互助会の仕組みを解説!冠婚葬祭すべてで使える

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通帳と計画書

終活の一環で良い葬儀社を探しているという人なら、互助会という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

葬儀社だと思って説明を受けに行ったら、担当者の名刺には「○○葬儀社」ではなくて「冠婚葬祭互助会」とあり、戸惑ったという経験のある人もいることと思います。

  • 互助会ってどんなところ?葬儀社ではないの?
  • 積立金が必要と聞いたけれど、どのくらいかかるもの?
  • 互助会ではない葬儀社と比べて、メリットはどこ?

この記事では、以上のような疑問を持つ方のために、互助会の仕組みや入会するメリット、デメリットについてご紹介します。
合わせて、互助会ではない葬儀社との違いを解説するので、自分にとって最良の葬儀社を選ぶための指針として、ぜひ参考にしてください。

互助会とは冠婚葬祭に使える積み立てを行うサービス

互助会とは、積立金を婚礼や葬儀に使えるシステムをいいます。
まとまったお金が必要になる冠婚葬祭に備えるため、会員は積み立てを行います。

互助会側は、会員から集めた月々の積立金をもとに必要な設備を整え、 冠婚葬祭が生じた会員から順番に、設備を利用していくことになります。

この章では、積立金としてどのくらいの金額を支払うのか、 積立金はどんなときに使えるのかを詳しく解説します。

決まった月掛金を一定期間払い込む

互助会で生じる積立金は、月々数千円程度です。
5年から8年程度で満期となります。

プランは各互助会によって違いますが、月々2千円、3千円、5千円といったプランが多くみられます。
満期の金額は、およそ20万円程度になるよう設定されています。

例えば、以下の図のようになります。

月々の積立金 満期までの回数 積立金額
2千円 90回(7年6ヶ月) 18万円
3千円 80回(6年8ヶ月) 24万円

互助会が提示するプラン以上の金額を預かってもらえるシステムはありません。

積立金は結婚式と葬儀どちらでも使える

積立金は、満期時はもちろん、支払い期間内であっても、残りを一括で支払えば利用することが可能です。
結婚式や葬儀の支払いの一部に、積立金を充てることができます。

また、互助会で積み立てをしているなら「会員」とみなされ、一般客よりも割安な「会員価格」でサービスを利用することが可能です。

成人式や七五三にも積立金を利用できる

互助会の積立金は、冠婚葬祭全般に使えるため、成人式や七五三といった通過儀礼でも利用できます。
衣装代や撮影代に積立金を充当することができるほか、会員ならではの特典やサービスを受けられます。

以上、積立金が冠婚葬祭に使える互助会のシステムを一通り紹介しました。
次章以降は、互助会に入ろうかどうか迷っている人のために
互助会に入るメリットやデメリットについてお伝えします。

互助会のメリット

互助会のメリットは3つです。それぞれ説明しましょう。

サービスを安価に利用できる

互助会に入会すると、葬儀や婚礼といったサービスを一般客よりも安価で利用することができます。
互助会の設備は、会員の積立金によって揃えることができているため、会員は優遇されているのです。
会員価格が一般価格の半額であるという事例も珍しくありません。

冠婚葬祭全般に使うことができる

互助会の積立金は冠婚葬祭全般に使うことができます。
契約条件が「葬儀のため」「婚礼のため」などと区切られていないため、 葬儀で使わなかったとしても、結婚式、成人式、七五三などに充てることができるのです。

物価が変動してもサービス内容が変わらない

互助会に入ると、積立金内で受けられるサービスの一覧表を受け取ることができます。
サービス内容は契約時のままで固定されますので、物価が変動しても、受けられるサービス内容は変わりません。

契約後に物価上昇時があったとしたら、とてもお得にサービスを受けられるということになります。

以上、互助会のメリットを紹介しました。使い勝手の良いサービスのように見えますね。
しかし、互助会にはデメリットもあります。次章では、互助会のデメリットについてお伝えします。

互助会のデメリット

互助会には、次の3つのデメリットがあります。それぞれ詳しく解説します。

冠婚葬祭の費用をすべてカバーできるわけではない

葬儀費用の全国平均額はおよそ190万円で、対して互助会で積み立てができるのは、20万円ほどです。
会員価格で割安になるとはいえ、冠婚葬祭の費用をすべて積立金でカバーできるわけではありません。

「いざというときの積立金」と称するには、少し心もとないと言わざるを得ないでしょう。
「積み立てしておけば後の負担が軽くなる」程度に考えておくのがいいでしょう。

必要ないサービスがあっても割引率が低い

積立金に充当されるサービスは、契約を行った時点で決まっています。
例えば葬儀であれば、式場利用費用や棺代、霊柩車の代金、遺影、会葬礼状などがパッケージ化されています。

