「通夜」「葬式」、この2つの違いってどこにある? マナーや準備について

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葬儀の祭壇

「葬儀」は、非常に特別なものです。大切な人を失って動揺しているなかで行われるものですし、だれもがとまどいを持って迎えます。また、葬儀会社などに勤めている人ではないかぎり、葬儀というのは非日常的なものです。

このため、わからないことも非常に多いものです。特に、「通夜」「葬式」に関しては、「行うことは当然知っているけれど、詳しいマナーなどまでは分からない」という人も多いことでしょう。

ここでは、葬儀の中心行事である「通夜」「葬式」について取り上げます。

なお、言葉の使い方は葬儀会社ごとによって異なりますが、ここでは以下のような使い方をします。

  • 通夜・・・夜に行われるもの。かつては夜通し行われるものを「通夜」と呼び、まだ日付が変わらないうちに終わらせるものを「半通夜(はんつや)」と言った。しかし現在は半通夜の方が一般的で、こちらを「通夜」と呼ぶようになっている。特段の記載がない限りは、これを「通夜」とする
  • 葬式・・・多くのケースで通夜の翌日に行われる宗教的儀式。「告別式」は宗教的儀式を含まないものだが、無宗教などではないかぎり、一緒に行われることも多い
  • 葬儀・・・通夜・葬式・告別式を含めた一連の儀式全般を指す

逝去から通夜・葬式(告別式)はいつ行うのか

通夜と葬式(告別式)を行う日取りを決める際には、下記4点を考える必要があります。

  • 葬儀式場の空き状況
  • 宗教者のスケジュール
  • 火葬場の休日日程
  • どうしても来てほしいあるいは来なければならない人のスケジュール

冠婚葬祭は非常に重要度が高く、特に「葬儀」はもっとも重要度が高いものであるため、「参列してほしい人あるいはしなければならない人が休みをとれない」ということはほとんどないでしょう。しかし、「出張中で海外にいる」などのようなケースではやはり考慮しなければなりません。

「葬儀式場も空いている、宗教者のスケジュールも火葬場もあいている、来てほしい人(来なければならない人)もいつでも来ることができる」という状況のときは、基本的には通夜は逝去の翌日の夜に行われます。そして、葬式(告別式)はその翌日に執り行われます。

ただ、「準備に時間をかけたい」ということであれば2日後に通夜を行ったり、「こぢんまりした式なのでスピーディーに行いたい」ということであれば亡くなった当日に通夜が開かれたりすることもあります。

なお、地域やご遺体の状態(事故でひどいけがをしたなど)によっては、通夜や葬式(告別式)を行う前に火葬を行う「骨葬(こつそう)」が行われることもあります。これは火葬を先に行うものであり、お骨を前にして通夜や葬式(告別式)をしていくものです。

ただ、いずれの場合であっても、逝去24時間以内に火葬を行うことはできません。

通夜・葬式の日程と仏滅(六曜)は気にしなくていい

通夜や葬式(告別式)を行う際にときおり出るのが、「六曜(ろくよう)」という考え方です。これは、「暦を6つに分けて、それぞれに意味を持たせる」といったものであり、中国を発祥としています。

実のところ、この「六曜」と仏教の間には何の関係もありません。このため、六曜は気にしなくても構いません。実際、六曜を気にする人の数は減少傾向にあります。

ただ、六曜には「仏滅(ぶつめつ)」「友引(ともびき)」といった分け方があるため、気にする人がいるのも事実です。特に友引は、「生きている友を引いていく」ということで、避けられがちな日です。この場合は、友引人形などを棺に入れて、人の代わりとします。

仏滅の場合、お祝い事を行うには不向きとされています。運勢が悪い日だと考えられているからです。しかし弔事の場合においては、「おめでたいこと」ではないので、これを気にする必要はありません。

亡くなってから通夜と葬式・告別式~埋葬までの流れ

大切な人が亡くなった場合は、以下のような流れをとることになります。なお、宗教や規模によってはいくつかの手順が省かれることもありますが、ここでは基本的な流れを紹介します。
また、基本的には

  • 病院で
  • 臨終の場面に家族が立ち合い
  • 仏式の葬儀を行う場合

を想定しています(以下すべて同じ)

1.危篤

医師から知らせがあります。この段階で、親族などに連絡をします。夜中であっても電話を掛けても構いません。

2.ご逝去

お見送りをします。末期の水などがとられることもあります。

3.ご遺体のケア~死亡診断書・死亡届の処理

「どこまでを病院で行うか」はそれぞれ異なりますが、基本的なエンゼルケアを行ってくれる病院もあります。また、この段階で、葬儀会社に連絡を行います。また、死亡診断書・死亡届を受け取ります。これを市町村役場に出さなければ、火葬や埋葬が認められません。

