「納棺師」ってどんな仕事? 働き方やその役割について

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花が添えられている棺

葬儀のあり方や、葬儀を通して死に向かいあうことをテーマにした映画などが数多くつくられていくなかで、「納棺師」という言葉を耳にする人も多くなってきました。
今回は、この「納棺師」の仕事と、その働き方や役割について見ていきます。

※「のうかんし」は「納棺士」とすることもありますが、ここではより一般的に使われている「納棺師」の表記を使っていきます。

納棺師とは故人の身支度を整え送り出す人

納棺師とは、ごく簡単にいうのであれば、「故人を送り出すための準備をする人」のことを言います。
名前の通り、棺に故人をお入れする仕事のことを言い、映画「おくりびと(2008年)」で取り上げられ、特に有名になりました。

現在は多くの人が病院で亡くなります。
そしてそのご遺体を、「棺」に入れるとき、そこにはさまざまな感情のゆらぎが伴います。

ご遺族にとって、ときにつらく、ときに感謝を持って迎えられる瞬間であり、納棺師はその「もっとも繊細な状況にある人の心」「今までの人生を一生懸命に歩んできた故人」に向かい合う仕事だといえるでしょう。

納棺師の目的と役割

納棺師は、死、もう少し具体的にいうのならば、ご遺体と直接向かい合う仕事です。
そのため、人によっては非常に強い忌避感を抱いてしまうこともあります。

業務の一環ではありますが、納棺師自身もさまざまな感情に襲われることが多く、そのなかでご遺体を棺に納めていかなければなりません。

現在は病院にいて老衰(あるいは老いに伴う病気)で亡くなる方が多いのですが、事故などで命を落とされる方もいます。

この場合、ご遺体の損傷が激しく、見るのがつらい状態であることも多いものです。
ご遺族やご親族、参列者への配慮から、一般的なかたちの納棺ははばかられるということで、納棺師がご遺体を整えることもあります。

そのため、損傷の激しいご遺体に向かい合うだけの精神力と、ご遺族やご親族、参列者が対面したときに著しいショックを受けないで済むように対応するだけの技術も求められます。
なお、そのなかでも特別な技術を持つ人は、ご遺族から「復元納棺師」と呼ばれることもあります。

納棺師にとって、「死」は日常的に向かい合うものです。
ただ、葬儀会社のスタッフであっても、納棺の仕事を行うことはつらいと思う人もいます。
そしてそれ自体は、責められるものでもありません。

納棺師として活躍していきたいと考えるのであれば、心構えも重要になってくることは意識しておきたいものです。

なお、ここでは「納棺師」という言葉を使っていますが、納棺師になることには特別な資格はいりません。
また、ここからが非常に重要なのですが、「納棺を行う葬儀会社」であっても、特別に「納棺師」という立場の人間を雇わなければならない決まりは一切ありません。

そのため、葬儀会社の多くは、「納棺師」という風に区別することなく、葬儀会社のスタッフが納棺作業を担当するケースも多く見られます。
たとえば、その葬儀のまとめ役となる葬祭ディレクターと、そのサポートをする人間で納棺作業をするなどの光景は、比較的よく目にします。

このため、「納棺師をやりたい」と考えて葬儀会社に入ったとしても、実際には納棺師だけではなくほかの実務(主に葬儀全般の組み立て)を任される可能性もあります。
加えて、葬儀のプランニングを立てることを目的として葬儀会社に入っても、納棺の仕事をやらなければならない場合もあります。

葬儀関係の会社においては、「納棺という作業を担当するスタッフ」と「納棺師」は厳密に区別されないことも多い点はしっかり理解しておきましょう。

納棺師が行う作業内容

「納棺師がどこまでの作業を受け持つのか」ということに関しては、勤めている葬儀会社、あるいは納棺専門業者によって異なります。
また、亡くなった病院によっても異なります。
※もちろんご自宅で亡くなられる方もいますが、現在はほとんどの方が病院で亡くなっていますから、ここでもその想定でお話ししていきます。

病院で亡くなったときは、看護師が中心となってエンゼルケア(エンゼルサービスとも)が行われます。点滴の跡や目立つ傷などを覆ったり、胃の内容物や尿を排出させたりするケアのことで、筋肉が硬直する前(ご逝去後2~3時間以内)に行われます。また、分泌物に対する対処もこのときに行います。

