【遺骨 ダイヤモンド】アイキャッチ

亡くなった大切な家族の遺骨を、どのように供養したいと思いますか?

墓石、永代供養墓、樹木葬、納骨堂、海洋散骨…。さまざまな供養方法があるなかで、最近では遺骨を人工ダイヤモンドに加工するという供養方法が注目されています。

とても大切な家族や、身近な人を亡くした時、遺された人の悲しみは計り知れません。失った悲しみの大きさに、押しつぶされてしまいそうになる時もあるでしょう。

いつもまでも離れがたく、お墓への埋葬に踏ん切りがつかずに自宅で骨壷をそのまま持っているという方も多くみられます。しかし、いつまでも遺骨を埋葬せずにいると、ちゃんと供養をしてあげられないことに引け目を感じてしまうことにもなりかねません。

こうした大切な人を亡くされた方にとって、遺骨をダイヤモンドに加工する弔い方は「特別な供養方法」として選ばれています。指輪やネックレスなどのジュエリーやチャームとして身につけることで、大切な家族をいつもまでも身近に感じることができるのです。

この記事では、遺骨をダイヤモンドにする方法、注意点、費用などについて詳しく解説いたします。遺骨をダイヤモンドにする方法をよく理解し、大切な人のために、そして自分のためにも、これから「あなたらしく供養する方法」を見つける手掛かりにしてください。

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そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • 自分のライフスタイルに合ったベストなお墓はどういうものなのか知りたい
  • お墓選びで複雑な手順を簡単に詳しく理解したい
  • お墓選びで注意するべきポイントを詳しく知りたい

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。

情報収集するために、まずは気になる霊園・墓地の資料請求をしてみましょう。

遺骨がダイヤモンドになる仕組み

黒背景のダイヤモンドのネックレス

「遺骨がダイヤモンドになる」と聞いて、どうすればそんなことができるのだろうかと疑問に思いませんか?まずは、遺骨がどのようにしてダイヤモンドになるのか、その仕組みをご紹介します。

ダイヤモンドは遺骨から抽出された炭素によって作られる

ダイヤモンドは、炭素によって作られている鉱物です。
遺骨ダイヤモンドは、遺骨の中から炭素を抽出して、人工的に結晶化することで作られます。天然のダイヤモンドは、炭素が地球内部の高温・高圧の環境下で生成されますが、人工ダイヤモンドはこの環境を人工的に作り出すことで製作が可能になりました。

遺骨には炭素以外にもさまざまな不純物が混じっているため、純粋な炭素だけを抽出する技術が必要となります。抽出した炭素を、1300度以上という高温、5万気圧という高圧の環境を作り出す結晶化装置の中に納め、数週間かけて人工ダイヤモンドの原石ができ上がるのです。

天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンドの違い

ダイヤモンドには「天然」「人工」の2種類があります。
天然のダイヤモンドと、遺骨から作られる人工ダイヤモンドは、熟練の宝石商ですら目視による区別が難しいと言われています。

「化学組成」や「硬度」などは、天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンドでは同等です。人工ダイヤモンドでは結晶形に違いがあるものの、色やカットなどによって、限りなく天然ダイヤモンドに近い形を再現することができます。

一方、天然のダイヤモンドと、遺骨から作られる人工ダイヤモンドの最も大きな違いは、ダイヤが作られる期間です。天然ダイヤモンドが何百万年や何億年かけて地中深くで生成されるのに対し、人工ダイヤモンドはわずか数週間ほどでできあがります。

遺骨ダイヤモンドの歴史

人工ダイヤモンドの製作は19世紀から行われていましたが、アメリカのゼネラル・エレクトリック社がはじめて成功させたのがいまから約50年前。はじめは産業目的で利用されていましたが、1980年代ころになると宝飾品として人工ダイヤモンドが加工されだしました。

そして、遺骨ダイヤモンドを世界で初めて販売したのがアメリカのライフジェム社です。2002年に販売を開始し、これまでに6,000以上もの遺骨ダイヤモンドを作り上げ、世界中の人々に届けているとのことです。

