【樹木葬 ツアー】アイキャッチ

いま人気が高まってきている樹木葬は里山など山地にあることも多いことから、見学ツアーを設けているところもあります。
もし見学ツアーがなかったとしても契約前に必ず現地を見ておくことがポイントです。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 「樹木葬ツアーにいくと何がわかるの?」
  • 「樹木葬ツアーへの申し込みはどのようにするの?」

ツアーといっても目的は霊園見学と同じであり、「どのような樹木葬なのか」「どのような供養がされるのか」など説明を受けることができます。

また見学を必ずしておくべきとお伝えしたのは、樹木を墓標とする樹木葬は四季折々の季節変化も受けるためです。

見学時の雰囲気だけでは判断しきれない部分もあり、「こんな雰囲気じゃなかった」とあとで後悔してしまう可能性もあります。

そのため、管理者の説明をしっかり受けてから判断することが大事です。
この記事では、本当に自分が樹木葬を選んでも後悔しないか、どんな供養をイメージしているかも含めて、樹木葬ツアーにおける見学ポイントまで解説します。

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まずは希望の都道府県を選んでどんな樹木葬があるかチェックしてみましょう。

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終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。
そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • 自分のライフスタイルに合ったベストなお墓はどういうものなのか知りたい
  • お墓選びで複雑な手順を簡単に詳しく理解したい
  • お墓選びで注意するべきポイントを詳しく知りたい

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。

情報収集するために、まずは気になる霊園・墓地の資料請求をしてみましょう。

いま樹木葬の人気が高まってきている理由

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いま、樹木葬の人気が高まっています。
樹木葬の先駆けとなったのは1999年に岩手県一関市の祥雲寺がはじめた「樹木葬公園墓地」です。

里山の環境保全と死後の自然回帰志向が合わさって開設された樹木葬墓地ですが、当時は行政にとっても地域住民にとっても前例がなく、開設までにはさまざまな紆余曲折を経たとのことです。

しかし、その後は日本各地でさまざまな樹木葬墓地が展開され、横浜市メモリアルグリーン(2006年)や、東京都立小平霊園(2012年)などの公営霊園でも樹木葬墓地が開設されるようになったほどです。

2019年時点で全国にある樹木葬墓地は500近くにも及んでいると言われています。
樹木葬がここまで人気と注目を集めているのには、どのような理由があるのでしょうか?

利用者側から見た樹木葬の人気の理由

これまで、亡き人の遺骨は墓石を建立してその中に埋葬していました。
しかし、昨今では墓石を用いない新たなお墓が登場し、供養の多様化が進んでいます。その筆頭が樹木葬です。

樹木葬は、利用者のどんなニーズを満たしてくれているのでしょうか?
次の6つの理由が考えられます。

(1)費用を安く抑えられる

樹木葬は墓石の建立ほどに高額な費用を必要としないため、安く抑えられます。
墓石を新たに建てるには、200万円から300万円近くの費用がかかると言われていますが、樹木葬であれば、50万円から100万円が相場の目安と言われており、大幅に費用を抑えることができます。

(2)アクセスのよさ

里山型樹木葬墓地の場合は、地方や郊外にあることが多いのですが、樹木葬墓地のほとんどは都市型、霊園型です。
この場合、市街地にあることが多いため、アクセスの利便性がよく、行きたい時にお墓参りに行けます。

(3)土に還るという自然志向

死後の自分が自然の循環の中に還ることを望む人は大変多くいます。
樹木葬の場合、礼拝の対象が草花や樹木ですから、自然志向の祈りや願いを託すには最も適していると言えるでしょう。
ただし実際には埋葬方法はさまざまです。遺骨を骨壷から取り出して土に触れて還すところもあれば、骨壷から出さずに遺骨をカロートの中に納めるところもあります。

(4)霊園が定期的に合同法要をしてくれる

跡取りがいない。お墓が遠方にある。仕事で忙しい。高齢で自由に動けない。
こうした人たちが墓じまいをして、樹木葬に切り替える、あるいは永代供養にします。
樹木葬では個別埋葬と共同埋葬があります。
初めは個別埋葬で申し込んでいる場合も、将来的にお参りの人がいなくなったら共同埋葬(永代供養)へと切り替えてもらえます。
自分たちをお参りしてくれる家族がいなくなったとしても、霊園や寺院が定期的に合同法要や慰霊祭を執り行ってくれるので無縁になりません。

