我が家にあうモダン仏壇の選び方と、買い替え時の仏壇の処分方法

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モダン的な色のりんと線香立て
  • 引っ越すことになったが、新居に、今ある仏壇を置くスペースがない!」
  • 「実家の仏壇を引き継ぐことになったが、我が家の雰囲気に合わない!」

昨今、引越しや代替わりをきっかけに、仏壇の買い替えを考える人が増えています。そんな中、今最も注目されているのが「モダン仏壇」といわれる新しいスタイルの仏壇です。

モダン仏壇は、フローリングなど現代的な部屋にもマッチするスタイリッシュな仏壇で、形やデザインは多岐にわたります。しかし、種類の多さや自由なスタイルのため、どういったモダン仏壇を選べばいいのか、分かりづらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそんな疑問にお答えすべく、モダン仏壇の種類や特徴、価格相場、選び方のポイントについてご紹介したいと思います。また、今までお祀りしてきた仏壇の処分方法についても、合わせてお教えします。

モダン仏壇とは

モダン仏壇とは、現代の住空間やライフスタイルに合うようデザインされた仏壇で「現代風仏壇」「都市型仏壇」ともいわれます。また、インテリア性の高いものが多いため「家具調仏壇」ともいわれます。

モダン仏壇の特徴

モダン仏壇の最大の特徴は、インテリア性の高さとシンプルで洗練されたデザインにあります。また、色合いやデザインが多様であること、宗教色が少ない点など、モダン仏壇の特徴について見ていきましょう。

▼ 特徴

  • インテリア性が高い
  • 彫り物や装飾が少なくシンプル
  • 現代的で洗練されたフォルム
  • リビングにも和室にもあう
  • 宗教色が少ない

色合いやデザインの種類が豊富ナチュラル、北欧風、和モダンといった現代住宅の雰囲気や、家族構成、ライフスタイルなど、現代人の生き方にあった仏壇となっています。

色合いやデザインが多様で、自分の好みにあったものを選択できる点でも人気です。また、宗教色が少ないことも選ばれるポイントで、特定の宗教は信仰していないけど、先祖へのお参りはきちんとしたい、という現代人のニーズに合致しているといえます。

モダン仏壇の種類

モダン仏壇は、台付き型と上置き型が主流ですが、最近は、壁に掛けるタイプも人気です。多様化するモダン仏壇について、タイプ別にその特徴をご紹介します。

台付き型

背の高いチェストのような外見の仏壇です。従来の仏壇と同じく、厨子(本尊や仏具を祀る収納具で観音開きの扉がついたもの)が台の上に乗っているような形状です。

下台は、収納スペースとして使用でき、経机や椅子をしまっておくこともできます。リビングにあう洋風デザインはもちろん、最近は和室にも合う和モダンスタイルも注目されています。扉を閉めると家具にしか見えないところが人気の理由です。

上置き型(厨子)

棚の上など家具の上に置くタイプの仏壇です。従来の小型仏壇と同じく、厨子のみのスタイルです。小スペースでも安置できるのが特徴で、マンション住まいの方にも人気です。

豊富なデザインで、リビングボードに合うものや和室の棚に合うものなど様々です。部屋や家具と調和できるところがポイントです。

上置き型(オープンスタイル)

ステージの上に遺影写真や仏具を並べるスタイルです。箱状の中に仏具を納める従来の厨子型とは異なり、仏壇というよりもメモリアルステージというべき形状です。

遺影写真と小さな仏具を並べるシンプルなものから、段状のステージに本尊や仏具をお飾りできるものまで様々です。非常にコンパクトなサイズで、寝室のサイドボードやデスクの上にも置くことができます。

自分だけのセカンド仏壇として、また、無宗教の方のメモリアルスペースとしても用いられています。

壁掛け型

壁に取り付けるタイプの仏壇です。リビングの壁はもちろん、ダイニングや寝室など、どこでも取り付けることができます。

薄型の厨子を絵画のように取り付けるタイプと、差し込み部分のあるパネルをかけて、棚板を好きな位置に配置し、本尊や仏具を置くオープンタイプがあります。

置く場所がないという方はもちろん、ウォールインテリアを使用している方、オシャレ空間を演出したい方にもぴったりです。

モダン仏壇の費用感

モダン仏壇は、彫刻や蒔絵を施す伝統的な仏壇よりも比較的安価に購入できます。その価格は、使用する木材やサイズ、デザイン性などで上下します。

モダン仏壇の相場と注意点

モダン仏壇の相場は、以下の通りです。

台付き型…10~50万円程度
上置き型…5~20万円程度
壁掛け型…5~30万円程度

仏壇には、本尊や仏具がセットになっている場合と、別売りの場合がありますので、注意が必要です。

別途購入する場合の本尊・仏具の相場は、以下の通りです。

  • 本尊…掛け軸タイプで1~2万円程度、仏像タイプで5~20万円程度
  • 仏具セット…1~3万円程度

人気のあるモダン仏壇の形

最近は、スペースの問題に加え、万が一仏壇を引き継ぐ人がいなくても処分に困らないように、小型の仏壇が好まれる傾向にあります。なかでも、厨子型で、家具調の仏壇が人気です。

インテリア的なものでありながら、礼拝の場としてふさわしい落ち着いた雰囲気の仏壇が選ばれています。また、長年大切にしていけるよう飽きのこないシンプルなものが人気です。