4.葬儀会社到着

葬儀会社は365日24時間稼働です。連絡を受けた時点で病院に駆けつけてくれます。

5.故人をお連れする

故人をお連れして、安置します。自宅もしくは宿泊設備のある葬儀会場にお連れするのが一般的です。

6.打ち合わせ

葬儀全般の打ち合わせを行います。特に通夜は時間が迫っていますから、少し大変でしょう。現在はむやみに高いプランを進められる可能性は極めて少なく、故人やご遺族の交友関係や年齢によって、適切なプランを提示してくれます。

もちろん、「最後の親孝行なのだから立派なお式をしたい」「交友関係が非常に広い人だったが、最後だからこそ家族だけで見守りたい」という希望があれば、それを伝えてください。

また故人が、終活の一環としてエンディングノートなどに希望を書いていたのであれば、それを尊重しましょう。また、通夜や葬式(告別式)は、遺族の事情だけでなく、葬儀会場の空き状況や僧侶のスケジュール、火葬場の運営日程状況によっても左右されます。このあたりも考えながら決めていきます。

7.日程が決まり次第、各方面に連絡を

通夜や葬式(告別式)の連絡を行います。「どこまで連絡をとるか」はそれぞれのケースで異なりますが、休みをとるという都合上、仕事場には絶対に連絡をしなければなりません。また、故人の所属していた団体(たとえば高齢者施設に入所していたのならばその施設など)にも連絡をしなければなりません。

8.通夜

通夜に先立ち「納棺」が行われます。故人を棺にお入れするのですが、これは家族が行う場合もありますし、葬儀会社のスタッフによって行われることもあります。

9.通夜ぶるまい~宿泊

多くのケースでは、通夜の後に通夜ぶるまいの席が設けられます。故人を偲んでみんなで話をするという趣旨のものであり、葬儀会場から遠くないところ(基本的には同じ建物の中の別室)で、テーブルの上に置かれた飲食物をとります。

生臭物を食べるかどうかは、故人や遺族の意向で異なります。また、仏教と神式ではお酒を出しますが、キリスト教では出しません。

9. 葬式(告別式)~出棺

葬式(告別式)を行います。現在は「葬式」と「告別式」はほとんど区別されません。一連の流れのなかで出棺の儀を行い、遺族や親族はそのまま火葬場に向かいます。

10.火葬

最後のお別れを行い、火葬をします。待ち時間は控え室で軽く飲食します。

11.収骨~初七日法要~帰宅

収骨をした後に、初七日法要を終わらせるために移動します。初七日法要はかつて、その名前の通り、亡くなってから七日を目途に行われていましたが、現在は火葬当日に一緒に行うのが一般的です。また、初七日法要の後は精進落としを行い、お骨を持って帰宅します。

12.後日埋葬

お墓や納骨堂に埋葬を行います。これに関しては、四十九日法要のタイミングで行うのが一般的です。ただ、明確な決まりがあるわけではないため、1年以上手元においてから納骨することもあります。また、そもそも納骨せず、手元で供養し続けるという選択肢をとることもあります。

通夜の一般的な開始時間と所要時間

通夜の流れについてみていきましょう。

1.受付開始

多くの場合、故人もしくは遺族の会社の人や、近所の人が行います。親族が担当することもあります。

2.案内~着席

開始15分程度前になると、葬儀スタッフからの案内があります。案内を受けて、会場内に入ります。故人と親しかった人から前に詰めて座る(遺族は別に席を設けられていることもある)のが一般的ですが、彼らがすでに着席している場合は、葬儀スタッフの案内に従って前から席を埋めていくこともあります。

3.僧侶入場

僧侶の数は葬儀によって異なります。ただ、一般的には、葬儀が大規模であればあるほど僧侶の人数が増えるのが一般的です。

4.読経~焼香

僧侶による読経が行われます。焼香のタイミングは葬儀会社によって異なります。読経の最中に行うところもあれば、読経が終わってから行うこともあります。いずれの場合であっても、喪主→遺族→親族→参列者の順番で行われることには変わりありません。

なお、厳密に言えば、宗派によって焼香のやり方や持っていくべき数珠は異なります。焼香のやり方については喪主のやり方に倣いましょう。数珠のかたちまではこだわらなくて構いません。

