永代供養墓普及会ってどんな団体?活動内容や目的を紹介

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永代供養墓 古墳

「永代供養」と検索すると上位に出てくるのが永代供養墓普及会です。
一体どんな団体なのでしょうか。

また、永代供養とはそもそもどんな供養の仕方なのでしょうか。
細かく調べてみました。
※なお、この記事の情報は、平成30年7月10日現在の、永代供養墓普及会のホームページを参考にしています。

永代供養墓普及会とは

永代供養普及会とは、株式会社日本クレーベストが運営する、永代供養の紹介サイト、ならびに普及事業です。
首都圏をはじめとする関東地方で永代供養を受け入れてくれる寺院を探している人にとってはとても参考になるサイトでしょう。

団体の概要

運営会社は株式会社日本クレーベスト。
設立は平成16年10月7日で、本社所在地は東京都新宿区です。

主な事業内容は「樹木葬/永代供養墓および墓地の総合デザイン・建立」「墓地利用者の募集・販売代行」「寺院経営コンサルティング」「葬祭企画及び運営」と、コーポレートサイトに記載されています。

永代供養墓普及会とは、株式会社日本クレーベストの永代供養事業部の事業部名です。
平成18年、横浜市磯子区の密蔵院との提携以来、平成30年3月現在で提携寺院数は50カ寺にものぼります。

活動の目的

株式会社日本クレーベストの狙いは、永代供養の利用者を寺院に斡旋することで、両者をマッチングさせることです。
遺骨を納める先を探してさまよう人々と、人口減少や過疎化による寺離れにあえぐ寺院を、インターネットの力を利用してうまくつないでいくところに、株式会社日本クレーベストの事業の根幹があります。

  • 進行する「少子高齢化」
    2040年に向けて死亡者数は右肩上がりに増え続けると言われている中、少子高齢化は深刻な社会問題です。
    親を支える子の世代は年々負担が増えていきます。

    永代供養墓普及会のサイトでも言われているように、65才以上を支える15才から64才の割合は、
    2015年で2.2人、2020年で2人、2040年で1.5人、2060年で1.3人と、その負担は日に日に増すばかりです。

    ひとつの家にひとつのお墓、というシステムは限界を迎えていて、
    納骨堂や樹木葬などのあとに残りにくい方法が人気を集めています。

  • 深刻化する「寺離れ」
    地域の過疎化や宗教観の多様化から寺院の存続も危機的状況を迎えているなかで、寺院自身も寺離れの食い止めに必死です。

    そんななか、永代供養は大きな役割を果たす可能性を秘めています。
    鵜飼秀徳さんの『寺院消滅』(2015年:日経BP社)では、「25年後には35%の宗教法人が消える」と書いて衝撃を与えました。

    世代が代わることによる檀家離れもさらに深刻さを増し、寺院にとっては檀家制度に頼らない新たな布教活動や信徒集めが求められます。

    これからの寺選びは、寺院の姿勢や人柄、利便性などに大きく左右されるでしょう。
    遺骨を預ける先を選ぶ人々の気持ちにいかに寄り添えるかこそが、寺院の生き残る道だと思われます。

活動内容

株式会社日本クレーベストの主な活動内容は寺院コンサルタントですが、具体的にどのような事業を展開しているのかを細かく見ていきましょう。

お墓の施工管理

「お墓」と言ってもこの場合は「永代供養墓」を指します。さまざまな寺院に永代供養墓を提案して回るのが彼らのはじめの仕事でしょう。

墓地の空きスペースを活用し、永代供養を中心に寺院の収益構造を向上させる事で、寺院の経営を潤わせることを目的としています。

また、事務手続きや納骨業務なども代行して行ってくれるので、日々のお参りや作務に忙しい寺院としては、そのトータルサポートはとてもありがたいところでしょう。

また、この会社の特徴は「一寺専念」と本人たちも呼んでいますが、ひとつの地域にひとつのお寺としか提携しないという理念で活動しているようです。

会社側としてはひとつでも多くの寺院と取引した方が商売上うまくいきそうに思われますが、地域内の競争は寺院にとってもプラスではありません。

そのような寺院目線に立った施策なのでしょう。大変素晴らしい試みだと思います。

広報・集客サポート

立派な永代供養墓ができたからといって、集客がしっかりできなければ宝の持ち腐れです。
全体的に寺院業界は情報発信が苦手なところが多いのですが、そんな苦手分野をもしっかりサポートします。

パンフレットの作成やセミナーの開催。その他にもさまざまなメディアでの広告活動(新聞広告、インターネット広告、交通広告など)をサポートしてくれます。

WEB活用サービス

主にホームページの作成と運用です。宗教法人である寺院は、なかなか積極的に情報発信や商業活動ができない側面があります。

そのため、ネットリテラシーや広告戦略などは苦手な分野なのです。

しかし、寺院としての考えや想いを発信していくうえで、インターネットは必要不可欠です。ホームページ製作や、WEB活用のサポートも、彼らの得意とするところです。

永代供養墓普及会のホームページは利用者向けの入口

日本クレーベストは、寺離れに苦しむ寺院をサポートする会社である反面、永代供養のマッチングサイトの運営企業でもあります。利用者にとっては、このサイトが永代供養探しの入口となるでしょう。

