【喪中 初詣】アイキャッチ画像

お正月に、初詣に行く人は多いものです。ただ、前の年に不幸があった場合、初詣に行ってもよいのかどうかで悩む人もいるのではないでしょうか。また、喪中と忌中で考え方は異なるのかなどについても、分からないという人も多いことでしょう。

この記事ではこのような疑問の解消をお手伝い

  • 「喪中に初詣に行ってもいいの? そもそも『喪中』とはいつまでのこと? 忌中の場合はどうすればよいの?」
  • 「初詣には行くつもりだけれど、詳しいマナーが分からない。それを解消したい!」
  • 「初詣はいつもお寺に行っている。喪中にお寺に行くのもダメ?」
  • 「それ以外にも、喪中(忌中)のマナーについてわからないことがいっぱい」

このような疑問や要望に、1つずつ答えていきます。 年明けの前に、一度目を通してみてください。

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  • 自分のライフスタイルに合ったベストなお墓はどういうものなのか知りたい
  • お墓選びで複雑な手順を簡単に詳しく理解したい
  • お墓選びで注意するべきポイントを詳しく知りたい

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
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 「喪中」に初詣は行っても良い?

現在は、「喪中の期間であっても、忌中にかからないのであれば初詣をしてもかまわない」という意見を支持する意見が一番多く見られます。なぜこのように考えられるようになったのか、そしてほかにはどのような考え方があるのかも見ていきます。まず、「喪中と初詣」について見ていきましょう。

この期間に、初詣をしても良いかどうかは、専門家によっても考え方が分かれています。

  1. 喪中の期間であっても、忌中にかからないのであれば初詣をしても構わない
  2. 喪中の期間は初詣をしてはいけない
  3. お寺への初詣は喪中であっても構わないが、落ち着いて過ごすためには推奨されない。お墓参りにしておくべき。

この説の、どれかが間違っていてどれかだけが正しいとはなかなか言うことはできません。神社やお寺によって考え方には違いがみられますし、また地域性やご家族によって考え方が異なるからです。 

初詣は、「おめでたいこと」であるため、喪中・忌中の家庭にはふさわしくない行事とされています。また、神道においては、死を穢れとしてとらえるため、神様のおわす神社にお参りすることはよくないことだと考えられているのです。このようなことから、喪中・忌中期間は、結婚式の慶事などへの参加も慎重にすべきと考えられています。

喪中とは原則として一周忌までのことを指す~喪中とは亡くなった人の喪に服す期間のこと

そもそも喪中とは、原則として、「人が亡くなった翌年である一周忌(またはそのときに営まれる一周忌法要)までの期間」を指します。

つまり、人が亡くなって1年は喪に服すという考え方があるわけです。現在では一周忌(法要)をもって「喪中ではなくなった」と考えるやり方が主流です。

昔は、この喪中期間は、「結婚式をしてはならず、音楽を奏でてはならず、門戸も閉ざし、お酒や肉も慎む期間」と考えられていました。

しかし現在はここまで厳密に行われることは少なくなっています。特に「肉食」に関しては、火葬~繰り上げ法要~精進落としが終わったタイミングで解禁されることが多くなっています(地域やご家族の考え方によっては、通夜のときでも肉を食べることを禁忌としないこともあります)。

もっともこの「喪中の期間」については、ある程度考え方に違いがみられます。

「喪中の期間は1年」としましたが、昔は法律によって服喪期間が定められていて、父母ならば13か月間、養父母ならば150日間、と分けられていました。しかしこの法律は現在では撤廃されています

そのため、現在はこれほど厳密なものではなく、各家の自由采配である程度決めることができるとされています。

「喪中の期間にどこまでやってもいいのか」は、地域性や相談する葬儀会社、宗教、家族によって異なります ただ、これが「忌中」となると話はまったく違ってきます。

忌中とは49日までのことを指す

忌中とは、一般的に、49日までのことを指します。

 「忌中」とは「喪中」の期間に被っているものです。

神道においては、「亡くなった人はもちろん、遺族にも死の穢れ(「汚れ」ではない。また「気枯れ」とすることもある)が及んでいると考えます。

このため、この穢れを神様がおわす神社や、また周囲の人に持ち込んではいけないとされています。またこの期間は、故人の死を思い、悼み、その魂を鎮めるための期間であるとされています。お祝い事などは厳に慎み、「喪中期間」よりも厳しく自分の生活を律さなければなりません。