5.説話

僧侶による説話が行われます。現在は、わかりやすく仏教の死生観や死をどのように受け止めるかを話すかたちが多くなっています。

6.僧侶退場

僧侶が退場します。

7.喪主のあいさつ~翌日の案内

喪主が、会葬に対するお礼のあいさつをします。また、喪主もしくは葬儀会社スタッフから、通夜ぶるまいや明日の葬式(告別式)の案内が行われることが多いといえます。

8.閉会~通夜ぶるまいへ

閉会します。参列者として参加したときに通夜ぶるまいに誘われたのなら、短い時間でも必ず相伴にあずかるようにします。仏教や神式の場合は酒が振る舞われますが、車の場合は断っても差し支えありません。

大規模な葬儀ほど、所要時間は長くなります。また、家族や親族だけで行う場合は非常に短時間で終わります。45分~3時間程度が相場でしょう。一般的には1時間~2時間程度の通夜が多いと思われます。

通夜の開始時刻は葬儀会場の空き状況などによって異なります。18時~20時台がもっとも多いのですが、17時台に行われたり、21時台に行われたりすることもあります。

葬式・告別式の一般的な開始時間と所要時間

葬式(告別式)も、通夜とほとんど似た流れをとります。
通夜と違うところだけに説明を加えます。

  1. 受付開始
  2. 案内~着席
  3. 僧侶入場
  4. 読経~焼香、弔辞や弔電読み上げ
    弔電の読み上げなどは、基本的には葬式(告別式)の時に行われます。ただこの順番については、葬儀会社によって多少の違いがあります。自分が弔辞を読み上げる立場であるのなら、葬儀会社のスタッフの案内をよく聞いておきましょう。
  5. 説話
  6. 僧侶退場
  7. 喪主のあいさつ
    喪主によるあいさつが行われます。故人に寄せられた厚情と参列に感謝しながら、今後の遺族への指導を願うのが一般的な内容です。また、故人との思い出などが語られることもあります。
  8. 閉会
  9. お別れ
    棺を囲んで、花をいれていきます。遺族親族が中心となりますが、参列者が参加するケースも非常に多く見られます。
  10. 出棺
    霊柩車に棺を運び入れます。かつては親族の男性が運ぶのが一般的でしたが、現在は棺用のストレッチャーが使われるケースもあります。
  11. 参列者の見送りのもと、火葬場へ
    遺族・親族が、霊柩車やバスに乗って火葬場に向かいます。参列者は合掌をして、それを見送ります。


葬式(告別式)も、45分~3時間程度で終わります。非常に若い人が突然亡くなった場合や、交流関係が非常に広かった人の場合などは、長くなる傾向にあります。

現在は弔辞を読み上げないかたちの葬式(告別式)もありますが弔辞が3人以上によって読み上げられる葬式(告別式)もあるため、規模によって大きく変わるといえます。ただ、葬式(告別式)もやはり1時間~2時間程度のものが多いのが現状です。

葬式(告別式)の行われる時間帯は、ケースによって大きく異なります。10時台~12時台が比較的多く見られますが、9時台や14時台に行われるケースもあります。葬儀式場の空き状況によっても大きく左右されます。

火葬の一般的な流れと所要時間

火葬場についてからの流れについてみていきましょう。

  1. 火葬場到着~最後のお別れ
    火葬場に到着後、最後のお別れの場が設けられます。僧侶による読経の元、棺の窓を開けて、故人への言葉かけなどを行います。
    故人が、「人のかたち」をとどめた状態なのは、これが最後です。その顔を覚え、声を思い出し、お見送りをしましょう。お別れが済んだら、火葬場のスタッフによって棺が炉の中に入れられ、点火されます。合掌でお見送りをします。
  2. 火葬が終わるのを待つ
    その後控え室に移動し、火葬が終わるのを待ちます。その間は、控え室で軽食を取りながら待つのが一般的です。
  3. 収骨
    火葬が終わったら、スタッフから案内があります。その案内に従って移動し、収骨を行います。
    収骨は一般的に、喉の骨から入れ、最後に頭蓋骨で蓋をします。ただこのあたりは、地方差などがあります。
  4. 初七日法要を行う場所に移動
    現在は法要~精進落としまでを行える会場もあります。そのような会場を利用していた場合は、葬儀式場にそのまま戻ることになります。初七日法要が終わった後は食事をし、解散となります。

火葬に限っていえば、時間は1時間ほどでしょう。火葬場によって時間は多少異なり、45分程度で終わるところもあれば、1時間半ほどかかるところもあります。

初七日法要は、1時間もかからずに終わるケースがほとんどです。30分~45分程度が目安でしょう。その後の精進落としは個々のケースによって大きく異なります。

遺族や親族が「大往生だった」と考えるケースでかつ親族同士で非常に仲良く付き合っているような場合は、一種の宴会状態になり、3時間以上かかるケースもあります。

対して、粛々(しゅくしゅく)と行われる場合などは1時間以内で終わることもあります。喪主のあいさつによって終わりますが、1時間~1時間半程度が一つの目安となるでしょう。

