仏壇を置く最適な向きがわかる!仏壇に関する基本情報を紹介

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方位磁針と家の間取り図

新しく仏壇を購入したときや、引っ越しによって仏壇を動かすときに仏壇をどこに置いたらいいのか?って悩みますよね。

  • 「仏壇を置く向きって宗派で違う?」
  • 「仏壇を新しく置くときって何かすべきことがある?」
  • 「仏壇を置くときに気をつけることは?どうやって動かす?」

この記事では、仏壇を置くときにしなければならないポイントから、どの向きに置いた方がよいのかを紹介しています。
家のどこにどのような向きで仏壇を置いたらよいのかと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

仏壇を置く向きに決まりはない

はじめに申し上げると、仏壇を置く向きに決まりはない、ということです。

「この宗派だからこっちを向かなければならない」
「この向きに仏壇を置くと悪いことが起きる」

このように気にしてしまう気持ちはよく分かるのですが、それらを気にしすぎることで、本来するべき「心を込めた礼拝」ができなくなることの方が問題ではないかと筆者は考えます。

仏壇の向きはあくまで、個人個人の「気持ち」の問題なのです。
また、厳密にはどの宗派でも、必ずこの向きにおかなければならないという決まりはありません。

この記事を読んでいただいて、すこしでもみなさんの悩みや不安が解消されればと祈りながら、綴らせていただきます。

東向きや南向きがよいとされる理由

よく言われるのは「東向きや南向きがよい」とされる説で、いまでもこの考えた方がとても根強くあります。
このことについて少し深く考えてみましょう。

風水では、東南は吉方位

風水では東南が吉方位とされています。
日が昇り始めて新しい気が舞い込むのが東南です。
住宅であれ、仏壇であれ、お墓であれ、東向きや南向きが好まれるのはこのためです。

お釈迦さまは、北を枕に、西に顔を向けて亡くなった

お釈迦様が息を引き取るときには、頭を北に向けて、顔を西に向けて亡くなったと言われています。
このことから、北や西は死を連想させる方角とみなされていることが多いようです。

仏間のある家、ない家~昔と現在の住宅事情の違い~

できるものなら東南向きに仏壇を置きたい。でも、わが家だと物理的に難しい。
そういう人も多いのではないでしょうか。
むかしと現在では住宅事情を大きく異なるのです。

昔は仏間を前提に家が作られていた

現代の住宅とひと昔前の住宅事情は大きく異なります。
核家族社会と大家族社会のちがいと言ってもいいかもしれません。

いまの住宅は基本的には核家族が日常の時間を過ごすための場所です。当たり前に聞こえるかもしれませんが、あくまでも「日常空間」なのです。

ところが、ひと昔前の日本の住宅は、日常空間としての機能だけではなく、自宅で冠婚葬祭が執り行うことができるように設計されていました。

玄関を入ってすぐに和室(次間と座敷)、そして一番奥に仏間が並び、これらは襖を外すことで一続きの部屋にできます。
これは親戚が大勢来た時に大人数を収容するためです。

さらには縁側があって庭があり、結婚式や葬儀などで近隣の人たちも参列できるようになっているのです。

現在の住宅は仏間がない

現在の住宅では仏間がないことも当たり前です。
マンションだけでなく、一戸建てでも仏壇を置く前提で設計されていないことはよくあります。
そうすると、東や南に仏壇を向けようとすると無理が生じます。

問題なのは、東や南向きに仏壇を置けないことなのでなく、それがかなわないことを気にして、気持ちよくお参りができないことではないでしょうか。

仏壇はどの向きに置くべきか~3つの説~

仏壇をどの向きに置いてもいいと筆者が断言するのは、次の3つの説があるからです。
これらを総合すると「どの向きに置いてもいいのではないか!」となってしまうのです。

1 南面北座説

これは、北を背にして、南に向けるというもの。
さきほどから述べている通り、風水の思想を取り入れた最もポピュラーな考え方です。

2 本山中心説

本山というのはその宗派の中心の寺院のことです。

たとえば…

天台宗なら滋賀県の延暦寺
曹洞宗なら福井県の永平寺
日蓮宗なら山梨県の久遠寺

…などです。

本山中心説は、仏壇を本山寺院の方角に向けましょうというものです。
この説を採用するならば、向きはどの家でも違った方角になるでしょう。

3 西方浄土説

阿弥陀如来は西を守る仏さま。
阿弥陀如来の作った極楽浄土は西のかなたにあると信じられていることから、西を背に、東に仏壇を向けます。

また、日本からみた西にはインドがあり、お釈迦様が生まれた仏教発祥の方角でもあるのです。

宗派別!仏壇を置く向き

宗派別による仏壇の向きは基本的にはないのですが、推奨されているものをまとめました。
参考になれば幸いです。

真言宗の場合

真言宗では本山中心説を採用することが多いようです。

天台宗・浄土宗・浄土真宗

天台宗や浄土宗や浄土真宗では西方浄土説を採用することが多いようです。
これらは阿弥陀如来を本尊とする宗派だからです。

臨済宗・曹洞宗の場合

臨済宗や曹洞宗では南面北座説を採用することが多いようです。
「禅宗」と呼ばれるこれらの宗派では釈迦如来を本尊とし、お釈迦様が説法をするときに南に向いてしたことに由来があるようです。

