納骨堂の維持費・管理費はいくら?費用相場や使い道を細かく解説!

【納骨堂 維持費】アイキャッチ画像

自分や家族が眠るお墓に「納骨堂」を検討していたら、維持費の問題は避けて通れません。

契約時に初期費用を支払っても、納骨堂を管理維持するための費用が毎年発生する納骨堂は多いです。

何十年も維持費を支払ったら、けっこう高い金額になるのでは…と不安になりますよね。

  • 納骨堂の維持費・管理費はいくらかかる?
  • 納骨堂の維持費・管理費は何に使われる?
  • 維持費・管理費のかからない納骨堂はないの?

この記事では、以上のような疑問を抱えている人のために、納骨堂の維持費の相場や他のお墓の維持費との比較、維持費のかからない納骨堂などについて詳しく解説します。

最後には、トータルで考えるとどんなお墓が安いのか知るために、納骨堂と他のお墓の費用の違いをまとめてあります。

納得して、自分に適したお墓の形を選ぶことができますよ。

なお納骨堂の費用全般について知りたい方は以下の記事を先にご覧ください。

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この記事の目次

  1. 納骨堂とは遺骨を納める屋内施設
  2. 納骨堂の維持費とは施設の設備保持に掛かる費用
  3. 納骨堂の維持費がかかるケース
  4. 納骨堂の維持費がかからないケース
  5. 納骨堂の維持費は一般的な霊園・墓地よりやや高め
  6. 納骨堂の維持費を含めた料金確認のポイント3つ
  7. 納骨堂と比較検討したいお墓4つ
  8. まとめ
  9. 監修者コメント

納骨堂とは遺骨を納める屋内施設

納骨堂とは、多数の遺骨を納める屋内施設です。

骨壺が納められたロッカーがたくさん並ぶロッカー式や、小さな仏壇が並ぶ仏壇式、
IDカードなどで呼び出すとお参りのスペースに骨壺が自動搬送されてくる機械式など、さまざまなタイプがあります。

遺骨の埋蔵方法でみると2つの種類があり、この種別が維持費の要・不要にも関わってきます。

【埋蔵方法別】納骨堂には2種類がある

遺骨の埋蔵方法でみると、納骨堂には次の2種類があります。

  1. 個別型納骨堂
  2. 合同納骨堂

それぞれ説明します。

個人または家族で使用する個別型納骨堂

個別型納骨堂は、個人または家族で個別スペースを確保するタイプの納骨堂です。
1人用、夫婦で入る2人用、家族で入る3~4人用など、大きさはさまざまです。
大きくなるほど費用が高くなる傾向があります。

不特定多数の人が眠る合同納骨堂

合同納骨堂は、不特定多数の人が眠る大きな合祀型の納骨堂です。
個別のスペースは設けられません。
遺骨を骨壺から取り出し、他の人の遺骨と一緒に埋蔵する方法と
骨壺のまま埋蔵する方法があります。

以上のように、納骨堂の埋蔵方法は2種類あります。
では、納骨堂の維持費とは、何にかかる費用を指すのでしょうか。

次章で詳しく説明します。

納骨堂の維持費とは施設の設備保持に掛かる費用

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納骨堂の維持費とは、施設の設備保持に掛かる費用を指します。

実際にどのくらいの費用が掛かるのか、具体例を挙げてご紹介しましょう。
関東近辺では、1万円前後が多いようです。

蔵前陵苑

都心の真ん中、蔵前駅から徒歩5分の所にある蔵前陵苑は、2018年にオープンした納骨堂です。料金タイプは2タイプあり、ベーシックタイプの年間護持費は1万5,000円、ハイグレードタイプは1万6,000円となっています。
参考:蔵前陵苑

東京御廟

町屋駅から徒歩圏内の東京御廟では、パーソナルタイプの年間管理料は6,600円、ファミリータイプは13,200円となっています。
参考:東京御廟

クリプタ行徳

千葉県市川市にあるクリプタ行徳では、年間の保管管理料を1万円としています。
参考:クリプタスタイル

川口納骨堂 八聖殿

埼玉県川口市にある八聖殿では、年間管理費を5,000円としています。
参考:川口納骨堂 八聖殿

妙光殿納骨堂

茅ケ崎にある妙光殿墓苑内の納骨堂は、年間管理費をタイプにより6,000円から1万円としています。
参考:妙光殿納骨堂

都内納骨堂 維持費(例)

納骨堂名維持管理費(年間管理費)
蔵前陵苑1万5,000円~1万6,000円
東京御廟6,600円~2万6,400円(税込)
クリプタ行徳1万円
川口納骨堂 八聖殿5,000円
妙光殿納骨堂6,000円~1万円