遺骨がどのような仕組みで作られるのか。または天然と人工との違いを お分かりいただけたかと思います。それでは次に、遺骨ダイヤモンドを実際に注文するにはどうすればいいのか、その流れを解説していきます。

遺骨をダイヤモンドにする手順と流れ

遺骨をダイヤモンドにしたい場合、次のような手順を踏んで進めていきます。

  1. 資料請求・相談
  2. 申し込み
  3. 遺骨の送付
  4. ダイヤモンド原石の製作(炭素の抽出・結晶化)
  5. 研磨・ジュエリー加工
  6. お届け
  • 資料請求・相談
    まずはインターネットで遺骨のダイヤモンド化を行っている専門業者を検索します。電話やメールで資料を取り寄せましょう。不明な点があれば直接問い合わせても良いでしょう。
  • 申し込み
    遺骨ダイヤモンドの製作を決めたら、正式に申し込みをします。
    仕上がりのデザイン、カット、カラーなどの詳細についても決めていきます。申込金の支払いが必要なこともあるので、金額や支払い方法について事前に確認しておきましょう。
  • 遺骨の送付
    ダイヤモンド化に必要となる遺骨を業者に送ります。送付方法は業者の指示に従いましょう。
    遺骨ダイヤモンドのほとんどは海外で製作されます。業者によって異なりますが、アメリカやスイスまで遺骨を空輸することもあります。
  • ダイヤモンド原石の製作(炭素の抽出・結晶化)
    まずは遺骨を細かく粉砕し、炭素量を測定して抽出します。日本の火葬技術はとても優れており、炭素成分が極めて少なく、抽出には相当の手間がかかるとのことです。
    その後、専用の結晶化装置の中で高温・高圧の状態でダイヤモンドを生成していきます。原石ができあがるまでは約数週間の時間を要します。
  • 研磨・ジュエリー加工
    生成された人工ダイヤモンドの原石は、熟練の技術者によってカッティングと研磨がなされます。
  • お届け
    完成したダイヤモンドが日本に空輸され、手元に届けられます。

遺骨がダイヤモンドとして手元に戻ってくるまでにかかる期間:およそ6ヶ月

遺骨ダイヤモンドが完成するには、遺骨を預けてから約6カ月かかります。
この期間に遺骨の空輸、遺骨からの炭素の抽出と結晶化、できあがったダイヤモンド原石のカットと研磨、ジュエリー加工などが行われます。また、業者側の受注状況によって納品までの期間が変わることもしばしばですので、注文の際には最新の製作期間表を確認しましょう。

遺骨のダイヤモンド化のほとんどは海外の工場で行われている

遺骨ダイヤモンドの製作を行っている業者があるのは、アメリカやスイスやロシアなど、世界的に見てもごくわずかの地域です。日本で取り扱っている会社も数社に限られています。

それでは次に、遺骨をダイヤモンドにするためにかかる費用について解説いたします。

遺骨をダイヤモンドにするための費用

お金と電卓

遺骨からダイヤモンドを作るための費用は下記の通りです。

  • 遺骨ダイヤモンドの製作費用の相場は50万円~300万円
  • 製作費用の内訳は=ダイヤモンド製作費+ジュエリー加工費

遺骨ダイヤモンドの費用は、ダイヤモンドの製作費と、ジュエリー加工の製作費の合計です。ジュエリーにはリングやペンダントなどがあります。ダイヤモンドの原石のまま、あるいはカットダイヤモンドをそのまま手元に置いておきたいという人は、ジュエリーの製作費が不要です。
製作費用の内訳や価格差について詳しく解説いたします。

ダイヤモンド製作費の相場は45万円~300万円

遺骨からダイヤモンドを作る場合の費用は、安いもので45万円、高いもので300万円近くかかります。

ダイヤモンドの品質を決める要因に「4C」というものがあります。これは、カラット(Carat)=重さ、カット(Cut)=輝き、カラー(Color)=色、クラリティ(Clarity)=透明度の頭文字を取ったもので、この4Cの品質によって製作費用に大きな差幅が出るのです。

