日本には、「慶弔のときに物やお金を頂いたら、その半分の金額でお返しをする」という風習があります。これを半返しといいます
葬儀における「香典(不祝儀)」にも、このような「半返し」の風習があります。

ただ、葬儀は多くの人にとって初めてのこと、あるいは慣れていないことです。そのため、「半返しをする」といっても、「何を、どのように返せばよいかわからない」という場合も多いことでしょう。

そこでここでは、

この記事ではこのような疑問の解消!

  • 半返しとは何か?
  • 半返しは、絶対にしなければならないものなのか?
  • 半返しはいつのタイミングで行うのが正解か?
  • 半返しにぴったりの品物とは何か?

などについて詳しく解説していきます。

「半返し」は、頂いた気持ちに対して、その気持ちに感謝しつつ自分の気持ちをお返しするものです。大切なマナーですから、ここでしっかりと、半返しについての知識を身に着けていってください。

香典返しの基本を確認したい方は、こちらをご覧ください。

「半返し」とは葬儀の際に頂いた金額の半分を目安としたお返しのこと

お金のことを考える老人

半返しとは、香典や供花・供物を頂いたときに、半額程度でお返しをすることをいいます。狭義の意味では、「2分の1の額のものを返すこと」をいいますが、「2分の1~3分の1の価格のものを返すこと」を、まとめて「半返し」とすることもあります。

これは、相手の気持ち(香典や供花・供物)に感謝して、そのお返しをかたちとして表す風習です。特段の事情がない限り、もらいっぱなしにならないようにすることが重要であるため、半返しの風習が生まれたのだと考えられます。

※なお、もともと「香典」という言葉は仏教用語であるため、厳密にはキリスト教や神式のようなほかの宗教では使いません。しかし「香典返し」に相当する言葉がほとんどないこと、また「香典返し」と呼応するようなかたちで「香典」が用いられることから、ここでは特段の事情がない限り、「不祝儀=香典」と記します。
また、「もともとは香典返しの風習がなかった」とされている宗教であっても、現在は「不祝儀を頂いたら、香典返しをする」としているところが非常に多いといえます。

半返しの由来と歴史

「半返し」の由来をたどると、昔の葬儀の在り方に行きつきます。香典は相互扶助の精神で生まれたものですが、かつての葬儀では、香典で葬儀の費用の半分程度をカバーしていたとされています。
そのため、そのときに余った香典を、「お礼」というかたちで、香典を出してくれた人に渡したことが、半返しの始まりだといわれています。

葬儀のかたちは時代とともに少しずつ変わっていっていますが、「半返し」の考え方は現在でも脈々と引き継がれています。

次の章では、「半返し」の金額について細かく見ていきましょう。

香典返しの金額は「半返し」より少ない場合もある

「半返し」という言葉を聞くと、「葬儀のときに香典や供花・供物を頂いた場合は、必ずその金額の半分を使ってお返しをしなければならない」と考える人もいるかもしれません。
しかしこの「半返し」は、あくまで、金額の「目安」です。実際には、「絶対に半額で返さなければならない」というものではありません。

半額ぴったりのものを選ぶのは少々大変ですし、多額の金額を頂くこともあるでしょう。また、地域によっても、お返しの金額に対する考え方は異なってきます。香典返しをもらった方も、その「実際の金額」を問うことはありません。

このため、半返しの考え方は、「マナーや目安としてはとても大切なものであるけれど、絶対的なものではない」と考えておいてください。

次の項目からは、特にこの「金額」「半返しが必須ではない状況」「地域性」について取り上げていきます。

香典の金額が多い場合は、3分の1より少ないこともある

香典を頂いた場合、基本は「半返しもしくは3分の1返しで、かつ区切りの良い金額」でお返しします。
10,000円ならば3,000円もしくは5,000円、30,000円ならば10,000円もしくは15,000円が相場となります。

ただし、香典を頂いても半額もしくは3分の1の品物で返す必要がない場合もあります。

たとえば、親族から頂いた香典の場合です。親族から頂く香典は、金額が非常に多くなる傾向にあります。特に血が近しい人や年配者の場合は、葬儀の香典だけで10万円を超えることも決して珍しくはありません。このようなときに、「絶対に半返し~3分の1でお返ししなければならない」となると、遺族(喪家)側に負担がかかります。このため半返し~3分の1返しにこだわる必要はありません。

