お墓の引っ越し

「お墓の引っ越し」という言葉を耳にしたことはありますか?

お墓の引越しとは、既にお墓や納骨堂に納めた遺骨を、他のお墓に移すことを言います。実は最近、この「お墓の引越し」をする人が増えてきています。

よくある理由としては、「お墓が遠方にあって墓参りに行くのが困難だ・・・」「お墓を継ぐ人がいない・・・」といったものです。

この記事では、「お墓の扱いに困っている・・・」と考える人が増えているからこそ、知っておいてほしいお墓の引越しについて簡単にまとめました。

  1. お墓の引っ越しに関するこのような疑問解消に役立ちます!
  • 「お墓の引越しって簡単にできるものなの?何から手をつけたらいいかわからない…」
  • 「上京してお墓が遠くなってしまった…お墓の引っ越しってどうやってやるの?」
  • 「お墓の引越しって、また一からお墓を建てないといけない?金額はどのくらい?」

実際問題「お墓の引越しをしたい」と思っていても、前に進めない方が多いものです。それは、費用の見積もりがなかなかでなかったり、明確な期限がきめられていなかったりするからです。今回は、少しでもお墓の引越しをスムーズに進められるようなポイントについても紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

なお、「お墓の引越し」は正式には「改葬」とも呼ばれています。改葬=お墓の引越し、と捉えていただいて構いません。

では早速、読み進めていきましょう。

墓じまいを検討されている方

  • 墓じまいはどこに相談するのかわからない
  • 複雑な事務手続きをやりたくない
  • 墓じまいにいくら必要なのか知りたい

墓じまいを何度も経験したことがあるという方は少ないため、不安に感じる方もいるかと思います。
また、今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。

ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案までサポートします。
墓じまいで悩まれている方は、まず一度ライフドットにお問い合わせください。

お墓の引越しはできる!引っ越し方法は3つ

霊園の芝風景

結論から言うと、お墓の引越しはできます。

お墓の引越しをしたい、と思われる理由はひとそれぞれですが、お墓を引っ越しすることに対して基本的には何も問題ありません。

お墓の引越し(改葬)の件数は、以下の表の通り年々増加しています。

平成27年度 91,567件
平成28年度 97,317件
平成29年度 104,493件

※参考:厚生労働省/衛星行政報告/埋葬及び火葬の死体・死胎数並びに改葬数

しかし、まれにお墓の引越しができないケースも存在します。それは、遺骨を骨壺ではなくそのまま土に埋めたケース。複数人と一緒にお骨を埋葬したケースです。詳しくはこの記事の後程紹介します。

そして、ただ「お墓の引越し」と言っても、その方法は一つだけではありません。お墓の引越しには主に以下の3つの方法があります。

  • 遺骨だけを移動させる引っ越し
  • 遺骨と墓石両方を移動させる引っ越し
  • 分骨して移動させる引っ越し

それぞれ詳しく紹介していきます。

「遺骨」だけ移動させる引っ越し

お墓の引越しをするとなったとき、この「遺骨だけ移動させる引っ越し」を選択する人が一番多いです。

具体的には、墓石自体は引っ越しをせずその場で解体・処分をし、遺骨だけ引っ越しをするパターンです。遺骨は新しいお墓に埋葬します。

「遺骨」と「墓石」両方を移動させる引っ越し

遺骨と墓石両方を移動させる引っ越しをする人はそれほど多くはありません。

というのも、移転前と移転先の土地の大きさがピッタリ合い、墓石をそのまま移動できるケースは少ないからです。また、墓石をそのまま移動するだけではなく、磨きなおしをする方も多いのです。となると、場合によっては「遺骨」だけ移動して新しく墓石を買うよりも費用負担が大きくなってしまうこともあります。

「分骨」して移動させる引っ越し

分骨とは、すでに納骨されている遺骨の一部を取り出して分け、2か所以外で供養できる状態を作ることです。

例えば、お墓の所在地と現状の住まいが違う場合、今あるお墓は処分せずそのまま残し、遺骨の一部を家の近くのお墓に納める(もしくは納骨堂を利用する)といったことができます。分骨する場合は、分骨証明書を発行してもらう必要があるため、注意してください。

「お墓の引越し」にかかる費用、相場は250万円程度

墓石とお金

皆さまが一番懸念されているのは、お墓の引越しにかかる費用なのではないでしょうか。

結論から申し上げますと、

  • 「遺骨のみの引越し」の場合に必要な合計金額は30万円~250万円
  • 「遺骨と墓石両方の引越し」の場合に必要な合計金額は110万円~220万円
  • 「分骨」の場合に必要な合計金額は12万円~160万円