通夜と葬式・告別式の準備はいつ・どのように進めるのか

現在は終活の考え方が広く根付いているため、前もって自分で算段をつける人も増えています。ただ、明確な希望がなかったり、実現不可能なプランであったり、前もって用意していなかったりした場合は、やはり亡くなった当日~ご遺体の搬送後のタイミングで打ち合わせを行うことになります。

また、終活をしっかり行っており、明確で実現可能なプランを組み立て、葬儀会社にも話をつけてあったとしても

  • 葬儀会社への逝去の連絡
  • 親族や所属団体への連絡

などは、やはりこのタイミングで行うことになります。

通夜と葬式・告別式の日程を連絡する方法

訃報を知らせるのにもっとも一般的な方法は、やはり「電話」です。訃報の連絡はあらゆる連絡に優先されます。特に、臨終の際に来てほしいほどの仲であるのなら、真夜中でもためらわずに電話をしましょう。

町内への連絡などは、掲示板を利用することもあります。代表者に連絡をすれば、町内放送などで流してくれるケースもあります。また、新聞のおくやみ欄に出すこともあります。
ファックスやメール、あるいはLINEなどを利用して訃報を知らせる方法も、現在では容認されています。

通夜と葬式・告別式に関するよくある疑問

ここからは、通夜と葬式(告別式)に関するよくある疑問に回答していきましょう。

正月に葬儀を行うことはできる?

基本的には難しいと考えてください。この理由は明白で、「火葬場が休みであるから」です。

火葬場の休み状況はそれぞれの火葬場で異なりますが、大晦日~正月三が日は休んでいるところが非常に多いからです。そのため、年の瀬や正月に亡くなった場合は、正月三が日が終わった後に通夜・葬式(告別式)を行います。

なお、昔とは異なり、現在はご遺体の保存技術も向上しています。ドライアイスなどをしっかり用いますし、寒い冬ですから、ご遺体が傷んでしまう可能性はそれほど高くはありません。ややにおいはしますが、腐敗するようなことはないので安心してください。

通夜と葬式・告別式のどちらに参列するべき?

かつて、「通夜は故人と親しかった人が行くもの、葬式(告別式)は一般の参列者が行くもの」と考えられていました。しかし現在は、どちらに参加してもよいとされています。

現実的に考えて、平日の昼間に行われることの多い葬式(告別式)は、「参列者」の立場で参加するのはなかなか難しいものです。そのため、勤めている人などは、仕事の後でも来やすい通夜に足を運ぶケースが多いでしょう。

また、通夜と葬式(告別式)、両方に参加するという人の場合、不祝儀を持っていくのはどちらか片方で構いません。

どうしても通夜と葬式・告別式に参列できない場合はどうする?

「入院しており、物理的に参加は不可能」
「遠方に住んでいるため、交通手段が確保できない」

などのようなケースの場合、弔電を打つのがよいでしょう。供花や供物を送る方法もあります。ただ、この場合は、必ず葬儀会社に電話してご遺族の意向を確認しましょう。弔電を辞退するケースは珍しいのですが、供花や供物を辞退するケースはあり得ます。

また、香典を現金書留で送るのも一つの手です。これは決して失礼ではありません。

後日になって弔問に伺うのもよいでしょう。ご遺族のスケジュールを確認して伺い、長居はしないように心がけます。不祝儀袋の表書きは、四十九日前であれば「御霊前」、それ以降は「御佛前(御仏前)」とします。

通夜や葬式・告別式に参列するときのマナー

通夜や葬式(告別式)に参加するときの装いについて紹介していきます。

ふさわしい服装や身だしなみ

通夜の場合は、ダークスーツを用います。靴下は、男性ならば黒色を選びます。女性のストキングは肌色もしくは黒色を選びます。靴やかばんは、金具のついていない黒色のものがもっともふさわしいといえます。

葬式(告別式)のときは、ブラックスーツが基本です。女性は黒のストッキングを履きます。夏であっても、五分丈~七分丈のものを選ぶべきでしょう。

男性が締めるネクタイは、通夜であっても葬式(告別式)であっても黒色が一般的です。ただ、通夜の場合は、地味な色のものならば良いとされます。なお、地方によっては、「用意していたわけではない」という意味からあえて日常使いのネクタイを使うこともありますが、自信がなければ避けた方が無難です。