特に遺骨ダイヤモンドでは、カラット、つまりダイヤモンドの重さによって価格設定がなされています。
以下、アメリカのライフジェム社とスイスにあるアルゴダンザの社での遺骨ダイヤモンドの価格表が分かりやすいので、参考にしてみてください。

  • アメリカ・ライフジェム社の場合
カラーレス(透明)のダイヤモンドの料金(税別)
サイズ 0.1~0.19ct 0.2~0.29ct 0.3~0.39ct 0.4~0.49ct 0.5~0.59ct 0.6~0.69ct 0.7~0.79ct 0.8~0.89ct 0.9~0.99ct 1.00~1.24ct 1.25~1.49ct
価格 45万円 47.5万円 64.6万円 90.3万円 109.4万円 133.2万円 161.8万円 209.4万円 238万円 255.9万円 274.2万円

株式会社ライフジェムジャパンより引用

  • スイス・アルゴダンザ社の場合
「ピュア・ダイヤモンド」または「スタライス・ダイヤモンド」でカットした場合の料金(税別)
サイズ 0.20Ct 0.25Ct 0.30Ct 0.40Ct 0.50Ct 0.60Ct 0.70Ct 0.80Ct 0.90Ct 1.00Ct
価格 48万円 58万円 68万円 88万円 112万円 142万円 168万円 198万円 224万円 248万円

アルゴダンザ・ジャパンより引用

ジュエリー加工費の相場は5万円~20万円

人工ダイヤモンドをジュエリーに加工するための価格相場は、安いもので5万円、高いもので20万円くらいでしょう。

ジュエリーの主要ラインナップはリングとネックレスです。その他にもネクタイピンなど、オーダーメイドで希望のジュエリーを依頼することもできます。
ジュエリーの価格は素材やデザインによって異なります。使われる素材は18金やホワイトゴールド、プラチナなどです。他の素材に比べてプラチナがより高価で、18金やホワイトゴールドよりも2割から3割近く割高になるでしょう。

ジュエリー加工せず、ダイヤモンドにした遺骨を原石やカットダイヤモンドにして、自宅で保管しておいても構いません。ただ、残されたご遺族にとっては、ジュエリーに加工することでより故人を身近に感じることができるのではないでしょうか。

保証書について

遺骨ダイヤモンドでは、保証書は発行されるのでしょうか?
基本的に、購入後の紛失やキズなどに対しての修理保証はないようですが、そのダイヤモンドがたしかに故人の遺骨から作られたものであることや、遺骨ダイヤモンドがたしかにダイヤモンドとして認められるかどうかなどを保証しています。

ライフジェム社ではGIA(米国宝石鑑定学会)認定の鑑定士による鑑定書が発行されます。アルゴダンザ社では、誰の遺骨を用いているか、抽出した成分からのみ作られているかなどを保証します。その他、ダイヤモンドのカット、サイズ、制作期間などの情報も保証書に記載されます。

支払い方法について

支払いは、申し込み金と納品時の残金支払いの2回に分けられます。申込金の価格設定は業者によって異なりますが、ダイヤモンド価格の半額が目安です。

遺骨ダイヤモンドが選ばれている3つの理由

ダイヤモンドネックレス

亡き人の遺骨をダイヤモンドにする。「遺骨をダイヤモンドにしてしまって大丈夫なの?」「遺骨を土に還さないとバチあたりになるのではないか」など、抵抗感を覚える人もいることでしょう。
しかし、遺骨ダイヤモンドは、ひとつの供養方法として徐々に認知され始めています。新しい供養の形として選ばれている理由に、次の3つが考えられます。

  • 死別した悲しみを癒すため
  • 故人の生前の希望を叶えるため
  • 愛するペットの生きた証として残すため

遺骨ダイヤモンドは、「手元供養」の一種です。遺骨をダイヤモンドという形あるものとして身近な場所に置いておくことで、より故人に寄り添うことができます。故人がもしも生前に亡くなった後も愛する家族のそばにいたいと望んでいたのであれば、その希望を叶えることもできます。
また、最近はペットを家族の一員として手厚く供養する人が増えています。愛するペットが生きた証としても、遺骨ダイヤモンドが選ばれているのです。