サイトには、首都圏を中心に永代供養墓を運営している寺院の情報が掲載されています。その数は、平成30年3月現在で50カ寺にも及びます。

また、永代供養墓だけでなく、さまざまな供養法の紹介をしています。

永代供養墓

永代供養とは、家族に代わって寺院が個人を永代にわたって供養することです。少子化、非婚化、核家族化、そして都市部への人口流入によって、これまでのお墓による供養が難しくなっています。

子や孫が親や先祖の供養ができない時代、寺院がその受け皿となっているのです。遺骨は永代供養墓に合葬されます。

永代供養墓普及会では、38カ寺の永代供養墓を紹介しているようです。

永代供養付個別墓

「他の人と同じ場所に納骨されるのはイヤだ」
このように思う人たちのために、永代供養付個別墓があります。

永代供養付個別墓は、屋外型の永代供養墓の内部に個別に遺骨を安置するため、合葬にはなりません。
永代供養墓普及会では、38カ寺の永代供養付個別墓を紹介しているようです。

樹木葬

樹木葬とは、墓石ではなく、樹木や草花を礼拝の対象としたお墓です。
永代供養墓普及会の樹木葬は「寺院の中の庭園」というイメージがコンセプトだそうです。

手を合わす対象としてシンボルツリーを、その周辺に埋葬地を配しています。また、誰がどこに埋葬されたかが分かるように、埋葬地には石碑が置かれます。

従来のような大きな石碑ではなく、コンパクトでモダンなデザインが特徴です。永代供養墓普及会では、31カ寺の樹木葬を紹介しているようです。

海洋葬

永代供養墓普及会では、海洋葬、いわゆる海への散骨も受け付けています。パウダー状にした遺骨を海に撒くので、あとにのこらないのが特徴です。

出航場所は東京湾か相模湾です。永代供養付きの海洋葬を選べば、寺院に預ける遺骨と、散骨する遺骨を分骨して行えます。

永代供養付き墓地

永代供養付きの墓地では、墓石にこだわりのある人におすすめです。

墓地を取得し、墓石を建立しますが、お参りの人がいなくなったあとは墓じまいするのではなく、そのまま寺院が永代供養してくれます。

墓石は境内の施設として残り、寺院が管理してくれるので、無縁仏になりません。永代供養墓普及会のサイトでは、16カ寺の永代供養付き墓地を紹介しているようです。

一般墓地

永代供養墓普及会では一般墓地の紹介もしてくれるようです。

やっぱり子孫を繋いで、家族の絆としてお墓と建てたいと願う人はいまでも多くいます。永代供養墓普及会では、11カ寺の一般墓地を紹介しているようです。

納骨堂

納骨堂とは、納骨施設を携えた建物の事です。
屋内に納骨するので天候に左右されずにお参りできます。

また、寺院に守られているという安心感も人気の秘訣です。永代供養墓普及会では扱いが少ないようで、4カ寺だけ紹介しているようです。

公営永代供養墓

公営の永代供養墓として紹介しているのは、神奈川県愛甲郡清川村です。基本的には村民向けの永代供養墓です。

墓じまい

永代供養墓普及会では、墓じまいも受け付けているようです。工事費用は1㎡あたり7万円と、大変明朗な価格です。

その他、役所への手続き業務や、出骨作業など、有料にはなりますがさまざまなサービスもあります。

永代供養とは

永代供養とは、あとを継ぐ事ができなくなった家族に代わって、寺院が死者や先祖の供養をしてくれることです。
これまでは、お墓は、子孫が代々守ってきました。
逆を言うならば、先祖から子孫へのつながりのシンボルこそがお墓だったのです。

しかし残念な事に、人口の減少、都市への人口の流入、さらには少子化、非婚化、核家族化など、さまざまな要因が重なって、お墓の維持が困難な時代に突入しています。従来のお墓ではないさまざまな供養の方法が登場しています。

納骨堂や樹木葬など。これらは墓じまいの手間や費用がかからないという最大の特徴があり、それは永代供養を前提としているからです。

永代供養のお墓の種類まとめ

永代供養を前提としたさまざまなお墓をご紹介します。

永代供養付きの墓石

一般的なお墓を建てるのですが、お参りの人がいなくなったあとも寺院がお墓を管理供養してくれます。
墓石は寺院の施設としてずっと残るので、無縁墓にはなりません。

公営墓地などでは現実的ではありませんが、お寺の境内であれば可能でしょう。
お墓参りをしたい人、従来の供養法がしっくり来る人にはおすすめです。

納骨堂

納骨堂とは、納骨施設が設置された建物の事です。
『墓地、埋葬などに関する法律』では、「他人の委託を受けて焼骨を収蔵するために納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設」とされています。

