お墓掃除の正しいやり方!墓石を永くきれいに保つコツ

スポンサーリンク

お墓の掃除って、普段は家族がやっているのを見たり、手伝ったりはするけれど、いざ実際自分主導で進めることになったときには何からしたら良いのかわからない方は多いのではないでしょうか。

一時的にお墓を掃除しなければならないのであれば問題ありませんが、お墓を継ぐことになり、しばらく面倒をみなければならないという場合は、墓石を長く綺麗に保つためにも知っておいた方が良いでしょう。

  • 「お墓の掃除ってどうやってやるのが正しい?」
  • 「お墓の掃除って1年にどのくらい掃除するもの?」

あまり考えたことがないけれど、知っておきたいお墓の掃除についてまとめています。この記事を読むことで、お墓の掃除について詳しくなるだけではなく、実践していただくことによって 墓石をより長く使うことができるようになります。しっかりと確認していきましょう。

知っておきたいお墓掃除の方法

まずは、基本となるお墓掃除の方法について解説いたします。掃除の順番や、綺麗にするためのちょっとしたコツについても紹介します。

基本的な掃除の順番

  1. 【はじめに、敷地内や足元から掃除を】

    掃除の基本は「上から下に」とよく言われます。ところがこれはお墓の場合は当てはまらないのではないかと思います。というのも、多くのお墓では足元は草や土や砂利が敷き詰められているからです。

    ですから、まずはじめに足元からきれいにしましょう。そして次に石塔をきれいに磨きましょう。石塔を掃除するときにはかならず水を使うのですが、足元の土が水で濡れてしまうと掃除がしにくくなるからです。

  2. 【石塔は、上から下に】

    次に石塔をきれいに掃除しましょう。石塔は、「上から下へ」の順番で構いません。花立てや線香立てなど、取り外しが可能な部材は外してから掃除しましょう。

  3. 【部材を掃除する】

    花立てや線香立てなどの部材をきれいに掃除しましょう。ステンレス製品やプラスティック製品などさまざまなものがあります。その製品に合った掃除の仕方をしましょう。

  4. 【最後にお供え物をして、手を合わせましょう】
  5. 掃除を終えると、ローソクや線香、お花や供物を供えて手を合わせましょう。ご先祖様に挨拶し、近況報告しましょう。お墓は死者と生者が、先祖と子孫がお話しできる場所なのです。

簡単で綺麗になるコツ

  • 【基本は水と布 単純な方法で掃除するのがいい】

    お墓掃除の簡単できれいになるコツがあればいいのですが、実は掃除の基本はシンプル・イズ・ベストです。 足元はきれいに草を抜く。石碑は布と水できれいに拭きとる。下手な器具や薬品などを使っても構わないのですが、こうした単純な方法の掃除が最もきれいになる方法なのです。

  • 【長持ちの秘訣はこまめなお掃除】

    どんなに高いお金を支払っていい石材を使用したとしても、掃除のされないお墓はすぐに荒れすさんでしまいます。 また逆に、どんなに安価な石材を用いても、細めにお手入れされているお墓は長持ちします。 きれいごとのようで本当の話です。

    これは、お墓に限ったことではないとは思うのですが、手間や手入れといった、人間の「手」が加わったものには、気が宿り、いきいきとするものです。 また、目に目えないほこりや排気ガスなどの堆積が、お墓の劣化につながります。 逆を言うと、こうしたことが原因で引き起こすお墓の劣化への対策は、こまめなお掃除に限るのです。

次に、お墓掃除で気をつけることをみていきましょう。

お墓掃除で気をつけること

  • 【墓石を傷つけない】

    昭和40年代以降に建てられたお墓は機械による本磨き仕上げのものがほとんどです。お墓の表面がつるつるに磨かれているのです。本磨きで仕上げた墓石の表面に傷ができますと、たちまちそこがサビや割れの原因になります。ですから、お墓の表面は必ず柔らかいもので拭きとり、傷つけないようにしましょう。

  • 【熱中症や虫刺されなどに注意する】

    お墓掃除は野外での作業です。特にお盆時期に集中します。炎天下の中、野外での作業ですから、熱中症などには十分に気をつけましょう。また、虫刺されなどの対策も万全にしましょう。

