墓石の彫刻はバラエティ豊富!これで安心4つの流れ

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一風変わったデザインのお墓

近年は、お墓離れが深刻になっていると言われていますが、それでも墓石を建立したいという人はまだまだ根強い傾向です。
墓石を建立する際は、どうしても全体の費用ばかりが気になりますが、墓石に彫刻する文字も費用がかかっています。

さまざまな彫刻がされている墓石ですが、これらは必ず彫刻しなくてはいけないものなのでしょうか。
ひとくちに彫刻といっても、戒名や墓誌、絵柄などさまざまです。

この記事ではこのような疑問を解消!

  • 「墓石にはどんな文字が彫刻できるの?」
  • 「墓石に彫刻するにはどこに依頼すれば良い?」
  • 「墓石へ彫刻するときの費用はどのぐらい?」

ここでは、墓石に彫刻をする際に
「どんな文言を彫刻できるのか」「彫刻にはどのぐらい費用がかかるのか」について解説していきます。

墓石に彫刻を施すタイミングはお墓を建てるときや、親族が亡くなったときです。
実際に彫刻する際の流れについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

墓石に彫刻する文言

墓石には基本的に彫刻してはいけない文言というものはありません。
私たちが記憶にある墓石の彫刻といえば、定番といわれるような文言です。

これは、お家制度が色濃かったころの名残があるため多かったと考えられます。
現代では、墓石の種類だけでなく、彫刻もバラエティ豊富で、さまざまなものが選択されています。

ここでは、ジャンル別にみていきましょう。

昔からの定番の文言

「先祖代々之墓」「○○家之墓」という墓石の彫刻はなじみがあるのではないでしょうか。
家単位でお墓を継承していくという概念が強かった時代では、このような文言の彫刻が多かったといえます。
現代でも寺院墓地などでは、このような彫刻は多い傾向です。

宗教独自の言葉

宗教によって彫刻する文言もさまざまです。
ここでは、代表的な「仏教」「キリスト教」「神道」の彫刻文言についてみていきましょう。

仏教の彫刻文言

仏教では、戒名や没年月日、享年などを彫刻するのが一般的です。
これらは、お墓の正面ではなく、墓誌とよばれるお墓の横に建てられた墓碑に刻まれることが多いでしょう。

お墓の正面に彫刻される文言は、宗派によっても異なります。
例えば、浄土真宗であれば「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」、
日蓮宗なら「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」などを刻む人も多い傾向です。

キリスト教の彫刻文言

キリスト教の場合は、個人名を刻むことが多い傾向です。
他にも、聖書の一節を刻むという人もいます。

キリスト教にとってのお墓は、そこに魂が宿っているとされる仏教の考え方とは異なり、供養するために建てているというより、感謝の意味を表すという意味が強いです。
そのため、特にこの文言を刻んではいけないという決まりはありません。

神道の彫刻文言

神道では、戒名ではなく諡(おくりな)を使うことが一般的です。
諡とは名前の最後に付けられるものです。

男性であれば、「大人命(うしのみこと)」、女性であれば「刀自命(とじのみこと)」が付けられることが多いでしょう。
本来は、幼児や成年、老人などによって使用される諡は変わるのですが、近年は細かく分類しないことが一般的です。

戒名や俗名

戒名や俗名が墓石に彫刻されることは多い傾向です。
ただし、一般的にはお墓の正面ではなく、お墓のうしろや墓誌などに彫刻されます。

戒名とは、菩提寺(ぼだいじ)がある人がお寺から授かった名前です。
本来は仏教徒が仏教の道をすすむことを決断したとき、生前に授かる名前ですが、現代では死後に付けられることが多いでしょう。
俗名とは、生前に使っていた名前のことです。

故人が好きだった言葉

故人が好きだった言葉を彫刻するという人も増えています。
文字数は1文字から、文章のようなものまでさまざまです。

お墓参りに行くたびに、故人が生前発言していた様が思い浮かぶでしょう。
ただし注意が必要な点は、歌詞など著作権があるような文言を彫刻する場合です。

単に故人が好きだからと彫刻してしまうと著作権法違反に問われることもありますので、
彫刻前にしっかりと確認をしましょう。

紋やデザイン図などの模様

お墓には言葉や文章だけでなく、紋やデザイン図などの模様を彫刻することができます。
故人が好きだったデザイン図や、家紋などさまざまな彫刻ができるため、近年ではデザイン墓地でも取り入れられていることが多い傾向です。

家系を表す家紋など

お墓の正面というより、外柵や門構えの両脇などに家紋を彫刻します。
広さがあるお墓の場合は、外柵などがあることが多い傾向です。

花や植物などの図案やイラスト

故人が好きだった花や植物、趣味だったものなどを彫刻することも可能です。
デザイン墓石などで利用されることが多いでしょう。
今までのお墓とは異なり、華やかなお墓の印象になります。

墓石に彫刻するときのさまざまな費用

墓石を彫刻する際は、さまざまな費用が必要です。
菩提寺がある場合は、彫刻そのものの費用だけでなくお寺へのお布施も必要になる場合がありますので押さえておきましょう。

石材店へ支払う費用

彫刻する際の費用については石材店によって異なります。
墓石の彫刻をする場合、ほとんどは石材店に依頼が必要です。

例えば、お墓の正面に彫刻する場合は一般的に1名5万円程度の彫刻費用がかかります。
もちろん、地域や石材店によって金額は前後しますので、複数の石材店へ見積もりをしてもらったほうが良いでしょう。