現在は喪中期間であっても結婚式を行うことなどがありますが、忌中の場合は特段の事情がない限り慶事は慎みます。もちろん、初詣も行ってはいけません。

なお、「喪中」も「忌中」も、宗教によって考え方が異なります。また、服すべき期間も異なります。原則として忌中とは49日までを指しますが、これについて深く見ていきましょう。

宗教と「喪中」「忌中」に関する考え方

宗教による喪中・忌中の考え方の違いと期間は以下の通りです。

喪中期間 忌中期間
仏教 1年間 49日
仏教(浄土真宗) 存在しない 存在しない
神式 1年間 50日
キリスト教 存在しない 存在しない

仏式

仏教における服喪期間は、1年間が基本です。この考え方は広く知れ渡っていますし、また日本で行われる葬儀の多くが仏式であることもあり、特段の記載がないかぎり、この仏教の考え方に基づいて、「服喪期間(喪中期間)は1年とされることが一般的です。

忌中期間は、49日とされています。仏教の考え方では、亡くなった方は7日ごとに審判を受け、49日目に行くべき場所が決まるとしています。このため49日を一つの区切りとしているのです。「四十九日法要」は現在も多くの人が行っている宗教的儀式です(なお、かつては7日ごとに法要を営んでいました)。四十九日法要をもって忌明けとされることが基本です。

神式

神道と仏教は、かつては混ざって存在していました。そのため現在でも、仏教と神道では通じる部分が非常に多いといえます。神式の場合も仏式と同じで、喪中期間は約1年と考えられています。

しかし「忌中」に関しては少し考え方が異なります。神式の場合は忌中期間を「50日」としています。仏教では四十九日法要を営みますが、神式の場合は五十日祭を営みます。これによって、忌があけたと考えます。

キリスト教

「喪中」「忌中」の考え方は、日本のものです。実のところ、キリスト教には「喪中」「忌中」という概念が存在しません。これはそれぞれの宗教における死生観にも関わる話です。このため、原則としてキリスト教の人がさまざまな年始事をすることには問題がないとされています。

ただ、キリスト教の場合は、「1か月後の召天記念日(プロテスタントの場合)もしくは追悼ミサ(カトリック)」をひとつの区切りとする、という考え方もあります。また、喪中ハガキなども必要ありませんが、日本的な慣習の一環としてこれを出すことも多いといえます。キリスト教においてはたしかに喪中や忌中のしきたりに従う必要はありませんが、「絶対に喪中や忌中という概念を持ってはいけない」とされているわけでもありません。

このように、宗教によって「いつまでを喪中とするか、いつまでを忌中とするか」には違いがみられます。また、故人との関係の付加さによって、「いつまで控えるべきかどうか」も違ってきます。さらに、そこにそれぞれの家の考え方や地域性、神社・お寺の成り立ちや人の集まり方などによっても慎むべき期間は変わってきます。ただ、ひとつの目安として、以下の表をまとめましたので参考にしてみてください。

「宗教による考え方の違い」は、「初詣に行ける場所」にも大きな違いをもたらします

「神社」と「お寺」で初詣の違いがあるワケ

「初詣に行く場所」としては、「神社」が有名です。しかし、神社ではなくお寺に行く人もいるでしょう。お寺の場合は神社への初詣とは異なり、忌中・喪中でも足を運んでもいいとされています

「お寺には足を運んでもよくて、神社には足を運んではいけない」と考えられているのには、きちんとした理由があります。その理由は、神道と仏教における死生観の違いや、「死」に対するとらえ方の違いにあります。

神道における「死」についての考え方

神道では、死を「穢れ」と考えます。この「穢れ」とは、「汚れ」と同じ意味の言葉ではありません。穢れは「気枯れ」とも呼ばれています。大切な人が亡くなって気力を失っている状態・エネルギーを失った状態を指すとも言われています。このような状態で、神様のおわす神社にお参りすることは失礼であると考えられていますし、穢れ  が神域や周りの人に及ぶ可能性もあるということで、身を慎むべきだと考えられているのです。加えて、気が枯れている状態でお参りをしても神様にしっかりと向き合えていないため、意味がないと考える向きもあります。 

このような考え方は、神道における「葬儀」にも見ることができます。たとえば、仏教の場合はお参りの対象であるお寺でも葬儀を行えますが、神道の場合は神社では葬儀は行いません。神式の葬儀の場合は葬儀ホールなどがよく使われます。

