香典の金額相場から渡し方までをわかりやすく解説!恥と迷惑をかけたくない

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香典袋と黄色の菊

お葬式に持参するお香典。
こちらの気持ちを表すものであり、遺族の気持ちを慰めるものでもあるために失敗は許されません。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 「どんな香典袋を用意すればいいの?」
  • 「香典袋にはどう書けばいいの?」
  • 「宗派による違いや決まりはあるの?」
  • 「どれくらいの金額を包めばいいの?」
  • 「香典辞退されたけどどうすればいい?」

この記事では、香典の取り扱い、準備の仕方から渡し方だけでなく、金額の相場についても分かりやすく解説します。

香典とは

香典とは、亡くなった人を悼む想い、いわゆる「弔意」を表す方法の内の1つです。
現代では、香典袋に紙幣を包み、喪主や遺族に差し出します。

しかし、昔はお金ばかりとは限りませんでした。
香典に「香」の文字が使われているのは、お香を供えていたことの名残ですし、「典」の文字は霊前に供える金品全般を指す言葉だと言われています。

また、弔意の表し方は香典以外にも、弔問、弔電、供花、供物などがあります。

香典を渡すタイミング

香典はどのタイミングで喪主に差し出せばよいのでしょうか。場面別にまとめました。

通夜または葬式(告別式)に参列するときは受付に差し出す

通夜や葬儀に参列すると、式場内に受付が設置されています。
会葬帳(芳名帳)や会葬カードに記帳をし、受付係に香典を差し出しましょう。

受付が設置されていない場合

もしも参列先に受付がない場合は、喪主に直接手渡しましょう。
最近は、小規模の葬儀が増えているために、受付を設置しないこともあります。
家族葬であれば、参列者の人数が少なく、喪主がそれぞれを把握できるため、受付を作る必要がないのです。

また、直葬(火葬式)では、遺族も参列者も火葬当日に火葬場に集合します。
火葬場は公共施設ですから、個別に受付を設けることができません。
香典を渡すタイミングは、参列してすぐ、挨拶を交わす時がよいでしょう。

葬儀後に直接

葬儀後に不幸を知った場合は、直接喪主や遺族に手渡しましょう。
家族葬が主流となっている時代です。
葬儀が済んだあとに、事後報告として訃報が流れてくることも少なくありません。

喪主に連絡を取り、香典を差し出したい旨を伝えましょう。
自宅に弔問に伺うのもよいでしょう。
弔問が難しい場合は、現金書留で送る、お供えのお線香に同封して送るなどの方法があります。

法要(法事)のとき

法要でも香典は持参します。
法要の参列者は数も限られ、近しい親族がほとんどでしょうから、喪主に直接手渡しましょう。

タイミングはさまざまですが、訪問後すぐに渡すのがよいでしょう。
地域によっては、祭壇の経机に置くなど、その地域独特の慣習もあるようです。

通夜でも葬儀でも、渡す香典は同じもの

通夜と葬儀の両日ともに参列する人は、そのいずれかで差し出せばよいでしょう。

また、通夜でも葬儀でも、包む金額、選ぶ不祝儀袋、表書きの書き方は同じです。
最近の葬儀では通夜の時に香典を差し出すことが多いようですが、ひと昔は葬儀の時が正式と考えられていたようです。

これは、かつての通夜が儀式としての側面が弱く、お悔やみの人が集まる場だったからで、2日目の葬儀告別式こそが本当の儀式だと認識されていたからだと思われます。
いずれにせよ、喪主や遺族は、どちらで香典を差し出しても気にはしないでしょう。

表書きも区別はされていない

通夜に差し出す場合も、葬儀に差し出す場合も、表書きは「御香典」や「御香料」など、同じ文言で構いません。
出すタイミングによる区別はありません。

香典金額の相場は相手との関係性で決まる

香典の金額は実に悩むところですよね。
これは、香典を差し出す側と故人との関係性によって異なります。

また、香典はいわゆる「お気持ち」ですので、決まりや相場はあってないようなものです。
香典の金額を故人との関係性別にまとめました。
あくまでも1つの例として、参考にしてみて下さい。