遺骨をダイヤモンドにして身近に置くことを選んだ人々は、どんな気持ちで故人様と向き合っているのでしょうか。また、遺骨をダイヤモンドにすることによって、どのような心境の変化が得られるのでしょうか。遺骨のダイヤモンド化が選ばれている理由をひとつひとつ解説してまいります。

理由1. 死別した悲しみを癒すため

遺骨をダイヤモンドにして身近に持ち続けることで、大切な人との死別の悲しみを癒してくれることもあるでしょう。

葬儀後の遺骨は、骨壷に納めてお墓に埋葬するか、自宅に骨壺のまま安置することが一般的でした。骨壷のままでは傍目に見るといかにも不幸を連想させるものがありましたし、中に遺骨が納まっていることで、その扱いに困るという人も多くいました。

しかし、遺骨をダイヤモンドという美しい宝石にすることで、より故人様との思い出も美しく、輝きを放つように思えるのではないでしょうか。

「故人と離れたくない」と悲しむ人にとっては、故人がいつも見守っていてくれるような気持ちになれます。大切な人が亡くなったことをまだ受け止めきれずにいる人にとっては、ジュエリーがあることでいつも一緒にいられます。

お墓に埋葬して、暗い場所に閉じ込めてしまうのが忍びない人にとっては、遺骨をダイヤモンドにすることで故人あなたの中でいつだって明るく美しく輝き続けます。従来にはない特別な方法で供養をしてあげたいと思う人にとっては、たとえばダイヤモンドを身につけて、一緒に思い出の場所に旅行することもできるでしょう。

「グリーフケア」という言葉を聞いたことがありますか?

「グリーフ」とは死別の悲しみのこと。大切な人を失った悲しみから立ち直ろうとしている人に寄り添い、サポートすることこそがグリーフケアです。
遺骨ダイヤモンドは何も語りませんし、悲しみに暮れる遺族のことを慰めることもないでしょう。しかし、ダイヤモンドはいつだってあなたのそばにあり続けてくれます。そしてそのダイヤモンドは、故人の遺骨からできている、故人そのものなのです。遺骨ダイヤモンドを身近な場所に置いておくことで、大切な亡き人があなたのそばにじっと寄り添い、グリーフケアとしての役割を果たしてくれるでしょう。

理由2. 故人の生前の希望を叶えるため

もしも故人様が生前に、「お墓には入りたくない」「ずっとあなたのそばにいたい」と願っていたならば、あなたはその想いにどのように応えますか?

ダイヤモンドにすることで、遺骨はダイヤモンドへと生まれ変わります。お墓の中に埋葬する必要もありませんし、ジュエリーにして身につけておけば、いつでもずっと故人様を一緒に居られます。遺骨ダイヤモンドにしておくことで、「ずっとあなたのそばにいたい」という故人様の生前の希望を叶えてあげられるのです。

理由3. 愛するペットの生きた証として残すため

最近では、ペットも家族の一員と考える人が増えてきており、ペットの遺骨もダイヤモンドに加工することができるため、多くの人に遺骨ダイヤモンドが選ばれています。ペットの遺骨をダイヤモンドにすることで、大切なペットといつもそばにいることができます。ダイヤモンドという美しい輝きを放つ宝石だからこそ、愛するペットが生きた証はより輝いて、ペットロスを和らげてくれるのです。

最近でこそ「ペット供養」という考え方が浸透してきて、ペット葬儀やペット霊園などを見かけるようになりました。それでもペットは人間と区別されており、ペット供養を巡ってはまだまだ制約が多いのが現状です。
家族と一緒のお墓の中にペットの遺骨も納めようとしても、一部の霊園でしか認められていません。だからこそ、お墓ではなく飼い主の手元で供養できる遺骨ダイヤモンドがペット供養として選ばれているのです。

遺骨ダイヤモンドが選ばれるようになった背景

供養方法として遺骨ダイヤモンドが選ばれるようになってきたその背景に、現代では「死」がより個人のものと捉えられるようになってきたことが挙げられます。つまり、家族や先祖など「家」のつながりの中で供養されるのではなく、より「自分らしく亡くなる」「故人らしく弔う」ことが求められるような時代になってきたのです。

