「樹林墓地」とはどんなお墓?樹木葬との違いやメリットデメリットを解説

【樹林墓地】アイキャッチ

樹林墓地は樹林・樹木を墓標とするお墓のことで、従来の墓石タイプとは大きく異なります。
しかし、お墓としての役割は同じであり、樹林墓地もお墓のひとつに変わりありません。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 「樹林墓地ってどんなお墓?」
  • 「樹林墓地と樹木葬って何が違うの?」
  • 「樹林墓地のメリット・デメリットは?」

まだまだ知られていない樹林墓地ですが、お墓の後継者がいない人や維持管理の負担を軽減したい人にとっては検討したい墓地のひとつです。
もちろん、樹林・樹木のお墓になるので今までと異なる供養になります。

この記事では樹林墓地の特徴や申し込み方法、検討時の注意点まで詳しく解説しています。
ぜひ、樹林墓地を検討にお役立てください。

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この記事の目次

  1. 樹林墓地なら継承者不在でも永代供養してもらえる
  2. 樹林墓地と樹木葬の違い
  3. 樹林墓地が選ばれている背景
  4. 樹林墓地のメリット・デメリットまとめ
  5. 樹林墓地の費用は10万円〜50万円程度
  6. 樹林墓地を利用したい時の手続きの流れ
  7. 樹林墓地を利用するときの注意点
  8. まとめ

樹林墓地なら継承者不在でも永代供養してもらえる

樹林墓地とは、樹木を墓標とした合葬式のお墓です。
樹林墓地では遺骨を合葬にするため、樹木葬版の永代供養墓や集合墓として捉えられています。

「樹林墓地」という呼び名

「樹林墓地」という呼び名が初めて用いられたのは東京都立小平霊園のもので、正式名称は「樹林型合葬埋蔵施設」です。
小平霊園の樹林墓地よりも前から樹木葬の集合墓というのは存在しました。

たとえば、2006年に日本で初めて自治体の公共墓地で樹木葬を取り入れた、横浜市メモリアルグリーンにも「合葬式樹木型墓地」があります。

小平霊園よりも6年早く樹木葬の集合墓に踏み切りましたが、小平霊園の世間に与えるインパクトが強く、今ではこうした形状の樹木葬のお墓を「樹林墓地」と呼ぶようになっています。

樹林と呼ばれているけれど林の中に埋葬するわけではない

「樹林」という名称を聞くと林の中に分け入って埋葬するイメージがありますが、実際にはそうではありません。

たとえば、小平霊園の樹林墓地では、霊園内の一角に樹木葬エリアがあります。
決して林に囲まれているわけではありませんが、小高い盛り土の周囲には石が巻かれコブシ、ヤマボウシ、ナツツバキ、ネムノキ、イロモミジなどの木が植えられています。

土中には共同埋蔵施設(直径約1.5m、高さ約2mで筒状のコンクリート製のカロート)があり、その中に合葬します。

定期的な合同法要や慰霊祭

樹林墓地は、身寄りのない人やあととりのいない人たちに利用されています。
死後の自分たちをお参りをしてくれる人がいないと、ただの遺骨の処理場になってしまいますが、そうならないように霊園主催による定期的な合同法要や慰霊祭が執り行われます。

ただし、その宗教性は運営母体によって異なります。
寺院が運営する樹林墓地であればその宗旨に則った形で法要が行われますが、特定の宗教性に偏らない「慰霊祭」や「献花祭」という形で執り行うところもあります。

この章段の見出しにあるように「樹林墓地なら後継者が不在でも永代供養をしてもらえる」ことに違いはないのですが、この「供養」の方法や解釈は霊園や寺院によって異なります。
あらかじめ確認しておきましょう。