となっております。しかし上記の金額はあくまでも目安です。

実際見積もりを取るとなると、明確な金額が分かりづらいことが多いです。理由としては、元のお墓の立地によって工事にかかる金額は大きく変わるからです。元のお墓の立地は具体的には、○○霊園、〇区画、〇番目、まで必要となります。ここまで詳細な情報が必要な理由は、お墓の前の道の幅によっては工事の重機が入らない場合があるからです

また区画などが分からない場合は、そのお墓周辺の写真があると、スムーズに見積もり金額を出せることもあります。一番安心なのは、石材店が元あるお墓の場所を見学して見積もりを出してもらうことです。

とはいえ、お墓の引越しに大体どんなお金が必要か、ということは誰しもが知っておきたいことでしょう。ここでは「遺骨のみの引越し」「遺骨と墓石の引越し」「分骨」それぞれのパターンごとに必要な費用を紹介します。

「遺骨のみの引越し」の場合、合計30万円~250万円

遺骨のみの引越しの場合、合計30万円~250万円ほどの費用がかかります。

詳細は以下の表の通りです。

引越し前 墓石の撤回・墓所を更地にする費用 8万~15万円/㎡
離檀料(寺院墓地の場合) 10~30万円(法要で渡すお布施の2~3倍)
閉眼供養のお布施 3~5万円
手続きに必要な費用 3000円ほど
移動 遺骨の移動費用(ゆうパックにて) 1000円ほど
引越し後 新しいお墓にかかる費用 5~150万円
開眼供養のお布施 3~5万円

合計金額は30万円~250万円と大きな開きがあります。その要因は、特に引っ越し後の「新しいお墓にかかる費用」にあります。国産の墓石を新しく購入するのか、墓石を必要としない納骨堂などのお墓に納骨するのか、によってかなり変わります。

しかし反対に、「お墓の撤回費用」や「移動費用」は、そこまで大きく上下することはないでしょう。※移動距離によって差が出ることはあります。

それでは、各費用項目について詳しく説明していきます。

【引越し前】に必要な費用

引越し前に必要な費用は以下の4項目です。

引越し前 墓石の撤回・墓所を更地にする費用 8万~15万円/㎡
離檀料(寺院墓地の場合) 10~30万円(法要で渡すお布施の2~3倍)
閉眼供養のお布施 3~5万円
手続きに必要な費用 3000円ほど

お墓の撤去・解体費用

元あるお墓を撤去・解体、墓所を更地にするための費用です。

費用は8~15万円/㎡が目安です。しかしあくまでも目安であります。例えば、墓所内の木が大きくなって根が生えていたりすると解体も大変です。半日で終わるような作業が3日かかってしまうこともあるでしょう。そのようケースがあれば、費用はプラスでかかってしまいます。

離檀料

離檀料は、お寺との檀家関係を解消するのであれば、必要となります。よって寺院墓地にお墓を構えている方が対象になります。

離檀料の相場は普段の法要などで渡すお布施の23倍と言われており、10~30万円が妥当でしょう。

また近年、この離檀料をめぐるトラブルが増えてきています。中には100万円など高額請求された事例もあります。「檀家」にまつわる費用や流れに関しては、この章の後半に詳しく紹介しますので、そちらをご覧ください。

魂抜き・閉眼供養の費用

魂抜き・閉眼供養とは、お墓を処分したり移動したりし、お墓から遺骨を取り出すとき行われる儀式のことです。

僧侶へのお布施として、大体3~5万円ほど必要となるでしょう。

手続きに必要な費用

お墓の引越しに必要な書類にも費用がかかってきます。必要書類には以下のものがあります。

  • 改葬許可証
  • 埋葬証明書
  • 受入証明書

各地方自治体のHPなどから申請することができますが、無料で発行できるところもあれば、1000円弱の費用がかかるところもあります。

【移動】には「遺骨を移動する費用」が必要

移動 遺骨の移動費用(ゆうパックにて) 1000円ほど

遺骨のみであれば、費用はそれほど高くなく1000円ほどでできます。

その詳細は各都道府県からどこに郵送するかによって変わりますが、一番安くて800円、高くても1600円ほどでできます。最近では「ゆうパック」で遺骨を郵送することが増えてきています。

