【3分でわかる】弔辞とは?弔辞のマナーと書き方、文例がわかる

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葬儀場内の椅子

弔辞とは?

弔辞は、故人への哀悼の意と、遺族へのお悔やみの気持ちを伝える手紙です。
なお、小規模な個人のお葬式ではあまり行われません。

弔辞は誰に頼む?

弔辞を読む人は、あらかじめ遺族から依頼します。
故人と親しかった友人や勤務先の同僚、直属の上司などに頼みます。
およそ3~5分で読める程度が適切な長さとされますが、依頼する際には、弔辞の長さもあわせて伝えるようにしましょう。

また、式の進行によっては、時間の都合で弔辞を割愛する場合があるということも、事前に知らせておきます。

弔辞を頼まれたら…

弔辞を頼まれた場合は、よほどの事情がない限り、こころよく引き受けるのがマナーです。
弔辞では、故人の私的な一面や人柄がしのばれる話をするとよいでしょう。
時間はゆっくり読んで3分以内くらいにまとめる場合が多いです。

弔辞の書き方

弔辞は、長々と読むものではありません。
要点を押さえて、簡潔にまとめましょう。
また、忌み言葉にも注意します。

弔辞の書き方のポイント

  • 故人の死を悼み、惜しむ言葉始める
  • 故人の業績、人柄に触れる
  • 残されたものとして決意、故人の冥福を祈る言葉や遺族への励まし、なぐさめの言葉で締めくくる

弔事のあいさつの文例

友人への弔辞

友人の場合は、生前呼び慣れた愛称などで呼んでも構いません。

故人の生前の様子がわかるように、具体的なエピソードとともに述べます。なかには、笑いがあっても問題ありません。
ユーモラスな故人の人柄を語る上では、むしろ効果的です。

友人への弔辞の例1

○○君のご霊前に、慎んで哀悼の辞を捧げます。

○○君とは、高校時代に知り合ってから、もう40年以上になります。
一緒に甲子園を目指して真っ暗になるまで白球を追いかけていた頃が、ついこの間のことのように思い出されます。
ひょうきんで誰からも愛されていた君のまわりは、いつも笑いが絶えませんでした。

社会人になってからも、なにかと理由をつけては会って、酒を飲んだりしました。
若い頃は熱い議論で取っ組み合いのけんかもしましたが、最後はいつも笑って別れましたね。

この5年、苦しい闘病生活だったと思いますが、見舞いに行っても私に冗談を言って笑顔を見せてくれた君。
君の強さを尊敬するとともに、病を克服してくれると信じていました。
今年は母校が甲子園出場を果たしたので、一緒に甲子園へ応援に行こうと思っていたのに残念です。

君のことは忘れません。
これまで本当にありがとう。
どうぞ安らかに眠ってください。

友人への弔辞の例2

○○さんのご霊前に、友人を代表し、謹んでお別れのご挨拶を申し上げます。

あなたとの出会いは県立○○高校でした。
1年の時、同じクラスで席が隣同士になったのがきっかけでしたね。
初対面の時のあなたの笑顔はいまでも覚えています。
それ以来、長い付き合いになりましたが、あなたは何をするにも笑顔で応えてくれました。

そんなあなたは、心も温かく穏やかで、すぐに落ち込みがちな私を幾度となく助けてくれました。
高校2年の時、私が失恋をした時のことです。
人目もはばからず泣いていた私でしたが、あなたにすべてを打ち明けたとたん、不思議と笑顔に戻っていました。
きっとあなたの優しい笑顔が、そうさせてくれたのだと、当時のことを思い出します。

○月○日、私から宝物が1つ消えてしまいました。
しかし、私の心の中に、あなたの笑顔はいつまでも輝き続けています。
私はこのすばらしい贈り物を胸に、これからの人生を歩んでいきます。
そして、あなたのように素敵な笑顔で、私も人に接したいと思います。