会社の同僚や部下の場合

  • 5,000円〜10,000円
    会社の同僚や部下ということは、かなり若くして亡くなることを意味します。
    働き盛りの人が亡くなるのですから、社内の、あるいはご家族の沈痛は察するにあまりあります。

    あくまでも気持ちのものなので、そこは付き合いの度合いや関係性を考慮しましょう。
    また個人ではなく、部署全体でまとめて香典を用意することもありますので、その場合はまわりと合わせるのが良いでしょう。

知人・友人の場合

  • 5,000円~10,000円
    あくまで相場です。
    知人や友人というのもプライベートな側面が強く、相場が出しづらいというのが正直なところです。

    筆者の友人は、彼の幼馴染が妻子を残して若くして亡くなってしまったときに、「5万円ほど包んだ」と言っていました。

    故人とどれほどのかかわり合いを持っていたか、あるいは香典を出す側の予算の都合などによって、包む額は異なります。

親戚おじ・おばの場合(自分の家族)

  • 10,000円〜30,000円
    これは、香典を出す側の年齢にもよります。
    20代や30代では10000円。それを超えると20,000円や30,000円が相場でしょう。

義理の家族の場合(夫もしくは妻の家族)

  • 30,000円〜100,000円
    義理の家族、特に義父母の葬儀の時には手厚くするのが理想です。

    その他、配偶者の家族の場合は両親ほどにする必要はないかもしれませんが、両家のつながりをより強固にする意味でも、きちんとした対応が求められます。

祖父母の場合

  • 10,000円〜30,000円
    祖父母は自身の家族です。つまり、自身も喪主や遺族側の人間です。
    お香典の準備ももちろんですが、むしろ供養の面で喪主をサポートしましょう。

同僚や知人・友人の家族の場合

  • 3,000円〜5,000円
    故人が自分自身とかかわり合いがあったわけではありません。
    むしろ、同僚や友人を慰めるために、香典を包みましょう。

法要で渡す香典の相場

法要に参列するときにも香典を持参します。
法要だけの参列であれば10,000円前後でよいでしょう。
ただし、法要後の食事の用意をしてもらっているのであれば、20,000円〜30,000円くらいが相場でしょう。

宗教・宗派別!香典袋の選び方・表書き・お金の包み方

香典は、香典袋に包み、表書きは参列の状況によって書き方が異なります。
それぞれの場面別にまとめましたので参考にしてみて下さい。

宗教がわからない場合

  • 不祝儀袋
    宗教が分からない場合は、白無地の不祝儀袋を使いましょう。
    蓮の絵や十字架など、宗教が特定できるものを避けておけば安心です。
  • 表書き
    どの宗派でも使えるとされているのが「御霊前」です。
    仏教、神道、キリスト教でも用いることができます。
    ただし、厳密なことを言うならば、浄土真宗では「御霊前」は用いません。

    宗派の教えとして「霊」の概念がないからです。
    もしも参列先が浄土真宗で葬儀をすると分かっているのであれば、「御香典」や「御仏前」としておきましょう(詳しくは後述)。

仏教・仏式の場合

  • 不祝儀袋
    二度と同じことが起きてほしくないということから、結び切りの水引を用います。色は黒白か双銀。
    10,000円超えるようでしたら水引のものを、5000円までであれば印刷のものでもよいでしょう。
    香典のしきたりや地域や慣習によっても異なりますので、それに倣いましょう。
  • 表書き
    仏式の葬儀と分かっている場合は「御香典」「御香料」などを用います。
    また、「御霊前」という表書きでも問題ありません。

    ただし、浄土真宗では「御霊前」はふさわしくありません。
    というのは、「臨終即往生」と言われている浄土真宗の教えに「霊」の状態がないからです。
    阿弥陀仏を信じる者は亡くなると等しく極楽浄土へと往生できると考えるために、「御仏前」として包みます。

神式の場合

  • 不祝儀袋
    白無地の不祝儀袋を用いましょう。蓮柄のものは避けましょう。
    双白の水引を用いますが、もしもなければ双銀でも問題ありません。
  • 表書き
    神式の葬儀では「御玉串料」や「御榊料」などと書きます。
    神式では焼香をせずに、玉串(榊の枝で白い紙を垂らしたもの)を置いて弔意を表すからです。

