この記事ではこのような不安・疑問を解消!

  • 樹木葬を選んで後悔は絶対にしたくない!
  • 樹木葬は自然豊かで明るいイメージがあるが、デメリットはないのだろうか?
  • 樹木葬に興味があるが、最近でてきた供養方法だから少し不安・・・

樹木葬とは、墓石ではなく樹木を墓標とするお墓のことです。

特徴としては

  • 一般墓よりも安価
  • お墓を継承する必要がない
  • 自然の中で眠ることができる
  • エコな納骨方法である

といったものが挙げられ、時代のニーズに合わせた新しい供養方法と言えます。ここ数年希望する人も一気に増え、今や墓石の一般墓よりも樹木葬の方が人気を上回るほどです。

しかし、樹木葬は新しくできた供養方法ということもあり、「契約後に後悔した」「こんなはずじゃなかった」という声は後を絶ちません。

そこでこの記事では、樹木葬を選んで後悔する理由・樹木葬のデメリットを重点的にご紹介します。

ネガティブな面を先に知っておけば、先回りしての対策が可能となりますね。

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樹木葬とは墓石ではなく樹木を墓標とするお墓

樹木葬とは、「先祖代々之墓」などと刻まれた墓石ではなく、樹木を墓標としたお墓のことを指します。

樹木葬は墓地の雰囲気から「里山タイプ」「霊園タイプ」に大別されます。

石を使わない【里山タイプ】の樹木葬

里山型の樹木葬

里山タイプの樹木葬は、基本的には石を全く使いません。石の代わりに樹木を用いた、自然にあふれた納骨方法です。

墓石を使わないことから安価で、お墓を継ぐ必要がない、という特徴があります。

石・プレートを使う【霊園タイプ】の樹木葬

樹木葬

霊園タイプの樹木葬は、石やプレートを墓標とし、シンボルとして樹木を用いることが一般的です。

「ガーデニング墓」「プレート葬」と呼ばれることもあります。

霊園タイプの樹木葬は、一般の墓地と同じように区画が整地されています。手入れも行き届いており、緑あふれる公園のような雰囲気があります。

次の章からは、この記事の本題である「樹木葬を選んだ後悔しないために」という内容に踏み込んでいきます。

まずは里山型の樹木葬で人々が後悔する理由・その対処法を見ていきましょう。

【里山型】樹木葬で後悔する5つの理由と対処法

樹木葬の納骨

里山型の樹木葬で後悔する理由・デメリットは、以下の5つが主でしょう。

  • 遺骨を後で取り出せない
  • 樹木が枯れると悲しい
  • 家族・子供に受け入れられない
  • 自然に還れると思っていたが骨壺のままの供養形態だった
  • アクセス良好とはいかないケースが多い

対策と合わせて解説します。

①遺骨を後で取り出せない

樹木葬では、自然に還るという考え方のもと、遺骨を直じかに、もしくは布袋に包んで土中に還すケースが大半なので
遺骨を後で完全に取り出せないというデメリットがあります。

遺族が「みんなで眠れるお墓が見つかったから」と遺骨を迎えに来たとしても、土の中で分解が進んでいると、埋葬した場所の土を持ち帰るしか方法がありません。
また、合祀型では他の人の遺骨と混じってしまうため、個別に遺骨を取り出せません。

対策方法としては、子世代とよくコミュニケーションをとり、一度埋葬したら二度とは取り出せないことをきちんと理解してもらうことが挙げられます。

②樹木が枯れると悲しい

墓標となった樹木が枯れてしまうと、「故人に申し訳ない」と、悲しい気持ちになります。
故人が生前に選んだ樹木であればなおさらです。

樹木が枯れてしまわないよう、管理体制の整った樹木葬霊園を選ぶことが肝心です。
見学の際には、樹木の手入れが十分にされているかをきちんと確かめましょう。

③墓石がないと違和感があると子どもに訴えられた

樹木葬はまだまだ新しい形式なので、「墓石がないと、手を合わせていても先祖を供養している気がしない」と思う人もいます。
いったん違和感を覚えてしまうと、その感覚を修正するのは困難です。
手を合わせるかいがないと思えば、当然ながらお墓から足が遠のいてしまうでしょう。

子世代には、事前に樹木葬のパンフレットを見せたり、近場の樹木葬霊園に一緒に見学へ出かけたりしましょう。
そして反応をみます。

どうしても子世代の違和感が消えないようなら、樹木葬は諦めるべきかもしれません。
お墓はそこに眠る人だけのためのものではなく、お参りする人のためのものでもあるからです。

④自然に還れると思っていたのに骨壺のままの埋葬形態だった

樹木葬の多くは土中に遺骨を還す形態をとりますが、骨壺のまま埋葬する方針をとっている霊園もあります。
自然に還れることに魅力を感じて樹木葬にしたのに、骨壺のまま埋葬されたのでは、希望はかないませんよね。

