板橋十景に選ばれた南蔵院が管理する「さくら陵」の詳細レポート

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テレビやラジオで取り上げられた南蔵院(さくら陵を管理しているお寺)は、都営三田線「本蓮沼駅」から徒歩3分の距離に位置しています。このお寺に、「さくら陵」という古墳形の永代供養墓ができました。

令和2年には、「親しみやすく入りやすいように」という願いを込めて山門を一新、地域のホッとステーションになれるようにと多くの催し物を実施しています。

さくら陵の名前は、西行法師の歌「佛には櫻の花をたてまつれ わが後の世を人とぶらはば」からきています。これは「私が死んだら桜の花を捧げよ。(もしも)私の後をだれかが弔ってくれるとするのならば」という意味を持ちます。鷹狩り好きで有名な徳川吉宗公が、南蔵院に立ち寄った際にこの歌を諳んじたとされています。吉宗公は、故郷にあふれる桜に思いを至らせながら、その桜の美しさがあの世にまで及んでいることを思い、この句を口にしたのでしょう。

この記事の目次

  1. さくら陵は古墳をイメージした永代供養墓
  2. 南蔵院は「板橋十景の1つに選ばれた櫻寺」と称される桜が美しいお寺
  3. 毎朝7時から住職による「観音経の読経と護摩供養」
  4. 多くの地域参加型ライフイベントを実施
  5. 南蔵院の概要
  6. さくら陵のサービスと施設・設備一覧
  7. さくら陵を管理する寺院「南蔵院」の担当者にインタビュー
  8. さくら陵の価格情報
  9. さくら陵の見どころまとめ

さくら陵は古墳をイメージした永代供養墓

さくら陵は、だれもが歴史で学んだことのある「古墳」の形をとっています。

本来古墳は、地位の高い人が葬られるお墓ですが、さくら陵では「あらゆる人は、地位高き人と同じように尊重されるべきだ」という想いから、古墳の形を採用しています。

ここでは、そんなさくら陵の特徴を2つ紹介します。

東京23区にある自然に囲まれた永代供養墓

東京23区にありながら、自然に恵まれている環境にあるのがさくら陵の特徴です。「古墳」の形をとったお墓の表面は笹の緑で覆われ、墓所の後ろには桜の苗が植えられています。緑があることで、お参りする人も安らぎを感じることができるでしょう。

「他の人の遺骨と混ざらないお骨袋」で個別に納骨

「お墓を継ぐ人がいないので、ある程度時間が経ったら合葬してほしい。ただ他の人と遺骨が混じってしまうのは嫌だな……」という人も多いのではないでしょうか。

さくら陵の場合、個別の供養期間が過ぎて合葬となっても、個別のお骨袋に遺骨を入れて他の人の遺骨と混ざらないように合葬墓へ納骨できます。(※ただし、合葬した後にお遺骨を取り出すことは不可能。)

そのため、「他の人の遺骨と混ざりたくないが、合葬してもらいたい。」といった方におすすめです。

南蔵院は「板橋十景の1つに選ばれた櫻寺」と称される桜が美しいお寺

さくら陵を運営・管理する南蔵院は、「板橋十景」の1つに選ばれた櫻寺です。境内には、見事な八重紅枝垂桜が咲き誇り区民のみなさまからも「心に残る」「風物」「感動」「安らぎ」のある風景として親しまれています。そのため、お墓参りをする人に限らず、桜を見るために多くの人が南蔵院を訪れます。

南蔵院では、「美しい桜を楽しんでもらえるように」という願いも込めて花まつりが行われ、地元の人にも愛されています。満開の桜は、吉宗公の言葉通り、此岸の人の心も彼岸の人の心も等しく慰めてくれるものとなるでしょう。なお花まつりは、お釈迦様のお誕生日である48日に行っています。

また、桜の季節でなくても南蔵院が常にお花をお供えするため、墓前に花が絶えることがありません。

他にも板橋区の文化財の「庚申地蔵」、「南蔵院石造出羽三山供養塔」を有している寺院でもあります。

毎朝7時から住職による「観音経の読経と護摩供養」

南蔵院では、毎朝7時から1時間読経と護摩供養を行います。

「毎日1時間にわたって読経を行う」という都内でも数少ないお寺であり、丁寧な供養を望んでいる人に向いています。

毎朝読経と護摩供養をしてもらえるため、お墓を継ぐ人がいない人でも安心して眠ることができるのも特徴です。

多くの地域参加型ライフイベントを実施

南蔵院では、地域の方が参加できるさまざまな催し物を行っています。初参りや七五三、入学や成人などのタイミングで訪れる人もいますし、落語会やコンサート(2022年には、活躍の場を失った若手ミュージシャンのための舞台を開催)、茶道などのために足を運ぶ人もいます。

なお、地元のNPO法人とタイアップして行う「南蔵院こども会」もあります。

このように、親しみやすく人生の節目に足を運べる寺院であるのが、南蔵院の魅力です。

多くの人が南蔵院に足を運んできてくれますから、1人で眠っていても寂しくはありません。

南蔵院の概要



名称さくら陵
所在地東京都板橋区蓮沼町48-8
交通アクセス

・都営地下鉄三田線「本蓮沼駅」から徒歩約3分
・池袋方面から高島平操車場行き[池20][池21]バスに乗車「小豆沢バス停」から徒歩約1
・東武東上線「ときわ台駅」、JR「赤羽駅」から[赤53]バスに乗車「志村一丁目バス停」から徒歩約7

