公園墓地の特徴からメリット・デメリットを紹介!知っておきたい墓地情報

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お墓を建てる場所は、宗派や立地、費用などの条件をもとに探す方が大半です。

それらに加えて、墓地の雰囲気が自分たち家族に合うか否かもとても大切なポイントだと思います。

今回ご紹介する「公園墓地」は、花や木など自然豊かなのが特徴の墓地です。

ところで、公園墓地を候補の一つとして検討されている方のなかには、さまざまな疑問や不安をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 「公園墓地って、お墓と公園が両立している場所?」
  • 「公園墓地って一体どういった場所のことなの?」
  • 「公園墓地を検討しているけど、広すぎてお墓参りが負担にならないか心配」

寺院の中にある墓地から近代的な霊園など、最近ではさまざまな墓地があり、その特徴は混合されるようになってきました。

この記事では、公園墓地の特徴や他の墓地と比較したときの違い、墓地の使用料の相場などを解説しています。

公園墓地について詳しく知りたいと思っている方や疑問に思われている方の解決のお手伝いとなるでしょう。

公園墓地の特徴と良い点・悪い点

そもそも公園墓地とはどういう墓地のことを言うのでしょうか。
良い点と悪い点も合わせて説明していきます。

公園墓地って、どんな墓地?

公園墓地とは、公園のような明るくきれいな環境を持つ墓苑のことです。「霊園」などとも呼ばれます。

お墓へのお参りだけでなく、そこまでの道のりとして緑の中を散策したり、休息したりすることのできるレクリエーション的要素を持った墓地のことです。都市計画法では、面積の3分の2以上を園地とすることを定めており、都道府県知事が設置します。

都営霊園もドイツの森林墓地を参考に「霊園」と「公園」の共存を目指した

東京都営霊園を参考に、公園墓地の特徴を見てみましょう。
東京都公園協会は都営霊園についてこのように述べています。

都立霊園のうち、郊外の霊園は、大正12年(1923 年)にドイツの森林墓地を参考に建設された多磨霊園を始めとする公園墓地(修景墓地)として形成される一方、区部における 霊園は、「霊園」と「公園」が共存した空間として、霊園利用者だけでなく、広く都民が憩うことのできる、その地域を特徴づける貴重な公共空地としての役割を担ってきました。

『今後の公園緑地の管理運営に向けた取組方針』より 平成26年7月

多摩霊園や小平霊園などの郊外部の霊園はドイツの森林墓地を参考にし、また青山霊園や雑司ヶ谷霊園などの都心部の霊園は公園と共存した空間を目指したのです。

筆者も、雑司ヶ谷霊園にある夏目漱石などのお墓を見に散策したことがあり、池袋から少し離れた閑静な墓地は、それ自体が公園であり、観光資源でもあると言えるでしょう。

特徴1.公園墓地は敷地面積が広い

さて、上記のように都営霊園だけをイメージしてもらえれば分かると思いますが、公園墓地は全体の面積のうち、公園の部分を3分の2を有していなければならないので、必然的に面積は広くなります。

公園墓地の中を車で走ることもできますし、墓地によっては路線バスが走っているところもあります。
寺院墓地や地域の共同墓地に比べると、公園墓地ははるかに広いのです。

特徴2.敷地内には自然があふれている

敷地内には自然があふれています。植木や並木道や、途中には腰掛けて休むことのできる東屋やベンチなどもあり、季節の花が咲き誇り、写生する人もちらほらと見かけます。

お墓参りのあとにお弁当を広げる人と筆者は何人も出会いましたし、桜の季節になるとお花見をする人、お墓参りではなく散歩する人、通学路として通り抜ける人など、公園としての機能を充分に果たしています。

広場でフットサルをしたり、幼稚園の運動会の会場にしているところを見たことだってあります。

亡くなった人も明るい雰囲気の中で眠ることができ、お参りする人もお墓がより身近に感じられるのが公園墓地のよいところです。

特徴3.民営と公営のどちらからも選べる

公園墓地は民間墓地にもあります。墓域の中をたくさんの緑で囲んで上げたり、「○○ガーデニング霊園」のように墓地の名前に「ガーデニング」などの冠をつけるところもあります。

欧米風の公園墓地、バラ並木に囲まれたり、芝生やレンガを敷き詰めたり、さまざまな明るい公園墓地が登場しています。

民営墓地の場合、デザインの自由度が高く、公営の公園墓地よりもより個性的なところもあるでしょう。

公園墓地の良い点

  • 明るい雰囲気
    とにかく明るい雰囲気のなかでお墓参りをすることができます。
    日本人は死を穢れ(けがれ)として捉える考え方を持っていたので、墓地は「こわい、くらい、きたない」場所であるという観念が強かったのです。

    いまではそのようなことは昔ほどにはなく、明るい雰囲気の中でお参りすることができます。
  • バリアフリー対応
    また、園内を気持ちよく散策できるようにとバリアフリー設計になっている所も多いです。

