もしものことがあった時のやるべきことの一つである「遺品整理」について、後悔しないための基礎知識をご紹介します。

遺品整理とはどんな手順で行うものなのでしょうか?詳しく知るために、これまでに5000件以上の遺品整理・生前整理を行った実績を持つ専門業者「株式会社レリック」に、ライフドット編集部が取材を行いました。

代表取締役である神野敏幸さんに、プロ目線での料金比較をするポイントから、遺品整理業者の実情まで、業界のディープなお話をお伺いしてきました

遺品整理について株式会社レリックを取材するLife.(ライフドット)編集部

この記事を読んで分かること

    • 不用品処分と遺品整理の違いが分かる!
    • 遺品整理の費用相場や、料金の仕組みが分かる!
    • 遺品整理の業者選びのポイントが分かる!

遺品整理について正しい知識を知り、無用なトラブルのない整理を行いましょう!

株式会社レリック 代表取締役 神野 敏幸氏

遺品整理の専門家
株式会社レリック
代表取締役 神野敏幸氏

廃棄物収集会社で産業廃棄物処理に従事した後、その経験を生かして2013年に株式会社レリックを立ち上げ。「遺族に一つでも多くの想い出の品物を届ける」という想いをもって遺品整理・生前整理サービスを展開している。

Life.(ライフドット)編集部T.O

この記事のライター
ライフエンディングメディア「Life.」
編集部T.O

お墓・終活・葬儀などライフエンディングにまつわる不安や疑問を解消するための情報発信を行っているメディア「ライフドット」の編集部メンバー。

  • 保有資格:終活カウンセラー
  • 業務経験:石材店(墓石販売)12年勤務

遺品整理の基礎知識

遺品整理とは、家族が亡くなった後にその故人の持ち物や家屋の中を整理することです。遺品整理で行う具体的な内容は、主に下記の3つです。

  • 貴重品や金品を把握し、財産分与をする
  • 大切な思い出が詰まった品の形見分けを行う
  • 不要な物を処分する

遺品整理を行い、亡くなった方のお部屋を片付けることで、大切な人を亡くした悲しい気持ちにも整理をつけることができます。

遺品整理の作業例

遺品整理の作業例

不用品処分と遺品整理の違い

遺品整理は、ただ物を捨ててお部屋を空っぽにするというだけではありません。亡くなった方がどのような物を持っていたのかを把握し、必要な物とそうでない物を選り分け、遺された家族で残す残さないを判断して整理をします。

不用品処分=すべてをゴミとして捨てる
遺品整理=必要なものを残し、不要なものを適切に処分する

「必要なもの」としてまず一番に思いつくものは、現金、印鑑や通帳、金券、宝飾品などではないでしょうか。それらももちろん大切なものですが、遺品整理をしていく中で見つかるものはそれだけではありません。

  • 遺言書やエンディングノート
  • 写真やビデオ
  • 手紙
  • 家族にしか分からない想い出の品物
  • 子供の成長を記録したもの

そのまま捨ててしまうには忍びないと感じるもの、きっと見つかることでしょう。

遺品整理の作業風景

お客様のためを追求している、株式会社レリックでの遺品整理

処分と考えるか、整理と考えるかで、遺品整理に対するイメージは随分違ってきます。遺品整理・生前整理を専門に行っている株式会社レリックの神野さんに、具体的な事例を伺いました。

お客様にとっての想い出の品物を見逃さない
lifedot-onodera-relic
Life.編集部

株式会社レリックで行っている遺品整理サービスでは、捨てないで欲しいものを事前にリクエストできるそうですね?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

事前にご家族へヒアリングを行ってから遺品整理に入らせていただいております。

「家族旅行の時に買った湯呑みがあるはずなんだけど・・・」「母の日にプレゼントした花柄のスカーフがあったはず」など、事細かに聞き取って、想い出の品物を探し出していきます。
ご遺族の方に、一つでも多くの想い出の品物を届けてさしあげたいと思っています。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

実際の遺品整理の現場では、どのようなものが見つかるのでしょうか?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

金品や貴重品の他には、着物、写真、手紙やメモ、お子様が書いた似顔絵、学校の連絡帳や通信簿、賞状、古い携帯やカメラなどが出てくることが多いです。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

必要なものどうか、家族や本人にしか分からない場合もあると思うのですが、どのようにされているんですか?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

その通り、思い出のこもった品はご家族にしか分からないことがほとんどです。それだけでなく、家族すら存在を知らない大切なものが眠っていることもあるのです。ですので、遺品整理を行う中で、少しでも心にひっかかるものはそのまま捨ててしまわずご家族に確認していただいています。

