墓苑と墓地・霊園はほぼ同意義!理想的なお墓が建てられる墓苑探しのポイントを紹介

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墓苑、墓地、霊園など、お墓の表現は複数あります。

「何がどう違うの?」と頭を悩ます人もいるでしょう。
名前のつけ方ひとつで特徴も違うのであれば、その特徴をあらかじめ知っておきたいですよね。

「お墓を建てたい」と考えたときに、墓苑についてさまざまな知識を携えておくことは、理想のお墓を作ることにつながります。

  • 墓苑と墓地、霊園の違いは何?
  • 自分の希望に沿った墓苑は、どうやったら見つかるの?
  • 墓苑の契約の流れについて知りたい。

この記事では、以上のような疑問を抱えている人のために、墓苑と墓地、霊園の違いを解説します。また、理想の墓苑を見つけるためのチェックリストや、墓苑の契約の流れをご紹介します。

墓苑以外の選択肢についても解説するので、心から納得のゆくお墓のかたちを見つけられるようになりますよ。

墓苑とは、墓地や霊園と同じ意味を持つ

墓苑とは、墓地や霊園とほぼ同じ意味を持っています。 墓苑という名称がついているのは、ちょっと珍しいので 「○○墓苑」とあるのを見かけると、「墓地や霊園とは違う特徴があるのだろうか?」と気になりますよね。

でも、基本的には、墓苑と墓地、霊園に大きな違いはありません。 詳しく解説します。

墓苑の「苑」は「園」とほぼ同じだから霊園との違いはない

墓苑の「墓」は、いうまでもなくお墓を指します。 一方で「苑」は、大きな地所や庭園を指す言葉で、「園」とほぼ同じ意味です。 よって、「墓苑」は、「お墓がある大きな庭園」という意味であり、「霊園」と違いはありません。

墓地は幅広くつけられるスタンダードな名前

「墓苑」と「墓地」は同じような意味合いを持っていますが、「墓地」のほうが、より幅広く使用されています。 昔ながらの寺院墓地や、公営墓地に多い名称といえるでしょう。

ただし、「墓地」とあるからといって、古くからあるという断定はできませんので、注意が必要です。 墓苑と霊園、墓地には、基本的な意味の違いがないことがおわかりいただけたかと思います。

名前で特徴がわからないのであれば、理想のお墓は何を手掛かりに探せばよいのでしょうか。 次章では、希望に沿った墓苑探しのコツをお伝えします。

希望に沿った墓苑探しのコツ

希望に沿った墓苑探しのコツは、チラシやホームページの広告で素敵な墓苑を見つけたときに、条件を確認することです。

条件が自分の希望に沿うものであったなら、さらに見学に出かけて設備の充実度などをチェックします。
広告で確認できることと、見学で確認したいことに分けて、チェックリストを作成しました。参考にしてください。

素敵な墓苑を見かけたときのチェックリスト【広告】

広告で素敵な墓苑を見かけたときは、以下のチェックリストで希望に沿うものかどうかを確認しましょう。

チェック項目 詳細
エリア 自分の家、またはお墓参りを担当することになる家族の家から遠すぎないか
アクセス 駅から徒歩で行けるか
あるいは、バスなど駅からの交通手段が確保されているか
あるいは、最寄駅からタクシーで気楽に行ける距離か
宗教・宗派 自分の希望に沿う宗教・宗派か
無宗教での葬儀を希望する場合、「宗教フリー」の墓苑か
「宗教不問」の場合、「これまでも、これからも宗教は問わない」という意味か、あるいは「これまでの宗教は問わないが、以後はお寺の檀家になってもらう」という意味か
継承者の有無 契約したらずっと年間管理費を支払う継承墓か、年間管理費の必要がなく最後は合祀される永代供養墓か
官民の違い 比較的値段の高い民営霊園か、安価だが抽選の可能性がある公営霊園か

