樹木葬はデメリットも押さえよう!選定前に話しておきたい3つのポイント

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樹木葬のデメリット

少子高齢化という社会問題が背景にあるなか、終活という言葉が浸透してきています。終活を始めると、さまざまな供養の方法を耳にすることも多いのではないでしょうか。

そのなかでも、人気が高い供養方法の一つが樹木葬です。
「樹木葬は自然に還るため、お墓のような重苦しい感じがしないから良い」
「お墓を建てるよりも費用がかからなそう」
といったイメージで興味を持っている人は多いかもしれません。

しかし、良い面ばかりがクローズアップされすぎているので、デメリットの確認を怠ってしまうこともあるでしょう。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 樹木葬はどんなデメリットがあるの?
  • 樹木葬を選びたいが不安がある
  • 樹木葬と一般的なお墓との違いは?
  • 樹木葬を選ぶ際の心得

物事には何においても、メリット・デメリットがあります。樹木葬についても同様です。
デメリットをしっかり理解しておかないと、納骨した後に「こんなはずではなかった」という後悔にもつながりかねません。

この記事では、お墓の中でも樹木葬を検討している人向けに、樹木葬のデメリットや選ぶ前に話しておいた方が良いポイントについてご紹介いたします。

樹木葬の6つのデメリット

樹木葬には大きく分けて6つのデメリットがあります。
樹木葬を選ぶ人はデメリットに目が向いていないことも少なくありません。

なぜなら、どうしても樹木葬のメリットばかりがクローズアップされているため確認がおろそかになりがちだからです。

1.契約期間が決まっている場合がある

樹木葬は契約期間が決まっている場合があります。
一般的には、33回忌以降は合祀墓に移すなど具体的に契約書へ内容が明記されていることが多い傾向です。

未来永劫お墓を利用できると思い込んで契約してしまうと後悔しかねません。
樹木葬を運営する霊園によっても契約書の内容は異なりますので、契約前の見学の際などに確認しておけると安心です。

確認するには、口頭だけでなくできれば契約書類のコピーなどももらっておくとより確実でしょう。

2.お線香やお供え物が置けないところが多い

樹木葬は、お線香やお供え物が置けないところが多い傾向です。
なぜなら、樹木葬は森を切り拓いて作っていることも多く、管理面で火事や動物からの被害を防ぐ必要があるからです。

例えば、お線香をあげっぱなしにすれば、山火事になる可能性は高まります。
また、お供え物を置きっぱなしにすれば、動物がお墓を荒らすということもあるでしょう。

そのため、樹木葬を管理面で考えるとコストを掛けられないため、お線香やお供え物をNGとしていることが多いのです。
ただし、樹木葬のなかには、持ち帰るのであれば献花してもよいというような霊園もありますので、事前に確認しておきましょう。

3.墓地までのアクセスが悪い

樹木葬ができるのは山の中や郊外の広い土地ということも多いため、アクセスが悪いところも少なくありません。
いざお墓参りに行こうと思っても、公共交通機関が最寄りになかったり、車がないとアクセスしにくくかったりすることもあるでしょう。

4.家族や親族に理解が得られにくい

自分が樹木葬を選択しても、家族や親族が理解してくれないという場合もあるでしょう。
なぜなら、樹木葬の認知度は高まっているものの世間への浸透率はそこまで高い供養方法ではないからです。

あまり樹木葬についての知識がない親族の場合、従前の墓石を建てる形の供養方法が一番良いという固執した考えを持っている人もいます。

人間よく分からないものや新しいものには、分からないだけに根拠のない恐怖感や不安感を持ちがちです。
そのため、しっかりと親族に樹木葬のメリットやデメリットを説明しておくと安心できるでしょう。

5.納骨したら改葬できないケースが多い

樹木葬は納骨後に遺骨を取り出せないケースがあります。
これは、土の中へ布などに遺骨を包んで埋葬することが多いからです。

例えば、一般的な墓石の場合は納骨するスペースがお墓にあります。
しかし、樹木葬の場合は土に還してしまうため取り出すことが不可能になってしまうのです。

あとで別の墓地に移したいということはできなくなるため、契約書に改葬についてどのように明記しているかをしっかり確認しておきましょう。

6.追加で納骨できないケースが多い

樹木葬は、追加で納骨できないケースがほとんどです。
なぜなら、一人1区画ずつ契約したり、夫婦で1区画を契約したりするということが多いからです。

例えば、一般的な墓石の場合は、納骨スペースに追加で家族などの遺骨を安置することができます。
しかし、樹木葬の場合は、個々の契約になるため、あとで家族と同じ場所に納骨したいと思っても、それがかなわないことがほとんどだと認識しておく必要があります。