例えば、食器棚の奥に子供用プラスチック食器が埃を被っていたとしたら、故人様はお子様が初めて使った時の食器を大事に取っておいていたではないか?と私達は推察して、ご遺族にお見せします。

もしたとえ処分してしまうとしても、故人様が大切にしていたお気持ちをご遺族にお伝えすることができます。

家族のためを考えた、きめ細やかな配慮

こちらは、ご高齢の一人暮らし方の自宅を遺品整理した時に、現場から見つけてご家族に確認いただいた品々です。

遺品整理中に見つかった品物

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

現金、真珠のネックレスは貴重品として分かりますが。あと、プラスチック製の入れ物・・・?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

一見するとただの不用品のように思えますが、実はこれは宅配の仕出し弁当の容器なのです。亡くなったのはお年を召された方でしたので、自炊せず宅食サービスを利用されていたのでしょう。

もしかしたら返却しなければいけないものなのではないかと思い、捨てずにご家族にお渡ししました。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

そんな細かいところまで気付いて仕分けしてくださるとは驚きです!そこまで考えてくれるなら、安心して遺品整理をすべて任せることができますね。

遺品整理専門業者では、自分の手で仕分けをするのと同じくらい、もしくはそれ以上にしっかりと対応してくれるということが分かりました。
では、専門業者に相談をされる方に多い依頼理由を見てみましょう。

専門業者への遺品整理の依頼理由ランキングTOP3

遺品整理の依頼理由ランキングTOP3

遺品整理専門業者である株式会社レリックで、最も多い依頼理由を3つ教えていただきました。

理由 第1位
身内が亡くなり、遺品整理をしようとも何から手を付けていいのかわからない

理由 第2位
仕事が忙しくて、遺品整理のために仕事を長期で休めない

理由 第3位
身内で遺品整理を進めてきたけど、時間ばかりが経ってしまって、体力的にも疲れてしまった

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

今は核家族化が進んでいて、世帯が同居しているご家庭が少なくなりました。離れて暮らしてきたからこそ、どうしたらいいか分からないという方が増えています。

亡くなったご家族と住んでいる地域が違うとまず、

  • ゴミの出し方が分からない
  • 荷物を運ぶ手段がない
  • 家の中のどこに何があるか分からない

という状況になります。

だから仕分けから搬出、不用品買取や処分までを一括して任せられる専門業者へ依頼する人が増えています。また、相続や形見分けのために、家の中から貴重品だけを探し出して欲しいという要望もあるそうです。

いつ遺品整理をしたらいい?状況に応じたタイミングと適切な時期

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

遺品整理はいつ行ったらいいのでしょうか?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

基本的には、気持ちが落ち着いてからで構いません。
ただ、状況に応じて適切なタイミングは様々です。

自分の気持ちが落ち着いてからゆっくりと行う

家族が亡くなった後は、葬儀の手配やお墓の準備などでバタバタします。遺品整理に取り掛かるのはそれらがひと段落してからで良いでしょう。

一人暮らしの賃貸物件の場合は、退去に合わせて早急に!

賃貸物件の場合は、月々の家賃が発生します。大家さんや管理会社に解約の連絡をした後は、退去予定日までに片付けを行い引き払えるようにしましょう。

そして、「遺品整理」に似たものとして「生前整理」があります。こちらについても併せて知っておきましょう。

生前整理とは

生前整理とは、死を迎える前に自分で自分の持ち物や財産などを整理をしておくことです。準備を済ませておくことで、今をより過ごしやすい生活にするというポジティブな目的で行われます。

また、自分が元気なうちから生前整理をすることを「老前整理」とも言います。

生前整理の作業例

生前整理の作業例

専門業者への生前整理の依頼理由ランキングTOP3

生前整理の依頼理由ランキングTOP3

生前整理を依頼される方に多い理由3つを株式会社レリックに教えていただきました。

理由 第1位
終活の一環として使っていない部屋・使っていないものを整理したい

理由 第2位
施設入居に伴い、必要なものと不要なものとを整理したい

理由 第3位
孫が生まれて実家にも遊び場を作ってあげたいから

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

終活へ関心を持つ方が増えていて、生前整理への需要も年々高まっています。
万が一の時に「家族に迷惑をかけたくない」というお気持ちから、少しずつ荷物を整理を始めて、財産の把握や形見分けを進められています。

使っていないものを整理・処分することで家の中にスッキリとした生活導線をつくり、安全に暮らせるようにするという目的もあります。
また、老衰やご病気などによって生活能力が低下された方のゴミ屋敷となってしまったご自宅の整理整頓をお手伝いさせていただくこともございます。

遺品整理、生前整理とはどんなことをするのかをご説明いたしました。では次に、業者に依頼する時の価格について分かりやすく解説いたします。

遺品整理の料金相場はいくら?実際の見積書を大公開!

