家族葬でも弔電は送って大丈夫?送り方・例文・おすすめサービスを紹介

【家族葬 弔電】アイキャッチ画像

「弔電(ちょうでん)」とは、お悔みの気持ちを遺族に伝えるために送る電報のことです。

遠方に住んでおり葬儀に間に合わないときや、家族葬に招かれたにも関わらず体調を崩していて参列できないときなどに、弔電を送ることで心を示します。

この記事では以下の疑問を解消

こんな方におすすめ

  • 家族葬のときに弔電は送ってもいい?
  • 弔電を送るタイミングはいつ?宛先は?
  • 弔電の例文を知りたい!

なお、弔電について詳しく知りたい人は、「弔電とはどんなもの?そのなりたちやマナーについて」をご覧ください。

※「弔電」とは一周忌などの法要に送るものも該当しますが、ここでは特記しない限りは「通夜~葬式・告別式に送るもの」と考えてください。

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この記事の目次

  1. 家族葬や密葬の場合「弔電」は送ってもよい?
  2. 家族葬で「弔電」を送るタイミングと送り先
  3. 家族葬での「弔電」の送り方
  4. 家族葬に送る弔電の例文
  5. 弔電・お悔み電報サービスを利用すると良い
  6. 会社から家族葬の弔電を送る場合
  7. 供花や供物より相手に気を使わせないのが「弔電」
  8. 家族葬の弔電についてまとめ
  9. 監修者コメント

家族葬や密葬の場合「弔電」は送ってもよい?

葬儀の案内状

家族葬の場合でも、基本的には弔電は送っても問題ありません。

家族葬や密葬の場合、ごく限られた範囲の人にしか声を掛けないため、声を掛けられなかった人は葬儀に参列することができません。

「呼ばれなかったけれど、弔意を示したい」「会社関係の人間として報告を受けた。ご家族の気持ちを優先するが、会社として何もしないわけにはいかない」などのような気持ちを抱えている人は、弔電を送ることをおすすめします。

「家族葬の場合は、物を贈ってはいけない」と考えている人もいるかもしれません。

たしかに供物や供花は、ご家族が受け入れていない限りは贈ってはいけないものです。

贈る場合は、まずは葬儀会社に電話をしてご家族のご意向を確認しなければなりません。

しかし弔電の場合は、ご家族から明確に「弔電辞退」のご意向が示されていない限りは贈っても問題ありません。

これは、弔電の持つ特別な性質によります。

基本的には、ご家族は「頂いた弔意」に関しては「お返し」をしなければなりません。不祝儀や供物・供花を受け取った場合は、それの2分の1~3分の1程度のお返しをします。このような手続きに手間をとられるのは、ご家族にとって負担となかねないのです。

しかし弔電は「手紙」と似た性質を持つものですから、お返しの必要がありません。

また、弔電は供物や供花とは異なり、場所を取ることもありません。

一般的な弔電のマナーについて知りたい方は以下の記事もご覧ください。

家族葬で「弔電」を送るタイミングと送り先

家族葬で弔電を送るタイミングを見ていきましょう。

通夜・告別式の前に葬儀会館に送る

葬式に花輪を用意

弔電は、基本的には通夜や葬式・告別式に間に合うように送ります。
(より厳密には2~3時間ほど前につくのが理想です)

弔電は訃報を知った直後のタイミングに出しましょう。通夜は故人が旅立った翌日に、そして葬式・告別式は通夜の翌日に行われることが多いため、迅速に動かなければ間に合いません(ただしご家族や葬儀ホール、火葬場の都合で2日目以降に通夜が行われることもあります)。

