今話題の「プレート葬」とは?埋葬方法・メリット・デメリットを解説!

【プレート葬】アイキャッチ画像

プレート葬とは?徹底解説

  • プレート葬は板石を使った低コストのお墓。
  • 個別埋葬は家族単位で可能、合葬は永代供養が特徴。
  • 後継者不要で維持簡単、宗教自由なプレート葬が適している。

「プレート葬」と呼ばれる新たなお墓をご存知でしょうか。

墓標にプレート(板石)を用いるために、費用が安く済みます
また墓じまいの手間がかからない特徴があり、多くの霊園が取り入れ始めています。

この記事では、プレート葬がどのようなお墓なのか、仕組みや形状や費用、さらにはメリットやデメリットについてもご紹介してまいります。

また関東地域・関西地域のプレート葬がある霊園もいくつかピックアップしていますから、実際の霊園の様子を見ながらプレート葬について知っていただけるでしょう。

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この記事の目次

  1. プレート葬とは「墓標にプレートを用いたお墓」
  2. プレート葬には2つの埋葬形式がある
  3. プレート葬のメリット
  4. プレート葬のデメリット
  5. プレート葬はこんな人におすすめ
  6. プレート葬の価格相場と内訳
  7. 【関東エリア】プレート葬がある霊園6つ
  8. 【中部・関西エリア】プレート葬がある霊園7つ
  9. まとめ
  10. 監修者コメント

プレート葬とは「墓標にプレートを用いたお墓」

樹木葬

プレート葬を一言で表現すると、「墓標にプレートを用いたお墓」のことです。従来のお墓は、「カロート」と呼ばれる納骨室の中にお骨を納めて、その上に墓石を積み上げるものでした。墓石の形は、三段に積み上げる和型や、モダンなデザインの洋型などさまざまでしたが、プレート葬では、この墓石の形をプレート状、つまり板石にしているのです。

プレート葬のことをよく、「樹木葬」や「納骨堂」などと並ぶお墓の種類として捉えている人が多いのですが、あくまでもカロートへの納骨と石碑の設置という意味では、一般的な墓石に分類されるのが妥当でしょう。

また、プレート葬は墓石の形状がプレート状だということから一部の霊園がオリジナルで名前を付けて広まった可能性が高く、業界内での統一された呼称というわけではありません。

プレート葬には2つの埋葬形式がある

プレート葬は埋葬の仕方の違いによって2つのタイプに分けられます。それぞれご説明いたします。

個別埋葬タイプは家族単位で納骨

家族単位で納骨が可能なプレート葬

個別埋葬タイプとは、1つの区画を1家族が使用します。家族全員でプレート葬のお墓を利用する場合は個別納骨タイプがおすすめです。埋葬するときも同じ場所に納められますし、お参りするときも自分たちの個別のお墓で手を合わせられます。

個別埋葬タイプのプレート葬の特徴

個別埋葬タイプには次のような特徴が挙げられます。

  • 家族単位で埋葬
  • 個性豊かなプレートにできる
  • 収骨数に限りがある

特に「収骨数の制限」は注意が必要です。1人用、2人用、家族用など、さまざまな形のものがあります。あとから「あの人も埋葬してあげたい」と思っても、収骨数の制限を超えてしまうと手遅れです。将来的にどれだけの人の遺骨を埋葬することになるか、しっかり考えておきましょう。

合葬タイプは複数人と共に納骨

合葬タイプのプレート葬

合葬タイプでは、文字どおり、遺骨を合葬、つまり他の人と同じ場所に納骨します。合葬タイプでのプレートは、カロートの蓋の役割ではなく、故人様の銘板の役割をはたすため、納骨の場所とは別の場所に置かれることもあります。

合葬タイプのプレート葬の特徴

合葬タイプには次のような特徴が挙げられます。

  • 複数の遺骨と一緒に埋葬
  • プレートには埋葬者の氏名が書かれる
  • 永代供養がつく
  • 宗教不問

プレート葬と樹木葬の違いは何?