【引越し後】に必要な費用

引越し後・引っ越し先に必要な費用は以下の2項目です。

引越し後 新しいお墓にかかる費用 5~150万円
開眼供養のお布施 3~5万円

移転先のお墓に必要な費用

お墓の引越しということで、元ある墓石の撤去だけしたらそれでよし、という話ではありません。遺骨の移転先を考える必要があります。

移転先のお墓は、墓石を必要とするお墓、墓石を必要としない「納骨堂」「樹木葬」といった新しいタイプのお墓、複数人が一緒に埋葬する「合葬墓」といったタイプのお墓など様々です。

これらのお墓の種類によって、費用はかなり変化します。

開眼供養に必要な費用

開眼供養とは、新しい納骨先に魂を入れるための儀式です。※魂入れと言うこともあります。

こちらも「閉眼供養」同様、僧侶を招いてお経をあげてもらいます。

費用は3万円~5万円といったところでしょう。

以上「遺骨のみの引越し」の場合に必要な費用について詳しく紹介しました。

「遺骨と墓石の引越し」の場合、合計110万円~220万円

遺骨と墓石の引越しの場合、合計110万円~220万円ほどの費用がかかります。

詳細は以下の表の通りです。

また、実は「遺骨のみの引越し」と「遺骨と墓石の引越し」は費用項目がほとんど変わりません。以下、違う箇所は太字で記載しております。

引越し前 墓石の撤回・墓所を更地にする費用 8万~15万円/㎡
離檀料(寺院墓地の場合) 10~30万円(法要で渡すお布施の2~3倍)
閉眼供養のお布施 3~5万円
手続きに必要な費用 3000円ほど
移動 遺骨と墓石を移動する費用 20~80万円
引越し後 元の墓石を加工・磨き直す費用 60~80万円
開眼供養のお布施 3~5万円

【引越し前】に必要な費用

「遺骨と墓石の引越し」の場合、引越し前に必要な費用は以下の4項目です。

引越し前 墓石の撤回・墓所を更地にする費用 8万~15万円/㎡
離檀料(寺院墓地の場合) 10~30万円(法要で渡すお布施の2~3倍)
閉眼供養のお布施 3~5万円
手続きに必要な費用 3000円ほど

お墓の撤去・解体費用

元あるお墓を撤去・解体、墓所を更地にするための費用です。墓石をそのまま用いる場合でも、墓石のパーツを一部解体して運ぶことになります。また墓所を更地にする必要があるので、「遺骨のみの移動」の場合と比較して、必要な費用は変わりません。費用は8~15万円/㎡が目安です。

離檀料

離檀料の相場は普段の法要などで渡すお布施の2~3倍と言われており、10~30万円が妥当です。

魂抜き・閉眼供養の費用

僧侶へのお布施として、大体3~5万円ほど必要となるでしょう。

手続きに必要な費用

こちらも「遺骨のみの引越し」と必要書類は変わりありません。

  • 改葬許可証
  • 埋葬証明書
  • 受入証明書

上記の書類を手に入れるために、安くて無料、高くて3000円ほどの費用がかかります。

【移動】には「遺骨と墓石を移動する費用」が必要

移動 遺骨と墓石を移動する費用 20~80万円

遺骨のみであれば、費用はそれほど高くなく1000円ほどでできます。しかし、遺骨と墓石両方を移動させるとなると、費用は一気に高額になります。その額は20~80万円ほどと言われています。※墓石の大きさや、移動距離によってもことなります。

想像以上に、墓石の移動に費用がかかることから、元ある墓石をそのまま用いる人は少なく、新しく墓石を購入する人が多いでしょう。

【引越し後】に必要な費用

「遺骨と墓石」の引越しの場合、引越し後には以下の費用が必要となります。

引越し後 元の墓石を加工・磨き直す費用 60~80万円
開眼供養のお布施 3~5万円

元の墓石を加工・磨き直しする費用

墓石の加工・磨き直しに掛かる費用は、約60~80万円と言われています。

墓石の取り出し、削り落とし、磨き直し、削り直し、と様々な工程を必要とすることから、高額になってしまうことが多くあります。また、墓石を霊園で削りなおすことはできないため、作業場に運ぶ等の手間もかかります。

墓石の削り直しを検討する際は、必ず見積もりをとることをおすすめします。

開眼供養に必要な費用

「遺骨のみの引越し」の時と同じく、開眼供養に必要な費用は3万円~5万円ほどかかります。

以上、「遺骨と墓石の引越し」に必要な費用についてまとめました。

「分骨」の場合、合計12万円~160万円

分骨の場合、合計12万円~160万円ほどの費用がかかります。

詳細は以下の表の通りです。

引越し前 閉眼供養のお布施 3~5万円
手続きに必要な費用 数百円
移動 遺骨の移動費用(ゆうパックにて) 1000円ほど
引越し後 新しいお墓にかかる費用 5~150万円
開眼供養のお布施 3~5万円

