お墓参りへ行く時期・頻度に決まりはない!お盆やお彼岸の意味を紹介

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供花を入れた手桶

この記事ではこのような疑問を解消!

  • お墓参りはいつ行くべきなのだろうか。
  • どれくらいの頻度でお墓参りするべきなのだろか。

このような疑問や悩みをお持ちではないですか?

お墓参りはいつ行ってもいいとされていますが、お盆やお彼岸のように、お墓参りを推奨する時期もあります。
それらの意味や理由も、実はあまりよく知られていません。

この記事では、お墓参りは、いつ、どれくらいの頻度で、行くべきなのか。一年の中でお墓参りのおすすめの時期や、お墓参りの方法もふまえてまとめました。

ぜひ読み進めて頂き、よりよいお墓参りの参考にしていただければと思います。

お墓参りの時期・頻度に決まりはない!いつ行ってもいい

まず大前提として、お墓参りはいつ行っても構いません。
「お墓参りに行きたい!」と思った時に行くのが一番なのです。

お墓には祖父母に会いにいく感覚でお参りしよう

これはあくまで筆者の持論ですが、祖父母に会いにいく感覚でお墓参りするのがよいと思うのです。
おじいちゃんやおばあちゃんとは不思議なもので、孫がかわいくて仕方ありません。

孫が会いに来てくれて嫌がる祖父母がいるでしょうか?
これはお墓でも同じだと思います。
というのも、親や祖父母という関係が、やがては先祖関係になるからです。

子孫が会いに来てくれて、嫌がる先祖はいないのです。
祖父母に会いにいく時に、私たちはあまりかしこまらないですよね。

お墓参りも同じで、あまりかしこまらずに、気軽に、行きたいと思った時に行くのがよいでしょう。
きっとご先祖様も喜んでくださるし、お参りするこちらもいい気分になります。

頻度や回数に決まりはない「楽しく清々しく」を心がけよう

お墓参りの頻度や回数に決まりはありません。
たくさん行けば、それはそれは喜んでくれるでしょう。

ただし、変に義務化すると負担感ばかりが大きくなり、お墓参りが苦痛になります。

たとえば、「年に数回、お盆やお彼岸や祥月命日は必ずお墓参りする。あとは、行きたい時に行く」という具合に決めておくのもいいかもしれません。
頻度や回数はあまり気にせずに、楽しく清々しくなるお墓参りをおすすめします。

お墓は祈りの場 先祖に語りかけることで自分自身を見つめ直せる

お墓参りすると、私たちはいろいろな言葉を墓石に投げかけます。
その墓石の中に、私たちのご先祖様がいるものとして、投げかけます。
先祖や故人の供養を祈るだけではないのですね。

近況報告。愚痴。悩み。お願いごと。
これらすべては、広い意味で「祈り」の行為です。
神社やお寺などの、公共の祈りの場ではなく、お墓はあなただけの個別の祈りの場なのです。

こんな贅沢はありませんよね。
お墓参りすることで、自分自身の精神を落ち着かせるのもよいでしょう。

行き詰まり、何かを吐き出したい時に、ご先祖様に話を聞いてもらいましょう。
大事な子孫が頼ってくるのです。きっと大きな懐で受け入れてくれるでしょう。

多くの人がお墓参りに行く!おすすめ時期一覧

お墓参りはいつ行ってもいいのですが、一年を通してお墓参りに行くべきとされる日もたくさんあります。
それらをひとつずつご紹介します。

お彼岸

お彼岸とは、春分と秋分を中心に、年に2回ある仏教行事です。
寺院ではそれぞれで”彼岸法要”を執り行い、死者や先祖を供養します。

ちなみに「彼岸」という言葉は仏教用語です。真ん中に川を挟んで、私たちが住むこちら岸を「此岸(しがん)」、悟りの境地であるあちら岸を「彼岸(ひがん)」と呼びます。

しかし、インドや中国などでは彼岸の時期に死者供養する習慣はなく、日本独自の行事だそうです。
春分や秋分は、太陽が真東から昇って真西に沈みます。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、この日を境に冬は春になり、夏は秋になります。