いま人気のお墓の形に樹木葬があります。樹木葬は、文字どおり、植木や草花を墓標にしたタイプのお墓です。樹木葬の中でも納骨をカロートに行う場合はその蓋にプレートが用いられることが多いです。そのため樹木葬とプレート葬は親和性が高く、呼び方の定義としてその境界は実にあいまいです。

まだまだ聞きなれないプレート葬。そこにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。次の章でまとめましたので、読み進めてみてください。

プレート葬のメリット

メリットを考える男性

プレート葬のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。まずは下の表にまとめました。

個別埋葬タイプ合葬タイプ
  • 個性豊かなプレートを選ぶことができる
  • 費用を安く抑えられる
  • 友達・パートナーと同じお墓に入ることができる
  • 永代供養であるため墓じまいの必要がない
  • 維持・管理を霊園に任せることができる
  • 個別埋葬タイプよりも安く費用を抑えられる

個別埋葬タイプのプレート葬のメリット

個別埋葬タイプのメリットは以下の3つです。

  • 個性豊かなプレートを選ぶことができる
  • 一般的なお墓と比較して費用を安く抑えられる
  • 友達・パートナーと同じお墓に入ることができる

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

個性豊かなプレートを選ぶことができる

個別埋葬タイプは、1つの区画を1つの家族で利用します。そのため、プレートのデザインを自分たちの好きなものに選ぶことができます。プレートに選ぶ石もさまざまな色や種類から選べますし、そこに彫刻する内容も自由に決められます。家名のみのシンプルなものだけでなく、外国映画に出てくるような故人さまの名前と生涯を刻んだもの、お花のように華やかだった故人様に似合うよう花柄の彫刻をしたもの、故人様の人柄を表すことばなど、霊園に足を運べばいろいろなプレートを目にすることができます。

一般的なお墓と比較して費用を安く抑えられる

プレート葬は、一般的なお墓と比べてはるかに安く費用を抑えることができます。従来型の墓石と板状のプレートを比べてみると、どちらの方がたくさんの石を使用しているか、想像にかたくないですよね。一般的なお墓は、墓地と墓石の費用で200万円近くすると言われていますが、プレート葬の相場は50万円前後。墓地代こそかかるものの、墓石の部分で費用を大きく軽減できるのです。

友達・パートナーと同じお墓に入ることができる

霊園によっては、友達やパートナーとともに入れるのもプレート葬の大きな特徴です。従来のお墓は、家族のつながりのシンボルでした。しかし家族以外の人を同じお墓に入れてはいけないという決まりはありません。プレート葬のような自由なスタイルのお墓では、近い将来の墓じまいや永代供養を前提としていることが多いです。そのため、血縁や親縁でない人との納骨を受け入れている霊園も少なくないのです。ただし、利用条件は霊園によってことなるため、かならず事前に確認をしておきましょう。

合葬タイプのプレート葬のメリット

合葬タイプのメリットは以下の3つです。

  • 永代供養であるため墓じまいの必要がない
  • 維持・管理を霊園に任せることができる
  • 個別埋葬タイプよりも安く費用を抑えられる

詳しく見ていきましょう。

永代供養であるため墓じまいの必要がない

合葬タイプでは、1つの場所にさまざまな人の遺骨を埋葬し、永代供養にします。個別にお墓を持つわけでないので、お参りの人がいなくなった時の墓じまいの心配がありません。自分の死後を見てくれる人がいない人や、子どもやまわりに迷惑をかけたくないと思う人にとっては安心して遺骨を預けられます。

維持・管理を霊園に任せることができる

合葬タイプでは、維持管理を霊園に任せておけます。個別にお墓を持っていると、その区画は自分たちの手で維持しなければなりませんが、こうした負担がなくなります。

個別埋葬タイプよりも安く費用を抑えられる

合葬タイプでは、個別の区画を必要としません。プレート葬は、それだけで一般的な墓石よりもはるかに安いのですが、合葬タイプを選ぶことによりさらに費用負担を軽減できます。費用相場は5万円から30万円くらいでしょう。

