納骨堂とは~納骨堂と一般墓の違い~

スポンサーリンク

「納骨堂」と聞くと、たくさん並んだロッカーに遺骨をおさめるというイメージがありませんか?

最近は納骨堂の種類は多様になっています。その理由として、一般のお墓では管理が大変だからとあえて納骨堂を選ぶ人が増えているからです。

また、引っ越しなどにより元々あるお墓にお墓参りへ行くことが困難になっているため、近くに遺骨を持ってきたいと検討している人の選択肢にもなっています。

納骨堂とお墓の違いに関するこのような記事を解消!

  • 「いまひとつお墓と納骨堂の違いがわからない!」
  • 「納骨堂にお骨を預けたら、お墓参りできなくなる?」
  • 「納骨堂を選ぶことで何がプラスになるの?」

納骨堂に対し、このような疑問をお持ちではありませんか?

この記事では、納骨堂の基本的な情報や、一般のお墓との比較、納骨堂の選ぶ方などをまとめています。より多くの方の疑問を解消できると幸いです。

納骨堂とは屋内で遺骨を保管してくれる場所

納骨堂とは、建物の中で遺骨を保管してくれる場所のことを指します。

ロッカーや小型の仏壇など、決められたスペースに骨壺を納骨するもので、他にもさまざまなタイプがあります。

スペースは2~4個分の骨壺が入る程度のものが多く、夫婦や2世代だけのためのものとされるケースが大半です。

雨が降っても傘を差さずにお参りができ、都心でも駅近で安価な場所が見つかることなどから、最近注目を浴びています。

屋内でたくさんの遺骨を保管するため、「一般のお墓が一戸建てなら、納骨堂は集合住宅」とよく比喩されます。

納骨堂と一般墓の違いには、他にどんな所があるのか、詳しく説明していきます。

納骨堂と一般墓の違いまとめ

納骨堂と一般墓の違いは、大きく分けて5つあります。 それぞれ、具体的に説明していきます。

遺骨を扱う期間が異なる

一般的なお墓では、納骨したらそのまま半永久的に、お墓の中へ遺骨が納められています。

一方で、納骨堂は契約期間が過ぎれば納骨スペースから取り出され、他の人の遺骨と一緒に供養されるケースがほとんどです。

契約期間は納骨堂によって違いますが、33年を目安とすることが多いでしょう。 これは、仏教の考え方では「人が仏になるのに33年かかる」とされていることから来ています。

遺骨をおさめる場所が違う

一般のお墓は、遺骨をお墓の下の「カロート」と呼ばれるスペースに納めます。

一方で、納骨堂では、ロッカーに納められたり、仏壇形式になっている納骨堂の仏壇下部に納められたりなどさまざまです。

また、一般的なお墓のカロートは地下部分に接しているため湿気がこもりやすく、長期間保存をするうちに遺骨が濡れてしまうという難点があります。

反対に、室温管理のされている納骨堂なら、遺骨が濡れることがなく安心して預けることができます。

納骨堂は墓石建立費がかからない

一般のお墓は、当然のことながら墓石を立てるための費用がかかります。墓石建立のための平均費用は、およそ125万円ほどです。

一方、納骨堂は、墓石を立てるための費用は必要ありません。ぐっと安価になります。

メンテナンスが必要かどうかの違い

一般のお墓は屋外にあるため、草むしりをしたり、墓石を磨いたりといったメンテナンスが欠かせません。

一方で納骨堂の場合は、屋内なので掃除をする必要はありません。

また、建物自体のメンテナンスを管理者が行ってくれるため、いつも清潔で安心です。

お参りの仕方とお墓参りが可能な時間帯が違う

一般墓の場合、お参りには線香、ろうそく、ライターを持参し、お線香をあげてお参りします。

一方、納骨堂の多くでは、ろうそく型のライトをつけてお参りします。 屋内のため、お線香をあげることが禁止されている場合が少なくないのです。

ただし、参拝室があれば一般のお墓と同じようにお墓参りができます。

また、納骨堂は各館の定める時間帯でないと、お参りすることができません。時間外では鍵がかかってしまいます。 一方で、屋外にある一般的なお墓なら、いつでもお参りができます。