遺品整理の費用はどのくらいかかるのでしょうか。まずは相場を把握しましょう。

遺品整理の料金相場

遺品整理の費用は、間取り別に料金案内をしている業者がほとんどです。

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

当社でも費用を下記のように間取り別にご紹介しておりますが、これはあくまでお客様が費用感をイメージしやすいように目安として表したものです。

実際にかかる料金は、お部屋を拝見して荷物の量を確認させていただいた上で正確な金額のお見積もりを出しています。

遺品整理の基本料金表(株式会社レリック)

間取り(整理する㎡) 作業員人数 合計金額
1K(3㎡~10㎡) 2名の場合 38,000円~120,000円程
1DK(3㎡~15㎡) 2名の場合 60,000円~160,000円程
1LDK・2DK(5㎡~20㎡) 3名の場合 100,000円~250,000円程
2LDK・3DK(10㎡~40㎡) 4名の場合 150,000円~400,000円程
3LDK・4DK(10㎡~50㎡) 5名の場合 200,000円~500,000円程
4LDK・5DK(15㎡~60㎡) 6名の場合 250,000円~650,000円程

上記金額は、過去に行われた遺品整理の実績に基づいて、間取りごとの一般的な荷物量から算出した目安料金になっています。※家電リサイクル料金を除く。

では、これまで実際にあった事例ごとに、具体的な料金の費用感をみてみましょう。

【参考事例1】1Kの場合

間取り サービス 作業料金 作業員数 所要時間
1K 遺品整理 38,000円 2名 2時間
※簡易清掃含む
生前整理 100,000円 3名 5時間
※簡易清掃・害虫駆除・除菌作業含む

【参考事例2】3LDKの場合

間取り サービス 作業料金 作業員数 所要時間
3LDK 遺品整理 300,000円 5名 7時間
※簡易清掃含む
生前整理 236,000円 5名 8時間
※簡易清掃・害虫駆除・除菌作業含む

【参考事例3】6LDKの場合

間取り サービス 作業料金 作業員数 所要時間
6LDK 遺品整理 455,000円 6名 8時間
※簡易清掃含む
生前整理 480,000円 6名 8時間
※簡易清掃・害虫駆除・除菌作業含む

生前整理の作業例

※上記は、実際に行った遺品整理・生前整理の事例の一部です。間取りで料金が決まっているのではなく、整理させていただく物量・買取品等の有無によって料金が変動いたしますので、あくまで参考料金として参考にしてください。

※実際に整理をご希望されているお家・お部屋を確認させていただいた上でお見積りを作成させていただきます。

 それでは次に、遺品整理の料金の内訳と、基本的な仕組みを理解しましょう。

料金は「荷物の量」で決まる

遺品整理を依頼する際の基本料金は、整理する荷物の量(立方メートル)×単価で決まります。
この他に、家電の処分などがある場合は、家電リサイクル法によって一律で定められている費用がかかります。

遺品整理の料金に影響するもの

  • 整理する荷物の量
  • 処分する家電の数
  • 階段の有無、大きな家具などの搬出があるかどうか(作業の必要人数が変わる)

遺品整理の料金に影響しないもの

  • 作業時間
  • 間取り

料金の基本的な考え方は、間取りではなく荷物の量(体積)です。
例えば、お庭に倉もあるような大きなお屋敷では、荷物が大変多く、遺品整理の料金が100万を超えるケースもあるそうです。

買い取りによる相殺値引き

遺品整理で行って不要と判断した荷物の中に宝飾品、家電、家具など価値のあるものがあれば、買取の値段がつく場合があります。買取になった品物の値段は、遺品整理の見積もり料金から差し引かれます。

買い取られた後は中古品として販売され、リユース(再使用)されます。家族が使っていたものをそのままゴミとして処分するのではなく、他の誰かの役に立つのは嬉しいですね。

遺品整理によって発掘された貴重品

遺品をなるべくゴミにしない、株式会社レリックの積極買い取り

遺品整理にかかる費用は、主にゴミの廃棄処分費用と人件費です。

ゴミとして処分する量を減らせば、廃棄処分にかかるコストが削減できます。遺品を丁寧に細かく仕分けリユース・リサイクルを徹底することで、廃棄処分の量が減り、遺品整理にかかる費用を抑えることができるのです。