戒名のお布施

菩提寺があり戒名を授かるという場合は、彫刻だけでなくお寺へのお布施も必要です。
費用相場としては、2万~100万円とかなり差があります。

一言で戒名といっても付けられる名前でランクがあるのです。
例えば、真言宗・天台宗の場合は、「信士・信女」で30万~50万円、
「院信士・院信女」で80万円~、「院居士・院大姉」は100万円~とピンキリです。

遺骨が納めてある場合の供養費用

お墓がすでにある人で、追加で納骨する場合は彫刻費用と開眼供養などのお布施がかかります。
開眼供養とは、僧侶に依頼して位牌からお墓へ魂を移してもらうという儀式です。

地域差がありますが、3万~10万円程度が相場といわれています。
また、納骨する故人の戒名などの彫刻は1人につき約5万円程度を提示する石材店が多い傾向です。

お墓に彫刻を施すときは、親族が亡くなったときでしょう。
お墓を建てる場合でも、追加で納骨する際にも石材店への彫刻費用だけでなく、
さまざまなお布施の費用もかかってきますので、全体でしっかりとしておきましょう。

墓石に彫刻をする4つの流れ

墓石を彫刻する際は流れを押さえておくことが重要です。
なぜなら、全体像が分かっていないとあとで、トラブルの元にもなりかねないからです。

墓石に彫刻をするということは一生のうち何度もあることではありません。
そのため、事前に4つの流れを押さえてスムーズに彫刻が行えるようにしておきましょう。

1.菩提寺がある場合はお寺に相談

先祖代々のお墓として、菩提寺がある場合はお寺の住職に相談してみましょう。
お寺が彫刻を施すわけではありませんが、日頃から供養してもらっているお寺がある場合は話を通しておくのが筋です。

また、お寺によっては特定の石材店しか依頼できない場合もあります。
石材店でさきに見積もりをしてもらっても、このような縛りがあると勇み足になりかねませんので注意しましょう。

2.石材店に相談する

菩提寺がない場合は、いきなり石材店へ相談しても問題ありません。
上述したように、地域や石材店によって彫刻にかかる費用はさまざまです。

具体的にどんな文言を彫刻したいのかをしっかりと相談したうえで、複数の石材店へ相見積もりを出しておくと費用が比較できておすすめといえます。

3.彫刻する言葉や図の決定

彫刻する言葉や図などを相談のうえ決定していきます。
何もプランがない場合でも石材店がアプローチしてくれるところもあるでしょう。

しかし、事前に候補を何通りが用意しておいたほうが話としてはスムーズにすすみます。
自分の予算と遜色ないようであれば契約書をかわしましょう。

4.彫刻作業

彫刻する文字やデザインにもよりますが、おおむね1週間もあれば彫刻は完了します。
基本的に早ければ当日で完了する場合もあるでしょう。

しかし、墓地などの現地で彫刻する場合、天候などにも左右されますので納骨式などを行うのであれば余裕を持ってスケジュールを組むことが大切です。
彫刻が完了したら現地で彫刻の状態を立ち会い確認し費用を決済しましょう。

ここでは、彫刻の流れについて解説しました。
石材店やお寺への確認など先に知っておけば、何を聞けば良いのか分からないということも避けられますね。
彫刻に関する大きな流れを把握して、納得のいく墓石の彫刻を進めましょう。

まとめ

ふだんから頻繁に行われるわけではないため、墓石の彫刻に関する内容は分からないことが多くて当然です。
しかし、分からないからといって何も知識を身に付けずに石材店やお寺と話を進めるのはおすすめできません。

なぜなら、相手が間違ったことやとんでもないことを言っていたとしても、気づくことができないからです。
ここでは、もう一度墓石の彫刻についておさらいをしてみましょう。

この記事のまとめ

  • 墓石に彫刻する文言は基本的には自由
  • ただし、宗教や宗派によっては決まっている場合がある
  • 菩提寺があると、お寺の方針に従う必要がある場合も
  • 昔からの定番は「先祖代々之墓」「○○家之墓」
  • 仏教なら「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」など宗派で異なる
  • キリスト教は名前を彫刻することが多い
  • 神道は戒名ではなく、名前のあとに男性なら「大人命」、女性なら「刀自命」を刻む
  • 戒名や俗名、家紋、植物などさまざまなものが彫刻可能
  • 彫刻の相場は地域や石材店によっても異なるや1人につき約5万円程度
  • 彫刻費用のほか、戒名や開眼供養のお布施も必要なケースがある
  • 戒名の相場は2万~100万円、開眼供養は3万~10万円程度
  • 彫刻を検討する際は、お寺(菩提寺)、石材店の順に相談
  • 墓石の追加彫刻なら、早ければ1日で完了するが、天候によってできない場合もある

墓石への彫刻は先祖代々受け継がれる大切なものです。
彫刻してしまった後に、「やっぱりこうすればよかった」
と悔やむことがないよう事前に準備をしておきたいですね。

近年は、彫刻する内容も非常にバラエティ豊富なため、どれを選べば良いか目移りしてしまうかもしれません。
しかし、一番大切なことは故人に対する想いではないでしょうか。

供養となるような文言を墓石に彫刻できれば、故人にとっても私たちにとっても安心できるでしょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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