お参りの人がいる限りは永代使用ができますが、跡取りがいなくなったら永代供養になります。
棚型、ロッカー型、仏壇型、室内墓、自動搬送型(マンション型)など、さまざまな形態の納骨堂があります。

永代供養のお墓と一般的な継承墓との違い

一般的なお墓が、先祖供養を「自分たちで」行うのに対し、永代供養は自分たちでできない供養を「寺院が」代わって行います。

また、亡くなった人の遺骨は、個別に納骨される事もありますが、そのほとんどは最終的には合葬にされます。
供養塔のために「合葬墓」や「合祀塔」とよばれる石塔が建てられ、お参りの人たちはこちらで手を合わせられます。

もしも跡取りがいて、子孫が先祖を供養し続けられるのなら一般的なお墓がよいでしょう。
お墓は自分たちの確固としたルーツを確認できる、貴重な場所です。
しかし、どうしても跡取りがいないのであれば、永代供養を選択しましょう。

永代供養のお墓のメリット・デメリット

永代供養にするべきなのか、どうするべきか。
永代供養のメリットとデメリットを整理しましょう。

永代供養のメリットについて

おすすめ・メリットのポイント

  • 墓守の心配がない
    永代供養では、家族に代わって寺院が永代に渡って供養してくれます。
    核家族化や少子化などで、子のいない世帯、あるいは子はいるけれども
    お墓の維持が困難な世帯は、永代供養という選択肢があります。
    樹木葬や納骨堂も、やがては永代供養にすることが前提だからこそ、注目を集めています。

  • 費用を安く抑えられる
    永代供養では、遺骨を預ける時に永代供養料を寺院に支払います。
    納骨堂や樹木葬でも、永代供養の費用が含まれていることが多いようです。
    金額は寺院によってさまざまですが、お墓を建てたり、仏壇を買ったりするよりは、
    はるかに安い費用で抑えられます。

  • 個別にお参りもできる
    「永代供養はお願いしたいけど、合葬には違和感がある」
    このような人たちのために、最近では合葬をしない永代供養もあります。
    永代に渡って供養するものの、遺骨は個別に保管してくれるのです。
    また、納骨堂や樹木葬などを選択すると、一定期間は個別の礼拝も可能です。

永代供養のデメリットについて

デメリットのポイント

  • 自分たちの固有の祈る場所がない
    お墓は自分たちの家の先祖固有の供養塔です。
    先祖は、自分たちの両親や祖父母から連なるルーツそのものです。

    永代供養ではさまざまな人たちを同じ場所で埋葬され、
    祀られるために、そのような面で物足りなさを感じる人もいます。

  • 周囲の理解を得られるか
    永代供養にすることをよく思わない人もいます。
    寺院に供養を任すのではなく、自分たちの手で供養するべきではないか
    という考えが根強くあるからです。

    跡取りがいないのであれば仕方がありませんが、
    子や孫がいるのに永代供養を考えるのであれば、慎重に検討した方がいいでしょう。
    樹木葬や、納骨堂など、お墓を持たずに供養する方法もあり、さまざまな選択肢の中から考えましょう。

  • 合葬されると遺骨を返却してもらえない
    永代供養にしたあとに、何らかの状況の変化で遺骨を返してもらいたいことになるかもしれません。
    しかし、もしも合葬をしてしまったら、遺骨は他の人と同じ場所に埋葬されるために、
    返却は不可能です。

    近い将来、どのようなことが起こり得るか分かりません。
    大事なご家族の遺骨です。判断は慎重にしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
では最後にこの記事の要点をまとめます。

この記事のまとめ

  • 永代供養普及会とは、株式会社日本クレーベストが運営する、永代供養の紹介サイトならびに普及事業
  • 首都圏をはじめとする関東地方を中心に、永代供養を希望する利用者と寺院を、
    インターネットの力でマッチングするところに、事業の根幹がある
  • 活動内容は寺院のコンサルタント。具体的には永代供養墓事業のサポート、広報や集客のサポート
    WEBシステムのサポート
  • 永代供養、納骨堂、樹木葬、海洋葬、一般墓地など、さまざまな方面から寺院を紹介している
  • 永代供養とは、あとを継ぐ事ができなくなった家族に代わって、寺院が死者や先祖の供養をしてくれること
  • 永代供養メリット
    • 跡取りがいなくても墓守の心配がない
    • 費用を安く抑えれれる
    • 個別のお参りも可能
  • 永代供養のデメリット
    • 供養に満足感が得られないかもしれない
    • 周囲の理解を得られないかもしれない
    • 合葬されると遺骨が返却されない

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