プレート葬は、極端なまでに墓石を簡略化し、コンパクトにしたものです。従来の墓石への名残があるからこそ、そこから生じるデメリットというものもあります。次の章ではプレート葬のデメリットについて解説します。

プレート葬のデメリット

デメリットを考える男性

プレート葬のデメリットを下の表にまとめました。

個別埋葬タイプ合葬タイプ
  • 大人数の遺骨を収骨することができない
  • 個別でお供え物ができないことがある
  • プレートという墓石の形に物足りなさを覚えることもある
  • 一度納骨すると遺骨を取り出せないリスクがある
  • 個別でお供え物ができない
  • 他の人の遺骨と一緒になることをためらうこともある

個別タイプのプレート葬のデメリット

まずは個別埋葬タイプのデメリットは以下の3つです。

  • 大人数の遺骨を収骨することができない
  • 個別でお供え物ができないことがある
  • プレートという墓石の形に物足りなさを覚えることもある

1つずつ見ていきましょう。

大人数の遺骨を収骨することができない

プレート葬の納骨スペースには限りがあります。広さは霊園によってさまざまですが、大人数の遺骨を納めるのは難しいでしょう。
各霊園によって収蔵できる個数は異なりますが、1~4体のところが一般的です。1人用、2人用、家族用など、霊園側もいくつかのプランを用意しています。

個別でお供え物ができないことがある

埋葬こそ個別にできますが、ゆったりとお参りやお供えができるスペースがあるわけではありません。一般的には、同じ大きさのプレートが前後左右に均等に並び、共有の礼拝スペースにお参り、お供えをします。プレートの前にお供えしたい、手を合わせたいと思っても、それがかなわない霊園もあるでしょう。

プレートという墓石の形に物足りなさを覚えることもある

従来型の墓石の形に慣れ親しんでいた人の中には、板状のプレートに物足りなさを覚えることもあることでしょう。お参りに行って満足感ではなく物足りなさを覚えてしまうのは寂しいでしょう。

合葬タイプのプレート葬のデメリット

合葬タイプのデメリットは以下の3つが考えられます。

  • 一度納骨すると遺骨を取り出せないリスクがある
  • 個別でお供え物ができない
  • 他の人の遺骨と一緒になることをためらうこともある

一つ一つ見ていきましょう。

一度納骨すると遺骨を取り出せないリスクがある

合葬タイプの場合、もしもなんらかの事情であとから遺骨を返却してほしいと思っても返してもらえません。
他の人の遺骨と混ざってしまうため、その中から遺骨を選り分けることは物理的に困難でしょう。一定期間は遺骨のまま保管しておく霊園もあります。しかし1年や3年などの期間を超えたり、保管場所が遺骨でいっぱいになった時など、どこかのタイミングで壺の中から遺骨を出して合葬します。

個別でお供え物ができない

合葬タイプでは、お参りやお供えも共同の場所で行うため、故人様に個別のお供えできません。他の人のお供え物の中に故人様へのお供え物を置くことにためらいがある人にとってはデメリットでしょう。

他の人の遺骨と一緒になることをためらうこともある

人によっては、他の人の遺骨と一緒になることにためらいを覚える人もいるでしょう。従来のお墓が家族だけのお墓だけだっただけに、その風習に慣れ親しんでいる人に多く見られる傾向です。

メリットとデメリットをある程度理解した上で、ではプレート葬はどのような人に向いているのでしょうか。次の章で詳しくまとめましたので、自分自身に照らし合わせながら読み進めてみてください。

プレート葬はこんな人におすすめ

墓石にしようか、樹木葬にしようか、納骨堂にしようかと、お悩みの人もいるのではないでしょうか。もしも墓石にするとしても、和型か、洋型か、それとも思いっきりコンパクトにしてプレート型か。プレート型のお墓は次に挙げるような方におすすめです。