また、家族葬の場合は一日葬といって、通夜を省いて葬式・告別式だけを行うやり方を選ぶ場合もありますから、早めに届くように心がけたいものです。

弔電の締め切りは、弔電を扱っている会社やサービスによって異なります。

基本的に当日の午前中までに送ることができれば、ほぼ確実にその日のうちに着くかと思われます。

心配な場合は、電話などで問い合わせてください。特に「北海道から沖縄に」などの場合は確認をしておくと安心です。

間に合わない場合は後日自宅に送る

「家族葬であることは聞いていたが、どうしても弔電が葬儀開始の時間に間に合わない」という場合は、後日自宅に送る方法があります。

ただしこの場合、以下2つの様に専門家の間でも考えが分かれます。

  • 後日に弔電を送るのは失礼になる。なぜなら弔電とは取り急ぎ送るものだからだ。
  • 後日に弔電を送っても問題にはならない。後日に送る用の文面もある。

    どちらの意見だけが正しく、どちらかの意見が間違っていると判断するのは危険なことです。

    ただこのように意見が分かれた場合、「マナー違反とする説」にのっとった方が、万事に失礼はありません。

    そのためどうしても、葬式・告別式に弔電が間に合わない場合は、後日「手紙」を喪家にお出しする方が無難でしょう。

    丁寧にお悔やみの言葉を述べ、故人のお人柄に触れて故人への感謝の気持ちをつづりましょう。また、ご家族の心と体をいたわる言葉も添えるとよいでしょう。

    弔電は「送ることが目的」ではなく、「弔意を伝えることが目的ですから手紙でも問題ありません。

    続いては家族葬の「弔電」の送り方について紹介します。

    家族葬での「弔電」の送り方

    家族葬に弔電を送る場合は、まずはご家族のご意向として「弔電辞退」が示されていないかを確認します。

    供物・供花・香典(不祝儀)に比べれば、弔電は「辞退」の意向が示されることは少ないといえますがまずはこれを確認してください。

    弔電辞退の文字がなければ、弔電を送ってしまって構いません。

    届ける日時を明確にする

    弔電を送る場合には、届ける日時と場所を明確にしなければなりません。

    基本的には家族葬の場合、「日時と場所が明示されていれば足を運んでも構わない」と言われていますが、「会社を休むことになるから、一応家族葬の日時と会場についてはお伝えしておきたい。ただ、あくまで『家族葬』なので、会社の人の参列は遠慮したい」と考えている人もいるでしょう。

    親族や友人の立場で伝えられたのならば参列を検討するべきですが、会社関係などの場合は(直接「参列をお願いいたします」などのように言われていない限りは)弔電ですませるのもひとつの思いやりだと思われます。

    届ける日時が明確になっているのであれば、すぐに手配をして迅速に送ります。

    特に、以下2つについては迅速な対応が求められます。

    • 亡くなったその日のうちに通夜を行い、翌日にすぐに葬式・告別式を行う場合
    • 会社の所在地(や自分の住所)葬儀場が離れている場合

    【注意】葬儀の後に届かないよう注意する

    弔電は、「迅速に、かつ簡易的に弔意を伝えるためのもの」です。このため、通夜や葬式・告別式の後に届くことは原則として避けなければなりません。

    今よりも交通網が整っていない時代で、電話も一般的ではなかった時代、手紙を超える速さで相手に弔意を伝えることのできる電報は、そのスピーディーさで非常に重宝されました。

    現在はインターネットやSNSで手軽にメッセージを伝えられるようになりましたが、それでも弔電の文化は今も生き続けています。

    「葬儀の後に、葬儀に間に合わなかったお詫びの文面を入れた弔電」を送っても良いとする説もありますが、「迅速に伝えるためのもの」ということを考えれば、葬儀後に送るのは手紙などにしておいた方が無難だと思われます。

    届け先住所を確認する

    家族葬でも一般葬でも、届け先として指定する住所は「葬儀会場」です。

    「ご家族(故人)の家」ではないことに注意してください。

    これにはいくつかの理由が考えられます。

    まず1つめに、「ご家族(故人)の住所がわかっていなくても送ることができる」という点です。

    弔電はもともと、「家族葬に招かれるほど親しい関係ではないが、弔意を示したい人」が送るものでもあります。また、「親しく付き合っている友人だけど、年明けのお祝いはいつもSNSだったので住所は知らない」ということもあります。

    もちろん親しく付き合っており住所も知っている場合もあるかとは思いますが、現在はこのようなケースも決して珍しくありません。

    そのような関係性であっても、「葬儀会場」を対象とするのならば弔電を送ることができます。

    もう1つは、「ご家族がそもそも家にいないことが多い」という点です。

    通夜~葬式・告別式のときはとても忙しいものです。ご家族が家に戻られるのは、葬式・告別式の後の火葬、そして繰り上げ法要、さらにその後の食事が終わってからです。

    このため、弔電を家に届けられても、それに気づくのは法要後の食事が終わり帰宅してからとなります。

    弔電は「相手の住所を知らなくても、葬儀会場あてにすることで受け取ってもらえるもの」であると同時に、「相手の住所を知っていても、確実に受け取ってもらうために葬儀会場あてに送るもの」でもあるのです。

