墓じまいの費用に関する記事アイキャッチ

近年「墓じまい」という言葉は非常に注目されるようになってきています。
なぜなら「お墓の継承者がいない」「遠方に住んでいて満足にお墓参りができない」といった人が増えてきているからです。
しかし、皆さんは「墓じまい」にどれくらいの費用がかかるか、ご存知ですか?

この記事は「墓じまいの費用」について、以下のような疑問解消に役立ちます!

  • 墓じまいにはどれくらいの費用が必要なの?
  • 墓じまいにかかる費用の内訳を知りたい!
  • 墓じまい代行の費用相場っていくら?

この記事では、墓じまいの費用について、内訳や、費用が上下する条件、墓じまい代行の費用相場などについて紹介します。
最近お墓の維持・管理が負担になってきたかも…という方が、墓じまいの費用について理解を深め、更に次の “墓じまいを検討する” 段階に進むことができたら幸いです。

なお「墓じまい」のより基本的な知識・流れなどについて詳しく知りたい方は、「【墓じまいの基礎知識】費用相場・手続きの流れや注意点を徹底解説」の記事をご覧ください。

墓じまいを検討されている方

  • 墓じまいはどこに相談するのかわからない
  • 複雑な事務手続きをやりたくない
  • 墓じまいにいくら必要なのか知りたい

墓じまいを何度も経験したことがあるという方は少ないため、不安に感じる方もいるかと思います。
また、今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。

ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案までサポートします。
墓じまいで悩まれている方は、まず一度ライフドットにお問い合わせください。

【アンケート結果】墓じまいにかかった費用はいくら?

20代~70代で墓じまいをしたことがある男女76名にアンケートを取ったところ、墓じまいをした時に実際かかった費用は以下のような結果となりました。

墓じまい(ご遺骨の処理含む)にかかった費用は?(n=76)

なお、このアンケートで集計した「墓じまいの費用」の中には以下の項目が含まれています。

  • 元あるお墓の撤去に必要な費用
  • 遺骨の新しい納骨先に必要な費用
  • 墓じまいの手続きに必要な費用

結果を見ると、1番多い割合は50万円以下で26.3%、2番目に多い割合は100万~150万円で18.4%、3番目に多い割合は50万~100万円で17.1%となりました。

全体の約6割の人が、墓じまいにかけた費用が150万円以下ということがわかります。

なおアンケート結果についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

次の章からは、墓じまいの費用相場とその内訳について詳しく解説していきます。

墓じまいの費用相場は50万円〜100万円

墓じまいの費用相場は50万円〜100万円ほどです。内訳は以下のようになっています。

墓じまいに必要な費用

墓じまいとは、先祖代々が受け継いできたお墓を解体撤去し、その中に納骨されていた遺骨を新たな施設に移すことです。ただ単に、お墓の解体工事だけかと思われている方が多くいるのですが、実はそうではありません。

各内訳を簡単にご説明します。

  • 元ある墓石の撤去代
    墓地による解体撤去工事の費用です。石材店に依頼します。墓石の大きさ、墓地の広さ、撤去工事の作業方法などによって費用が大きく変わります。
  • 新しい遺骨の納骨先の費用
    遺骨の受け入れ先に必要な費用です。新しいお墓、納骨堂、樹木葬、永代供養などがあります。受け入れ先によって費用が変わってきます。
  • 墓じまいの手続きの費用
    墓じまいをするには、改葬許可証や埋葬証明書など、手続きに必要な書類がいくつかあります。
  • 離檀料
    墓じまいのためにお寺との檀家関係を解消するのであれば、離檀料を用意しなければなりません。離檀料も、寺院と檀家の関係性などによって変わってきます。

このように、一概に「費用はいくらだ」と言えないものばかりなので、墓じまいの費用や相場を安易に指し示すのは、逆にものすごく無責任な発言になってしまいます。

しかし、それぞれの項目でどのように費用がかかるのかは説明できます。
それらをひとつずつ細かく見ていきましょう。

【内訳①】元あるお墓の撤去に必要な費用相場は25万~30万円

元あるお墓の撤去

元あるお墓の撤去に必要な費用は25万~30万円ほどです。(墓地の区画が2㎡と仮定)