仏教おける「死」についての考え方

仏教にはいくつかの宗派があり、それぞれで考え方が異なります。ただ、一般的な考え方としては、「亡くなった人は49日間をかけて旅をして、最後の判決でどこにいくかが決まる」とするものです。 

仏教においては、死は穢れとはとらえません。もともと仏教と神道は一体化していたものですが、この2つが分かれる過程で、死に対するとらえ方も変わりました。そのため仏教では信仰施設であるお寺でも葬儀を行うことができますし、忌中・喪中の期間も(考え方にある程度差はあるものの原則としては)お寺にお参りしてもよいと考えられているのです。

信仰対象となる仏様はそれぞれの宗派によって異なりますが、一般的なお参りをする分にはあまり分けてとらえられることはありません葬儀のときには自分の信仰する宗派の僧侶にきてもらいますが、「浄土真宗だから天台宗のお寺に参ってはいけない」などのような決まりがあるわけではありません。なお、葬儀やお参りのときに使われる数珠も、事細かに分けることはできますが、一般の参列者・お参りのときには気にする必要もありません。

ただし、浄在来仏教であり、かつ非常に信者の数も多い土真宗は考え方が大きく異なります。浄土真宗は阿弥陀仏(あみだぶつ)を信仰しますが、浄土真宗の場合はほかの宗派でみられる「49日間かけて旅をする」という考え方はしません。浄土真宗では、亡くなったらすぐに阿弥陀如来によって極楽に連れていかれるため、追悼供養や喪中、忌中の考え方を必要としないのです。「南無阿弥陀仏と唱え、阿弥陀如来を信仰すれば、だれでも極楽に行ける」という考え方は、今よりも貧しい人が多かった時代、多くの人の救いとなりました。在来仏教のなかでも浄土真宗を信じる人の割合が一番多いのは、このような「手軽さ」によるものだと考える人もいます。 

このため、浄土真宗の考え方には、「服喪期間(喪中)」も「服忌期間(忌中)」も存在しません。この期間に初詣に行っても構いませんし、慶事を慎む必要もありません。また、四十九日法要などを営む必要もありません。もっともご家族の気持ちの整理の意味から、四十九日法要を行うこともあります。「しなくても良い」であって、「してはいけない」ではありません。また、「浄土真宗なので初詣には行ってもいいと言われているが、周りが明るいなかで、家族を亡くしたばかりの精神状態で行くことはつらい」ということであれば、無理にお参りする必要もありません。

初詣をする先はお寺でなく神社」という考え方になった理由は?

神社に初詣に行く理由としては、氏神様が祀られているところにお参りし、ご挨拶をするということが挙げられます。

ただ、「お寺にも仏様が祀られているので、お参りをするのが良いのではないか」という考え方のもと、お寺にお参りするやり方も増えています。これの理由としては、もともと神道と仏教が一体化したものであったためとも言われています(諸説あります)。なお、神社にお参りをする場合は二礼二拍手一礼をしますが、お寺の場合は音を鳴らさずにそっと手を合わせてお参りをし、一礼をして下がるというマナーがあります。このように、「初詣の仕方・お参りの仕方」にも、神道と仏教の違いを見ることができます。

次の項目からは、喪中(忌中)によくある質問について答えていきましょう。

喪中の初詣でよくあるQ&Aまとめ

 ここからは、喪中の初詣に関してよくでてくるであろう質問にQA方式で答えていきます。

  • 喪中の初詣でおみくじを引いていい?
  • 喪中の初詣でお札やお守りのお焚き上げをしてもらってもいい?
  • 喪中の初詣で厄払い(厄除け)をしてもらってもいい?
  • 喪中の初詣で合格祈願をしてもいい? 喪中の初詣、参拝マナーはある?
  • 会社の人と喪中に初詣に行ってもいい?
  • 忌中に神社へ参拝してしまった。その後どのように対応するべき?
  • 宗教・宗派によって、喪中の初詣にマナーはある?

喪中の初詣でおみくじを引いていい?