樹林墓地と樹木葬の違い

【樹木葬 シンボルツリー】アイキャッチ画像

樹林墓地と樹木葬には、一体どんな違いがあるのでしょうか?
呼び方の定義も曖昧なため、利用者によってはイメージしているものが異なることもあります。

まずは、それぞれの名称が指し示すものを整理して、あなたにとってどのタイプが向いているのかを考えて行きましょう。

樹木葬・樹木墓地・樹林墓地 呼び方の違いの整理

樹林墓地とは樹木葬のうちの1つです。樹木葬や樹木墓地、樹林墓地など樹木葬をくくる言葉もさまざまに呼ばれているため意味を混同しがちです。
一般的な用法は、次のように捉えていればよいでしょう。

  • 「樹木葬」…樹木を墓標としたお墓の総称
  • 「樹木墓地」…樹木葬のうちのひとつ。樹木を墓標として、個別埋葬する
  • 「樹林墓地」…樹木葬のうちのひとつ。樹木を墓標として、共同埋葬する

樹木墓地は遺骨を個別に埋葬する、樹林墓地は遺骨を共同埋葬(=合葬)するところに違いがあります。

ただし、こうした用語の分類は統一規格として用いられているわけではありません。
あなたが検討している霊園の樹木葬が、どのような礼拝施設でどのような埋葬方法なのかは、そのつどひとつひとつ確認が必要です。

樹木葬が向いている人

樹木葬が向いているのは次のような人たちです。
ここで比較対象となるのは、樹木葬以外のお墓、つまりは墓石、納骨堂、散骨などが挙げられます。

  • 自然環境を保護したい人
  • 自分自身の死後を大自然の循環に委ねたい人
  • 個別に手を合わせる場所が欲しい人
  • 墓石に比べて費用を安く抑えたい人
  • いまはお参りしてくれる人がいても、やがては承継者がいなくなることが分かっている人

樹木葬の特徴は、「遺骨は土中に埋めるけど、墓石や区画のない無形の墓地」ということです。
新しい「自然葬」の一環として散骨などと並べて論じられがちですが、むしろ形態としては従来の墓石に近いものがあります。

基本的な供養の方法として「埋葬」と「礼拝」に変わりはないからです。
墓石と違うのは礼拝の対象が石から樹木に切り替わっている点です。

樹木葬と他の供養法の主な違い

遺骨の処理礼拝方法承継時の特徴
樹木葬土中に埋葬樹木に向かって礼拝する永代供養に切り替えやすい
墓石土中に埋葬墓石に向かって礼拝する墓じまいの負担が大きい
納骨堂納骨壇に収蔵遺骨に向かって礼拝する永代供養に切り替えやすい
散骨自然に散布個別の礼拝場所はなし承継が不要


さて、この樹木葬は主に樹木墓地(=個別埋葬)と樹林墓地(=共同埋葬)に細分化されます。
それぞれどのような人が向いているのかを考えて行きましょう。

樹木墓地が向いている人

樹木墓地とは樹木葬の個別埋葬です。
この「個別埋葬」も霊園によってさまざまです。
1本のシンボルツリーに対して個別のカロートが設けているタイプや1件の利用者に1区画が割り当てられ、その中で植樹と埋葬が行われるタイプなどがあります。

あくまでもそれぞれの霊園のスタイルに沿って、それが自分たちに向いているのかどうかを考えましょう。
樹木葬の中でも樹木墓地が向いているのは次のような人たちです。

  • 個別の区画で手を合わせたい人、お参りされたい人
  • 次の代でも同じ墓所を利用したい人
  • 他の人の遺骨と混ざりたくない人
  • 自分が好む樹木や草花を植えたい人

樹林墓地が向いている人

樹林墓地は、樹木葬版の永代供養墓です。
シンボルツリーの周囲に他の人と同じ場所で合葬されます。
樹木葬の中でも樹林墓地が向いているのは次のような人たちです。

  • 承継者がいないため、将来の遺骨の管理を寺院や霊園に任せたい人
  • 承継者はいるが、供養の負担をかけたくない人
  • 費用を安く抑えたい人

樹林墓地が選ばれている背景

樹木葬には、樹木墓地と樹林墓地があると説明してきましたが人気が高いのは樹林墓地です。
都立小平霊園を例にとっても、公募受付の結果、樹木墓地の抽選倍率は令和元年度が1.2%、令和2年度が1.1%なのに対し、樹林墓地では令和元年度が15.7%、令和2年度が14.4%と大きな開きがあります。
これにはどのような背景があるのでしょうか。