これまで本当にありがとう。
心から感謝の気持ちをあなたに捧げ、お別れの言葉といたします。

○○さん、どうか安らかにお眠りください。

上司への弔辞

会社でのエピソードは、遺族でも初耳の場合があるので、できるだけ具体的に述べます。
ただし、あまり専門的にならないように配慮が必要です。
故人の仕事内容やポジションにも軽く触れて、功績なども踏まえて人柄を称えるのがよいでしょう。

○○部長のご霊前に、謹んでお別れの言葉を申し上げます。

こうして祭壇を見上げ、部長の遺影を仰ぐことになろうとは、本当に言葉に尽くしがたい心境です。

○○部長は創業者の現社長に請われて、○○株式会社に入社されて、事業の発展に尽力されました。
社をあげた海外プロジェクトでは、○○部長の新しい商品とマーケット提案により、新規事業が立ち上がりました。
この分野で我が社が業界のトップランナーとして、常にリードし続けることができましたのは、○○部長の先見性と行動力の賜物であったと言えるでしょう。

○○部長、あなたの部下がどれほど部長をお慕いしていたかおわかりでしょうか。
先輩からよく「あの人についていけば一人前になれる」と聞かされたものです。

そして、誰よりも仕事をしっかりと見てくださったのは部長です。
部下の一人ひとりの能力や適正を的確に見極めて指示を出されましたからこそ、皆、それぞれの役割を果たすことができたのです。

部長、どうかご安心ください。
部長の仕事のやり方や情熱を、私たちは決して忘れません。
そして、いただいた教えを活かし、精進することが部長のご恩に報いることと信じて励んで参ります。

本当にありがとうございました。
どうか安らかにお眠りください。
ここにマーケティング部を代表し、弔辞といたします。

弔辞を読むときのマナー

弔辞を読むときの流れは、主に下記の通りになります。

  1. 祭壇前に進んで一礼する
  2. 弔辞を読む
  3. 祭壇に供える

それぞれ詳しく解説していきます。

祭壇前に進んで一礼する

名前を呼ばれたら、僧侶、遺族、参列者に一例をして、祭壇の前に進む。
遺影に向かって一礼する。

弔辞を読む

左手で弔事の包みを持って開きます。
弔辞を取り出して、上包みをたたんで左手に持ち、右手で弔事を開きます。

弔事を胸の高さで捧げ持ち、はっきりとした声でゆっくり読み上げます。

祭壇に供える

読み終わったら、弔事をたたんで、元のように奉書紙に包んで、表書きを祭壇に向けて供えて、一礼して席に戻ります。

弔辞の用紙と封筒

弔辞は、巻紙に薄墨の毛筆で書いて、奉書紙で包むのが正式です。
ただ、形式を重んじる社葬などでない限り、無地の白い便箋に書いたり、市販の用紙にペンで書いたり、パソコンで打って印刷したものでも問題ないとされています。
巻紙以外の用紙に書いたら、白い封筒に入れておきましょう。

弔辞の包み方

弔事は、読み上げた後、遺族に渡します。

奉書氏の中央に弔辞を書いた紙を置いて、右、左の順に折ります。
上下を裏側に折って、弔辞と表書きを書きます。

複数の人が弔辞を読む場合

複数の人が弔辞を読むケースでは、できれば内容の重複は避けたいものです。
前もって遺族に内容を確認してもらったり、他に読む方と故人の関係を尋ねておくとよいでしょう。
ただし、形式にとらわれずに、心からの言葉を述べれば重複もしにくいのではないでしょうか。

弔辞のお礼

弔辞を読んでいただいた方へのお礼は、金銭より、お菓子など品物で渡すのが一般的です。
また、直接お礼にうかがうとより丁寧です。
地域により対応が異なるので、親戚とも相談しましょう。


直接お悔やみの言葉を遺族にかけたいという人は、「お悔やみの挨拶マナーや定型文まで!おさえて安心葬祭マナー」の記事を参考にしてください。

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