初詣のときには、「おみくじ」を引く人も多いのではないでしょうか。1年の行く先を占うおみくじは、初詣の代名詞ともいえるものです。

この「おみくじ」に関しては、専門家によって多少考え方が異なります。

  1. 忌中ではなくて喪中ならば、おみくじは引いても構わない
  2. 原則として構わないが、喪中の神社来訪を喜ばない神社もある。その場合は避けた方がよい

基本的には「喪中であるから絶対おみくじをひいてはいけない」とはいえません。2のような神社の場合はそもそも初詣に行く場所ではないため、初詣を受け入れてもらえる=引いてもよい と考えてよいでしょう。

ただ、忌中の場合は避けるべきです。忌中期間にどうしてもおみくじが引きたいということであれば、神社ではなく、お寺で引くようにするとよいでしょう。

喪中の初詣でお守りを授けてもらうことには原則として問題はないと考えるべきです。ただし、忌中の場合はお守りをお受けすることもできません。

ただこの場合は、親族にお願いをして受け取ってもらい、そののちに渡してもらうことはできます。代理を立ててお守りを受けることに関しては、多くの神社・お寺で「構わない」としています。また神社によっては、忌明けに受け取りにきてもらえるように……ということで、取り置きをしてくれる場合もあります。

神社・お寺によって多少考え方は異なりますが、「喪中(忌中)だからお守りを受け取れない」ということはありません。 

喪中の初詣でお札やお守りのお焚き上げをしてもらってもいい?

基本的には、喪中の場合は問題がありません。喪中には初詣に足を運んでも良いからです。ただし忌中の場合はこれが禁じられていますから、初詣のときにお焚き上げをしてもらうことはできません。この場合は、以下の3つから方法を選ぶことになります。

  1. 親戚などに託す
  2. 忌中があけた段階でお焚き上げをお願いする
  3. 郵送でお焚き上げをお願いする(対応している神社のみ。要確認。また、別途お焚き上げのための費用が必要になることもある)

どの方法にするかは、親戚の都合や神社側の都合もあります。このあたりの調整が難しい人は、2の「とるようにしてください。

喪中の初詣で厄払い(厄除け)をしてもらってもいい?

忌中ではないのならば、喪中期間でも厄払い(厄除け)をしてもらうことができます。厄払いは「この日までに絶対にやらなければならない」というものではありませんから、忌中明けに行うかたちにすればよいでしょう。

なお、忌中であっても、厄払い(厄除け)ができないのは神社だけです。お寺ならば問題なく厄払い(厄除け)を行うことができます。

喪中の初詣で合格祈願をしてもいい?

お正月の後に来るのが、「受験」です。特に大学進学のための受験を考えている人の場合は、初詣のときに合格祈願をしたいという人も多いのではないでしょうか。

忌中期間の場合は、そもそも神社に行くことができないので、当然合格祈願はできません。「喪中だけれど忌中ではない」という場合は、問題なく合格祈願ができます。また、忌中明けに改めて合格祈願に伺うこともできます。

喪中の初詣、参拝マナーはある?

「喪中だからこれをしてはいけない」というようなマナーは、「忌中は神社に行ってはいけない」ということくらいしかありません。ただ、家族や親族のなかには、忌中ではなくても、喪中にお参りに行くことに難色を示す人もいます(特に亡くなったのが11月中頃などで、「49日は経っているが、まだ亡くなってから日が浅い」というような場合)。

このようなときは時間をとって話し合いをし、お互いの感情のわだかまりを解いてから行った方がよいでしょう。

会社の人と喪中に初詣に行ってもいい?

喪中の場合は、会社の人と一緒に初詣に行っても構いません。問題なのは、忌中の場合でしょう。「忌中のときは初詣は控えるべきだと言われているが、社会人1年目だし、とてもではないが断れる雰囲気ではない」というようなこともあるかと思われます。このような場合は、一度神社に相談をしましょう。やむを得ない場合であるとして、事前にお祓いをしてもらうことで神社に参拝することができるようになることもあります。

忌中に神社へ参拝してしまった。その後どのように対応するべき?

忌中にどうしても神社に参拝しなければならない場合は、事前に神社に相談してお祓いを受けるのが原則です。ただ、うっかりしていて、忌中に神社にお参りをしてしまったという場合もあるでしょう。このようなときは、お参りをした神社に相談をしてみてください。お祓いなどによって対処してくれることもあります。

宗教・宗派によって、喪中の初詣にマナーはある?