【引越し前】に必要な費用

引越し前に必要な費用は以下の2項目です。

引越し前 閉眼供養のお布施 3~5万円
手続きに必要な費用 数百円

魂抜きのお布施

分骨であっても、魂抜きの儀式は必要となります。このお布施には3万円~5万円がかかるでしょう。

手続きに必要な書類

上記の表の中でも「手続きに必要な書類」のみが、他の方法の費用項目と異なります。分骨をする時には「分骨証明書」を発行しましょう。(改葬許可証等の書類は必要ありません)分骨証明書には、個人の名前・性別・死亡年月日などが記されています。通常一枚数百円程度で手に入れることができます。

【移動】には「遺骨を移動する費用」が必要

移動 遺骨の移動費用(ゆうパックにて) 1000円ほど

分骨の場合も、遺骨のみの送付であるため費用はそれほど高くなく1000円ほどでできます。一番安くて800円、高くても1600円ほどでできます。

【引越し後】に必要な費用

「分骨」の場合、引っ越し後・引っ越し先には以下の費用が必要です。

引越し後 新しいお墓にかかる費用 5~150万円
開眼供養のお布施 3~5万円

移転先のお墓に必要な費用

分骨したお骨を納骨する場合、移転先のお墓に必要な費用がかかります。

これらの費用はお墓の種類によって大きくことなります。また、分骨の場合は、「散骨」「手元供養」を選択する方もいらっしゃるでしょう。

「散骨」には大体5万円~30万円

「手元供養」には3万円~10万円、程度の費用がかかります。

 開眼供養に必要な費用

分骨したお骨を納骨するのであれば、開眼供養のお布施が必要です。費用は3万円~5万円といったところでしょう。

以上、「分骨」の際に必要な費用についてまとめました。

お墓の引越しに必要な費用について、頭に入れることはできましたでしょうか。次は具体的に「お墓の引越し」をするとなったときの手順について紹介します。

「お墓の引越し」の手続きから完了までの流れを紹介

【墓じまい 遺骨】アイキャッチ画像

この記事を見ていただいている人の中には、お墓の引越しをしたい…!でも何から手をつけたらいいのかわからない・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際問題、「お墓の引越しをしたい!」と石材店に問い合わせる方の多くが、その手順の不明瞭さや多さによって挫折してしまい、結局お墓の引越しが実現されないケースはよくあるとのことです。

お墓の引越しを実現させるためにも、今から紹介する手順を理解することは非常に重要なことです。

お墓の引越しのステップは、以下の通りです。

  1. 親族との話し合い
  2. 新しい納骨先の検討
  3. 今の石材店・お寺に連絡
  4. 改葬のための書類準備
  5. 遺骨の取り出し
  6. 新しいお墓への納骨

では1つずつ詳しく紹介します。

ステップ①親族との話し合い

まず親族との話し合いをすることを忘れないようにしましょう。

自分にとっては通いづらい厄介なお墓であったとしても、他の親族はそのように思っていないかもしれません。またお墓は代々継承していたものですから、一人の判断でお墓の引越しを決めることは避けましょう。