春と秋と、それぞれ一週間ある彼岸です。
いつお参りしてもいいのですが、やはり一番は彼岸の中日。すなわち、春であれば春分の日、秋であれば秋分の日がいいでしょう。

春のお彼岸

春のお彼岸は、春分の日を中心に前後3日間、計7日間を指します。
寒い冬を越した春の訪れを感じるなかでのお墓参りには、一種独特な喜びが溢れ出ます。

草花は咲き始め、土から虫や動物が顔を出し始める季節。
このような暖かい季節の到来を、日本人は先祖とともに喜ぼうとしたのかもしれません。

秋のお彼岸

秋のお彼岸は、秋分の日を中心に前後3日間、計7日間を指します。
赤い彼岸花(曼珠沙華・まんじゅしゃか)が咲き誇るといよいよ秋の到来です。

秋分の日は、”国民の祝日に関する法律”の中でも、同法第2条で「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」ことを趣旨としています。

また、あまり知られていませんが、秋分の日は「お墓参りの日」にも認定されています。

お盆

お盆は一年で最大の仏事行事と言っても過言ではないでしょう。
日本では昔から、盆と正月には祖先の霊が村や家に帰ってくる季節とされていました。

自分たちのルーツである祖先を迎えるために、村のあぜ道や家の中を掃除して、盛大な食事を用意して迎え入れました。
元来、仏教には霊の概念がなく、祖霊信仰は日本固有の信仰でした。

これに外来宗教である仏教の「盂蘭盆経」の影響が混ざり合って、夏のお盆は祖霊を迎え入れる一大行事となっていったのです。
盆棚を作り、迎え火・送り火をし、寺院は盆参りをし、盆踊りで夜通し盛り上がり、飲食をともにしたのです。

お盆の2つの意味 先祖供養と施餓鬼供養

お盆を仏事行事とするのには、2つの意味があります。
先祖供養と施餓鬼(せがき)供養です。
施餓鬼供養とは、無縁の霊に対する供養のことです。

先祖の供養は子孫が行えばいいのですが、身寄りのない無縁の霊は、誰がすればよいのでしょうか。

お盆になると、寺院は檀家の家を回ってお盆参りをしますが、同時にお盆の季節は寺院で”施餓鬼法要”をも執り行い、無縁の霊を供養します。
これは、釈迦の弟子のひとりの目連(もくれん)の伝説にその理由があります。

亡くなった母が餓鬼道(がきどう:地獄に次の苦しい死後の世界。飢えと渇きに苦しみ満たされることがない)に堕ちて苦しんでいる。これを助けるため釈迦に相談したら、修行僧に飲食を供えて施したら救われると答え、その通りにして母を救われた、というものです。

もともとの仏教には先祖供養の概念がありませんが、日本古来の先祖供養の習慣と、仏教における餓鬼供養が合わさって、今のお盆の形ができています。

迎え火と送り火

お盆でお墓参りと言えば、迎え火と送り火です。
お盆には軒先に提灯を吊るし、仏壇の脇にきれい行灯を飾ります。
その提灯の灯は、お墓から持ってくるのです。

迎え火と言って、お盆の入り(13日)の夕方にたいまつを持ってお墓参りします。
お墓で灯した火をたいまつに移し、その火を家に持ち帰って、提灯を灯します。

また、送り火の時は提灯の灯をたいまつに移して、お墓に灯します。
先祖の霊は、お墓にいて、火に乗せられて家にやって来ると考えられたのでしょう。

ただ、迎え火と送り火は地域によっても方法が異なりますし、最近では都市化だけでなく、地方も過疎化が進み、迎え火や送り火それ自体をせずに、お墓参りだけするという人も増えているでしょう。

お盆のお墓参りは13日が一番良い

現代に生きる私たちは、なかなか伝統的な風習にならったお盆を過ごすことはできません。
ですが、お盆の期間中、どこか一日はお墓参りをしましょう。

これはあくまでも個人的な考えですが、筆者が一番いいと思うお墓参りの日は、13日です。
あるいは、みなさんがお盆休暇を取る、その初日です。
お盆休暇の過ごし方はみなさんそれぞれですが、はじめに、お墓参りしてご先祖様に手を合わせましょう。

そして、ご先祖様と”一緒に”休暇を過ごすのです。
海に行こうが、山に行こうが、キャンプをしようが、海外に行こうが、まずはお墓参りして、ご先祖様と一緒になって、楽しい休暇を過ごすのがいいのではないでしょうか。

