葬儀の受付が担う役割!決め方も紹介

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香典受けや芳名帳がある葬儀の受付

現在は葬儀会社が入ることも多くなったため、葬儀も、昔のように「多くの人の手を煩わせて行うこと」ではなくなっています。駐車場の誘導や炊き出しなどは、ほとんど業者がやってくれるでしょう。

ただそのなかにおいても、「受付」の仕事は今も遺族~参列者側に任されることが多いものです。

この記事では葬儀の受付に関するこのようが疑問を解消!

  • 葬儀の受付を任せられた!何をすればいいの?
  • 初めて受付をするが、マナーなど気をつけることはある?
  • 服装は参列だけするときと同じでいい?

葬儀での受付を任される機会は、滅多にありません。この記事を読むことで、実際に受付がどのようなことをするのかを知り、落ち着いて動くことができますよ。

葬儀で受付が行う役割

まずは、「受付を依頼された立場・受付を行うことになった人」の立場からみていきます。

「葬儀の受付を任せられたけど、何をすればいいか分からない」という人もいるでしょう。まずは、受付の仕事について解説します。

これは業者やご遺族の考え方によって、受付がどこまでを行うのかが異なります。

もっとも簡単な例としては、受付のカウンターに立ち、香典を受け取って香典返しをお渡しするというものです。この場合、受け渡しにプラスして行われるのは、せいぜい記帳をお願いすることくらいです。

受付に立っている人が明らかに遺族でないことが分かる場合は、弔問客とのあいさつもそこそこにする、というケースが多く、負担は非常に少ないでしょう。

ただ、これにプラスアルファして、以下の仕事が課せられることもあります。

  • 受付控え室にて香典を開いて集計をしたり、来た人を名簿化したりする
  • 会場への案内を行う
  • コートをクロークで預かる

この「プラスアルファのこと」をどこまで行うかは、本当にケースバイケースです。遺族の考えによって、どのあたりまでを受付の人が担うかも変わります。

葬儀の流れに沿った受付の仕事

芳名カードに記帳する人

このように「どこまでが受付の仕事か」ということに関しては、かなり考え方に違いがあります。
ただ、それでも、「やるべきことの基本と流れ」を知っておくにこしたことはありません。

受付の人が行う仕事は、大きく分けて以下の通りです。

  • 葬儀会場全体の把握
  • 芳名帳への記帳案内
  • 香典の受取り

それぞれ詳しく解説していきます。

葬儀会場に到着後すぐに確認すべきこと

葬儀式場についたら、まずは会場全体を把握しておきます。

会場の案内自体はスタッフが行う場合であっても、お手洗いの位置やご遺族の控え室はよく聞かれるので、場所をしっかり把握しておきましょう。

現在は葬儀会社で筆記用具を用意しておいてくれることが大半だと思われますが、これも確認しておきます。また、自分で筆ペンやボールペンを持っていくとなおよいでしょう。

受付はばたついたり、葬儀が始まった後でも仕事があったりします。そのため、ほかの人に先駆けて焼香をすませておくことをおすすめします。

通夜や葬式が始まるまで

芳名帳(現在は芳名カードのこともあります)に記帳してもらうように案内をします。

また、受付では香典を受け取り、香典返しをお返しします。

連名の場合は原則として人数分(金額の多寡によらず)、「○○一同」となっている場合は1つだけをお渡しして(場合によってはご遺族が後で菓子折りなどをお渡しすることもあります)、というのが基本のかたちだ、としている葬儀会社もあります。

もっともこれは葬儀会社やご遺族によって考え方が変わるものです。「連名でも1つだけ」としているところもあります。そのため、事前に「このようなケースにはどうするべきか」と尋ねておくとよいでしょう。

通夜や葬式の開始後

通夜や葬式が始まっても、受付の方では芳名帳の整理などをしなければならないこともあります。
ややばたつきますが、まずはこれを済ませましょう。

一般的にはそれらの作業が終わったのならば中に入っても構いませんが、入るタイミングなどについては事前に葬儀会社に聞いておくとよいでしょう。

通夜や葬式の受付終了後

通夜などが終わった後は、基本的にはご遺族・ご親族にあいさつをして辞します。なお、通夜の場合は通夜ぶるまいに呼ばれることも多いので、できる限り応じましょう。

受付でよく使う言い回し~文例~

ここからは、受付でよく使う言い回しについて見ていきます。

参列者へのごあいさつ

受付で多くの言葉を交わすことは、それほど多くはないでしょう。特に自分の立場が、「友人・知人」「会社の同僚」であればなおさらです。

親族の立場で受付をする場合は、自分と関係する方が弔問に来られて、その方と少し長めにお話をしたいということであればいったんカウンターから出ましょう。その間は、ほかの受付係に受付を一任します。

簡単なごあいさつは、「ご弔問、いたみいります」「ありがとうございます」などのようになります。自分の立場が友人・知人もしくは会社の同僚であっても、あいさつは遺族の立場で行います。

参列者に芳名帳への記帳を依頼するとき

「恐れ入りますが、こちらにご記帳をお願いいたします」などのように案内をします。

葬儀の場合は長く芳名帳が使われてきましたが、現在では芳名カードを使う場合もあります。住所などが管理しやすいということもありますが、プライバシーの保護という観点もあるかもしれません。

香典を受け取るとき

香典を受け取る場合は、「お預かりします」と応じるのがよいでしょう。なお、非常に多くの人が参列されることが予想される場合は、記帳をお願いする人と香典返しをお渡しする人を分けた方がスムーズです。

ただ、受付の記帳スペースは、葬儀会社の方で「弔問に訪れるであろう人数」をある程度計算してしつらえてもらえるはずですから、20分も30分も待たせるという危険性はほとんどないでしょう。