対して、供花や供物の費用は、10,000円~20.000円がボリュームゾーンです。そのため、お返しの金額も、5.000円~10,000円程度が相場となります。供花や供物の場合は、すなおに半返し~3分の1返しをすれば問題ありません。

お返しの金額の上限は15,000円程度を目安とする

多額の金額の香典を頂いた場合、香典返しの上限額は15,000円程度だとされています。10万円を頂いたとしても、50,000円の香典返しを用意する必要はないのです(なお、あまりないケースではありますが、30,000円を超える供花・供物を頂いた場合も同様です)。

ただし、「あくまで半返しは半返し。きちんと返したい」「きっちり半返しを行うのが親族間の暗黙のマナーとなっている」「以前、私も立派な香典返しを頂いた」などのようなケースならば、きっちり半返しをして良いでしょう。この場合は、カタログギフトがおすすめです。現在は、「多額の香典を頂いたときに、多額の香典返しをするときに用いること」を想定したカタログギフト(50,000円~)も出ています。

ただ、その場合の香典返しでも、50,000円をひとつの基準とするようです。それ以上の金額でお返ししたいのであれば、複数の香典返しを組み合わせる必要なども出てきます。

地域によっては3分の1返しが主流であることもある

葬儀のかたちは、時代と地域によって異なります。香典袋の風習にも違いがみられるように、香典返しにも違いがみられます。

「半返しもしくは3分の1で返す」が基本ですが、東日本では特に「半額返し」が主流です。対して、西日本の場合は「3分の1返し」が主流となっています。

この2つは、どちらかが正しい・どちらかが間違っている、といえるものではありません。ただ、「生まれ故郷とは離れたところに住んでいる」という人などは、戸惑いやすい部分です。相場がわからず決めかねている……ということであれば、周りの人に相場を聞いてみましょう。周囲の人に聞きにくい場合は、葬儀会社のスタッフに相談すると安心です。

半返しが必要ない場合もある

香典や供花・供物には半返し~3分の1返しでお返しするのが一般的ですが、状況によっては香典返しを行う必要がないこともあります。下記に例をあげています。

  1. 遺児の養育に使うとき……一家の大黒柱が亡くなった場合
  2. 寄付をするとき……故人の希望により、香典を福祉団体などに寄付する場合
  3. 供花や供物を家族の名前で出すとき……喪主と生計を同一にする家族あるいは喪主の子どもなどの名前で供花や供物を出すとき。この場合は、一般的に喪主が供花・供物の費用を出すので香典返しも必要ない
  4. 香典返し辞退の意向を示されたとき……「香典返し辞退」の意向を示された場合。香奠の金額の多寡に関わらず、お返しは不要となる
  5. 社内規則などで受け取れないとされたとき……会社関係からの香典であり、「社内規則として受け取れない」とされた場合

このような場合は、後日香典の代わりに、挨拶状を送るのが一般的とされています。これをもって、お礼に代えることになります。ただし、供花や供物を家族の名前で出したときは、挨拶状も不要となります。

さて、このように「半返し~3分の1返しが基本となる」香典返しですが、現在では「香典返しの即日渡し」のかたちがよくとられるようになっています。
次の章では、香典返しを当日渡す「即日返し」についてご紹介します。

香典返しを当日渡す場合3,000円程度を目安とする

香典返しを当日渡すことを「即日返し」と言います。
「即日返し」の場合は、香典返しの品物にかける費用は、2,000円~5,000円が目安です。そのなかでも特に多いのは、おそらく3,000円のラインでしょう。

これは特に、家族葬ではない一般葬でよくみられるかたちで、「受付で、受付係が香典を受け取り、ご芳名帳に住所や氏名を記載していただいた後に、すぐに香典返しをお渡しする」というスタイルです。

この方法は「香典のボリュームゾーンである10,000円程度の香典に対して、後日に香典返しを手配する手間を削減できる」ということで最近では多く取り入れられている方法です。少なくとも今から15年前には見られた方法であり、葬儀をスピーディーに進めようと考える現在の考え方によくマッチしています。
また「香典返しを受け取る手間」を相手にとらせないため、香典を出す人にとってもありがたい風習です。