モダン仏壇を選ぶための3つのポイント

モダン仏壇を購入する際の3つのポイントについて、ご紹介します。

置き場所

まずは、リビングか和室か、フローリングや畳に直置きするか家具の上に置くかなど、家のどこに設置するかを決めていきます。

置き場所を決める際のチェックポイント

家のどこに置くのがベストか、以下のポイントを参考にしながら決めていきましょう。

  • 家族が集まりやすい場所
  • 毎日のお参りが快適に行える場所
  • 法事の際、僧侶にお経をあげてもらえる場所
  • 風通しがよく直射日光が当たらない場所
  • 部屋の入り口側ではなく、奥側に安置
  • 仏壇内の照明のため近くにコンセントがあるとよい
  • 仏壇を置く方角に決まりはない

近年、リビングが生活の中心となっているため、リビングに仏壇を置く人が増えています。仏壇は北向きに置いてはいけない、といわれることがありますが、方角に決まりはありません。

家の間取りをベースに、部屋の入り口付近より奥といったように、落ち着いてお参りしやすい場所を選びましょう。また、仏壇仏具の品質を保つには、直射日光の当たらない風通しのよい場所に置くようにしましょう。

サイズや部屋の雰囲気

置く場所が決まれば、そのスペースに合ったサイズの仏壇を選びます。仏壇の扉は両開きになることが多いため、扉を開けた状態で納まるかどうか注意しましょう。

後は、部屋の雰囲気、壁や床の色調などとあわせて、長い間大切にしていけるような愛着のもてる仏壇を選びましょう。

菩提寺の僧侶には確認を!

そもそも、仏壇は仏様を祀る場所であり、自宅用の小さな寺院のようなものです。そのため、伝統的な仏壇は、宗派本山の本堂を模していたり、浄土の世界を表していたり、宗教的な意味合いを持っています。

モダン仏壇は仏教各宗派で用いることができますが、檀那寺によっては宗派の教えや伝統を重んじる場合もありますので、一度相談してから購入することをお勧めします。

モダン仏壇の購入先

モダン仏壇を購入できるのは、主に、仏壇屋さんの店舗とインターネットショップです。

仏壇屋さんの店舗

仏壇屋さんの店舗で購入する際のメリット・デメリットについてご紹介します。

▼ メリット

  • 実物を見られる
  • 仏壇のプロに直接相談できる
  • 店構えや店員の態度から信頼性を判断できる

▼ デメリット

  • 実際に店舗にいかなくてはいけない
  • 複数の店舗を見比べる場合は更に手間

なんといっても実物を見られるのが特長です。店舗に出向く手間はかかりますが、実際に見比べて購入するため、買った後で後悔する可能性が低いです。

また、専門家に直接相談できるのも利点です。店構えやスタッフの態度などから、信頼がもてるかどうか直に判断できるのも安心です。

インターネットショップ

ネット上の仏壇ショップで購入する際のメリット・デメリットについてご紹介します。

▼ メリット

  • 店舗を持たないため比較的安価である
  • 場所や時間を選ばず購入できる
  • 色々なショップの仏壇を簡単に比較できる
  • 購入者からの口コミ情報を見ることができる

▼ デメリット

  • 実物を見られない
  • 信頼できるショップか心配

安価に購入できること、時間場所を選ばずに購入できることなどが特長ですが、実物を見られないという大きな弱点があります。そのショップが信頼できるかどうかも心配です。

ネットショップを利用する際は、材質などの製品情報や口コミ情報から十分検討することが大事です。

買い替えの方へ~今ある仏壇の処分方法~

今お祀りしている仏壇から新しい仏壇へ買い替える場合は、仏壇を処分しなくてはいけません。まずは、処分の前にやるべきことから見ていきましょう。

処分する前に必ずしなければならないこと

仏壇を処分する前には、僧侶を招いて「閉願供養(魂抜き、お性根抜き)」を行わなければなりません。供養を行うことで、仏壇や位牌に宿っていた魂が抜けるとされ、これで処分することができるようになります。

ただし、浄土真宗では、仏壇に魂が宿るという教えはなく、仏壇や本尊へ感謝する「遷座法要(遷仏法要)」を行います。

処分するときの流れ

  1. 新しく買う仏壇を決める
  2. 現仏壇の「閉願供養」または「遷座法要」を行う
  3. 新しい仏壇の安置
  4. 新仏壇の「開眼供養」または「入仏法要」を行う
  5. 現仏壇を処分する

閉願供養を終えた仏壇は、ただの箱なので、粗大ゴミとして処分することもできます。しかし、今まで大切にお祀りしてきた仏壇を、ゴミのように捨てるのは忍びないものです。

そんな時は、新仏壇を購入した仏壇店で引き取ってもらうのがおすすめです。最近ではネット上の仏壇ショップでも仏壇の引き取りを依頼することができます。

もし、あまり仏壇に汚れがなく、買取を検討されている人は、「仏壇の買取について!買取の相場と売る前に確認・行うべきこと」を参考にしてください。

まとめ

モダン仏壇の種類や特徴、選び方のポイントはお分かりいただけたでしょうか?

仏壇は、亡き人や先祖を思い、日々手を合わせる大切な場所です。嬉しいことがあった時にも、悲しいことがあった時にも向かい合う心の拠り所でもあります。

長年大切にしていくことができるよう、ご自身の住まいやライフスタイルに合った一品を選びましょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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