(5)個人単位、家族単位での申込が前提

ひと昔前と比べて、家族形態が縮小化している現代では、個人のお墓、家族のお墓が求められています。樹木葬は原則として1代限りのお墓として利用されています。

(6)生前予約ができる

終活ブームにより、元気なうちから自分たちのお墓を自分たちで探す人たちが増えています。多くの樹木葬墓地は、生前契約ができるため、自由にお墓を選べ、次の代に負担をかけずに済みます。一般墓地では生前契約ができないことが多いので、より樹木葬の申し込みが増えているのかもしれません。

霊園や寺院が樹木葬を展開する背景

社会的ニーズがあれば、そのニーズを満たすサービスが生まれるのはどの時代も同じです。
樹木葬の場合は、ただニーズに応えるだけでなく、樹木葬を供給することで、霊園や寺院側の課題や問題を解決する側面もあります。どのような背景があるのでしょうか。

(1)超高齢化による墓地不足

超高齢社会の到来によって、死亡者数は2040年のピークに向けて毎年増加すると言われています。
行政側が一番頭を悩ますのは墓地の供給不足です。
公営霊園ではじめて樹木葬墓地を開設した横浜市でも、さらなる墓地不足が予想され、2018年に日野公園墓地にこもれび納骨堂を開設したほどです。

(2)無縁化への対策

無縁墓は社会問題化しています。小谷みどりさん(第一生命経済研究所)のレポートによると、高松市営墓地の無縁墓は全体の3割強におよび(1990年の調査)、熊本県人吉市の場合は、全体の4割強、墓地によっては8割もの墓石が無縁化している(2013年の調査)とのことです。墓石の撤去は1基あたり、3〜40万円もの費用がかかり、無縁墓の撤去を行政が実施するためには、多額の予算が逼迫されます。

(3)環境保全や個人化などのニーズへの対応

墓石を建立しようとすると、墓地の造成や石材の採石など、多大な環境破壊を招いてしまいます。平成から令和にかけて、戦後の工業化社会に対しての反動が起き、お墓においても墓石による「家墓」よりも、個人単位のお墓が求められるようになっています。

樹木葬ツアーを設けている会社

樹木葬の認知度は年々増しているのですが、それでもまだまだ墓石による埋葬が大多数を占め、樹木葬は少数派です。
寺院や霊園は、樹木葬のツアーや見学会を積極的に試みて、まずは樹木葬がどのようなものなのかを知ってもらう取り組みをしています。
また、終活ブームが活況の中、旅行会社などの参入を見られます。

クラブツーリズム

クラブツーリズムは東京都に本社のある旅行会社です。
もともと旅行商品を販売するだけでなく、さまざまな趣味のサークルやカルチャーセンターも主催しており、8000をも超える会員の組織化が特徴です。

その一環で同社が乗り出しているのが終活関連の企画です。
それぞれの専門家を招いて行う終活講座が主な活動ですが、それ以外にも定期的に特定の企画を絞って終活ツアーを行っています。
内容は企画によって異なります。バスツアーを組む時もあれば現地集合解散の時もあるようです。

とある会では、都内3カ所の樹木葬墓地と自動搬送型の納骨堂をバスで巡り、さらにはミニデザート付きの海洋散骨体験クルーズという企画。
納骨堂寺院では住職による法話が聞けて、バスの中では専門家による終活ミニ講座。さらには特製エンディングノート付きと大変お得な内容です。

専門家の話を聞けるだけでなく、同じ悩みを持つ人たちとともに見学ができるという点も魅力です。
ツアーの費用は内容にもよりますが、大体10,000円前後とのことです。

阪急交通社

阪急交通社は大阪市に本社のある旅行会社です。
阪急交通社が企画するのは、都内の樹木葬と納骨堂を歩いて巡るというウォーキングツアー。

11時に浜松町駅に集合、芝の増上寺まで歩いてお参りをし、 その後は東京タワーの麓にある芝庭園の樹木葬を見学します。

昼食はシェラトン都ホテルでリッチなランチを食べ、その後、目黒までバスで移動し、納骨堂寺院を見学します。
歩行走行距離は約2km。負担が少なく、東京の街中を歩きながら樹木葬や納骨堂を巡る、楽しくもとても有意義なツアーだと思われます。
以上の行程で5,990円です。