  • 【共有の道具はきちんときれいにしてから元の場所に戻す】

    墓地によっては、桶や勺や掃除道具など、共有できるものが置いてありますが、これらを借りる場合はきちんときれいにして、かならず元あった場所に戻しましょう。

墓石を傷つけず、自分自身をも傷つけず、みんなの墓地も汚さない。これがお墓掃除の基本ですね。

では、次に、こうした点を解消してくれる、お墓参りの時にあると便利な道具をご紹介いたします。

あると便利な掃除道具

【墓石をきれいにするための道具】

  • スポンジ

    石塔の汚れをふき取るのに一番のおススメはスポンジです。
    水に濡らして固く握ると水はすぐに絞れますし、角や面取りした狭い箇所などにもある程度入り込むことができます。なにより柔らかいので墓石を傷つけることなく掃除をすることができます。

  • 石塔は最後に必ず拭き取りましょう。水分を残していると水アカの原因になりますし、墓石用の薬剤を使用する場合は、薬剤が墓石の表面に残らないように必ず水で洗い流し、拭き取りましょう。

  • バケツまたは桶

    水を溜めるために必ず必要です。また掃除が終わったあとにもきれいな水を墓石にかけてあげます。

  • 柄のついたやわらかいブラシ

    花筒の穴の中など、手の届かない深い部分を掃除するのに便利です。

  • 歯ブラシ

    文字彫刻されている部分の内側は手が入りにくいために歯ブラシがあればとても便利です。磨きもかかっていないために表面もざらついているので、強くこすっても構いません。

  • スクレーパー

    スクレーパーとはへらのような形状の工具で、外面に付着していたり堆積していたりする汚れなどを削り落としたり、そぎ落としたりするものです。 スクレーパーにも大小さまざまなものがありますが、カッターの刃を取り換えるタイプのものがあり、こちらがおススメです。

    墓石の表面には目に見えない汚れが堆積しているだけでなく、墓石の表面にこびりついた水アカは、タオルやスポンジでこすっただけではなかなか除去できません。 スクレーパーを限りなく墓石に平行にあてがい、表面をこするようにそぐと、水アカがきれいに除去できます。 ただし、スクレーパの先端は刃物です。垂直にあてすぎて墓石に傷がつかないように、さらには使用者自身がけがをしないように、充分に気をつけましょう。

  • たわし

    墓石の本磨きでない部分、つまりざらざらしている部分であれば、たわしでこすっても構いません。ざらついている部分は、表面に凹凸があるために、たやすく汚れなどが付着してしまうのです

  • 墓石用の洗剤

    市販されている墓石用洗剤を用いると汚れがスムーズに落ちるかもしれません。ただし、石の表面には「細孔」と呼ばれる、目には見えないほどの小さな穴が開いていて、そこから石の内部にさまざまなものがしみ込みます。薬剤のしみこみが石材にどのような影響を与えるか分かりかねるため、損傷の可能性はゼロではないと言えるでしょう。そのため、薬剤を使用したあとは、必ず水で洗い流しましょう。

【敷地内をきれいにするための道具】

  • 軍手

    敷地内を掃除をする時のおもな作業は草抜きです。 手が汚れてもいいように、またケガをしないように軍手を着用しましょう。 どんなお墓でも草は生えてくると思った方がいいでしょう。足元が石張りのお墓であれば生えてこないのですが、ほとんどのお墓は土や玉砂利が敷かれていて、玉砂利でも草が生えてきてしまうのは、その下が土や採石になっているからです。

  • ゴミ袋

    草抜きした草やごみを入れるのにゴム袋があれば便利でしょう。

  • ほうき&ちりとり

    落ち葉やごみを掃くのに使用します。

  • シャベル&ざる

    玉砂利をきれいにするには、いったんシャベルで玉砂利を救い、ざるにいれて洗います。表面にこびりついていた土を洗い流すだけで、墓地全体が見違えてきれいになります。敷地内を玉砂利を敷き詰めている人にはぜひともおススメです。

  • 選定用のはさみ

    敷地内に柘植などの植木をしている場合は持参しましょう。

【その他、あったら便利な道具】

  • 虫よけの道具

    墓地内には蚊などの虫がたくさんいます。香取線香や虫よけスプレーなどを持参しましょう。

  • 日よけの道具

    特に夏場のお墓参りは、炎天下の中行われます。帽子をかぶったり、日よけクリームなどで対策しましょう。長時間の掃除が見込まれる場合にはパラソルなどを持参してもいいでしょう。

