徹底調査 東京都の公営霊園についてくまなく調べました

【東京都 公営霊園】アイキャッチ画像

東京都の公営霊園といえば都立霊園が有名ですが、23区外にもさまざまな公営霊園や市営霊園があるのをご存じですか?

基本的にはその自治体の住民向けの霊園ですが、住民にとっては墓地選びの選択肢が増えるのはいいことです。

東京都の都立霊園と市営霊園を含めた公営霊園について徹底調査をしましたので、詳しくご説明いたします。

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東京都にある公営霊園(都立霊園)は8か所

都立霊園一覧(8件)

霊園名 所在地
青山霊園 東京都港区南青山2-32-2
雑司ヶ谷霊園 東京都豊島区南池袋4-25-1
谷中霊園 東京都台東区谷中7-5-24
染井霊園 東京都豊島区駒込5-5-1
多磨霊園 東京都府中市多磨町4-628
小平霊園 東京都東村山市萩山1-16-1
八王子霊園 東京都八王子市元八王子町3-2536
八柱霊園 松戸市田中新田生松48-2

都内には都立霊園のほか市営霊園もある

東京都の公営霊園と言えばまず都立霊園を思い浮かべますが、23区外にはさまざまな公営霊園があります。

公営稲城・府中メモリアルパーク

公営稲城・府中メモリアルパークは、稲城市と府中市が共同運営する公営霊園です。

特徴

2015年8月に完成というまだまだ新しい霊園で、よみうりランドのすぐ近くにあります。
霊園内には、さまざまな種類の墓地があり、供養の多様化という利用者の細かいニーズに応えた霊園です。

一般的なお墓を建てる「普通墓地」
芝生の上に等間隔にカロートと墓石が並んでいる「芝生墓地」
20年間納骨壇に収蔵し、その後合祀される「合葬式墓地」
樹木葬ができる「樹林式墓地」

などがあります。

また、葬儀や法要が執り行える南山ホールも併設され、稲城府中両市民の葬送や供養をサポートする場となっています。

申し込み資格

稲城市民と府中市民のために作られた霊園なので、他の自治体の住民は利用できません。
厳密な申し込み資格については、申込者本人が…

  • 芝生墓地、普通墓地は5年以上
  • 合葬式墓地、樹林式墓地は3年以上

…当該年度の募集開始日より前から稲城市又は府中市に継続して居住していて、それを住民票で証明できなければなりません。

使用料と募集倍率

墓地の使用料と募集倍率は次のようになります。(平成30年度)

墓地形態 使用料 年間管理料 募集数 応募数 倍率
芝生墓地 1,250,000円 15,120円 702区画 170 0.2
普通墓地 1.44㎡ 1,300,000円 9,720円 45区画 153 3.4
合葬式墓地 (1体用)
(2体用)
178,200円
356,400円
使用料に含まれる 387区画 171 0.4
樹林式墓地(1体用)
(2体用)
214,000円
428,000円
使用料に含まれる 101区画 249 2.5

八王子市営南多摩都市霊園

八王子市には3つの市営霊園がありますが、そのうちのひとつが南多摩都市霊園です。

特徴

南多摩都市霊園は、八王子市と町田市の市境に位置しています。便利な立地な上、バルアフリー設計も充実していて、環境、設備の両面においてお墓参りのしやすい霊園です。

また、南多摩都市霊園には、八王子市民だけでなく、多摩市民用、町田市民用、稲城市民用の区画も用意されています。八王子市の市営霊園は他の2つの霊園も含めて新規墓地がなく、すべて返還墓地です。

申し込み資格

原則、八王子市民のみが利用できる墓地です(他市民用区画に関しては、その自治体の住民のみが利用可能)
以下の条件を満たしていなければなりません。

  • 申込者本人が祭祀の主宰者だ
  • 申込遺骨からみて申込者本人が「配偶者」「直系血族の父母、子、孫」「血族の兄弟姉妹」「養父母、養子または養女」であること
  • 八王子市に1年以上在住している
  • まだ一度も納めたことのない遺骨を持っている
    使用料と募集倍率

    墓地の使用料と募集倍率は次のようになります。(平成30年度)