話し合いをせずに決めてしまうと、後々トラブルに発展することもあります。

ステップ②新しい納骨先の検討

親族との意見が一致したら、次に新しい納骨先を検討します。

新しい納骨先の探し方については、以下の記事を参考にしてみてください。

また本サイトからも新しい納骨先を探すことができます。ネットで新しいお墓を見てみたいという方は、ぜひご活用ください。

新しい納骨先をお探しの方

納骨先といっても、その種類はさまざまで、種類ごとの特色は全く異なります。

  • 自分に適切な納骨先がわからない。
  • 新しい納骨先の探し方がわからない。
  • お墓選びで注意するべきポイントがわからない。

など、納骨先選びで不安をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

当サイトには全国7,000件以上の墓地・霊園情報が掲載されています。最近人気がでている「納骨堂」「樹木葬」の掲載も豊富です。

費用やアクセス、口コミの紹介もしていますので、きっとあなたの希望に沿った新しい納骨先を見つけることができるでしょう。

ステップ③今の石材店・お寺に連絡

納骨先の検討がついたら、次は今の霊園の管理者、お寺の住職に話をしましょう。

お寺にお墓がある場合、お墓を撤去するということはすなわちそのお寺の檀家から離れる、という意味にもなります。

そのため、寺院墓地にお墓がある方は特に、相談をいきなり/一方的にするのはやめましょう。「お墓の引越し」をするに至った背景をしっかり伝えるようにしましょう。

またこの段階で、霊園の管理者・お寺の住職と「お墓の引越し」の話がついたら、いつ遺骨の取り出し・お墓の撤去をするのかを話し合いましょう。

ステップ④改葬のための書類準備

お墓の引越し(改葬)をするためには以下の書類を準備する必要があります。

  • 改葬許可証…改葬するのに必要な書類。各自治体に問合せ、手に入れることができます。
  • 受入許可証…「改葬許可証」を発行するのに必要な書類。新しい納骨先に受け入れ許可してもらえることを証明する書類です。新しい納骨先から手に入れることができます。
  • 埋蔵証明書…「改葬許可証」を発行するのに必要な書類。現在の納骨先で、埋蔵されていることを証明する書類です。現在の納骨先から手に入れることができます。
  • 改葬許可申請書…「改葬許可証」を発行するのに必要な書類。各地方自治体から手に入れることができます。

ステップ⑤遺骨の取り出し

納骨先と必要な書類がそろったら、遺骨を取り出します。僧侶にきてもらい閉眼供養を行います。

ステップ⑥新しいお墓への納骨

新しいお墓に納骨します。またここでも開眼供養を行います。

お墓の引越しする前に確認すべき2つのポイント

ポイントを示す女性

改葬で気をつけておきたいポイントは、2点あります。

  • 親族との人間関係
  • 菩提寺との人間関係

この2つは非常に重要なポイントです。両者への相談・了承が終えられていないと、石材店としても新しいお墓を提案できない現状です。

それぞれ詳しく解説しています。チェックしていきましょう。

親族との人間関係

改葬で特に気をつけたいのが、人間関係です。 とくに親族には事前に相談し、きちんと了解をとっておきましょう。

「お墓を引っ越しました」と事後報告をしたのでは、トラブルに発展してしまいます。 なぜなら、お墓参りをするのは、あなただけではないからです。

あなたの先祖は、親族の先祖でもあります。 お墓参りをする可能性のある人には、必ず許可をとっておく必要があるといえるでしょう。

菩提寺との人間関係

今あるお墓の管理者には、今までお世話になったことのお礼をていねいに述べましょう。

基本的に、墓地管理者には改葬を拒否する権利はありませんが、機嫌を損ねられてしまうとやっかいです。 改葬には、今の墓地管理者の了解が必ず必要になるためです。

具体的には、お墓の引越しをする時には、「埋葬許可証」を今あるお寺から出してもらう必要があるのですが、その書類をなかなか出してもらえなくなることにもつながります。

そのためにも菩提寺との円滑なコミュニケーションが大事なのです。

お墓の引越し行う理由は何?メリットを解説

メリットを考える男性

最近「お墓の引越し」をする人が増えている理由は何なのでしょうか?

「継承者がいない」というものがよくある理由です。独身者の増加や、少子高齢化というのが要因でしょう。

また「お墓が遠くて、維持管理が大変」という声もよく聞かれます。近年では、大学や就職のタイミングで生まれ育った町を離れて都会に行く人が増えたため、先祖代々継承してきた「お墓」をそのまま維持管理するのに苦労する方が増えているようです。

他にも「お寺との関係維持が困難」といった意見もあります。

詳しく知りたい方は、全国石製品共同組合による”墓じまい”についてのアンケート調査結果をご覧ください。

メリット①自宅から近い場所に新しいお墓を設ければ、頻繁にお墓参りができる

お墓が身近になれば、自然とお墓参りの頻度がアップするでしょう。 お盆やお彼岸だけではなく、命日や家族にとって大事な日にお墓参りに行ければ、より故人を近く感じられます。

メリット②今のお墓を無縁墓にしなくて済む

遠すぎてお墓参りになかなか行けないと、草ばかりの荒れ地にしてしまうかもしれません。 改葬して頻繁にお墓へ通うようになれば、無縁になるのを防げます

メリット③今のお墓の管理者に年間管理費を支払ってゆく必要がなくなる

今のお墓に対して年間管理費を支払っている場合がほとんどでしょう。 改葬を行えば、めったに行かないお墓のために管理費を支払わなくてよくなります。

メリット④次の世代がお墓のことについて悩まなくてよくなる

遠いお墓をそのままにしておけば、いずれ代替わりをして、子世代がお墓について悩むことになるでしょう。 「親がなんとかしておいてくれればよかったのに」などと言われずに済みます。

