都会で話題の新しいお墓とは?マンション型のお墓がよく分かる!

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納骨堂 マンション墓

納骨堂のなかでも最先端を行くのがマンション型の納骨堂です。
入館も参拝も機械制御され、遺骨はバックヤードから自動搬送されてきます。

すべてが画期的に見えますが、都心の土地不足や、都会に住む人の継承の問題など、現代社会が抱える問題がから生まれた形だと言えます。

この記事では、全国的に見てもまだまだ数の少ない「マンション型のお墓」を、詳しく解説いたします。

マンションタイプのお墓は自動搬送式納骨堂

マンションタイプのお墓とは、遺骨が自動搬送される納骨堂のことです。

お参りに来た人は、共有の参拝ブースの前に立ちます。
ICカードをかざすことで、バックヤードに収蔵されている遺骨がコンピューター制御で運ばれてくるというシステムです。

納骨堂にもいろいろなタイプがありますが、首都圏など、土地不足に悩む寺院や霊園が、マンション型の納骨堂に踏み切るようです。

東京の場合、23区内に新たに墓地を開設にするには、あまりにも土地がありませんし、納骨堂もそれなりの広さを必要とします。

手を合わす場所と、遺骨を収蔵する場所を分けることで、たくさんの遺骨を受け入れることができるのです。

納骨堂とは

納骨堂とは、遺骨を受け入れて供養する施設のことです。
「堂」の文字が使用されていますが、これは建物を意味します。

納骨堂では、屋内で遺骨を預かって供養するために、「室内墓」などとも呼ばれます。
「建物の中の納骨施設」を満たすものはすべて納骨堂です。

寺院の本堂を利用したもの、棚に並べるだけのもの、仏壇型やロッカー型の納骨壇を設けるもの、墓石を利用するもの、そしてマンション型のお墓…。納骨堂にもさまざまな種類があるのです。

もともと納骨堂は、供養ではなく遺骨の保管施設だった

もともと納骨堂は、お墓に埋葬するまでの、遺骨の一時的な保管場所でした。
葬儀を終えてお墓が建つまでにはそれなりの日数や年月がかかります。
その期間、遺骨を置いておく場所に困る人たちが納骨堂を利用していたのです。

供養のためのものではなく、一時的な保管が目的だったため、構造やデザインもシンプルなものが多かったのです。
昨今の納骨堂は、土地不足やあととりの不在などの理由から、お墓を建てられない人たちの代替の施設として利用されています。

そこでは、ただ遺骨を保管するだけではなく、家族がお参りに来て、手を合わせます。
また、法要やお参りができるスペースも併設されています。

ただの保管場所だった納骨堂は、いまでは供養の場としての意味合いも強めているのです。
そして、ゆくゆくお参りに来る人がいなくなったら、永代供養にできる所も多いようです。

納骨堂に納められた人への供養の仕組み

納骨堂に納められた遺骨は、家族や親族がいる間は、お参りをして、供養します。
施設によりますが、個別であれ、共有であれ、必ず家族が手を合わせる場所が設けてあります。

また、もしも親戚や縁者がいなくなり、お参りの人が来られなくなると、永代供養にします。
寺院で祀られている死者全体に向けて、年に数回、合同法要を執り行います。
お参りできる人も、できない人も、寺院がきちんと供養してくれるのです。

納骨堂の種類まとめ

建物の中で納骨ができる施設をまとめて「納骨堂」と呼ぶならば、いくつかの種類に分けられます。

  • 棚型
    棚型とは、ひな壇になった場所に骨壺を並べるだけです。
    それ専用の建物を用いるというよりは、本堂の余間(内陣の脇の部屋)などに位牌とともに並べたりします。

  • ロッカー型
    ロッカー型は、まさにロッカーのように、同じ大きさの壇が集合している施設のことです。
    手を合わす場所などは併設されていないために、本当に遺骨を保管するためだけの納骨堂です。

  • 仏壇型
    仏壇型とは、扉を開けると本尊や位牌を祀ることのできる仏壇です。仏壇型の納骨堂は、上段部分が仏壇部分、下段部分が遺骨の収蔵スペースとなっています。

  • 室内墓
    室内墓とは、自動搬送型の納骨堂のことを指すことが多いのですが、一般的な墓石を建物の中に据えます。天候に左右されることなくお参りができます。また、お墓が建物の中にあるだけなので、線香やローソクなどのお供え物もできます。

マンション型のお墓の特徴とメリット・デメリット

マンション型のお墓はまだまだ登場したばかりで、首都圏や大都市でしか見かけません。
きっとあなたのまわりでも、利用しているという人の方が少ないのではないでしょうか?