    墓地形態 使用料 年間管理料 募集数 応募数 倍率
    区画墓地 5.0㎡ 1,250,000円 15,120円 4区画 18 4.5

    八王子市営甲の原霊園

    八王子市には3つの市営霊園がありますが、そのうちのひとつが甲の原霊園です。

    特徴

    甲の原霊園は、八王子市北部の学園都市にある高台の南斜面に作られた墓地です。
    すべて南向きで日当りがよく、上層の区画からは市内が一望できます。さまざまな面積の区画がありますが、いずれも返還墓地です。

    申し込み資格

    原則、八王子市民のみが利用できる墓地です(他市民用区画に関しては、その自治体の住民のみが利用可能)
    以下の条件を満たしていなければなりません。

    • 申込者本人が祭祀の主宰者だ
    • 申込遺骨からみて申込者本人が「配偶者」「直系血族の父母、子、孫」「血族の兄弟姉妹」「養父母、養子または養女」であること
    • 八王子市に1年以上在住している
    • まだ一度も納めたことのない遺骨を持っている
    使用料と募集倍率

    墓地の使用料と募集倍率は次のようになります(平成30年度)

    墓地形態 使用料 年間管理料 募集数 応募数 倍率
    区画墓地 2.94㎡ 735,000円 4,500円 1区画 2 2
    区画墓地 3.00㎡ 750,000円 4,500円 1区画 6 6
    区画墓地 4.87㎡
    4.90㎡
    1,217,500円
    1,225,000円
    7,500円 2区画 2 1
    区画墓地 5.00㎡ 1,250,000円 7,500円 2区画 2 1

    八王子市営緑町霊園

    八王子市には3つの市営霊園がありますが、そのうちのひとつが緑町霊園です。

    特徴

    緑町霊園は、富士森公園近くの住宅街の中に作られた墓地です。
    高台の南向きに作られているため、日当りや風通しがよく、落ち着いた環境でお参りができます。

    八王子市営霊園の中では唯一、区画墓地だけでなく合葬式納骨壇も併設されています。
    区画墓地はいずれも返還墓地です。

    申し込み資格

    原則、八王子市民のみが利用できる墓地です(他市民用区画に関しては、その自治体の住民のみが利用可能)。
    以下の条件を満たしていなければなりません。

    • 申込者本人が祭祀の主宰者だ
    • 申込遺骨からみて申込者本人が「配偶者」「直系血族の父母、子、孫」「血族の兄弟姉妹」「養父母、養子または養女」であること
    • 八王子市に1年以上在住している
    • まだ一度も納めたことのない遺骨を持っている
    使用料と募集倍率

    墓地の使用料と募集倍率は次のようになります(平成30年度)

    墓地形態 使用料 年間管理料 募集数 応募数 倍率
    区画墓地 3.14㎡ 785,000円 6,000円 1区画 3 3
    区画墓地 3.19㎡ 797,500円 6,000円 1区画 8 8
    区画墓地 3.23㎡
    3.24㎡
    807,500円
    810,000円
    6,000円 4区画 16 4
    区画墓地 3.31㎡ 827,500円 6,000円 7区画 15 2.14
    区画墓地 4.14㎡ 1,035,000円 7,500円 1区画 2 2
    区画墓地 4.96㎡ 1,240,000円 7,500円 3区画 2 0.67
    区画墓地 5.85㎡ 1,462,500円 9,000円 1区画 6 6
    区画墓地 6.50㎡ 1,625,000円 10,500円 1区画 3 3
    区画墓地 11.85㎡ 2,962,500円 18,000円 1区画 1 1
    区画墓地 15.00㎡ 3,750,000円 22,500円 1区画 0

    合葬式納骨壇の使用料と募集倍率は次のようになります(平成30年度)      

    納骨壇の種別 遺骨の数 使用料 募集数 応募数 抽選枠 倍率
    ア組 遺骨有申込 1体 125,000円 全10枠(10体) 7 10 0.7
    生前申込 1体 17 3 5.67
    イ組 遺骨有申込 2体 250,000円 全20枠(40体) 1 20 0.05
    遺骨有+生前申込 2体(1+1) 14 19 0.74
    生前申込 2体 64 5 12.8

    青梅市墓地公園

    青梅市墓地公園は、青梅市民のために作られた墓地です。平成31年3月現在、墓地の募集は行われていません。

    市役所に問い合わせたところ、現在墓地公園は改装中で、平成32年度中(記事執筆時にまだ新元号が発表されていないため、平成32年度中と表記します)に樹林墓地の開設と、一般墓地の空き区画の募集を目指しているとのことです。  