これらの費用を一つずつ、細かくご説明いたします。

墓石の撤去代は1㎡あたり8万~15万円ほど

墓じまいの費用で、まず必要なのが墓石の撤去代です。撤去代の相場は1㎡あたり8万円〜15万円だと言われています。

たとえば、墓地の幅が2メートルで、奥行きも2メートルだとします。するとこの墓地の面積は4㎡で、相場を当てはめると、28万円〜60万円という単純計算ができます。
ここまでの開きがあるのは、石材店によって金額設定に差があるということです。

しかしこれはあくまでも目安です。墓石の撤去は石材店に依頼し、ひとつひとつの案件で見積もりをしてもらわなければなりません。

正確なお墓の撤去工事費を把握するには・・・

正確な工事費の見積もりを出すには、工事業者(石材店)が実際霊園に出向いて状況を確認する必要があります。そのため、具体的には以下の項目を石材店に伝えなければなりません。

  • 元の墓石がある霊園・寺院名と所在地
  • 元の墓石がある区画番号、又は場所がわかる情報(例:入って左手の水場の前)、墓石に彫刻された文字など。※スマホで撮影した写真でも概算見積もり可能なこともあります。

基本的には、お墓を建立した時の石材店に相談をすると良いでしょう。また【ライフドットの墓じまい】は全国の墓じまい可能業者と提携しています。ご希望いただけたら全国対応いたします。

墓石の撤去代は次の項目に分けられます。

石塔や石製品の解体撤去費用

石塔、霊標、灯籠、根石(巻石)、玉垣など、お墓はさまざまな石の部材の組み合わせでできています。まずはこれらの石塔や石製品を解体撤去します。

石は大変重いものなので熟練の職人でないと墓じまいはできません。さらに、両隣や後ろにお墓が隣接している場合は、それらを絶対に傷つけてはならないために作業は慎重を要します。

解体撤去の費用は、それぞれの石のボリュームによって値段が増減します。石塔ひとつとっても、仏石の横幅が8寸の小さいものもあれば1尺のように大きなものもあります。

もしも墓地の中に石塔が2つ、3つと複数ある場合は、それらの費用も加算されます。また根石も墓地の面積によっては短いものから長いものまであるので、こうした石のボリュームが費用に大きく影響します。

石塔や石製品の処分費

解体撤去した石塔や石製品は、産業廃棄物として処理されます。多くの石材店は自社で石材を処分できないため、産業廃棄物運搬収集許可を得た専門業者に委託します。

回収された石材はリサイクル業者に移して、採石などに再利用します。石材を処分するにはこうしていくつかの専門業者が入らなければならないために、各方面へのコストがかからざるを得ないのです。

コンクリート基礎の解体・残土の処分・整地化

石塔を解体し、根石を外してみると、墓地の中に敷き詰められた玉砂利や採石、あるいは土が出てきます。さらにそれらをも解体すると、墓地を頑丈に支えた鉄筋コンクリートの基礎が出てきます。

古いお墓では土の上に石塔を置くだけというのもよくあるのですが、最近のお墓ではほぼ100%の割合で、鉄筋コンクリートの施行がなされています。
コンクリートと、その中に組まれている鉄筋も解体しなければなりません。

さらにはこれらの作業の中で出てしまった残土は、それぞれ、土、石(玉砂利)、コンクリートガラ、鉄筋に分類して処分に出します。
当然墓地の面積が広い方が、残土の量も増えてしまいます。

重機回送費

墓じまいの工事をする場合にはさまざまな重機やトラックを用意しなければなりません。
墓地によっては、地面を傷つけたり汚したりしないためにきちんとした養生を求めてくることもあります。
そうした費用も作業の中では必要になってくるのです。