個別埋葬タイプ合葬タイプ
  • 墓石はいらないが家族の収骨スペースが欲しい人
  • 屋外に手を合わす場所がほしい人
  • 家族や友人など、あとを見てくれる人がいる人
  • 後継者がいない人
  • お墓の維持・管理に手間をかけたくない人
  • 宗教にこだわりが無い人

個別埋葬タイプのプレート葬がおすすめの人

プレート葬でも、個別埋葬タイプはこんな人におすすめです。

墓石はいらないが家族の収骨スペースが欲しい人

プレート葬は、従来型の墓石にこだわりはないけれど、家族がひとつになって眠れる場所がほしいと思う人におすすめです。合葬のように、他の人の遺骨と混ざりあうことがなく、自分たちだけのお参りの場所を持つことができます。

屋外に手を合わす場所がほしい人

「お墓参りは屋外だからこそ気持ちが晴れやかになる」という声をよく耳にします。最近では納骨堂のように屋内型のお墓も選ばれていますが、プレート葬では青空のもと、屋外でお参りができます。

家族や友人などあとを見てくれる人がいる人

家族や友人など、あとを見てくれる人がいる場合には、個別埋葬タイプがよいでしょう。他の人の遺骨と混ざり合うことがなく、自分たちだけのお墓としてお参りができます。

合葬タイプのプレート葬がおすすめの人

合葬タイプのプレート葬はこんな人にオススメです。

後継者がいない人

後継者がいない人や、あとを見る人がいない場合、合葬タイプのプレート葬だとそのまま永代供養にしてくれるので安心です。また、墓じまいの手間も不要です。

お墓の維持・管理に手間をかけたくない人

個別にお墓を持つわけではないので、お墓の維持や管理を心配しなくて済みます。合葬タイプのプレート葬は、複数の人たちが共同で利用するものなので、お墓掃除も霊園側がしてくれるのが基本です。

宗教にこだわりがない人

宗教にこだわりがない人は、合葬タイプのプレート葬がオススメです。生前の宗教に関係なく受け入れてもらえます。

プレート葬は、他の供養の方法に比べても比較的安いのが特徴ですが、その内訳がどのようになっているのでしょうか。費用相場と内訳について解説いたします。

プレート葬の価格相場と内訳

お金のことを考える老人

プレート葬の価格相場は以下の通りです。

  • 個別埋葬タイプ:30万円~80万円
  • 合葬タイプ:10万円

個別埋葬タイプの場合相場は30万円〜80万円

個別埋葬タイプの費用相場は30万円〜80万円でしょう。これはカロートに何人のお骨を収容するかに変わってきます。購入の段階で、1人用、夫婦用、家族用などを選ぶことができます。1人用だと安いところでは15万円程度、2人用だと30万円程度から利用できます。

また、プレート葬の価格には、ほとんどの場合、次に挙げるものが含まれます。

  1. 霊園使用に関する費用(永代使用料・永代管理料、供養料、納骨料など)
  2. プレートに関する費用(プレート代、彫刻費など)

内訳①霊園使用に関する費用

霊園使用に関する費用は、お墓で言うところの墓地の値段です。どんなにプレート葬というコンパクトなお墓であっても、一区画はあなただけのものになるわけですから、その区画の永代使用料、さらには維持管理のための管理費を支払わなければなりません。その他、寺院による供養料や納骨に関する費用も含まれます。

内訳②プレート代(墓石代+デザイン+彫刻代)

プレート代には、プレート本体の費用、デザインや彫刻の代金が含まれます。通常、石板や彫刻内容は決まっているのですが、オプションとしてさまざまな石を選べたり、図柄など彫刻もできます。

合葬タイプの場合相場は10万円

合葬タイプの費用相場は10万円前後です。個別埋葬タイプと異なり、個別の墓地の費用がかからないのが、低価格の一番の理由でしょう。この中に寺院による供養料や納骨に関する費用も含まれています。
合葬タイプの場合、プレートはカロートの蓋としての役割よりは、故人様の名前を刻むためのものとしてあります。

