いま人気の樹木葬が可能な墓地!費用や墓地の探し方、メリット・デメリットを解説

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樹木葬の墓地

墓石を建てない新たなお墓の形、樹木葬が人気です。

「墓石を建てるほど費用がかからない」「承継しなくてもよい」「自然志向」
こうした特徴が理由の背景です。

しかし、樹木葬はまだまだ少数派。
樹木葬を行っている墓地も、全体から見るとまだまだわずかです。

この記事では、樹木葬の墓地にかかる費用や一般的な墓地との違い、霊園の探し方などを解説いたします。

樹木葬とは

樹木葬とは、墓標に樹木や草花を用いた新しい形のお墓のことです。
近年この樹木葬が人気を集めています。

  • 「石を用いたお墓よりも、明るくきれいな樹木の方がいい」
  • 「跡取りがいないから墓守が不要な祀り方をしたい」
  • 「墓石を建てるよりも費用を安く抑えられる」
  • 「墓じまいする時に、墓石よりも樹木葬の方が手間がかからない」

    このように希望する人たちが、樹木葬を選んでいるようです。

樹木葬ができる墓地・霊園を探す流れ

樹木葬は、新しい形のお墓なので、インターネットで情報発信している運営元が多く見られます。
樹木葬ができる墓地や霊園を探す場合、まずはインターネットで検索してみることをおすすめします。

その具体的な理由をこれからご説明いたします。

従来のお墓の情報はインターネットでの掲載が少ない墓地

これは、日々さまざまな墓地や霊園に出入りしている筆者の個人的な感想ですが、従来の墓地経営者はいまだにインターネットによる情報発信が弱いように思います。

従来のお墓が建つ墓地と言えば、公営墓地、民営墓地、寺院墓地、共同墓地などがあります。
こうした墓地が、どうしてインターネットによる情報発信が弱いのか、考えてみました。

公営墓地

公営墓地は、あくまで地方自治体が管理運営するものです。
情報は各市区町村のホームページなどに掲載されます。
しかし、掲載内容や方法はきわめて事務的で、必要最低限のものばかりです。
これは、行政そのものが、営利や宗教行為が目的ではないからです。

民営墓地

民営墓地は、それなりの営利目的を持って経営されています。
そのため、すべての墓地が、というわけではありませんが、民営墓地は比較的インターネットの情報発信もこまめです。購買意欲を湧きたてるような、利用者目線で構成されていることが多いようです。

寺院墓地

寺院墓地は、檀家向けの墓地と、事業型の墓地(実質的な民営墓地)とに分けられます。
檀家向けの墓地の場合、そもそもインターネットで対外的に情報発信する必要がありません。

一方、事業型墓地では、寺院が自ら情報発信しているところもあれば、提携の石材店が行っているところもあります。
寺院墓地の場合は、寺院の力の入れようによって、ネットによる発信の強いところと弱いところに分かれる傾向があります。

共同墓地

共同墓地は、その自治会の住民向けの墓地です。
地域住民の、地域住民による、地域住民のための墓地なので、ネット上での情報発信そのものが不要です。


以上のようなことから考えてもみても、一般的なお墓の墓地情報はネット上には上がりにくいのです。
ということは裏を返せば、それだけ隠された墓地があるかもしれないということです。

だからこそインターネット検索だけでなく、地元の石材店などを訊ね回ることもおすすめします。
彼らはインターネットでは拾いきれないローカルな墓地情報を持っているからです。

樹木葬の墓地探しは、まずはインターネットでしてみよう

樹木葬を運営している墓地はインターネットによる情報発信が積極的です。
これは、樹木葬が先進的な寺院や民間霊園から始まっているからでしょう。

日本初の樹木葬墓地は、岩手県一関市の祥雲寺と言われていますが、開設の時期が1999年というのも、インターネットの黎明期と重なり合います。

一般的な墓地が旧態依然の管理や情報発信にとどまっているのに対し、樹木葬は、もっとたくさんの人に認識してもらわなければならない段階です。

「○○(希望の地域名) 樹木葬」と検索したならば、おそらくその地域で樹木葬をしているほとんどの墓地がヒットするでしょう。

樹木葬を選ぶメリット・デメリット

樹木葬は、従来のお墓が抱える問題を解決してくれることから、多くの注目と期待を集めています。
またその一方、樹木葬をしてみたからこそ浮き彫りとなった問題点もあります。
樹木葬のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。まとめました。