廃棄処分を減らす方法

    • リユース(再使用)
      まだ使える家財道具や未使用品などの買い取りを行う。
    • リサイクル(再利用)
      紙、鉄、プラスチックなど、細かく分類をして資源としてリサイクルさせる。
    • 独自貿易による海外輸出
      日本国内で販売やリユースのアテがつかないものも、海外へ輸出して流通させる。
relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

当社では、貴金属だけでなくなるべく多くの物を買い取れる体制を整えています。自社独自に海外貿易も行っていて、国内での流通が難しい品物も海外へ輸出し有効活用させています。

仕分けに手間はかかりますが、故人様の遺品をなるべくゴミとして扱わずに済むように取り組んでいます。

遺品整理による荷物を分別した段ボール

株式会社レリックが行った遺品整理で、荷物を仕分けした様子。「寄付」「リサイクル」など用途別に分別されているのが分かります。

リサイクル品の買い取りやリユースは、遺品整理の費用を抑えることができるだけでなく、「ゴミにならずに済む」、「環境にもいい」というメリットがあります。

どこまで対応しているかは遺品整理業者によって異なります。見積もりをもらう時に、確認しておきましょう。

実際の見積書を公開

遺品整理の見積書はこのようになっています。株式会社レリックの実際の見積書を拝見させていただきました。

  • 間取り:4LDK(戸建て)
  • 作業員数:6名

遺品整理の見積り書

  1. 家財道具の点数
  2. 基本料金(体積×料金単価)
  3. その他料金と内訳
  4. 買い取りによる値引き金額と内訳
  5. 作業内容とスケジュール

仕分けする家財道具の個数や荷物量から料金明細が記されています。そこに、処分費用などのオプション料金がプラスされています。また、リサイクルや買取などによる値引きが入り、最終的な見積もり金額が明記されています。

見積りに対する注意事項なども記載されているのが分かります。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

遺品整理の見積もりって、このようになっているんですね。

何にどれだけの費用がかかるのか事細かに記載されていて、料金の内訳や根拠が明確になっていますね!

見積もりで必ずチェックすべきポイント3つ

見積もりをもらう時にどんなことをチェックすべきか、遺品整理専門業者 株式会社レリックの代表取締役 神野さんにプロの目線でアドバイスをいただきました。

必ず確認して欲しい、見積もりのチェックポイントは3つ

  • 費用の内訳が明記されているか
  • 作業内容が明記されているか
  • 料金単価がいくらか

費用の内訳が明記されているか

何にいくら費用がかかるのか、項目別に内訳が記載されているかどうか確認してください。

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

「一式⚪︎円」などとひとまとめにして見積もりを提示してくる業者もいます。適正な料金ではなく、言い値になってしまっている可能性があります。

また、オプションや追加費用がかかる可能性があるのか必ず担当者に聞いてください。

作業内容が明記されているか

見積もりで提示された費用が、どこまでの作業が含まれた料金なのか確認しましょう。

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

「遺品整理」とひとことに言っても、仕分け作業だけなのか、搬出・処分も含むのか、部屋の清掃も含むのか、しっかりと確認してください。

料金単価がいくらか

遺品整理の価格は「整理する荷物の量(体積1立方メートル)×料金単価」になります。見積もりをもらったら、料金単価に注目してください。

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

「料金単価」は、費用を比較検討する時の1番のポイントになります。

 

【オススメ】相見積もりを取るのが大切!

遺品整理は業者によって料金、サービス内容、質に違いがあるので、複数の業者から見積もりを取って比較してください。
後悔しない遺品整理を行うためには、安さだけで判断せず、見積もりの内容もじっくり比較しましょう。

では、相見積もりをとって比較検討する時に、どのような基準で業者を選んだらよいのでしょうか。失敗しないためのコツも伺いました。

思わぬトラブルを防ぐために!プロが教える業者選びのポイント

近年では、核家族化が進み離れて暮らすご家族が多く、遺品整理を業者に依頼するご家庭が増えています。ニーズに応えるように遺品整理を行っている業者も増えてきています。

そこで、2013年から遺品整理・生前整理を専門に行っている株式会社レリックの代表取締役 神野 敏幸さんに、業者選びのポイントを教えていただきました。

遺品整理の業者選びで必ず確認すべきポイント3つ

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

数ある遺品整理業者の中から、どのような基準で依頼先を選んだらんだらよいでしょうか?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

遺品整理の業者を選ぶ際に、必ず確認すべきポイントが3つあります。

  • 一般廃棄物収集運搬業許可を有しているか

    ※許可を有していない業者に対しては、どの様に処理されるのか?
    ※産業廃棄物として処理することは違法である。

  • しっかりと実績を公開しているか
  • WEBサイトにスタッフの顔出しをしているか

責任トラブルになりかねない「排出者責任」とは?