改葬は、自分のライフスタイルにお墓のほうを引き寄せてくるための方法です。 お墓が近くにあれば、自分も次世代も安心でき、先祖も手厚く供養することができます。

改葬は、お墓を無縁にしてしまわないための、有効な方法として注目されています。

お墓の引越し心配事は何?デメリットを解説

デメリットを考える男性

お墓の引越しには、デメリットもあります。主なデメリットは、以下の4点です。

デメリット①撤去費用がかかる

お墓の撤去には、1㎡につき10万円から15万円ほどの費用がかかります。

しかし、もし今後無縁仏になってしまう可能性があるならば、お墓の撤去は残された人ができるとよいのではないでしょうか。

デメリット②新しいお墓を建てるための費用がかかる

一般的なお墓を買うなら、200万円ほどが相場です。 もっとも、納骨堂や永代供養といったな方法も最近では増えてきています。

デメリット③菩提寺に離檀料(檀家をやめるための費用)を支払わなければならない可能性がある

菩提寺には、今までお世話になったお礼として20万円程度のお布施をするのが一般的です。 しかし、檀家を離れてほしくないお寺から、膨大な離檀料を請求される例も、まれにあります。

デメリット④親族を説得するのが難しい場合がある

先祖代々のお墓を移すことに、抵抗を感じる親族もいるでしょう。 目上の存在である年配者を説得するのは、骨の折れることです。

改葬のデメリットは、主に金銭的なことと、周囲の人を説得させることが大変だということに尽きます。

とくに人間関係のトラブルに陥ると、後を引く問題になってしまいます。 できるだけ円満にことを運ぶことはできないものでしょうか。

お墓の引越しを検討している方

お墓の引越し先、その種類はさまざまで、種類ごとの特色は全く異なります。

  • 自分に適切な納骨先がわからない。
  • 新しい納骨先の探し方がわからない。
  • お墓選びで注意するべきポイントがわからない。

など、引っ越し先選びで不安をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

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檀家をやめる流れと費用について

曹洞宗のお寺

今、お寺の檀家になっている人に、檀家をやめる流れと費用について解説します。 檀家とは、お寺の会員のようなものです。

檀家になっているお寺のことを、菩提寺といいます。

檀家は、菩提寺にお布施をしたり、お墓の年間管理費を納めたりすることで、 葬儀や法事を行ってもらったり、墓地全体の手入れをしてもらったりすることができます。

檀家とは、一般的には寺院墓地にお墓を持っている人のことを指しますので、 改葬をするということは、今のお寺の檀家をやめるということにつながります。

円滑に檀家をやめるためのポイントや、そのための費用はどうなるのかということについてお伝えしましょう。

1.菩提寺に理由をきちんと説明する

「檀家をやめる」と切り出したとき、住職の機嫌を損ねてしまうと、 改葬を渋られたり、多額の離檀料を請求されたりします。

そうならないために、菩提寺には、「報告」ではなく「相談」しなければなりません。 そして、改葬の理由をきちんと説明しましょう。

例えば、菩提寺の住職に「来月、お墓を撤去することにしました」と「報告」することは、タブーです。

住職には、お墓を守る務めを果たしているという自負があります。 よって、事前に何の相談もなしに「お墓を撤去する」と言われては、あまりに一方的だと、ムッとしてしまいます。

「家が遠くてお墓参りに行けないので、改葬を検討しているのですが」と、「相談」の形で切り出しましょう。 すでに改葬先のお墓を決めていても、「相談」の体をとります。

そして、改葬の理由として特に有効なのが、「無縁墓にしたくないから」というものです。

無縁墓とは、お墓参りに誰も来ることがなくなってしまったお墓のことを指します。 今あるお墓が無縁墓となって一番困るのは、実は菩提寺のほうです。

無縁墓となっても、菩提寺の意思ではなかなかお墓を撤去できませんし、当然、年間の管理料も入ってきません。 無縁墓は、お寺の財政にとって非常に困った存在なのです。

「このままだと、無縁墓になってしまう」ことを話題に出せば、菩提寺はきっと耳を傾けてくれるでしょう。

2.改葬先の受入証明書を手に入れる

菩提寺の了解が得られたら、誰が葬られているかを示した埋葬証明書を書いてもらい、 並行して改葬先からも受入証明書を書いてもらいましょう。

そうすれば、あとは市区町村役場に行くだけで改葬手続きが済んでしまいますから、スムーズにことが運びます。 埋葬証明書も、受入証明書も、任意の形式で大丈夫です。

3.お墓の撤去費用と離檀料を支払う

埋葬証明書をもらったら、菩提寺から具体的なお墓の撤去費用を教えてもらいます。

または、石材店と直接やりとりをするように言われることでしょう。 その場合は、撤去費用は石材店に支払います。

菩提寺には、今までお世話になったお礼として、お布施を包みましょう。

お布施の金額は、20万円程度が相場です。 しかし、お寺から離檀料を請求され、それを承諾した場合には、請求された金額を支払います。

あまりに法外な離檀料を請求されたときには、弁護士に相談するのが有効です。

引越し費用を抑える方法は?引越し先として増えている一般墓以外の選択肢

この章では、お墓の引越し先として増えている、一般墓以外の選択肢について解説します。

お墓の引越しで、必要となる費用に特に差があるのが「新しい納骨先の費用」です。 よって、できるだけ引っ越しの費用を抑えたい、という方は「費用を抑えられる納骨先」を検討することが一番です。