2世帯、3世帯での同居が当たり前だった一昔前と比べると、「家」としての供養意識は薄まっており、「一個人」としての弔い方を模索する人が増えてきています。昨今、手元供養が注目を集めているのも、そのような背景があるのでしょう。

しかし、遺骨ダイヤモンドが他の手元供養と異なるのは、遺骨そのものに手を加えている点です。これまでの日本では遺骨はとても大切なものとして扱われていました。安置する場所はお墓、納骨堂、自宅などさまざまであっても、遺骨そのものに触れることはありませんでしたし、遺骨は土や自然に還すものだとされていました。

遺骨をダイヤモンドにするという発想は、かつての日本人からすると考えられませんでしたが、21世紀に入って、この方法が日本人にも受け入れられつつあるというところに、時代の変化が見て取れます。

遺骨ダイヤモンドはジュエリーにすることで、常に肌に身につけておくことができます。ジュエリー加工について、さらに詳しくご紹介してまいります。

遺骨ダイヤモンドのジュエリー加工

遺骨ダイヤモンドをさらに美しく引き立てるのがジュエリーです。

ジュエリーには、主にリング、ネックレス、タイピン、チャームなどがあります。普段の生活で肌身離さずに身につけておくことで、いつも故人をそばに感じられる。それこそが遺骨ダイヤモンドの一番の魅力ではないでしょうか。

もちろん、大切な人の遺骨でできた大切なダイヤモンドです。毎日のように身につけても構いませんし、普段はお部屋の中で大切に保管しておいて、特別な日だけ身につけるのもよいでしょう。さらには、あえて外には持ち出さずに家なの中だけで身につけるなど、その扱い方は人によって自由です。

ジュエリーはひとりひとりの希望に合わせたオーダーメイドもできます。いますでに使用しているリングを預けて、そこにダイヤを取り付けることもできますし、身につけるだけではなく、写真立てなど、お部屋の中に飾るものにダイヤを取り付けることも可能です。オーダーメイドを希望する場合は、まずは自分の想いを業者に話して、そこから逆に提案してもらうのもよいでしょう。

【ライフドットおすすめ】:故人をイメージできるようなジュエリーづくり

遺骨ダイヤモンドは、世界で一つだけのダイヤです。なぜなら、故人の遺骨から作られているからです。もしもジュエリーを作るのであれば、少しでも故人をイメージしたものにしてみてはいかがでしょうか。
ジュエリーのデザインや雰囲気の中に故人らしさを見出すこともできますが、たとえばダイヤモンドに故人の誕生石を組み合わせてみたり、あるいは、ジュエリーに故人の名前や好きな言葉を刻印してみることで、さらに故人をイメージしやすくなるでしょう。

それでは、自分たちが希望するダイヤモンドはどのように作っていけばいいのでしょうか。次の章ではダイヤモンドのカスタマイズ方法について取り上げます。

遺骨ダイヤモンドのカスタマイズ方法【カラー・カット・サイズ】

大切な方の遺骨をどのようなダイヤモンドに仕上げるか。カラーやカットやサイズはあなたの希望を形にできます。では具体的にどのようなカスタマイズ方法があるのでしょうか。カラー、カット、サイズの順に詳しく見ていきましょう。

ダイヤモンドのカラーを選ぶ

ダイヤモンドの美しさを決める重要な要素のうちの一つがカラー、つまり色です。ダイヤモンドの色にはどのようなものがあるのかまとめました。

クリア(透明) 透明のダイヤモンドです。真空状態で結晶化を行い窒素を取り除くことで、無色透明になると言われています。
ブルー 青みがかったダイヤモンドです。炭素を結晶化している時に微量のホウ素が混ざることでブルーになります。
イエロー 黄色のダイヤモンドです。炭素を結晶化している時に、ごくわずかの窒素の影響により、少し黄色味がかった色になります。

【ライフドットおすすめ】故人をイメージしたカラーを選ぼう

遺骨ダイヤモンドは、故人そのものとして大切にされます。故人が好きだった色や、故人のイメージに近い色、さらには自分と故人をつなぐものを象徴してくれる色を選ぶ人もいます。自分の好みと、故人らしさの両方を表してくれる色にしてみましょう。

