今回ライフドットでは、「2020年のお墓参り」に関する調査を実施しました。

2019年との比較、新型コロナウイルスによる影響がどの程度あるのかまとめています。

調査概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:20代~60代以上の男女
  • 調査期間:2020121日~122日  
  • 調査エリア:全国 サンプル数:1,096

2019年と2020年のお墓参りの回数を比較

新型コロナウイルスの影響でお墓参りに行く回数に変化がなかった人が約7割

2020年、新型コロナウイルスの影響によりお墓参りに行く回数に変化はあったかを聞いたところ、「変化なし」の回答が68.0%と最も多く、続いて、「減少した」が26.2%という結果になりました

新型コロナウイルスによるお墓参りの頻度への影響に関するドーナツ型のグラフ

2019年と比較し、2020年はお墓参りに行かなかった人は17.2%から27.3%に!

「お墓参りに行ってない人が10.1%増加!

先程の質問では、お墓参りの回数に変化がないという人が多い結果になりましたが、2019年と2020年のお墓参りの回数を聞いたところ、2020年※1は「お墓参りに行っていない」との回答が27.3%と最も多く、2019年の17.2%から10.1%増加しました。

新型コロナウイルスの影響もあり、お墓参りに行くことを控えた人が昨年より増加したことがわかる結果となりました。※1 2020年は、2020年1月1日から11月30日までを調査期間としています。

2019年と2020年の墓参りへ行った回数に関する棒グラフ

お墓の見直しについて

新型コロナウイルスの影響により、お墓の場所や供養方法を見直そうとした人は約2割

新型コロナウイルスの影響により、お墓の場所や供養の方法について見直そうとしたことはありますか?と伺ったところ、21.5%の人が「お墓の場所や供養方法を見直そうとしたことがある」と回答しました。

新型コロナウイルスによる供養方法への影響を示すグラフ

お墓の場所や供養の方法について見直そうとした理由を聞いたところ、「お墓の管理が難しいから」が57.8%、次に「お墓参りに行きづらいから」が50.4%、「お墓に関する出費を抑えたいから」が37.0%でした。この結果から、新型コロナウイルスの影響で外出しにくい状況となり、お墓の管理が難しく感じている人が多いことがわかります。

新型コロナウイルスによる供養方法変更の理由


お墓の場所や供養の方法についてどんな方法を検討したか聞いたところ、「納骨堂での供養」を考えている人が35.6%、「お墓の引越し」を考えている人が20.7%、「樹木葬での供養」を考えている人が15.6%という結果になりました。管理の負担が少ない供養を考えている人が多いことがわかりました。

供養方法の候補ランキング

オンライン墓参りについて

オンライン墓参りというサービスを知っている人は53.7%と半数以上

オンライン墓参りというサービスがあることを知っていますか?と伺ったところ、知っていると答えた人は53.7%と半数以上がサービスについて知っていることがわかりました。

オンライン墓参りの認知度に関するグラフ


続いて、オンライン墓参りを使ってみたいと思いますか?と聞いたところ、「使ったことはなく、使ってみたくない」と答えた人が6割以上という結果になりました。

「使ったことはなく、使ってみたくない」と答えた人を対象に、オンライン墓参りを使いたくない理由は何ですか?と聞いたところ、「実際に現地でお墓参りしたいから」という人が57.7%と約6割近くに上ることがわかりました。

オンラインサービスの普及が話題となっている昨今ですが、お墓参りは実際に現地で行いたいという人が多いことがわかりました。

オンライン墓参りを使ってみたいかというグラフ

墓じまいについて

墓じまいについて抵抗感や後ろめたい気持ちがない人は4割以上

「墓じまいという言葉を聞いて、抵抗感や後ろめたい気持ちはありますか?」と聞いたところ、抵抗感や後ろめたい気持ちがあると答えた人は36.2%、抵抗感がないと答えた人は43.1%という結果になり、意外にも墓じまいに抵抗感がない人が多いことがわかりました。

墓じまいに対する意識調査のグラフ


墓じまいに抵抗感があると答えた人に対して理由を聞いたところ、「先祖に申し訳ない」と考えている人が56.9%と半数以上になりました。

次に、「親戚に反対されそう」と回答した人が15.4%、「先祖に祟られそう」という答えが13.6%となりました。受け継がれてきた先祖供養の形を、大切にしたいという気持ちが表れていると考えられます。

墓じまいを後ろめたいと思う理由ランキング

それでも、「なかなかお墓へ行けずに掃除ができない」「何年もお線香をあげていない」という場合は、墓じまいを選択することがご先祖様にとって良い選択の時もあるでしょう。

石のお墓と比較して管理の手間が抑えられる納骨先も最近は増えています。気になる人は、「【完全版】墓じまいの費用相場・手続きの流れ・トラブル事例を徹底解説」の記事で墓じまいの流れを確認してみましょう。

お墓の専門家からのコメント

2020年は新型コロナウイルスの影響で、お盆やお彼岸の時期に帰省の自粛が取り上げられた一年でした。しかし、お墓参りに行く頻度に関しては約7割の人に変化がないという結果になりました。また、「オンライン墓参り」や「墓じまい」への抵抗がある理由を見ても、ご先祖様を大切にされる気持ちをお持ちの人が多いことが分かります。

特に「オンライン墓参り」に関しては、半数以上の人が「利用したくない」と回答していることをふまえると、昨今のオンラインサービスの普及とは相反する傾向が見られました。新型コロナウイルスに関しては、まだまだ油断ができない状態です。来年以降もwithコロナでの行動が続いた場合、「オンライン墓参り」への意識がどのように変化するか気になるところです。

最後に、物理的にお墓の掃除や管理が困難なときは、「墓じまい」や「お墓の引越し(改葬)」をお勧めします。どんなに先祖供養の形を大切にする気持ちがあっても、放置されるお墓よりは代理で丁寧に管理をしてくれる場所にご遺骨を預けられるほうがメリットがあります。

無縁仏にしないためにも、早めの選択がご先祖様を想う供養に繋がるでしょう。(ライフドット担当者:橋本寛奈)