    宛名を明確にする

    家族葬の場合、弔電の宛名は喪主の名前となります。

    「住所」は「葬儀会場あて」となりますが、「名前」は「葬儀会社」ではない点に注意してください。

    葬儀会場では毎日多くの葬儀が行われています。同日に、同会場で、違う家の葬儀が行われることも決して珍しくありません。

    そのため、葬儀会社(葬儀会場)あてに送ってしまうと、どちらのご家族向けなのかが分からなくなってしまうからです。

    一般葬の場合、必ず喪主の名前が書かれています。しかし家族葬の場合、そもそもが「静かに行う葬儀であること」から、喪主名が分からないこともあります。

    この場合は、「〇〇家ご遺族様」「(故)〇〇ご遺族様」とするとよいでしょう。

    なお家族葬以外の場合は葬儀委員長などにあてて送ることもありますが、家族葬ではこの点は考慮しなくて構わないでしょう。

    本文を考える・決める

    本文の詳細や例文は次以降の項目でお話ししていきますから、ここではその基本的な注意点・マナーについて解説します。

    【注意①】忌み言葉は使わない

    「忌み言葉」は避けるのがマナーです。この「忌み言葉」は、葬儀に参列するときと共通のものです。

    1. 不幸を強く連想させる言葉
      「苦しむ」「追う」「四」「九」など

    2. 悲しみが重なることを連想させる言葉
      「またまた」「再三」「重ね重ね」など

    3. 直接的に生死を指し示す言葉
      「生きているとき」「御生存中」など

    これらは、「こんな言葉使わないだろう」と思うものです。しかし良かれと思って使った言葉が、これらの忌み言葉に当てはまることもあります。たとえばキリスト教の人に、下記のような文章を送った場合などです。

    「突然の訃報で、深い悲しみのなかにおります。御生存中、闘病中の苦しみのなかにあっても、常に笑顔を絶やされずに過ごした〇〇様は、私たちにとって太陽のような存在でした。頂きましたご恩に重ね重ねお礼申し上げます。ご家族様のお心とお体がどうか休まりますよう、そして○○さまが成仏されますよう、心よりお祈りしております」

    【注意②】信仰している宗教に添った文章にする

    「ご冥福をお祈りします」という言い回しは「万能のお悔やみ言葉」ではありません。「冥福」は仏教の考え方であり、キリスト教や神式では使いません。

    またキリスト教では「死」を「悲しみ」とはとらえないので、過度に悲しみを強調した文章を入れることは控えます。

    ちなみに、「安らかな眠りをお祈りする」などの言葉は、宗教によらず使えるので便利です。

    【注意③】くだけた文章は控えるのが無難

    親しい友人が亡くなったり若い人が亡くなったりした場合、普段使いの言葉で見送りたいと考える人もいるでしょう。この考え方自体は否定されるものではありませんが、弔電は多くの人の前で披露されるものです。

    そのため、くだけた文章は控えるのが無難です。

    では実際の例文を見ていきましょう。

    家族葬に送る弔電の例文

    弔電挨拶

    ここでは以下3つをご紹介します。

    • もっとも基本的な文例
    • 宗教色がない文例
    • オリジナル文例

    例①もっとも基本的な書き方 

    ▽想定するケース
    • 仏式の葬儀
    • 喪主にとって父にあたる人が亡くなった

    基本的な書き方を取る場合、宗教上のお悔やみの言葉や個人の人柄に触れる文章は、比較的簡潔にまとめあげられるのが一般的です。


    ▽例文

    「御逝去を悼みまして、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」

    「御尊父様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみを申し上げます。ご家族様の深いお悲しみをお察し申し上げますとともに、謹んで〇〇様のご冥福をお祈りいたします」


    ▽解説
    ※「御尊父様」を「〇〇様」とすることもできます。

    ※句読点は、「つけるのが一般的」とする説と「つけないのが基本」とする説の両方があります。どちらのやり方をとっても構いません。

    例②宗教色がほぼない文例

    ▽想定するケース
    • 相手の宗教がわからない(又は宗教色をもたない葬儀)・喪主の父が亡くなった場合

    ▽例文

    「御尊父様の突然の報に接しまして、ご家族様のお心をお慰めするすべもございません。ご生前に賜りましたご厚情に深く御礼申し上げますとともに、御尊父様の安らかな旅路を衷心よりお祈り申し上げます」


