お盆、お彼岸とご先祖様の供養にまつわる行事が過ぎ、「お墓」について意識をしている人たちは増えているのではないでしょうか。そういったなかで、若者向けのテレビ番組やSNSで時々話題になるのが「お墓に対する価値観」です。

今回ライフドットは、将来的にお墓を継いでいく世代である若い世代を対象に、「お墓に対する考え」を調査しました。

調査概要:若い世代のお墓に対する意識調査

調査方法:インターネット調査
調査対象:直近3年間で「お墓」のことを考えたことがある18歳~35歳の男女
調査期間:2020911日~915日 
調査エリア:全国 サンプル数:610

9割近くの人が「ご先祖様を祀るお墓」がある

今回調査をした人たちのなかで、ご先祖様を祀っているお墓が既にあるかについて調査しました。

先祖のお墓があるか・ないかの調査結果

調査結果を見ると、9割近く(88.0%)の人がご先祖様を祀っているお墓があると回答。この調査に回答した人の大半に、家族のお墓があるということがわかりました。

それでは次に、お墓参りには皆さんどの程度行かれているのか調査しました。

年に1回以上「お墓参り」する人は74%!

年に1回以上お墓参りにいくかどうかの調査結果

年に1回以上お墓参りを「する」と回答した人は、全体の74%となりました。若い世代の半数以上の人が、お墓参りには年に1回以上行っていることがわかりました。お墓参りに行く習慣が根付いてることがわかりましたが、自発的に行く人もいれば、家族に連れられて行く人など理由はさまざまありそうです。

それでは、次に「お墓」の存在についてどのように思っているのか調査しました。

「お墓」が必要だと考える人は60%以上!

お墓が必要かどうかの調査結果

あなたは「お墓」が必要だと思いますか?という質問に対し、「はい」と回答した人は63.9%いました。ご先祖様を祀っているお墓がある人が88%いることを踏まえるとやや低いですが、「お墓は必要ない」と回答する人(22.3%)の約3倍という結果です。

頻繁にメディアで取り上げられる「お墓不要論」ですが、若い世代の人たちでは「お墓必要論」の方が高いということがわかりました。

お墓の必要・不要に対する理由

先ほどの質問で、「お墓は必要」と回答した人(390人)と「お墓はいらない」と回答した人(136人)にその理由を聞きました。

お墓が必要・不要に関する理由の調査結果

「お墓は必要」と回答した約半数(47.4%)の人が、その理由を「家族の繋がりを感じられるから」と回答しました。この結果から、お墓があることで家族と自分との繋がりを改めて考えることができる場所として思っているということがわかります。次に多い理由として、「ご先祖様をしっかりと供養したいから」と37.2%の人が回答しました。

一方で、「お墓は不必要」と回答した人の理由として一番多いのが「必要性を感じない」で40.4%います。次いで多い回答として、「管理の手間がかかるから」という理由を選んだ人は37.5%います。

「お墓」に対するイメージで57.4%の人が「管理が大変」と回答

お墓の必要・不必要に関わらず、この世代の人たちが「お墓」に対してどのように思っているかを調査しました。

お墓に対するイメージ調査結果

最も多い回答として、「管理が大変」というイメージが57.4%。次いで「お金がかかる」というイメージが56.1%で、いずれも半数以上となりました。お墓は必要だと思っている人が多い一方で、お墓に対してネガティブなイメージを持つ人が多いことがわかりました。 

それでは、そういったイメージを持っている人たちは、自分が亡くなった後にどのようにしてほしいのでしょうか。こちらも調査しました。

従来型の石のお墓を希望する人が最も多い

死後のご遺骨に関する意識調査結果

「自分が死んだときに遺骨をどのようにしてほしいですか?」という質問に対して、「石のお墓におさめる」と回答した人が30.8%で最も多くいました。

2番目に多い回答の「海に散骨する」が14.4%のため、その差は2倍以上あります。従来型のお墓と海への散骨は、遺骨の扱いに関して真逆の供養方法となります。数値として倍以上の差はありますが、1番人気と2番人気という事実を踏まえると、価値観の多様性を感じます。

まとめ

今回の調査では、若い世代の人たちも「お墓は必要」だと考えている人が多いことがわかりました。しかし一方で、お墓に対してネガティブなイメージを持っていることもわかりました。

今後、お墓の形はどんどん多様化していきますが、「家族(ご先祖様)と繋がりを感じられる」場所というお墓の価値を大切にしてもらうために、ネガティブなイメージを払拭する必要性がありそうです。