費用が抑えられる納骨先とは、永代供養墓、納骨堂、樹木葬などです費用は一般墓と比べて、半分から10分の1程度までに抑えることができます。

また、筆者おすすめの供養法を使えば、数万円で先祖の供養を叶えることもできます。

管理を一括で任せられる永代供養墓

一般墓のように、家族がお墓の管理をするのではなく、墓地管理者に管理を一括で任せられるお墓を、永代供養墓といいます。

永代供養墓を買えば、買った後に年間の管理料を支払う必要はありません。つまり、お墓の後継者がいなくても、また子世代がお墓参りに来られなくても、墓地の管理者がずっとお墓を守ってくれるということです。

永代供養墓には、2つのタイプがあり、それぞれ相場が違います。

      • 契約期間中の数十年は個別のお墓の形で供養が行われ、後に他の人の遺骨と一緒に供養されるタイプ(100万円程度)
      • 初めから他の人の遺骨と一緒に供養されるタイプ(30万円程度)

契約期間中の数十年は個別のお墓の形で供養が行われ、後に他の人の遺骨と一緒に供養されるタイプは、「個別墓つき永代供養墓」といった名称で販売されています。

また、契約期間は33年とするところが多いでしょう。亡くなってから33年目というのは、人が完全に仏となる節目であると考えられているためです。

一方、初めから他の人の遺骨と一緒に供養されるタイプは、 たんに「永代供養墓」や、「合祀墓」「合葬墓」「合同墓」といった名称で販売されています。

この場合、他の人の遺骨と混じってしまうため、あとから遺骨を取り出したいと思ってもできません。 注意したいポイントです。

さまざまな形式から選べる納骨堂

ロッカー式の納骨堂

納骨堂といえば、「遺骨を一時保管する場所」というイメージが一般的でした。しかし 最近では、一般墓よりも安く買える「終の棲家」として、納骨堂を選ぶ人も増えています。

納骨堂にはさまざまなタイプがあり、それぞれ相場が違います。 手頃なものから並べてみましょう。

      • ロッカー式納骨堂(50万円程度)
      • 仏壇式納骨堂(80万円程度)
      • 機械式納骨堂(100万円程度)
      • 墓石式納骨堂(120万円程度)

ロッカー式納骨堂とは、コインロッカーのように並んだロッカーの中に遺骨を納める昔ながらのものです。

仏壇式納骨堂とは、小型仏壇の中に遺骨を納めるもので、位牌なども同時に供養できるメリットがあります。

機械式納骨堂とは、お参りスペースに遺骨が自動搬送されてきたり、スクリーンに遺影を映し出したりすることのできる近代的な納骨堂です。

墓石式納骨堂は、「屋根のあるお墓」のようなもので、建物内に墓石がずらっと並び、墓石の下へ遺骨を納めます。

費用も安く新しいタイプの供養である樹木葬

樹木葬

新しいタイプの供養法として、樹木葬があります。

樹木葬とは墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓のことで、墓石がないぶん、費用が安くなります。 樹木葬の相場は、50万円ほどです。

自然の中に葬られるエコなイメージ、明るいイメージから、人気急上昇中です。

筆者おすすめの供養法

筆者がおすすめするのは、以下のような供養法です。

      • 菩提寺の合祀墓に合祀してもらう(10万円程度)
      • 散骨し、少しだけ遺骨を残して遺骨ペンダントなどで手元供養をする(10万円程度)
      • 大部分を散骨し、一部は本山に納骨する(10万円程度)
      • 送骨サービスを利用する(5万円程度)

※いずれも1体当たりの相場です

このように、あえて「新しくお墓を作らない」供養法をおすすめします。 一番手っ取り早く、かつ安心できるのが、菩提寺の合祀墓に合祀をしてもらうことです。

そうでなければ、散骨をして遺骨のカサを減らし、 一部はオブジェに込めたり遺骨ペンダントに入れたりして、自宅で手元供養を行います。

または、信仰している宗派の本山に納骨することも、信仰の厚かった故人には喜ばれます。 なお、遺骨をお寺にゆうパックで送る「送骨」サービスを使えば、全国の由緒あるお寺で供養してもらうことができます。

