墓じまいの手間は想像以上に大変!代行業者を有効活用しよう

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「墓じまい」という言葉を耳にすることが多くなってきました。
しかし、「お墓を自分の代でおしまいにする」ということは理解できても、具体的に墓じまいとはどういう流れで行うのかを理解している人は少ないかもしれません。

実際に墓じまいを行う場合は、想像以上に手間や費用がかかります。
また、一生のうちに何度も経験することではありませんので、わからないこともたくさん出てくることが厄介です。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 墓じまいは自分でできるの?
  • お寺や家族とトラブルにならないよう墓じまいをしたい
  • 墓じまいはどんな流れでするの?
  • 墓じまいを代行業者に依頼すると費用はどのぐらい?

「自分で墓じまいを行いたい」「できるかぎり費用は抑えたい」などと感じている人もいるでしょう。
そんな人のために、今回は墓じまいの流れや代行業者へ依頼した場合の費用目安などについて解説していきます。

この記事を読めば、墓じまいの流れを押さえることができるので、代行業者へ依頼する際にもスムーズに交渉や相場の判断ができるようになるでしょう。

子孫への負担を減らしたい!墓じまいの8つの流れ

墓じまいを検討している人は、自分の子どもなどに「お墓のことで負担をかけたくない」という気持ちを抱いている方が多い傾向です。

しかし、墓じまいをするには何から行えばいいのかわからないため、途方に暮れてしまう人もいるのではないでしょうか。ここでは、墓じまいの流れを8つのポイントから確認しておきましょう。

1.家族や親族に相談する

墓じまいを検討している場合は、まず家族や親族に相談することが重要です。
なぜなら、お墓は先祖代々受け継いできているものだからです。

お墓離れが深刻化している時代になってきたとはいえ、いまだにお墓は未来永劫親族が墓守をしていくものだと考えている親族も少なくありません。お墓に対する考え方は千差万別です。

そのため、できるだけ事前に家族や親族には「墓じまいをしたい旨」を伝えておいたほうがトラブルにならなくてすみます。一言伝えてあるのとないのでは、大きく異なるのです。

2.霊園や墓地などの管理者に相談する

現在、お墓が建っている霊園や墓地などの管理者にも事前に相談をしておきましょう。
何の連絡もなく、いきなり墓じまいをすると伝えても急に行えないこともあります。

なぜなら、墓じまいは単に契約を解除すればできるという性質のものではないからです。
流れのなかで、霊園や墓地の管理者から承諾を得ることは必要になります。

そのため、親族に話をすることと同様に「墓じまいをしたい」という理由などをしっかり伝えておきたいところです。
寺院墓地の場合は、場合によって高額な離檀料を請求されたような話も聞かれますが、誠実な気持ちで理由を事前に伝えていれば親身になって話を聞いてくれます。

3.遺骨の引っ越し先を決める

現在のお墓に納骨されている遺骨を取り出してから安置する引っ越し先を決定します。
墓地埋葬法第4条において、遺骨は墓地以外の場所には安置することができません。

例えば、自宅に遺骨を安置しておくということはできないのです。
そのため、納骨堂や合同墓、海洋散骨など永代供養ができる引っ越し先を選ぶことが多いといえます。

遺骨を取り出したあとの受け入れ先が決まっていないと、この後の自治体手続きが行えないため注意が必要です。

4.霊園や墓地から承諾書などをもらう

引っ越し先が決まった後は、再度霊園や墓地の管理者に承諾をもらいましょう。
自治体によっては、現在の墓地や引っ越し先の墓地の承諾書が必要な場合もあります。

事前に話をしてあれば、墓地や霊園の管理者から承諾をもらうことはスムーズにいくでしょう。
自治体で必要な書類が事前にわかっているような場合は、一緒に持参したうえで記載してもらうとより一層迅速に墓じまいを進めることができます。

5.自治体でお墓の引っ越しの手続きをする

お墓がある場所の自治体で必要になってくるのが、お墓のお引っ越しの行政手続きです。
なぜなら、墓地埋葬法第5条で「改葬を行うものは、市町村長の許可を受けなければならない」という決まりがあるからです。