その他、江ノ島の樹木葬寺院を見学するウォークツアーもあります(8,990円)。
終活に詳しい専門ガイドも同行するので、途中で分からないことを尋ねることもできるでしょう。

樹木葬ツアーがなくても霊園見学は必ずしておく

樹木葬ツアーを企画している旅行会社は、 まだほんのわずかにしか過ぎません。しかし、多くの寺院や霊園では現地見学会や説明会を開催しています。

樹木葬を検討する場合は、必ず事前に霊園を見学しておきましょう。現地見学会やバス見学会を対外的に謳っている寺院や霊園の一部をご紹介いたします。

知勝院(岩手県一関市)

知勝院は、日本ではじめて樹木葬を開設した寺院です。
もともとは祥雲寺の墓地として墓地経営の許可を得ましたが、運営は開設当初より別院の知勝院(現在は独立)が行っているとのことです。

知勝院では冬場を除く期間(主に4月~12月)、月に一度で現地見学会を開催しています。
一関墓地と花巻墓地の2つの樹木葬墓地があり、それぞれ日程や集合場所などが異なるので気をつけましょう

一関墓地の場合はJR一ノ関駅に、花巻墓地の場合はJR花巻駅か新花巻駅に集合し、墓地まではお寺がバスで送迎してくれます。
所要時間は1時間半から2時間くらいです。

現地見学の際の申込は、ホームページから申込書をダウンロードし、郵送かFAXをします。

また、個別の現地見学にも対応していますので、詳しくは直接問い合わせてみましょう。参加費は、1グループにつき、一関墓地が1,000円、花巻墓地が500円です。

真光寺(千葉県袖ケ浦市)

真光寺は、千葉県袖ケ浦市にある、曹洞宗のお寺です。真光寺も都心では珍しい里山型の樹木葬墓地です。その面積は約三千坪にもおよび、かつては荒れた竹林でしたが、傾斜を生かした環境の良い樹木葬墓地として多くの人に利用されています。

真光寺も、月に1回のペースでバス見学会を実施しています。日程は2つに分けられ、それぞれ東京駅と、千葉駅から直通バスで送迎してくれます。
東京駅発の見学会の場合、午前10時に東京駅に集合、約一時間半かけて袖ヶ浦市のお寺に向かいます。

午前中は、お寺や樹木葬についての説明があり、昼食(実費1,000円でお弁当の用意をしてくれる)をはさんで、墓地での現地見学が行われます。
すべての行程は2時頃に終わり、出発した駅までバスで送り届けてくれます。
バスの送迎はできないものの、個別の見学を希望する人は、直接お寺にお問い合わせください。

申し込みは、ホームページの申し込みフォームから、あるいは電話でも受け付けてくれます。
参加費は無料です。

お墓専門店いしとよ(岡山県岡山市)

いしとよは、岡山県岡山市にある墓石店です。
同社では、霊園や樹木葬のバス見学会を、毎年春と秋の2回開催しています。
2016年から始まったバスの見学会は毎回参加者が増えて、参加者の延べ人数は300人を超えるほどだと言われています。
定員は15名ですが、毎回それを上回る申し込みがあるそうです(多い時には100名近く)。

しかもそのうちの7割が一人での参加。岡山という地域でも、墓石を用いない、樹木葬や納骨堂といった新しいお墓のタイプが関心を集めているようです。

いしとよの樹木葬の特徴は、バラの樹木葬とさくらの樹木葬。それぞれ個別タイプと合祀タイプがあり、ライフスタイルや家庭環境に合わせて、自分たちに合った方を選べます。

バス見学会では、午前10時に岡山駅の近くの駐車場に集合。
まずはみどりヶ丘清聖光苑に出向いて、さくらの樹木葬・永代供養墓・デザイン墓を見学します。

その流れで東山聖光苑(いしとよ本社)に移動してバラの樹木葬を見学。
お昼にはお弁当の用意をしてくれて、その後「女性のための納骨堂」を見学します。解散予定は14時30分。
お弁当と簡単なお土産がついて、参加費はなんと無料! 人気の秘訣かもしれません。

樹木葬の見学における注意点

樹木葬墓地を見学する時にはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここでは気をつけておきたいポイントを5つあげてみたいと思います。見学の際には、参考にしてみてください。