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

まず一つ目、一般廃棄物収集運搬業許可の許認可というのはなぜ確認すべきなんでしょうか?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

遺品整理業者選びにおいて「一般廃棄物収集運搬業の許可を受けているか」を確認するのが最も重要なことです。

なぜなら、許認可を受けていない業者が万が一廃棄物の不法投棄をした場合に、遺品整理を依頼したお客様自身に迷惑が及ぶ可能性があるからです。「排出者責任」といって、廃棄物の運搬を依頼した人、つまりお客様にも不法投棄の責任が問われてしまうのです。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

不法投棄の責任を負うだなんて怖いですね。「排出者責任」という言葉を初めて聞きました。ちゃんと許認可を持っていて、信頼の置ける業者を選ばないといけないんですね!

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

その通りです。無用なトラブルを防ぐために、一般廃棄物収集運搬業許可証を見せてもらうか、許認可番号を確認しましょう!
※遺品整理・生前整理から発生する廃棄物は原則一般廃棄物として各市区町村の処理施設で処理することが法令で定められております。

一般廃棄物収集運搬業とは

市町村などの自治体ごとに定められているもので、許認可がないと該当エリア内で廃棄物を運搬することができません。
許認可を持っていない遺品整理業者は、不要になった遺品を廃棄場などに運搬することができません。許認可を持っている別の業者に運搬を委託するかたちになります。

信頼できるのは、やはり「実績」

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

「しっかりと実績を公開しているか」は、なぜ確認すべきなのでしょうか?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

遺品整理に関連する資格や許認可は、一般廃棄物収集運搬業の許可や「遺品供養士」や「古物商」などがあります。しかし、必ずしも資格を持っていなくても遺品整理業を行うことができます。

様々な業者がいる中で選ぶポイントは、やはり実績になります。実際に遺品整理を行った事例写真を公開していない業者は、どの程度遺品整理の経験があるのか分かりません。

遺品整理を行うスタッフの顔が見えるかどうか

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

もう一つ、WEBサイトやパンフレットなどにスタッフの顔出しをしているか?ということも、業者を見極めるポイントになります。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

どんな人が遺品整理をしてくれるのか、分かったほうが利用する側としては安心できますね。

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

遺品整理は、お客様のご家族のご自宅に上がり、大切なものに直に触れて整理させていただく仕事です。現場からは金品や貴金属が見つかることも多々あります。

しっかりと信頼できる業者を選ばないと、安心して任せることはできません。どこの誰が来るのか分からない業者は避けたほうが無難でしょう。

株式会社レリックでは、見積もり訪問をした人が当日の遺品整理作業の責任者を担当してくれるそうです。どんな人が当日作業を行ってくれるのかが分かる上、相談した内容にしっかりと対応してくれるという安心感がありますね。

株式会社レリックのスタッフ一同株式会社レリックのスタッフ

遺品整理・生前整理について
問い合せる

お電話の場合は0120-907-802(24時間・年中無休)へお気軽にご相談ください

トラブルのない遺品整理を行うためには、信頼できる業者選びが大事だということが分かりました。では、選ぶのを避けたほうがいい遺品整理業者の特長はないのでしょうか?

こんな業者は注意!「安い」「早い」「分からない」業者は選ばないほうがいい!

選ばないほうがいい遺品整理業者の特長をまとめてご紹介いたします。見積りを出してもらう際に、「安い」「早い」「分からない」の3つ点のどれかに当てはまったら注意が必要です。

「安い」業者はなぜダメ?コストカットの秘密を探れ!

遺品整理の費用には、廃棄物の処分費、作業するスタッフの人件費、家電リサイクル料金など、必ず必要になる削れないコストがあります。
極端に安い見積りを提示してくる業者は、何らかのコストカットを行っている可能性があります。納得できる説明が得られない場合は、その業者は選ばないほうがよいでしょう。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

費用が安く済むというのは一見するとメリットのように思えるのですが、違うのでしょうか?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

費用の安さには必ず理由があると思ってください。

一部の業者では、違法な廃棄物処理、物品の横流しを行っているという話も耳にします。安い見積もりには注意が必要です。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

家族の遺品が不法投棄されてしまうかもしれないというのは避けたいです。安い見積もりを受け取ったら、なぜその安さでできるのか尋ねるようにした方がいいですね!