ダイヤモンドのカット方法を選ぶ

カラーと並んでダイヤモンドの美しさを決めるもう一つの大切な要素がカットです。原石をどのような形にカットするか、そしてどのようにボリッシュ(研磨)をして仕上げるかによって、ダイヤモンドの輝きや深みは大きく変わります。
以下、代表的なカットタイプを表にまとめました。

ラウンド・ブリリアントカット 最もオーソドックスなカットです。すべての稜線が外周を横切る面の取り方をし、58面体のカットがダイヤモンドをより輝かせます。
プリンセスカット 「プリンセス」とは王女や王妃を意味する言葉。女性向けのカットとして選ばれています。繊細で非常に数の多いカット面が独特の反射光を生み出します。
エメラルドカット 上から見るとスクエア、横から見るとアウトラインを階段状に見えます。エメラルドの色を引き出すのに用いられたカット手法をダイヤモンドに転用することで、より本来の輝きを際立たせてくれます。
アッシャーカット 四角のカットと全方向に広がるシンメトリー、カット面が広いために実現できる透明感が特徴です。1900年代にオランダのジョゼフ・アッシャーが開発したことからこの名が用いられています。
原石タイプ あえて未研磨のダイヤモンドをジュエリーにすることで、より自然の美しさを感じることができます。

【ライフドットおすすめ】カットは身に着ける人の好みで選ぼう

カットはあくまで身に着ける人の好みを重視するとよいでしょう。納得のカットでできたダイヤモンドであれば、肌身離さず、より故人を身近に感じられることでしょう。

ダイヤモンドのサイズを選ぶ

ダイヤモンドのサイズを表にまとめました。カラット数に対して直径が変わります。

サイズ 0.1ct 0.2ct 0.3ct 0.4ct 0.5ct 0.6ct 0.7ct 0.8ct 0.9ct 1.0ct
直径 約3mm 約3.8mm 約4.4mm 約4.8mm 約5.2mm 約5.5mm 約5.8mm 約6.1mm 約6.4mm 約6.5mm

遺骨ダイヤモンドのサイズは0.1〜1.0カラットが一般的に選ばれているところです。
ちなみに、1ctは0.2g相当です。

【ライフドットおすすめ】サイズは装着イメージに合わせて選ぼう

ダイヤモンドの大きさは、ジュエリーを身につける方(供養する側)の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。リングやネックレスなど実際にどのようなジュエリーにするのか、それを身に着けた時の自分自身を想定してみてください。また、カラット数が多いほど製作費用も高くなるので、予算との兼ね合いも大切です。

遺骨のダイヤモンド加工を依頼できる業者一覧

遺骨ダイヤモンドの製作はほとんど海外の工場で行われます。アメリカやスイスなどの海外企業の日本法人が、国内での受注を受け付けています。以下、代表的な業者をご紹介します。

アルゴダンザ

  • おすすめ評価(★★★★★)
  • 費用の目安 0.2ctの場合390,000円~(税別)
  • 製作期間の目安 6カ月
  • https://www.algordanza.co.jp/

アルゴダンザはスイスの遺骨ダイヤモンドメーカーです。2004年に創業し、日本法人は2005年設立され、以降2015年までに30カ国以上で遺骨ダイヤモンドを受注しています。アルゴダンザのホームページでは、動画も含めて細かい製造工程が公開されています。この信頼性が、国内でも多くの人に選ばれている要因なのかもしれません。

TOMONi

  • おすすめ評価(★★★★☆)
  • 費用の目安 0.25ctの場合390,000円~(税別)
  • 製作期間の目安 6カ月
  • http://www.towani-tomoni.com/

    TOMONiは、株式会社ウィザードが展開する遺骨ダイヤモンドブランドです。東京に本社があり、虎ノ門にショールームを構えています。遺骨ダイヤモンドの製造はスイスの工場で行い、ジュエリーの製作を日本で行っています。ダイヤモンド以外にもサファイアの遺骨ジュエリーもあり、こちらは日本国内で製造しています。