樹木葬の種類からみた2つのデメリット

樹木葬の種類という観点からは2つのデメリットがあります。
ここでのデメリットは、墓石の立地条件によって異なるのでポイントを押さえておきましょう。

里山型の樹木葬は頻繁にお墓参りができない

郊外地や山奥など、いわゆる里山型の樹木葬は頻繁にお墓参りができません。
気軽に行けるような場所に樹木葬がないケースも多く、お彼岸やお盆にお墓参りが恒例となっている人にとってはストレスに感じてしまう可能性もあります。

自分だけでなく、親族や家族などでお墓参りにいきたいと感じている人からも非難を受ける可能性はあります。
そのため、樹木葬を選ぶ場合は、基本的にお墓参りを頻繁にしなくてもよいという認識は必要です。

都市型の樹木葬は値段が高くなりがち

都市型の樹木葬は、アクセスなどが良好なケースも多く費用が高くなりがちです。
開発するための土地が都市部の場合は、当然郊外や山奥よりは高くなります。

そのため、樹木葬の利用料金に上乗せされていることも少なくありません。
樹木葬の醍醐味の一つはコストの安さなので、予算の関係で樹木葬を選んでいる場合は大きなデメリットとなってしまいます。

樹木葬を選ぶときに話し合いたい3つのポイント

樹木葬を選ぶときは主に3つのポイントは家族や親族と話し合っておく必要があります。
樹木葬という言葉は知っていても、細かい内容は分かっていないという人が多いです。
そのため、事前に何を話しておけば良いかを押さえてしっかりと理解を得ておきましょう。

1.改葬ができないこと

上述していますが、改葬ができないことが多いです。
多くの樹木葬では、骨つぼから遺骨を取り出して土へ直接納骨するため、年数とともに骨がなくなっていきます。

そのため、あとで改葬できないということが多いのです。
一度決めて、あとで変更がきかないことが多いため共通の認識としておくと良いでしょう。

2.一定年数後は合同墓に移される

一定年数が経過すると埋葬した場所から合同墓などに移される可能性があります。
そのため、ずっと同じ場所に埋葬されているという認識のズレがあるとトラブルのもとになりかねません。

家族や親族にも「契約書上では33回忌で合同墓に移される」など、しっかりとした内容の共有が必要です。

3.契約した人しか納骨できない

契約した人のみ納骨できるのが樹木葬の特徴です。そのため、追加での納骨はできません。
例えば、親が樹木葬を選んでも子供が同じ場所に納骨したい場合は、別途契約しておくことが必要になります。

のちのち一緒に納骨という気持ちが少しでもある場合は、問題になるためよく確認し合っておくと安心でしょう。

一般的なお墓と比較!樹木葬の4つのメリット

樹木葬は一般的なお墓に比べて、主に4つのメリットがあります。
デメリットを確認すると樹木葬への気持ちが遠のいてしまったかもしれませんが、改めてメリットについても再確認してみましょう。

1.自然に還ることができる

樹木葬は、自然に還ることができるのが大きなメリットです。
自分のお気に入りの木々に囲まれながら土と同化していくというのは生き物として地球と同化することにもなります。

墓石のような重苦しいものの下で埋蔵されるのより、余計な石碑を建てる必要もなくエコという一面もあるでしょう。

2.費用がリーズナブル

樹木葬の醍醐味は費用がリーズナブルなことです。
樹木葬の平均相場は約70万円となっています。

一方、一般的なお墓の平均相場は約196万円です。
費用としては一般的なお墓に比べて半額以下というリーズナブルさになります。

お墓に高額を捻出できない人も検討しやすいでしょう。
また、合葬タイプの樹木葬であれば、10万~30万円程度で契約できる霊園もあります。

3.墓守など、お墓の継承が不要

樹木葬はお墓の継承が不要なケースが多い点もメリットです。
33回忌までなど、期限が決められているケースも多いですが、自分の子供や親族にお墓の管理負担をしなくてすみます。