    また「御霊前」でも構いまわないでしょう。
    「御霊」とは「みたま」と読み、本来は神道の概念ですから、失礼にはあたらないでしょう。

キリスト教式の場合

  • 不祝儀袋
    十字架や百合が印刷されているものを用います。
    急いでいて見つからない場合は、白無地の双銀でもよいでしょう。
  • 表書き
    キリスト教の葬儀の場合、カトリックは「御ミサ料」、プロテスタントの場合は「お花料」や「献花料」と書きます。
    キリスト教の葬儀では、弔意を表す作法として献花を執り行います。

香典の渡し方

それぞれの場面での香典の渡し方をまとめました。
所作なども含めて参考にしてもらえればと思います。

葬儀場(通夜・葬式・告別式)で渡す場合

芳名帳などに記帳を師し、受付に香典を差し出しましょう。
「このたびはまことにご愁傷さまでございます」という一言を添えて、ふくさから不祝儀袋を取り出して手渡します。

後日遺族へ渡す場合

自宅への弔問の際は、仏間に上がらせてもらい、お香典を喪主に手渡ししてから故人に手を合わせましょう。
訪問の際は必ず事前に迷惑にならない時間帯を確認し、長居しないように努めましょう。

郵送にて香典を渡す場合

香典は現金書留で送りましょう。
香典の紙幣は不祝儀袋に入れて、お悔やみの添え状を同封します。

法要・法事のときに渡す場合

法事の時は、会場(自宅や寺院)に集合した時の喪主に直接手渡しましょう。

香典を辞退されてしまったときの対応

家族葬が増え、弔問や香典を辞退する人が増えています。
香典は、本来は助け合いが習慣化したものでした。

「このお金で故人の好きなものを供えて下さい」
「遺族の負担の足しにしてください」
しかし、参列や弔問を控える家族葬が普及することで、同時に香典の受け渡しも見られなくなってきたのです。

香典以外の弔意の表し方

香典以外にも、弔問や弔電や供花など、弔意の表し方はたくさんあります。
遺族側が何を辞退しているかを、きちんと見極めましょう。

  • 香典辞退
    香典以外の弔問や供花などで弔意を表しましょう。
  • 供花供物辞退
    お花や果物などのお供えを辞退しているので、香典は問題ないでしょう。
  • 御厚志お断り
    これら一切を受け付けないということです。

香典を渡すかどうか悩む場合

あまり親しくない方の訃報を耳にしたときの対応は悩みます。
もしも葬儀に参列するのであれば、香典は持参しておいた方がよいでしょう。

個人で出すことに抵抗がある場合は、複数人で出し合って、合同で香典を包むのも方法です。
普段の人間関係では様々なことがあるでしょうが、葬儀の時は割り切ってお悔やみを述べるのもよいかもしれません。

この記事のまとめ

いかがでしたか?

香典は、こちらの想いを乗せて、遺族の心を慰めるためのものです。
しきたりや作法を守ることももちろん大切ですが、喪主や遺族に手渡すときに想いを伝えれば、きっと喜びや慰めとなるでしょう。

それでは、この記事のポイントをまとめます。

ここがポイント

  • 香典とは、お金を包んで遺族の気持ちを慰めるためのもの
  • 香典以外にも、弔意の表し方には、弔問や弔電や供花や供物などがある
  • 葬儀に参列した時は受付に差し出す
  • 受付がない場合は喪主に手渡す
  • あとから不幸を知った時には、現金書留や、お供え物と一緒に送ることもできる
  • 通夜と葬儀の2日ともに参列する場合は、そのいずれかで差し出せばよい
  • 香典の金額は、相手との関係性などによって決まる
  • 宗教が分からない場合は、白無地の不祝儀袋に「御霊前」と書くのが無難
  • 宗教が分かる場合は、それに準じた香典袋を用意し、表書きを書く
  • 香典を辞退されたら、遺族の意思を尊重する

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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