共同墓地の特徴まとめ!一般のお墓との違いを解説

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「共同墓地」とは、お互いに知らない同士の複数人が一緒に納骨する場所のことです。お墓の面倒を見る人がいない場合や、お墓を建てる費用を出すのが困難な場合に選ばれてきました。

近年では少子化が進み、お墓を守っていく子孫がいないケースが増えてきています。

また、物価の上昇による金銭的な負担から、お墓を継ぐことを望まない人も増えているため、共同墓地の利用者は増加することが考えられます。

共同墓地について詳しく知らない方であれば、家族ではない人たちと合同でお墓に入る墓地というネガティブなイメージを お持ちなのではないでしょうか。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 「共同墓地の管理って誰がやっているの?」
  • 「何人くらいの人たちと一緒に墓に入ることになるの?」
  • 「自分たちでこの墓に入りたいって選ぶことはできる?」

この記事では、共同墓地に対して悩みを抱える方の不安を解消し、 近代的なお墓問題に対応することのできる「共同墓地」についての情報をまとめております。

また、多くの人が混同してしまいがちな「永代供養墓」との違いについてもわかりやすく解説していますので、 自分の家に合った供養法は何なのかを判断する材料にしてください。

共同墓地とは複数人で同じ場所に納骨すること

共同墓地とは、複数の人が同じ場所へ納骨することです。 この共同墓地には、2つの意味があります。 昔ながらの意味と、新しく使用されるようになってきた意味です。

双方について説明しましょう。

昔ながらの共同墓地は「同じコミュニティーに住む人が一ヶ所にお墓をつくる墓地」

例えば、昔ながらの共同墓地に、地域のコミュニティーが持っている共同墓地があります。

町内会長などが管理をしていて、コミュニティー内に住む人なら使う権利があるのが、村落単位での共同墓地です。 共同で使える墓地の中に、それぞれの家が家単位でのお墓を建てるのが、昔ながらの共同墓地です。

新しく使用されるようになった「共同墓地」は合祀型

ここ10年ほどで広まった「共同墓地」は、大きな供養塔などの内部にたくさんの遺骨を納める合祀型のお墓を指します。新しい意味での共同墓地は、「共同墓」ともいわれ、個別にお墓を建てることはありません。

この記事では、新しい意味での「共同墓地」について取り上げています。

まず、共同墓地を選ぶメリット・デメリットについて解説していきます。

共同墓地を選ぶメリット

共同墓地を選ぶメリットは、次の4点が考えられます。

  • 価格が安い
  • 管理の必要がない
  • 管理費を払わなくてもよい
  • 後継者がいなくてもよい

それぞれ解説します。

価格が安い

1人ずつお墓を建てるわけではなく、みんなで一つのお墓に入るので、お墓の建立費が必要ありません。 よって価格が安めです。

管理の必要がない

個別にお墓を建てないので、草むしりや掃除などといった管理が必要ありません。

管理費を払わなくてもよい

1人ずつのお墓があるわけではないため、管理費を支払う必要がありません。

後継者がいなくてもよい

管理の必要がないということは、後継者の必要がないということ。お子さんのいない人でも安心して入れます。

共同墓地を選ぶと発生するデメリット

共同墓地を選ぶデメリットは、次のことが考えられます。

後から遺骨を取り出したくても、個別には取り出せない

共同墓地は、骨壺から遺骨を取り出して埋葬するタイプがほとんどです。 後で個別のお墓に納骨し直したいと思っても、それはできません。

初めは骨壺のまま供養するタイプであれば、後で個別に取り出すことができますが、タイムリミットがあるのが大半です。

以上、共同墓地の意味や、メリットとデメリットをお伝えしました。 次に、共同墓地と一般のお墓の違いを解説します。

共同墓地と一般のお墓の違い

共同墓地と一般のお墓の違いは、費用面と供養のスタイルにあります。大きく分けて下記4点です。

  • 墓石を建てるか建てないか
  • 家族以外の人と埋葬される
  • 個別の法要をするか否か
  • 無縁墓になるか

それぞれ説明しましょう。

墓石が必要ないため、一般墓より費用が安い

お墓にかかわる費用が、一般のお墓とは比べ物にならないほど安価なのが共同墓地です。一般のお墓を買うなら、費用相場は200万円から250万円ほどで、5千円からの年間管理費がかかります。

