仏壇の引っ越しは準備が大切!すべきことや注意点などご紹介

仏壇の引っ越しは準備が大切!すべきことや注意点などご紹介

祖父母の方と一緒に住んでいる方や本家にお住まいの方は、お家に仏壇があるご家庭も多いのではないでしょうか。

そういった方のなかには、仕事の都合や家の老朽化、生活スタイルの変更など、さまざまな事情で引っ越しをしなければならず、家にある仏壇を動かさなければならない状況も出てくることがあります。

仏壇の配置に関するこのような疑問を解消!

  • 「ベッドやソファなどの家具と一緒に運び出すのはためらってしまう…」
  • 「そもそも大きな仏壇をどうやって運べばいいの?」
  • 「引越し会社で仏壇も運んでもらえるの?」

仏壇の移動についてお悩みになっている方に向けて、この記事では、仏壇を運ぶ方法や気をつけなければならないこと、そして設置するときのポイントについてまとめております。

ぜひ、最後まで読んで仏壇の引っ越しをスムーズ進めるための参考にしてください。

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この記事の目次

  1. 仏壇の引っ越しは業者に頼むと安全で安心
  2. 仏壇店に頼むときの平均費用は1万円〜10万円
  3. お寺様に魂抜きを必ずしてもらう
  4. 自分たちの手で運ぶ場合に気をつけること
  5. 筆者おすすめの仏壇の引っ越し方法
  6. 仏壇の移動でするべき注意すべき4つのこと  
  7. 新居での設置場所を決める際の注意点4つ
  8. 仏壇の買い替えを検討している方はこちら!
  9. まとめ
  10. 監修者コメント

仏壇の引っ越しは業者に頼むと安全で安心

仏壇の中には仏様がいてご先祖様がいます。そんな大切な仏壇は、他の家具や什器などと同様に扱えないのではないでしょうか。
ここでは、仏壇を引っ越す場合の依頼先について、具体的に説明いたします。

仏壇店に依頼するのが一番安全

仏壇の引っ越しは、仏壇店に依頼しましょう。
仏壇はただ運べばいいだけではなく、内部はさまざまな仏具で構成されています。

その専門性に、一般の引っ越し業者でも戸惑ってしまうほどです。

運ぶだけなら誰でもできるのですが、引っ越し先で仏具を元あった場所に戻して飾り付けるのは素人ではとうてい難しいでしょう。
宗派によっても飾り付けするものや場所は異なります。

また、仏具も金物、漆器、金襴、金箔など、繊細に扱わなければならないものばかりです。

仏壇の配送を専門にしている業者がある

仏壇の配送を専門にしている業者もあります。
費用は仏壇店よりも安く設定している所もありますが、本当にきちんと仕事をこなしてくれるか、見極めが必要でしょう。

引っ越し業者にも仏壇移動サービスがある

引っ越し業者では、仏壇の引っ越しを受け付ける業者と受け付けない業者があります。
こちらもきちんと仕事をこなしてくれるか、仏具ももとあった場所に戻せるかなどの確認をしましょう。

業者を見極めるための5つの質問

仏壇の移動は、ただの荷物の運搬ではありません。魂の入った仏様やご先祖様も一緒に引っ越していただくわけです。

引越し業者に依頼するときは以下の5つの質問をして確認しましょう。

引越し業者を選ぶときにかくにんすると良い点

  • 仏壇の運搬に慣れているか
  • 仏壇はどのように梱包するのか
  • 仏具はどのように梱包するのか
  • 引っ越し先に仏壇を置いたあとに、きちんと仏具をもとに戻してくれるか
  • 灯籠(とうろう)などのあかりのつく仏具は引っ越し先でもきちんと灯してもらえるか

