お墓の選び方は難しくない!選ぶ際に押さえておきたい6つのポイント

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お墓の一覧から選ぶ

「無縁仏」という言葉をご存じですか?さまざまな事情でお墓の管理をする人がいなくなった状態を指します。近年は、お墓離れが進んできているといわれていますが、そんななかでもお墓を建てたいという人は根強くいる傾向です。

しかし、お墓を選んだり、建てたりする際に何から初めていいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • お墓選びのポイントは?
  • お墓を建てる流れを教えて欲しい
  • お墓を建てる際の注意点は?
  • 墓地や霊園はどうやって決めるのか?


初めてお墓を建てる場合は、専門的すぎてわからないことが多いかもしれません。しかし、お墓を建てるときのポイントや注意点を押さえておけば、スムーズに進めることができるでしょう。

今回は、墓地や霊園のチェック方法や、お墓の選び方について解説します。しっかりとお墓を建てる流れを把握して、納得できるお墓を建立しましょう。

お墓を建てるための4つの流れ

「お墓を建てたい」と検討しているときは、まずお墓を建てる流れを把握しておくことが大切です。ここでは、お墓を建てる際の流れを4つの観点からみていきましょう。

1.家族や親族とお墓の場所やイメージを相談する

お墓を建てる際は、家族や親族と事前にお墓の場所やイメージについてしっかりと相談をしておきましょう。自分だけがよいと思ってお墓の話を進めても価値観の相違から親族内でトラブルになりかねないからです。

お墓に求めるイメージや価値観は人それぞれのため、
親族など血縁関係の近い人にはあらかじめ相談して内容を整理・共有していくことが望ましいでしょう。

2.お墓を建てる墓地や霊園を決める

次にお墓を建てる場所を探しましょう。お墓を建てたいからといって、どこにでも建てられるというわけではありません。なぜなら、お墓は霊園や寺院墓地など決められた場所でしか建立できないからです。予算や立地などを考えたうえで選定していきましょう。

3.石材店にお墓を発注する

お墓の注文をするため、石材店へ依頼します。具体的なお墓のイメージがあれば、絵などを持参すると伝わりやすいです。お墓のイメージが決まってない人も石材店の担当者と相談しながら、お墓の全体像を決めていきましょう。

4.お墓の完成

石材店へお墓を注文してから、約2~3ヵ月でお墓が建立します。お墓を建立した後は、納骨式や開眼供養など必要に応じてお寺に依頼しましょう。

お墓を建てることのできる場所

上記でも簡単に触れましたが、お墓を建てる場所は寺院墓地や霊園のみです。なぜなら、墓地埋葬法の第4条にて「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に行ってはならない」と定められているからです。

そのため、自宅に土地があるからといって勝手に埋葬してしまうと法律違反となってしまいます。一般的にお墓を建てることのできる場所は下記の3種類です。

  • 公営墓地
  • 民営墓地
  • 寺院墓地

ここでは、簡単に3つの違いについてみていきましょう。

公営墓地・霊園

公営墓地は自治体が管理している墓地です。3つのなかでも墓地使用料が安いことが特徴といえます。また管理が自治体のため、宗派や宗旨などに制限がないところが多い傾向です。

よって無宗教の人に選ばれやすい墓地でしょう。ただし、申し込みは公募抽選になるため抽選に当選しないと利用できないというデメリットがあります。

民営墓地・霊園

民間の企業が提供している墓所です。公営墓地と同様に宗派や宗派に縛られることは少ないため自由度が高い墓地といえます。ただ、公営墓地と比べて墓地使用料が高めな傾向です。

