仏壇をスムーズに移動させる方法!日取りや方角など気をつけるポイントを紹介

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仏間にある古くなった仏壇


引っ越しの際、仏壇も移動するという人は多いでしょう。

ふと、「仏壇って、何もせずにそのまま移動していいものだろうか?」という不安が頭をよぎることもありますよね。

仏壇の移動については作法にしきたりがありますし、移動方法や日取りにも、気をつけるべき点があります。

この記事ではこのような疑問や不安を解消!

  • 「仏壇の移動をするときには、仏教的な儀式が必要?」
  • 「仏壇の移動は大安や仏滅といった日取りを選んだほうがいい?
  • 「重い仏壇を、どうやって運んだらいいのだろう?」
  • 「仏壇の移動方法を間違えて、後に何かあったら気になってしまう…」


この記事では、以上のような疑問や不安を抱えている人のために、仏壇の移動方法や日取り、最適な置き場所などについてご案内します。

作法を知ったうえで、自分自身が納得のいく方法で仏壇を移動させましょう。
そうすれば、たとえ後で何か良くないことが起こったとしても

「仏壇を移動させたからだ」などと悩まずに済みますよ。

仏壇を移動するときの儀式、閉眼供養(魂抜き)の方法

仏壇を移動するとき、宗派や場合によっては、仏教的な儀式として「閉眼供養」が必要です。

閉眼供養とは、仏壇やお墓を参拝の対象からただの「モノ」にする儀式です。
魂抜き、性根抜きなどとも呼ばれます。

仏壇やお墓を処分したり、移動したりするときに行われます。

ただし、閉眼供養をしなくてもよいケースがあります。
この章では、閉眼供養が不要なケースをご紹介してから、

「不要なケースには当てはまらない」という人のために、閉眼供養の方法について解説します。

閉眼供養が不要なケース

閉眼供養をしなくてもよいケースには、2つあります。 

  • 浄土真宗を信仰している場合
  • 家を替えるわけではない場合

それぞれ説明します。

浄土真宗を信仰している場合

浄土真宗では、「仏壇に魂を入れる」といった考え方がありません。
よって、処分時も移動時も、基本的に閉眼供養はしないのです。

家を替えるわけではない場合

引っ越しなど家を替えるような移動ではなく、家の中での移動であれば閉眼供養の必要はないという考え方があります。

ただし、「部屋を替えるときにも閉眼供養が必要」という立場をとる寺院もありますので、
詳しくは菩提寺に聞いてみることができれば安心です。

閉眼供養の方法

「ウチは、閉眼供養が必要なようだ」という人のために、閉眼供養の流れをご案内します。

  1. 移動前に菩提寺へ日程の相談をする
  2. 閉眼供養をしてから仏壇を移動する
  3. 仏壇を移動したら開眼供養を行う

それぞれ詳しく説明します。

1.移動前に菩提寺へ閉眼供養日程の相談をする

まずは菩提寺に閉眼供養の日程を相談しましょう。

閉眼供養は、必ず移動日にしなければならないわけではなく、前もって行えます。
菩提寺がない場合は、近所の同宗派寺院に相談するか、インターネットで閉眼供養を行ってくれる僧侶を探します。

2.閉眼供養をしてから仏壇を移動する

閉眼供養の当日は仏壇に仏花、供物を飾り、お布施を用意して僧侶を待ちましょう。
服装は、喪服でなくても構いませんが、あまりにラフすぎたり、華美だったりする服装は避けます。

仏壇の前で10分から20分程度の読経があります。
儀式が終わったら、お布施をお渡ししましょう。

仏壇の閉眼供養のお布施相場は、1万円から3万円程度です。

僧侶が遠方から来てくれたなら、距離に応じて御車代を別に用意します。

3.仏壇を移動したら開眼供養を行う

引っ越し先などへ仏壇を移動したら、開眼供養を行います。

段取りやお布施の相場は閉眼供養と同じです。
菩提寺が遠くて引っ越し先へ行けない場合は、同宗派の寺院を紹介してもらいましょう。

 