対して共同墓地は、10万円ほどからあり、高くても50万円ほどです。年間管理費を支払う必要はありません。

さらに詳しく共同墓地の費用について知りたい人は、「共同墓地の費用は?安いのが特徴、共同墓地のメリットとデメリット」の記事を参考にしてください。

家族ではない人とお墓に入る

共同墓地は、家族ではない人とお墓に入るため、抵抗のある人もいるかもしれません。 対して、一般墓は、基本的には家族一緒に入るお墓です。

個別の法要は希望がなければやらない

共同墓地は、寺院が一括して管理するお墓です。 よって、お盆やお彼岸の供養祭で、まとめて供養が行われることが多いのが特徴です。

多くの共同墓地では、希望がなければ個別の法要を行いません。

一方、一般のお墓では、多くは家族の希望により個別の年忌法要を行います。 お寺の檀家であれば、年忌法要の案内も届きます。

無縁墓にならない

共同墓地は、お寺がまとめて供養を行ってくれるため、また、常に誰かの遺族が手向けたお花があるため、無縁墓にはなりません。

一方、一般のお墓は、家族がお墓参りをしなければ、草が繁殖した荒れ地となり、無縁墓と呼ばれる状態になってしまいます。

以上、共同墓地と一般のお墓との違いを解説しました。 次に、共同墓地と永代供養墓の違いについて解説します。

共同墓地と永代供養は似ているようで異なるもの

共同墓地というと、「永代供養のこと?」という人がいます。似ている部分は多々ありますが、意味としては違います。

永代供養は、お墓の後継者に代わり、墓地管理者が半永久的に供養を行うお墓のことです。 つまり、永代供養とはお墓の形状ではなく、供養の形式を指します。

一般のお墓に見えても、永代供養墓であることがありますし、納骨堂や樹木葬にも、永代供養を採用しているものがあります。

一方で、共同墓地は、1つの大きなお墓にたくさんの遺骨が合祀されるという、お墓の形状を指すものです。

共同墓地は継承者がいらないこと、墓地管理者がまとめて管理してくれることなどが特徴なので、結果的に永代供養と意味が似てしまっていることに注意しましょう。

共同墓地を選ぶときに気をつけること

共同墓地を選ぶときには、次の6点に気をつけましょう。

お墓参りをする人から遠くないか 今後、お墓参りをする人がいる場合には、その人の自宅から遠くない場所に決めましょう。

  • お墓参りをする人から遠くないか
    今後、お墓参りをする人がいる場合には、その人の自宅から遠くない場所に決めましょう。
  • 夫婦や家族で契約したい場合は「1人あたりの金額」に注意する
    共同墓地の利用料は1人分を想定しているものが多いため、夫婦や家族で契約したい人は金額がどうなるか尋ねてみましょう。
    家族内でたくさんの人が利用する場合には、一般的なお墓を購入したほうが安い場合があります。
  • 多額のお布施を強要されないか
    契約料金の他に、お布施を求められる場合があります。
    これからお世話になるため、快く納められる範囲なら問題ありませんが、多額であればそのお墓はやめたほうがいいでしょう。
  • 管理費はなくても「会員費」といった費用に注意
    共同墓は、基本的には管理費の必要はありません。
    しかし、「同じお墓に入っている人たち同士が交流するための広報誌を出したい」などとして、「会員費」などを求められる場合があります。交流を心から求めているのであれば入会は問題ありませんが、そうではない場合は、「入会の必要はないので、会員費は支払わない」とはっきり言いましょう。
  • 共同墓地の周りが荒れていないか
    なかには、「霊園側が管理している」とはいえないほど、荒れ果てた共同墓地も存在します。
    実際に見学に行って、きちんと整備されているかどうかを見極めましょう。
  • 初めから合祀するスタイルか否か
    後から遺骨を移動させることを想定している場合は、初めから合祀するスタイルの共同墓地は避けましょう。
    一定期間は骨壺のまま供養してくれる共同墓地を探します。