維持費は、以上のように納骨堂によって違ってきます。
これらの維持費は、納骨堂内にある設備等にかかる費用です。

具体的にどんな設備があるのかご紹介しましょう。

納骨堂の維持費がかかる項目

納骨堂の維持費がかかる項目で代表的なものは、以下の3つです。

納骨堂の維持費がかかる項目

  • お参りスペース・トイレ・休憩所の清掃
  • 管理人の人件費
  • 機械式納骨堂のメンテナンス

詳しく説明します。

お参りスペース・トイレ・休憩所の清掃

納骨堂の基本的な設備である、お参りスペースやトイレ、休憩所を清掃するために、維持費が必要になります。
古くなればメンテナンスも必要です。

管理人の人件費

受付や電話応対、売店の売り子などを担当する管理人の人件費が必要です。

機械式納骨堂のメンテナンス

とくに機械式納骨堂は、システムメンテナンスのために維持管理費が必要になります。


納骨堂のどんな部分に維持管理費がかかるか、お分かりいただけたでしょう。
基本的には、どのような納骨堂であっても、維持管理費は必要なのです。

では、維持費のかからない納骨堂とは、どんなところなのでしょうか。
次章から、納骨堂の維持費がかかるケース、かからないケースについて、
それぞれご案内します。

納骨堂の維持費がかかるケース

まずは、納骨堂の維持費がかかるケースをご案内します。
維持費がかかるのは、契約期間が定まっていない個別型納骨堂です。

契約期間が定まっていない個別型納骨堂

契約時に契約期間を定めない個別型納骨堂には、維持費がかかります。

家族の代わりに納骨堂の管理者が供養と管理を行ってくれる永代供養タイプの納骨堂であっても、契約期間を決めないのであれば、毎年の維持管理費は別途支払う必要があります。

当然ながら、維持管理費を支払えば、
納骨堂が存在する限り個別のスペースを使用することができます。

以上のように、維持費がかかるのはたった一つのケースだけですが、
実際には、多くの納骨堂がこの形式をとります。

納骨堂の維持費がかからないケース

納骨堂の維持費がかからないケースは、以下の2つです。

持費がかからないケース

  • 契約期間が定まっている個別型納骨堂
  • ほとんどの合同納骨堂

詳しく説明します。

契約期間が定まっている個別型納骨堂

個別型納骨堂のなかでも、契約期間を定め、一括で料金を支払う場合は、以後の維持費はかかりません。

なぜなら、支払う料金のなかに、契約期間分の維持費が含まれているからです。
よって、「維持費がかからない」というよりは、「必要な維持費を先払いしてしまう」といったほうが正しいでしょう。

ほとんどの合同納骨堂

ほとんどの合同納骨堂は、維持費がかかりません。
個別スペースがないため、個々の管理は必要ないためです。

個別スペースを使う場合は、いずれにせよ維持費を支払わなければならないということがお分かりいただけたでしょう。

気になるのは維持費の金額についてですよね。
次章で説明します。

納骨堂の維持費は一般的な霊園・墓地よりやや高め

電卓で計算する手

納骨堂の維持費は、一般的な霊園・墓地よりもやや高めです。

納骨堂は屋内施設なので基本的に管理人を置く必要がありますし、
内部の清掃や外壁の修繕など、屋外よりもメンテナンスしなければならない部分が多いためです。

維持費の相場をご紹介しましょう。いずれも年間の維持費の相場です。

納骨堂の維持費は1万円~2万円

納骨堂の維持費は、1万円から2万円です。
維持費は、屋内の清掃管理、施設の修繕などのメンテナンス、管理人の人件費などに使われます。

少々相場が高めなかわりに、契約者が行わなければならない管理や清掃はほとんど発生しません。
掃除用具を持参する必要はなく、雨が降っても傘いらずで、電気線香を採用している納骨堂の場合は、お線香すらいりません。手ぶらでお参りできます。

寺院墓地や民営霊園の維持費は5,000円~1万5,000円

寺院墓地や民営霊園の維持費は、5,000円から1万5,000円です。
維持費は、通路やトイレなど共用部分の清掃管理、管理人が常駐しているところであればその人件費、庭木など全体の外観整備に使われます。

寺院墓地の場合、寺院の修繕が発生したときに、まとまった金額を寄進するよう依頼されることがあります。永代供養でない場合は、維持費を払ったうえで、基本的に契約者が使用区画の清掃など管理をしなければなりません。

公営霊園の維持費は3,000円~1万円

公営霊園の維持費は、3,000円から1万円です。
維持費は、寺院墓地や民営霊園と同じように、共用部分の清掃管理、管理人の人件費、全体の外観整備に使われます。使用区画の清掃は、契約者が行います。