改葬とは、お墓のお引っ越しになります。行政手続きが無事に完了すると、改葬許可証が交付される流れです。必要になる書類の詳細については次の段落で解説いたします。

6.遺骨を取り出し石材店へ墓石の解体を見積もり

自治体から改葬許可証が交付された後は、遺骨を取り出して墓石の解体を石材店へ依頼します。
遺骨の取り出し自体は自分で行うことも可能です。
しかし、慣れていないと重い墓石をずらすことでケガをしてしまうリスクはあります。

そのため、できるだけ石材店など慣れている人に頼んだほうが無難です。
そして、墓じまいは遺骨を取り出して終わりではありません。

既存の墓石は解体する必要があるため、さまざまな石材店に相見積もりを依頼しておくことがおすすめです。
ただし、寺院墓地の場合は指定された石材店以外は工事ができないということもありますので、事前に墓地や霊園の管理者へ確認しておきましょう。

7.閉眼供養を行う

一般的には、遺骨を取り出したり、墓石を解体したりする前に僧侶を呼んで閉眼供養を行ってもらうことが多い傾向です。
閉眼供養とは、墓石に宿っているといわれている魂を墓石から抜いてあげる法要を指します。

御魂抜きやお性根抜きなどとも呼ばれることもあるでしょう。
閉眼供養は必ず行わなければならないというものではありませんが、寺院墓地の場合は行わないことは難しい傾向です。閉眼供養の際にはお布施が必要になります。

8.墓地を更地にして管理者へ返還する

墓地は最終的に更地にして管理者へ返還しなければなりません。
なぜなら、墓石を建てていた墓地使用者は、あくまでも墓地を借りていたにすぎないからです。

例えば、アパートなどで賃貸借契約を結んで退去する場合は入居したときの状態で大家さんへ返還することが必要です。同様に墓地も、「霊園や墓地から土地を借りていた」という賃貸借契約のような性質があるため、契約解除をする場合は原状回復して返すことが一般的といえます。

ただし、この内容は墓地埋葬法上でうたっているわけではありません。墓地を更地にするためには、当然墓石を撤去する必要があります。石材店で相見積もりをして選定した信頼できる業者に解体を依頼して解体や撤去を完了させましょう。

墓じまいにはさまざまな手続きが必要!手続きに必須の書類をチェック

墓じまいには、必ず行政手続きが必要になります。
しかし、見慣れない書類や聞きなれない専門用語が並んでしまうと、「それだけでうんざりしてしまう」という人もいるでしょう。
そうならないためにも、ここでは、墓じまいでどんな書類が必要になるのかについて押さえておきましょう。

封筒の書類

受入証明書

受入証明書は、お墓のお引っ越し先でもらう新しい墓地で遺骨を受け入れることを証明する書類です。
新しい墓地に白地があったり、ホームページ上からダウンロードできたりするようなケースもあります。受入証明書が出せない場合は、墓地契約書などの写しでも確認資料としてくれる自治体もあるようです。

埋葬(納骨)証明書

埋葬(納骨)証明書は、現在納骨されている霊園や墓地の管理人に発行してもらう書類です。
墓地に間違いなく、納骨されているという証明になります。例えば、寺院墓地の場合は住職、公営墓地の場合は自治体が書類を発行してくれる窓口です。

改葬許可証

改装許可証は、自治体への改装許可申請が通ると交付してもらえる書類です。
改装許可申請の際に、上記の受入証明書や埋葬証明書などを添付のうえ提出します。
この書類が交付される前に遺骨を取り出してしまうと法律違反になってしまいますので注意が必要です。

改葬承諾書

墓地の使用者と、改葬申請者が異なるときに発行してもらうのが改装承諾書です。
現在墓地のある霊園や墓地の管理者からもらいます。

書類名

内容

受け取る場所

受入証明書

新しく納骨する霊園や墓地が遺骨を受け入れてくれることを証明する書類

新しい墓地や霊園

埋葬証明書

現在使用している墓地に、遺骨が埋葬されていることを証明する書類

現在の墓地や霊園

改葬承諾書

墓地使用者と改葬許可申請をした人が異なる場合にもらう承諾書

現在の墓地や霊園

改葬許可証

遺骨を取り出して、新しい墓地へ納骨をするために必要な書類

現在墓石がある自治体

代行業者へ墓じまいを依頼するメリット・デメリット

墓じまいは、すべて自分で行うことも可能ですが、代行業者に依頼することも可能です。
もし、墓じまいの代行業者へ依頼する場合は、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