以上、共同墓地を選ぶときの注意点をお伝えしました。


「希望のエリアにある共同墓地はどこ?」と気になる人は、下記の検索フォームから探してみてください。

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次に、共同墓地に向いている人、いない人について解説します。

共同墓地に向いている人・向いていない人

共同墓地には、向いている人と向いていない人がいます。 それぞれ説明しましょう。 自分はどちらなのか、考えてみてもいいかもしれません。

共同墓地に向いているのはこんな人

共同墓地に向いているのは、以下のような人です。

お墓を買ったとしても、継いでくれる人がいない人

子どもがいないなどの事情で、お墓を買っても継いでくれる人がいない人は、共同墓地に向いています。

お墓の件は、とにかく安く済ませたい人

一般のお墓を買う費用がもったいないと考えている人には、共同墓地がピッタリです。

一人ぼっちで眠るのが嫌な人

共同墓地には、たくさんの人が眠っています。 1人だけで、ひっそり墓石の下で眠りたくないという人にはおすすめです。

共同墓地に向いていないのはこんな人

共同墓地に向いていないのは、以下のような人です。

他の人の遺骨と一緒になるのが嫌な人

「死後とはいえ、他の人の遺骨に混じってしまうのは抵抗がある」という人は、共同墓地を避けたほうがいいでしょう。

年忌法要を必ず行い、手厚く葬ってもらいたい人

共同墓地に入ってしまうと、希望がない限り、個別に年忌法要が営まれることはまずありません。

以上、共同墓地に向いている人、いない人についてお伝えしました。

「共同墓地に向いていないようだから、やはり高いお墓を買わなければならないのだろうか」と思う必要はありません。

次章では、共同墓地以外にもある、お墓を建てない供養法について解説します。

共同墓地以外にもある!お墓を建てない供養法

共同墓地以外にも、納骨堂、合祀による永代供養、樹木葬や散骨などの自然供養といった お墓を建てない供養法があります。 それぞれ解説しましょう。

さまざまな形式がある納骨堂

納骨堂とは、室内に設けられた納骨スペースに骨壺を納める形式のお墓のことです。

納骨をするスペースがすでにあるため、お墓を建てる必要はありません。 納骨堂には、次のような種類があり、相場は、1人用タイプで50万円ほどです。

ロッカー型

鍵をかけられるロッカーの中に骨壺を納めます。

神棚型

      棚上にむき出しの骨壺が並びます。

仏壇型

      屋内に並んだ小型仏壇の下部に骨壺を納めます。

墓石型

      屋内に並んだ墓石の下部に骨壺を納めます。

合葬・合祀型

      永代供養塔の中に骨壺を並べます。

自動搬送型

      骨壺は一ヶ所に集められ、お参りスペースに自動搬送されてきます。

位牌型

      骨壺は一ヶ所に集められ、お参りは位牌に向かって行います。

合祀による永代供養

永代供養のなかでも、初めから合祀墓に弔うスタイルであれば、お墓を建てる必要はありません。

初めから合祀とする永代供養の相場は、30万円ほどです。 他に、数十年は個別墓で供養するタイプの永代供養があり、これはお墓を建てる費用が発生するため割高になるため注意しましょう。

樹木葬や散骨などの自然供養

樹木葬は、墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓です。 散骨は、海や山に遺灰をまき、お墓をつくらない弔い方です。 いずれも、墓石を購入する必要がありません。

樹木葬の相場は50万円ほどです。 散骨の相場は、遺族が立ち会う個別散骨なら25万円、業者にお任せする委託散骨なら7万円ほどです。    

まとめ

以上、共同墓地の意味や費用、共同墓地の他に考えられる供養法について解説しました。

「共同墓」とも呼ばれる意味合いでの、合祀を基本とする共同墓地は、後継者がいない人の墓地として人気です。

田舎に住む両親が「都会の子どもたちに迷惑をかけたくないから」と、先祖代々のお墓を処分して 先祖とともに共同墓地へ入る契約をするケースもみられます。

少子化が進む現代において、共同墓地が果たす役割はいっそう強くなってくるでしょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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