そのぶん、施設の設備が整っていたり、きれいに管理されていたりなど、「従来のお墓」というイメージがしないような場所も多いでしょう。

寺院墓地

お寺が管理をしている墓地です。僧侶が常駐しているため、手厚い供養が受けられます。反面、公営墓地や民営墓地と異なり寺院の檀家になることが必要です。

また、宗派や宗旨によっては檀家となれないケースもあるでしょう。寺院によっては、石材店やお墓のデザインが自由に選べないこともあります。

お墓を選ぶ際の6つのポイント

実際にお墓を選んでいく際は6つのポイントに注意しましょう。

  • 立地
  • 種類
  • 価格
  • 環境
  • 設備
  • 宗教

ここでは、上記の6つの視点から解説します。

墓守の近くを選びたい「立地」

お墓を選ぶ際は、お墓の管理をする人から近い立地を選ぶことがポイントになります。なぜなら、お墓参りや掃除など管理がしやすいからです。

遠方でお墓の管理ができないため、無縁仏になってしまうようなケースもあります。また、親族が近くにたくさんいるような立地を選ぶということも良いでしょう。

3つの「種類」の墓石

お墓の種類は主に「和式墓石」「洋式墓石」「デザイン墓石」3つあります。

和式墓石

昔ながらの縦長の立方体タイプの墓石です。洋式墓石に比べ背丈が高くなるため石材の量が多くなってしまうという点も押さえておきましょう。

洋式墓石

横長で背丈が低いタイプが洋式の墓石です。和式墓石に比べて圧迫感が低くあまりお墓というイメージもしないでしょう。

デザイン墓石

従来のお墓のタイプに縛られず、故人の好きだったものなどを墓石に反映させたいならデザイン墓石です。自由なデザインで設計できるので人気が出てきている墓石の一つです。

お墓の「価格」は千差万別

お墓の価格は一概にいくらぐらいというのは難しいでしょう。なぜなら、お墓は「墓地の面積」「使用する石材の量」「お墓を建てる立地」によって大きく変動するからです。

例えば、和式墓石のように石材の量をたくさん使用し、4平方メートル程度の墓地に外柵、地面にも石材を使うとなると200万円以上は軽く超えてしまいます。また、建立する墓地に重機がはいれないような場所ですと、その分価格は高くなる傾向です。

日当たりや水はけなどの「環境」もチェック

お墓の環境は1度墓地を見ただけでは分からないかもしれません。「日当たり」「水はけ」の2つについてはできるかぎり押さえておきましょう。

天候の異なる日に足を運んでみることも良いですが、周りに建っているお墓の状態を観察することが重要です。

使いやすい「設備」をチェック

古い施設や寺院の場合は求めているような設備がない場合もありますので注意が必要です。一般的には水道などが設置されている場所がほとんどですが、いまだに井戸で水をくむという場所もあります。

自分がお墓参りにきたときをイメージすると設備の確認もしやすいでしょう。

「宗教」によって選べない墓地もある

墓地によっては宗派・宗旨を限定している場所もあります。そのため、上記の5つの条件がそろっていても自分の宗派とあっていないということもあるので注意が必要です。一般的に寺院墓地以外は宗教が自由な傾向のため、気になる人はチェックしておきましょう。

ここまでは、お墓を選ぶ際の6つのポイントをご紹介いたしました。これで迷うことなくお墓が選べそうですね。

安心できる墓地・霊園を選びたい!5つのチェックポイント

お墓を建てる墓地や霊園が安心できるような管理体制なのかをチェックすることは重要です。基本的に墓地を提供するには保健所の認可などさまざまな手続きが必要になります。

そのため、そこまで悪質な業者はいないケースが多いかもしれません。しかし、料金や説明などは霊園によっても異なります。ここでは、5つのチェックポイントについてみていきます。

1.管理団体(組織)は3つのタイプ

管理団体がしっかりしているかの確認は重要です。3つの墓地のタイプからみてみましょう。

公営墓地

公営墓地は自治体が管理しています。そのため、比較的安心して任せられるでしょう。民間と異なり、倒産してしまうという可能性が低い点もメリットです。

民営墓地

経営主体は公益法人や宗教法人ですが、民営墓地はさまざまな企業が参画しています。広大な土地や、豪華な設備などに投資しているケースもあるため、その分が利用料金に上乗せされていることも珍しくありません。

