、開眼供養をどのタイミングで行うかによって変わってきます。 

  • 法要・納骨と合わせて行う場合
  • 納骨とあわせて行う場合
  • まだ遺骨がない段階で行う場合

それぞれ説明し、お布施の準備や服装、お供え物については、あとでまとめてご案内します。

法要・納骨とあわせて行う場合

四十九日法要や一周忌法要とあわせて開眼供養を行う場合は、必ずその日までお墓を完成してもらえるよう、納期を念押ししておきましょう。

法要の1ヶ月前までには親族に出欠確認を兼ねたお知らせ状を出す必要があるため、
それまでに、菩提寺など法要を行ってくれる僧侶と、日時について打ち合わせをしておきます。

法要は、四十九日目や一年目の命日ピッタリに行う必要はなく、前倒しの土日に行ってもよいものとされます。
ただし仏事については、前倒しはよくても、
先延ばしは「先祖を後回しにした」ことになり、よくないとされているため気をつけましょう。

日時や場所が決定したら、法要会館などと会食や引き出物について打ち合わせします。
親族への出欠確認は、法要の一週間前までに済ませ、会食や引き出物の数を調整しましょう。

納骨とあわせて行う場合

法要を行わず、納骨とあわせて開眼供養を行う場合には、大がかりな準備をする必要はありません。
家族だけで行うこともありますし、親族みんなで行って、会食や引き出物を伴うこともあります。
考え方は人それぞれです。

故人の兄弟姉妹など、血縁の濃い親族には、どのようにすべきかあらかじめ相談しておきましょう。
みんなの意見を総合して、どのような規模にするか決めます。

まだ遺骨がない段階で行う場合

生前に建てたお墓の開眼供養を、お披露目の意味で行う場合があります。
多くの人が最初の納骨とともに開眼供養を行いますが、
まだ遺骨がなくても、お墓への道案内をしておきたいと思ったら、親族を呼んで開眼供養をしましょう。

お寺と相談して開眼供養の日を決めたら親族を誘い、来られる人だけでも来てもらいましょう。
人数を確認し、会食や引き出物の準備をします。

お布施の準備

開眼供養のお布施の相場は、およそ1万円から3万円程度です。
お墓を建てることは慶事なので、紅白の結び切りの水引が掛けられた袋を用意します。
袋の右肩に「開眼供養」と書き、中央に「御布施」と表書きしましょう。

四十九日、一周忌などの年忌法要と同時に開眼供養を行う場合は、お布施を分けます。

法要は弔事なので、白黒、または黄白の水引が掛けられた袋を用意し、中央に「御布施」と表書きしましょう。
年忌法要のお布施の相場は3万円ほどですが、
四十九日など亡くなってから日にちが経っていない場合は少し多めにする人もいます。

服装

四十九日、一周忌法要と同時に開眼供養を行う場合は、喪服を着用します。
三回忌以降や、法要を伴わない開眼供養は、喪服でなくとも問題ありません。
喪服を着ない場合は、グレーや紺など地味な色の平服を着用しましょう。

ただし、数珠は必ず持参します。
ドレスコードは親族に必ず伝えておきます。

お供え物

開眼供養では、新しいお墓にお花や果物などをお供えしたうえで、僧侶にお経をあげてもらいます。
2,000円から3,000円程度の仏花1対と、季節の果物や故人が好きだったお菓子などを用意しておきましょう。
普段のお墓参りより、お花も供物も少し豪華にするのがポイントです。

開眼供養当日の流れ

開眼供養当日の流れは、以下の通りです。

  1. 墓地に集合
  2. 開眼供養を行う
  3. 会食後、解散

それぞれ説明します。

1.墓地に集合

開眼供養や納骨のみを行う場合は、墓地に直接集合します。
法要を伴う場合は、法要後、墓地に移動します。

2.開眼供養を行う

お墓に供花、供物をささげた後、僧侶がお経を唱えます。
家族、親族らは僧侶の後ろで数珠を持って待機し、焼香の合図があったら血縁の近い人からお線香を立てましょう。
納骨がある場合は、開眼供養後に納骨します。 

3.会食後、解散

会食会場へ移動し、会食を行います。
2時間程度で会食を終え、引き出物を配布して解散です。 
以上のように、開眼供養当日の流れはいたってシンプルです。
葬儀の喪主を切り抜けた人なら、スムーズに実行できるでしょう。

お墓の建立から維持にかかる費用とその内訳

仮に、民営墓地にごく一般的なお墓を建てるとしたら、相場は200万~300万円で、全国平均250万円程度かかると言われています。

内訳は以下の通りです。

  • お金を建立する場所にかかるお金(永代使用料)
  • 墓石にかかるお金(石材費・石材加工費・工事費・付属品とその設置費用など)
  • 年間管理料
  • 開眼法要・納骨法要の費用

お墓にかかる費用について詳しく知りたい方は【お墓の永代使用料についてわかる!お墓に必要な管理費、納骨の費用などを解説】をご覧ください。

お墓を建立する時に、注意するべきこと

家族会議の様子

お墓を購入することは、誰にとっても一生に一度あるかないかの経験。
わからないことや不安なことも多いですよね。
ここでは、お墓を建立する際に注意したいポイントをお伝えします。

お墓の場所はアクセスしやすいところにあるか

きれいなお墓を維持するためにも、交通の便がよい墓地を選ぶことは重要です。
実際にその霊園にでむいて、通うことができそうか判断するのがよいでしょう。 

お墓の建立全体にかかる費用を、しっかり理解しているか

先ほども紹介したように、お墓を建立するだけでなく、維持管理費用もかかってきます。
お墓全体にかかる費用を把握したうえで、自分の家庭に適切なお墓はどんなものかを決めましょう。

お墓を継ぐ人は誰になるのか

お墓を建てるときは、誰がこのお墓を受け継ぐのか、ということを考えましょう。
昨今「墓じまい」という言葉がよく聞かれるように、お墓を手放す人も増えています。

墓じまいの一番の理由は、「継承する人がいない」というものです。
お墓は、先祖に感謝をして、供養することの大切さを子孫代々伝えていける場であります。
自分が建てたお墓を、誰も管理する人がいない荒れたお墓にしないためにも、誰がお墓を継承するのかはしっかりと考えましょう。

まとめ

この記事では、お墓の建立について、その目的や時期、建立の流れをお伝えしました。

各所で注意点やしきたり、タブーについてご案内したので、年配の親族にも失礼のないよう、お墓の建立が行えるのではないでしょうか。
お墓を整えての法要や開眼供養は、自分が次世代として立派にやっていけることの証明となります。

滞りなく終わらせて、故人にも親族にも安心してもらいましょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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