閉眼供養(魂抜き)のお布施は1万〜5万円

閉眼供養(魂抜き)のお布施は1万円~5万円ほどが相場です。

この他にも、「お車代」を包むとより丁寧な対応でしょう。お車代は追加で五千円程度です。
墓石を解体撤去するためには、必ずお寺様に魂抜きをしてもらいます。

これは、墓石の中には仏様がおられますし、私たちのご先祖様を守ってくださっていると考えられているからです。
魂抜きは撤去工事の当日に行うこともありますし、工事日の数日前に行うこともあります。
寺院と石材店と相談して、日程を決めましょう。

魂抜きで上げられる読経の時間は、寺院によって異なりますが、おおむね20分から30分程度でしょう。
特別に用意しなければならないものはありませんが、これまでご先祖様を守ってきてくれたお墓への最後のお参りになります。

いつものお墓参りの時以上に、お墓はきれいに掃除してあげて、お花やお供え物を用意しましょう。
感謝の思いを込めて、魂抜きに立ち会いたいものです。

以上、墓じまいの費用の内訳1つ目、元あるお墓の撤去に必要な費用について解説しました。次の章では内訳2つ目、新しい納骨先に必要な費用についてご紹介します。

【内訳②】新しい納骨先に必要な費用相場は15万〜300万円

改葬先、つまり遺骨の新しい納骨先によって費用は異なりますが、15万~300万円が相場と言えます。

新しい遺骨の納骨先に必要な費用は15万~300万円

遺骨の行き先として考えられるのは、永代供養墓(合葬墓)、樹木葬、納骨堂、散骨、手元供養、新しいお墓、お墓のお引越しなどです。

納骨先によって費用がかなり大きく異なり、それぞれの費用の相場は以下の通りです。

供養のタイプ 費用の相場
永代供養墓(合葬墓) 10万~30万円
樹木葬 70万~150万円
納骨堂 50万~100万円
散骨 3万~30万円
手元供養 数千円~50万円
新しい墓石のお墓 100万~300万円
お墓の引越し 100万~250万円

これらの供養のタイプと費用相場を、一つずつ見ていきましょう。

永代供養墓(合葬墓) 10万~30万円

合葬墓・合祀墓

他の人と一緒にお墓に入る合葬タイプの永代供養墓は、1体あたりの費用が10万~30万円ほどでしょう。また中には、安くて5万円ほどから納骨できる霊園もあります。

永代供養墓とは、ご家族に代わり霊園や墓地の管理者が、永代にわたって供養してくれるお墓のことです。なお永代供養墓には種類がいくつかあり、ここでは合葬タイプの費用をご紹介しています。

永代供養であっても個別の収骨スペースがあるお墓は、更に費用が高くなるでしょう。

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樹木葬 70万~150万円前後

樹木葬

樹木葬とは、石ではなく樹木を墓標としたお墓のことです。従来の石のお墓に抵抗感がある人や、エコ志向の強い人たちに選ばれています。

また、跡取りのいない人にも人気です。なぜなら石のお墓に比べて樹木葬は墓じまいの手間や費用がかからないからです。
石のお墓よりも安く済むことが人気の秘訣のようです。

樹木葬も、市街地の霊園や寺院で行われる「霊園型」だと30万円〜50万円、自然の里山を利用した「里山型」だと50万円〜100万円です。

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納骨堂 50万円~100万円

ロッカー式の納骨堂

納骨堂とは、屋内に設けられた納骨施設で、中には「納骨壇」と呼ばれる遺骨を安置する施設が並べられています。
納骨堂の費用も、さまざまですが、使用する施設が簡素なものは安く、しっかりしたものであればそれなりに高くなります。

遺骨を収蔵するだけの「ロッカー型」だと20万円〜50万円、手を合わす仏壇部分と納骨が一カ所でできる「仏壇型」や、ビル一棟を納骨堂とした「マンション型」だと50万円〜100万円前後が相場です。