ただ、照明が整備されていないお墓へ夜に出向くときは、ご近所への配慮と足元に危険がないよう気をつけましょう。

ここまで、一般のお墓と納骨堂の違いについてお伝えしました。では、納骨堂を利用するメリットはどこにあるのでしょうか。 次章ではそれをお伝えします。

納骨堂を利用するメリット

納骨堂を利用するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 一般墓よりも安価
  • 清掃や線香をあげる必要がないため、お参りがラク
  • 契約期間の後は自動的に合祀となるため、後継者の必要がない
  • 駅近のことが多いため、高齢になっても気軽に通える
  • 屋内のため、雨が降っても衣服を濡らさずお参りできる

一般墓に比べて、いいところ尽くしのように思えてしまいますね。

しかし、やはりデメリットもあります。次章では、納骨堂を利用するデメリットをお伝えしましょう。

納骨堂を利用するデメリット

納骨堂を利用するデメリットには、以下のようなものがあります。

  • 多くの遺骨を納めることができない(たいていは夫婦2人分)
  • 線香をあげられないとお参りの雰囲気が出ないという人もいる
  • 契約期間の後は、個別にお参りすることができない
  • 多くは契約期間後に合祀となるため、最終的には他の人の遺骨と一緒に埋葬されることになる

他に、位牌に向かってお参りする位牌堂タイプの納骨堂では、遺骨は別のスペースに納められているため 遺骨を前にしてお参りができないというデメリットがあります。

「それでは、どんなタイプなら遺骨に向かってお参りができるの?」 沿う疑問に思った人もいるでしょう。

次章では、納骨堂のタイプについてお伝えします。

多種多様な現在の納骨堂

納骨堂には、次のタイプがあります。

タイプ 収蔵形式
ロッカー型 鍵をかけられるロッカーの中に骨壺を納める
神棚型 棚上にむき出しの骨壺が並ぶ
仏壇型 屋内に並んだ小型仏壇の下部に骨壺を納める
墓石型 屋内に並んだ墓石の下部に骨壺を納める
合葬・合祀型 永代供養塔の中に骨壺を並べる
自動搬送型 骨壺は一ヶ所に集められ、お参りスペースに自動搬送されてくる
位牌型 骨壺は一ヶ所に集められ、お参りは位牌に向かって行う

それぞれ詳しく解説しましょう。

よく知られたロッカー/神棚型

ロッカー型や神棚型は、昔ながらの形式としてよく知られています。 とくにロッカー型は、納骨堂といえば思い浮かぶ人が多い、最も一般的なものでしょう。

コインロッカーのようにずらっと並んだロッカーの一つを、納骨スペースとして使うものです。 ロッカー内には故人ゆかりの品を一緒に置いておくこともできます。

一方、神棚式は、シンプルな棚上に骨壺を並べてゆくもので、個別の仕切りはありません。 寺院に一時保管用として設けられていることもあるため、観たことのある人は多いでしょう。

ロッカー式も神棚式も、納骨堂のうちでは、比較的安価といえます。

1つあたりのスペースが広い仏壇型

仏壇型は、上部に仏壇が設けられていて、下部に骨壺を納めるかたちが主流です。

納骨スペースが広いことが特徴で、スペースの大きさによっては、夫婦のみならず子世代まで入ることができます。

また、位牌を置くこともでき、家に仏壇がないときに仏壇を兼ねられるため、一石二鳥といえるでしょう。 ただ、いうまでもなく、仏教以外の形で弔いたい人には向きません。

仏壇型は装飾が美麗なため、ロッカー型などと比べると、価格が高い傾向があります。

室内に建てる墓石型

墓石型は、一般的なお墓と同じか、やや小さめのお墓を室内に建てるタイプの納骨堂です。

「室内墓地」と呼ばれることもあります。 一般的なお墓と同じようにお参りできるのが、最大の特徴といえるでしょう。

墓石型に限っては、室内でもお線香をあげられるようにしてあるところが少なくありません。 その方がリアルにお墓参りをしてもらえるためです。

墓石型は、納骨堂の中では最も価格が高いといえるでしょう。 立地によっては、一般的なお墓と同じくらいの値段になることもあります。

永代供養塔の中にある合葬・合祀型

屋内外にある永代供養塔に骨壺を納めていくのが、合葬・合祀型です。

通常の永代供養塔であれば、骨壺から遺骨をあけて他の人と一緒に供養することとなりますが、 「納骨堂」とうたっている永代供養塔は、内部に棚を設け、骨壺のまま納めていくタイプが多いでしょう。