都市部からアクセスが良く、公園風にきちんと整備されている樹木葬霊園を選んだ人は、とくに要注意です。
「樹木葬だから自然に還れる」と早合点せず、埋葬方法をしっかりと確認しましょう。

以上、さまざまなケースを取り上げましたが、その対処法には共通点があります。
それは、霊園の管理者や寺院、そして子世代としっかりコミュニケーションをとることり、
「樹木葬だから、永代供養だから、檀家にならなくて済むだろう」といった先入観をいったん取り去ることです。

霊園の一つ一つに方針があります。パンフレットをじっくり読んで、不明点はよく確認することが重要です。

⑤アクセス良好とはいかないケースが多い

樹木葬の霊園は、自然あふれる環境に立地しているため、アクセス良好とはいかないケースが多いのが特徴です。
都心から遠く離れないと、なかなか希望の霊園が見つからないと悩むこともあるでしょう。

とくに、里山の中にあるような、かなり自然派の樹木葬にあこがれている場合はアクセスが不便になりがちです。

対処法としては、実際に霊園へ足を運び、利便性を確認することが大事です。公共機関、送迎バス、タクシーなど自家用車以外でのアクセス方法も考えておきましょう。

以上、里山型の樹木葬で後悔する5つの理由を紹介しました。再度確認をしておきましょう。

  • 遺骨を後で取り出せない
  • 樹木が枯れると悲しい
  • 家族・子供に受け入れられない
  • 自然に還れると思っていたが骨壺のままの供養形態だった
  • アクセス良好とはいかないケースが多い
次の章では【都市型】の樹木葬で後悔する2つの理由と対処法をご紹介します。

【霊園型】樹木葬で後悔する2つの理由と対処法

ガーデニング霊園のイラスト

霊園型の樹木葬で後悔する理由・デメリットは以下の2つがよく挙げられます。

  • 値段が高くなりがちである
  • 家族単位で納骨できる契約期間が短い

①霊園型の樹木葬は値段が高くなりがち

霊園型の樹木葬は、アクセスなどが良好なケースも多く費用が高くなりがちです。
開発するための土地が都市部の場合は、当然郊外や山奥よりは高くなります。

そのため、樹木葬の利用料金に上乗せされていることも少なくありません。
樹木葬の醍醐味の一つはコストの安さなので、予算の関係で樹木葬を選んでいる場合は大きなデメリットとなってしまいます。

②家族単位で納骨できる契約期間が短い

樹木葬は契約期間が決まっている場合があります。
一般的には、33回忌以降は合祀墓に移すなど具体的に契約書へ内容が明記されていることが多い傾向です。

しかし、思ったよりも納骨できる契約期間が短かった・・・という声があります。

未来永劫お墓を利用できると思い込んで契約してしまうと後悔しかねません。
樹木葬を運営する霊園によっても契約書の内容は異なりますので、契約前の見学の際などに確認しておけると安心です。

確認するには、口頭だけでなくできれば契約書類のコピーなどももらっておくとより確実でしょう。

【共通】樹木葬で後悔する2つの理由と対処法

里山型の樹木葬にも、都市型の樹木葬にも、共通して考えられる後悔・デメリットに繋がる事例は以下の通りです。

  • 永代供養と言われ契約したら生前は管理費がかかった
  • 永代供養と思い込んでいたが実際は檀家にされた

①永代供養といわれ契約したら生前は管理費がかかった

ある樹木葬霊園で「永代供養です」といわれれば、
永代供養について少し知っている人なら「じゃあ、一度料金を支払ったら、あとはお金を払わなくてもいい」と思いがちです。

しかし、実際には、埋葬予定となる人が生きている間は年間管理費がかかる樹木葬霊園があります。
一般的な霊園よりも、樹木葬霊園のほうがその傾向が強いでしょう。
なぜなら、樹木葬霊園は、一般的な霊園よりも自然が豊富で、手入れしなければならないところが多いためです。

「永代供養です」と言われた場合は、どんな意味なのか確認し、かかる費用の全体を示した見積もりをもらいましょう。

②永代供養と思い込んでいたが実際は檀家にされた

永代供養と聞けば、「檀家にならなくても済む」と思いがちですが、実際には檀家同様の扱いを受けたというケースがあります。
この場合、「檀家になってほしい」と、はっきりとは言われないのがやっかいです。

「樹木葬を申し込む人は、この寺院の『墓友クラブ』の会員になってほしい」
「年忌法要の案内を送るため、紙代だけでも負担してほしい」

などといわれると、実際には年間管理費のような形で費用を払い続けなければならなくなります。
寺院の修繕などが必要になったときは、負担金をお願いする内容のお知らせが届くようになるかもしれません。