次の章では、実際にプレート葬を実施している霊園をご紹介します。まだまだ新しい形のお墓ですが、コンパクトなお墓を希望している人たちに選ばれ始めているようです。

【関東エリア】プレート葬がある霊園6つ

関東エリアのプレート葬がある霊園6つ

  • 鎌倉やすらぎの杜(神奈川県)
  • 瑠璃光寺ふれあいの碑(東京都港区)
  • メモリアルグリーン流山聖地(千葉県)
  • 四街道メモリアルグランデ(千葉県)
  • 興福院平和共同墓地(千葉県)
  • メモリアルパーククラウドあきる野(東京都)
鎌倉やすらぎの杜(神奈川県)

鎌倉やすらぎの杜 「ふれあいの碑」のプレート葬

鎌倉やすらぎの杜は、鎌倉市内にあるガーデニング霊園です。四季折々の草花が霊園を明るく彩り、落ち着いた雰囲気の中でお参りができます。園内には代々墓、家族墓、個人墓と、利用者のニーズに合わせたさまざまな区画が用意されており、お墓の種類も、永代供養墓や樹木葬などがあります。

永代供養墓「憩」と呼ばれるものがプレート葬のお墓で、色とりどりのプレートにそれぞれの想いのことばやデザインや図柄をほどこしています。プレートがカロートのふたの役割を果たし、最後の納骨から33年間はそのままの状態で安置され、その後合葬します。

霊園名鎌倉やすらぎの杜
住所神奈川県鎌倉市浄明寺2-3-14
仕様・費用

永代供養墓「憩」

永代使用料 195万円(非課税)
彫刻料 3万3,000円(税込み)
埋葬料 3万3,000円(税込み)
植栽維持費 1万2,000円/年(税込み)

瑠璃光寺 ふれあいの碑(東京都港区)

瑠璃光寺 ふれあいの碑のプレート葬

東京都心、港区東麻布にある瑠璃光寺は、国宝五重塔で有名な山口県にある瑠璃光寺の別院で、400年を誇る由緒あるお寺です。都営大江戸線「赤羽橋駅」から徒歩5分。境内からは東京タワーを見上げることができます。

瑠璃光寺では、永代供養として預けた供養の方法として、集合墓や樹木葬や永代供養墓と並んで、プレート墓石タイプ「憩」があります。遺骨は合同カロートに納め、プレートにお好きな言葉と故人様のお名前を彫刻します。

霊園名瑠璃光寺 ふれあいの碑
住所東京都港区東麻布1-1-6
仕様・費用永代供養料 147万円(非課税)
彫刻料 10万8,000円(税込み)
専用収骨壺料 10万8,000円(税込み)
植栽維持費 1万2,000円/年(税込み)
メモリアルグリーン流山聖地(千葉県)

メモリアルグリーン流山聖地の墓域

メモリアルグリーン流山聖地は、千葉県流山市にある首都圏最大級の大規模霊園です。江戸川近くにある平坦な土地で、参道は雨の日でもすべりにくいインターロッキング施工なされ、霊園全体がお墓まいりしやすく設計されています。

霊園内には、一般区画とは別に「公園プレート葬」の区画があり、芝生の中にプレートが並べられています。
永代にわたり供養してもらえ、追加供養料や年間管理料は不要です。

霊園名メモリアルグリーン流山聖地
住所千葉県流山市西深井1118番地
仕様・費用
  • プレートサイズ 30㎝×30㎝ (1〜4霊体用)
    35万4,000円(税込み)

  • プレートサイズ 30㎝×48㎝(1〜6霊体用)
    70万8,000円(税込み)
四街道メモリアルグランデ(千葉県)

