永代供養の料金と一般的なお墓の差は大きい!その理由を解説

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永代供養の霊廟

お墓を建てるには多額の費用がかかるため気が引けるけど、「先祖を無縁仏にしたくない!」という人もいるでしょう。

しかし、いざお墓を建てようとしても、聞いたことがない単語ばかりで悩んでしまいがちです。「永代供養」という言葉もその一つですよね。一体、永代供養とはどんな意味なのでしょうか。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 永代供養するにはどのぐらい料金がかかるの?
  • 永代供養は永遠に供養してもらえるの?
  • 永代供養の選ぶメリット・デメリットは?
  • 永代供養だとどんなお墓になるの?

この記事では、永代供養の基本的な情報や費用相場、メリット・デメリットなどについて掘り下げて解説いたします。永代供養の内容をマスターして、自信を持って自分の予算に合ったスタイルの供養ができるようにしていきましょう。

永代供養とは供養方法の一つ

永代供養とは、一般的に自分でお墓の管理ができなかったり、お墓参りに行けなかったりする人に代わって、寺院や霊園が供養や管理に付随することを代行してくれる供養方法です。さまざまな家庭の事情により、従前の供養ができないという人も増えてきています。

永代供養の意味について詳しく知りたい人は、「永代供養とは永遠に続くものではない!供養期間や埋葬法について解説」の記事を参考にしてください。

混同しがち!永代供養と永代使用料の違い

永代供養と似ている言葉で、永代使用料というものがあります。どちらも永代という言葉がついているので紛らわしいですよね。

永代使用料というのは、お墓を建立する際に「墓地を永年に渡って使用するための料金」です。一方、永代供養はあくまで寺院や霊園が管理などを代行してくれる供養方法を指す言葉です。

永代供養を選ぶ人が増えている理由とは

近年、永代供養を選ぶ人が増えている理由は、主に「後継者問題」「経済的負担の軽減」の2つです。日本に浸透している仏教の供養方法は、毎年お盆やお彼岸などにお墓参りをします。

しかし、お墓離れが危惧されている現代においては、慣例のスタイルが維持できない家庭も増えてきている傾向です。ここでは、2つの理由について解説します。

お墓の後継者問題を解消するため

後継者問題の悩みをなくそうと永代供養を選ぶ人もいます。親族の中で先祖のお墓を誰が墓守するかは、想像以上に深刻な問題です。

そういった人たちにとって、永代供養はお墓の管理やお墓参りの代行をお願いできるため、大変重宝します。例えば、お墓が近くにない場合は、高齢になればなるほど管理だけでなく、お墓参りにすらいけなくなってしまうでしょう。

また、団塊の世代の人たちは自分の子どもへ負担となりがちな、お墓の後継者問題を解消するために永代供養を選択する人もいます。

経済的な負担軽減のため

経済的負担を減らしたい人にとっても永代供養は選択肢の一つになっています。永代供養を選択すると費用はかかるものの、一般的なお墓を建立して慣例行事をこなすことを考えれば、総合的にかかる費用がリーズナブルな傾向です。

寺院や霊園によって金額は異なるでしょうが、契約時に永代供養の費用を一括で支払いランニングコストがかからないというところもあります。


以上のことから、お墓の管理や供養を代行してくれる永代供養という供養方法が注目されるようになっています。ここまでは、永代供養を選ぶ人が増えている理由についてご紹介しました。

永代供養における3つのお墓のタイプ

ここからは、永代供養をする場合のお墓の種類について解説していきます。永代供養のお墓は大きく分けると「屋外型」「屋内型」「墓石型」の3種類です。

「屋外型」「屋内型」は、さらに3種類ごとに分けることができます。ここでは、永代供養のお墓について見ていきましょう。

墓石型

1つ目は墓石型です。寺院や霊園によっては既存のお墓や、あらたに建立する個別のお墓でも永代供養は選択できます。一定期間供養した後は合祀するという内容の契約が多い傾向です。

屋内型

2つ目は屋内型です。お墓というと一般的に屋外のイメージが強いですが、永代供養で屋内を希望する場合は、主に「霊廟タイプ」「納骨堂タイプ」「納骨塔タイプ」の3つから選択できます。

霊廟(れいびょう)タイプ

上段に仏壇、下段に骨壺を安置するタイプが霊廟タイプです。仏壇もしっかりおいて偲びたい人にはピッタリでしょう。

納骨堂タイプ

イメージとしてはロッカーに遺骨を安置するというタイプです。シンプルな形式ですが、近年では人気があるタイプになります。寺院や霊園によって設置数は異なるため、希望する場合は空き状況の確認は大切です。