それぞれのチェック項目について、自分の希望に合っているかを考え、すべてクリアした墓苑へは見学に出向きましょう。

素敵な墓苑を見かけたときのチェックリスト【見学】

墓苑へ見学に訪れたら、以下のチェックリストをもとに墓苑内をよく観察しましょう。

チェック項目 詳細
アクセス アクセスの良さは想定通りか
墓苑内は急な階段などなく歩きやすいか
お墓参りをする人が年をとっても気軽に出向けそうか
駐車場 駐車場の広さはじゅうぶんか
(盆・彼岸時に混雑する可能性あり)
景観 イメージ通りの景観か
とくに、募集中の区画からの景色はよいか
整備状況 落ち葉が散らばっていたり、雑草が生い茂っていたりしないか
お手洗い お手洗いはあるか、また、手入れは行き届いているか
休憩所 休憩所はあるか、また、手入れは行き届いているか
(夏場は屋根のある休憩所があると便利)
清掃用品 手桶、ひしゃく、ほうき、ちりとり、水場があるか、また、手入れは行き届いているか
売店 線香やろうそくなど、うっかり忘れがちなものが売られている売店はあるか
生花店 墓苑内、あるいは近くに生花店があるか生花店
法要会館 墓苑内、あるいは近くに法要を営む会館はあるか
スタッフ スタッフの対応は気持ちがよいか
開苑時間 開苑時間はお参りしやすい時間帯に設定されているか
お墓のデザイン お墓のデザインは選べるか、オリジナルデザインの墓石を設置できるか
見積もり 見積の金額には墓地代(永代供養料)、墓石代、施工費が含まれているか

チェックリストは、すべてクリアしなくても構いません。
複数の墓苑へ見学に行き、比較することが大事です。総合点で判断しましょう。

写真をたくさん撮って家族に相談

墓苑へ見学に行くときには、カメラやスマホ、タブレット端末を活用して写真をたくさん撮っておきましょう。

あとで家族に相談し、墓苑決定のための判断材料にするためです。
墓苑探しは、家族の希望を聞かないことには終わりません。

もし、「お墓参りをしてもらわなくても構わないから、遠くの墓苑でいいだろう」と本人が思っていたとしても、家族は「なるべくお墓参りをしたい」と考えているかもしれません。

また、「継承はしないだろうから、一代限りのお墓にしよう」と本人が思っていたとしても、「こんなに素敵なお墓なら、自分たちも使いたい」と家族が言い出すかもしれません。

実際にお墓参りをする家族の希望を無視してしまうと、みんなが納得できるお墓を買うことにはつながらないので、注意しましょう。

気をつけたい墓苑探しの落とし穴

墓苑探しには、気をつけたい落とし穴があります。

具体的には、以下の3つです。

指定石材店がある

民営の墓苑には、必ずといっていいほど指定石材店があります。
石材店を自由に選ぶことはできませんので、注意しましょう。

もしも、「この石材店のデザイン墓石を使いたい」という希望がある場合には、その石材店が指定を受けている墓苑と契約しましょう。
あるいは、墓石だけ外注してもらえるよう、指定石材店に掛け合ってみるのもいいでしょう。

経営破綻の可能性がある

民営の墓苑の運営母体は、寺院です。

寺院であれば信頼ができそうですが、経営破綻の可能性が絶対にないとは言い切れません。
とくに、設備が充実している墓苑は、それだけ維持費がかかるということです。

経営状況について判断するのは難しいですが、1つだけ、確実に避けたほうが良い物件があります。

それは、設立してから年数が経っているのに、あまり区画が埋まっていない墓苑です。
人気のない墓苑は、造成のときの資金を回収できず倒産する恐れがあるためです。

転売・返納できない

お墓は、厳密には土地を買うものではなく、土地の使用料を支払うものですから、他者への転売はできません。

また、数年のうちに墓地を返納したとしても、「あまり使っていないから」といって返戻金を求めるようなことはできません。
墓地を返納するときには、墓地を更地にする代金を自己負担することになります。