四街道メモリアルグランデのプレート葬

四街道メモリアルグランデは、四街道市にあるガーデニング霊園です。バルアフリー設計で園内の参道すべてに大理石が敷き詰められているので、明るい雰囲気の中でお参りできます。また、法要施設なども整っており、大変利用しやすい霊園です。敷地内にあるガーデニングは人々に安らぎを与えます。

樹木葬とならんで設置されているのがプレート葬。色鮮やかな御影石と緑の芝生に囲まれています。

霊園名四街道メモリアルグランデ
住所千葉県四街道市鹿放ヶ丘526-3
仕様・費用
  • 1名用 40万円~(非課税)
  • 2名用 50万円~(非課税)
興福院平和共同墓地(千葉県)

興福院平和共同墓地は、千葉県柏市にある大規模霊園です。手賀川のすぐ近くにある平坦な土地で、広大な土地に広い空が広がります。園内には墓石区画や樹木葬区画と並んでプレート葬区画があり、人気です。

また、なかなか見ることのないペットとともに入れる「ペット共葬プレート葬」もあり、大切にしていたペットともに納骨されたいとご希望の方はぜひとも検討してみるとよいでしょう。

霊園名興福院平和共同墓地
住所千葉県柏市手賀252-3
仕様・費用3名用 73万円(税込み)
(永代使用料、永代管理料、納骨料、墓地料、彫刻料が含まれます)

※緑地、人工芝、収容人数の違いなどによってさまざまな区画があり、価格も異なります。
メモリアルパーク クラウドあきる野(東京都)

メモリアルパーククラウドあきる野は、あきる野市にある自然豊かな民営公園墓地です。日当たりも良く、バリアフリー設計されているお参りしやすい霊園です。平成18年の開園とまだ新しく、平成29年には樹木葬とプレート葬も開設。時代のニーズに合わせてサービスを提供してくれる霊園です。

霊園名メモリアルパーク クラウドあきる野
住所東京都あきる野市引田863
仕様・費用
  • 2名用 30万円(非課税)
    年間管理料 1,000円

  • 4名用 60万円(非課税)
    年間管理料 1,000円
以上、関東エリアのプレート葬がある霊園をご紹介しました。次の章では中部・関西エリアのプレート葬をご紹介します。

【中部・関西エリア】プレート葬がある霊園7つ

関西エリアのプレート葬がある霊園7つ

  • 森林メモリアルヒルズ(広島県)
  • 光明寺墓地公園(兵庫県)
  • 南山やすらぎ霊園(愛知県)
  • 善行寺樹木葬墓苑やわらぎ苑(滋賀県)
  • 妙行寺墓苑(京都府)
  • 千早赤阪メモリアルパーク(大阪府)
  • 川西樹木葬 SAKURA GARDEN(兵庫県)
森林メモリアルヒルズ(広島県)

森林メモリアルヒルズのプレート葬

森林メモリアルヒルズは、広島県広島市にある公園霊園です。お求めやすい価格設定で、プレート型の永代供養付樹木葬は、お一人様から利用可能で費用は25万円~となっています。樹木葬は特に春・夏にかけて、鮮やかな緑に囲まれた環境でお参りすることができます。

霊園名森林メモリアルヒルズ
住所広島県広島市東区馬木2424
仕様・費用
  • 1名用 25万円(税込み)
  • 2名用 40万円(税込み)
光明寺墓地公園(兵庫県)

光明寺墓地公園は、神戸市北区にある最新型の大規模霊園です。JR三田駅からも一番近く、車で約5分。駅の北口からは墓参り用の送迎も行っているので大変便利です。また、霊園の周辺は神戸市が指定するハイキングコースが走り、四季折々の植栽と自然が楽しめます。

園内には一般墓石区画や自然葬区画だけでなく、永代供養プレート墓「ふたり」が人気です。光明寺墓地公園には「永代護持供養制度」があり、お墓の承継者が途絶えたあとも、お寺が使用権を承継し、責任を持って守ってくれます。合祀されることもなく、さらに年に3回、そして毎月25日には合同供養もしてくれるので安心です。

