都立霊園は倍率が高い?申し込みの流れと当選するためのコツ

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都立霊園への応募と当選のコツ


東京都内に住み、「そろそろお墓を探したい」と考えている人なら、都立霊園を検討したことがあるのではないでしょうか。

都立霊園は、東京都が運営管理を行う公営の霊園です。
都立霊園には「倍率が高い」とか、「民営霊園より安い」など、いろいろな噂がありますよね。

果たしてそれは本当なのでしょうか。

この記事ではこのような疑問や不安を解消!

  • 「都立霊園に申し込んでみたいけれど、具体的にどうすればいいのかな?」
  • 「都内に住んでいれば、都立霊園に申し込みができるんだろうか」
  • 「倍率が高いと聞くけれど、どのくらい厳しいものなのかな」

この記事では、以上のような疑問を持つ人のために、都立霊園の申し込み条件や申し込みの流れ、気になる倍率、注意点についてお伝えします。

最後には、都立霊園以外にもあるリーズナブルなお墓の選択肢についてもご案内するので、
「たとえ抽選に外れても、他がある」と気楽な気持ちで応募することができるようになりますよ。

霊園とはいわゆる墓地のこと!民営と公営の違い

まずは、霊園とはどのようなものなのか、公営霊園と民営霊園では何がどう違うのかをご案内していきます。
公営にも、民営にも、それぞれ特徴があります。

霊園の意味

霊園とは、お墓を建てるために区画整理された場所で、いわゆる墓地のことです。
霊園も墓地も、意味合いの上では同じであり、「墓苑」や「墓所」も、基本的な意味合いに違いがありません。

例えば、千葉市のは、「霊園」という名称ではありませんが、千葉市の公営霊園の一つです。
このように、公営霊園かどうかは、「霊園」という名称がついているかどうかによって判断できませんので、注意が必要です。

公営霊園の特色

公営霊園の特色は、以下の通りです。

  • 費用が比較的抑えめ
  • 落選したら契約できない
  • 居住者しか応募できない
  • 墓石の大きさやデザインに制限がある
  • 宗教不問
  • 墓石業者を選べる

それぞれ説明します。

費用が比較的抑えめ

公営霊園は、民営霊園に比べると、費用が比較的抑えめです。

ただし、人気が高い霊園の場合は、区画によっては価格が跳ね上がる傾向があり、確認が必要です。
例えば平成29年度の場合、青山霊園の一般埋蔵施設(一般的な継承墓)の使用料は437万円を超えました。

落選したら契約できない

公営霊園の多くは一年のうちで募集時期が決まっていて、抽選制をとっており、落選したら契約できません。

対象エリア居住者しか応募できない

公営霊園は、契約者が公営霊園の管轄内に居住していることが申し込み条件になります。

墓石の大きさやデザインに制限がある

安全確保や景観維持などの理由により、各霊園には墓石の大きさやデザインに細かな制限があります。
明示された規則に従えば安心ですが、好みのデザインが使用できず不満を覚えるかもしれません。

宗教不問

全ての公営霊園がです。特定の宗教・宗派の人も、無宗教の人も等しくお墓を建てられます。

墓石業者を選べる

指定の墓石業者はありませんので、墓石業者を自由に選ぶことができます。

民営霊園の特色

 民営霊園の特色は、以下の通りです。

  • 費用が比較的高め
  • 契約は受付順
  • どこに住んでいても契約できる
  • 墓石の大きさやデザインに制限がない
  • 宗教・宗派に制限がある場合もある
  • 指定の墓石業者がある

それぞれ説明します。

費用が比較的高め

民営霊園は、公営霊園に比べると、費用が比較的高めです。
ただしそれは一般的な継承墓を購入する場合のことです。
たくさんの人と一緒のお墓に入る合祀墓などについては、その限りではありません。

契約は受付順

民営霊園は抽選形式をとらず、契約は受付順です。

どこに住んでいても契約できる

故人や契約者の居住地の制限がなく、どこに住んでいても契約できます。

墓石の大きさやデザインに制限がない

「大きなお墓がいい」「ユニークなデザインがいい」など、
さまざまな好みに合わせてお墓を選べるのは、民営霊園ならではです。

宗教・宗派に制限がある場合もある

寺院が直接運営・管理する霊園の中には、寺院の檀家にならなければならないところもあります。

指定の墓石業者がある

霊園には指定の墓石業者があることが一般的で、通常は指定以外の墓石業者に依頼することができません。

 