汚れなども簡単に落とすものであり、死後措置の過程の一つとして行われます(ご遺族が強く希望すれば、ご遺族が行うことができるケースもあります)。

病院がどこまでやってくれるかによって、納棺師が行う作業も変わってきます。
病院のなかには死に化粧までも施してくれるところもありますが、すべてのところがそのような措置をしてくれるわけではありません。また、着替えなどをさせる必要が出てくる場合もあるでしょう。

納棺師は、病院では行えなかった作業を担当します。ただ、一般的には、

  • 湯灌(ゆかん)
  • 着替えを中心とした身づくろい
  • メイク

を納棺師(葬儀会社のスタッフ)が担当するケースが多いことでしょう。

最後に施す化粧は、特に「ラストメイク」と呼ばれます。
生前同様の生き生きとした表情を出すために行うものであり、女性の場合は紅もさすのが一般的です。

このラストメイクを施したお顔とその前のお顔では、ご遺族に与える印象がまったく違います。
ラストメイクをされた後の表情を見て、「とてもきれいになった」「きれいにしてもらってよかったね」「笑っているように見えるね」などと声をかけるご遺族も多く見られます。

また、ご遺体の損傷が激しい場合は、この段階で復元措置が取られる場合もあります。
火傷などがひどい場合は処置用のビニールで巻いた後に服を着せたり、包帯を巻いたりして在りし日のお姿に戻していきます。

このような作業は特に「エンバーミング」と言われ、深い知識と確かな技術が求められます。

ケースによりますが、
「配偶者が事故で亡くなった。非常に激しい事故なので、子どもたちに見せたらショックを受ける。だから、子どもに合わせる前に処置をしてほしい」
「全身にやけどを負って亡くなった。顔にも少しやけどがある。体の方は炭化しているということなので難しいかもしれないが、女性ということもあり、顔のやけどだけでもどうにかしてほしい」と頼まれる場合もあります。

ご遺族、とりわけお子さんを失くしたお母さまや、お父さまを失くした小さなお子さんなどに配慮し、喪主となる方(前者ならばお父さま、後者ならお母さまなど)の了承を得て、「強いショックを受けるであろう方」が故人と対面する前に、これらの処置を施すケースもあります。

ご遺体は故人の自宅や葬儀会場に移され、安置されます。
このときはお布団に寝かせて安置することが基本ですが、枕経(まくらぎょう。仏教の場合)を行った後に棺に故人をお入れします。このときも、納棺師が担当するケースが多いようです。

「納棺師」として雇われている場合でも、また葬儀会社の一員として「納棺をする」という立場に立った場合でも、「どこまでやって、何を担当するのか」は業者や病院によって異なります。
ただ、一般的な仕事内容としては、このようなかたちになるでしょう。

故人の体を清める湯灌師もある

「納棺師」とまとめて論じられることがある職業として、「湯灌師(ゆかんし)」というものがあります。この仕事を解説するためには、まずは「湯灌とは何か」を解説していかなければなりません。

湯灌とは、故人の体を洗い清める作業をいいます。
亡くなった時の体というのは、当然少なからず汚れているものです。
また、湯灌には、「現世での悲しみや苦しみ、穢れ(汚れ)を洗い落としてきれいな体で旅立つこと」「来世の生まれ変わりを願うこと」という意味もあります。

現実的な問題を解消する手段として、また故人への弔いの気持ちを表す手段として古来より受け継がれているものです。
その起源は、日本書紀のところにまでさかのぼるのだそうです。

この湯灌には、特別な設備が必要です。
そのため、湯灌の設備を持っていない業者の場合は、これを行うことができません。
そのため、「湯灌師」と呼ばれる人が、特殊な設備を使い、ご遺体を清めるという作業を行うことがあります。

しかしながら、現在はこの「湯灌師」の仕事と納棺師の仕事を分けないケースも増えています。
昔とは異なり、現在ではエンゼルケアの技術も進歩しています。

そのため、病院で行ってもらえるアルコール綿を使った拭き作業で十分体がきれいになることも多いのです。
また、葬儀が小規模化していっていること、宗教にそれほどこだわりがない人も多いことから、湯灌の作業がカットされるケースも多く見られます。

このようなことを踏まえて、現在では「湯灌業者である」と謳うところであっても、湯灌だけを仕事とすることは基本的にはありません。ラストメイクや納棺、エンバーミングなども可能としているところが一般的です。