以上のように、引っ越し時の閉眼供養は、引っ越し先での開眼供養とセットです。忘れずに打ち合わせしましょう。

次は、気にすべき仏壇移動する日取りについてお伝えします。

気にすべき六曜

仏壇を移動する日取りについては、「六曜」を気にするしきたりがあります。

六曜とは、中国で生まれた歴注で、などがあり、カレンダーで見たことのある人がほとんどでしょう。
歴注とは、暦の上で吉凶や運勢を占う方法で、年配者はとくに気にする傾向があります。 

六曜は、以下の6つです。

  • 先勝(せんしょう、さきかち)
  • 友引(ともびき)
  • 先負(せんぶ、さきまけ)
  • 仏滅(ぶつめつ)
  • 大安(たいあん)
  • 赤口(しゃっこう、せきぐち)

身内が「気にしない」という人ばかりなら構いませんが、
1人でも「日取りを気にする」という人がいたら、六曜の考え方を取り入れたほうがいいでしょう。

最も良い日取りと、あまり良くない日取りについてご案内します。

最も良い日取りは大安

仏壇を移動するのに最も良い日取りは、大安です。

大安は仏壇移動に限らず、新居への引っ越しにふさわしい日として知られています。
仏壇だけを移動させるのは大変ですから、引っ越し日を大安に設定して、一気に運んでしまうのが理想的です。

あまり良くない日取りは仏滅

仏壇を移動するのにあまり良くない日取りは、仏滅です。
やはり仏壇移動に限らず、引っ越しに仏滅はふさわしくないとされています。

ただ、引っ越し料金が安くなるのもまた仏滅の日なので
「日取りを気にしない」という人は、仏滅を狙うのもいいかもしれません。

仏壇を運ぶ日は、引っ越しと同じ日取りでよいと考えれば楽ですね。

次は、いよいよ仏壇の具体的な移動方法についてお伝えします。
重い仏壇を、どうやって運ぶのがよいでしょうか。 

仏壇の移動方法

伝統的な大きい仏壇はとくに移動が大変です。ケースによって、移動方法は3つ考えられます。 

  • 引っ越しで移動するとき
  • 同じ家の中で移動するとき
  • 同じ部屋の中で移動するとき

それぞれ、移動方法についてご案内します。

引っ越しで移動するとき

引っ越しで仏壇を移動するときは、引っ越し業者に仏壇の移動も依頼しましょう。
訪問見積もりのときに、仏壇の移動についても合わせて見積もってもらいます。 

ただし、荷造りのときには、位牌と本尊だけは別にしておいて、手荷物にするのがおすすめです。
位牌と本尊は、仏具のなかでもお参りの対象として大事なものだからです。 

仏壇は決して横にせず、縦のまま平行移動するのがよいとされています。

また、仏壇は家財の中で最初に新居へ入れるべきものとされます。
ベテランの引っ越し業者であれば当然知っていることですが、念のため、指示しておきましょう。

仏壇の引越しについては、「仏壇の引っ越しは準備が大切!すべきことや注意点などご紹介」の記事で詳しく解説しています。

同じ家の中で移動するとき

同じ家の中で仏壇を移動するときは、大人の男性が23人いれば移動できます。
中の物が壊れないよう、取り外せる装飾品はあらかじめ仏壇内から取り除いておきましょう。

もしも仏壇を移動できる人がいない場合は、次の2つの方法があります。

  • 仏壇を購入した仏壇・仏具店に依頼する
  • 引っ越し業者に依頼する 

それぞれ説明します。

仏壇を購入した仏壇・仏具店に依頼する

仏壇を購入したお店に、移動を手伝ってもらえないか相談しましょう。
料金はさまざまですが、同じフロアの隣の部屋への移動と、1階から2階への移動とでは価格が変わってくるでしょう。