    羽村市営富士見霊園

    羽村市営富士見霊園は、羽村市が運営する公営霊園です。

    特徴

    第一霊園、第二霊園、第三霊園と区分けされています。
    一般的なお墓を建てる「区画墓地」だけではなく、第一霊園には合葬式墓地も併設されています。

    20年間骨壺のまま安置され、その後合葬室に共同埋蔵されます。
    平坦な土地で急な坂などなく、バリアフリー完備の大変お参りしやすい霊園です。

    申し込み資格

    申込者本人が羽村市民で、以下の要件を満たさなければなりません。

    1. 平成28年4月1日以前から羽村市に住民登録をして居住していること
    2. 一度も埋葬したことのない遺骨を持っていること
    3. 死体埋火葬許可証を持っていて、申込時に提示できること
    4. 申込者と申込遺骨の続柄が「配偶者」「直系血族の父母、子、孫」「養父母、養子」のいずれかであること
    5. 祭祀の主宰者が申込者本人であること。または申込者あるいは申込遺骨との続柄が上記の(4)に該当する人であること
    使用料と募集倍率

    墓地の使用料と募集倍率は次のようになります(平成30年度)

    墓地形態 使用料 年間管理料 募集数 応募数 倍率
    区画墓地 1.00㎡ 120,000円 1,000円 18区画 12 0.7
    区画墓地 1.50㎡ 180,000円 1,500円 18区画 19 1.1
    区画墓地 4.50㎡ 540,000円 3,150円 4区画 5 1.3

    合葬式納骨壇の使用料と募集倍率は次のようになります(平成30年度) 

    墓地形態 使用料 年間管理料 募集数 応募数 倍率
    合葬式納骨壇 1体用 140,000円 15枠 8 0.5
    合葬式納骨壇 2体用 280,000円 15枠 5 0.3

    日野市営霊園

    日野市営霊園は、日野市在住の人が利用できる市営霊園です。

    特徴

    平成31年度の募集が終了したばかりです。この募集も、平成25年以来6年ぶりのものです。
    利用者の再募集は、空き区画が出次第、不定期に行われます。

    申し込み資格

    日野市に住所を有する人です。
    自宅に埋葬すべき遺骨がある場合、その方が優先されます。

    使用料と募集倍率

    現在墓地の募集は行われておりませんが、参考までに墓地の使用料を記載します(平成31年度)

    墓地形態 使用料 年間管理料 募集数 応募数 倍率
    一般墓所 3.3㎡ 231,000円 2,220円

    都立霊園の競争倍率は5.5倍! 急ぎなら他霊園で検討

    都立霊園や公営霊園は人気が高く、墓地の申し込みが複数集まり、抽選になりがちです。

    公営霊園には、自治体の経営、費用が安い、宗教不問、石材店を自由に選べるなどのさまざまなメリットがあるために人気が高いのですが、公営霊園にこだわりすぎるといつまで経っても墓地が取得できないというリスクもあります。

    お墓を早く建てたいのであれば、他の霊園を検討することも念頭に入れておきましょう。

    都立霊園と公営霊園の募集倍率

    東京都建設局の発表によりますと、平成30年度の都立霊園の倍率は次のようになります。

    • 一般埋蔵施設など 5.5倍
    • 合葬埋葬施設   3.7倍
    • 樹林型合葬埋葬施設 7.9倍
    • 樹木型合葬埋葬施設 1.5倍

    細かく見ていくと、人気のあるところでは、倍率が28倍(多摩霊園みたま堂)や24倍(小平霊園合葬埋葬施設)というところもあります。
    また、一般的なお墓を建てる区画(一般埋葬施設)も、都心部と郊外で大きな開きが見られます。

    青山霊園が14.6倍、谷中霊園が12.9倍なのに対し、多摩霊園が2.2倍、小平霊園が6.2倍です
    。 いずれにせよ、ほとんどの区画で抽選をしなければ墓地が手に入らないと言うのが東京の公営霊園を巡る状況なのです。

    公営霊園が人気の理由

    そもそも国は、「墓地経営主体は、市町村等の地方公共団体が原則であり、これによりがたい事情があっても宗教法人又は公益法人等に限られること」という指針を出しています。
    その上で、民営霊園や寺院墓地に比べて公営霊園の方が人気が高いのはどんなところに理由があるのでしょうか。