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散骨 3万~30万円

海上散骨

散骨の費用は、タイプによって異なります。

    • 個人散骨は30万円程度
      一家族だけで行う立ち会い散骨を、個人散骨といいます。
      散骨に行くための船などを、一家族だけでチャーターしなければならないため、金額が膨らみ、30万円程度になります。
    • 合同散骨は20万円程度
      複数の家族で行う立ち会い散骨を、合同散骨といいます。船のチャーター代を割り勘にできるため、個人散骨よりは安価です。
      ただ、たくさんの人が参加するため大きな船をチャーターしなければならず、各家族が支払うのは20万円程度です。
    • 委託散骨は5万円から8万円程度
      業者が都合の良いときにまとめて散骨できる委託散骨は、費用がぐっと安価になり、5万円から8万円程度です。

    手元供養 数千~50万円

    手元供養のイラスト

    手元供養の費用は数千~50万円です。こちらも手元供養の種類によって費用には大きな差があります。

    手元供養の種類 内容 相場
    ミニ骨壺などオブジェ 本体、台、りん、花立、線香立など 3万円~10万円
    遺骨アクセサリー 本体、遺骨の加工費用 3万円~5万円
    遺骨ダイヤモンド 本体、遺骨の加工費用 40万~200万円
    インテリア用品 本体 3万円~5万円

    新しいお墓を建てる 100万円~300万円

    いまあるお墓を撤去して、新しいお墓を建て、その中に遺骨を納骨します。遠方に住み着いてしまい故郷のお墓にはお参りできないが、きちんとした墓石で先祖を祀りたいと考えた上で、お墓を新しくしたい人が、自分たちの住まいの近くにお墓を建てます。

    新たにお墓を建てるとなると、墓地を取得し、墓石を建立しなければなりません。それらすべてを含む費用相場は100万円から300万円と言われています。

    お墓のお引越し 100万円~250万円

    いまあるお墓をそのままに、新たな墓地に引っ越しすることです。これにも、新しい墓地の永代使用料と、墓石の移設費用がかかります。

    「こっちにあるお墓をあっちに持って行くだけ」と簡単に思う人もいるかもしれませんが、実際はそう簡単には行きません。なぜなら、いまの墓地の面積と新しい墓地の面積が同じであることは、ほとんどありえないからです。

    墓石はそのまま使えたとしても、土台となる根石(巻石)や外柵は、墓地の寸法に合わせたものを据えなければなりません。
    石塔は移設、外柵は新調、というのはよくあることです。

    また、引っ越し先の墓地に高さやデザインの条件がある場合、その条件に合わせて石材を加工しなおさなければならないかもしれません。

    【内訳③】墓じまいの手続きに必要な費用相場は3000円

    墓じまいの手続きには以下の書類を準備する必要があります。各書類、無料~1500円ほどの費用がかかります。3枚の合計で多く見積もって3000円ほど必要となるでしょう。

    その他手続きに必要な費用3,000円

    それぞれの書類に必要な費用について解説します。

    改葬許可証の発行は無料~500円ほど

    改葬許可証とは、「すでに埋葬・収蔵されている遺骨を、他の墓地や納骨施設に移す場合」に必要な書類となります。

    発行するには、現在のお墓がある市町村から「改葬許可申請書」を入手し、必要事項を記入します。同時に「現在遺骨が納められている事実」と「遺骨を受入られるという事実」を証明すると、発行してもらうことができます。

    ※通常「現在遺骨が納められている事実」は埋蔵証明書、「遺骨を受入られるという事実」は受入証明書を、提示することが多いです。

    改葬許可証の発行にかかる費用は、各自治体によって異なりますが、無料~500円ほどでできます。発行までの流れ・発行にかかる費用は各自治体によって異なりますので、確認をするようにしましょう。

    埋蔵証明書の発行は400円~1500円ほど

    埋蔵証明書とは、「遺骨を確かに埋蔵していること」を証明するものです。現在のお墓の管理者に、発行を依頼します。

    費用は400円~1500円ほどといわれています。また、自治体によっては「埋蔵証明書」の提出は必須ではなく、改葬許可申請書に、現在の管理者が記名押印をしたものを提出したらよいところもあります。