「湯灌師」と呼ばれる人は、実際には納棺師の仕事を行うことも多く、明確な区別はされにくくなっています。
また、湯灌師も納棺師も両方とも資格は必要としない仕事であることも、この2つが差別化しにくくなる原因にもなっています。

ただ、「葬儀会社を運営している。納棺師というものはないが、スタッフで納棺は担当する。
しかし湯灌の設備はない」という場合に、ご遺族から湯灌を頼まれたのならば、湯灌設備を持っている湯灌業者に別途依頼する可能性はあります。

湯灌のかたちは、年月とともに移り変わっていっているのです。

亡くなられてから納棺までの流れ

ご逝去後、納棺までの流れは以下の通りです。
なおこれは、仏式のもので、かつ病院で亡くなった場合を取り上げています。
ただ、一口に「仏式」といっても宗派によって考え方は違いますし、地方や病院によっても差が出ることはあります。ここで紹介するのは、あくまで「基本の流れ」だと考えてください。

1.ご逝去

医師から死亡宣告を受けます。この後に、医師は死亡診断書をつくります。
なお、自宅で逝去した場合でも、必ず医師に相談してください。
医師が交付する死亡診断書がなければ、火葬許可書も下りません。

2.末期の水をとる

割り箸に脱脂綿などを巻きつけたものを用意し、それに水を含ませます。
これを故人の唇の上に乗せていきます。
故人が彼岸で渇きを覚えないようにという願いを込めて行われるものであり、「死に水」ともいいます。

なお、「末期の水(死に水)をとる」という言葉は、文字通りこの工程自体を指すこともありますが、「臨終まで側にあり、介抱をすること」も意味します。

3.エンゼルケア

病院が主体となって行うことが多いものです。
ただし、納棺師あるいは遺族が行うケースも0ではありません。
ご遺体をアルコール綿などで拭き清め、必要に応じて化粧やご遺体の復元措置も行います。
なお、湯灌を行う場合は、この段階で行われるか、病院でなく葬儀場で行われます。

4.病院での安置と連絡

ご遺体は一度病院内で安置されます。
ただ、これは時間としては非常に短い間です。
ご逝去後、遺族は葬儀会社に連絡をしますし、連絡を受けた葬儀会社は365日24時間、いつでも即時駆けつけてくれるからです。

5.故人をお連れして、その先で安置する

葬儀会社が来てくれれば、遺族としてはまずは安心できます。
簡単な打ち合わせをして、故人をお連れする先を決めます。
宿泊施設がある葬儀会場などであればそのままお連れすることもできますが、一般的には、やはり自宅に一度帰られることになるでしょう。

自宅では北枕に安置し、枕飾りを行います。
このときにはまだ棺には入っておらず、布団に安置することになります。
なお、布団は故人が生前使っていたものでも良いのですが、新しいものを購入するケースもあります。

掛け布団の上には守り刀を置きます。
これは武家社会の名残とも魔除けのためとも言われており、仏教だけでなく、神道のときにも用いられるものです。

ただ現在は本物の刀を使うことはなく、模造刀を利用するようになっています。
また、仏教であっても守り刀は用いないというケースも見られます。
(ちなみに、浄土真宗ではもともと守り刀の文化はありません)。

6.枕経

故人の枕元で、僧侶がお経をあげる儀式を指します。
葬儀の場では遺族・親族は喪服を着用しますが、このときは平服で構いません。
地味な色の普段着を選ぶようにします。この際に参加するのは、遺族が中心で、広くても親族までです。一般の弔問客は参加しません。
ただ現在は、この枕経を省略するケースも増えています。

7.葬儀の打ち合わせ

ここまでの間でも、何度か葬儀会社と打ち合わせをする機会はあったと思われますが、枕経までが終わった後に本格的な打ち合わせをすることになります。
それまでに行う打ち合わせとは異なり、葬儀の規模などを決めていくために行うものですから、ある程度時間もかかります。
また、このときに菩提寺などにも連絡をとることになります。

8.通夜の前に納棺を行う

通夜の前に納棺を行うことになります。納棺師が活躍する場面でもあります。
すでにご遺体はきれいにはなっていますが、この段階でも簡単に清められることもあります。また、死に装束に着替えることもあります。