    自治体の経営だから安心

    民営霊園の経営破綻や寺院の廃業などがあとを絶たない中、公営霊園は地方自治体の経営なので倒産や廃業などのおそれがありません。

    比較的安価

    民営霊園や寺院墓地に比べて安価な傾向にあります。これは公営霊園が営利目的で行われていないからです。ただし、東京都内に限ってはそうとも言い切れない面もあります。

    宗教不問

    公営霊園では「信教の自由」が保障されているため、どんな宗教を信仰していても利用可能です。

    石材店を自由に選べる

    公営霊園では業者の優遇や斡旋はありません。民営霊園や寺院墓地では石材店を指定しているところがほとんどで、複数の業者の比較検討ができません。

    管理や設備が充実

    共益部分は定期的に霊園側が清掃してくれるので、霊園が荒れるといったことはありません。

    募集時期や倍率を把握しておく

    募集時期は自治体によって異なりますが、大体毎年同じ時期に行われるものです。
    たとえば都立霊園の場合、6月に申込書の配布、7月が申し込み期間、8月が抽選、12月に使用許可が下りるといった具合です。

    ですので、5月近くになったら広報や都の(あるいはご希望の自治体の)ホームページなどを確認しておきましょう。
    また、石材店も積極的に公営霊園の募集情報を発信していますので参考にしたらよいでしょう。

    公営霊園の募集から墓地取得までの流れ

    公営霊園の募集から応募までの流れは次のようになります。
    細かい流れはそれぞれの自治体にご確認下さい。

    1. 募集の発表
    2. 募集要項の確認
    3. 現地の見学
    4. 申し込み
    5. 申込者数の発表と抽選日の連絡
    6. 抽選
    7. 当選後の流れ
    8. 補欠や繰り上げ当選
    募集の発表

    それぞれの自治体で、その年度の決まった時期に募集の発表が行われます。
    その時期になったら市から送られてくる広報やホームページをチェックするようにしましょう。

    募集要項の確認

    公式に募集が始まったら、きちんと募集要項を確認しておきましょう。

    現地の見学

    申し込む前に必ず現地に出向いて申し込み区画を決めるようにしましょう。
    現地に立ってみて、申し込む区画を決めます。
    お参りしやすいところ、雰囲気が気に入ったところを申し込みたいものですが、立地や景観などが優れている区画は倍率も高騰します。
    どこを申し込みべきかは本当に頭を悩ます問題です。

    申し込み

    申し込みは所定の申し込み用紙に記載して、指定された日時や期間に申し込みます。
    添付しなければならない書類もあるので早めに準備しておきましょう。
    申し込み方法は、インターネット、郵送、持参等があるので、各自治体に確認しておきましょう。

    申込者数の発表と抽選日の連絡

    同一区画に複数の申し込みがある場合、抽選となります。
    どの区画にどれくらいの人が申し込んだかが発表された後、申込者には抽選日が伝えられます。

    抽選

    抽選は公平中立に公開抽選で行われます。

    当選後の流れ

    無事に当選したら書類審査、費用の支払いを期間までに行います。
    これらが滞りなく済むと使用許可証が発行され、晴れて墓石の建立が可能になります。

    補欠や繰り上げ当選

    もしも落選しても当選者のキャンセルや失格により、繰り上げ当選の可能性もあります。

    公営より安い霊園もある!民営・寺院の総支払額を見る

    人気のある公営霊園にお墓を持ちたいものですが、なかなか手に入りずらいということがお分かりいただいているかと思います。
    しかし、お墓は公営霊園だけではありませんし、費用を安く抑える探し方もあるのです。

    お墓を建てるには墓石代+永代使用料が必要

    まずおさらいとして確認しておきたいのが、お墓の値段は墓石代と墓地の永代使用料が必要だということです。
    費用を抑えるためには、少しでも安くお墓を建て、少しでも安い墓地を見つけることです。