納骨塔タイプ

塔の形かつ、石材でできた碑が立っているタイプです。塔の下に遺骨を安置するというケースが一般的といえます。

屋外型

3つ目は屋外型です。永代供養のお墓を選ぶ際に屋外を希望する人にはおすすめでしょう。主に「墳陵タイプ」「納骨塔タイプ」「納骨壇タイプ」の3つから選択可能です。

墳陵タイプ

古墳のような大きめの合葬墓タイプです。個別に分かれていなくても良かったり、開放的な雰囲気で遺骨を安置したりしたい人にとっておすすめといえます。

納骨塔タイプ

屋内型でもあった石材でできた塔の下に遺骨を安置するタイプです。屋内ではなく、屋外で供養したい人にはおすすめです。

納骨壇タイプ

主に石材などで作られた大きなスペースです。納骨堂のように遺骨を安置できるスペースが個別にあります。


永代供養といっても、さまざまなタイプのお墓があることがわかりますね。よりお墓の特徴や費用について詳しく知りたい人は、「永代供養墓の特徴を紹介!多様なニーズに応える現代的なお墓」の記事を参考にしてください。

永代供養の費用相場

永代供養の平均相場は約10万~170万円と大きな幅がある傾向です。よって、一般的なお墓と比べると費用が格段に安く済みます。

詳しく費用をみるために、「合祀墓」「単独墓」「集合墓」という3つの永代供養のタイプについてご紹介いたします。

合祀墓の永代供養平均相場は?

合祀墓の永代供養料平均相場は約10万円です。永代供養料に加えて墓誌刻字料金が約3万円かかります。永代供養の相場としては、他のタイプに比べて一番安価です。

合祀墓は合祀専用の納骨室へ血縁関係のない人の遺骨と一緒に安置されます。一般的に墓誌へ刻字した掲載期間は33回忌までです。

単独墓の永代供養平均相場は?

単独墓の永代供養料平均相場は約40万円です。合祀墓や集合墓と異なり単独でお墓を持つことになります。そのため、個別に墓石を建立する料金が必要です。

2017年の墓石の建立における全国平均価格は約163.7万円となっています。(2017年7月全優石公表)永代供養を選択して安価で済ませようとしている人にとっては高額になるでしょう。

墓石を建立する場合は、敷地の広さや石材の量によって金額は大きく変化します。敷地が広く、外柵を作ったり、たくさん石材量をつかったりすると価格は高くなりがちです。

永代供養期間は33回忌までが一般的となっています。寺院や霊園によっては33回忌以降墓石を撤去が必要なケースもあるので十分確認しましょう。

集合墓の永代供養平均相場は?

集合墓の永代供養平均相場は約20万円です。墓誌刻字料は約3万円になります。墓石1つに対して、墓石の下の納骨スペースは個別に分かれているタイプです。

合祀墓のようにまとめて納骨されるのが嫌な場合は、集合墓のほうが良いでしょう。永代供養期間はおおむね33回忌までが多い傾向です。寺院や霊園によっては、永代供養期間が過ぎると、共同の納骨室などへ遺骨が移されます。

永代供養のお墓が増えているのは費用の安さが大きい

永代供養のお墓が増えている大きな理由は、一般的なお墓と比べて費用を抑えられる点です。なぜ、永代供養のお墓は費用を抑えることができるのでしょうか。

永代供養が一般的なお墓と比べて費用が抑えられる理由

一般的なお墓と比べて永代供養が費用を抑えられる理由は、墓石を個別に建立する人が少ないからです。永代供養でも単独墓を選択した場合は墓石代金が別途かかってきます。

しかし、永代供養を選択する人は費用の安さを求めて選択している人も多い傾向です。そのため、合祀墓や集合墓タイプを選択する人が多く結果的に費用は大幅に安くなります。


ここまでは、永代供養の費用面についてクローズアップしてきました。より詳しく費用について知りたい人は、「永代供養の費用相場を知る!種類や流れも紹介」の記事を参考にしてください。

次は永代供養のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

永代供養を選ぶ4つのメリット

ここからは、永代供養を選択すると「どんなメリット・デメリットがあるのか」についてお伝えいたします。永代供養を選んだときのメリットは大きく分けると4つあります。

1: 管理や供養を寺院や霊園にお願いできる

お墓の管理や供養を寺院や霊園に任せられることは大きなメリットです。後継者問題や、自分が高齢でお墓参りが行けないなどの理由から、お墓離れが進んできています。

そのため、永代供養のようにお墓の心配事が減る選択肢が注目されているのです。例えば、先祖のお墓が北海道にあって、済んでいるところが九州だった場合は、気軽にお墓参りは行けないでしょう。しかし、永代供養ならば、すべて任せられるため心配も無用です。

