永代使用料の全容を徹底解説!お墓を建てるための4つの流れ

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お墓_永代使用料

いざ「お墓を建てよう」というタイミングが訪れても、正直何から手に付けていいのかわからないという人は多いのではないでしょうか?

お墓や葬儀は慣行として行われていることが多く、細かいルールや定義がはっきりしていないことも珍しくありません。赤っ恥をかかないように周りにあわせてばかりいると内容がわからないままです。

この記事ではこのような疑問や不安を解消!

  • 「お墓を建てるにはどのぐらい費用がかかるの?」
  • 「お墓を建てるためにかかる費用の内訳は?」
  • 「永代使用料と永代供養料は似ているけど同じ意味?」
  • 「永代使用料の平均相場はどのくらい?」
  • 「お墓を建てるにはどんな行程がある?」  
  • 「永代使用料は墓地によって違うの?」 

お墓を建てる場合は、思っている以上にさまざまな費用がかかります。

ここでは、お墓を建てる際に必要な永代使用料の基本的な知識や、お墓を建てるための流れについて解説します。

お墓を建てるための流れをしっかりと押さえて、費用の相場を把握しておけば、幅広い視野で墓地や墓石を検討できるでしょう。

お墓を建てるために押さえておきたい4つの費用

お墓は、聞き慣れないさまざまな費用がかかりますので、細かく把握しながら確認しておくことが重要です。
イメージでは「お墓を建てるには100万円は必要」「葬儀とあわせると数百万円になる」など、周りの人が話していたことが頭に定着している場合もあるでしょう。

しかし、かかる費用は「どのような墓地を選ぶのか」「どのような供養方法を選ぶのか」などで大きく変わってきます。

お墓の選び方については「お墓の選び方は難しくない!選ぶ際に押さえておきたい6つのポイント」で詳しく解説しているので、ここでは一般的に墓石を建てる場合にかかる費用について解説します。

永代使用料の平均相場は約77万円

お墓を建てるための墓地を霊園や寺院から借りるときに必要なものが永代使用料です。
20151月に「いいお墓」が調査した平均永代使用料は全国で約77万円となっています。

墓地埋葬法第4条では「埋蔵または焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に行ってはならない」という記載があります。
そのため、お墓を建てたい場合は、必ず寺院や霊園から墓地を借りる必要があるのです。

永代使用料を支払うと永代使用権を得ることができ、檀家をやめたり、改葬したりするまで墓地を使用することができます。

管理費の平均相場は1万円前後

寺院や霊園を管理していくために管理費も必要になります。
永代使用料はお墓を建てる際に一括で支払うケースが多い傾向ですが、管理費は年払いなどで支払うケースが多いです。

例えば、管理費は寺院や霊園の共有スペースの清掃や共有設備の改修などに使用されます。
誤解しがちな点は、管理費を支払っていても自分の墓地の敷地内や墓石などは自分で管理をするということです。

管理費の平均相場は、寺院墓地が年間1万円前後、民営墓地が5,000~1万5,000円程度、公営墓地は4,000~1万円程度が目安といえます。

墓石費用の全国平均相場は約134万円

お墓の費用でもっとも高くなるのが墓石の費用です。
20151月に「いいお墓」が調査した平均墓石価格は全国で約134万円になります。

永代使用料を支払い、墓地を利用できる権利を獲得してはじめて墓石を建てることができます。
敷地面積の広い墓地の場合は石材で外柵を設けたり、使用する石材の量が増えたりするため、墓石費用が高くなりがちです。

開眼供養やお布施の相場は3万~5万円

無事にお墓を建立したあとは、開眼供養(かいげんくよう)を僧侶に依頼することが一般的ですので、その費用もかかります。
一般的に開眼供養のお布施の平均相場は3万~5万円程度です。

納骨供養も行う場合はあわせて3万~5万円程度を目安にすると良いでしょう。
寺院墓地であれば、檀家となっている寺院に依頼しましょう。
公営墓地や民営墓地の場合は開眼供養をしないという選択も可能です。

ただ、どうしても行いたい場合は自分で僧侶を探して依頼することが必要になります。
その際はケースバイケースで「お車代」「ご膳料」なども費用の予算に入れておきましょう。