納骨堂の中でも、料金が最も安いのが特徴です。

お墓のマンション自動搬送型

自動搬送型は、最近になって現れた機械式の納骨堂です。

通常は、骨壺が一ヶ所に集められていますが、 お参りをする人が参列スペースに訪れ、メンバーズカードなどで操作すると、 自動で任意の骨壺がお参りスペースに搬送されてきます。

さらに、お参りスペースのスクリーンに遺影が投影される施設もあります。最新式なので、納骨堂の中では、費用がやや高めです。

収蔵スペースが別にある位牌型

お参りスペースに位牌がずらっと並んでいるのが、位牌型の納骨堂です。

位牌のほうをメインとし、「納骨もできる位牌堂」と表現される場合もあります。位牌型は、先に述べたように、遺骨の収蔵スペースが別にあるのが特徴です。費用は、ロッカー型と同等か、やや安価でしょう。

以上、納骨堂のタイプについてお伝えしました。タイプについて知ると、納骨堂の具体的な費用について、気になってきますよね。

次章では、納骨堂の費用相場についてお伝えします。

費用相場は約50万円~100万円

納骨堂の費用相場は、1人だけのタイプで50万円、家族用であれば100万円を目安にするとよいでしょう。

料金体系はさまざまで、「夫婦2人用で80万円」といったところもあれば、「契約金が50万円で、1人納骨するごとに追加料金が10万円」といったところもあります。

立地が都心である、建物が新しいといった付加価値があると、料金が高くなる傾向があるのが納骨堂です。

よって納得できる物件を見つけるには金額だけを見るのではなく、見学したうえで決めなければなりません。

次章では、納骨堂を選ぶときのチェックリストをお伝えします。

覚えておきたい!納骨堂を選ぶときに確認すること

納骨堂を選ぶときには、費用の他に、次について確認しましょう。

  • 納骨堂を選ぶときに確認した方が良いポイント

      • 立地…家から近く、お墓参りがしやすいところにあるか
      • 契約期間…他の人と一緒に合祀されるまでに、十分な契約期間があるか
      • 形…お参りのシーンをイメージして、しっくりくるか
      • 建物…老朽化していないか、契約期間中に建て替えがある恐れはないか

費用面では納得できたとしても、お参りをするシーンをイメージしたときに「なんだか、お墓参りをしている気分になれない」と感じるようでは、「お墓を買った」ということにはならず、本末転倒です。

また、建物が古いときには、建て替えが発生したときに、いったん遺骨を引きとらなければならない可能性があります。 できれば、新しい施設のほうが無難です。

選ぶときに気をつけること(筆者の意見)

納骨堂を選ぶときにどんなことに気をつけたらよいか、個人的な意見を申し上げます。

一番気をつけたいのが、施設としての永続性です。

管理者が倒産したからといって、お墓がなくなってしまったら悲しいですよね。 遺骨を引き取って、またお墓を買わなければなりません。納骨堂を経営しているのは、基本的には宗教法人です。

「お寺なら安心」と思うかもしれませんが、納骨堂の経営が立ち行かず、倒産してしまったお寺もあります。

「将来の経営状態など、想定のしようがない」と思われるのももっともですが、 ほどよく納骨堂の契約が埋まっていること、これから人気が出そうな立地であることなどは、 長続きする納骨堂を見分ける一つの基準となります。

逆に、建設してから何年も経っているのに契約者があまりいないようなところは、将来立ち行かなくなる可能性が大きいでしょう。 避けた方が無難です。

まとめ

以上、納骨堂の種類や費用、選び方のポイントについてお伝えしました。

納骨堂にするか、一般墓にするかと迷っている人の、1つの目安になれば幸いです。納骨堂を選ぶときには、ぜひ子世代とも一緒に見学するようにしましょう。

納骨堂を実際に使うことになるのは、お参りをする子世代だからです。親子ともども、納得のできる納骨堂を見つけることが、将来の安心につながってくることでしょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
お墓探しはこちら

都道府県を選択

北海道・東北の霊園を知る
関東の霊園を知る
中部の霊園を知る
関西の霊園を知る
中国・四国の霊園を知る
九州・沖縄の霊園を知る