霊園名光明寺墓地公園
住所兵庫県神戸市北区道場町生野837
仕様・費用
  • 1名用 33万3,300円(税込み)
  • 2名用 43万3,300円(税込み)
(永代使用料、永代護持供養料、プレート墓石・設置料、標準彫刻が含まれます)
南山やすらぎ霊園(愛知県)

南山やすらぎ霊園は、愛知県豊田市にある大規模霊園です。名古屋市、豊田市、長久手市、日進市、みよし市にお住いの方に利用されています。地下鉄東山線「上社駅」と名鉄豊田線「梅坪駅」からはお墓参り用の無料送迎バスが運行しているため、車を持たない人も安心してお参りができます。

南山やすらぎ霊園で好評なのが、プレートを用いた樹木葬墓地「オリーブ」です。好評につき、二期目の区画がオープンしたばかり。ピンクや赤や黒や、色とりどりのプレートを選べます。

霊園名南山やすらぎ霊園
住所愛知県豊田市千鳥町梨ノ木258
仕様・費用

樹木葬墓地「オリーブ」

41万8,000円(税込み)〜
(永代使用料、墓所使用料、プレート代金、標準彫刻が含まれます)

善行寺樹木葬墓苑 やわらぎ苑(滋賀県)

善行寺樹木葬墓苑やわらぎ苑は、米原エリアで初の樹木葬墓苑です。JR「米原駅」東口から徒歩7分、また、北陸道「米原インター」から約7分とたいへんアクセスの良い墓地です。

シンボルツリーのまわりにはプレート型のカロートが配され、夫婦におすすめの樹木葬区画(最大3名まで)と、家族や先祖と入れる樹木葬家族区画(最大6名まで)があります。

霊園名善行寺樹木葬墓苑 やわらぎ苑
住所滋賀県米原市米原736
仕様・費用
  • 樹木葬区画 66万円(税込み)
  • 樹木葬家族区画 110万円(税込み)
(区画使用料、永代供養料、プレート加工料、標準彫刻などが含まれます)
妙行寺墓苑 京都

妙行寺墓苑は、京都府丹波町にある妙行寺の境内地にある墓苑です。従来の一般墓所に加え、2019年に樹木葬墓地が誕生しました。

樹木葬区画には、個人区画と夫婦区画とがあり、それぞれプレートの下に納骨します。

霊園名妙行寺墓苑
住所京都府船井郡京丹波町井尻コハヶ谷2
仕様・費用
  • 個人区画 30万円
  • 夫婦区画 50万円
  • 家族区画 70万円
千早赤坂メモリアルパーク(大阪府)

千早赤阪メモリアルパークは、金剛生駒紀泉国定公園の豊かな自然につつまれた関西有数の大型公園墓地です。園内はバリアフリー設計でお参りがしやすいだけでなく、設備も維持管理も行き届いています。南海高野線「金剛駅」からは無料送迎バスも出ているので、大変便利です(要予約)。

千早赤阪メモリアルパークのプレート葬は「メモリアルブックプレート」と呼ばれ、本を開いた様な形をしています。2人まで納骨可能な区画と、人数制限を設けていない区画があります。

霊園名千早赤坂メモリアルパーク
住所大阪府南河内郡千早赤阪村水分851
仕様・費用
  • メモリアルブックプレート 39万9,000円(税込み)
  • メモリアルブックプレート/ファミリー 49万9,000円
(20年分の使用料・管理料、合祀移設費用、プレート代が含まれます)
川西樹木葬 SAKURA GARDEN(兵庫県)

川西樹木葬 SAKURA GARDENは、曹洞宗徳林寺が運営する樹木葬墓地です。関西ではまだまだ少ない個別永代供養式の樹木葬ですカロートのフタにプレートが使われます。お寺の境内にあるので、落ち着いて雰囲気でお参りができ、家族葬や法要を執り行うこともできます。

霊園名川西樹木葬 SAKURA GARDEN
住所兵庫県川西市黒川寺垣内236
仕様・費用
  • 合祀納骨プラン(合祀1霊) 8万円
  • 個別納骨プラン(骨壺3体) 33万円

以上、中部・関西エリアのプレート葬がある霊園をご紹介させていただきました。

下記からお近くのエリアの樹木葬・プレート葬を探すことができます。


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そして、霊園・墓地は実際に自分の目で見ることが大事です。気になる霊園があれば、実際に現地へ行ってみましょう。

まとめ

いかがでしたか?