墓地のタイプ 里山型か霊園型か

樹木葬霊園 里山型の樹木葬

樹木葬墓地は里山型と霊園型に分けられます。
里山型とは、自然の里山全体を墓地とした樹木葬です。
原則的に石碑や石板、あるいはカロート(納骨室)などの構造物は用いません。

自然の里山を墓地とするため、どうしても地方や郊外に限られてしまいます。
真の意味で自然に還る樹木葬を希望している人にとっては望ましい墓地ですが、頻繁にお参りしたい人にとっては家からの距離が離れてしまうため、お墓参りが不便になるでしょう。

霊園型とは、一般の墓地と同じように区画が聖地されています。手入れも行き届いており、緑あふれる公園のような雰囲気があります。

埋葬方法 個別型か合葬型か

樹木葬の埋葬方法

樹木葬には埋葬方法が主に2つあります。個別埋葬か共同埋葬(合葬)ののいずれかです。
従来の家墓に慣れている人からすると、どこの誰だか知らない人と同じ場所に遺骨を埋葬することに抵抗を覚えるかもしれません。

どちらを選ぶかは、亡き人や家族が決めることですが、共同埋葬をしてしまうと、後から遺骨を返して欲しいと思ってもかなわないため注意が必要です。

費用

樹木葬を利用する際は、永代使用料ならびに年間管理費が必要です。
また共同埋葬して永代供養にする場合、さらに別途永代供養料や墓誌の彫刻費用が必要になるかもしれません。

墓石と比べれば安く抑えられるのが樹木葬ですが、それでも墓地や霊園によっては価格に差があるため、慎重に検討しましょう。

アクセス

自宅から墓地までアクセスしやすいかどうか確認しましょう。
墓地の見学の際は、実際に自分たちがお墓参りをしてみる行程をたどってみるのがよいでしょう。

車を使う場合は、道路が走りやすいか、駐車場が確保されているか。公共交通機関を使う場合は自宅から最寄りの駅やバス停、乗り換えの数や利便性、最寄りの駅やバス停から墓地までの距離などを確認しておきましょう。

環境や雰囲気

実際に現地に立ってみることで確認できる環境、あるいは感じることのできる雰囲気があります。通路や水回り、あるいは周辺は雰囲気や風当たりや日当たりなどを確認しましょう。

まとめ

いかがでしたか?
終活を行う人が大変多く、元気なうちから自分たちのお墓について考える人たちが増えています。

この流れに沿って、さまざまな終活ツアーがさらに企画されて行くかもしれません。
切羽詰まった状態ではなく、まだまだ元気であるならば、楽しく、有意義に見て回りながら、樹木葬についても考えたいものです。

実際に企画しているところはまだ少数ですが、旅行会社や寺院や霊園が行う終活講座や樹木葬ツアーに参加して、仏事や供養を身近に考えてもよいかもしれませんね。
では最後にこの記事のポイントを箇条書きでまとめます。

  • 樹木葬人気の理由には、利用者側の視点に立つと次のようなものが挙げられる。
    • 費用を安く抑えられる
    • アクセスのよさ
    • 土に還るという自然志向
    • 霊園が定期的に合同法要をしてくれる
    • 個人単位、家族単位での申込が前提
    • 生前予約ができる
  • 霊園や寺院が樹木葬を展開するのには次のような背景が考えられる。
    • 超高齢化による墓地不足
    • 無縁化への対策
    • 環境保全や個人化などのニーズへの対応
  • 樹木葬ツアーをしたことのある旅行会社に、クラブツーリズムや阪急交通社などがある。
  • バスの見学ツアーを開催している寺院に、知勝院(岩手県)や、真光寺(千葉県)がある。
  • 岡山県の石材店いしとよは、バスの見学会を定期的に開催している。
  • 樹木葬見学の際の注意点は次の5つ
    • 墓地のタイプ(里山型か霊園型か)
    • 埋葬方法(個別型か合葬型か)
    • 費用
    • アクセス
    • 環境や雰囲気

お墓の準備はできていますか?

終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • 自分に適切なお墓を探したいが、そのお墓をどう探したらよいかわからない。
  • まだ両親や自分が入るお墓が決まっていないが、お墓を探す手順がわからない。

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。

お墓の購入に関しては、全員が初めての経験になることが多いため、不安を持つことは仕方のないことでしょう。

しかし、お墓購入後に後悔はしたくはないですよね。
そのためにも、複数の墓地・霊園を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集をしてから決めることをオススメします。

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一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
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