墓じまいを代行業者に依頼するメリット

代行業者へ依頼する大きなメリットは、煩雑な事務手続きや各所への交渉ごとなどをすべて任せられることです。

上記で説明したように、墓じまいを行う場合はさまざまな手続きや流れを押さえておかないと二度手間三度手間になる可能性があります。
そのため、墓じまい専門の代行業者へ依頼することによって無駄な時間をかける必要がなくなることはメリットといえるでしょう。

墓じまいを代行業者に依頼するデメリット

代行業者へ墓じまいを依頼する大きなデメリットは、自分で行うよりも費用がかかることです。
具体的な費用相場に関しては後述いたしますが、自分で手続きをすればかからない費用があることも事実。

そのため、「費用を少しでも抑えたい」「時間はいくらでもある」という人の場合は、代行業者ではなく自分で手続きを検討することもよいでしょう。

代行業者ができる墓じまいの内容は主に4つ

墓じまいの代行業者が行ってくれる内容は主に4つです。
「代行業者を利用したほうが良いのか」「自分で手続きをしたほうが良いのか」をよく確認したうえで、利用することがおすすめといえます。

1.墓地や霊園の管理者との交渉代行

新しく引っ越しする先の墓地や現在納骨されている墓地への交渉の代行をお願いできます。
少なくとも新旧の墓地へ足を運ぶ必要は出てきますので、この手間を省きたい人にとっては重宝するでしょう。
また、墓地や霊園の管理者へどのように話を切り出してよいのかわからない人にとっても代行は助かります。

2.自治体への手続きを代行

改葬許可証を交付してもらうために、自治体へ改葬許可申請を行う必要がありますが、この煩雑な手続きの代行を依頼できます。

手順を踏んだうえで申請をしないと、1回の訪問で改葬許可証がもらえるということは難しいでしょう。しかし、代行業者に依頼すれば必要な書類を短時間でそろえてもらい申請することが可能です。

3.墓石の解体・撤去を代行

墓石を更地で返還する際は、墓石の解体や撤去が必要ですが、この代行も行っています。
実際には、代行業者が紹介した石材店を通じて行うのが一般的です。

自分で行おうとすれば自分で石材店の比較や選定を行わなければいけません。知識があまりないなかで、比較検討することは想像以上にストレスになる場合もあります。そのため、代行業者を利用すれば悩むことなく手続きを進めることができるでしょう。

4.遺骨の取り出しや移動、一時預かり

遺骨を取り出したり、移動したりするときも代行業者が力になってくれます。
また、遺骨を新しい納骨先へ安置するまで一時的に預かってくれるということも代行の内容に含まれているのです。そのため、自分で時間と労力を費やすことなくすすめることができます。

墓じまいを代行業者に頼んだときの費用相場

墓じまいを代行業者へ依頼したときの費用相場について解説します。
代行業者が便利ということはよくわかったでしょうが、肝心の費用がどのぐらいかかるのかは気になるところです。

業者によって差はあるものの、ここでは各項目および全体でどのぐらいの費用相場になるのか見ていきましょう。

自治体への手続き代行の相場は約5万円

改葬許可申請の代行手続きの相場は、5万円程度からです。
墓じまいを行う場合は、現在の墓地、引っ越し先の墓地からそれぞれ埋葬証明書や受入証明書をもらう必要があります。

この書類をそろえたうえで改葬許可申請を行わないと改葬許可証は交付されません。3か所に足を運ぶ必要があるため、比較的高めの金額になっています。

遺骨の取り出し→納骨は約6万円

遺骨を取り出したり、再度納骨したりするまでの代行費用としては、各3万円程度です。
どちらもあわせると約6万円になります。大切な遺骨を扱う代行になるため、信頼できる業者を選びたいものです。