ちなみに、曹洞宗では可能であれば南向きに仏壇を置くことを推奨しています。

日蓮宗・日蓮正宗の場合

日蓮宗や日蓮正宗では、特に仏壇の向きに決まりやこだわりはないようです。家の間取りの中で収まりがいい場所に置くのがいいでしょう。

それでは次に、仏壇の置き方について話を進めて参ります。

仏壇の置き場所を決めるときの注意点

最近ではさまざまなタイプの仏壇が開発されています。
どのような仏壇を選ぶかは、置く場所を考えながら決めていきましょう。

部屋に対する仏壇の種類と大きさ

▼ 仏間がある場合「伝統的な仏壇」

仏間がある場合は、仏間寸法にあった仏壇を選びましょう。
伝統的な仏壇は、仏間に置かれることを前提に設計されています。
仏間の寸法を測ったうえで仏壇店に出向いてアドバイスしてもらいましょう。

また、地袋という高さ3~40センチ程度の収納が取り付けられている仏間の場合、地袋専用の仏壇もあります。

▼ リビングに置く場合「家具調仏壇」

最近では、リビングに置いて違和感のない「家具調仏壇」というものがあります。

素材もウォールナットなどの家具で用いられる洋木が多く、仏間や和室などでなく、リビングや洋間などに置く場合は、家具調仏壇を選ばれるのも一つの方法です。

▼ 棚や台の上に置く場合「上置き仏壇」

棚や台の上に置く仏壇を「上置き仏壇」と呼びます。
自宅の中に満足のいくスペースがない人、いつかどこかに引っ越す可能性がある人がなどに選ばれています。

仏壇を置く場所の環境

日当たりや風通しがよくて、湿気のあまりない所がおススメです。
なぜならば、仏壇のほとんどが木でできているからです。

同じ部屋に仏壇と神棚を置く場合

同じ部屋に神棚と仏壇を置く場合は、以下の3点に気をつけましょう。

  1. 神棚は必ず仏壇よりも高い位置に飾る
    理由は定かではありません。筆者の推測では、日本の民俗では死者は49日でホトケとなり、33年でカミになると信じられています。古いご先祖様ほど神棚で祀られることから、神棚が上位に来ると推測されます。
  2. 神棚と仏壇を向かい合わせに置かない
    神と仏が向かい合わせににらめっこをすると凶相が起こると考えられているようです。
  3. 神棚の真下に仏壇が来るようにしない
    神様の霊魂が仏様の霊魂を踏みつけないようにします。

仏壇の置き場所におすすめの場所

仏壇は具体的に家の中のどこに置けばいいのか。筆者からの提案です。

一戸建ての場合は仏間か和室

もしも仏間があるならば迷わず仏間に仏壇を置きましょう。
もしも仏間がないようであれば、和室においてみてはいかがでしょうか。

リビングや居間など、生活空間に仏壇を置く人が多いのですがあえて生活空間から離して、ゆっくり、静かにご先祖様と向き合う、という考え方も大事なのではないでしょうか。

マンションの場合は家具調仏壇

マンションで仏壇を用意する場合には家具調仏壇がよいでしょう。
大きさも、スリムタイプ、上置き、壁掛けなどさまざまな仏壇があります。

仏壇を新しく置くときにするべきこと

▼ 開眼法要

開眼法要とは、仏壇で祀られるご本尊(仏様)に入魂する法要のことです。
むかしは仏像の目を入れることで完成としたために、いまでも「開眼」の文字が用いられます。

仏壇が自宅に安置することができたら寺院に連絡を取り、法要の日程を決めましょう。
法要への参加は、家族と親しい親族くらいがよいでしょう。

仏壇を置くのにふさわしい日

仏壇を置く日に吉凶はありません。
ただ、気になってしまえば、その違和感はずっとつきまとってしまうものです。
六曜などを信じる人は、日取りのいい日を選びましょう。

お供え物にもふさわしい向きがある

お供え物は高杯(たかつき)と呼ばれるお供え物を載せるための仏具を用います。
お供えものの下には半紙を敷きます。
折って角を作るのですが、半紙の角は必ずご本尊ではなく、こちら側を向くようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

仏壇の向きや、置き方など、色々な説がある物の、筆者はそれらにとらわれない、違和感のないお参りができたらいいなと思います。

ご先祖様を大切にすることはもちろん大事ですが、そのために仏壇を自宅に納めて自分たちの生活が窮屈になる、苦痛になるというのは本末転倒です。

自分たちのライフスタイルや住環境に合わせた形で、仏壇を、仏様をお招きしましょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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