お墓の承継者がいなくなった

社会構造の変化がさまざまな要因を起こし、お墓の承継が困難な時代に突入しています。
戦後まもなく、団塊の世代と呼ばれる世代は集団就職のためにこぞって都市部に転居しました。

このため地方部は過疎化に陥るだけでなく、日本全体の都市化が進行し、核家族が増加しました。
承継とは、親、子、孫とお墓や仏壇を受け継いで行くものですが、こうしたライフスタイルでは承継はとても困難です。

このような流れから「家」を象徴するお墓よりも個人単位のお墓が求められるようになったのです。

樹林墓地だけでなく、墓石による永代供養墓、寺院による納骨堂など、承継を不要とする新しい供養の方法が次々と登場しました。

工業化社会の反動としての自然志向

近代は工業化の時代でもありましたが、それにより地球規模で自然破壊や環境破壊が問題となっています。

またその象徴として従来のお墓が敬遠されるようになりました。
バブル期には日本中のあちこちで霊園の大規模造成が行われましたし、墓石用の石材を採石するためには採石場に指定されている山を破壊しなければなりません。
こうした反動から地球環境に優しい樹木葬が選ばれるようになりました。

お墓にお金をかけたくない

樹木葬は墓石を用いないために費用を安く抑えられます。
樹林墓地では複数の人の遺骨をまとめて省スペースでの埋葬が実現できるため、さらに費用を安くできます。

バブルの崩壊は、日本人の経済だけでなく、人生観や死生観までをも変えました。
葬儀は家族葬が主流となり、お墓も墓石以外の樹木葬や散骨などが登場し始めました。
お金をかけずに心のこもった弔いができる方法が選ばれるようになったのです。

樹林墓地のメリット・デメリットまとめ

メリットとデメリットを考える男性

樹林墓地をお考えの人は、そのメリット・デメリットについて気になるのではないでしょうか。

樹林墓地のメリット

樹林墓地には次のようなメリットが考えられます。

自宅から近い距離にお墓を持てる

自宅とお墓の距離は人によってさまざまですが、新たにお墓の購入を考えている人、あるいは墓じまいして新たな納骨先を用意しなければならない人は、きっとアクセスの良い場所を選ぶことでしょう。
さまざまな霊園や寺院が樹木葬を展開しているので、行きやすい場所の樹木葬墓地を探してみましょう。

自分が亡くなったあとの供養を誰かにお願いしなくてもよい

樹林墓地はいわゆる永代供養です。自分が亡くなったあとも霊園が主体となって合同法要や慰霊祭を行ってくれるので承継者がいなくても安心です。

生前契約ができる

承継者のない人が申し込むケースが多いため、多くの樹林墓地では生前契約を受け付けています。終活が人気を帯びている昨今、自分たちが望むお墓を自分たちで選べることが人気を呼んでいます。

子や孫に負担をかけなくても済む

死後の供養や遺骨の管理は霊園が管理してくれて、生前契約もできるため、子や孫に余計な負担をかけずに済みます。

樹林墓地のデメリット

一方、次のようなデメリットもあるでしょう。

いきなり合葬にされる

樹林墓地では遺骨はいきなり合葬にされます。遺骨を納めた後に、もう少し個別に埋葬してあげれば良かったという後悔の声をちらほら耳にします。
一定期間は個別供養の樹木墓地を利用する、あるいは気持ちが落ち着くまでは手元供養にしておけばよいかもしれません。

埋葬場所が選べない

霊園によっては埋葬場所を選べないことがあります。仮に夫婦の遺骨を預けても別々の場所に埋葬されるかもしれません。

手を合わす場所がない

シンボルツリーは共有のものであるため、個別に手を合わせる場所がないことに戸惑うこともあるでしょう。
霊園によっては個人の名前を刻むプレートや墓誌のないところもあります。