遺骨の移動の代行は約2万円+実費

遺骨を現在のお墓から取り出した後、一時的に預かったり、新しい墓地に移動したりする代行費用は約2万円です。あわせて移動にかかった交通費などの実費は請求されることがあります。

一時預かりの代行は約1万円

新しい墓地へ納骨するまでの遺骨の一時預かり代行は、約1万円です。

墓石の解体や撤去費用は、10万~30万円程度

墓石の解体や撤去するための費用は10万~30万円程度です。
墓石を撤去する費用は、主に「墓地の広さ」「使用している石材の量」「工事する墓地の立地」で変わってきます。

一般的には、墓地の敷地が広く使用している石材の量が多くなると工事作業が増えるため費用が高くなる傾向です。また、墓地の場所に重機が入れないような場所だと人力で解体を行う必要があるため費用が高くなります。

墓じまい代行合計で16万~30万円程度が相場

墓じまいの交渉から納骨まですべて代行業者へ依頼した場合の平均相場は、16万~30万円程度です。
上述したように敷地の広さで金額が変わるケースが多いでしょう。

内容

費用相場

自治体への手続き代行

5万円~

遺骨の取り出し→納骨代行

6万円~

遺骨の移動の代行

2万円+実費分(交通費など)

一時預かりの代行

1万円

墓石の解体や撤去代行

10万~30万円

墓じまいのすべてを代行

16万~30万円

まとめ

近年は、墓じまいを希望する人が増加傾向です。しかし、墓じまいはさまざまな交渉や手続きが必要なため、非常に煩雑になります。自分で行うこともできますが、手間暇は承知のうえで取り組むことが必要です。

どうしても自分で時間がとれないような人は、墓じまいの代行業者へ依頼することも検討しましょう。墓じまいの代行業者は、さまざまなノウハウがあるため悩むことなく短期間で墓じまいをすることができます。
再度、墓じまいの代行についておさらいをしてみましょう。

この記事のまとめ

  • 墓じまいを検討する際は、まず親族や墓地・霊園の管理者へ相談する
  • 遺骨の引っ越し先の選定も重要
  • 墓じまいをするには、自治体で改葬許可証を発行してもらうことが必要
  • 今まで使っていたお墓は僧侶に閉眼供養をして魂を抜いてもらうのが一般的
  • 墓石が建っていた墓地は霊園へ返還することが必要
  • 墓地を返還する場合は、墓石を撤去して更地にしておく
  • 墓じまいには主に4つの書類がある

書類名

内容

受け取る場所

受入証明書

新しく納骨する霊園や墓地が遺骨を受け入れてくれることを証明する書類

新しい墓地や霊園

埋葬証明書

現在使用している墓地に、遺骨が埋葬されていることを証明する書類

現在の墓地や霊園

改葬承諾書

墓地使用者と改葬許可申請をした人が異なる場合にもらう承諾書

現在の墓地や霊園

改葬許可証

遺骨を取り出して、新しい墓地へ納骨をするために必要な書類

現在墓石がある自治体

  • 代行業者に依頼するメリットは、すべて手間がかからないこと
  • 代行業者に依頼するデメリットは、自分で行うよりも費用がかかってしまうこと

内容

費用相場

自治体への手続き代行

5万円~

遺骨の取り出し→納骨代行

6万円~

遺骨の移動の代行

2万円+実費分(交通費など)

一時預かりの代行

1万円

墓石の解体や撤去代行

10万~30万円

墓じまいのすべてを代行

16万~30万円

以上のように、墓じまいは流れさえ押さえておけば自分で行うことも十分可能です。

しかし、どうしても時間とさまざまな場所へ足を運ぶという手間がかかってしまいます。
自分で調べたり、比較したりすることが苦にならないような人は自分で墓じまいを行ったほうが費用はリーズナブルです。

一方、時間があまりとれない人にとって代行業者は心強い味方になります。
自分のライフスタイルにあわせて、無理なく墓じまいができるよう検討して選択することが賢明です。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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