    ▽解説
    「ご冥福をお祈りする」「死=悲しみである」などのような部分をほとんど入れず、故人の旅立ちとご家族へのいたわりを衷心とした文章にします。キリスト教でも神式でも仏式でも無宗教でも使える言い回しです。

    例③オリジナル文章

    ▽想定するケース
    • 近しい人や感謝を強く申し上げたい人が亡くなった時
    • 自分の言葉で弔電を打ちたい時

    ▽例文

    「〇〇様ご逝去の報に接し、大変驚いております。ご家族様をお慰めする言葉もございませんが、〇〇様が子どもたちに作ってくれたいなりずしは、今も子どもたちの大好物です。

    空に旅立たれた後も、〇〇様が遺してくださった思い出や温かさは、私たちの胸の中にあり続けます。いつでも優しく穏やかだった〇〇様の眠りが安らかなものでありますよう、子どもたちとともにお祈り申し上げます」

    ※送り主は、故人の甥の妻。甥はすでに故人であるため家族葬には出ないけれども、ある程度付き合いが続いている状況などを想定しています。


    ▽解説

    オリジナル文章にも一定のルールがあるので「弔電のルール(忌み言葉を使わない、それぞれの宗教に合った言い方を使うなど)」にのっとって書いていく必要があります。

    故人の思い出を文章に入れ込むことで、暖かみのある文章になります。

    家族葬の弔電は、凝った文面選んでも、一般的な文面を選んでも構いません。弔電とは心を示すものであって、文章の美しさを競うものではないからです。

    ただ、「家族葬の日時を知らされている」ということはある程度親しい関係であることが多いかと思われます。故人の人柄に触れた弔電ご家族の心に添うような弔電を送るのもよいでしょう。

    反対に「会社の慣例として開催日時や場所を聞いており、また慣例として弔電を送るようにしている」という場合は、ごく一般的な文面でも構わないかと思われます。

    なお、「弔電・お悔やみ電報サービス」には数多くの種類があります。

    次の章では、弔電・お悔やみ電報サービスの種類について紹介していきます。

    弔電・お悔み電報サービスを利用すると良い

    現在広く選ばれているのが、「ネットから申し込める弔電サービス」です。

    これは非常に便利なもので、24時間いつでも申し込むことができます。手元のパソコンから申し込みができるため、迅速さが求められる「弔電」においては、特に重宝されることでしょう。

    なお電報の種類は複数ありますが、基本的には「弔電」「お悔やみ」を選べば間違いないでしょう

    ただし、キリスト教では線香は使いませんから、相手がキリスト教だと分かっているのであれば線香のついたものは避けると良いかもしれません。

    NTTの「D-MAIL」

    NTTの「D-MAIL」は、非常に大きなメリットがあります。

    それが、「19時までに申し込んだ場合は、当日に配達ができる」ということです。これは、本記事で紹介する3つの弔電サービスの中でもっとも対応時間が長く、迅速さが求められる弔電においてはとてもありがたい特徴です。ちなみに19時~24時に申し込んだ場合は、翌日に届きます。

    おし花の台紙のものは500円(0円の台紙のものもありから利用可能です。

    刺しゅうを施した台紙、ブリザーブドフラワーや線香をつけたりすることができるほか、お盆を送ることもできるようになっています。

    手提げ袋のついたものなどは、「持ち帰ること」も考慮した弔電だといえるでしょう。

    落ち着いたデザインのものが多いのですが、知名度の高い会社がやっているサービスということもあり、D-MAILはかなり安定感のあるといえるでしょう。

    KDDIの「でんぽっぽ」

    「でんぽっぽ」は、KDDIが打ち出している弔電サービスです。

    最低でも1,500円からと少し高いような印象を受けますが、NTTD-MAILの場合は「メッセージ料金」として25文字までで660円、それ以降は90円ずつ加算されるのに対し、でんぽっぽの場合はメッセージ料金での加算はありません。

