東京都内で樹木葬ができる霊園とは?費用相場や探すポイントを解説

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樹木葬の霊園内

東京都内在住で、まだお墓を購入していない人のなかには、
「樹木葬」の評判を聞いて気になっている向きも多いのではないでしょうか。

樹木葬は最近注目されている新しいお墓の形で、
安価で後継者がいらず、しかも自然に還れることから人気を集めています。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 「都内で樹木葬を探そうと思うのだけれど、どんなところがあるのだろうか」
  • 「できればペットと眠れる樹木葬がいい」
  • 「樹木葬を探すポイントは?」

この記事では、以上のような疑問や希望を持つ人のために、
東京都内で樹木葬を探すときのポイントや、人気の樹木葬霊園をご紹介します。

最後には、「自然に還れる」をキーワードに、他の供養方法もご案内するので
希望に沿った弔いの形を、数々の選択肢の中から選べるようになりますよ。

樹木葬とは墓石ではなく樹木を墓標とするお墓のこと

樹木葬とは、「●●家之墓」などと刻まれた墓石ではなく、樹木を墓標としたお墓のことです。
一般的なお墓との基本的な違いは「墓標が石か木か」だけなのですが、樹木葬には他にもさまざまな特徴があります。

順にご紹介します。 

自然の豊かな霊園で眠ることができる

樹木葬は、墓石を多用しないので、霊園内は自然あふれる環境なのが特徴です。
季節によって変わる花々の風情を感じることができるので、冷たいお墓のイメージが一掃され、明るい雰囲気があります。

参拝者としても、お墓参りのたびにお花見やお散歩を楽しめるので、自然とお墓に足を運ぶようになるでしょう。 

自然に還れる

納骨の際、骨壺から遺骨を取り出し、遺骨のまま土の中へ納骨する形式を選ぶと、そのまま自然に還ることができます。
自然が豊かな環境で永遠に眠れるのですから、自然への回帰にあこがれのある人にはおすすめです。

もっとも、骨壺のまま埋葬する形式を採用している霊園もありますから、自然に還りたい人は気をつけて選ぶ必要があります。 

基本的に承継者のいらない永代供養が可能

樹木葬は、お墓の後継ぎを必要としない形式が多いのが特徴です。
継承者の必要がなく、霊園の管理者が管理や供養を担うお墓を「永代供養墓」といいますが、
樹木葬は多くがこの永代供養を採用しています。

ただ、お寺の檀家に入らなければならない場合など、例外はあります。 

宗教不問のところが多い

樹木葬は宗教不問のところが多く、たとえ寺院墓地の一角に樹木葬墓地が作られているとしても、
そこだけは宗教不問である場合が少なくありません。

「お墓を買うには檀家にならなければならないのでは」
「特定の宗派に属さなければならないのでは」

と不安になっている人も、安心して選べます。 

墓石が必要ないので比較的安価

樹木を植樹するほうが、墓石を建てるよりも安いので、樹木葬のお墓は比較的安価になります。
ただ、タイプによって相場はガラリと変わります。表で比較してみましたので、参考にしてください。 

お墓のタイプ

内容

価格相場(東京都)

墓石を使う一般的なお墓

承継者が必要な一般墓

250万円~

年間管理費 1万円~2万円

樹木葬 個人墓

承継者の必要はないが、一般的なお墓と同じように個別スペースがある樹木葬

70万円~150万円

樹木葬 集合墓

承継者の必要なく、一本の樹木の周囲にたくさんの遺骨を埋葬する樹木葬

30万円~50万円

樹木葬 合葬墓

承継者の必要なく、樹木の周囲に設けられた供養塔などへ、他の人の遺骨と一緒に埋葬される樹木葬

10万円~30万円

 ペットと眠れる樹木葬もある

 人間とペットが同じお墓に眠れる樹木葬もあります。
「ペットも家族の一員」という考え方が当たり前になった昨今では、
「ぜひ、ペットとともに眠りたい」と考える人もいることでしょう。

樹木葬霊園に限った話ではありませんが、
ペットと一緒に入れるお墓は存在しますし、時代の要請に従って徐々に増えつつあります。

とくにペットと一緒のお墓がいいという希望の強い人は、条件を絞って探してみましょう。

ただ、「ペットと眠れる」とはいえ、スタイルはさまざまです。
個人墓の中にペットのスペースを作れるところもあれば、同じ霊園内に眠れるだけで、
人間のお墓の区画とペットのお墓の区画が離れているところもあります。