マンション型のお墓の特徴、そしてメリットやデメリットを細かく解説いたします。

マンション型のお墓(自動搬送式納骨堂)の特徴

マンション型の納骨堂には、次のような特徴があります。

マンション型のお墓の特徴

  • ビルの中にある
    マンション型の納骨堂は、文字通りビルの中にあります。
    これは、大都会の土地不足を解消するひとつの方法で、建物を横に広げることができないために縦に延ばすという発想から来ています。

  • バックヤードに収蔵された遺骨が機械で自動搬送される
    遺骨に対して参拝スペースがあるわけではありません。
    遺骨はバックヤードに収蔵され、共有の参拝ブースがあります。

    お参りの人が来ると、遺骨がブースまで自動搬送されるという仕組みです。
    これによって、管理者側は、遺骨を多く受け入れることができますし、利用者側も、高層階や低層階などを選ぶ必要なく遺骨を預けられます。

  • ICカードとタッチパネル 完全コンピューター制御
    建物への入館や、参拝の際には、ICカードを用います。
    そのため、セキュリティ面に不安がありません。

  • モダンな建物
    マンション型の納骨堂の多くは、建物全体やお墓のデザインで大変モダンに作られています。
    静かに、そして厳かに故人様と向き合うことができるよう設計されています。

  • 写経会や座禅教室 お寺に足を運びやすい取り組み
    マンション型のお墓は寺院が管理しています。
    ただ遺骨を預かってもらうだけではなく、写経教室や座禅体験なども積極的に開催。
    利用者や近隣の人がお寺に足を運びやすい取り組みを実施しています。

マンション型のお墓(自動搬送式納骨堂)を選ぶメリット

マンション型のお墓には次のようなメリットがあります。

おすすめ・メリットのポイント

  • 立地のよい場所にお墓を持てるため、アクセスが便利
    マンション型のお墓は、一般的なお墓では考えられないような好立地にお参りできます。
    たとえば東京の場合、マンション型の納骨堂は新宿や赤坂などにもありますが、
    こうした一等地にお墓を建てるとなると、そもそも土地が不足しているうえに、
    永代使用料も高額です。
    マンション型のお墓であれば、車を郊外まで走らせたり、階段などを登ったりする心配もありません。
    年齢を重ねたとしても、電車などの公共交通機関を用いてお参りができるでしょう。

  • 天候の悪い日でも、ゆっくり落ち着いてお参りができる
    屋内へのお参りですから、天候に左右されることなくお参りができます。
    雨の日でも、風のきつい日でも、またお盆のような夏に日差しの厳しい日でも、
    ゆっくりとお参りができるでしょう。
    また、マンション型のお墓は、建物全体の作りがたいへんモダンで、デザイン性に富んでいます。
    心を落ち着けて、静かに、ゆっくりと故人様に手を合わせられます。

  • バリアフリーが完備
    マンション型の納骨堂はバリアフリーの面でもとても充実しています。
    一般的なお墓へのお参りは、駐車場から自分の家のお墓まで、
    長い距離を歩かなければならない、階段があるなど、高齢者の人にとっては苦痛を伴います。
    マンション型の納骨堂はスロープやエレベーターなどバリアフリー設計も万全です。

  • お花や掃除も不要 手ぶらでお参りできる
    マンション型のお墓の多くは、お花や線香は施設側で用意してくれます。
    また、屋内のお墓にお参りするために、お墓の掃除も不要のため、手ぶらでお参りができます。

  • 費用が比較的安い
    マンション型のお墓の相場は50万円から150万円くらいだと言われています。
    この費用だけを見ると、高く感じられる人もいれば、安く感じられる人もいるでしょう。
    しかし、都心部で墓地を取得して墓石を建立するのに比べると、大分安く抑えられるでしょう。

  • 跡取りがいなくても利用できる
    マンション型のお墓では、永代使用料の中に永代供養の費用も含まれています。
    もしも家族やお参りに来る人がいなくなった時は、寺院が永代供養を受け入れてくれます。
    お墓であれば、残された人が墓じまいをしなければなりませんが、
    マンション型のお墓であればその手間もかからず、寺院に任せておけばいいのです。

マンション型のお墓(自動搬送式納骨堂)を選ぶデメリット

マンション型のお墓には次のようなデメリットもあります。

デメリットのポイント

  • 機械が故障したらお参りができない
    マンション型のお墓の最大の特徴は機械制御であること。
    ですから、万一機械が故障したら、お参りができないこともあるでしょう。

  • 地震などへの災害対策
    地震や津波などの大規模な災害に見舞われた時の、建物の耐久性や、
    遺骨の状態などがどのようになされるのかは不明瞭です。

  • 建物や機械の耐用年数
    マンション型のお墓は、まだできたばかりですから、いい面ばかりが強調されます。
    しかし、これが30年後、50年後となった時に、建物や機械が老朽化して、
    満足にお参りできない状況になるかもしれません。

  • 供養に満足感が得られるか
    日本では、お墓への埋葬が一般的な供養の方法でした。
    費用面や、立地面や、合理性から納骨堂を選ぶ人が多くいますが、
    いざ納骨してお参りしてみると、心がどうも落ち着かないという人もいます。
    新しい形の供養の方法になじめないということもあり得るでしょう。

  • 墓石のデザインを選べない
    マンション型のお墓では参拝ブースを他の利用者と共有します。
    そこにはすでに施設側が用意した石碑が据えられています。
    家族が自分たちの望むデザインの墓石を希望している場合は、叶わないでしょう。