    このため、長いメッセージを送りたい人や、オリジナルの文面を送りたい人の場合はでんぽっぽの方が向いているでしょう。

    またでんぽっぽの場合は、「いつ届くか」が非常にわかりやすく記載されています。

    非常に豊富な文例を用意しているのはでんぽっぽの強みなのですが、文例は「立場別」には分けられているものの、「宗教別」などには分けられていません。そのため、「この文章で送ってよいかどうか」は、自分で調べて判断しなければなりません。

    なお当日中に届けることができるのは、「その日の14時までの申し込み」の場合です。その場合は、当日の19時までに手元に届くことになります。なお、「当日お急ぎ便」として、3時間以内に届けてくれるサービスもあります。こちらは有料サービスではありますが、「とにかく早く届けたい!」という場合には利用すると良いでしょう。

     「VERY CARD」

    VERY CARDは、佐川急便が提供する電報サービスです。

    でんぽっぽ同様文字数による加算がありません。送料込みの値段が表示されているため非常にわかりやすいのが特徴です。

    でんぽっぽの場合もっとも安いのが1,500円の台紙ですが、VERY CARD1,280円から送ることができます。しかも1,280円のものでも7種類もあり、より心に添った柄を選べるようになっているのです。

    同じ価格帯のものであってもバリエーションに富んでいるのは、VERY CARDの大きな魅力だといえるでしょう。

    VERY CARDはバリエーションが非常に豊富ですが、特に「線香や花などをつけない台紙」のバリエーションが多くそろっています。シンプルな弔電を送りたい人にはVERY CARDがおすすめです。

    VERY CARDは文例のバリエーションも多く、「キリスト教式」「英文」などの文例もそろっています。そのため、キリスト教や英文になじみのない人でも、これらの文章をきちんと作成することができるのが大きな魅力です。

    VERY CARDは14時までの申し込みで、即日配達が可能です。なお北海道などの場合で、かつ土日祝日にかかる場合は、「前日の申し込みであっても、18時までに送らなければ届かない」などの縛りがあります。

    弔電サービス早見表

    最低金額文字数による追加当日届けが可能な時間のリミット文例の種類と豊富さ
    D-MAIL500円文字数による加算あり14時まで文例は少ないが、宗教による違いや家族葬に特化した文例あり
    でんぽっぽ1500円なし19時まで、有料オプションで最短3時間で届けるサービスあり文例は少ないが、宗教による違いや家族葬に特化した文例あり
    VERY CARD1280円なし19時まで、地域や土日祝日にかかる場合は要確認豊富で立場別の文例があるが、宗教による違いなどには弱い

    弔電をご検討の方は、お悔やみの気持ちをお伝えする電報サービス【VERY CARD】 は当日・翌日のお届けが可能で、商品の種類も豊富です。
    是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。

    会社から家族葬の弔電を送る場合

    「従業員の家族が亡くなった。家族葬とのことなのでだれも参加はしないが、弔意は示したい」という場合で、ご家族が弔電辞退のご意向を示しておらず、さらに葬儀を行う場所や日時が分かっているのであれば、会社側から弔電を出しても構いません。

    会社から弔電を出す場合も、プライベートでの付き合いがある人へ出す弔電と「守るべきマナー」の点で違いはありません。

    • 忌み言葉は使わない
    • ご家族(故人)の信仰する宗教宗派に合った文言を選ぶ

    などの基本のマナーを守って送りましょう。

    ただ、会社からの弔電の場合は比較的シンプルで簡潔な文章が好まれやすい傾向にあります。

    たとえば以下のようなものです。

    「御尊父〇〇様のご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」

    なお従業員のご家族が亡くなったことの報告を受けた場合、「仕事のことは気にせずに休んでくれ」などの声を掛けることもあるかと思いますが、これらは「弔電」のなかには入れないのが基本です。

    供花や供物より相手に気を使わせないのが「弔電」

    供物や供花に比べて弔電は「相手に気を使わせない」という特徴があります。

    弔電は供物や供花とは異なり、基本的にはお返しを必要としないものだからです。

    供物や供花を送った場合、受け取ったご家族はお返しをしなければなりません。またそれを飾るためのスペースが必要となります。

    「手間を軽減したいから家族葬にした」「返礼品を考えたくないし、周りに気を使わせたくないから家族葬にした」というご家庭にとっては、このような手間は大きな負担となります。