公園墓地の悪い点

  • 園内の移動距離が遠い
    敷地が広い分、お参りまでの距離が遠いことが起こりえます。
    園内の入り口や駐車場の入り口まで相当な距離を歩かなければならないかもしれません。

    お墓参りのお花や荷物を持って、お盆の時期などにこうした距離を歩くのは苦痛かもしれませんし、高齢者の人にはいっそう不便でしょう。
  • 公園利用している人たちが気に障る
    公園として敷地内を利用している人が、お参りの人たちの邪魔になることもゼロではないでしょう。

    筆者が知るとある地方都市の公園墓地では、散歩や散策だけなく、広場でテニスをしたり、幼稚園の運動会が行われたり、部活の練習場として使われたりしているのを見かけます。

    お墓はあくまでも故人を偲ぶ場なので、お墓参りの際にそうした人たちが気に障ることもあるかもしれません。

公園墓地と一般墓地との違い

公園墓地と一般墓地(寺院の境内墓地や地域の共同墓地)との違いを列挙しました。

  • 機能面での違い
    公園墓地はお墓までの道のりを自然の中を散策するように歩くことができます。
    一般墓地には公園としての機能がないので、お墓参りのための場所だと言えます。
  • 費用面での違い
    費用は「公園墓地だから…」「一般墓地だから…』という傾向は特にはありません。
    都心や市街地に近い方が高く、郊外に行くほど安くなるというのが傾向でしょう.
  • 宗派の受け入れについての違い
    公園墓地は宗派による受け入れの制限はほぼありません。
    公園はすべての市民向けに作られた憩いの場ですから、そこに付随する公園墓地もすべての市民向けのものです。

    そのため「信教の自由」が保障され、どの宗教を信仰していようと墓地を取得することができます。
    一方寺院墓地は当然その寺院の宗派に制限されることになります。
  • 建っている墓石の種類についての違い
    公園墓地では洋型のお墓が多いでしょう。民営のガーデニング霊園では特にその傾向は顕著です。ガーデニング霊園は全体的に欧米の雰囲気を演出していることが多いため、洋型のお墓が選ばれやすいようです。

    一般墓地では新旧さまざまなお墓が混在していますが、比較的和風のお墓が多いでしょう。

公園墓地を選ぶときに気をつけること 

公園墓地は本当に自分に適しているのだろうか。その雰囲気だけでなく、総合的に判断しましょう。

  • 高齢になってもお参りしやすいですか?
    ただ緑の多さに心を奪われるだけでなく、園内の広さや自分が取得する墓地の場所などをきちんと見極めましょう。
  • 設備はきれいに整っていますか?
    水回りやゴミ捨て場などの環境を見ることで、その霊園の日々の管理の姿勢が見て取れます。
  • 費用は自分たちの予算にあっていますか?
  • 宗派の制限はありませんか?
  • 石材店は指定ですか?
    民営墓地の場合、とく石材店が指定されています。
  • 抽選倍率をご存知ですか?

    公園墓地は人気が高く、申込が重複すると抽選になるため、希望の場所が取得できないことの方が多いようです。

公園墓地をおすすめしたいのはこういう人

このような人は公園墓地がおすすめです。

  • 明るい雰囲気の中でお墓参りしたい人
  • 明るい雰囲気の中で埋葬されたい人
  • 従来のお墓の雰囲気がイヤな人
  • お花に囲まれた霊園が好きな人

従来の墓地の雰囲気ではなく、新しく明るい墓地の雰囲気を望む人は公園墓地がおすすめです。

公園墓地を選ぶのに向いていない人

  • すでに墓地を取得している人
  • どこでもいいからとにかく安く墓地を購入したい人
  • 寺院の近くにお墓を建てたい人
  • コンパクトにお墓参りを済ませたい人

価格や距離や付き合いなどを重視して、墓地の雰囲気にこだわらない人は構わないでしょう。

墓地を選ぶための4つの流れ

ここでは、公園墓地を取得するための流れをご説明します。

1.広報紙やホームページから情報を集める

まずは広報誌やホームページをチェックしましょう。民営墓地の場合は目を引くホームページや広告が作られていますが、公営墓地の場合は、商用目的ではないので、広報なども地味に行われるために、こまめにチェックしましょう。

2.応募資格・使用規定を確認する

自分たちに応募資格があるか。墓地を取得したあとの使用規定が厄介でないかなどを確認しましょう。

3.見学をして実際の雰囲気を確かめる

申し込みの前には必ず現地を見学しましょう。現地に立ってみるからこそ、分かること、感じることもあるでしょう。

4.墓地取得の申し込みをする

気に入った場所があれば申し込みをしましょう。

ただし、公営墓地の場合は空きが少なく人気が高いために抽選となることが多いのです。
しかも抽選の時期も決まっています。常時売り出しとばかりはいかないようです。

まとめ

公園墓地は、霊園としての役割を公園としての役割を果たす墓地です。
明るい雰囲気の中でお墓に入ることができ、お参りすることができます。

園内の面積が広いことや、人気が高いことなどのデメリットもありますが、お墓参りが明るい雰囲気になるのはとてもいいことだと思われます。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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