2: 墓石を建立するよりも費用が安価

合祀墓や集合墓を選択した場合は、墓石代がかかりませんので費用が大幅に抑えられます。亡くなった後に葬儀やお墓、お布施などの費用がかかりすぎていると感じる人もいるでしょう。

そういった層は一般的な葬儀や墓石に対して疑問を持っているかもしれません。しかし、永代供養のシンプルな形式を選択すれば経済的な負担も少なくメリットになるといえるでしょう。

3: 無宗教でも問題ない

永代供養は、無宗教の場合でも宗派や宗旨を問われず利用することが可能です。寺院によっては特定の宗派のみを受け入れるという場所もあります。その場合は、いくら希望してもお墓は建てることはできないでしょう。

永代供養でもお寺によっては、檀家になる必要がある場合もありますが、従前に比べて柔軟な考え方をもった寺院も増えてきています。そのため、無宗教であっても一度相談してみると永代供養を快く受け入れてくれる寺院や霊園もあるでしょう。

4: 交通の便が良い場所にある傾向

駅からのアクセスが良かったり、駐車場が完備されていたりするところもメリットです。永代供養を選択しても、お墓参りへ行きたくなるということはあります。

そんなときでも、駅からアクセスが良ければ行きやすいですし、駐車場完備であれば車で訪問することも可能です。

永代供養を押さえておきたい2つのデメリット

永代供養はメリットだけでなく、デメリットもあります。ここでは、主にデメリットを2つご紹介いたします。

1: 将来的には合祀されてしまう

永代供養期間が完了すると合祀墓や集合墓から遺骨は移動されて別の納骨スペースへ合祀されてしまう点はデメリットです。永代供養という名称から、「永久的に供養してもらえる」と勘違いする人も非常に多い傾向です。

一般的には33回忌程度を目安に遺骨が移されるため、自分が納骨する先が「どのようなシステムになっているのか」について確認しておきましょう。

2: 合祀墓や集合墓では遺骨を取り出せない

遺骨をいったん預けると取り出せないという点はデメリットでしょう。永代供養として預けた遺骨は一般的に合祀墓や集合墓という共同で利用するお墓です。そのため、血縁関係がない人の遺骨も一緒に納骨されています。

自分で墓石を建立する場合は遺骨の出し入れはスムーズに行えますが、永代供養の場合はそれができないということは認識しておきましょう。

例えば、納骨した後に「親族が分骨して欲しい」などの要望があり、遺骨が取り出せないとなればトラブルに発展する可能性もあります。永代供養を選択する場合は、親族に遺骨の出し入れができないことを十分説明しておきましょう。

ここまでは、永代供養を選んだ際のメリット・デメリットについてご紹介してきました。永代供養を選ぶうえで、重要なポイントが理解できたのではないでしょうか。

永代供養のお墓に向いている人の特徴

永代供養のお墓に向いている人は、経済的な負担を軽減したり、後継者問題を解消したりするなどを考えている人たちです。

近年は、少子高齢化や核家族化、老後不安、雇用の不安定さなどより、社会全体が経済的かつ、将来の閉塞感に満ちあふれています。こういった背景から、お墓離れが顕著になってきているといえるでしょう。

なんとかして将来の経済的な負担や後継者問題を解消していこうという思いが永代供養を注目させている要因の一つです。

永代供養は格安だけどデメリットもしっかり押さえよう

永代供養について、さまざまな観点から解説してきました。これまでの内容をおさらいしてみましょう。

ここがポイント

  • 永代供養とは永代使用料とは異なり、寺院や霊園へ管理などを任せることを指す
  • 永代供養は「永代」と記載があるが、「永久的」ではなく33回忌までが一般的
  • 経済的な負担の軽減や後継者問題で永代供養を選ぶ人が増えている
  • 永代供養のお墓は屋外型や屋内型、お墓型などがある
  • 永代供養の費用平均相場は約10万~170万円
  • 一般的なお墓の費用平均相場は約167.3万円
  • 永代供養には主に4つのメリットと2つのデメリットがある

永代供養は現代のシンプルかつ、費用をかけないというニーズに合った葬儀スタイルです。認知度は高まってきていますが、従来の供養スタイルにこだわる人もまだまだ多い傾向といえるでしょう。

そのため、永代供養を利用しようと検討している際は、親族にデメリットをしっかり説明してから話をすすめることが賢明です。さまざまな寺院や霊園を比較検討して自分のニーズと予算に合った永代供養先を見つけていきましょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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