プレート葬という呼び方ではまだまだ浸透していないかもしれませんが、樹木葬の個別埋葬タイプではすでに多くの霊園が取り入れられています。費用の安さ、墓じまい不要などの理由から、これからさらに利用者が増えていくお墓のスタイルかもしれません。

メリットとデメリットのそれぞれが考えられるので、あなたの将来や家族の想いとじっくり照らし合わせて検討してみるのがよいでしょう。では最後にこの記事のおさらいとして、プレート葬のポイントを箇条書きでまとめます。この記事が、あなたのよいお墓探しの一助になれば幸いです。

  • プレート葬とは「墓標にプレートを用いたお墓」
  • プレート葬には、個別埋葬タイプと合葬タイプがある
  • 樹木葬でも、プレートはカロートの蓋としてよく用いられている。
  • 個別埋葬タイプのプレート葬のメリット
    • 個性豊かなプレートを選ぶことができる
    • 費用を安く抑えられる
    • 友達・パートナーと同じお墓に入ることができる
  • 合葬タイプのメリット
    • 永代供養であるため墓じまいの必要がない
    • 維持・管理を霊園に任せることができる
    • 個別埋葬タイプよりも安く費用を抑えられる
  • 個別埋葬タイプのプレート葬のデメリット
    • 大人数の遺骨を収骨することができない
    • 個別でお供え物ができないことがある
    • プレートという墓石の形に物足りなさを覚えることもある
  • 合葬タイプのプレート葬のデメリット
    • 一度納骨すると遺骨を取り出せないリスクがある
    • 個別でお供え物ができない
    • 他の人の遺骨と一緒になることをためらうこともある
  • 個別埋葬タイプのプレート葬はこんな人におすすめ
    • 墓石はいらないが家族の収骨スペースが欲しい人
    • 屋外に手を合わす場所がほしい人
    • 家族や友人など、あとを見てくれる人がいる
  • 合葬タイプのプレート葬はこんな人におすすめ
    • 後継者がいない人
    • お墓の維持・管理に手間をかけたくない人
    • 宗教にこだわりが無い人
  • 個別埋葬タイプの場合相場は30万円〜80万円
  • 合葬タイプの場合相場は10万円
  • プレート葬の価格には主に永代使用料・永代管理料、供養料、納骨料、プレート代、彫刻費などが含まれる。

【コラム】遺骨を粉末化して「プレート」にすることもできる

遺骨を粉骨化してプレートにする「エターナルプレート」というものも登場しています。遺骨で作られたプレートを専用の桐箱などに入れて自宅の中で立てかけて、手元供養のような感覚で飾ります。遺骨をお墓の中に納めるのではなく、ずっと自宅の中に置いておくことで、身近に供養ができるのです。

費用は15万円から20万円前後。オプションで文字や彫刻も可能なようです。

監修者コメント

監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子

個人的には、何でも「○○葬」とつければ良いものではなく、石塔がプレートになっただけで「プレート葬」と言われるのには少々違和感があります。樹木葬墓地や芝生墓地だと墓標としてプレートが墓標としてよく使われています。ここで言うプレートとは、タイル状の薄いタイプもあれば、画用紙サイズのプレートまで大きさはさまざま。かなり厚みがある墓石をプレートと括っているところもあります。

プレートとして使用する石材の石種は指定されているところと、複数の中から選べるところがあります。刻む文字は、「○○家の墓」等よりも、「愛」「和」「感謝」「ありがとう」などの言葉が多いようです。