この5つの質問を通して、電話での問い合わせですぐに答えが返ってくるか、あるいは躊躇するかなどで仏壇を運ぶのに慣れているかどうかを見極めましょう。

仏壇店に頼むときの平均費用は1万円〜10万円

仏壇の引っ越しの費用は、実質的には手間賃だけなので、価格設定は仏壇店や業者によって実にさまざまです。

また、仏壇のサイズなどによっても金額が異なります。

上置き仏壇は1〜2万円

上置き仏壇とは、棚の上などにおける仏壇のことです。
上置き仏壇の場合は、やろうと思えば業者に依頼しなくても運べるでしょう。
とはいえ、業者に依頼する場合は1〜2万円くらいかかるかもしれません。

横幅が50〜80センチくらいまでだと5万円前後

仏壇の寸法は横幅を尺寸で計ります。

しかも、総幅ではなく、仏壇内部の横幅だったり、引き出し幅だったり、なかなかややこしいのです。

15号(1尺5寸)から20号(2尺)くらいであれば2人で運び出せるでしょう。
この寸法の仏壇であれば、唐木仏壇であれ塗り仏壇であれ5万円前後くらいでしょう。

横幅が80センチ以上の場合7〜10万円

横幅が80センチを超えるようになると、2人で運び出すのも大変です。
大きいものでは横幅が1メートルを、高さも180センチを超えるものまであります。

こうなると4人、場合によっては6人必要になることもあるでしょう。
7万円〜10万円前後は必要になるかもしれません。

引っ越し業者だと費用が抑えられる可能性がある

引っ越し業者だともう少し安く抑える事ができるかもしれません。
ただし、仕事の内容は保証しかねます。
彼らはものを運ぶプロであり、仏壇のプロではないからです。

お寺様に魂抜きを必ずしてもらう

仏壇の中には仏さまやご先祖さまがおられるために、勝手に動かしてはいけません。必ずお寺様に「魂抜き」(「閉眼法要」「遷仏法要」とも言います)をしてもらってから引っ越しにかかりましょう。

また、引っ越し先でも必ず「魂入れ」(「開眼法要」や「入佛法要」とも言います)をしてもらいましょう。

魂抜きのお布施は1万円程度

魂抜きのお布施は1万円程度でしょう。直接お寺に訊ねてみましょう。

魂入れのお布施は1〜2万円程度

魂入れのお布施は1〜2万円程度でしょう。こちらもお寺に訊ねてみましょう。

自分たちの手で運ぶ場合に気をつけること

どうしても自分たちで運ぶ時には、傷がつかないように充分に気をつけましょう。 

動かす前の仏壇内部を写真に納めておく

まずは、動かす前の仏壇内部を写真に納めておきましょう。
引っ越し先で仏具を元に戻す時に大変便利です。

本尊や位牌は特に大切に梱包する

本尊(仏さまを表した掛け軸や仏像)と位牌(戒名などの記された木の板)は特に大切なものなので、きちんと梱包しましょう。

仏具はすべて外に出す

仏具はすべて外に出しましょう。仏壇を動かす時に仏具が中にあると傷つけてしまいます。

灯籠など、天井から吊るされているもので取り外しができない場合は、揺れないように固定するか、柔らかいものを巻いて傷がつかないようにしましょう。

動かすときに気をつけること

仏壇を動かす時には、「キズが使いないように」を意識しましょう。

キズをつけないように丁寧に梱包する

キズをつけないように、緩衝材や毛布などで包んで梱包しましょう。

仏壇は、必ず扉を上に背中を下にして横に倒す

仏壇は横に倒さなければ運び出せないでしょう。その場合は必ず、扉面を上に、背中面を下にするようにして持ちましょう。

筆者おすすめの仏壇の引っ越し方法

さて、ここまで読まれてお分かりになったと思いますが、仏壇の扱いは専門性を要します。

また、仏さまやご先祖さまという眼に見えない祈りの対象を動かすことになるので、もし予算がある人は仏壇店に相談することをおススメします。

仏壇の移動でするべき注意すべき4つのこと  

日柄を考えて移動日を決める

多くの寺院は大安や仏滅などの六曜や暦や関係ないと言われますが、それでも暦を気にする人もいます。仏壇の引っ越しには寺院の都合と業者の都合も調整しなければならないので早めに連絡しましょう。