「早い」業者はサービスの質に不安あり

遺品整理を短時間で行うことで、かかる人件費を抑えているケースもあります。早さを売りにしている業者は、サービスの質に不安があります。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

サービスの質の良し悪しとは、具体的にはどういったことでしょうか?

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

サービスの質が低い業者は、遺品を雑に扱います。早く遺品整理を済ませるには、仕分けをしない、整理しないということになります。遺品が廃棄前提のゴミとして取り扱われてしまうのです。

当社では、一つでも多くの想い出の品物をご遺族にお届けしたいと思っています。本のページの間、封筒の中、衣服のポケットの中、カバンの中・・・。そういったところを一つ一つ細かく見て、遺品の仕分けをしていきます。たとえ処分してしまうものであったとしても、故人様が使っていたものですので丁寧に取り扱いさせていただいています。

遺品整理を行う中で、本の間から見つかった現金

本のページの間から現金や手紙などが見つかることもあるそうです。スピード重視の業者ではこのような細かな場所から見つけることはできないでしょう。

「分からない」見積もりはトラブルの元!

遺品整理費用に対して、どんなサービス内容が含まれているかが見積もりに明記されていない場合は、必ず確認してください。

仕分け・整理、清掃、搬出、処分、清掃など、どこまでが費用に含まれているのかが明確になっていないと、思わぬ追加料金が発生するなどトラブルの元になってしまいます。

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

業者によって、見積書の書式は様々です。中には「遺品整理一式 ○万円」などとざっくりとした金額しか明記しない業者もいます。

lifedot-onodera-relic
Life.編集部

何をどこまでしてくれるのか分からないですね。価格の根拠もないので、丼勘定なのではないかという不安もあります。

先程見せていただいた株式会社レリックの見積書は、詳細まで明記されていて安心感がありました。

relic-jinno-small
株式会社レリック神野さん

当社ほど細かく見積書を作っているところは珍しいかもしれません。手間のかかることですが、お客様に安心して利用していただくためには必要なことだと思っています。

遺品整理・生前整理について
問い合せる

お電話の場合は0120-907-802(24時間・年中無休)へお気軽にご相談ください

業者選びのポイントが分かったところで、次は業態別に遺品整理サービスを見ていましょう。

遺品整理はどこに依頼すべき?業態別おすすめ度

遺品整理を行っているのは専門業者だけではありません。業態によって得手・不得手とする分野がありますので、それぞれの特長を理解した上で依頼を行いましょう。

業態別のサービスおすすめ度

業態 総合おすすめ度 仕分け・整理 買い取り 処分
遺品整理(専門) ★★★★★☆
不用品回収 ★★★☆☆
便利屋 ★★☆☆☆
リサイクルショップ ★★☆☆☆

遺品整理(専門)

遺品整理に関する全てを任せることができます。専門業者のため実績や経験が豊富で、遺族の要望や気持ちに寄り添った遺品整理を行ってくれるでしょう。

ただし、専門業者の中でも様々な業者があります。遺品整理の専門業者だからといって安心せず、サービス内容・見積もり・スタッフの対応や人柄に注目して業者選びを行いましょう。

不用品回収

不用品・廃品回収業者が遺品整理を行ってる場合があります。不用品の搬出や処分は得意とするところですので、しっかりと許認可を受けている業者が多いでしょう。

ただ、職業柄どうしても物を「ゴミか」「そうでないか」という視点になりがちです。効率良く処分することに長けていますが、遺族の気持ちに寄り添った遺品整理をしてくれるかどうかは別問題です。見積もりや相談の際に担当者の対応や人柄に注目しましょう。

便利屋

困っている人をサポートすることを生業としているので、遺族の要望に添った仕分け・整理をしてくれることでしょう。

ただし遺品整理だけでなく幅広いサービスを行っているため、実績や経験が少ない場合があります。また、買い取りや廃棄物処分など専門的な分野にどこまで精通しているかはその業者次第となります。個人事業主の場合は特に見極める必要があります。

リサイクルショップ

不用品をたくさん買い取ってくれて、お得に遺品整理をすることができると思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。安く仕入れて高く売ることで利益を出すビジネスモデルですので、判断基準は「金目になるかどうか」。相場よりも安く買い叩かれてしまうこともあるとか。物によっては遺品整理専門業者の方が高く買い取るケースもあるそうです。

リサイクルショップ業者にとっては、遺品が大切なものであるかどうかや、遺族の想いは関係ありません。質の悪い業者に当たってしまうと、お宝探し気分で立ち入られることになってしまいます。