引っ越し業者に依頼する

クロネコヤマトなど、模様替えのお手伝いをしてくれる引っ越し業者があります。
仏壇のほかにも、タンスや本棚など移動したい家財がたくさんあるときは、利用すると家族の負担が一気に減ります。

同じ部屋の中で移動するとき

同じ部屋の中で移動するときは、やはり大人の男性が2~3人いれば移動できます。

少しの距離なので、業者などを頼まず自分たちで行おうという人が多いと思われます。
重いものを引きずると畳が傷んでしまいますので、引きずることのないよう十分注意して行いましょう。
 

仏壇を運ぶための方法は、いくつかあることがお分かりいただけたでしょう。

ただ、ここで「果たして、新しい置き場所は、あそこでいいのだろうか?」と、ふと不安になった人もいることかと思います。

仏壇の置き場所や方角にもしきたりがありますので、次章でご案内します。

仏壇にふさわしい場所

仏壇を置くのは、どんな場所でも、どのような方角でも構わないとされています。
しかしそれでも、よりふさわしいとされる置き場所や方角はあります。

順にご紹介します。

東面西坐

仏壇の方角は、「東面西座」がベストという考え方があります。

東面西坐とは、西側を背にし、仏壇の正面が東側を向くようにするという意味です。
これは、極楽浄土が西にあるという言い伝えからきています。

東面西坐なら、自然と西の浄土に向かって祈れるのです。

南面北座

仏壇の方角は、「南面北座」がベストという考え方もあります。
南面北座とは、北側を背にし、仏壇の正面が南側を向くようにするという意味です。

これは、より上位の人が北側に座るという中国の作法から来ているといわれます。
釈迦が説法をするとき、南を向いていたという言い伝えからも、南面北座が選ばれることがあります。 

本山のほうを背にして設置する

本山のほうを背にして仏壇を設置すべきとする宗派もあります。
この方法をとると、仏壇を拝めば、へ祈りを捧げることにもなるのです。

主な宗派の本山は以下の通りです。 

  • 【天台宗】総本山延暦寺(滋賀県大津市)
  • 【真言宗】総本山金剛峯寺(和歌山県伊都郡)
  • 【浄土宗】総本山知恩院(京都市東山区)
  • 【浄土真宗本願寺派】本山西本願寺(京都市下京区)
  • 【真宗大谷派】本山東本願寺(京都市下京区)
  • 【日蓮宗】見延山久遠寺(山梨県南巨摩群)
  • 【臨済宗妙心寺派大本山妙心寺(京都市右京区)
  • 【臨済宗建長寺派】大本山建長寺(神奈川県鎌倉市)
  • 【臨済宗円覚寺派】大本山円覚寺(神奈川県鎌倉市)
  • 【曹洞宗】大本山永平寺(福井県吉田郡)、総持寺(横浜市鶴見区) 

直射日光が当たらず、湿気の少ない場所

仏壇がなるべく傷まないよう、直射日光が当たらず湿気の少ない場所へ置くのがいいでしょう。
西日が当たると家財は傷みやすくなってしまうので、その点では東面西坐も南面北座も理にかなっているといえます。

各家によって仏壇を置ける位置は限られているでしょう。よって過度にこだわることなく、いずれかの説に当てはまれば良しとするのがおすすめです。

まとめ

以上、仏壇を移動することについて、注意すべき作法や移動方法、最適な置き場所をご紹介しました。

さまざまなしきたりをご案内しましたが、移動する本人や身内が「不要」と判断すれば、省略しても差しさわりがないものばかりです。

「これを省略して仏壇を移動した後、何か悪いことがあったとき、しきたりを無視したからだと後悔しないだろうか」

と、自分自身に問いかけながら準備をするのがポイントです。
納得して省略したことであれば、後悔するようなことはないはずです。

先祖を大事にする自分の気持ちを一番大切にしながら、仏壇の移動を行いましょう。

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