祥月命日

祥月命日とは、故人様が亡くなった同じ月日のことです。
区切りとなる祥月命日は、一周忌や三回忌や七回忌など、寺院を招いて法要を執り行います。
それ以外にも、毎年故人様の祥月命日にお墓参りすることで、故人様を偲びます。

月命日

月命日とは、毎月やって来る故人様が亡くなった日のことです。
たとえば、3月21日に亡くなった人の場合、毎月21日が月命日にあたります。

地域や宗派によっては、毎月の月命日に、故人の供養のために檀家の仏壇にお参りする「月参り」という風習が今でも残っています。
毎月のルーティンとして、月命日にお墓参りに行くのもよいでしょう。

年末

年末のお墓参りは、一年の感謝を込めてお参りします。
また、みなさんが家の大掃除をするように、ご先祖様の家であるお墓もきれいに掃除してあげたらよいでしょう。

年始

年始にも、お墓参りをします。
氏神がいる神社に行くように、自分たちのご先祖様にも新年のご挨拶をしましょう。
というのも、本来正月は、お盆と並ぶ、半年ごとに祖霊を祀る行事でした。

日本人の死生観では、死者を四十九日でホトケにし、33年でカミにします。
つまり、亡くなった人の霊は、四十九日法要を経てその家固有の祖霊になります。
そして、三十三回忌を経て、固有の祖霊は、共同体の大きな神霊、つまり氏神になると考えられたのです。

そう考えると、神社に祀られている神様も、お墓に祀られているご先祖様も、自分たちのルーツに変わりがありません。
神道では死を穢れとしますが、四十九日を経ることで死者の穢れは晴れます。

神社には古いご先祖様が、お墓には最近のご先祖様がいる。
そのように考えた上で、まずは神社に、そしてお墓にお参りしてみてはいかがでしょうか?

人生の節目

自身の人生の節目にも、お墓参りに行きます。
入学や就職や、結婚や独立など、人生の中にはさまざまな節目があります。
私たちは自分たちの父母、そして祖父母から連なるご先祖様に大きな力を感じます。

自分の未来がいい方向に向いますようにと祈る人もいれば、無事に目標を成し遂げたことを報告し感謝する人もいるでしょう。また、行き詰まって不安があるときにお墓参りして、気持ちを落ち着かせる、勇気づけてもらう人もいます。

私たち日本人にとって、ご先祖様は常に身近にいる一番の味方でした。
そのご先祖様と出会える場所が、お墓なのです。

お墓参りに行く時間帯~午前中がベスト!?~

お墓参りにいい時間帯は午前中です。
朝日に照らされた清浄な空気の中でのお参りはすがすがしいものです。
その日一日がなんだかいいことが起きるような気分がします。

もちろん、午後のお参りがダメというわけではありません。
筆者の知るところでは、お盆の迎え火を夕方にする地域もあるほどです。

ただ、夕方というのは、「逢魔が時」などと呼ばれたりもします。
昼と夜の境目には災いが起き、魔物が遭遇すると昔の人たちは考えたようです。
墓地は生者と死者の境界の場ですから、そのような凶事をできるだけ避けようとしたのでしょう。

お墓への「ついで参り」は失礼にあたると言う人もいる

なにかの「ついで」のお墓参りは失礼に当たるという意見は、まっとうだと思います。

しかし、筆者は「ついで」でもいいのではないかと考えます。
「ついで」でも何でも、お墓参りに行くことに意味があるのではないでしょうか?

もしも「ついで」が失礼だとすると、お墓参りがとても重くのしかかります。
あくまでも気持ちの、心構えの問題です。

「レストランに行くついでにお墓参りしよう」
「●●さんの家に行くついでにお墓参りしよう」
こう考えるのではなく…

「お墓参りして、レストランに行こう」
「●●さんの家と、お墓参りに行こう」
行動は同じでも、考え方一つで、意識はこうも変わるものです。

たしかに、ご先祖様からすると、「ついで」よりも、確固たる目的として会いに来てくれたほうが嬉しいでしょう。
でも、たとえ「ついで」のお参りであったとしても、子孫が手向けてくれるお線香は、それだけで格別に嬉しいはずです。

