【樹木葬 安い】アイキャッチ

樹木葬は、環境への配慮だけでなく、費用を安く抑えられることからも注目されています。
樹木葬が安い一番の理由は、墓石を使わないお墓だからです。

従来の墓石タイプのお墓では、岩山から巨大な岩石を切り出し、硬くて重い石をお墓の形に加工し、その上で運搬や据付をしなければなりません。

この大きく、硬く、重い石を扱うためには、たくさんの職人の力が必要で、どうしても人件費が高騰します。

それに比べて、草木や花を墓標とする樹木葬は、大がかりな加工や手間がほとんどかからないために、格段に安く抑えられるのです。
さらに経済的な面にとどまらず、後継者不在の問題を解決し、自然回帰への共感などからも大きな注目を集めています。

もちろん、合理的で経済的だからといって、供養の質が損なわれるわけではありません。
供養というのはあくまでも気持ちの問題なので、逆に【高いお金をかけること=よい供養】ということでもないのです。

とはいえ、まだまだ新しく、従来のお墓と比較してはるかに安い樹木葬に不安を抱く人がいるのも事実です。

この記事では、樹木葬がなぜ安いのか、どんなメリット・デメリットがあるのかなどを詳しく解説しています。
あとから後悔しないために、樹木葬をはじめとするお墓選びにお役立てください。

後悔しないお墓のために今から準備してみませんか?

終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。
そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • 自分のライフスタイルに合ったベストなお墓はどういうものなのか知りたい
  • お墓選びで複雑な手順を簡単に詳しく理解したい
  • お墓選びで注意するべきポイントを詳しく知りたい

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。

情報収集するために、まずは気になる霊園・墓地の資料請求をしてみましょう。

樹木葬が墓石よりも安い3つの理由

お墓について考える夫婦

新たに墓石を建立するには、200万円から300万円もの費用がかかると言われています。
それに比べて樹木葬の費用は30万円から100万円が相場です。
どうしてここまで費用に差が出るのでしょうか? 
樹木葬が墓石よりも安い理由として3つの事柄が考えられます。1つずつご説明いたします。

理由①樹木を墓標にしているために墓石よりも圧倒的に安い

樹木葬と墓石を使用したお墓。価格差の一番の違いは、手を合わす対象である墓標が「木」か「石」かという点です。
これまでお墓には石が用いられてきましたが、墓地に墓石を設置するまでには大変な労力と設備投資、さらには人の手が必要となることは実はあまり知られていません。

よく考えていただきたいのですが、岩石はとても巨大で、重く、硬いものです。
墓石に用いられる岩石は「丁場」と呼ばれる採石場で採掘されますが、そのためにダイナマイトやバーナー、大型の重機を用いるほどです。

岩山から取り出した岩石はさらに小さく割っていき、そこから施主が希望する墓石の形に加工していきます。
石は大変硬いために加工も一筋縄ではいきません。
専用の切削機や研磨機を手にして、ひとつひとつを手間ひまかけてお墓の形に仕上げていきます。

さらには文字彫刻、運搬、そして墓地での据付工事にもそれぞれの現場で職人の技術や経験が求められます。
これだけの人の手が加わる墓石は、どうしても費用が高騰してしまうのです。
それに対して樹木葬では、苗木を植樹する、あるいはシンボルツリーの周りに設けられたカロートに小さな石板や石碑を置くだけです。

墓石の建立と樹木葬とでは、できあがりまでの手間のかけ方に圧倒的な差があり、これが価格にも反映されているのです。

理由②集合型や合祀型など合理的なニーズに合わせた安価なタイプがある

ひとことに樹木葬と言っても、利用者のニーズに合わせたさまざまなスタイルがあります。
都市型霊園の中の樹木葬には「合祀タイプ」「集合タイプ」「個別タイプ」があり、供養の仕方が違うことで費用も異なってきます。それでも、一般的な墓石よりははるかに安い費用で購入できます。
また、自然の里山に埋葬する「里山型」の樹木葬もあります。