その他に、不用品をフリマアプリやネットオークションで人に譲るという手段もありますが、一つひとつ手間が大きく、労力と時間がかかります。細かな整理から、大型の荷物の搬出まで、すべてを任せることができるのが遺品整理の専門業者のメリットです。

では、業者の選び方のポイントがわかったところで、次は実際に遺品整理を依頼する時の流れについて解説いたします。

遺品整理の流れ

遺品整理の基本的な流れを解説いたします。ここでご紹介するのは遺品整理・生前整理専門業者 株式会社レリックでの例になりますので、業者によって多少異なる場合があります。

事前のお打合せ

    1. お問合せ
    2. 現場訪問し、ヒアリング・お見積り
    3. ご契約

お問合せいただいた後、現場を訪問させていただき荷物の量や、搬出経路から料金の見積もりをいたします。また、捨てずに探し出して欲しい想い出の品物や貴重品について詳しくお話をお伺いいたします。

作業内容や料金にご納得いただきましたら注文書へサインをいただき契約となります。ご希望に合わせて遺品整理を行う日時を調整させていただきます。

作業当日の流れ

    1. 作業前のお打合せ
    2. 作業前の養生
    3. 仕分け・貴重品や想い出の品物の探索
    4. 梱包・搬出・積み込み
    5. 清掃
    6. 貴重品・想い出の品物の確認
    7. 室内チェック・お引渡し・精算

作業に入る前に、建物や通路の養生や、近隣住民の方への配慮などを行います。荷物の仕分けを行い、貴重品、想い出の品物、ご家族様に確認いただく品、不要な物に選り分けていきます。不要な物も、寄付できそうな物、リユース品、リサイクル品(紙・金属・プラスチックなど)に分別します。

遺品整理の作業の様子

仕分け、搬出後は室内の清掃をしっかりと行います。拭き掃除、掃除機掛けはもちろんのこと、ベランダや水回りも清掃いたします。

遺品整理作業後の水回りの清掃

作業終了後、貴重品や想い出の品物や、判断に迷う品をご確認いただきます。買い取りできるものがありましたら見積りから差し引いてご精算させていただきます。

遺品整理・生前整理について
問い合せる

お電話の場合は0120-907-802(24時間・年中無休)へお気軽にご相談ください

遺品整理専門 株式会社レリックの9つの強み

今回、遺品整理の基礎知識について解説いただきました神野敏幸さんに、株式会社レリックで取り組んでいらっしゃることをお伺いしました。

遺品整理のプロ 株式会社レリック代表取締役 神野 敏幸氏とLife.(ライフドット)編集部

遺品整理業界の実情

以前よりも終活に関する世間の関心が高まった影響で、遺品整理・生前整理のご相談は増えています。そのニーズの高まりに比例して、業者の数も増えてきています。

誰でも遺品整理業に新規参入できてしまうので、個人事業主の方や、知識や技術がない業者が横行してしまっている状況です。残念ながら、違法な処分や、遺品の窃盗、お客様への説明不足による追加料金や高額請求などのトラブルも増えてしまっています。

株式会社レリック 9つの強み

そんな状況の中でもお客様に安心、満足していただけるよう、当社では下記の9つの取り組みを行っています。

  • 丁寧な仕分け
  • 無駄にしない精神
  • 社会貢献
  • 自社内で遺品の合同供養を実施
  • 明朗な見積書・追加料金なし
  • 荷物の整理・処分だけではなく清掃まで行う
  • 見積もり担当者が作業責任者となる
  • 作業を行うスタッフはすべて自社社
  • 女性スタッフも在籍

丁寧な仕分け

一つでも多くの想い出の品物を見つけ出して、遺されたご家族にお届けしたいと思っています。

資源を循環させる無駄にしない精神

故人様の遺品をなるべくゴミとして焼却・埋め立て処分にしないよう、リユース(再使用)、リサイクル(再利用)を優先するようにしています。

社会貢献

まだ使用することができる家財の一部は行政やNPO団体を通じて生活困窮者へ寄付をしています。お客様の処分費用の負担削減も兼ねて行っています。

自社内で遺品の合同供養を実施

自社内に祭壇を設けており、僧侶を呼んで遺品の合同供養を行っております。そのまま捨ててしまうには忍びない、人形、お手紙、位牌などをお預かりさせていただきます。
遺品整理で出てきた物を合同供養するための祭壇

明朗な見積書・追加料金なし

遺品整理にかかる費用(オプション料金含む)、買い取り金額、内訳、作業内容など、必要な物すべてを見積書に明記しています。見積書の内容に沿って当日の作業を行いますので、基本的には追加料金はかかりません。