周囲からの苦言の可能性がある

墓石ではなく樹木葬を選択することで親戚など周囲の人から苦言を呈されることがあるかもしれません。
特に墓石へのお参りになれている人は、樹木葬に違和感や物足りなさを感じるかもしれません。

樹林墓地の費用は10万円〜50万円程度

費用

樹林墓地の費用相場は10万円〜50万円程度です。
公営霊園と民営霊園によって価格に開きがあるようです。
以下、代表的な霊園についてまとめてみました。

公営霊園の場合

霊園永代使用料管理料備考
小平霊園(東京都)13万4,000円不要粉骨済みだと4万4,000円
メモリアルグリーン(横浜市)14万円6万2,850円/体(永年)
浦安市墓地公園(千葉県)12万円不要
京都市深草墓園(京都府)18万円(市内料金)
36万円(市外料金)
不要墓誌への彫刻は2万円

民営霊園の場合


霊園永代使用料管理料備考
町田いずみ霊園(東京都)50万円含む樹木型永代供養墓「昴」の場合
奥多摩霊園 さくら(東京都)63万円不要
こもれびの里(埼玉県)35万円5,000円(年間)運営母体はNPO法人
北摂池田メモリアルパーク(大阪府)25万円含む永代樹木葬「COCORO」の場合

樹林墓地を利用したい時の手続きの流れ

「樹林墓地を利用したい!」と思ったときに私たちはどのような流れで手続きを進めればいいのでしょうか。
寺院や霊園によってさまざまですが、ここでは民営霊園(寺院を含む)と公営霊園とに分けて、一般的な流れについてご説明いたします。

民営霊園(寺院)の場合

民営霊園や寺院が運営する樹林墓地の場合、気に入った墓地に空きがあればすぐに使用できます。
次のような流れで進めていきます。

樹林墓地の見学

まずはインターネットなどでどのような樹林墓地があるかを調べて、気になるところがあった場合は現地まで足を運びましょう。
環境やアクセスなど、現地に出向かないと分からないことがあります。
また、埋葬や供養についても直接住職やスタッフに聞くことで、より具体的な情報が手に入るでしょう。

霊園と利用契約を結び、永代使用料を納める

埋葬する樹林墓地が決まれば利用契約を結びます。永代使用料の支払いは、現金や口座振り込みなどさまざまです。

使用許可証の交付

使用許可証は、その場で手渡されることもあれば、後日霊園から送られてくることもあります。
墓地使用を証明するものなので大切に保管しましょう。

埋葬

決められた日時に遺骨を持参して埋葬してもらいます。埋火葬許可証や改葬許可証などの書類を霊園に提出しなければならないので併せて持参しましょう。

公営霊園の場合

公営霊園の場合、多くは申込期間を定めて募集し、申込者が定員を超えると抽選を行います。
申込方法やスケジュールなどは自治体によって異なるため、必ずそれぞれの窓口に確認してください。

ここでは、2020年(令和2年)度の東京都の都立霊園の場合を例にとってその流れを見ていきます。

申込(6月18日~7月7日)

申込は、郵送とインターネットと2つの方法があります。都立霊園の募集は樹林墓地以外にもさまざまな墓地が対象です。申し込みの前に一度現地の見学をおすすめします。

受付番号通知(8月11日以降)

受付番号と申込区画の倍率が通知されます。

抽選(8月20日)

公開抽選を行います。一連番号方式という方法を採用して当選者と補欠者が決まります。抽選結果は都立霊園公式サイト上で発表されます。

抽選結果発表(9月3日以降)

抽選結果(当選、補欠、落選)の結果が、申込者全員に個別に通知されます。

書類審査(9月24日以降、公益財団法人東京都公園協会が指定する日)

書類審査を行い、申し込み資格に不備がないかなどを確認します。
なお、樹林墓地の申込者は郵送で対応できます。

使用料・管理料の納入(11月頃)