動かす前には御魂抜きをする

仏壇を動かす前には必ず寺院に魂抜きをしてもらいましょう。でなければ業者は引っ越しを受け付けてくれないでしょう。
また、魂抜きの日程と引っ越しの日程は同じ日でなくても構いません。

設置後は御魂入れをする

魂抜き同様、引っ越し先に仏壇を設置したあとはかならず魂入れをしてもらいましょう。
こちらも、設置の人魂入れの日は同じ日でなくても構いません。

本尊や位牌は必ず自分で運ぶ

仏壇の中にはさまざまな仏具が納まってますが、魂が宿るとされているのが本尊と位牌です。これらはなるべく家族の人が運ぶようにしましょう。

新居での設置場所を決める際の注意点4つ

仏壇の置き場所を決める際のポイントをまとめました

仏間がある場合は仏間がおススメ

家に仏間がある場合は仏間に納めましょう。仏間は、床の間や収納と並んで設計されている仏壇を納めるためのスペースです。きっと一番収まりがいいでしょう。

湿気の多さや直射日光があたるかを考える

仏壇は木製品です。湿気や直射日光は可能であれば避けましょう。

神棚の対面や真下になる場所は避ける

神棚との関係性も重要です。神棚の対面や真下はよくないとされています。
また仏壇よりも低い場所に神棚が来ることもよくないとされています。

仏壇が向く方角を考える

仏壇の向きにはそこまでこだわらなくてもよいでしょう。
昔は東か南を向くようにとされていましたが、最近の住宅事情では現実的に困難なおうちもあります。

むしろ大切なのは、仏壇を設置した時に違和感を感じるかどうかです。
むりやり東や南に向けて、その向きであるがために生活しづらいようでは意味がありません。
方角よりもまず、納まりの良さを感じるかどうかで、判断しましょう。

ちなみに仏壇の向きには3つの説があります。

  • 東や南を向く
    東や南は日当りがよく、太陽が運行する方角だからよいとされています。
  • 本山の方角を向く
    真言宗であれば和歌山県の高野山。浄土真宗であれば京都の本願寺。曹洞宗であれば福井県の永平寺など、その宗派の本山を向くのがよいという説もあります。
  • 西を向く
    日本からみた西はお釈迦様生誕の方角だからです。また、浄土真宗では西を守るとされている阿弥陀如来が作られた極楽浄土を「西方浄土」とも呼び、この方角を向くのがよいという説もあります。

このように、すでにさまざまな向きの説があるくらいですから、ご家族が一番納得する向きや場所で設置するのがいいでしょう。

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まとめ

仏壇の扱いはとにかく複雑で専門性が求められます。仏壇店に依頼するか、自分たちで運ぶ場合はくれぐれもキズがつかないようにしましょう。

また、引越しを機に仏壇を移動させたいとお考えの方は、合わせて引越し業者への依頼も準備しましょう。 「引越し侍」では、全国290社以上の引越し会社を横断して比較できるので、業者選びに迷われている方にもおすすめです。 引越し侍でおすすめ引越し業者のランキングを見る!


監修者コメント

監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子

先日、仏壇の移動をお手伝いした時のエピソードをご紹介します。

北海道に住むAさん(80代女性)が高齢者施設への入居が決定したため、住居の整理をしていました。
持ち家だっため、空にする必要はなかったのですが、夫やご先祖の位牌と仏壇をそのままにしおく気になれなかったため、埼玉の娘夫婦の家に置かせてもらうことに。

仏壇は家財引っ越し便で運びましたが、仏壇の設置&仏具の配置について娘夫婦はまったくわからなかっため、設置等は近所の仏具店に依頼しました。
その後娘夫婦は、Aさんが施設でも毎日亡き夫や先祖の弔いができるように埼玉の仏具店で手のひらサイズのミニ仏壇を購入して送ったそうです。

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