  • 霊園型 合祀タイプ
    遺骨は他の人と同じ場所に埋葬されます。場所も取らずに個別の供養もしないために最も安価にできる樹木葬です。
  • 霊園型 集合タイプ
    シンボルツリーの周りに設けられた個別のカロートの中に納骨します。カロートには石板あるいは石碑を置きます。
  • 霊園型 個別タイプ
    個別の区画を取得してその中で埋葬、植樹をします。個別に墓地を取得する分、費用は高めでしょう。
  • 里山型
    郊外の里山で樹木葬の埋葬を行います。基本的にカロートや石碑等の構造物を用いません。

理由③将来的な永代供養が前提 墓じまいの費用負担も軽減できる

樹木葬の多くは一代限りのお墓として選ばれています。つまり、近い将来の永代供養を前提としているということです。
永代供養にするためには墓じまいをしなければなりませんが、この点でも墓石よりも費用負担が軽減できます。

墓石の墓じまいでは、解体撤去や石材の処分費、さらには基礎コンクリートの解体などで20万円や30万円といった高額な費用がかかることもあります。
これに比べて樹木葬では、カロートの中から遺骨を取り出すだけで済みますし、石碑や石板、あるいは樹木を処分しようとしても墓石ほどに大がかりではありません。

タイプで異なる樹木葬の費用相場

お金と電卓

樹木葬にもさまざまなタイプがあります。それぞれどのような形で供養をし、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。まとめてみました。

合祀型タイプ:5万円~15万円

合祀型とは、文字通り遺骨を合祀(他の人の遺骨と同じ場所に埋葬)するタイプの樹木葬です。
墓石でも「合祀墓」や「集合墓」と呼ばれるものがありますが、樹木葬の場合はシンボルツリーを墓標として、その地下や周りに埋葬します。

合祀型は、埋葬する場所も手を合わせるシンボルツリーも他の人と共有するため場所を取りません。
その上、カロートや墓標など個別の施設が不要なため、樹木葬の中でも最も安価なタイプです。

集合型タイプ:20万円~50万円

集合型とは、シンボルツリーの周りに設けられた個別のカロートに納骨するタイプの樹木葬です。
墓標となる樹木は他の人と共有しますが、カロートは個別に区分けされています。

納骨まで他の人と同じ場所にされるのはいやだと考える人が多いために、樹木葬でも比較的多く見るタイプです。
個別に区画を取得するわけではないので費用はさほどかかりませんが、カロートの蓋に石板や石碑を用いるために合祀型よりは割高になります。

個別型タイプ:50万円~100万円

個別型とは、個別に区画を取得して、その中で埋葬と植樹をするタイプの樹木葬です。
墓地を取得するために費用は最も割高になりますが「自分たちだけの樹木葬のお墓」が実現できます。
代々にわたって埋葬もできますし、好きな樹木を植えることもできます。

里山型:50万円〜100万円

里山型とは、墓地として認められた自然の里山で行う樹木葬です。割り当てられた区画の中で埋葬し、植樹をします。霊園型とは異なり、石碑やカロートなどの人工物を用いない、最も自然回帰に近いタイプの樹木葬です。

樹木葬のメリット

メリットを考える男性

新しいタイプのお墓として注目されている樹木葬。一般的なお墓と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。

費用が安い

まずはなんといっても費用が安く、経済的だということです。
最も費用を安く抑えようと合祀タイプを選んだとしても5万円〜10万円の範囲内で行えますし、個別に墓地を取得したとしても、多くの樹木葬墓地では100万円以内で抑えられます。

また、ここに挙げたのは新たに樹木葬のお墓を取得したり納骨する時の費用についてですが、墓じまいにかかる費用も樹木葬の方が圧倒的に安く済みます。
一般的な墓石であれば、石塔の解体撤去に数十万円かかりますし、その後の改葬先との契約(永代供養、納骨堂など)にも新たに費用がかかります。

樹木葬では大がかりな墓じまいの工事は不要ですし、そのまま永代供養として受け入れてくれるところがほとんどです。
お墓を持つ時、墓じまいする時、その両方において樹木葬は経済的だと言えるのです。

後継者が不要

樹木葬の多くは、一代限りのお墓として利用されています。そのため後継者の心配がいりません。
お参りの人がいなくなったあとは、遺骨はカロートの中から取り出されて合祀されて永代供養してもらえます。

石板や石碑の処分は、一般的な墓石の墓じまいに比べてはるかに負担が軽く、そのため放置されることなく霊園側できちんと行ってくれます。
これによって、お墓の無縁化を事前に防ぐことができます。