僧侶に足を運んでもらう場合は「お車代」として5,0001万円程度、会食があり僧侶が辞退した場合は「ご膳料」として5,000円程度が目安です。

ここでは、お墓を建てるために必要な4つの費用について解説しました。
平均相場を合計するとお墓を建てるだけで、200万円前後はかかる可能性があります。
非常に高額になりますが、全容を把握しておくことで金額を抑えることが可能なポイントもあるため、相場は念頭に置いておきましょう。

永代使用料と永代供養料の意味は全く違う

永代使用料と似ている言葉で「永代供養料」というものがあります。
どちらも「永代」とついているため、混同してしまう人が多い傾向です。永代使用料と永代供養料はどのように意味が異なるのでしょうか。 

永代使用料

永代使用料は墓地を使用するための権利を得る際に寺院や霊園へ支払う費用です。
一般的に永代使用権は期限を設けていません。
しかし、お墓の引っ越しをすることになっても永代使用料は返還されないことがほとんどです。

永代供養料

永代供養料は納骨堂や合同墓などの永代供養を目的とする供養方法を選択したときにかかる費用です。
永代供養料は、「永代」とついていますが、永久に供養をしてくれるというわけではなく、一般的には33回忌程度までとする寺院や霊園が多くなっています。

永代使用料の「永代」は永遠という意味ではない

永代供養の「永代」の意味が永遠ではないように、永代使用料の「永代」の意味も永遠という意味ではありません。
あくまで墓地を利用している間の使用料ということですので勘違いしないようにしましょう。

そのため、改葬と呼ばれるお墓の引っ越しをする場合、永代使用料は原則返還されません。
永久に利用できる権利と誤解をしていると寺院や霊園とトラブルになりかねませんので、しっかりと内容を把握しておきましょう。

東京都の永代使用料の平均相場は約119万円

主要都道府県別にみてみると永代使用料の高いのは東京都で約119万円、京都府で約107万円と全国平均相場を大きく上回っています。

永代使用料が安い場所はある?その特徴とは

永代使用料は墓地の種類によっても異なりますので自分の予算やニーズを踏まえたうえで検討してみましょう。
お墓を建てるための墓地を借りるだけで約77万円もかかるのは非常に経済的負担が重いといえます。

ここでは、「寺院墓地」「民営墓地」「公営墓地」という3つの視点から永代使用料をみていきましょう。

寺院墓地の永代使用料

3つの墓地形式の中で一番永代使用料が高い傾向なのが寺院墓地です。
寺院墓地は運営・管理をどちらも寺院が行っていることが多く、法要などで寺院内の施設を利用できることはメリットです。
地域差や寺院での差はあるものの、例えば東京都内の寺院では約160万円の永代使用料を設定しています。

民営墓地の永代使用料

民営のため、設備が充実しているところは金額を高めに設定している傾向です。
おおむね寺院墓地よりも安いことが多いですが、墓地全体がきれいでしっかり管理されている民営墓地では、永代管理料に料金が上乗せされている可能性もあります。
東京都立の霊園における永代使用料の金額は約95万円です。

公営墓地の永代使用料

永代使用料が一番安くなるのは公営墓地です。
自治体が運営および管理をしているため、公共性が高く、利用料金もリーズナブルになっています。
東京都内の公営墓地の永代使用料は約70万円です。

各墓地の永代使用料は場所によってかなり変動します。
そのため、あくまでも目安としてみておいた方が良いでしょう。
地方によっては、さらに安い金額で永代使用料を設定しているところもあります。

一般的に永代使用料は寺院墓地>民営墓地>公営墓地の順で安くなるという傾向を押さえておきましょう。

お墓を建てるまでの4つの流れ

お墓を実際に建てる場合は、全体の流れをしっかりとつかんでおくとスムーズに建立することができるでしょう。
ここでは、4つの行程に分けてお墓を建てるまでの流れを解説していきます。

お墓を建てたい寺院や霊園の墓地使用権を取得する

お墓を建てたい場合は必ず墓地使用権が必要になります。
霊園や寺院などと墓地使用契約書を結び永代使用料を支払うことで墓地使用権を得ることが可能です。
墓地以外の場所へ遺骨を埋蔵すると、墓地埋葬法第21条により1,000円以下の罰金または拘留もしくは科料となる可能性があります。