    受入証明書の発行は400円~1500円ほど

    受入証明書とは「遺骨の受け入れを承認したこと」を証明するための書類です。遺骨の移転先の管理者に発行を依頼します。

    通常費用は400~1500円ほどといわれています

    【内訳④】離壇料の相場は10万~20万円

    離檀料10万~20万円

    離檀料とは、寺院と檀家関係を解消する時にお寺に支払うお布施のことです。よって元々お墓が寺院墓地であった場合、必要となる費用です。

    ※もしも元々のお墓が、自治体が運営する公営霊園や民間霊園にあった場合、離檀料は不要です。

    扱いとしてはお布施の一種なので、金額に決まりはありません。離檀する時には用意する慣例があり、相場は10万円から20万円(通常のお布施の2~3倍)ほどと言われています。

    離檀料は、寺院への感謝の気持ち

    法的にも支払う必要のないケースは多々ありますが、それでもこれまでご先祖様をお祀りいただいたお寺です。
    感謝の気持ちを込めて離檀料を包むこと自体は問題ないと、筆者は思います。

    中には、菩提寺に何も言わずに檀家関係を解消する人もいます。
    しかし、これはこれでマナーに反しているのではないでしょうか。

    なぜならば、お寺と檀家との関係も人間関係だからです。
    お墓がお寺の境内になければ、菩提寺に伝えずに墓じまいして、勝手に檀家をやめることもできます。

    しかしこれまでご先祖様の供養でお世話になっているわけですから、一定の配慮は必要でしょう。

    トラブルに発展したら専門家に相談する

    金額に関しては、本来はお金を包む側の任意の額であるべきです。
    しかし、お寺側にとっても一軒の檀家がいなくなることは維持をしていく上でも死活問題というのが本音のところです。

    雑誌やテレビやインターネットなどで法外な離檀料について報じられています。
    ひどい時には何百万円もの金額を請求されたというニュースを、筆者も見たことがあります。

    離檀料に決まりや相場がないとはいえ、これはあまりにもひどい話で、そのようなお寺はごく少数ではないでしょうか。

    筆者が実際に住職や施主などに話を聞いたところをまとめると、5万から10万円、高くても20万円が相場だと思われます。
    その上で、金額のことで揉めるのであれば、菩提寺としっかり話し合い、それでも折り合いがつかないようであれば弁護士などに相談しましょう。

    墓じまいを検討されている方

    • 墓じまいはどこに相談するのかわからない
    • 複雑な事務手続きをやりたくない
    • 墓じまいにいくら必要なのか知りたい

    墓じまいを何度も経験したことがあるという方は少ないため、不安に感じる方もいるかと思います。
    また、今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
    しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。

    ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案までサポートします。
    墓じまいで悩まれている方は、まず一度ライフドットにお問い合わせください。

    墓じまいで追加でかかることのある費用 

    墓じまいで追加でかかることのある費用には以下の2つがあります。

    • 土葬のご遺骨を火葬する費用
    • ご遺骨を預かってもらう費用

    それぞれどんな場面で必要となるのか、また費用相場はいくらか、解説します。

    土葬のご遺骨を火葬する(又は洗骨する)費用

    先祖代々古くからあるお墓を墓じまいする場合、火葬されていない土葬のお骨が出てくることがあります。土葬の場合、土が骨に残っているとバクテリアが付着していることがあります。そのため、専門の業者に洗骨(せんこつ)してもらわなければなりません。

    洗骨には2寸~7寸の骨壺で2万円ほどでしょう。火葬する場合は、自治体によって料金が異なります。名古屋市の場合は、市民であれば5000円、それ以外であれば7万円です。

    ご遺骨を預かってもらう費用

    ご遺骨を一時的に預かってもらえるサービスのことを「預骨(よこつ)」と言います。墓じまいをするとき、ご遺骨の新しい納骨先が決まり、手続きも終わり、撤去も完了した。しかしまだ新しい納骨先の準備が整っておらず、ご遺骨を家で保管しなければいけない・・・という事態が生じてしまうことがあります。そんな時に「預骨」を使う人が多いです。

    預骨の費用は、月1000円ほどが相場でしょう。

    以上、墓じまいで追加でかかることのある費用について解説しました。

    ここまで読んでいただいてわかる通り、墓じまいの費用は決して安くないことがわかったのではないでしょうか。次の章では、墓じまいの費用を少しでも安く抑えるためにできることをご紹介します。