    ハートインダイヤモンド社

    • おすすめ評価(★★★☆☆)
    • 費用の目安 0.1ctの場合280,000円~(税別)
    • 製作期間の目安 5カ月
    • https://www.heart-in-diamond.jp/

    2006年に創業したハートインダイヤモンド社はイギリスでサービスを開始し、同年日本でも業務をスタートしています。ファンシーダイヤモンドをはじめ、さまざまな色の指定、カットの指定ができます。ホームページ上では会社法人やダイヤモンドの製造工場の情報が開示されていません。

    遺骨をダイヤモンドにする場合の注意点

    大切な故人のご遺骨をダイヤモンドに作り直すわけですから、当然さまざまな点に注意しなければなりません。一度預けてしまった遺骨は二度と戻ってこないため、じっくりと検討することも大切なことでしょう。以下、注意点をまとめました。

    遺骨をダイヤモンドにするために必要な遺骨量

    ダイヤモンドを製造するために預かる遺骨の量は、メーカーによって異なります。アルゴダンザ社は400g以上の遺骨(7寸骨壺の1/3から1/4)を必要としていますが、ライフジェム社では70gとしています。70gの遺骨には1.5gほどの炭素が含まれており、この中に1カラットのダイヤモンド7.5個分の炭素がある計算になります。

    病気で骨が脆かった方、薬を服用されていた方の焼骨だと、きちんとダイヤモンドが作れるかと心配な人もいるでしょうが、炭素の抽出やダイヤモンドの生成にはなんら問題ありません。
    また、万が一遺骨の量が少なくても、毛髪の炭素を用いて補うこともできます。

    分骨でも遺骨をダイヤモンドにできる

    焼骨の一部をお墓に埋葬し、一部の遺骨をダイヤモンドにすることもできます。予め遺骨ダイヤモンドを作ることが決まっているのであれば、火葬場で遺骨を分骨してもらいましょう。

    また、すでにお墓の中に納骨してしまっている場合も、一度遺骨を取り出して、分骨した一部をダイヤモンドにすることも可能です。ただし、埋葬済みの遺骨を取り出す場合は、墓地に申請を行った上で分骨を行いましょう。

    分骨を行う詳しい方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

    紛失しないように注意が必要

    遺骨ダイヤモンドで最も気を付けなければならないのが紛失です。リングやネックレスは取り外しをするものですから、どうしても紛失の恐れがあります。アクセサリーに加工する場合は、普段身に着けて扱いに慣れているものがいいでしょう。

    遺骨だけじゃない!髪の毛からもダイヤモンドが作れる

    ダイヤモンドは毛髪からも製作が可能です。現在の日本の火葬率は99%以上ですが、世界を広く見渡すと、土葬文化で遺骨を取り出せない地域も数多くあります。こうした地域では、毛髪の中に含まれる炭素を抽出してダイヤモンドを製作します。

    ダイヤモンドの製作に必要な毛髪の量は、アルゴダンザ社で10g、ライフジェム社で3gとしています。遺骨と比べてかなり量が少ないように思えますが、これは遺骨に比べて毛髪の中にたくさんの炭素が含まれているからです。
    製作費用は、毛髪を用いたほうが若干安い傾向にあります。アルゴダンザ社の場合、遺骨のダイヤモンドが0.2ctで480,000円(税別)〜なのに対し、毛髪では450,000円(税別)~です。

    遺骨ダイヤモンドについてよくある質問

    遺骨ダイヤモンドについて寄せられるよくある質問にお答えします。

    本当に故人の遺骨でできたダイヤモンドですか?

    ダイヤモンドの製造には高温と高熱での結晶化が不可欠で、その製作過程で故人のDNAが破壊されてしまうために、科学的な照合は現実的にかなり難しいものがあります。会社によってはシリアル番号を用いて厳重に管理しています。
    また、ダイヤモンドの完成とともに保証書も手渡され、そのダイヤモンドがたしかにその人の遺骨から作られていることを保証してくれます。

    年月の経った遺骨でもダイヤモンドにできますか?