場合によっては死体遺棄とみなされ刑法190条に抵触する恐れもあるため、お墓を建てる際は、墓地の使用権を得てからにしましょう。

石材店と墓石の打ち合わせ開始!墓石のイメージを具現化する

墓地使用権を獲得したあとは、実際にどのような墓石を建立するかを検討していきます。
寺院墓地の場合は、寺院が石材店を指定している場合がありますので、指定の石材店と墓石の打ち合わせを開始しましょう。

一方、民営墓地や公営墓地などで指定の石材店がない場合は、自分のイメージするデザインや石の種類を具体的に考えることからはじめます。
あまり具体的なイメージができない場合は、自分の足で近隣の石材店をまわって話を聞くことがおすすめです。

自分がイメージするコンセプトの墓石を具現化してくれたり、丁寧にアドバイスをしてくれたりする石材店もみつかるでしょう。
いったん依頼してしまうと、なかなかキャンセルは難しくなりますので、値段の安さだけでなく信頼できる石材店を選定することが非常に重要です。

墓石施工の契約を石材店と結び墓石を完成させる

デザインや石の種類などが決まったら石材店と墓石建立の契約書を結び施工をすすめます。
近年は墓石の加工は中国など、人件費が安い海外で行われていることが多い傾向です。
そのため、2月前後の春節を挟む時期では通常よりも時間がかかることを考慮しておきましょう。

一般的には石材店へ注文してから23ヵ月はみておいた方が安心です。
四十九日や一周忌など決まった日にちに納骨した場合は、しっかり逆算したうえで間にあうように進捗を確認しておきましょう。

僧侶を手配して開眼供養を行う

一般的にお墓を建立したときや改葬したときには僧侶を呼んで開眼供養を行います。
開眼供養は「お性根入れ」「魂入れ」「御魂入れ」などとも呼ばれ、僧侶が墓石の前でお経をあげることにより単なる石に先祖の魂を入れる儀式です。

一般的には四十九日や一周忌など、納骨の際に行うことが多いでしょう。
宗旨・宗派によって開眼供養の意味合いは少しずつ異なります。
寺院墓地の場合は檀家となっている寺院の僧侶に依頼して開眼供養を行った方が無難でしょう。

しかし、民営墓地や公営墓地の場合は開眼供養をするかを遺族の意思で決めても問題ありません。

お墓を建てるまでには、石材店との打ち合わせや僧侶への開眼供養の依頼など事前にスケジュールを徹底しておくことが重要です。
4つのポイントを押さえたうえで、自分の希望する墓石を建てましょう。

永代使用料とお墓を建てることは切り離すことができない

お墓に関連した費用というものは、私たちの生活に密着しているものではないため非常にわかりにくい印象です。
しかし、墓地の種類ごとに特徴や押さえるべきポイントを把握することで、さまざまな応用もできるようになります。

永代使用料はお墓を建てる場合に切り離すことができない費用です。
近年は多種多様な供養方法が選択できる時代になってきましたが、お墓を建てる場合は必ず永代使用料は必要になります。

この記事のまとめ

  • お墓を建てるには大きく分けて「永代使用料」「管理費」「墓石代金」「開眼供養」の費用がかかる
  • 永代使用料の平均相場は約77万円
  • 管理費の平均相場は1万円前後
  • 墓石代金の平均相場は約134万円
  • 開眼供養の平均相場は約3万~5万円
  • 永代使用料は墓地を使用権の費用、永代供養料は永代供養を依頼するための費用でまったく異なる
  • 永代使用料の費用は、おおむね寺院墓地>民間墓地>公営墓地の順で安くなる
  • お墓を建てるには石材店に注文してから23ヵ月程度はかかる
  • 遺骨が手元にあってお墓をつくる場合は、納骨する日を決めるとスケジュールを逆算しやすい

お墓を建てる流れと、永代使用料について解説してきましたが内容を把握できたでしょうか?決して安いとはいえない費用がかかるお墓作りですから、各費用項目の特徴を理解しておく必要があります。
故人が安心できるようなお墓をつくっていきましょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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