費用が抑えられるお墓の引越し先について、理解できましたでしょうか?最後に、「お墓の引越しをしたい!でも時間がない・・・」という方に向けて、お墓の引越し代行サービスについて紹介します。

時間がなくて困っている、という方は是非参考にしてみてください。

【時間がない方向けに】お墓の引越し代行サービスの利用

メモをとる業者

お墓の引越し代行サービスとは、ごく簡単にいえば、「お墓の引越しにまつわるさまざまな手続きを、ご家族に代わって行うサービス」をいいます。

お墓の引越しには、時間とお金がかかります。しかしお金を使えば時間的な負担を大きく軽減することができますし、また時間や方法をかければ金銭的負担を大きく軽減することが可能です。

このお墓の引越し代行サービスは、それぞれの業者によって、どこまでやってくれるのか、どのようなやり方をとるのかに違いが見られます。

また、お墓の引越し代行サービスを選ぶのにも時間がかかって逆に大変だよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは引越し代行の選び方についてそのポイント3つ紹介します。

引越し代行の選び方ポイント1 手順をどこまでやってくれるのか確認をする

ポイント1つ目は、「手順をどこまでやってくれるのか」の確認をしましょう。

お墓の引越し代行サービスを取り扱う業者は、それぞれの会社で「どこまでやるか」に違いが見られます。

たとえば、以下のような3つの異なる代行業者があります。

  1. 申請書類をすべて用意して、墓石の撤去から墓石の移設、ご遺骨の搬送、保管まですべて代行する
  2. 受入証明などはお客様にやってもらい、ご遺骨の移送だけを行う
  3. 各種申請書類はすべて用意する。ただし、納骨は行わない。墓石の撤去やご遺骨の取り出しは行えるが、これはオプション料金である

また上記に加えて、新しい墓地を探すのを手伝ってくれたり、法要を執り行ってくれたりするところもあります。

また、「さまざまなサービスを取り扱っているので、お客様のご要望に応じて必要なステップだけを代行する」としているところもあります。

「お墓の引越し代行サービス」といっても、業者ごとで違いが見られるので、このあたりはしっかりと確認しておかなければなりません。

引越し代行の選び方ポイント2 立ち合いが必要なのかを確認する

ポイント2つ目は、「立ち合いが必要か否か」を確認しましょう。

お墓の引越し代行サービスでは、「お客様の立ち合いを求めない」というところと、「原則として立ち合いが必要」としているところがあります。この部分も確認をしておきましょう。

「お墓を閉じる」ということを考えれば立ちあうのが理想的ですが、「そもそも非常に遠い所にいるので、立ち会うことが難しい。それが理由でお墓の引越しを考えた」という人は、業者にその旨を伝えるようにしてください。

引越し代行の選び方ポイント3 書類の用意もしてくれるのか確認をする

ポイント3つ目は、「書類の用意もしてくれるのか」を確認しましょう。

「どこまでやってくれるかには違いがある」としましたが、書類を用意してくれるかどうかも業者によって違いがみられます。

書類は、元あるお墓の所在地に実際訪れなければいけないこともあります。そのため「極限まで手間を軽減すること」を目的とするのであれば、書類一式も用意してくれるお墓の引越し代行サービスを選ぶべきでしょう。

ただし、「書類の代行ができると謳っているところはあるが、あまりおすすめはしていない。行政書士などが行うのであれば問題はないが、そうではない場合、不備が出たら再度の手続きが必要になるからだ」としているところなどもあり、このあたりも慎重に考えなければなりません。

まとめ

この記事では、改葬の流れや手続きの内容についてお伝えしました。

改葬に必要なのは、何より周囲からの快諾であることがおわかりいただけたかと思います。 費用的なことでいえば、一般的なお墓を新しく買うならかなりの額にのぼりますが、工夫次第で節約できます。

遠くにお墓がある人は、無縁墓になる前に改葬を行うことが、今の世代の自分の務めと考えましょう。

墓じまいを検討されている方

  • 墓じまいはどこに相談するのかわからない
  • 複雑な事務手続きをやりたくない
  • 墓じまいにいくら必要なのか知りたい

墓じまいを何度も経験したことがあるという方は少ないため、不安に感じる方もいるかと思います。
また、今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。

ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案までサポートします。
墓じまいで悩まれている方は、まず一度ライフドットにお問い合わせください。