キリスト教と、仏教の浄土真宗ではそもそも「喪中」「忌中」という概念はありません。そのため、忌中による制限ありません。。もともとマナーとは、「○○をしてはいけない」ということだけを決めているものではなく、周りへの気配りとして作られたものであるからです。

最後に、軽く、「それ以外の喪中・忌中に関するマナー」についてまとめていきます。

基本的には慎みます。正月飾りには、「一年間をつつがなく終わらせることができた」「神様をお迎えする」という意味を持つものであるため、喪中にある家には相応しくないのです。忌中でないのならばOKではないかと考えるところもありますが、避けた方が無難だといえるでしょう。

基本的には慎みます。正月飾りには、「一年間をつつがなく終わらせることができた」「神様をお迎えする」という意味を持つものであるため、喪中にある家には相応しくないのです。忌中でないのならばOKではないかと考えるところもありますが、避けた方が無難だといえるでしょう。

そのほかの喪中・忌中に関するマナーのまとめ 

お正月には多くの人が初詣に行きますが、お正月に行うことはそれだけではありません。ここからは、お正月と喪中(忌中)に関する「それ以外の部分のマナー」について解説していきます。

  • 仏壇と神棚をどうするか
  • 年賀状を出すのはOK?NG?
  • 結婚式の招待を行けた場合はどうする?
  • おせち料理は食べてもいい?
  • お正月飾りはしてもいい?

仏壇と神棚をどうするか

まず仏壇の場合ですが、仏教では死を穢れとしてはとらえていません。そのため喪中であっても、仏壇はいつも通り開いておいても構いません。お供え物も供えても構いません。なお、お正月には果物などを御供えするところもあるようです。 

神道の場合は、「死は穢れである」と考えます。そのため、忌中の場合は神棚には一切触れてはいけません。神道の場合は葬儀(神葬祭)のときに「神棚封じ(神棚の扉を閉め、白い紙を貼る儀式)」が行われているはずですから、このままにしておきます。

「忌中は明けているが、喪中である」という場合は、しめ縄の交換やお札の取り換えをしても構いません。

年賀状を出すのはOK? NG?

年賀状に関しては、「亡くなった年の翌年の年賀状は出さない」というスタイルが一般的です。忌中が明けていても、喪中であれば出さないのが基本です。代わりに、喪中ハガキを送ります。また現在増えている家族葬などでお見送りをした場合は、この「喪中ハガキ」が亡くなったことを知らせる手段となることもあります。喪中ハガキは12月初旬までに送るのが基本です。

このしきたりは神道も仏教も同じです。キリスト教や浄土真宗の場合は喪中ハガキを用いる必要はありませんが、日本の風習に基づき、これを出すご家庭もあります。

<h3>結婚式の招待を受けた場合はどうするか

かつては、「喪中に結婚式に出ることは控えるべき」という考え方が一般的でした。しかし現在では、「忌中でなければ出席をしても良いのではないか」と考えるケースも多くみられます。このため、基本的には参加する方向で検討してもよいでしょう。

おせち料理についてはどう考える

「おせち料理」は、新年を寿ぐための料理です。慶事の食事とされているため、喪中には控えるのが原則です。ただし現在では、「忌中ならば控えるべきだが、忌中期間が明けているのであれば問題はないのではないか」と考える向きもあります。この場合は、イセエビやタイ、紅白卵などは避けるのが良いでしょう。また、お重を使わないなどの工夫をしたいものです。

もっとも現在は、「自分が亡くなってもこのような制限はしないでほしい」「自分が亡くなった年の翌年には、おせちをお供えしてほしい」と考える人もいます。このような場合はケースバイケースで判断していくことになるでしょう。 

なお、年越しそばは食べても構いません。これは「長いもの=長寿につながるものを食べる」という考え方であり、「お祝い事」ではないからです。

正月飾りについて

基本的には慎みます。正月飾りには、「一年間をつつがなく終わらせることができた」「神様をお迎えする」という意味を持つものであるため、喪中にある家には相応しくないのです。忌中でないのならばOKではないかと考えるところもありますが、避けた方が無難だといえるでしょう。

まとめ

「喪中」とは亡くなってからおおよそ1年ほどまでを、「忌中」とは49日もしくは50日までを表す言葉です(ただし、浄土真宗やキリスト教にはこの考え方はありません)。

喪中の場合は初詣に行っても構いませんが、忌中期間にある間は神社への参拝は行ってはいけません。喪中に初詣をすることについては、3つの考え方があります。

ただ、一番浸透しているのは1の考え方です。 

また、喪中のときは、神棚やおせち料理、正月飾りなどの扱いにも違いがみられます。

ただ、「喪中」「忌中」に関するとらえ方は、ご家族や神社、地域によってある程度変わってきます。またこの概念やマナー自体が、時代の変化によって移り変わっていっているものです。このため、「これが唯一無二の正解である」という回答を出すことはなかなか難しいといえます。

ただ、「守るべきマナー」は、周りの人を不快に思わせないためにあるものです。迷った場合は周りとよく話し合い、どのような方法を選ぶかを考えていくことをおすすめします。

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