即日返しの場合、半返しを忠実に守ることは難しい

「即日返し」の場合、3,000円程度のものを用意するのが一般的です。これは、「香典の金額としてもっとも多いのは、5,000円~10,000円くらいの間であること」にのっとっています。つまり、「香典の額でもっとも割合が多いゾーン」に合わせて半返し~3分の1返しの品物を選ぶ……というわけです。

この即日返しは、相手が包んでくる金額を予想したうえで用意するものです。また、一般的ではありませんが、「相手の立場から推測して、多額の香典を包んでくると予想できる人に対しては多めの香典返し渡す」という方法もあります。

ただどちらにしても

  • 受付で、頂いた香典の額を確認するわけではない
  • 相手の立場によって香典返しを渡す場合は、受付の人が「相手はどのような人か」を正しく知っておく必要がある

という難しさがあります。

このため、即日返しの場合は忠実に「半返し」を守ることは不可能です。

香典返しの金額を詳しく確認したい方は、こちらをご覧ください。


次の項目からは、香典返しを行うタイミングについて紹介していきます。

香典返し(半返し)を行う時期・タイミング

お墓について考える夫婦

香典返し(半返し)を行う時期・タイミングは、以下の3つに分けられます。

  1. 即日返し+忌明けから1か月以内に追加の香典返しを行う
  2. 即日返しのみ
  3. 忌明けから1か月以内の香典返しのみ

一般的なのは「①:即日返し+金額に応じて後日追加の香典返し」

もっとも一般的なのは、「即日返しをして、さらに後日にお返しをする」という方法です。

即日返しの香典返しの場合、金額は3,000円程度が相場です。しかし3,000円ではまかないきれないくらい多額のお金を包んでくれる人もいます。このような場合は、後日、金額に応じた香典返しを改めて行う必要があります。

この方法の場合、「一般の参列者の方には、当日に返して終わりにすることができるので楽」というメリットがあります。多額の金額を頂いた人に対してのみ、後日に半返し~3分の1返しをすればよく、非常に管理がしやすいのが特徴です。
この場合は、「即日返しでお渡しした香典返しの金額を差し引いた金額」で選ぶのが一般的です。また、多額の香典を寄せてくれる人は、故人や喪主(遺族)と親しい関係にあるため、相手の好みを考えた香典返しを選びやすくなります。

また、それほど高くない香典を包んだ人にとってみても、「わざわざ送って頂く手間をとらせる必要がない」ということで気が楽です。

現在ではこのやり方がよくとられており、一般的です。

後日、半返しをする場合は忌明けから1か月以内に行う

「即日返しはせず後日に香典返しをするのみ」のときも、「即日返しをして、かつ金額の多かった人に対しては後日香典返しを行う」のときも、香典返しをおくるタイミングは同じです。

その「おくるタイミング」とは、「忌明けから1か月以内」です。

忌明けのタイミングは、宗教ごとで異なります。

  • 仏教……四十九日が一般的
  • 神式……五十日が一般的。三十五日とする場合もある。
  • キリスト教……厳密には、プロテスタントとカトリックで異なるが、1か月程度(プロテスタントは「1か月」、カトリックは「30日」)

なお、無宗教の場合はいつおくっても構いませんが、仏教や神式のかたちにのっとることが多いといえます。

ちなみに、「忌明け後に家に香典やお供えを持ってきてもらった」という場合は、金額が10,000円程度ならばその場で即日返し用の香典返しを渡します。

香典返しがない場合は、都度用意します。

詳しくは、「香典返しを送る時期はいつが一般的?マナーや宗教別の時期について解説」の記事を参考にしてください。

次の章では半返しに使われる品物についてみていきましょう。

半返しの品物は「キエモノ」がふさわしい

「半返し」「3分の1返し」といっても、現金をそのまま返すことはしません。遺族(喪家)側で品物を選んでお渡しすることになります。

即日返しの場合は、葬儀会社が案内するパンフレットから選ぶのが一般的です。後日お返しする場合は自分たちで手配することもできます。もちろん、葬儀会社に依頼することもできます。