男女ともに、アクセサリーは身に付けません。男性の場合は真珠のネクタイピン、女性の場合は真珠の一連のネックレスやイヤリングは可とされていますが、「絶対に着けなければいけないもの」ではありません。結婚指輪も同様です。

化粧は薄化粧にします。チークや派手な色、パール入りのメイクアップアイテム、グロスなどは避けます。ただ、「チークをつけないと病人と同じような顔色になる」などの場合は、わずかに入れても構いません。

口紅は、「悲しみで紅をひけません」ということからつけないこともありますが、「薄く地味な色のものをつけるのがマナーだ」とする説もあります。一概にはいえませんが、現在は後者の考え方が採用されるケースが多いように見受けられます。

もっていくべき物

白色もしくは黒色のハンカチを持参します。ワンポイントや地味な柄のものならば構わない、という考えもありますが、葬儀用のハンカチを1枚購入しておくと便利です。

映画などでしばしば見る「手袋」は原則として不要です。しかし、「派手なネイルアートをしている。でも昨日ネイルサロンでやってもらったばかりだし、落とすのはさすがに……」というようなケースの場合は、手袋を使ってもよいでしょう。黒いものを選んでください。

「袱紗(ふくさ)」は不祝儀袋を包むために必要なものです。弔事では寒色系のふくさを使いますが、「新しく買う」という場合は紫を選ぶとよいでしょう。紫ならば、弔事でも慶事でも利用できます。

不祝儀袋も大切です。これは宗教にとって表書きが異なりますが、迷ったのならば「御霊前」とするのが良いでしょう。宗派によっては「御霊前は使わない」としていますが、そこまで細かく問われることはほとんどありません。水引は、黒白もしくは双銀のもので、結び切りになっているものを選びます。

仏教のお式の場合は、数珠を持っていきましょう。厳密なことをいえば、これは宗派によってかたちが異なります。しかし参列者の立場でも、遺族・親族の立場でも、数珠のかたちまで問われることはありません。手元になければ、100円ショップのものなどでも構いません。

神式の場合とキリスト教の場合は、数珠は使いません。キリスト教の葬儀の場合、「自分もキリスト教の信者であるため、ロザリオを持っている」というケースならばこれを持参するとよいでしょう。

しかし、キリスト教の信者でない限り、ロザリオを持っていることはないと思われます。このような場合は、無理に購入する必要はありません。

まとめ

  • 通夜は、ご逝去の翌日の夜に行われることが一般的です。また、葬式(告別式)はその翌日の昼間によく行われます。なお、正月三が日は火葬場が閉まっているため、基本的には葬儀はできません。
  • どちらも1時間~2時間程度で終わることが多く、葬式(告別式)の後には火葬が待っています。火葬は1時間程度で終わることが多いのですが、その後に繰り上げの初七日法要や精進落としの席が設けられるため、2~3時間程度はかかります。
  • 通夜・葬式(告別式)の日程の連絡は、電話を使って行います。ただ、ファックスやメール、LINEなどを使って行っても構いません。
  • 参列者の立場の場合、「通夜に参加すべきか、それとも葬式(告別式)に参加すべきか」と悩むこともあるでしょう。現在は、出やすい方に出るかたちで問題ありません。勤めている人などは、通夜の方が参加しやすいでしょう。
  • 「どちらにも参加できないけれど、弔意は示したい」という場合は、弔電・供物・供花を送ることを検討します。ただ、ご遺族や辞退するケースもありますから、葬儀式場に一度確認しましょう。後日弔問に伺うかたちをとることもできますから、これを検討することもおすすめします。
  • 通夜の場合は、ダークスーツを着ていきます。葬式(告別式)の場合はブラックスーツを着用します。男性は黒の靴下とネクタイを、女性の場合は黒のストッキング(通夜のみ肌色も可)を身に付けます。靴やかばんは、黒色で、金具のついていないものを選びます。アクセサリーは、真珠や結婚指輪は許容されますが、着けなくても問題ありません。
  • 持参するハンカチは、白もしくは黒を。ネイルアートをしているのならば、黒の手袋を身に付けましょう。ふくさは、紫色のものが弔事・慶事両方に使えて便利です。不祝儀袋の表書きは、「御霊前」とするとよいでしょう。
  • 数珠は、仏教の式にのみ使います。宗旨によって数珠のかたちは異なりますが、手持ちのものでなんら問題ありません。キリスト教の場合は、手元にロザリオがあればこれを持参しますが、ない場合に新たに買い足す必要などはありません。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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