荷物の整理・処分だけではなく清掃まで行う

搬出した後のお部屋の清掃も行っています。お一人暮らしの賃貸物件の場合、大家さんへの引き渡しの際に少しでも敷金礼金が返ってくるようにきれいに清掃させていただきます。

見積もり担当者が作業責任者となる

お見積りの際にしっかりとヒアリングしたスタッフが、当日の作業責任者として細かく丁寧に対応させていただきます。ご家族のお気持ちやお考えを受け取り、作業に当たらせていただきます。

作業を行うスタッフはすべて自社社員

外部セミナーで学んだり、定期的な社内勉強会を行うなど、遺品整理の知識やスキルアップを日々行っています。遺品整理士などの資格取得にも取り組んでいます。

女性スタッフも在籍

お客様がご希望される場合は、女性スタッフが対応可能です。

遺品整理に対する思い・今後の展望

2015年に一般社団法人 家財整理相談窓口を設立し、家財整理業界の健全化はもちろんですが、安心して任せれる業者選びのポイントとして、全国各地で適切な情報を発信していっております。

未だ、家財整理業界としての法整備が整っていないことから、関係省庁への提言や、ガイドライン作成に力を入れていきたいと思います。

そのためには、遺品整理のサービスについて、業界内だけでなく、消費者であるお客様にも正しい理解や認知を広げていきたいと思っています。

株式会社レリック

株式会社レリックのロゴ

遺品整理・生前整理(想い出整理)・空き家整理・相続支援整理・特殊清掃・除菌脱臭・合同供養・古物買い取り・ハウスクリーニング・リフォームなどを行っている専門業者。

遺品整理の作業風景

https://www.ihinseiri-relic.com/

所在地:愛知県東海市名和町一番割上84番地4
フリーダイヤル:0120‐12‐4488(24時間年中無休)

遺品整理・生前整理について
問い合せる

特殊清掃や除菌脱臭に使用する薬剤と機材

遺品整理だけでなく、特殊清掃や除菌脱臭にも専門知識を持っている会社です。現場で使用する薬剤や機材を見せていただきました。

【プロが回答】遺品整理についてよくある質問

遺品整理に関するよくある質問について、株式会社レリックの代表取締役 神野 敏幸さんに詳しく教えていただきました。

株式会社レリック 代表取締役 神野 敏幸氏

自分で遺品整理はできないの?

自分で遺品整理を行うには、粗大ゴミの処理、リサイクルショップでの買取、フリマアプリやネットオークションの利用など様々な方法があります。

ただ、一つひとつに手間暇がかかることと、自分達では大型の家財道具の搬出や運送が困難であるため、専門業者の手を借りるのが最もスムーズです。

費用を安く抑えるポイントはある?

自分でできるところまで整理をしておいたほうが、遺品整理の費用が安くなるのでは?とお考えになる方が多いのですが、そういうことはありません。むしろご自身での仕分けは行わず、お部屋をそのままの状態でご依頼いただくほうが良いです。

お客様自身が「必要」「不要」という目線で荷物を整理をしても、遺品整理士によって再度細かな部分に見落としはないかを必ず確認しますし、リユースやリサイクル、買取ができないかチェックもすることになります。

費用を安くするポイントは、処分予定のお布団を自分で捨てることです。遺品整理は荷物の物量で料金が決まります。仕分け作業の必要がなく、体積がかさ張るお布団は、粗大ゴミとして処分しておいたほうが安上がりです。

まとめ

  • 不用品処分=すべてをゴミとして捨てる
  • 遺品整理=必要なものを残し、不要なものを適切に処分する
  • 遺品整理の最も多い依頼理由は「身内が亡くなり、遺品整理をしようとも何から手を付けていいのかわからない」から
  • 基本料金は、整理する荷物の量(立方メートル)×単価で決まる
  • 万が一業者が不法投棄を行った場合、お客様に「排出者責任」が及ぶ
  • 「安い」「早い」「分からない」見積りには要注意

大切な家族が亡くなった後は、葬儀の手配やお墓の準備や相続などやるべきことがたくさんあります。人の死にまつわるこれらの出来事は、人生のうちで何度も経験することではありません。知識がない中で手配を行わなければならず、手間や気苦労がかかるものです。

後悔のない遺品整理を行うために、業者選びを行ってください。

遺品整理・生前整理について
問い合せる

お電話の場合は0120-907-802(24時間・年中無休)へお気軽にご相談ください