特段の事情を除き、半返し~3分の1返しに使われる品物は、「キエモノ」を選びます。キエモノとは、「使ってしまえば終わりになるもの」をいいます。後に残らないため悲しみを引きずることがないと考えることができますし、好き嫌いが分かれにくいものでもあるので重宝されるのです。

また、これ以外にも、なんらかのいわれがあるものが選ばれることもあります。

キエモノの具体例

ここからは、半返し~3分の1返しの具体例を紹介していきます。

  • ハンカチやタオル、シーツ類……主に白色のものが選ばれる。故人が旅立つときの衣服の色であると言われている。また、たくさんあっても邪魔になりにくい。
  • 洗剤やせっけん……台所用・住居用、両方のパターンがある。キエモノに分類される。また、「悲しみをきれいに洗い流してくれるように」といういわれがある。
  • 日本茶や紅茶など……慶弔の時に欠かせないものであるため、選ばれやすい。また、キエモノであり、好みも出にくい
  • 乾物類……海苔など。日持ちがするものであり、軽くて持ち帰りやすい。
  • 和菓子や洋菓子……あくまで体感的なものだが、「後日のお返し」のときに選ばれることが多いように思われる。日持ちのするものを選ぶとよい。
  • 番外編:カタログギフト……軽さ・金額の調整のしやすさ・自由度の高さから、近年人気を博している。

タブーとされるアイテム

「半返し」の風習に従おうとするならば、商品券やビール券などで返してもいいように思われます。ただ、実際にはこれらの品物は、基本的にはNGとされています。葬儀の席において、直接的に「金銭」を連想させるものは避けるべきだと考えられているからです。

ただし「絶対にダメ」というわけではありません。石川県などではビール券を選ぶご家庭もありましたし、商品券をチョイスする人も0ではありませんでした。また故人が生前から「いらないものを送られても困るだろうから、商品券などにしてほしい」と言っていた場合はそれに従うようにします。

逆にいえば、これらの特段の事情がない限りは、金券は避けるべきだといえます。また、殺生をイメージさせることから、魚や肉は避けましょう(カタログギフトならOK)。

会社関係からいただいた香典への香典返しは、品物の傾向が異なります。そちらについて詳しく知りたい方は「会社への香典返しは必要?マナーや品物・相場・渡し方を解説」の記事をご覧ください。

以上、半返し~3分の1返しにはどのようなものを選ぶかを解説してきました。ここからは、「品物をお渡しする際のマナー」について紹介していきます。

半返しの品物の渡し方

掛け紙や表書きは、宗教ごとによって異なります。また、挨拶状を入れるかどうか、入れる場合はどのようにしてしたためればよいのかも、丁寧に解説していきましょう。しっかりと覚えておきたい点です。

品物の掛け紙(水引)・表書き

弔事の品物に掛けられる「掛け紙」と「表書き」は、慶事の場合とはもちろん異なります。また、掛け紙にしろ表書きにしろ、地域や宗教の影響を受けるものです。このため、わからない部分や、「その地域に引っ越してまだ間がない」という場合は、葬儀会社のスタッフなどに聞いた方がよいでしょう。

なお、香典返しには「喪主(喪家)側の名前」を記すことになります。これは、水引で区切られた下半分に記載するものです。これの書き方はいくつかあり、

  • 喪主の名前をフルネームで
  • 〇〇家、とする
  • 〇〇(苗字のみ)とする
  • 連名

ただし、基本的には「空欄」は避けるべきです。

仏教

  • 掛け紙(水引):黒白5本の結び切りの水引が印刷されたものを用いるのがもっとも一般的です。関西地方では黄色と白のものを用いることもある。ハスの花が印刷されたものも選べます。
  • 表書き:「粗供養」「志」がよく使われます。また、関西地方では特に「満中陰志」がよく使われます。「忌明志」を使う場合もあります。

神道

  • 掛け紙(水引):黒白5本、あるいは黄白の水引5本のものを選びます。ハスの花は、仏教の花であるため用いません。
  • 表書き:「偲び草(偲草)」「志」がよく用いられます。「偲び草」は、天理教の葬儀の場合も「偲び草(偲草)」で問題ありません。一部の位置行では、「今日志」が使われます。