受付を務める場合に気をつけたいマナー

男性用喪服セット

受付を務める際の服装などについて見ていきましょう。

服装

男性も女性も、黒のスーツを利用します。女性の場合はワンピースが望ましいとも言われていますが、パンツスーツでも問題はありません。

ネクタイ・靴下・ストッキング・靴はすべて黒を選びます。「ストッキングは肌色でもよい」とも言われていますが、やはり黒の方が無難でしょう。
また、鞄や靴は金具のついていないものを選びます。

女性の場合、ヒールのついた靴を履いてくることになると思われます。ただ、受付は長時間立って過ごすため、足に負担のかからない靴が望ましいでしょう。ヒールの低いパンプスなどを選びます。

また、当然のことながら、オープントウの靴やミュールはバッドマナーです。

髪型

男性は短い短髪で、黒髪であるのが普通です。女性の場合はやや緩やかですが、派手すぎる色はやめておきましょう。髪の毛が長い場合は、黒のリボンやゴムでまとめるようにします。

その他

女性の場合は、社会人ならばメイクをします。メイクは、ファンデーションと眉毛を書くくらいにしておきます。アイシャドウを入れる場合は、パールの入っていないブラウン系のものを選びましょう。

口紅は、「つけるべき派」と「つけないのが正式派」に分かれます。前者を採用する場合でも、赤すぎる色、また逆に血色が悪く見えすぎる色、個性的な色は避けるようにしてください。

アクセサリーは、まったくつけないのが一番よいでしょう。ただし、結婚指輪や、一連のパールのネックレスは許容されます。

受付に求められる服装のマナーは、一般の弔問客よりも厳しいと認識しておきましょう。


ここまでは、「受付を頼まれる人の立場」でお話をしてきました。「頼む立場」になったときはどうすればよいのでしょうか。

葬儀での受付を任せる人・人数の決め方~遺族編

遺族の立場で「受付との関わり方」について見ていきます。

そもそも、このような葬儀の受付はだれに頼めばよいのでしょうか。これは、一般的には以下の3つに分けられます。

  • 直系以外の家族 
  • 近所の知人や友人(町内会) 
  • 会社の同僚

親族の場合は金銭の世話もお任せしやすいでしょう。また、弔問客もあいさつがしやすいかもしれません。
「慣習として町内会の人が担当する」という場合はノウハウを持っているケースも多く、お願いしやすいでしょう。

会社の同僚などの場合は、ある程度ビジネスライクに頼むことができるので逆に気が楽ということもあるかもしれません。

ただ、これらの選定方法には絶対の決まりがあるわけではありません

町内会の代表者に訃報を入れたときに「こちらで受付をしましょうか」などと聞かれたのならばお願いすればよいでしょうし、会社の方の葬儀で会社の同僚が受付をしていたのであればその前例に倣うのもよいでしょう。

他人に頼むのが心苦しい、ということであれば親族に頼むのが気安いと言えます。「この人にしなければならない」といった決まりはないので、ケースバイケースでお願いしていきましょう。

受付を依頼できる人がいない場合は業者に依頼する

少人数の葬儀を行う際、受付を依頼できる人がいないというケースがあります。

  • 家族葬なので、全員式場に入ってしまう。ただ、だれかが来てしまう可能性も否定しきれない
  • 関わりのある人に頼むのは、お手を煩わせてしまうので申し訳ない
  • できるだけビジネスライクに処理をしたい
  • 喪主も非常に高齢であり、そもそも頼める人がいない
  • 非常に大規模なお式になるので、プロの手を借りたい

という場合は、業者に依頼するのも一つの手です。

現在では、葬儀の受付代行サービスを行っている業者もあるのでこれを利用するのも手です。
また、葬儀社に相談することも可能です。

葬儀社が受付の代行をしてくれるのか、それとも葬儀社で代行業者を探してくれるのか、あるいはそれ以外の方法を提案してくれるのかということはケースによって異なりますが、なんらかの打開策は講じてくれます。

受付を担当された人へのお礼の伝え方

受付をしてくれた人には、お礼をしなければなりません。

このときには、3千円~5千円くらいを包んでお渡しするのが普通です。お渡しするタイミングはなかなかはかりづらいので、葬儀業者に相談をしておきましょう。折のよいタイミングで声を掛けてくれたり、葬儀業者の方からお渡ししてくれたりします。

ただ、「現金は受け取れない」としているところも多いのが現状です。また、「会社の人間で受付をするが、これは慣習の問題。だから、個別のお礼は受け付けていない」というところもあるでしょう。

このような場合は後日、みんなで分けられる菓子折りを持参して、当日のお礼とともにお渡しすることになります。

まとめ

葬儀では、「受付」が必要です。「頼まれる側」になった場合も「頼む側」になった場合も、上記の点を踏まえて、そつなくこなしていきたいものです。

この記事のまとめ

  • 受付のするべき仕事は、ケースバイケースで変わるが、香典を受け取り、香典返しを渡し、芳名帳に記帳してもらうのが基本
  • ただし、館内図などは把握しておく必要がある。筆記用具も確認しておく
  • あいさつは簡潔に。遺族の立場に立って行うことが重要
  • 受付は、黒いスーツに黒い小物をつける。服装のマナーに関しては、一般の弔問客よりも厳しく求められる
  • 受付は、「だれに頼まなければならない」ということはない。ただ、一般的には、親族や会社関係、あるいは友人・知人が一般的
  • 頼む人がいない場合は、代行業者に頼む。あるいは葬儀業者に相談する
  • きちんとお礼を! お礼の相場は3千円~5千円。後日菓子折りをもっていく場合もある

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