玉垣とは 

玉垣(たまがき)とは、お墓の周りを囲った柵のことです。お墓の周囲には、低めの囲いがされていることがあります。これはお墓との境界線を明らかにし、外部からの水や害獣などの侵入を防ぐためのものでもあります。またお墓の土台を強化するという目的もあります。

また神社の境内を取り囲んでいる柵のことも、玉垣といいます。玉垣は主に木や石で出来ています。

玉垣の名前の「玉」という文字には、そもそも神聖なものであるとか美しいものであることを指していましたから、その神聖なものでできた垣に囲われた場所、という意味がありそれが由来となっています。同じ意味で瑞垣(みずがき)と呼ばれることもあります。

玉垣を使用する状況・ケース

神社や神域である場所を囲う玉垣は、もともと自然の境界のない曖昧な世界にあった社や拝殿・本殿を、より神聖なものへと確立させていくために、垣で囲い現世から切り離しました。この境界線を立てることで、神社をより格式の高いものへと区別することができました。

玉垣の種類は、樹木を加工せずにそのままの状態で巡らせて立てた柴垣の形式が最も古く、ほかには樹木を板状に加工した板玉垣や、木の皮をつけたままの板玉垣である黒木玉垣、また素材と素材の間を広めにとった透垣などがあります。

材質には木や石が多く、最近はコンクリートで作られたものもよく見られるようになりました。玉垣は寄贈した人の名前が刻まれることもあります。

玉垣の構成は、基本的には頭部を三角錐に絞ったような形をしており、その下には四角柱、笠石、地覆石と順に重ねられています。玉垣の両端に親となる大きな親柱を置き、その間にも等間隔に親柱を立ててあります。

親柱と親柱の間には子柱が数本立てられています。子柱の下には地覆石、上には笠石が載せられています。(笠石を載せずに、柱と柱の間を金属の棒を刺して繋いでいる場合もあります)

玉垣は地域の氏子などの方からの、寄進などによって立てられているケースが多いのですが、一度立てられるとなかなか立て直すことはありません。

しかし石の玉垣でも長い期間風雨にさらされることで、土台の内部に水が浸透することで、土台から崩れてしまうことがあります。見た目には分かりにくいことから、崩れてしまうまで分かりにくく、ある日突然崩れ落ちてしまうこともあります。

人の集まる場所であるということもあり、危険が伴うことでもありますので、定期的に調査や修理を行うことが大切です。

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