    墓じまいの費用を安く抑えるためにできること

    墓じまいの費用を抑えるためにできることは、以下の2つです。

    1. 新しい納骨先として合葬墓・手元供養・散骨を選ぶ
    2. 墓地を撤去する業者は複数見積もりをとる

    一つずつ詳しくご紹介します。

    ①新しい納骨先として合葬墓・手元供養・散骨を選ぶ

    まず一番は、新しいご遺骨の納骨先にかける費用を安く抑えることです。

    新しい納骨先に必要な費用は、以下のように大きな開きがあります。

    供養のタイプ 値段の相場
    永代供養墓(合葬墓) 10万~30万円
    樹木葬 70万~150万円
    納骨堂 50万~100万円
    散骨 3万~100万円
    手元供養 数千円~50万円
    新しい墓石のお墓 100万~300万円

    上記の表の中で、比較的安価な供養方法は

    • 手元供養(数千円~50万円)
    • 散骨(3万円~100万円)
    • 永代供養墓/合葬墓(10万円~30万円)

    の3つでしょう。これらを選ぶと、費用を安く抑えることができます。とはいえ、新しい納骨先のタイプは「費用」だけで決めるべきではありません。他の要素も複合的に見た上で、納得のいく納骨先を選びましょう。

    ②墓石を撤去する業者は複数見積もりをとる

    二つ目におすすめしていただきたいことは、墓石を撤去する業者は複数の見積もりをとって決めることです。

    3つの見積もりをとると、例えば以下のような返答がもらえたりします。

    • A石材店:24万円
    • B石材店:26万円
    • C石材店:30万円

    それほど大きな金額にはならないかもしれませんが、それでも1万円~5万円ほど費用が抑えられることは家計にとっては有難いことでしょう。

    【注意】閉眼供養のお布施は支払うべき

    費用を抑えたいとしても「閉眼供養」はできる限り行いましょう。閉眼供養とは、墓石に宿っている仏様の魂を抜く儀式のことです。なぜ閉眼供養をするべきかというと、墓石を撤去する石材店の中には「閉眼供養」をしていない墓石を取り扱ってくれない場合があるからです。お墓を粗末に扱うことは罰当たりな行為である、という意識は多くの石材店の方が持っています。

    以上、墓じまいの費用を抑えるためにすべきことについてご紹介しました。

    ただ、それでも墓じまいの費用がどうしても支払えない・・・という方もいらっしゃるかもしれません。次の章ではも墓じまいの費用が支払えない場合の対処法についてご紹介します。

    墓じまいの費用が支払えない場合はの対処法

    様々な事情により墓じまいの費用がどうしても支払えない、という場合は以下の3つの方法を検討してみましょう。

    1. 親戚に相談しお金を出し合う
    2. メモリアルローンを組む
    3. 地域の自治体に相談をする

    一つずつ詳しくご紹介します。

    親戚に相談し家族でお金を出し合う

    まず初めに、墓じまいをしたいがお金がない、ということを家族・親戚に相談をすることから始めましょう。もし兄弟がいるのであれば、兄弟でお金を出し合うこともできるでしょう。

    一人で抱え込まず、まずは周りの人に協力を仰ぐ判断が賢明です。

    メモリアルローンを組む

    家族・親戚に相談してもどうしてもお金がない、という場合は「メモリアルローン」を検討してみましょう。

    メモリアルローンとは、お墓・仏壇・葬儀などにかかる費用に利用することができるローンのことです。

    審査が早く、スムーズに契約ができる特徴があります。ただ、やはりローンは組まないに越したことはありません。最終手段として考えましょう。

    地域の自治体に相談をする

    地域によっては、墓じまいの補助金制度を設置している自治体があります。

    (例)千葉県市川市の市川霊園の助成制度 

    1種 普通墓地 4平方メートル 24万円

    4種 芝生墓地 2.5平方メートル 7.5万円

    参照:市川市霊園一般墓地返還促進事業

    すべての自治体に共通している訳ではありませんが、まずは自分の自治体を調べてみることをおすすめします。

    たとえ助成制度がない自治体であっても、住民が金銭的な理由で墓じまいをせずにお墓を放置してしまわれては、自治体にとっても良くありません。適切な援助を提示してくれる場合もあるでしょう。