    地方に比べて東京都内は地価から高めになる

    墓地の価格を決めるのは地価です。地価が高い地域ほど墓地も高くなります。
    分かりやすい例は、都立青山霊園(港区)と都立多摩霊園(府中市)です。

    青山霊園は1㎡あたりの墓地の使用料が2,758,000円。
    多摩霊園は1㎡あたりの墓地の使用料が883,000円。

    同じ都内なのに単価に3倍強もの開きがあるのです。
    都心部に近いほど墓地の価格は高くなると思っておきましょう。

    都営・公営による墓地の価格差はあまりない

    都内には都営霊園と公営霊園(市営霊園)があります。
    しかし、経営主体が都と市で墓地の費用が格段に変わるということはなさそうです。

    たとえば、府中市には都立多摩霊園と公営稲城・府中メモリアルパーク(住所地は稲城市)があります。
    多摩霊園の1㎡あたりの墓地の使用料は883,000円です。
    稲城・府中メモリアルパークの場合は1㎡に換算すると902,777円になります。

    また、八王子市にも都立八王子霊園と八王子市営霊園があります。
    都立八王子霊園は1㎡あたりが289,000円。
    市営八王子霊園は1㎡あたりが250,000円です。

    民営霊園・寺院霊園の相場と注意点

    人気の高い公営霊園は、ほとんどの場合、墓地を申し込んでも抽選になってしまいます。
    もしどうしても早くお墓を建てたいのであれば、民営霊園や寺院墓地を探すのもひとつの手です。

    墓地の永代使用料は民営霊園も寺院墓地も、公営霊園と同等あるいは割高なことが多いのですが、中には安く売り出しているところもあるかもしれません。
    ただし、あらかじめ気をつけておきたいのは、両方とも石材店が指定されているということです。お墓を建てる上で石材店を自由に選べるか、決められているかというのは、なかなか大きな問題です。

    相見積もりができないために割高になってしまいがちだからです。
    また寺院墓地の場合、境内にお墓を建てることで檀家としての務めをしなければならないこともありますので、必ず事前に確認しておきましょう。

    近隣エリアも視野に入れて検討すると選択肢が広がる

    都内で希望の墓地が見つからない場合は、近隣のエリアも視野に入れてみてはいかがでしょうか。多少距離があるにせよ、車や公共交通機関でアクセスしやすいのであればさほど苦にならないでしょう。

    無理をして住まいの近くに高い墓地を買うよりも、少し離れた場所に比較的安い墓地を買う人はたくさんいます。
    東京23区内の墓地の永代使用料の相場は150万円ぐらいだと言われてます。
    これが東京の郊外だと50万円~100万円ぐらいになり、東京近郊の3件(神奈川、千葉、埼玉)だと20万円〜50万円くらいにまで抑えられます。

    管理・維持の負担軽減ができる新しい供養法

    墓石の建立は伝統的な供養の方法で、わたしたち日本人にはなじみ深いのですが、一方で費用がかかってしまったり、管理や維持を負担に感じる人が多くいるのも事実です。
    最近では納骨堂や樹木葬などの新しい供養の方法が選ばれるようになりました。

    納骨堂

    納骨堂とは、屋内型の納骨施設のことで納骨壇と呼ばれる個別の棚の中に遺骨を納めます。
    納骨堂といえば、寺院の経営しているものを連想しがちですが公営霊園でも納骨堂はあります。都立霊園の場合は、多摩霊園の「みたま堂」と呼ばれる施設と多摩霊園と雑司ヶ谷霊園と八柱霊園にある「一時収蔵施設」があります。

    都立多摩霊園の「みたま堂」

    多摩霊園にあるみたま堂は外観もモダンな円形の建物です。中に入ると、天井のから光がやわらかく降り注ぎ、中央のモニュメントからは水が流れてあたりを清らかな空気にしてくれます。
    なんとも近代的で美しい空間が広がっているのですが、円形の壁面の中が納骨堂となっていて遺骨が納められています。

    みたま堂は30年間という長期保存もでき、更新も可能です。
    使用料は、2体用が227,000円、4体用が303,000円、6体用が379,000円と、他の納骨堂に比べると割安です(価格は平成30年度分)。
    美しい施設、長期保存、割安の使用料から倍率はとても高く、平成30年度は28倍でした。

    都立霊園の一時収蔵施設(多摩霊園、雑司ヶ谷霊園、八柱霊園)

    都立霊園では、お墓など、遺骨の納骨先が決まるまでの間、一時的に遺骨を保管してくれます。収蔵施設を備えているのは、多摩霊園、雑司ヶ谷霊園、八柱霊園です。
    収蔵期間は1年間で、最長5年まで更新ができます。