お墓参りに行くときに気をつけた方がいいこと

それでは、お墓参りに行く時の注意点をまとめました。

お墓参りに行くときの服装

平服で構いません。ただし、お墓には色々な心情を抱く人が、亡き人に会いに来ます。
あまり華美な服や、扇動的な文言の入った衣服などは控えたほうがいいでしょう。

お供えする花の選び方

お供えのお花にも決まりはありません。
菊を中心とした仏花が、生花店やスーパーやホームセンターにも販売しています。
樒や高野槙などを供える地域もあります。

食べ物や飲み物のお供えは持ち帰る

お供え物の食べ物や飲み物は持ち帰りましょう。
カラスや浮浪者が荒らす原因になります。

ゴミ箱に捨てるのも控え、必ず自宅に持ち帰り、可能であれば召し上がるのがよいでしょう。
供えたものを養うと書いて、「供養」と読みます。

お墓参りの一連の流れ

お墓参りの一連の流れは次のようになります。

  1. 墓前にて一礼
    まずは墓前にて一礼しましょう。これからお掃除をして、お参りをしますと伝えましょう。
  2. お墓掃除
    石塔の拭き掃除や、草抜きなどの掃除をします。掃除道具は霊園の備品として完備しているところもあります。
  3. お供え物を手向ける
    お花を飾り、お供え物を並べます。ローソクに火をつけて、線香を炊きます。
  4. 合掌・礼拝
    心を落ち着けて、合掌礼拝をします。
    この時、読経をしても構いません。
  5. あとかたづけ
    お参りが終わったらきちんとあとかたづけしましょう。使用した備品はもとの場所に戻し、お供え物は持ち帰ります。

神道のお墓参りに行く時期

神道のお墓参りもそう難しく考えるものではありません。
お盆やお彼岸など、社会的にお墓参りに行く時期とされている時に行けばよいでしょう。

先祖祭祀は仏教だけでなく神道でも行われています(出家主義の仏教よりは神道の方が先祖供養の親和性が高い面もあります)。

また、仏教で言うところの回忌法要(1周忌、3回忌、7回忌など)は神道では”年祭”と呼び、一年祭、三年祭、五年祭と続いていきます。
年祭の時にお墓参りにいくのもよいでしょう。

キリスト教のお墓参りに行く時期

キリスト教にも、お墓参りに行く時期の決まりはありません。

カトリック圏では、11月2日が「死者の日」とされ、教会ではミサが行われます。フランスなどのカトリック圏の国や地域では、花屋で白い菊が売られ、お墓参りに行きます。さながら日本のお盆のようです。

お墓参りは、宗教に左右されるというよりは、自分たちが住んでいる社会の慣習や文化に左右されます。
日本でお墓参りの時期とされているお盆やお彼岸に行ったとしても、なんらおかしくないでしょう。

創価学会のお墓参りに行く時期

創価学会でも、特に決められたお墓参りの時期はありません。
ただし、創価学会の考え方は、毎日がお彼岸、毎日がお盆、というものです。

毎日を「常彼岸」と捉えている

創価学会の言葉に「常彼岸(じょうひがん)」というものがあります。
煩悩の世界(此岸)に生きる私たちが、悟りの境地である世界(彼岸)にたどりつくために、毎日「南無妙法蓮華経」を唱えているのです。

ですから、毎日が彼岸みたいなものです。
と同時に、「随方毘尼(ずいほうびに)」という仏教の言葉も大切にしています。

これは、仏法の本義に反しない限り、社会の習俗や慣習に従うべきという考えです。
ですから、お盆やお彼岸など、世間一般になされているお墓参りの時期にあわせてよいでしょう。

この記事のまとめ

いかがでしたか?

お墓参りの時期は、あまり深く考えずに、「行きたくなったら行く」「お参りしないとなんとなく落ち着かない」など、感覚的に判断してもいいでしょう。

以下、この記事のポイントをまとめます。

ここがポイント

  • お墓参りはいつしても良い
  • 子孫が会いに来てくれて、嫌がる先祖はいない
  • お墓はあなただけの個別の祈りの場
  • お彼岸は、春と秋の年2回あり、春分や秋分にお参りするのが良い
  • 秋分の日は「お墓参りの日」
  • お盆のお参りは13日が良い
  • その他、祥月命日、月命日、年末年始、人生の節目のお墓参りが良い
  • 時間帯は午前中が良い

「ついで」のお参りのよしあしも、お参りする人間の心構え次第だ

神道やキリスト教や創価学会など、宗教によるお墓参りの時期の決まりはない

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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