かつて納棺は親族の手で行っていましたが、現在は葬儀会社のスタッフや納棺師が行うケースも多く見られます。
また、「形式としてご遺族の手を借りることはあるものの、手を添えるなどのかたちだけのもの。
基本はスタッフが行う」としている葬儀会社もあります。このあたりは、業者によって大きく異なります。
積極的に手伝いたいということであれば、その意向をスタッフに伝えておくとよいでしょう。


「死」は非日常的なものです。
そのため、実際に家族が亡くなった場合、心理面が混乱するだけでなく、「次に何をしたらいいのか」と迷ってしまう人も多いことでしょう。

しかし病院には看護師などがいますし、葬儀会社のスタッフは葬儀全般についての問い合わせに明確に答えてくれます。
「次に何をすればいいかわからない」という状態になったのであれば、とにかく周りの専門家に聞いてください。

また、現在の葬儀会社や納棺師は、ご遺族の気持ちをとても大切にします。
「故人に着せたい洋服がある」
「故人のメイクは若々しくしてほしい」
「故人の使っていたメイク道具でメイクしてほしい」
「遺体の損傷がひどいので、ほかの家族がショックを受けないように十分に配慮・復元をしてほしい」
「納棺は自分たちで行いたいので、指導してほしい」
などの希望があれば、何でも伝えてください。
物理的に無理、あるいは金銭的な負担が大きくなりすぎるような要望以外ならば、できる限り叶えようとしてくれるはずです。

納棺師や湯灌に関わるオプション費用

葬儀のときによく問題になるのが、「費用」です。これについて見ていきましょう。

納棺師の仕事において、「湯灌などをまったく行わず、また葬儀会社にも所属せず、納棺以外の仕事は一切しない」とするケースは皆無といっても差し支えがないほどにありません。

「納棺師専門業者」としていても、そのほとんどすべてで、湯灌もしくはエンバーミングサービスも提供しています。そのため、「納棺師を使う場合だけの金額」を出すのは非常に難しいのが現状です。

一応「40,000円程度」という数字を提示している企業もありますが、「納棺師が納棺だけを行ってくれる派遣サービスを利用できるかどうか」などについては、まず葬儀会社に確認しなければなりません。

葬儀会社に納棺をお願いした場合、湯灌は行われないのが基本です。
ただ、軽い死に化粧などはしてもらえることもあります。
ほかには外注せずに、葬儀会社のスタッフが納棺までを担当するわけです。

これらはセットプランのなかに含まれていることが多く、追加料金は基本的には発生しません。
このため、非常に費用を抑えて行うことができます。
なお、その性質上、セットプランとは分離して、納棺にかかる費用だけを抽出することはできません。

葬儀会社で行えるサービスは、軽い死に化粧~お着替え~納棺までです。
ご遺体の復元措置や湯灌は基本的にはできません(復元措置まではいかなくても、「顔にあるあざややけどを、ファンデーションで目立たないようにする」くらいまでは可能です)。

このため、これらのサービスを利用したいと考えるのであれば、オプション料金が発生します。

葬儀は、医療のように明確な「基準価格」があるわけではありません。
そのため、ケースごと、業者ごとによって違います。

ただ、浴槽を持ち込んで行う湯灌の場合は、プラス10万円程度の費用を覚悟しておかなければなりません。病院でも清潔にしてもらったが、もう一度お願いしたい、身支度を整えてあげたいなどのような要望の場合は50,000円程度が相場です。

また、ご遺体の復元や腐敗防止のために施されるエンバーミングの場合は、150,000円~250,000円程度の別料金が必要になります。

ただ特に「復元」の場合は、ご遺体の状態によって料金も変わってきます。
このあたりのことも考えてお願いするとよいでしょう。

いずれにせよ、このようなオプションを利用するのであれば、一度見積もりをとることをおすすめします。

納棺師などを依頼する人の傾向

エンバーミングをお願いする人の場合は、やはり交通事故や焼死などの痛ましいケースが多いと思われます。
特に、「ほかの家族がショックを受けないように」ということで、復元を願い出るケースもあります。

また、「最後なのだからきれいに送り出してあげたい」「まだ若くして亡くなった。
華やかな着物を着せて送り出したい」と考える人にも、このサービスは選ばれています。

専門業者に頼んだ場合、たしかに費用はあがります。
しかし顧客満足度はかなり高い傾向にあります。
故人やご遺族にこだわりがあるのであれば、このようなサービスを利用してもよいでしょう。