公営霊園にも民営霊園にも、メリットとデメリットがあることがお分かりいただけたと思います。

次章では、公営霊園の中でも特に都立霊園の特色をご紹介します。

 

都立霊園の特色

 都立霊園の特色を、概要や申し込み方法、申し込みからお墓を建てるまでの流れに沿って解説します。

都立霊園の数

現在、都立霊園は以下の8つがあります

  • 青山霊園
  • 雑司ヶ谷霊園
  • 谷中霊園
  • 染井霊園
  • 多磨霊園
  • 八柱霊園
  • 小平霊園
  • 八王子霊園

ただ、区画はだいぶ埋まっており、毎年すべての霊園で募集があるとは限りません。
新しく整備された区画の貸付や、返還された区画の再貸付が、毎年行われています。

都立霊園の申し込み要件

都立霊園の申し込み要件は、主に以下の通りです。

  • 申込者が都内に居住している(募集霊園と区画によって居住年数の定めあり)
  • 申込者と遺骨とが近親関係にあるか、祭祀の主宰者を任されている
  • 分骨での申し込みは不可能

ほか、各霊園、申込区分ごとに詳細な要件があります。

都立霊園申し込みから墓石建立までの流れ

都立霊園の申し込みから墓石建立までの流れは以下の通りです。

  1. 募集要項の発表
  2. 郵送やネットで応募
  3. 受付番号の通知
  4. 抽選会の開催と結果通知
  5. 書類審査
  6. 料金納入
  7. 墓石建立

それぞれご案内します。

1.募集要項の発表

毎年6月頃に、募集要項の発表があります。
東京都のホームページや、都内の霊園を管理している「東京都公園協会」のサイトで確認できます。

2.郵送やネットで応募

申込期限までに、郵送やインターネットで応募を行います。

3.受付番号の通知

有効な申し込みと判断されれば、受付番号の通知があります。

4.抽選会の開催と結果通知

公開で抽選を行い、また後日抽選結果が送られてきます。
当選順位によって、面積の大きい順に区画が割り当てられます。

5.書類審査

居住証明書などによって詳しい書類審査を行い、使用申請書を提出します。

6.料金納入

使用料金の納入を行います。料金振込が確認されたら、使用許可証が交付されます。

7.墓石建立

各霊園、各使用区分の規則に従って墓石を建立します。

以上のように、一度応募をしてしまえば、転居することがない限り抽選会や抽選結果のお知らせが自動的に届きます。

墓石を建てるための規則も細かに決められているので、知らないうちに規則違反をおかすことはあまりないでしょう。

ただ、申込時には、やはり注意すべき点がいくつかありますので、次章で説明します。

都立霊園申し込みの注意点

 
都立霊園に申し込むときは、とくに以下の点に注意しましょう。

  • 募集開始時期
  • 倍率の高さ
  • 埋蔵方法
  • 細かい要件

それぞれ解説します。

募集開始時期に注意

都立霊園の募集要項は、毎年6月頃に発表され、募集期間は7月上旬の2週間程度しかありません。

時機を逃すと、「今年は募集をし損ねた」ということになりかねませんから、注意しましょう。

倍率の高さに注意

都立霊園の中には、とくに倍率が高い使用区分が存在します。
どうしても都立霊園にお墓をと望むなら、過去の倍率を参考にするのが、競争を勝ち抜くコツです。
前年度の倍率は、当年度の募集要項で知ることができます。