なにか継続的に費用を支払わなければならないような案内を受けたときには、
どんな内容なのか、いつでもやめられるものなのかをきちんと確認しましょう。

ここまで、樹木葬を選んで後悔する理由や事例をご紹介しました。次の章で、契約後に後悔しないためのチェックリストをご紹介します。

樹木葬を選んで後悔しないために!契約前に確認すべきチェックリスト

ここでは【里山型】と【霊園型】と分けてご紹介します。

樹木葬を契約される前に、これらの項目を再度必ず確認するようにしましょう。

【里山型】樹木葬を検討している方のチェックリスト

  • 遺骨の埋葬方法はどうか
  • どの季節でも満足できるお墓か
  • 家族・親族と墓石を使わないことについて十分に話し合ったうえで決めたか
  • お墓参りに通うことができそうか
  • 費用の内訳はどうか?(想定外の費用はかかっていないか)
  • 檀家にされることはなさそうか

【霊園型】樹木葬を検討している方のチェックリスト

  • 値段は予算内か
  • 家族単位で個別に納骨できる期間は何年か
  • どの季節でも満足できるお墓か
  • 費用の内訳はどうか(想定外の費用はかかっていないか)
  • 檀家にされることはなさそうか

ここまで樹木葬のデメリットを中心にお話してきましたが、次の章では樹木葬のメリットをご紹介します。

樹木葬にはメリットもある!一般墓と比較して紹介

一般墓と比較した樹木葬のメリットは以下の通りでしょう。

  • 基本的に宗教フリー
  • 永代供養墓の形態が一般的
  • 費用が安い

順に解説します。

基本的に宗教フリー

樹木葬は、種類にかかわらず、基本的に宗教フリーです。
どんな宗派の人でも関係なく、樹木葬を利用することができます。

ただ、寺院が直接管理運営している墓地内の樹木葬エリアには要注意です。
一般的なお墓と同様に、樹木葬でも檀家にならなければならない可能性があるためです。

永代供養墓の形態が一般的

樹木葬は、一度料金を支払ったら年間管理料の必要がなく、またお墓掃除やお墓参りも不要な永代供養墓がほとんどです。
よって子どものいない人、子どもはいてもお墓を継いではもらえないと考える人に人気です。

ただ、全ての樹木葬が永代供養であるとは限らず、承継者を必要とするケースもあるので、注意が必要です。

費用が安い

樹木葬は、一般的なお墓よりも割安なのが特徴です。
個人でお墓を構える場合でも、墓石を建てるのではなく樹木を植えるので、そのぶん費用が安くなります。
タイプ別に費用の目安を用意しましたので、参考にしてください。

お墓のタイプ

費用相場

【比較参考】一般的な承継墓

200万円~250万円

樹木葬の個人墓

50万円~70万円

樹木葬の集合墓

30万円~50万円

樹木葬の合祀墓

10万円~30万円

宗教フリーで承継者いらず、費用が安いとあれば、従来のお墓の形に違和感を覚えている人にはメリットしか感じられませんよね。
でも、やはりメリットばかりではありえません。
次章では、樹木葬のデメリットと、その対策についてお伝えします。

まとめ

以上のように、樹木葬にはメリットもありますが、注意すべき点もたくさんあります。
後悔するケースを前もって知っておけば、対策を練るのは簡単です。

トラブルに陥らないよう、そして子世代に迷惑をかけないよう、事前の下調べは念入りに行いましょう。
そうすれば、心から安心して樹木葬を検討することができます。

ライフドットでは、樹木葬に関する記事をたくさん用意しています。気になる記事を読んでいただき、後悔のないお墓選びのお役に立てると嬉しいです。


監修者コメント

監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子

樹木葬墓地は、1999年、岩手県の祥雲寺でスタートした墓地です。
自然と共生する納骨方法で人気を集め多くのメディアで取り上げられました。

その後、「樹木葬」と称する墓地が注目されるようになり、特に都市部を中心に広がりを見せています。
そもそも樹木葬とは、樹木をシンボルとした墓地のことを指し、都道府県(もしくは市区町村)から墓地として認めらえたエリアに納骨することになります。

事業主体は、寺院、自治体が大多数で、株式会社等の法人には認められていません。
樹木葬といっても、樹木がほとんどなかったり、シンボルが墓石だったりするケースも少なくありません。遺骨は土に還らず骨壺に納める樹木葬墓地もあります。

何が良いというのは好みですので、一概には言えません。樹木葬墓地を検討していたけれど、いろいろ見学しているうちに一般の墓所にしたというケースも多々あります。

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  • お墓選びで複雑な手順を簡単に詳しく理解したい
  • お墓選びで注意するべきポイントを詳しく知りたい

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。

情報収集するために、まずは気になる霊園・墓地の資料請求をしてみましょう。