指定された方法で使用料や管理料を納入します。

使用許可証交付(1月頃)

使用許可証が交付されて樹林墓地が使用できます。

樹林墓地を利用するときの注意点

ポイントを示す女性

どんなに世間で注目されているとはいえ、樹林墓地はまだまだ少数派の供養方法です。
「知らなかった」「聞いてなかった」などであとから後悔しないよう、利用の時には次のことに注意しましょう。

埋葬方法を確認しておく

樹木葬や樹林墓地と聞くと自然に囲まれた中での埋葬をイメージしますが、実際には都市型霊園の一角に設けられた墓所です。
遺骨の埋葬も骨壺のまま納めるケース、骨壺から遺骨を出して専用の袋に入れて納めるケース、骨壺から出した遺骨をそのまま納めるケースなどさまざまです。
イメージだけで判断せずに、きちんとどのように埋葬されるのかを確認しておきましょう。

供養方法を確認しておく

樹林墓地は永代供養が基本ですが、霊園による供養は主催者によって内容が異なります。
寺院などの宗教者をあえて呼ばない霊園もあります。
どのように遺骨が供養されるのかを事前に確認しておきましょう。

お参り時の条件を確認しておく

お参りする際の条件についても確認しておきましょう。公営霊園や民営霊園の多くでは開園や閉園の時間を設けているところもあります。
また、お供え物もお花や線香のお供えはできても食べ物や飲み物のお供えはできない、その他、礼拝ブースで読経してもよいかなど満足のいくお参りのためにはこうした細かいことも大切な事柄です。

大切な親族にはきちんと話をしておく

現在でも、まだまだ墓石への埋葬が一般的です。樹木葬にお参りしなければならないことに苦言を呈す親族もいるかもしれません。大切な親族には事前に相談をしておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか? では最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • 樹林墓地とは、樹木を墓標とした合葬式のお墓。樹木葬版の永代供養墓や集合墓として捉えられている
  • 「樹林」という名称を聞くと、林の中に分け入って埋葬するイメージがあるが、実際には霊園内の一角に樹木葬エリアがあるところが多い。
  • 霊園ごとに定期的な合同法要や慰霊祭を営む。
  • 「樹木葬」「樹木墓地」「樹林墓地」はそれぞれ次のような意味に分けられれる。
    • 樹木葬…樹木を墓標としたお墓の総称
    • 樹木墓地…樹木葬のうちのひとつ。樹木を墓標として、個別埋葬する
    • 樹林墓地…樹木葬のうちのひとつ。樹木を墓標として、共同埋葬する
  • 樹林墓地が向いている人のは次のような人たち
    • 自然環境を保護したい人
    • 自分自身の死後を大自然の循環に委ねたい人・承継者がいないため、将来の遺骨の管理を寺院や霊園に任せたい人
    • 承継者はいるが、供養の負担をかけたくない人
    • 費用を安く抑えたい人
  • 樹林墓地が選ばれる背景には次のようなことが考えられる
    • お墓の承継者がいない
    • 自然志向
    • お墓にお金をかけたくない
  • 樹林墓地のメリット
    • 自宅から近い距離にお墓を持てる
    • 自分が亡くなったあとの供養を誰かにお願いしなくてもよい
    • 生前契約ができる
    • 子や孫に負担をかけなくても済む
  • 樹林墓地のデメリット
    • いきなり合葬にされる
    • 埋葬場所が選べない
    • 手を合わす場所がない
    • 周囲からの苦言の可能性がある
  • 樹林墓地の費用相場は10万円~50万円。公営霊園ほど安く、民営霊園ほど高い傾向にある。
  • 墓地に空きがあれば、申し込んですぐに使用できる。ただし公営霊園では毎年申込期間が区切られ、定員を超える場合は抽選となる。
  • 埋葬方法、供養の方法、お供え物など、お参りの際の条件は事前に確認しておく。
  • 樹木葬に苦言を呈す親族がいるかもしれないため、予め理解を得ておくのが賢明。