    利用料は年間2,000円ということもあり、多くの人が利用しています。そのためすぐには施設が利用できず、予約待ちの状況も考えられます。

    公営霊園の合葬式納骨堂

    都内の公営霊園でも、合葬式の納骨堂を備えているところがあります。
    公営稲城・府中メモリアルパーク、八王子市営緑町霊園、羽村市営富士見霊園です。
    それぞれ、20年間は骨壺の状態で個別の納骨壇に納められ、その後は合祀されます。

    樹木葬

    東京都内で公営霊園の樹木葬区画と言えば都立小平霊園です。
    2012年に開設された「樹林墓地」は、樹林の下に設置された共同埋葬施設(カロート)に、遺骨を納めます。

    遺骨は骨壺から出して他の遺骨と同じ場所への埋葬、いわゆる合祀となります。
    2014年に開設された「樹木墓地」は、遺骨を納骨袋に納めて、樹木の周辺に個別に埋葬します。合祀と個別埋葬の違いを選べます。

    費用(平成30年度分)は樹林墓地の場合、1体が128,000円、予め粉骨した場合は1体が42,000円。樹木墓地の場合は、1体が188,000円です。
    平成30年度の抽選倍率は、樹林墓地が7.9倍、樹木墓地が1.5倍です。
    公営霊園では、稲城・府中メモリアルパークに樹林式墓地があり、平成30年度の倍率は2.5倍でした。
    また青梅市も市営霊園内に樹木葬区画を計画中とのことです。  

    まとめ

    いかがでしたか? では最後にこの記事のポイントを箇条書きでまとめます。

    • 都立霊園の他に、都内には8カ所の公営霊園がある。
    • 公営稲城・府中メモリアルパークは、稲城市と府中市が共同運営する公営霊園。2015年完成の新しい霊園で、合葬式墓地や樹木葬
    • 墓地もある。
    • 八王子市営霊園は市内に「南多摩都市霊園」「甲の原霊園」「緑町霊園」の3カ所がある。緑町霊園には合葬式墓地もある。
    • 青梅市墓地公園は現在区画募集を行っています。墓地は改修中で、平成32年度に樹林墓地の開設と空き区画の再募集を目指してい
    • る。
    • 羽村市営富士見霊園は第一霊園、第二霊園、第三霊園と区分けされていて、第一霊園には合葬式墓地も併設されている。
    • 日野市営霊園は現在募集はなく、空き区画が出次第抽選を行う。
    • 都立霊園の競争倍率は、一般埋蔵施設で5.5倍。
    • 公営霊園の人気の理由は、自治体経営の安心感、比較的安価、宗教不問、石材店の自由、管理や設備の充実等があげられる。
    • 募集時期は自治体によって異なるが、大体毎年同じ時期に行われる。東京との場合は7月申込、8月抽選、12月使用許可。
    • 募集から墓地取得までの流れ。募集の発表→募集要項の確認→現地の見学→申込→当選、複数申込の場合は抽選→抽選、当選→書類審査
    • 、支払い→使用許可
    • もしも落選しても、当選者のキャンセルや失格により、繰り上げ当選の可能性もある
    • 公営霊園以外にも、民営や寺院霊園も検討してみるのもよい
    • 墓地の価格を決めるのは地価。地価が高い地域ほど墓地も高くなる
    • 都営・公営による墓地の価格差はあまりない
    • 民営霊園、寺院墓地とも石材店が指定されている
    • 寺院墓地の場合、檀家の務めをしなければならないこともある
    • 東京近郊の3件(神奈川、千葉、埼玉)も視野に入れると選択肢が広がる
    • 都立霊園、公営霊園にも納骨堂や樹木葬がある

    お墓の準備はできていますか?

    終活といっても、生前整理、葬儀、お墓の検討などさまざまです。そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

    • 自分に適切なお墓を探したいが、そのお墓をどう探したらよいかわからない。
    • まだ両親や自分が入るお墓が決まっていないが、お墓を探す手順がわからない。

    など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。

    お墓の購入に関しては、全員が初めての経験になることが多いため、不安を持つことは仕方のないことでしょう。

    しかし、お墓購入後に後悔はしたくはないですよね。
    そのためにも、複数の墓地・霊園を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集をしてから決めることをオススメします。

    当サイトには全国7,000件以上の墓地・霊園情報が掲載されています
    費用やアクセス、口コミの紹介もしていますので、
    お墓をお探しの方は、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。

    一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
    お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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