宗教・宗派

不問

さくら陵のサービスと施設・設備一覧

寺院が管理するさくら陵は、仏事の相談や墓じまいのサポート、合同供養、卒塔婆・戒名の授与など、仏教に関わるサービスの多くに対応しています。

また、会食の相談や供物の販売も行っているため、法要やお墓参りを考えている人にも便利です。

加えて、法要や会食、休憩用のスペースも設けられており、施設も充実しています。設備は、バリアフリー対応のため、どんな人でもお参りしやすい作りです。

さくら陵で利用できるサービス一覧

お墓掃除代行合同供養の開催
お墓参り代行墓じまいのサポート
仏事の相談・手配終活の相談
会食の相談・手配永代供養プランの提供
生花の販売卒塔婆供養
線香の販売戒名の授与
無料ドリンクの提供ペット供養
車イスの無料貸し出し水子供養
お墓参りの送迎僧侶の紹介
イベント開催墓じまい

※「人生の節々でかかわることのできるお寺」を願っており仏事や会食の相談・手配も対応可能
※今後ペットのための合葬墓や樹木葬の建立も検討中

さくら陵の施設・設備早見表

管理事務所庭園
法要スペースエレベーター
会食スペーススロープ
休憩スペース(屋内)手すり
休憩スペース(屋外)段差の少ないバリアフリー設計
自動販売機幅広参道(車イスがすれ違える位)
無料給茶機多機能トイレ
水場おむつ交換台
火付け場

※通路は石敷きで、非常に整っています。

また、山門から入った正面にある香炉は、運が良いと虹をみることができます。

さくら陵を管理する寺院「南蔵院」の担当者にインタビュー

 さくら陵を管理する寺院「南蔵院」の担当者にインタビューしました。

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「管理・運営にあたって心掛けていることを教えてください。」

担当者:「さくら陵のある南蔵院は、真言密教(真言宗)のお寺です。真言宗では『命を生かす』という意味を持つ『善戒(ぜんかい)』という考えを持っています。

この考えに基づき、すべての命のために真摯に祈ることが当山の使命です。そのため、毎朝1時間、住職による読経と護摩供養を行います。」

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「寺院様が管理される墓地ならではの取り組みですね。お墓を購入した方やお参りの方からどのような声をいただきますか。」

担当者:「さくら陵では境内を清浄な空気を満たすべく、よく掃除をするのですが、『いつ来ても気持ちよく手入れされている』『和尚さんが、早朝でもいつでも清掃していらっしゃる』『優美で、空気が美しい』というお声をいただきます。また、最寄り駅から近いため、交通の便でも評判が良いです。」

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「他にも、墓地の見学にいらっしゃるお客様の傾向はありますか?また、お墓参りが多い時期についても教えてください。」

担当者:「ご先祖から受け継がれたお墓をやむなくしまった方や、お墓を継ぐ人がいない方、お子さんにご負担をかけたくない方が多いです。

一般的な納骨堂も非常に便利なものですが合理的であるがゆえにちょっと冷たさを感じるという方も、『自然に囲まれた永代供養付きの墓地』を求めてよくいらっしゃいます。お墓参りの方が多いのは、土日、お彼岸とお盆、それから4月の桜の時期ですね。」

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「お墓を継ぐ人がいない人でも安心して供養していただけますね。次は、ご本尊や施設の設備について詳しくお教えください。」

担当者:「ご本尊は、十一観音とお不動様です。十一観音は11の顔で苦しむ人をあまさずに見つけるといわれています。また、お不動様は真っ青なお姿が非常に印象的で、悪魔を打ち払う明王様です。

さくら陵の設備のなかでも特に特徴的なのは、「水琴窟」ですね。金色のボウルに柄杓で水を注いでしばらく待つと、美しく清浄な音が響きます。亡き人に思いをはせながら、しばしの静寂をご堪能ください。」

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「ライフイベントごとにお勤めをすると、お支払いする金額は高くならないですか?」

担当者:「お護摩札は、3,000円、5,000円、10,000円、30,000円の4種あり、そのときの懐具合に応じてお納めいただく形をとっております。また、お護摩札ではなく卒塔婆(5,000円)のみを立てる供養も行えます。

合同法要などにご参加の際、金銭的に余力があればお布施をお包みくださればお寺の維持に役立たせていただきますが、難しいときはお賽銭からご縁をおつなぎいただけます。

もともとお布施は、『心を表すもの』です。金額の多寡のみをもって、そのお心のありようを判断するべきではないと考えています。」

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「金銭状況に関わらずに寄り添っていただけるのは、大変心強い話と思います。最後にライフドット読者に向けて一言頂けますか。」

担当者:「一生のライフイベントを託せるお寺をめざしております。ご縁を持たれる方をお待ちしております。」

さくら陵の価格情報

区画名納骨可能人数料金(税込)
さくら陵21人あたり60万円(ただし2人同時に申し込んだ場合は100万円)

※三回忌を目途に合葬
※戒名授与のお布施を含みます
ただし2人で埋葬される場合、両名ともが三回忌を迎えるまでは個別埋葬とする。

さくら陵の見どころまとめ

さくら陵は、以下6つの特徴を持っています。

  • 真言宗のお寺であり、毎朝1時間をかけて読経と護摩供養を行っている
  • 23区内に位置し、交通アクセスが非常に良い
  • 三回忌をめどに合葬となるが、個別の袋に入れて埋葬されるため他の人とご遺骨が混ざることはない
  • きれいに手入れされた清浄な空気と、美しい桜のなかで眠ることができる
  • 人が絶えず訪れるので寂しくない
  • 比較的安い価格で埋葬可能で、経済状況に応じたお布施をお渡しするスタイル

ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

南蔵院 さくら陵
所在地
東京都板橋区蓮沼町48-8
霊園種別
寺院墓地
/
宗旨宗派
宗教不問
区画種別
永代供養墓
参考価格
60万円~