一般的なお墓の場合は、毎年の管理手数料など墓守を誰が行うのかを親族で話し合うことが必要です。お墓の継承で子供に負担を掛けたくないという人にとっては大きなメリットになります。

ただし、樹木葬によっては毎年管理費を徴収するような霊園もあります。
その場合は、遺された人が管理費負担を余儀なくされるということもあるので契約内容はよく確認しておきましょう。

4.宗旨・宗派にこだわる必要がない

樹木葬は宗旨や宗派にこだわる必要がないこともメリットです。
寺院墓地の場合は、特定の宗旨や宗派しか墓地を利用できないというケースもあります。
特定の宗教を信仰していなくても、何の心配もなく選ぶことができるのは安心でしょう。

樹木葬以外のリーズナブルな3つの供養方法

樹木葬以外にもリーズナブルなお墓はいくつかあります。
ここでは、「合同墓」「海洋散骨」「手元供養」という3つの方法を確認していきましょう。

合同墓

合同墓とは、他の遺骨と同じ場所に安置されて供養される方法です。
一般的に多いものは大きな石碑が建立されており、その下にたくさんの遺骨を納骨するスペースがある形です。平均相場としては10万~20万円程度の負担で納骨ができます。

海洋散骨

海洋散骨は、機械でパウダー状に砕いた遺骨を海へ撒いて供養する方法です。
費用の目安としては2万~25万円程度になります。

業者に散骨してもらう場合

自分で散骨せず、散骨業者に散骨を委託する場合は2万円程度から行える業者もあります。
ゆうパックで遺骨を業者へ送って、費用を支払えば散骨を代行してもらえ散骨証明書が後日もらえるというながれです。

船を親族で貸し切って散骨する場合

船を一隻貸し切って、散骨を行うプランは25万円程度から行っている業者があります。
じっくりと故人を大海原へ送り出したい人にとってはおすすめのプランです。

合同で船を利用して散骨する場合

数組合同で散骨をする場合は約12万円です。(1組2名)
一隻を貸し切る予算がない人でもリーズナブルなため利用しやすいといえます。

まとめ

樹木葬にはメリットだけでなく、さまざまなデメリットがあることが理解できたでしょうか。
樹木葬のデメリットは、一般的なお墓に比べてあとで取り返しがつかないということも多いです。

そのため、なんとなくのイメージだけで樹木葬を契約してしまうことはリスクが高いといえるでしょう。
「人気があるから」「安そうだから」といった安易な気持ちで契約して、後悔しないようしっかりと、おさらいをしておきましょう。

供養方法

メリット

デメリット

樹木葬

  • 自然に還ることができる
  • 費用が一般的なお墓より安価(平均相場約70万円)
  • 墓守などお墓の継承が不要
  • 宗旨や宗派はこだわらない
  • 自然に還るためエコ
  • 契約期間が決まっているケースが多い
  • お線香やお供え物ができない
  • アクセスが悪い
  • 親族の理解が得られにくい
  • 改葬ができない
  • 追加で納骨ができない(別途契約が必要)

一般的なお墓

  • 手厚い供養が受けられる
  • 改葬ができる
  • 追加で納骨ができる
  • お線香やお供えができる
  • 契約期間が決まっていない
  • 費用が高い(平均相場196万円)
  • 宗旨や宗派に縛られる可能性がある
  • お墓の継承が必要
  • 毎年管理費用が必要
  • 樹木葬を選ぶ際は親族や家族と丁寧な話し合いが必要
  • 樹木葬以外でもリーズナブルな合同墓や海洋散骨などがある
  • 合同墓の平均相場は10万~20万円程度
  • 海洋散骨は2万~25万円程度で利用できる業者がある

単純に金額が安ければいいということにはならないのが、さまざまな供養方法です。
ただ、樹木葬を選びたい場合は、予算の上限ラインを明確にしておくと選びやすいでしょう。

樹木葬は自然に還ることができる魅力的な供養方法です。
後悔しない樹木葬を選ぶためにはデメリットをしっかりと理解したうえ、家族や親族と共有しておくことが大切になります。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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