自分が望んでいるスタイルかどうか、きちんと確認することが大事です。

以上、樹木葬について、メリットやイメージをつかんでいただけたのではないでしょうか。
次章では、とくに東京で樹木葬の霊園を探すときのポイントをお知らせします。

東京で樹木葬の霊園を探すポイント

東京で樹木葬の霊園を探すポイントは、以下の4つです。

  • エリアを広げて探す
  • お墓参りに来てくれる人と一緒に探す
  • 納骨方法に注目する
  • 全体価格を必ず確認する

それぞれ詳しく解説します。

エリアを広げて探す

東京都内で樹木葬を探すときは、居住している区内に絞るのではなく、
多摩方面などまでエリアを広げて探すのがポイントです。

樹木葬の霊園を作るには、自然豊かな環境が必要なため、
とくに23区内にはあまり大規模な樹木葬霊園がありません。

もちろん全くないわけではありませんが、
一本の樹木の周りに供養塔を設けた合葬式など、こぢんまりとしたものが多いでしょう。

もとから合葬墓を望んでいるなら問題ありませんが、個人墓を希望していたり、自然豊富でゆったりした園内に憧れがあったりするなら、エリアを広げて探しましょう。

お墓参りに来てくれる人と一緒に探したい

樹木葬の霊園は、必ず自分の死後お墓参りに来てくれる人と一緒に探しましょう。
エリアを広げるとはいえ、あまりに自宅から遠いと、
配偶者や子世代などお墓参りに来てくれる人から不満が出る場合があります。

後継ぎの必要がないお墓を選んだとしても、残された人がお墓参りをしないとは限りません。
また、樹木葬はまだなじみのないお墓のスタイルなので、家族から思いがけず反対意見が出ることもあります。

トラブルを避けるため、初めから家族を巻き込んでお墓探しをしましょう。 

自然に還りたいなら納骨方法に注目する

とくに自然に還りたいという願いが強いなら、納骨方法に注目して探しましょう。
土中に遺骨を直接埋葬するのと、骨壺のまま埋葬するのとでは、意味が違ってきます。

とくに都心の樹木葬霊園は、設備の整ったところが多いため、
土中にカロートと呼ばれるコンクリートの納骨場所を設け、そこへ骨壺を納骨するケースもあるのです。

すると自然に還れるどころではなくなってしまうので、自然回帰を強く望む人は避けましょう。 
ただ、骨壺のまま納骨できれば、後で骨壺を取り出し、他のお墓へ遺骨を納骨することも可能になります。
そのほうがメリットが大きいと感じる人は、骨壺のまま納骨する樹木葬に絞って探しましょう。 

全体価格に納得できるものを選ぶ

樹木葬に限りませんが、お墓を購入するときには必ず全体価格で見積もりをもらい、納得して契約するのが大事です。
考えられる樹木葬の費用内訳は次の通りです。 

  • 永代使用料
  • プレート代金
  • 年間管理費
  • 1体ごとの納骨費

それぞれ説明します。

永代使用料

その墓地を半永久的に使用するための契約料で、購入時に一度だけ支払います。
集合墓より個人墓のほうが高くなる傾向にあります。
また、合葬墓の場合、単に「使用料」と呼ばれることが多いでしょう。 

プレート代金

プレートに名前を彫刻するための費用です。
個人墓ならプレートそのものを購入し、
集合墓や合葬墓なら共通で使う大きなプレートに名前を彫刻する料金を支払うことが多いでしょう。

年間管理費

生前、納骨されるまでの管理料を年間管理費として支払う霊園があります。
永代供養を選べば、死後の管理費は必要ありません。

1体ごとの納骨費

納骨を行うたびにいくらか料金を支払わなければならない霊園もあります。
とくに家族みんなで眠れるお墓を選んだ場合は注意しましょう。

東京の樹木葬で気をつけたいのは、エリアや形式、費用をとくに慎重に確認することです。
続いては、東京都の樹木葬のなかでも、とくにおすすめの霊園をご紹介します。

東京都でおすすめの樹木葬霊園

東京にある樹木葬霊園は、景観が美しく設備が整っているところばかりです。
そんななかでも、コンセプトが独特だったり、都心にごく近かったり、割安だったりと

特色を備えている霊園をピックアップしておすすめします。

町田いずみ浄苑「桜葬」

日本で初めて、市民団体が中心となって墓地を作った樹木葬霊園であり、いわば樹木葬の老舗です。
NPOエンディングセンターが管理しており、会員になると生前から見守りサービスといったサポートが受けられます。

後継者不要、宗教不問、自然に還れるスタンダードな樹木葬スタイルです。
ペットと眠れる区画もあります。

参考:NPOエンディングセンター
https://www.endingcenter.com/

花小金井ふれあいパーク

ガーデニング霊園のいせやが展開する「ふれあいパーク」の一つです。
特色は、バラを中心とした霊園づくりにあり、
墓地というよりも外国の庭園を思わせる華やかさが心を明るくしてくれます。