その企業が、ほかにどのような事業を行っているかなどわかる範囲でチェックしておくことが必要です。あまり腑に落ちないような点がある場合は妥協して契約しないほうが賢明といえます。

寺院墓地

寺院墓地はお寺が管理するため、比較的安心感はあるでしょう。ただし、僧侶がどんな人かで大きく変動する要素です。しっかりと説明をしてくれたり、丁寧に対応してくれたりするような寺院がおすすめといえます。

また、寺院墓地を利用する場合は、公営墓地や民営墓地と異なり基本的に檀家になることが必要です。

檀家をやめることを離壇といいます。近年は、離壇する際に数百万円という高額の請求をしてくるお寺があることが話題になっています。そもそもお寺は、檀家が支えるというシステムのため、経営が厳しいお寺などは収入源となる檀家が減ることを危惧している傾向です。

2.墓地・霊園の規則などの詳細も確認

どのタイプの墓地を選ぶとしても、規則などはありますので必ず目を通しておきましょう。契約する消費者にとって不利益な項目があったり、しっかり説明がなかったりすることもあるかもしれません。

そのため、契約前に規約をじっくり読む時間を作ると良いでしょう。親切ではない業者は、「実際に署名する契約日でないと規約は渡せない」と規約をオープンにしてくれないケースもあります。

3.永代使用料や支払い方法

寺院や霊園などの墓地に支払う費用や支払い方法についてもしっかり確認しておきましょう。墓地使用するための永代使用料を支払うことになりますが、基本的に一括決済です。

現金、銀行振り込みのどちらで支払ったとしても領収証はしっかりもらっておきましょう。

4.墓地・霊園の共有部分や設備などの管理をチェック

墓地や霊園の共有地の管理が行き届いているかは重要です。共有地や設備などの管理がおろそかになっているような管理団体は立地がどんなに良くても避けましょう。

5.墓地・霊園の導入設備と周辺住民の声

霊園によっても設備や環境は異なりますので、チェックしておきたいポイントです。実際にお墓参りをする際に利用する設備の状態を見ておきましょう。

また、墓地や霊園の認可を得る過程で近隣の住民への説明という内容もあります。アクセスの良さということも魅力の一つですが、周辺住民に墓地の評判などを直接聞いてみることもおすすめです。

ここまでは、安心できる墓地や霊園の選ぶポイントに
ついてみてきました。上記のポイントを押さえたうえで、自分が納得できる墓地を選定しましょう。

お墓を建てる場所の選び方と6つの流れ

お墓を建てる場所はしっかりと納得のうえ選びたいものです。お墓を建ててしまうと、簡単に引越しすることができなくなります。そのため、できるだけ建てる前にポイントと流れを押さえておきましょう。

お墓を建てたいエリアを絞り込もう

お墓を建てるエリアを絞り込んでいきましょう。「墓守をする人の近くのエリアにするのか」「親族が多いエリアにするのか」など、建てる人によって都合の良い場所を話し合ったうえで、複数選びます。

希望するエリアがたくさんあっても2~3つ程度に絞り込んでおくと比較検討もできるため良いでしょう。

自分の譲れない条件を書き出してみる

自分自身や、家族、親族にとってなど譲れない条件や価値観はさまざまです。そのため、できるだけ譲れないと思える条件を洗い出しておきましょう。

すべての条件を満たそうとすると選択肢が狭まってしまいますが、洗い出すことによって取捨選択もしやすくなります。また、お互いの考えを共有するという意味でも必要な行程です。

エリアと条件にあった墓地・霊園へ足を運ぶ

エリアと譲れない条件が抽出できたら、該当する墓地や霊園の情報収集にとりかかりましょう。インターネット上でもある程度の情報は収集可能ですが、時間があれば実際に現地へ足を運んでみることが賢明です。