    できます。焼骨となって年月が経ったものでも、炭素はきちんと抽出できるからです。
    とはいえ、遺骨の成分が変質している可能性もあるので、長期間お墓の中に埋葬していた場合は、業者に相談してみましょう。

    ペットの遺骨ダイヤモンドも製作できますか?

    できます。ペットの遺骨や、毛、爪などから炭素を抽出できます。もしも量が足りないときは飼い主様の毛髪で補ってもよいでしょう。

    まとめ

    故人の遺骨をダイヤモンドにしておくことで、故人はあなたの中でより美しく輝いてくれることでしょう。

    お墓の暗い中に遺骨を閉じ込めておくよりも、散骨にして大自然に蒔いてしまうよりも、もしかしたらダイヤモンドとなってずっとあなたのそばにいてくれる方が、故人の冥福にもなり、あなた自身のグリーフケアにつながるかもしれません。最後に遺骨ダイヤモンドについてのポイントを箇条書きでまとめます。

    • 遺骨ダイヤモンドは、遺骨の中から炭素を抽出して、人工的に高温・高圧の環境を作り出して結晶化することで生成される。
    • 遺骨からできる人工ダイヤモンドの化学組成や硬度は天然ダイヤモンドと同等
    • 遺骨ダイヤモンドの製作期間は約6カ月
    • 遺骨ダイヤモンドはそのほとんどがアメリカ、スイス、ロシアなどの海外で作られる
    • 遺骨ダイヤモンドの費用総額は【ダイヤモンド製作費】+【ジュエリー加工費】
    • ダイヤモンド製作費の相場は30万円~300万円。カラット、カット、カラーによって価格が変わる
    • ジュエリー加工費の相場は5万円~20万円。リングやネックレス、タイピンなどがある
    • 遺骨ダイヤモンドが選ばれている理由は主に3つ。死別した悲しみを癒すため、故人の生前の希望を叶えるため、愛するペットの生きた証として残すため、など

    遺骨ダイヤモンドが、故人の供養、そしてあなた自身のグリーフケアの支えになれば幸いです。

    遺骨ダイヤモンド以外で、故人を身近に感じることができる供養方法

    遺骨ダイヤモンド以外にも、故人を身近に感じる供養の方法として、手元供養や、自宅の近くにお墓を構えるなどの方法もあります。

    手元供養は、遺骨を納められるペンダントやモダンな骨壺など、さまざまなアイテムが販売されています。また、墓石だけではなく、納骨堂や樹木葬なども選択肢に入れることで、自宅の近くにお墓を構えることも可能ではないでしょうか。私たちの暮らしの中に故人を身近に感じることで、私たち自身の日常がより晴れやかになるかもしれません。詳しくは下記もご覧ください。


    監修者コメント

    監修者
    終活・葬送ソーシャルワーカー
    吉川美津子

    数年前、ある有名人が亡くなったとき、奥様が遺骨をダイヤモンドにしたと報じられました。そのダイヤモンドは指輪になり、一周忌法要の際にも、その指にはダイヤモンドが光っていると伝えられました。

    遺骨をダイヤモンドにするには、最低でも50万円以上かかりますので、決して安い葬送方法ではありません。年月もかかりますので、万人受けするものではありませんが、より故人を身近に感じていたいという方におすすめです。統計をとっているわけではありませんが、遺骨をダイヤモンドにする方の多くは、別にお墓を持っている方が多いような気もします。お墓はいらないからダイヤモンドにするのではなく、「お墓には納めるけれど、一部は手元に残しておきたい」と、お墓に対しての意識も高い方が多いように思います。

    お墓の準備はできていますか?

    終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

    • 自分に適切なお墓を探したいが、そのお墓をどう探したらよいかわからない。
    • まだ両親や自分が入るお墓が決まっていないが、お墓を探す手順がわからない。

    など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。

    お墓の購入に関しては、全員が初めての経験になることが多いため、不安を持つことは仕方のないことでしょう。

    しかし、お墓購入後に後悔はしたくはないですよね。
    そのためにも、複数の墓地・霊園を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集をしてから決めることをオススメします。

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