以上のように、納骨堂の維持費はやや高めですが、そのぶん契約者が行わなければならない管理清掃はほとんどありません。

「それなら、維持費を支払う価値はある」と納得できた方のために、次章では納骨堂の費用を確認するときのポイントをご紹介します。

納骨堂の維持費を含めた料金確認のポイント3つ

司法書士、相談、夫婦

納骨堂の契約を行うときは、維持費のほかにも料金について確認したいポイントが3つあります。

  1. 契約期間の有無
  2. 一体当たりの埋蔵料金
  3. トータル金額の目算

順次説明します。

契約期間があるかないかを確認する

まずは、契約期間があるかないかを確認しましょう。
契約期間がない場合、年間の維持費がいくらかを必ずチェックします。

一体当たりの埋蔵料金を確認する

2人以上埋蔵できる契約であれば、一体当たりの埋蔵料金を必ず確認しましょう。
基本料金のほかに、「2人目以降は埋葬手数料●万円」と定められているケースがほとんどです。

使用期間をイメージしてトータル金額を目算する

年間維持費のかかる納骨堂の場合は、使用期間をイメージしてトータル金額を目算しましょう。

一人だけで入る場合と、家族で使う場合とでは、使用期間がかなり違ってくるはずです。
トータル金額を算出したら、維持費を含め一括で支払う永代供養の納骨堂と金額を比較し、家族と一緒にどちらが良いか検討します。

以上のように、納骨堂を契約するときには、基本の料金だけではなく、
維持費や埋葬手数料を含めてトータル金額を目算するのが大事です。

「できれば維持費がかからないお墓がいい。納骨堂のほかに、選択肢はないものか」
と考え始めた人のために、次章では納骨堂と比較検討したいお墓の形について解説します。

納骨堂と比較検討したいお墓4つ

納骨堂と比較検討したいのが、以下の4つのお墓です。

納骨堂と比較検討したい、4つのお墓

  1. 個別墓つき永代供養墓
  2. はじめから合祀される永代供養墓
  3. 個別埋葬される樹木葬
  4. 樹木葬の集合墓

それぞれ、維持費がかかるかどうかも含めて詳しくご案内します。

個別墓つき永代供養墓の相場は70万円~150万円

個別墓つき永代供養墓、または永代供養つき個別墓と呼ばれるお墓は、
いったんは一般的な個別墓に遺骨を納め、契約期間が過ぎたら他の人の遺骨とともに供養塔などへ合祀されるお墓です。

契約期間中の維持費や合祀の際の手数料を一括して最初に支払うため、以後は維持費を支払う必要がありません。

個別墓つき永代供養墓の相場は、全ての費用を含めて70万円~150万円です。
まれに、契約時は維持費以外を支払い、契約期間中は維持費が発生することもありますから、確認が必要です。

はじめから合祀される永代供養墓の相場は10万円~

個別墓を作らず、はじめから他の人の遺骨と一緒に供養塔などへ合祀されるタイプの永代供養墓があります。

相場は1体につき10万円からで、古くからある有名なお寺の場合は高くなる場合があります。維持費はめったにかかりません。

多くの場合、骨壺から遺骨を取り出して合祀されるので、以後は遺骨を取り出すことができません。新たにお墓を買う予定があるときは、注意が必要です。

個別埋葬される樹木葬の相場は70万円~150万円

墓石ではなく、樹木をお参りのためのシンボルツリーとするのが樹木葬です。

区画を区切って個別のスペースを作るタイプの樹木葬の相場は、70万円から150万円です。埋葬されてからは維持費がかからなくても、契約時から埋葬されるまでは維持費がかかる場合があります。

樹木葬の集合墓は30万円程度からある

区画を区切って個別のスペースを作らず、大樹の周りを取り囲むように遺骨を埋蔵するのが樹木葬の集合墓です。
1体30万円程度から用意されています。維持費はめったにかかりません。

以上のような4つのタイプも、納骨堂と合わせて検討してみましょう。
それぞれ、全体の料金をしっかりとらえることが大事です。

まとめ

この記事では、納骨堂の維持費について解説しました。

納骨堂の維持費は、かかる場合とかからない場合がありますから、最初に納骨堂の管理者にしっかり問い合わせることが重要です。

維持費がかかる場合には、埋葬後どのくらい納骨堂を使用するか家族と話し合い、子世代も納得の上で契約するようにしましょう。

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監修者コメント


監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子

都市部を中心として納骨堂を利用したいという人が増えています。お墓を検討する際、予算は200万円前後、ボリュームゾーンでいうと100万円~300万円という方が多いのですが、都市部でこの値段で購入できるお墓となると選択肢が少なくなります。予算内で収めることができたとしても、0.4~0.6㎡程度の狭小区画になってしまうでしょう。同じ価格帯であれば、交通至便で立地の良い納骨堂のほうが使い勝手が良いというわけで、都市部には納骨堂が次々と建てられました。住宅と同じで都市部は戸建てよりマンションという感じです。
しかし、納骨堂バブルも弾け、今は売れ残りも目立ちます。納骨堂は維持管理にも手間がかかりますので、購入する際は、どのように管理されるのか、販売会社が撤退した後はどうなるのか、といった事までリサーチしておきましょう。