  • 誰もが気軽にお参りに行けない
    建物の中に入られるのは、ICカードを持った人に限られます。
    お墓の場合は、故人様とご縁のあった人もお参りできましたが、
    マンション型のお墓では家族に限られるでしょう。

納骨堂を選ぶときに考えたほうが良いポイント

納骨堂を選ぶ時は、次のポイントに気をつけましょう。

立地・アクセス

納骨堂は、一般的なお墓のように場所をとらないのが1つの特徴です。
寺院の境内の中にも設置ができますし、わずかな面積があって建物を高く伸ばせば運営が可能なことは、マンション型のお墓がすでに実証済みです。

自宅からのアクセスを考え、最もお参りしやすい場所を考えましょう。

宗旨宗派・お寺との付き合い

受け入れる側、つまりマンション型のお墓を運営されている寺院は、宗旨宗派を問わないでしょう。
しかし、もしもすでに寺院との付き合いがある場合は、その寺院との関わり合いも考えましょう。
他の寺院が納骨堂で読経などをしてもよいのか、事前に確認しておきましょう。

費用

マンション型のお墓の相場は、50万円から150万円くらいだと言われています。
なかには200万円くらいするところもあります。

周辺の地価を考えた時に、お墓を建てるよりは安く抑えられるかもしれませんが、自分たちの予算ともじっくり照らし合わせて検討しましょう。

永代供養のお墓とは家族の代わりに供養を行ってくれるお墓

永代供養とは、家族の代わりに寺院が供養してくれることです。
あととりがいない家では、最終的に永代供養にしなければなりません。

先祖の供養は子や孫がしていましたが、それもままならないという世帯はたくさんあります。
また、先祖供養の象徴だったお墓も、最後は墓じまいをしなければならないでしょう。

納骨堂の場合は、その多くが永代供養も含めた契約内容になっています。
お参りの人があるうちはずっと納骨堂を利用できますが、だれもお参りに来られなくなってしまったあとは、寺院の合葬墓で永代供養にされます。

永代供養のお墓と一般的な継承墓の違い

永代供養になると、遺骨は「合葬」あるいは「合祀」にされます。
これは他の人と同じ場所に埋葬されることです。

礼拝は「合葬墓」や「合祀塔」とよばれる共有の石塔に向かって手を合わせます。
一般的なお墓は、あくまでも自分たちの家族だけを埋葬し、供養する場所です。
もしもあととりがいるのなら継承墓を、いないのなら永代供養を選びましょう。

納骨堂以外にある永代供養のお墓

共同墓地

共同墓地とは、永代供養墓と同じようなものです。
寺院を中心とした永代供養墓もありますが、最近では法人や団体などが持つお墓に縁のあった人や友人同士で埋葬されるものもあります。

家族のつながりよりも、友人や知人などのつながりを大事にし、守られるお墓です。
単身者世帯やあととりがいない人たちに利用されています。

夫婦墓

一般的なお墓は家族が代々に渡って納骨されますが、夫婦墓は夫婦だけが入るお墓です。
期限付きで墓石を建立するところもあるようで、契約内容に墓じまいの条項も含まれているのが特徴です。
お参りの人がいなくなり、一定期間を過ぎると寺院側で墓じまいをします。

樹木葬

樹木葬は、樹木を礼拝の対象としたお墓です。
墓石を用いないので、墓じまいの時の手間や不要の負担が大きく軽減できます。
樹木葬墓地も、最終的に永代供養を前提にしているところが多いようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。では最後にこの記事の内容をまとめます。

この記事のまとめ

  • マンションタイプのお墓は自動搬送式納骨堂
  • 首都圏など、土地不足に悩む寺院や霊園が、マンション型の納骨堂に踏みきった
  • 納骨堂には、マンション型のほかに、棚型、ロッカー型、仏壇型、室内墓などがある
  • モダンなデザインが特徴
  • ICカードで入館し、タッチパネルをかざすことで参拝ブースに遺骨が運ばれてくる
  • マンション型のメリット立地がよく、アクセスが便利
    • 天候の悪い日でも、ゆっくり落ち着いてお参りができる
    • バリアフリー完備
    • お花や掃除も管理者が用意してくれるため手ぶらでお参りできる
    • 周囲の墓石に比べると費用が安い
    • 跡取りがいないくても利用できる
  • マンション型のデメリット
    • 機械が故障したらお参りができない
    • 災害や老朽化への対策が不明瞭
    • 供養に満足感が得られるか分からない
    • 墓石のデザインを選べない
    • カードがないと入館できないために、誰もが気軽にお参りできない
  • 付き合いのあるお寺がある場合は、事前に相談した方がよい
  • 費用相場は50万円〜150万円
  • お参りする人がいなくなったら永代供養として寺院が供養してくれる
  • もしもあととりがいるのなら継承墓がおすすめ
  • 永代供養のお墓はほかにも、共同墓地や夫婦墓や樹木葬などがある

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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