    以上、墓じまいの費用が払えない場合の対処法についてご紹介しました。

    墓じまいを代行した時の費用相場

    ガッツポーズをする男性

    最近では、墓じまいの代行サービスをする所が増えています。特に多いのが行政書士による代行サービスです。
    詳しい内容は、「墓じまいの手間は想像以上に大変!代行業者を有効活用しよう」の記事で触れていますので気になる人は確認してください。

    改葬許可申請という官公庁に提出する書類の作成が伴うため、行政書士が力を発揮できるのですが、寺院との交渉や、解体撤去工事など、墓じまいに必要なあらゆる事柄の代行もまとめて請け負っています。

    墓じまいの代行サービスにかかる費用は次のようになります。

    • 墓石解体撤去の費用 約20万円~30万円
    • 新しい納骨先の費用 約20万円~50万円
    • 行政書士への手数料 約5万円~15万円

    まとめ

    いかがでしたか?墓じまいに必要な費用を、ざっくりでもつかむことができましたでしょうか。

    墓じまいに必要な費用は、一件一件のお墓の種類・立地、またご家族の置かれている状況によって異なります。そのため、自分の先祖のお墓・家族の状況に当てはめて、費用を概算することをおすすめします。その上で、墓じまいをするかしないか、ご家族で話し合っていただけたら、今よりも満足のいく供養ができるようになるでしょう。

    最後にこの記事のポイントを箇条書きでおさらいします。

    この記事のポイント

    • 墓じまいの費用相場は50万円〜100万円程度
    • この費用の中には、石材店の工事費、寺院による魂抜き、新しい受け入れ先の費用、離檀料なども含まれる
    • お墓の解体工事には、解体撤去費、処分費、重機の費用等が含まれて、1㎡あたり7万〜15万円が目安。
    • 魂抜きのお布施は1〜5万円が目安。
    • 新しい遺骨の受け入れ先には、墓石、納骨堂、樹木葬、永代供養などがある。
    • 離檀料は10〜20万円が目安。
    • 改葬するには自治体から改葬許可を受けなければならない
    • 行政書士による代行サービスもある。
    • 墓じまいをして墓石がなくなっても、納骨堂、樹木葬、手元供養、永代供養など、きちんと供養する方法がある。

    なお、墓じまいの費用を抑えたところで、次は実際に墓じまいをどのように行うか、その流れや手順を知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。


    監修者コメント

    監修者
    終活・葬送ソーシャルワーカー
    吉川美津子

    遠方にお墓があって墓守をしていくことが難しい、継ぐ人はいるけれど女子なのでこの先守っていくことができるか不安、等の理由で、墓じまいを希望する人が増えています。

    墓じまいという言葉が数年前よりメディアで取り上げられるようになると、ますます墓じまい人気に拍車がかったような気がします。
    しかし、墓じまいをしたために、親戚や寺院とトラブルになるケースもめずらしくありません。
    また「案外費用がかかってしまった。墓じまいをする必要がなかった」と後悔してしまう人もいます。

    一度たたんでしまったお墓を元に戻すことはできません。
    「墓じまいをしなくてもいい方法はないか」という方法も考えてみましょう。
    最近では「墓守代行」等のサービスもあります。まとめて数年分の管理費等を払うほうが、墓じまいよりも割安になるケースもあります。

    墓じまいを検討されている方

    • 墓じまいはどこに相談するのかわからない
    • 複雑な事務手続きをやりたくない
    • 墓じまいにいくら必要なのか知りたい

    墓じまいを何度も経験したことがあるという方は少ないため、不安に感じる方もいるかと思います。
    また、今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
    しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。

    ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案までサポートします。
    墓じまいで悩まれている方は、まず一度ライフドットにお問い合わせください。