自然志向、エコ志向

樹木葬における自然志向やエコ志向には2つの側面があります。自然回帰と環境問題です。

自然回帰

自然回帰。つまり自分たちの肉体が自然の循環に還っていく点が支持されています。
もちろん、樹木葬とはいえ、土の中に埋葬するばかりではなく、カロートを用いる方法もあるため、すべてが土に還るわけではありません。
しかし、墓標を樹木にすることで自分たちの死後が自然と一体になるイメージを連想させてくれます。

環境問題への配慮

墓石を作るために、採石場では大量の山が削られ、岩石が切り出されています。
また、戦後からバブル期の飛ぶようにお墓が売れた時代には、山を切り崩して大規模な霊園の造成が日本中で行われました。
樹木葬ではこのような大がかりな環境破壊が不要です。
自然との共生の大切さが叫ばれている時代にあったお墓の形と言えるでしょう。

明るさや開放感 現代人の家族観にマッチ

墓地のイメージと言えば「暗い」や「怖い」といったものを連想する人も多くいますが、樹木葬がこちらに与える印象は「明るさ」や「開放感」です。

かつての家族観、つまりイエや先祖とのつながりを感じるためには、人間の寿命よりも長く生き続けられる石の重厚感が適していました。
現代の人々は1つの土地に根差していくことよりも、自分たちの望む場所で自由に暮らす生き方を望んでいます。

現代の家族観や人生観から照らし合わせてみても、墓石よりも樹木葬の方が、より自分たちの生き方を象徴してくれているのでしょう。
自分たちの生きたいように生きる、個性がよしとされる現代だからこそ、樹木葬の明るさや開放感が受け入れられているのかもしれません。

樹木葬のデメリット

デメリットを考える男性

墓標を「樹木」にしているからこそのデメリットというものも存在します。

お参りが物足りない 供養感が感じづらい

慣れない樹木葬へのお参りが物足りないという声も聞かれますし、未だに墓石を検討している人が多くいるのも事実です。
樹木葬が注目されているとはいえ、日本ではまだまだ一般的な墓石が大多数なのです。

ある調査では、新たにお墓考えている人の約52%が一般的な墓石を選んだのに対し、樹木葬は約16%に過ぎません。
世間の大多数は墓石へのお墓参りを行っているため、樹木葬へのお参りで供養感を感じづらいかもしれません。

周囲から苦言を呈されることがある

樹木葬という前例がまだまだ少ないために、周囲から苦言を呈されることもあるでしょう。
どのようなお墓を建てるかは、祭祀承継者が決めればよいことなのですが、現実的には家族や親戚、さらには故人と関わりのあった人たちもお墓参りをすることは充分に考えられます。
樹木葬を選ぶ際には、大切な人に相談、あるいは意志を伝えておいたほうがよいでしょう。

墓地が荒れやすい

墓域内の手入れをきちんとしておかないと、お墓がすぐに荒れてしまいます。
ただでさえ、墓標に樹木や草花を用いているため、まわりの雑草がすぐに伸びて生い茂ることも考えられます。

特に里山型では、自生する草木の中で墓標となる樹木や草花を植樹をします。
区画の内外も含めて里山全体が自然の墓地という考え方なので、久しぶりにお参りに行ってみたらあたり全体が荒れていて、植樹した草木と雑草の見境がつかないという状況も考えられます。

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樹木葬に向いている人の特徴

樹木葬にするべきか。それとも従来のお墓に埋葬すべきか。自分たちのお墓について迷っている人も多くいるのではないでしょうか。
最近ではこれらの他にも納骨堂や永代供養などの方法も選ばれるようになりました。

選択肢がたくさんある中で、樹木葬はどのような人に向いているのか、特徴別にまとめました。参考にしていただければ幸いです。

自然のなかで眠りたい人

樹木葬墓地には自然がたくさん見られます。なによりも手を合わせる対象が樹木や草花です。
自然の中で眠りたいと考える人は樹木葬を選択肢に入れてみてもよいかもしれません。