ただ、「納棺師」でなく、葬儀会社で死に化粧~納棺を担当する人たちも、かなり練習を積んでいます。そのため、軽いやけど程度ならば、うまくファンデーションなどで隠すことができるようにスタッフを指導しているという葬儀会社もあります。ただこのあたりは、さすがに事前に確かめるのは難しいものです。

もっとも、「葬儀を取りしきるスタッフは、全員葬祭ディレクター1級の資格持ちである」としている葬儀会社などの場合は、比較的安心して頼みやすいでしょう。
「はずれが絶対にない」とまではいえませんが、少なくとも、スタッフを育てることに熱心な会社であることがわかるからです。

納棺師に必要な資格や学歴は特にない

納棺師という仕事は近年注目を浴びていますが、納棺師になるためには特別な資格や学歴は必要ありません。

葬祭ディレクターの資格をとる場合は実務研修が必要ですが、納棺師はそもそも「資格」ではないため、実務経験も必要ないのです。ちなみに、「納棺師」という資格がないことからも分かるように、これは呼称のうちのひとつにすぎません。
「エンバーマー(主にご遺体の状態を保つことを目的としているもの)」などのように言われることもあるのはそのためです。

ただ、これはあくまで「原則」です。
実際に納棺師として働くためには、きちんとした知識を身に着けることや技術を習得することは絶対に必要です。

たとえば、着替えさせるだけであっても、亡くなった方と生きている人ではまったく動きも違います。
また、悲しみの渦中にあるご遺族に対して不適切な言動をとらないようにするための学習も大切です。
このため、資格や学歴こそ必要ないものの、実際に納棺師として働くためには、相応の研修が必要です。

納棺師を育成する専門学校が存在する

納棺師には特別な資格も学歴もいりません。
しかし現在では、納棺師やそれに近しい職業を要請するための学校も登場しています。

夜間に学ぶものもあれば昼間に学ぶところもありますし、必要となる講習時間もさまざまです。
ただ、これらの専門学校はそれほど数多くないため、通おうと決めたのであれば、住まいなども含めて調整する必要があります。

納棺師として働くには葬儀会社や専門業者に就職する

納棺師として働くためには、葬儀会社や専門業者に就職するのが一般的です。
葬儀会社の場合は、実際には納棺以外の仕事もすることになるため、「納棺師としての仕事だけしかしたくない」というのは少し難しいかもしれません。

しかしその代わり、葬儀全般の知識を身に着けることができます。
葬祭ディレクターの資格もとりやすくなるため、葬儀全般のプロフェッショナルを目指すのであればこちらのコースを選択すべきでしょう。

対して、専門業者の場合は、エンバーミングや湯灌、メイクなどを中心とした納棺師としての性質の強い業務を担当することができます。
「納棺師としての仕事をしたいのだ」という強い希望を持っている場合は、こちらのコースを選ぶとよいでしょう。
業者によってはオリジナルの手法や様式を打ち出しているところも多く、納棺のスペシャリストになれます。

ちなみに、葬儀会社から専門業者にオファーがあり、そのオファーによって湯灌などを行うケースもあります。

どちらが良い・悪いといえるものではありませんが、選択肢による違いは、その後の納棺師人生を左右するものです。よく考えて選びましょう。

この記事のまとめ

納棺師とは、納棺に携わる人をいいます。「どこまでを業務とするか」は就職先によって異なりますが、本格的な死に化粧や湯灌、お着替え、場合によってはご遺体の復元までを担当することもあります。

常に死に向かい合う仕事ですし、損傷が激しいご遺体に向かい合う必要がわる仕事でもありますので、自分のなかの忌避感に折り合いをつける必要が出てきます。

葬儀会社のスタッフが納棺までを担当してくれることもありますが、「よりきれいに」「復元して生前の姿を」ということであれば、専門業者に別途依頼することも必要です。
50000円以上の費用が必要になりますが、顧客満足度は非常に高いものです。

納棺師になることには、特別な資格も学歴も必要ありません。
しかし現在は専門学校もできています。また、現場で納棺師として活躍するまでには、しっかりと研修を積む必要も出てきます。

納棺師として働きたい場合、「葬儀会社で働くか、それとも専門業者に入るか」を考えなければなりません。
前者の場合は葬儀全体に携わるため、葬儀のプロフェッショナルになれます。
後者の場合は、納棺~エンバーミング~湯灌を中心的な業務とするため、納棺のスペシャリストになれます。
就職の段階できちんと選び分けるようにしてください。

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