以上3つの落とし穴について十分理解し、契約をすすめましょう。
次章では、墓苑契約の流れについてお伝えします。

墓苑契約の流れ

墓苑契約の流れは、以下の通りです。
順番に説明します。

  1. 契約条件の確認と区画申し込み
    見積金額はもちろんのこと、宗教・宗派、継承者の有無など、認識に間違いがないかどうかを改めて確認し、区画申し込みを行います。
  2. お墓の形や墓石、彫刻などデザインの決定
    墓石は和型か洋型か、墓石の色味や種類はどうするか、墓石の表面にはどんな文字を彫刻するかを、指定石材店と打ち合わせします。

    石の種類やデザインによって料金が変わる可能性があるため、すべて決定した時点でもう一度見積もりを作成してもらいましょう。
  3. 工事期間の確認と工事契約
    お墓について決定したら図面を引いてもらい、工事期間を確認したうえで工事契約を結びます。

    完成に合わせて納骨や開眼供養などの法要を行う場合は、僧侶と相談して日取りを決定し、親族に内を出します。

    納骨時には納骨部分を開けてもらわなければならないので、石材業者にも法要の日取りを伝えましょう。
  4. 完成
    完成したら、納骨する遺骨がない場合はそのままにしておいてかまいません。
    初めて使用するときには、納骨と同時に開眼供養を行います。

以上、墓苑の契約の流れについてご案内しました。

もしかしたら、「墓苑にお墓を建てる以外に、お墓の選択肢はないの?」と疑問に思っている人もいるかもしれませんね。
次章では、墓苑以外の選択肢についてご案内します。

墓苑以外の選択肢

墓苑以外の選択肢は、主に以下の3つが考えられます。

  • 納骨堂
  • 散骨
  • 手元供養

それぞれ詳しく解説します。

納骨堂

納骨堂は、屋内霊園とも呼ばれ、建物内にたくさん用意された小さな区画に骨壺を安置するものです。

屋内なので雨が降ってもお参りが楽ですし、草抜きなどの清掃も必要ありません。

ただ、屋内につきお線香を焚けない納骨堂も多いので、「従来のようなお墓参りをしたい」と願う人には、物足りないかもしれません。

多くは宗教フリーですが、お寺の檀家にならなければならない納骨堂もあります。
また、継承タイプ、非継承タイプ、いずれもあります。

散骨

散骨は、海や山などに遺骨を撒く方法です。
全ての遺骨を撒けば、お墓を作る必要がありません。

一般的なのは海への散骨で、船のチャーター代程度しかお金がかからないので、かなりリーズナブルです。
海洋散骨を行う業者は、全国各地にあります。

ただ、賛否両論ある方法なので、人目につかない場所で行うなどのマナーを守らなければ、トラブルにつながる恐れがあります。
散骨後、お参りの対象をなくしてしまったことに落ち込む人も少なくありません。

手元供養

手元供養は、自宅で遺骨を供養する方法です。
骨壺を仏壇に置いたり、お参りスペースをつくったりして供養します。

火葬場で収骨に使った骨壺をそのまま使えば、お金はほとんどかかりません。

ただ、年配の方のなかには、遺骨をずっと手元に置いておくのはよくないと考える人もいます。 親族とよく話し合うことが必要です。

このように、墓苑以外の選択肢は、主に3つ考えられます。
墓苑探しでつまずいたなら、どんな弔い方が家族に合っているのか、改めて考えてみるのがおすすめです。

まとめ

以上、墓苑と墓地、霊園の違いに始まり、希望に沿った墓苑探しのコツ、墓苑契約の流れ、そして墓苑以外の選択肢についてご案内しました。

この記事が、家族みんなが納得できるお墓探しの一助となれれば幸いです。

さまざまな墓苑を見学し、「どれも甲乙つけがたい」と悩んだときには、ぜひもう一度、できれば家族を連れて見学に行きましょう。

一回目には見えなかったことが、見えてくるかもしれませんよ。
家族の意見も、新鮮な発見につながるはずです。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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