お墓にかかる費用をおさえたい人

樹木葬は、一般的な墓石を建立するよりも安く済みます。お墓にかける費用を安く抑えたい人は樹木葬を検討してみてもよいでしょう。

ただし、樹木葬以外の納骨堂や永代供養など、費用を安く抑える方法は他にもあります。
費用だけでお墓を探すのであれば、他の方法とも比較してみてもよいでしょう。

お墓の後継者がいない人

樹木葬の多くは、近い将来にお参りの人がいなくなったあとの永代供養や墓じまいが前提となっています。

あととりや墓守がいないと分かっているのであれば樹木葬が向いているかもしれません。
ただし、お墓の後継者の不在を解消するお墓のかたちは、納骨堂や期限付き墓石など、他にも登場しているので、さまざまな方法と比べてみて判断しましょう。

樹木葬を選ぶ時の注意点

人差し指を立てて注意しましょうと言っている女性

樹木葬はまだまだ登場したてのお墓です。
あなたのお住まいの地域にどれだけの樹木葬墓地があるか分かりませんし、もしかしたら選択肢がたくさんあるわけではないのかもしれません。
その上で、樹木葬を選ぶ時の注意点やポイントをまとめました。

家族や親族への相談

まずは、必ず家族や大切な親族には相談や連絡をしておきましょう。
せっかく購入した樹木葬の墓地も、周囲の反感を買ったり苦言を呈されたりしたら、これほど悲しいことはありません。

樹木葬は徐々に認知されてきていますし、現代人の気風にもマッチしていますが、それでも周囲に受け入れない人がいるかもしれません。

アクセスのよさ

お参りのしやすさはとても大切なポイントです。
アクセスが悪いとお参りそのものがおっくうになり、故人と距離が生じてしまうかもしれません。

また、いまは元気でも歳を重ねることでお参りにさまざまな負担が増える可能性もあります。
車で行く場合、公共交通機関を使う場合なども想定しておきましょう。

墓地の環境や雰囲気

その霊園は、お墓参りしたくなるような環境でしょうか。
日当りや周囲の静けさなど、お参りをすることで心が落ち着くかどうかもとても大切なポイントです。

また、墓地内の清掃や管理が行き届いているかもチェックしておきましょう。
水場やゴミ箱、さらには共有の通路など、管理の質は管理者によって異なります。

永代供養の方法

自分たちが亡くなってしまったあと、または家族や親縁のお参りが亡くなったあとに、霊園側がどのように対応してくれるのかも確認しておきます。
多くの樹木葬墓地では、永代供養を前提としています。
その際、お参りの人がいなくなって何年後に永代供養にするのか、永代供養にしたあとはどのような頻度で読経をしてもらえるのかなども確認しておきましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか? 最後にこの記事のポイントを箇条書きでまとめます。

  • 樹木葬の費用は30万円から100万円が相場。墓石建立の200万円から300万円に比べるとはるかに安い。
  • 価格の差の一番の違いは、手を合わす対象である墓標が「木」か「石」かという点。
  • 樹木葬は里山型と霊園型に分けられ、霊園型は「合祀型」「集合型」「個別型」に分けられる。
  • 樹木葬の多くは、一代限りのお墓として選ばれていて、近い将来の永代供養を前提としている。
  • タイプ別の費用相場は次の通り
    • 合祀型タイプ:5万円~15万円
    • 集合型タイプ:20万円~50万円
    • 個別型タイプ:50万円~100万円
    • 里山型:50万円〜100万円
  • 樹木葬のメリット
    • 費用が安い
    • 後継者が不要
    • 自然志向、エコ志向
    • 明るさや開放感
  • 樹木葬のデメリット
    • 慣れない方法
    • 周囲からの苦言
    • 墓地が荒れやすい
  • 樹木葬に向いている人
    • 自然のなかで眠りたい人
    • お墓にかかる費用をおさえたい人
    • お墓の後継者がいない人
  • 樹木葬を選ぶ時は、家族や親族などに事前に伝えておくことで、後からのトラブルを最小限に抑えられる

お墓の準備はできていますか?

終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • 自分に適切なお墓を探したいが、そのお墓をどう探したらよいかわからない。
  • まだ両親や自分が入るお墓が決まっていないが、お墓を探す手順がわからない。

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。

お墓の購入に関しては、全員が初めての経験になることが多いため、不安を持つことは仕方のないことでしょう。

しかし、お墓購入後に後悔はしたくはないですよね。
そのためにも、複数の墓地・霊園を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集をしてから決めることをオススメします。

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お墓をお探しの方は、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?