画像や文面だけでは把握できないようなポイントがあるため、面倒くさがらず行動してみましょう。

墓地・霊園の空き情報をチェック

墓地や霊園を選定したら、実際に空き情報を確認してみましょう。電話やインターネットの問い合わせフォームなどからの確認も可能ですが、実際に現地へ足を運んで確認すれば一石二鳥です。

墓所の使用申し込みを行う

墓地の空きを確認した後は、墓地使用契約の申し込みを行います。正式な契約ごとになりますので、規約などにはしっかり目を通して納得のうえ契約しましょう。

わからないことや疑問点は、この段階で徹底的に質問しておくことがおすすめです。ニュアンスがあいまいな文言は、具体的にどういうことなのかを確認しておくとよいでしょう。

石材店を選定し、墓石の注文をする

墓地の選定が終わったら、石材店を選定して墓石建立の打ち合わせを開始します。自分の求めているデザインや予算などを話したうえ、内容を詰めていきましょう。

「石材店にすべてお任せ」というスタンスでも、優良な石材店ならしっかり提案してくれます。しかし、スムーズに話を進めたい場合は、ある程度お墓のイメージを具現化してから訪問するほうが賢明です。

お墓を建てる前に決めたほうがいい3つの項目

お墓を建てる前には、しっかり決めておいたほうが良いこともあります。建てることばかりに気がとらわれてしまうと、どうしても肝心なことを忘れてしまいがちです。3つのポイントからみていきましょう。

墓石の予算

お墓を建てる際にしっかり決めておきたいのが予算になります。なぜなら、お墓はいくらでお金をかけようとすればかけることができるからです。

あまり知識がない状態で石材店をまわると、業者のいいなりになってしまう可能性があります。100万円の予算だったのに、気がついたら200万円のお墓を購入していたということも決して珍しいことではありません。そのため、「お墓には○○万円まで」など明確な数字としてぶれないようにしたいものです。

いつまでにお墓を建立するのか

お墓を建立する時期についても明確にしておくことがおすすめです。お墓は注文してから、早くても1ヵ月以上はかかります。現代のお墓は国産の石材を選んだとしても、加工は人件費の安い中国などで行われることもしばしばです。そのため、中国のお正月である春節の時期(2月)前後は注意しましょう。

加工する中国人がお休みになってしまうため、2~3ヵ月かかることもあります。納骨式などが控えている際は、必ずいつまでに建立するかを明確にして石材店に相談しましょう。

誰が次の世代の墓守をしていくのか

墓守をしていく人を誰にするのかということも決めておきたいところです。一般的にはお墓を建立する人が墓守となってお墓を管理していくことでしょう。

しかし、墓守もいつかは亡くなります。建立する人だけがお墓にこだわっている場合は、次の墓守を担う世代にもしっかり話をしておきたいところです。せっかくお墓を建てても、次の世代はだれも管理する気がないというのでは本末転倒といえます。

まとめ

お墓を選ぶ際は、お墓を建てる場所を決めることが重要です。どこにでもお墓を建てられるわけではないので、管理していくうえで問題ないエリアの墓地を選ぶことが大切になります。

この記事のまとめ

  • お墓を建てる際には、まず家族や親族にイメージを相談
  • お墓は墓地でないと建てることができない
  • 墓地は「公営墓地」「民営墓地」「寺院墓地」の3種類
  • お墓を選ぶポイントは立地や価格、環境など6つ
  • お墓を建てる前には予算や建立時期を確定させよう
  • お墓を建てる人だけでなく次世代の墓守についても話しておきたい
  • お墓は早くても注文から1ヵ月以上かかる

お墓の選び方は千差万別です。納得して良いお墓を建てるためには、どうしてもお墓の地基礎知識が必要になります。そのため、これまでのポイントをしっかりと押さえて後悔しないよう、お墓選びの参考にしてみてください。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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