    また家族葬は一般葬に比べて小さな会場で行われることが多いため、スペースの問題で頂いた供物や供花を飾れないこともあります。

    その点、弔電ならば場所をとりません。また弔電の場合は基本的にはお返しは不要(書面でのお礼だけでOK)ということで、ご家族の負担が少ないのです。

    家族葬を選んでいるご家庭に対しては、弔電を送る方がスマートだといえるでしょう。

    ただ、現在の弔電にはプリザーブドフラワーがついていたり、線香がついていたりするものもあります。特にプリザーブドフワラーの場合、1円を超えるものも珍しくありません。

    「弔電」が、お返しを必要としない文化である以上、このような品物がついていてもお礼状でお返しに代えてもそれほど問題ない、という意見もあります

    しかし、ご遺族が気を遣われる場合もありますので、弔電を選ぶ際には気を付けましょう。

    家族葬の弔電についてまとめ

    最後に、家族葬の弔電の要点をまとめていきます。 

    ▽家族葬の弔電の基本

    ・送るタイミング:葬式・告別式までには絶対に間に合わせるようにする。通夜の前に届けるのが望ましい。知らせを受けた時点で迅速に出すようにする。

    ・宛先:葬儀会場あてにする。

    ・宛名:喪主名がわかれば喪主名とし、わからなければ〇〇ご家族様、とする。


    ▽弔電サービスを使うとスムーズに送ることができる

    代表的な弔電サービスは以下の通り。それぞれの特徴を把握して選ぶとよい。

    最低金額文字数による追加当日届けが可能な時間のリミット文例の種類と豊富さ
    D-MAIL500円文字数による加算あり14時まで文例は少ないが、宗教による違いや家族葬に特化した文例あり
    でんぽっぽ1500円なし19時まで、有料オプションで最短3時間で届けるサービスあり文例は少ないが、宗教による違いや家族葬に特化した文例あり
    VERY CARD1280円なし19時まで、地域や土日祝日にかかる場合は要確認豊富で立場別の文例があるが、宗教による違いなどには弱い

    弔電は自分の気持ちを示し、故人やご家族をいたわるために送るものです。

    家族葬はどうしても参加できる人に制限がかかってきてしまいますが、「あなたの大切な人が亡くなって、私も悲しい」「旅立った人が安らかに過ごせるように祈る」「残されたあなた(ご家族)の心が少しでも慰められるようにと祈っている」という気持ちを込めて弔電を打つことは、決して悪いことではありません。

    弔電には150年以上の歴史があります。今よりもずっと日本各地の「精神的な距離」「足を運ぶために必要な時間」が大きかった頃から、弔電はずっと私たちの「弔いの気持ち」を支え、伝えてきました。

    葬儀のかたちが多様化し、弔いの気持ちへのお礼の伝え方が多様化していった今でも、弔電の文化が廃れ消えていくことはありません。


    監修者コメント

    監修者
    終活・葬送ソーシャルワーカー
    吉川美津子

    冠婚葬祭などでメッセージを送ることを目的とした慶弔電報がスタートしたのは1936年。それまで緊急連絡用として使われていたものが、次第に祝電用や弔電用以外、出番がなくなってきました。2003年の信書便法が試行されて以来、多くの民間業者が電報サービスを開始しています。各社オリジナルの台紙や花、ギフトなどラインナップを揃え、手紙に比べてフォーマル感があると好評のようです。弔電の場合は、台紙の種類が各社あまり違いがないのが残念なところですが、ブライダル用は華やかで種類も多くキャラクター電報もあります。
    弔電は葬儀の時だけしか使用してはいけないというものではありません。葬儀後、しばらくして訃報を知ったときに出してもかまいません。喪中はがきが届いたら、「喪中見舞い」として電報を送っても良いでしょう。

    墓じまいを検討されている方

    • 墓じまいはどこに相談するのかわからない
    • 複雑な事務手続きをやりたくない
    • 墓じまいにいくら必要なのか知りたい

    親族や知人などに墓じまいを経験した人がおらず、不安に感じる人もいるかと思います。
    また、今あるお墓を片付けることに抵抗感がある方もいるかもしれません。
    しかし、大切なのはお墓をきちんと片付け、あとの供養に繋げていくことです。

    ライフドットでは、墓じまいの複雑な事務手続きの代行、新しい墓地・霊園への引越しの提案までサポートします。
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