樹木葬のメリット

ではまず、樹木葬のメリットを挙げてみましょう。

メリットポイント

  • 継承が不要樹木葬は、原則的に承継が不要です。
    お参りの人がいなくなった場合、一定期間を越えると永代供養にしてもらえます。
    跡取りのいない人や単身者は、死後の墓守の不安がなく、安心して遺骨を預けられます。

  • 墓じまいの不安がなくなる
    墓じまいをする場合、従来のお墓であれば、手間や費用がかかります。
    石塔を解体し、カロートや基礎工事などで使用した鉄筋やモルタルもすべてきれいにはがして、最後はきれいに更地にしなければなりません。

    それに比べて、樹木葬の墓じまいは、解体するべき墓石もありませんから、負担は大きく軽減されるでしょう。
    場所をとらず、樹木は自生してくれますから、墓じまいや改葬すらしないという墓地もあります。

  • 遺骨を自然の循環の中に還す
    樹木葬では、遺骨を土に還すことで自らの命も大自然の営みの中に組み込まれます。
    そんな壮大な思想や理念に共鳴して樹木葬を選ぶ人もいます。

  • 環境破壊の防止
    樹木葬は環境にやさしい供養法です。
    与えられた場所に遺骨を埋葬し、植樹をするだけで、石塔などの人工物は不要です。
    墓石を建立するには、石材を山から切り出さなければなりません。

    ダイナマイトや重機を使用するほど大がかりなもので、石材の採掘には環境破壊が不可欠なのです。
    また、墓地の造成も、山を切り崩し、土地を均し、それなりの環境破壊が伴います。
    樹木葬の場合は、こうした石の切り出しや大規模な造成が不要です。

  • 費用が安い
    樹木葬は一般的なお墓に比べて格段に安い費用で行えます。
    お墓の場合、墓地の取得と墓石の建立で、二重にお金を支払わなければなりません。

    樹木葬の場合は、墓地の永代使用料の支払いはありますが、植樹の費用はそんなにかかりません。
    墓地によってはカロートの中に納骨し、その上に墓石や石板を据えるところもありますが、一般的なお墓に比べると、使用する石材の量はわずかです。

    樹木葬の費用について詳しく知りたい方は、「樹木葬の費用は安価?人気の理由と思わぬ落とし穴を分かりやすく解説」の記事を参考にしてください。

次に樹木葬のデメリットを挙げてみましょう。

デメリットのポイント

  • 墓地内が荒れやすい
    樹木葬は、礼拝の対象が樹木や草花です。
    当然その周囲にも雑草など、さまざまな植物が自生します。

    こまめにお参りと掃除ができればいいのですが、もしも放置してしばらくお参りができなくなると、墓地内はひどく荒れてしまうでしょう。
    また、山林全体が樹木葬の墓地である「里山型」の場合、お墓がどこにあるか見分けがつかなくなることもあるでしょう。

  • 頑丈さという点では墓石よりも劣る
    墓標としての頑丈さという点では、やはり石には勝てません。
    石は、この地球上のどんな自然物よりも、耐久性や堅牢性に優れています。
    雨や風や嵐に襲われてもびくともしません。

    地震で倒壊したとしても、それが誰のお墓の石材かはすぐに見分けがつきます。
    樹木葬の場合、嵐にさらされて樹木自体が倒壊することもあるでしょうし、火事で燃えてしまうとあとかたもなく消えてしまうでしょう。
    日本人の、世代を超えて先祖祭祀を大切にするという国民性を考えると、お墓は石の方が適切だったようです。
    もしも子どもや、あとを見てくれる人がいるならば、樹木葬の選択は慎重に考えましょう。

  • お参りの時に物足りなさを感じる
    樹木葬はまだまだ新しい形のお墓なので、お参りする側も不慣れで戸惑うことも多々あるでしょう。
    これまで、墓石へのお墓参りが当たり前だっただけに、樹木に対して手を合わすことに物足りなさを感じることもあるかもしれません。

  • 遺骨を土に還せないこともある
    樹木葬と聞くといわゆる「里山型」と呼ばれる、自然の山林への納骨を連想する人が多くいますが、すべての樹木葬がそのような納骨をするわけではありません。