埋蔵方法に注意

都立霊園には遺骨を埋蔵する方法がいくつかあり、霊園によって、また募集年度によって、募集する埋蔵法が変わってきますから、注意が必要です。

普通のお墓だと思って応募したら、納骨堂だったということがあり得ますから、募集区画の種別についてはきちんと確認しましょう。

都立霊園の募集区画には、以下の8種類があります。

名称

内容

一般埋蔵施設

一般的な継承墓を建てられる区画

芝生埋蔵施設

芝生の中に、すでに納骨のためのスペースが設けられていて、契約者は上部に墓石を設置する

小型芝生埋蔵施設

芝生埋蔵施設と同じ形式だが小さめで、使用できる墓石も小さく、個別の線香台を設置できない

長期収蔵施設

ロッカー式の納骨堂で、使用期間は30年だが更新可能

立体埋蔵施設

20年は個別区画を使用でき、その後は他の遺骨と一緒に合祀となる永代供養型の納骨堂

合葬埋蔵施設

初めから他の遺骨と一緒に埋葬される合祀墓で、後継者不要

樹林型合葬埋蔵施設

樹木の下に他の遺骨と一緒に埋葬される樹木葬型で、生前申し込みが可能

樹木型合葬埋蔵施設

樹木の下に他の遺骨と一緒に埋葬される樹木葬型で、生前申し込みができない

全ての霊園に、全ての種類の区画があるわけではないので注意しましょう。

細かい要件に注意

都立霊園は、霊園や募集区画によって要件の細部が違うことがあります。

例えば、募集区画のほとんどは、現在遺骨を所有していることが要件となりますが、
すでにお墓に入っている遺骨を改葬することはできないという霊園や区画と、その限りではない霊園や区画があります。

合葬埋蔵施設に限っては、現在遺骨がなくてもよく、生前の申し込みが可能です。
また、小平霊園の樹林型合葬埋蔵施設に限っては、粉状での遺骨を受け入れる区分があります。
 

このように、各霊園、各募集区画により細かな要件があり、年度によって要件が変わる可能性もあります。
募集要項を取り寄せたら、目当ての霊園の受け入れ要件を十分に確認しましょう。

「こんなにたくさん注意すべき点があって、しかも倍率が高いんじゃ、都立霊園は難しいかな……」

と思ったあなたのために、次章では、都立霊園以外の選択肢をお知らせします。

都立霊園以外の選択肢

都立霊園以外にも、安価で都心からアクセスのよい納骨方法はたくさんあります。
都立霊園にはもちろん応募するとして、次のような選択肢も考えておいてはいかがでしょうか。

一本の木の下に大勢で眠る樹木葬

一本の大樹を墓標として、その下にたくさんの遺骨が納骨される樹木葬を選べば、
一般的なお墓を買うよりぐっと安価になります。

一般的な継承墓を選ぼうとすれば、都立霊園では
150万円以上の使用料となりますが、

このタイプの樹木葬を選べば、民営でも30万円から70万円ほどで購入できます。
自然あふれる場所で眠りたいと考える人にぴったりです。

合祀墓

初めから他の遺骨と一緒に埋葬される合祀墓であれば、都心でも一体10万円台から見つかる可能性があります。

都立霊園の合葬埋蔵施設も5万円台からと格安ですが、当選を待っているより早く安心を得たいという人におすすめです。 

納骨堂

都心からアクセスがよい場所にあることが多く、屋内にあるためお墓参りが楽な納骨堂は、50万円台から見つかります。
都立霊園でも長期収蔵施設という名前で納骨堂が用意されており、2体用なら24万円台と格安です。

しかし、今のところ多磨霊園でしか募集が見られません。
「当選したとしても、多摩では遠い」と思うなら、近くの納骨堂を一度見学に行ってはいかがでしょうか。

都立霊園の他にも選択肢があることがわかれば、気持ちに余裕をもって応募にあたることができますね。

まとめ

以上、都立霊園の特徴や申し込みの流れ、申込時の注意点について解説しました。

申込期間はけっこう短いので、早めの情報収集が肝心です。
募集要項を取り寄せたら、すぐに自分の希望する区画の募集があるか確認しましょう。

都立霊園は、何度落選しても応募することができます。

ただ、遺骨を何年も手元に置き、故人を待たせてしまうよりは、
何度か落選したら民営霊園をあたったほうがよいという考え方もあると思われます。

今は、高価な継承墓の他にも、さまざまな選択肢がある時代です。
考え方の幅を広げて、予算内で納骨できる方法をいろいろピックアップしておきましょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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