このうち、「棺の種類は自分の好みで決めたい」「遺影はすでに作ってしまった」としたら、 使わないサービスの代金を引いてほしいですよね。

しかし、互助会のプランでは、契約で決めたサービスを使わないからといって、部分的な値引きを行うのが難しいのです。
使わないぶんは、少しは割引がきいたとしても、100パーセント値引きされるということはなかなかありません。

とくに、直葬や人数を抑えた家族葬をしたいと思っている人は、契約にある葬儀プランをよく確認しておきましょう。

解約手数料が高め

積立金を使う予定がなくなり、解約しようとしたとき、互助会は手数料が割高な傾向にあります。
一定年数に達しないと返金がなく、満期となっていたとしても15%程度が手数料として差し引かれるのです。
入会時には契約書をよく確認し、解約手数料について理解しておくことが重要です。

ここまで、互助会のデメリットをお伝えしました。
主に葬儀で使いたいと思っている場合は、実際に葬儀見積を取り寄せたうえで検討するのがベストです。

ここで、「互助会ではない葬儀社が『会員』を募っているときがあるけれど、それとはどう違うの?」と思った人もいることでしょう。
次に、互助会ではない葬儀社の会員システムの特徴を紹介します。

互助会ではない葬儀社の会員システムの特徴

互助会ではない葬儀社にも、会員システムがあるところが多くなってきています。
葬儀社の会員システムの特徴を、互助会と比べて紹介します。

入会金一回きりで会員とみなされる場合が多い

互助会ではない葬儀社の会員システムの多くは、積み立てを行わないのが特徴です。
1万円ほどの入会金で会員とみなされます。なかには、入会金が千円というところもあります。

互助会に比べて手軽さはありますが、積み立てができないため、いざというときの安心にはさほどつながらないかもしれません。

会員になればサービスをお得に使えるのは互助会と同じ

会員システムを採用している葬儀社では、一般価格と会員価格があります。
会員のほうがサービスをお得に使えるのは、互助会と同じです。
ただ、割引の度合いは葬儀社によってさまざまです。

互助会からの「乗り換え」が優遇される会社がある

「互助会に入っているから、そちらの葬儀社の会員にはなれない」という人のために、 互助会からの「乗り換え」が優遇される会社があります。
解約を代行してくれたり、解約時に生じる手数料を負担してくれたりするのです。
携帯のキャリア乗り換えに似ていますね。

以上、互助会ではない葬儀社の会員システムについて、その特徴をお伝えしました。
「結局、互助会と、葬儀社と、どっちの会員になるのがいいの?」と頭を抱えている人もいるでしょう。
次章では、互助会に向いている人と、向いていない人の特徴について解説します。

互助会に向いている人、向いていない人の特徴

この章では、互助会に向いている人の特徴と、互助会に向いていない人の特徴を 順を追って説明します。

互助会に向いている人の特徴

互助会に向いているのは、次のような人です。

  • 互助会で利用できる葬儀ホールが気に入っている
    互助会が所有しているホールや、使用できるホールが気に入っていて、ぜひそこで葬儀をしたいと考えている人は、互助会に向いています。
  • パッケージプランに安心を感じる
    互助会が用意している契約内のパッケージプランを、「必要なものが一通りそろっていて安心」と肯定的に捉えられる人は、互助会に向いています。
    オリジナルなアレンジは最小限でいいという人におすすめです。
  • 家族と終活についてフランクに話ができる
    互助会に入ったら、すぐに家族に知らせておける環境や関係が整っている人は、互助会に向いています。
    互助会に入会したことを家族が誰も知らないと、いざというときに会員権が使用されなくなってしまうためです。

互助会に向いていない人の特徴

互助会に向いていないと考えられるのは、次のような人です。

  • 直葬をしたい
    直葬の場合は積立金よりも安く葬儀が済ませられる可能性が高く、互助会での積み立ては向かないといっていいでしょう。
  • オリジナルな葬儀をしたい
    互助会の提案するパッケージプラン内に収めるのではなく、棺をグレードアップさせたり、祭壇をアレンジしたりなどオリジナルな工夫をしたいと考えている人には、互助会は向いていません。
    プラン内に使わないものがあっても、割引率が低くなってしまうためです。
  • おひとり様で入会を伝えるべき人がいない
    互助会は、とくに葬儀の場合、権利を使用するときには本人がこの世にいません。
    自分の葬儀を執行してくれる誰かへ、互助会に入っていることを知らせておかなければなりませんが、 そういった人が思い当たらない場合は、死後事務を請け負ってくれる人を探すことから始めましょう。

まとめ

以上、互助会の仕組みや入会のメリット、デメリット、互助会にどんな人が向いているかということを解説しました。

自分が互助会に入るべきか否か、判断材料の一つにしていただければ幸いです。
互助会は、葬儀費用がまるまるカバーできるわけではありません。

加入を検討するなら、葬儀をするときには実際にどのくらいかかるのか、生前見積もりを出してもらうのがおすすめです。
他の葬儀社のプランとも比較したうえで、入会するか否かを決めましょう。

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