キリスト教

  • 掛け紙(水引):黒白5本、あるいは黄白の水引5本のものを選びます。キリスト教の場合も、ハスの花が印刷されたものは使いません。
  • 表書き:「偲び草(偲草)」「志」「粗品」、またキリスト教独特の言い回しとして、「召天記念日」が使われることもあります。

迷った場合は、「志」を選び、「ハスの花が入っていない白黒の5本の結び切りが印刷された掛け紙(水引)」を使い、「〇〇家」とするとよいでしょう。このやり方ならば、どの宗教であっても失礼に当たりません。

郵送の場合は「挨拶状」を添える

香典返しをお渡しする場合、挨拶状をつける場合とつけない場合があります。

後日の香典返しは、直接渡せることもあれば、郵送というかたちで済ませることもあります。

直接手渡せる場合は挨拶状は不要で、郵送で送る場合は挨拶状が必要です。

現在は、遠方から足を運んでくれる人も多いことでしょう。このような人に対しては郵送で対応するのが一般的です。近場の人や、特に縁が濃い人などには、直接会って香典返しを渡すのが良いでしょう。

香典返しを渡す際は、手渡しで渡すのが本来のかたちです。挨拶状の例文でも触れますが、郵送はあくまで「本来は直接会って挨拶を申し上げるべきだが、難しいので書面で失礼する」として送るものです。

しかし現在では郵送で送るかたちが一般的になっており、この方が喪家側・受け取り手側の負担が少ないとされています。とはいえ特別お世話になった人でかつ近場に住んでいる人などの場合は、直接持っていってもよいでしょう。

挨拶状の例文

後日に郵送で半返し~3分の1返し(上限は15,000円が基本)送る場合は、以下の要点を盛り込んだ挨拶状を出します(仏教の場合)。

  • 旅立った故人の名前
  • 葬儀のときに頂いた香典などへのお礼
  • 無事に四十九日法要(追悼儀式)が終わったことの報告
  • お返しとして品物を用意した
  • 今後ともよろしくお願いしますという文言
  • 喪主の住所など

なお、句読点は打たないのが原則です(打つ場合もあります)。

謹啓

御尊家御一同様益々御清栄のこととお慶び申し上げます

亡父〇〇儀 葬儀に際しましてはお忙しいなか御参列と御厚志を賜りまして 誠に有難く深く御礼申し上げます

御陰様をもちまして去る〇月×日 四十九日法要を滞りなく相営みました

故人が生前に賜りましたご厚誼に深く御礼を申し上げますとともに 忌明けのお印として心ばかりの粗品をお届けさせていただきます

よろしく御受納下されば幸いです

早速拝眉の上御礼を申し上げるべきではございますが 略儀にて 書中をもちまして御礼と御挨拶を申し上げます

敬白
令和〇年×日
喪主名(住所も書く場合もある)

また、この文章はごく一般的なものですから、こだわる人などは自分で一から作成することもできます。

まとめ

香典返しでは、半返し~3分の1返しが原則です。最後に概略をまとめます。

  • 半返しとは
    頂いた香典や供花・供物の金額の、2分の1の金額を目安としてお返しをすること。ただし、関西地方などは3分の1返しが基本となる。このため、お返しは「2分の1~3分の1返し」を目安とすると良い
  • 半返しは絶対守らなければいけない訳ではない
    半返し(香典返し)が必要のないケースもある
    • 遺児の養育に使う
    • 寄付をするとき
    • 供花や供物を家族の名前で出すとき
    • 香典返し辞退の意向を示されたとき
    • 社内規則などで受け取れないとされた場合
    などの場合が、これに当てはまる
  • 即日返しの金額目安
    即日返しとは、「通夜~葬式告別式の日に、香典返しを渡す」というもの。2,000円~5,000円が相場となり、一律同じものを渡す。
    ただしこの場合、厳密な「半返し~3分の1返し」にはならない。また、多額の香典を頂いた場合は、後日改めて、香典額に合わせたお返しをする必要がある。
  • 香典返しを辞退された場合の対処法については「香典返し 辞退」をご覧ください。
    香典返しを辞退された場合は、後日に御礼状を出すかたちで対応する。無理に香典返しを渡すことはバッドマナーとされている(社内規則が関係してくる場合などもあるため)。
半返しは香典返しの基本となる考え方です。しっかり把握しておきましょう。