お墓掃除で使わない方が良いもの

繰り返しになりますが、本磨きで仕上げた墓石の表面に傷ができますと、たちまちそこがサビや割れの原因になります。硬いタワシやブラシなど、墓石の表面を傷つけてしまう可能性があるものは絶対に使用を避けましょう。

掃除は月に1度、午前中に行くのがおすすめ

【月に1度が理想】

お墓掃除は毎日行けるに超したことはありませんが、月に1度が理想的です。とはいえ、月に1度を負担に感じる人もいるはずです。むしろ注意しなければならないのは、「絶対にお墓参りにいかなきゃ」と義務のように思い込んでしまうことです。

義務に感じてしまうとお墓掃除そのものが苦痛になってしまいます。 お墓は、故人や先祖の安寧を願うもので、それを通じて私たち自身の幸せを願うものでもあります。 義務に感じて、いやいや掃除してしまうくらいなら、お墓掃除の頻度を広く取るのも方法のうちの1つです。

月に1度が理想ですが、あくまでも無理のない範囲で行けばいいでしょう。

【午前中のお墓掃除がおすすめ】

お墓掃除に時間の決まりはありませんが、午前中がおススメです。
午前中は空気が澄んでいて、すがすがしい気持ちでお墓掃除ができます。午前中にお墓掃除を済ますことで、その日一日をいい気分で過ごすこともできます。

また、こうした精神面の理由だけでなく、特に夏だと午後は気温が上昇し、野外での作業が苦痛になるので、そういった面からも午前中にするのがいいでしょう。

自分で掃除する以外の方法

お墓掃除をしたくても忙しくてできない。遠方でなかなかいけない。こういう人のためにお墓掃除の代行サービスがあります。

石材店の墓石クリーニングを利用する

石材店によるクリーニングは拭き取り作業や敷地内の清掃作業だけでなく、墓地内のリフォームなども手掛けることができるというのが利点です。

石の割れ、キズ、傾きなどの補修は専門業者でないとできないことでしょう。これらをお願いする場合には見積もりが必要となりますので、石材店へ事前に相談をしましょう。

お墓掃除専門業者を利用する

お墓掃除専門業者は「お墓参り代行」などとも呼ばれています。お墓に出向いて、ご家族がするのと同じような拭き取り作業、敷地内の清掃作業が主になります。

石材店と比べると、より私たちに近い清掃をしてくれます。その分、費用も比較的安価です。墓地の状況によっては、草などが荒れていて清掃の手間が余計にかかったり、墓地の面積が思いのほか広かったりすると、価格が上昇することがあります。

また、供花、線香、墓地内のリフォームなどをオプションで設けているところが多いようです。

掃除代行業者や便利屋を利用する

上記の「お墓掃除専門業者」と内容的には同じでしょう。

「お墓掃除専門業者」と同様、ご家族がするのと同じような清掃作業が主になります。お見積りや、担当者の対応をみて、安心して任せる事ができそうな業者にお願いするのが良いでしょう。

筆者のおすすめ

普段のお墓参りと同じようなクリーニングでよいのであれば、お墓掃除専門業者を利用しましょう。

墓石の拭き取りや敷地内の草抜き程度であれば問題ないからです。ただし、しつこい汚れの除去や専門的な補修を希望するのであれば、石材店でなければ手に負えないでしょう。お墓掃除専門業者と比べ、費用は若干高いですが、それほど大きな差はないため、石材店を利用するのも一つです。

まずは見積もりを取って、費用を確認しましょう。

このように、お墓掃除専門業者は、私たちと同等の技術でよりくまなく丁寧に掃除をしてくれます。石材店は、私たちにはできないプロの仕事も請け負ってくれます。お見積りを比べ、用途によって依頼先を選びましょう。

まとめ

お墓に眠るご先祖様は、子や孫や子孫が会いに来てくれたらきっと喜んでくれるはずです。お墓掃除をしてすがすがしくなるのは、私たちだけでなく、ご先祖様も同じはずです。無理のない頻度で、定期的に掃除することが、お墓の長持ちの秘訣です。

  • 掃除の順番は、敷地内や足元 石塔や外柵 部材 がよい。/li>
  • お墓掃除の基本は、水と布。
  • 墓石を傷つけるような道具は使用しない。
  • 虫よけや日よけの対策もする。
  • 月に一度の頻度で掃除ができれば理想的。
  • お墓のクリーニングを業者に依頼することもできる

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

地域から霊園検索