とくに花小金井ふれあいパークはバラのアーチが圧巻で、バスでのアクセスが良好です。
宗教不問、管理費の必要がないので後継者もいりません。 

参考:花小金井ふれあいパーク
https://www.iseya.co.jp/ohaka-reien/park/s-hanakoganei-fp/

都立小平霊園「樹林墓地」「樹木墓地」

都立霊園では唯一、樹木葬の区画を持っているのが小平霊園です。
樹林墓地も、樹木墓地も他の遺骨と共同埋葬される施設ですが、樹林墓地は生前の申し込みが可能です。

とくに樹林墓地は42000円からと大変割安です。
ただ、例年募集者が多く、抽選倍率が高いのが難点かもしれません。
毎年、7月ごろに募集があります。 

参考:TOKYO霊園さんぽ 小平霊園
https://www.tokyo-park.or.jp/reien/park/index078.html

都立霊園をご希望の方へ
https://www.tokyo-park.or.jp/reien/use/new_user/request.html

谷中樹陵 久遠

日暮里駅方徒歩5分と、都心からのアクセスが良く、風情溢れる景観が魅力なのが「久遠」です。
1人用から4人用まであり、個別の墓地に骨壺のまま納骨されますが、

最後の契約者が眠った後は、一定期間ののち遺骨を土に還します。
都心に住み、家族が気軽にお墓参りへ行ける場所を探している人に最適です。

宗教不問で、利用者存命の期間中のみ、年間管理費が発生します。 

参考:谷中樹陵 久遠
https://anchorage.co.jp/kuon/ 

芝びしゃもん浄苑 樹木葬墓地

浜松町駅から徒歩10分程度と、都会の中心に据えられた樹木葬墓地です。
華やかなガーデン風ながら、すっきりと洗練された都会の表情が魅力といえるでしょう。
宗教不問で、利用者存命の期間中のみ、年間管理費が発生します。 

以上のように、樹木葬の墓地は意外と都心にもあります。
ただ、価格帯がぐっと割高になってきますので注意しましょう。

次章では、樹木葬にしようかどうかまだためらっている人のためにも、自然に還れる他の選択肢についてご案内します。 

樹木葬のほかにもある、自然に還れる選択肢

樹木葬のほかにも、自然に還れる供養法はあります。
考えられるのは、次の3つです。 

  • 自然葬
  • バルーン宇宙葬
  • 宇宙葬

詳しく説明します。

自然葬

自然葬とは、お墓を建てない供養法の総称ですが、一般的には散骨を指します。
散骨は、海や山、川などに遺灰を撒く弔い方です。

ただし、山や川へ撒くのは近隣へのマナーの問題があるため、海への散骨が一般的になっています。
全国各地に散骨業者がいるので、「思い出の地に眠りたい」などと考えたら、
そのエリアを担当している業者にコンタクトを取りましょう。

費用は、家族ごとに船をチャーターするなら20万円から30万円ほど、
業者に遺骨を送っての委託散骨なら5万円ほどからあります。

海洋への散骨であっても、きちんとマナーを守らなければ漁業組合などとトラブルに陥る危険があります。
マナーとルールをわきまえた業者を選びましょう。
散骨のガイドラインを作り、順守している団体もあります。 

参考:日本海洋散骨協会
https://kaiyousou.org/

バルーン宇宙葬

バルーン宇宙葬は、遺灰を大型のバルーンに込めて大空へ放つ供養法で、
遺灰はバルーンが成層圏で破裂した後、空中を漂うことになります。

空への散骨ということができるでしょう。
バルーン宇宙葬は、株式会社バルーン工房が行っています。

料金は一体につき24万円で、家族の遺灰を追加する場合は12万円が加算されます。
また、追加5万円でペットと一緒に散骨することもできます。

参考:バルーン宇宙葬
http://www.balloon-sou.com/index.html

宇宙葬 

自然というより、はるかかなたの宇宙へ旅立つのが宇宙葬です。
人工衛星などに数センチほどの遺灰カプセルを搭載してもらい、宇宙空間を漂います。

カプセルに入りきらない遺骨は、お墓に納骨するか、散骨などをすることになります。
行っている業者が少ないので、相場を求めるのが難しいですが、形式により25万円から100万円ほどとなります。 

参考:Sorae
https://space.minrevi.jp/

どれも、一般的なお墓を建てるよりは安価なので、興味を惹かれたら検討してみてください。 

まとめ

以上、東京の樹木葬について、特徴や料金相場、気をつけたいポイント、おすすめの霊園をお伝えしました。
気になる樹木葬霊園は見つかったでしょうか。

また、樹木葬以外の選択肢に興味を持った人もいるかと思います。
自然に還りたいと考えたなら、さまざまな供養法がありますから
自分で「いいな」と思える、その感覚を大事に、自分らしい供養の形を選びましょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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