    むしろ、この里山型の樹木葬は全体的に見ても少数派で、樹木葬の多くは「都市型・霊園型」です。
    つまり、自然の山林の中に納骨するのではなく、私たちの住んでいる街の中の墓地で行われる樹木葬の方が多いのです。

    土の中への納骨を実施するところもあれば、カロートの中への納骨もあります。
    「大自然の循環に回帰する」という理念と照らし合わせた時には違和感を抱くかもしれません。

樹木葬と一般的なお墓の違い

一般的なお墓を持つことが負担に感じられる人が樹木葬を選んでいます。
では、具体的に樹木葬とお墓にはどのような違いがあるのでしょうか。

墓標が樹木なのか石なのか

最も分かりやすく、そして唯一の違いは、墓標が樹木か、石か、の違いです。
樹木は自然物です。

一方、墓石は人間の手による人工物です。
樹木と石の違いは、さまざまな本質的なことを表しています。

樹木葬は大自然の循環の中に自分自身を回帰させる

樹木の根元に納骨されることで、私たちの亡骸が大自然の循環の中に組み込まれていきます。
実際に焼骨はなかなか土に還りませんが、それでも自分の遺骨が樹木の養分となって、
きれいな葉や花を咲かせてくれたなら、と考えるものです。

墓石は、世代を超えてそこにい続けられるもの

石は永遠性の象徴と言われていますが、それはどんな自然物よりも耐久性に優れているからです。
儒教の影響を受けている日本では、先祖を大事にすることで社会を形作られてきました。
世代を超えて、先祖や血族のつながりを確認してくれる場所として、墓石が置かれたのです。

継承するかしないか

お墓の承継は、遺されたものにとって責任あることです。
そのため先祖のお墓をとてもじゃないけれど背負いきれないという人がいるのも事実です。

「将来自分がどこに移り住むかもわからない」
「配偶者や子供がいない」

樹木葬を選ぶ人の多くはこのような事情を抱えています。
一方、もしも承継者がいるのであれば、墓石を選択すればよいでしょう。

亡くなった人を世代を超えて供養するのであれば、墓石ほど最適なものはありません。

樹木葬ができるのは民営墓地が多い

墓地は、公営墓地、民営墓地、寺院墓地、共同墓地に分けられます。
まだまだ新しい供養法である樹木葬が行えるのは、民営墓地がほとんどです。

一部、都立小平霊園など樹木葬を行える公営墓地もありますし、先進的な考えの寺院では樹木葬をしているところもあります。
しかし、樹木葬はまだまだ始まったばかりで少数派です。
認識はされているものの、市民権を得たとまでは言えないでしょう。

そのため、自治体が管理する公営墓地や、保守的な傾向にある寺院墓地では墓石がほとんどです。
樹木葬が民営墓地に多いのは、民間企業こそが人々のニーズをきちんと捉えているからでしょう。

家族が納得するお墓を決めるときのポイント

お墓は誰のために建てるのかを、まずはきちんと把握しましょう。
これは家族構成によっても異なります。

もしも子がいるのであれば、きちんと話し合いをする、あるいはせめて埋葬に関する意思を伝えておく、というところまではしてほしいものです。

というのも、お墓に限らず、自分の死後のことに関しては本人では何もできないからです。
亡くなっていく人は、かならず残された人の手を借りることで、初めて葬儀をしてもらえますし、納骨もしてもらえます。

あなた自身にとって満足のいくお墓だとしても、それを遺された家族や子供たちがどう思うのか。
こうした視点をくれぐれも忘れずに持っていただきたいものです。

まとめ

いかがでしたか? では最後にこの記事をまとめます。

この記事のまとめ

  • 樹木葬とは、墓標に樹木や草花を用いた新しい形のお墓のこと
  • 樹木葬墓地はネットによる情報発信が積極的。まずはインターネットで検索してみる
  • 樹木葬のメリット
    (継承不要・墓じまいの不安が解消・費用がかからない)
  • 樹木葬のデメリット
    (墓地内が荒れやすい・墓石の方が頑丈・遺骨を土に還せないこともある)
  • 樹木葬ができる墓地は民営墓地に多い
  • 残された人のことを考えてお墓や供養の方法を考える

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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